東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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<   2009年 01月 ( 7 )   > この月の画像一覧

暦では今は大寒の季節だ。七十二候では「水沢腹堅」と云う。沢に分厚い氷が張る頃と云う訳だ。今日は朝から曇り空だし、寒いね。
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昨日は目黒不動尊にて植木市が催されていた。
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ボケの花や梅の花が小さな鉢の中で見事に咲き誇っていたナ。
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キジ鳩も長閑に餌を探していた。二月になれば、ウグイスの啼く声も聴こえて来るだろうか。

週末の「宇ち多”」通いは相変わらずだが、ここ最近「四時秋元屋」ってのが増えて来た。仕事でも毎週高田馬場から西武線に乗って狭山の方まで出掛けているが、日曜の夕方も野方通いが定番になりつつある。
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神保町仲間や立石仲間も自然に集って来ており、「やぁやぁどうも、いぁどうも」と高田渡的飲ん兵衛親爺の集いとなる。開店前の世間話と云えば、矢張り呑んだくれの僕らのコト、「秋元屋の次はどの店に行こうか?」って事になるのだ。

先日は、カウンター席と奥のテーブル席に分かれて、僕らはテーブルに腰を落ち着けた。一人だとカウンターが良いが、案外奥の冷蔵庫前辺りはお気に入りの席でアル。先ずはナンスラ(軟骨スライス)をアテに冷たいビールで乾杯し、じっと焼き物を待つことに。
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此処の豆腐の入った煮込みもスバラシイね。
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秋元屋のもつ焼きと云えば、なんてったって僕はレバ味噌、カシラアブラ味噌、カシラ塩、そしてシロ生醤油が好物だ。秋元屋の味噌ダレは実に美味い。思わず唸ってしまう程だが、最初に食べた時の衝撃は今も忘れない。
一通り好きな串を攻めたら、あとはのんびりとその日の気分で追加だ。
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ガツ酢の甘酸っぱさも、むふふなのだ。

そして、酒はビールから豆乳割りへ。金宮焼酎を入れた冷ジョッキに調整豆乳がたっぷりと入る。
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あの紀文の調整豆乳ってハマるね。
そう云えば僕がずっと勘違いして調整豆乳の事を整腸豆乳だと思って喋っていたら、ひとみ姐さんから「成長なんかしねぇよっ!」とツッコまれてしまった。トホホ。
でも、グリーンのパッケージに千鳥が飛ぶ紀文の豆乳はハマるのだ。
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この上ミノ串も美味いねぇ。
白鵬と朝青龍の優勝決定戦を見終わり、豆乳割りもたっぷりと呑んだ。外は相変わらずの行列が出来ていたし、我々も次へと移動。またも地元住人の荒木さんの誘導で一駅をのんびりと歩くことにした。
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そして、先週に引き続き居酒屋「竹よし」の暖簾をくぐり、刺身をつまみながら熱燗だ。
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この、牡蠣のふわふわ焼きもスバラシイネ。
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あぁ、刺身もかき揚げ天ぷらも美味かった。
この晩の「竹よし」も大変愉しく酒が吞めたね。

さて、酔いどれご一行は更に都立家政でハシゴ酒。
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沖縄料理の居酒屋「島の唄」にて酩酊したのであった。ところで、このボトルって空いたんだっけ?例によって記憶無し。参りました。
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by cafegent | 2009-01-29 18:39 | 飲み歩き
夕べは恵比寿「縄のれん」にてハイボールに酔いしれていた。
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先日、酒場の朋友フルさんがとても興味深い数字を記してくれた。これがとんでもなく凄い数字なのだナ。
2008年に神保町の「兵六」に通った回数が、なんと129回である。前年より数日少ないのだが、店の営業日数が232日と云うから、半分以上通っていると云う事になるのだ。インフルエンザで大人しく寝込んでいる合間にずっと計算していたなんて、スバラシイ!
でも、凄いなぁ、どんなに熱があっても酒の事が離れないなんて、うーん素敵!

そんな訳で、僕も手帖をとりだして酒日記を辿ってみたのだヨ。そうしたら、意外な事実が。ふだん、一番通っていたかナ、と思っていた酒場よりも家から随分と遠い処に通っていたのだネ。
一番通ったかなと思ってた渋谷のんべい横丁の「NON」は62回だった。

で、立石「宇ち多”」は、なんと70回も通っていたのだ。まぁ、土曜日はほぼ口開けに行ってた訳だし、それにたまの平日を加えればそうなるのか。いやはや、自分でも驚いている。
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でも、宇ち多”の場合は強者揃いだからネ。土曜日以外は毎日来るって人も居れば、毎日着物姿の親爺さんは宇ち多”以外で酒は呑まないそうで、此処が営業している日はよっぽどの事が無い限り口開けに並んでいるのだ。年間250日以上、通っているのだから脱帽でアル。

その次に通ったのは恵比寿の「もつ焼き 縄のれん」だった。此処は37回、まぁ月に3回ってところか。後は、武蔵小山「牛太郎」、神保町「兵六」、恵比寿「カドヤ」と続くのだ。
まぁ、今年は「兵六」が一番多くなりそうだがネ。

そんな中、雷門の「簑笠庵(さりゅうあん)」は10月に開店したばかりだと云うのに3ヶ月の間に16回も通っていた。これは可成りのハイペースだね。開店当時はほぼ毎晩通っていた青山の「なるきよ」は月に1、2度のペースになったが、新しいお客さんがひっきりなしに増えているから、丁度よい回数かもしれない。

毎日、何処かしらで呑んだくれている訳だから、それ以外に行った酒場は数知れず。100軒以上は越えているかナ。内蔵食って酒呑んで、自分の内蔵壊してるのだから、我ながら呆れるね。まったく。

さて、週刊文春の中のコラム「本音を申せば」に面白い話を見つけた。小林信彦氏はクリント・イーストウッドの映画が大変お好きらしい。

「イーストウッドが映画を撮らなくなったら、ハリウッド映画の終わりだ...うんぬんかんぬん」と記してある。いや、全く同感だ。彼ほどハリウッド映画を愛し、研究し、素晴らしい映画を世に送り出している監督が居るだろうか。

そのコラムの中にも書いてあったのだが、イーストウッドは、最近の俳優たちがもう馬に乗れなくなったから、と云う理由で西部劇を撮らなくなったそうだ。さらに小林氏は、実際イーストウッドが撮った「許されざる者」がハリウッド映画最後の西部劇だと言い放っているのだ。それ以後も西部劇もどきの映画は作られてはいるが、本物の西部劇では無いと断言している。「そうだ、そうだ、その通り!」と僕も病院の待合室で一人頷いているのでアル。(そうそう、今朝は胃の内視鏡検査だったのだ。胃カメラって鼻から入れても、やはり喉でゲゲってなるのネ。)

僕はこの「許されざる者」がDVD化された時に真っ先に5.1サラウンドシステムを手に入れた。自分の背後から、誰かが劇鉄をカチャリと下げる音に身を乗り出して興奮したのを今でも忘れない。でも、この時も思ったが、やはり映画は劇場の大画面で観るのがイイネ。

もう可成り前のこと、80年代半ばだろうか、クリント・イーストウッドが主演・監督を務めた映画「ホンキートンク・マン」が公開されたのだが、なんと地方公開のみで都内での上映館はゼロだったのだ。その時、誰が調べたのか、一番近い上映館が宇都宮だと云う事が判明。ひとみ姐さんとか今は亡き我らの友人クリボーたちと、この映画を観るためだけに遠出したことがあった。息子のカイル・イーストウッドも映画初出演だし、何と云っても酔いどれのカントリー歌手を演じたイーストウッドの歌が最高にシビレたネ。その後、「センチメンタルアドベンチャー」と云う邦題が付いて、再公開された時もやっぱり観に行ってし、サントラ盤も手に入れた。これは、今聴いても良いアルバムだ。バーボンのロックでも呑む時にゃオススメだね。

クリント・イーストウッドの撮る映画はサスペンス、恋愛、ヒューマンドラマ、娯楽、ハードボイルド、マニアックな映画有りと実に多彩だがそのどれもが往年の名作映画を彷彿させるカット割やオマージュなどが隠されている。(と、勝手に解釈しているのだが..)

で、今回のイーストウッド監督の最新作「チェンジリング」も期待に十二分に応えてくれそうな映画らしい。1920年代のアメリカで起きた或る事件が実話の映画化だが、魅惑の下唇を持つアンジェリーナ・ジョリーを主役に向かえ、どんな作品に仕上がっているのだろうか。そして、小林氏のコラムによれば、この映画でも往年の映画へのオマージュを忘れていないとの事だ。さぁ、早く劇場で観たいのだナ。
「チェンジリング公式サイト」
サントラ盤は先に手に入るので如何かな。
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オリジナル・サウンドトラック Changeling
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by cafegent | 2009-01-22 20:35 | ひとりごと
新年が明けて、1月ももう後半折り返しとなった訳だが、年明け初めてお会いする方からお年賀代わりの手土産を戴く事が多い。そして、知ってか知らずか僕はすこぶる甘いもの好きなので、どら焼きとか豆大福、鯛やき、ナボナ等々の甘味を戴くのだ。

先日もひとみ姐さんから「とらや」の羊羹を戴いたのだが、他の知人からも「銀座あけぼの」の羊羹を戴いた。
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どちらも正月仕様で今年の干支の丑の絵などが描かれている。この一口サイズの羊羹は珈琲を飲むときのお茶請けにも丁度良い大きさだ。
その昔、石坂浩二演じるCMで「バーバーバーバー、チョコッバーァ!」ッてのが流行ったが、この羊羹だって「痛快丸かじり」な訳だ。まー、どーでもいーケド。

そして、もう一つ美味しい手土産のおハナシ。
小田原駅近くの路地裏にひっそりと佇む昭和な雰囲気たっぷりのパン屋さんが在る。ちょっと見はまるでお豆腐屋さんと見まがう様な店構え。

「守谷のパン」は神奈川の友人たちの間では知らぬ物が無いくらい人気の街のパン屋さんでアル。地元の連中の学校給食は、この「守谷のパン」だって云ってたしナ。此処は今どきのパン工房などと違って、種類もいたって少ない。あんぱん、クリームパン、ロールパン、等々なのだ。それでも大人気でいつも行列をなしている街のパン屋さんなのでアル。

此処の名物と云えば、何てったって「あんぱん」だ。皮が薄くて中はびっしりと餡が詰まっている。もう殆どあんこを食べているって感じなのだナ。余り甘過ぎない所も良い塩梅である。此処は小学校の頃に食べた昔懐かしい味に出会えるホッコりとした気分になれる。そんな素朴な店なのだが、朝から行列もしばしばなので、やはり皆懐かしい味を求めて買いに来るのだろうか。

そんな「守谷のパン」の甘食を手土産に戴いたのだ。
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これも随分と懐かしい味わいだ。甘食と云えば本郷の「名月堂」が有名だが、バターと卵をふんだんに使っているのでどことなくカステラの様な味わいだ。
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こちらが「名月堂」の甘食ね。

だが、「守谷のパン」の方はもっと素朴と云うかカステラでは無くて、ボーロの様な口当たりなのでアル。でも、これをひとたび牛乳に浸して食べれば、小学生に逆戻りの味になる。バターを塗っても美味いのだ。
あぁ、こんな嬉しい手土産はいつでも大歓迎だね。

そしてナント、この「守谷のパン」の賛歌が有るのだ。偶然、サイトで見つけたのだけれど、この歌を聴いたら、ホラきっと小田原にパン買いに行きたくなる筈さ。
「守谷のパンのうた」

ちなみに、此処の餡ぎっしりのあんぱんの味が恋しくなったらば、武蔵小山パルム商店街に在る手作りパンの店「こみね」のあんぱんがオススメだ。これも想像を絶する程あんこが詰まっているのだから。むふふ。あぁ、食べたくなってきた。

さて、先日雷門の「簑笠庵(さりゅうあん)」へとお邪魔した。正月3日の新年会以来だったから、2週間程のご無沙汰だったかナ。

此処では先ず中瓶で喉の乾きを潤し、芋焼酎の「兵六呑み」が定番となってきた。この「兵六呑み」ってのが芸術の世界で云う所の「本家取り」なのだナ。
百人一首などで漢詩を引用して歌を詠むのが「本家取り」だ。浮世絵でも「広重の本家取り」ってのがあるよネ。

神保町の酒場「兵六」では必ず芋焼酎を頼むと備前焼きの徳利に一合入った薩摩無双が燗で出されるのだ。そして、小さなお猪口と共に小さな薬缶が一緒に添えられる。

お猪口に熱い白湯を注ぎ、其処へ無双を入れるのだ。これが最高に躰に優しく、そして美味いのでアル。僕はこの呑み方になってから、芋焼酎は「兵六呑み」が一番だと思っている。そんな訳で、此処「簑笠庵」でもこの呑み方が馴染んで来た。
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で、何故に此処が「本家取り」なのかと云えば、こっちは白湯を入れる小さな薬缶も南部や京都の鉄瓶と随分立派な代物になっているし、徳利だって作家モノの備前焼きなどでアル。
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凝り性の(いや、失敬!趣味人の)山本さんがこまめに全国から探し当てた値打ちモノの鉄瓶を丁寧に磨いて手入れを施してカウンターの上に飾ってあるのだナ。
ただ、難を云えば、だんだんと酔いが廻ってくると、鉄瓶を持つ手がグンと重くなってくるのだネ。そして、ついウトウトとカウンターの上で船を漕いでしまうと鉄瓶の持ち手にゴツンとおでこを打ち付ける羽目になるので注意が必要だ。なんちて。

この日は、鳥わさを肴に兵六呑みだ。山本さんに戴いたイクラの醤油漬けも酒がススむ。嬉しいね、愉しいね。

お酒に欠かせないお猪口のコレクションにまた新しい仲間が加わった。
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正月にライターの森さんから戴いたと云う唐津焼きのお猪口だ。へぇ、右の二つは唐津焼だって判るけれど、左のも唐津焼なんだね。こんなの初めて見たナ。でも、素敵だね。

次回はどれで呑もうかな。と思っている所へ「兵六、来ない?」とひとみ姐さんからのお誘い。一人息子のオーちゃんと待ち合せてるらしい。「簑笠庵」のお二人にも「早仕舞いして一緒に兵六、行こうよ」って誘いたかったが、商売の邪魔をしちゃイカンと一人で向かうことにした。(当たり前か)
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で、これが本家「兵六呑み」なのでアール。この薬缶も年期が入っててナイスでしょ。
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こうして、夜が更けて行くのでアル。さて、今宵は何処へ消えようか。
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by cafegent | 2009-01-21 19:35 | ひとりごと
先週、今週とずっと撮影が続いている。それぞれの仕事によってカメラマンも違うのだが、三人三様で皆それぞれの持ち味が有って誰に撮ってもらうかを決める時がとても楽しみなのであル。さて、どんな写真の仕上がりになるのだろうか、それはもっと楽しみなのだ。
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その撮影に向かう途中、山手線の中で久しい友人に再会した。

彼と仕事でしょっちゅう会っていたのは、もう20年程前の事。彼の名は松浦弥太郎さん。新聞や雑誌などで良く目にしていたので彼の近況は何となく判っていた。中目黒の本屋さん「COW BOOKS」も二軒に増えており、年に何冊かは本も執筆しているそうだ。でも、何よりも彼の仕事で注目を浴びたのは昭和が誇る名雑誌「暮らしの手帖」の編集長になったことだろう。松浦君とよくお会いしていた頃、僕の職場の隣に古い住宅の「暮しの手帖社」が在った。当時はもう創刊者の花森泰治さんは他界していたが、花森さんの志を受け継いだ編集者たちがとても素敵な雑誌を創り続けていた。

松浦君が新編集長になってからも、僕はちょくちょく「暮しの手帖」に目を通している。彼はとても素晴らしい編集者だと思う。先日、彼に会った前日も偶然書評を読んで欲しくなったモノがあった。その「バナナは皮を食う」と云う本も彼の会社が出していた。過去の「暮らしの手帖」に掲載された多数の「食」のエッセイの中から女優、壇ふみさんがセレクトしたモノだ。
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バナナは皮を食う―暮しの手帖 昭和の「食」ベストエッセイ集

翌日、早々に彼から「暮らしの手帖」の最新号が送られて来た。ありがとう、嬉しいねぇ。
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我が家に昔から有る「おそうざい十二カ月」は、今でも煮物などを作る時にページを開き参考にしている。家庭料理と云うモノはずっと受け継がれていく味なのだから、しっかりと学びたいものだ。でも、母の代からの本なので、すっかりボロボロだけれどネ。

暫く会っていなかった二十年の歳月の出来事でも語りながらゆっくりと彼と酒を酌み交わしたいものだナ。

先日、神保町呑み仲間の内田君と立石「宇ち多”」へと呑みに行く。昨年から何度か一緒に行っているのだが、同じウチダ同士で是非とも馴染みの酒場にしてもらいたいものだ。
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この日も11時ちょい過ぎには暖簾が下がった。開店と同時に満席となり店内は活気満ち溢れるのだ。オヤ、写真ブレブレだ。失敬。
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二人仲良くホネを分かち合い、梅割りに酔った後は早々に引き上げる。外を眺めれば、後ろも前も行列が出来ているものネ。とは云え、宇ち多”を出たのはまだ12時前だ。さて、何処へ行こうか。「倉井ストアー」でも良いし、「えびすや食堂」って手もある。で、今回は立石仲見世を真っツぐススミ、通りの向こうの路地へ。ホラ、昼前だと云うのに赤提灯が灯ってる。嬉しいね、愉しいね。「ゆう」の暖簾をくぐる事にした。
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内田君はレモンサワーで僕はお湯割りだ。約一時間、宇ち多”の前で待っていると、いくら焼酎を呑んでも躰が芯から冷え込むネ。ママの愛情たっぷりのお湯割りで小心も躰もホッと温まるのだナ。

ほんのりと甘い味噌味の「シソ揚げ」を肴に酔っていると、ママから小さな贈り物を戴いた。
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今年の干支のお守りだ。よし、呑み歩き用のバッグに忍ばせておこう。

この前の土曜日は朝からちょいと仕事が有ったので、「宇ち多”」の口開けには行けなかった。それでも彼処の煙りが恋しくて、午後頑張って行ってみたのだが、三時だと云うのにもう店仕舞いだったのだ。「ごめんねーっ!遅いよ、もう」との掛け声に仕方ないかと諦める。
あぁ、残念。前は4時頃までなら何とか入れたものだが、朝から引っ切りなしに満員御礼だと何も無くなってしまうのだネ。

朋あんちゃんと立ち話をして口開けに誰が来たかを確認し、立石を後にした。他に誰か居れば、「串揚げ100円ショップ」とか「鳥房」辺りでも良かったのだが、ちょっと散歩して行こうと鐘ケ淵辺りを散策。
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よし、4時ちょい前に「丸好酒場」に到着だ。
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何と云っても、此処は独り酒も愉しい酒場だからネ。

ガラリと戸を開ければ、久しぶりに親爺さんにお会いした。体調を壊していたと聞いていたが、おもったより顔色も良かったナ。店にはまだ立っていない様子だけど、うん、少し安心。2、3人しか居なかったカウンターも開店時間の4時丁度にはもう満席だ。僕が東京で一番好きな焼酎ハイボールを呑み、煮込みを貰う。
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此処は空いたグラスをカウンターの上にひょいと置けば、黙っていてもボールのお代わりが出てくるのだ。カボチャにジャガカレーを戴いてホッと幸せなひとときを過ごす。
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ハイボールに酔いしれて、外に出ると空はすっかり夕暮れだった。

日曜も会社で仕事が有った。だが、「明日、4時秋元屋集合」のメイルが気になっていたので、三時過ぎに切り上げ、高田馬場経由で野方へ行く事にした。

高田馬場のホームで電車を待っていると後ろからヒョコっとひとみ姐さんが現れた。おぉ、この人は酒場の開く時間だけはキッチリと遅刻しないのだナ。それ以外は、まるで駄目なのにネぇ。いや、嘘です、ハイ。
10分前に到着すると、オヤびっくりと云う位に人が並んでいるではないか。いつもならば、暖簾が下がるギリギリじゃないと集らないのだが。
先に並んでいた兵六仲間の荒木さんと内田君とも仲良くカウンターの角に並ぶ事が出来た。此処のカウンターの12番席は、ひとみ姐さんのお気に入り席なのだ。其処に座れて姐さんご満悦。

この日は肝臓に優しくと生ビールからスタート。
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レバ味噌にカシラアブラたれを焼いてもらう間にガツ酢を戴く。あぁ、至福の時。
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お代わりは豆乳割りにしてみた。コレが案外美味いのだナ。岩海苔をつまんでゴクリなのだ。むふふ。
内田君と荒木さんはシャリ金(シャリシャリに凍った金宮のコトね。)ストレートに梅をたらした梅割りをやっている。こりゃ、足に来るぞ。ひとみ姐さんはトマト割りからバイスへ。皆愉しく呑んでいる。

皆さん、かなり食べて呑んだネ。外はまた長い列が出来て来たので、我々は1時間半程でお勘定。

時計に目をやれば、まだ夕方5時半過ぎだ。
美味い店は地元に聞け!とばかりに僕らは地元民の荒木さんの後について行き、都立家政まで一駅散歩だ。住宅街を通り抜け、都立家政駅を過ぎれば路地裏に良い店が在る。
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大きく「天ぷら」と記された暖簾をくぐると運良く席が空いていた。
「竹よし」は、小さな店だから入れない時も多いと聞いていたので、こりゃラッキーだ。

此処は魚が美味い店と評判の酒場だ。酒を頼むと、籠に入ったお猪口から好きな物を選ぶ事が出来る。
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おや、北京オリンピックのお猪口なんてのも見つけた。嬉しいね、愉しいね。熱燗で乾杯し、自慢の刺身盛り合わせを戴いた。
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脂ののった寒ブリが美味い。
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天ぷらだって、目の前で揚げてくれる。親方一人で切り盛りしているので、僕らは酒を呑みのみ良い子で待つのでアル。香ばしい揚げ油の匂いが食欲をそそるのだ。
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ひとみ姐さんも天ぷらを前にして満面の笑みだネ。

品書きの中に「酢の物」と云うのが有る。たいてい、酢の物と云えば、きゅうりにワカメを思い描くが、此処のはチト訳が違う。荒木さんから「こりゃ、頼んで、来てからのお楽しみです」と云われ、心が弾む。
そして、待つ事しばし。
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やってきたのは、おや凄い。〆鯖や小肌、海老、帆立、白子、くらげなどぎっしりだ。ちゃんとしっかり、きゅうりとワカメも入っているし最高だネ。

たらふく呑んで、たらふく食べて、時計の針もまだ7時過ぎ。あぁ、素敵な休日を過ごさせて頂いた。
そうだ、今年は酒仲間達の地元酒場をお邪魔させて貰うとしようかナ。
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by cafegent | 2009-01-20 17:26 | 飲み歩き
先週はずっと郊外の大学での撮影が続き、朝から特急小江戸号に乗って狭山の方へと出掛けていった。空気が澄んでいて、思い切り深呼吸が出来るのがイイネ。
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昼間は長閑にハクセキレイが餌を探してやって来た。この鳥、足が長くて凛々しいネ。

外は寒いが学食の中は太陽の日差しで温かい。300円のカレーライスもたまには美味いものだナ。
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撮影が終わるとすっかり夕暮れ、窓の向こうの山並みが美しい姿を現している。
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富士山も夕陽に映えるナぁ。
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帰りも特急小江戸号で快適に都心へと戻るのだ。

いつも行く武蔵小山の「牛太郎」から程近い処に今年で創業三十年にもなると云う日本酒の名酒場が在る。その名は「酒緑(しゅえん)川島」だ。吉田類さんの「酒場放浪記」で紹介されていたので、前々からムサコに全国のスバラシイ日本酒ばかりを取り揃えている居酒屋が在ると云う事は聞いていたが、こんなに牛太郎の近くだったとは「灯台元暗し」とはこう云う事か。

ガラリと戸を開ければ何と小さな店構え。ヘの字カウンターは7、8人も座れば一杯になってしまうくらいだろうか。丁度タイミング良くお客さんの入れ替えの頃合いに入ることが出来た。カウンターの中では年期を積んだ渋い笑顔の大将と女将さんが温かく迎えてくれる。そしてカウンターの外では、日本酒担当のこれまた一度会ったら忘れられない程個性的な印象の岩井さん。「酒場放浪記」によれば、岩井さんは「日本酒伝承の会」の会長さんだそうだ。凄いねぇ。

この店には日本酒の品書きは存在しない。全国から蔵元直送の地酒を直送してもらっているので、その時期その時期で一番美味い酒を選んで呑ませてくれる訳でアル。先ずはカウンターの前に並べられた数々のお猪口の中から好きな物を三つ選ぶ。そうしたら、後は岩井さんのセレクトによって美味い酒が順次盃に注がれるって訳なのだ。

先ずは少しだけ濁った微発砲の「小悪魔」と云う酒から。凄い名前だけど、その名の通り口当たりはガツンとくる。美味い酒だ。続いて、富山の地酒「満寿泉」だ。こちらもキレが良い酒だネ。

そして、此処の料理もまた日本酒に合う物ばかり。
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のっけから出されるお通しも酒にピッタリ。箸が止まらない程だ。

丁度この夜は13日、そう毎月3のつく日だけ限定のメンチカツは外せない一品だ。
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これも大将が日本酒に合う様に可成り研究したと云う。いや、ホントに美味いし酒がススんで困るのだナ。
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能登の銘酒、純米無濾過生原酒の「遊穂」、奈良の純米酒「風の森」、これは純米大吟醸無濾過生原酒を頂いた。風の森は口当たりがほんのりと甘く、とても爽やかな味わいの酒だ。そして、遊穂の方はもっとグっと来る力強い味で大将が作る特製メンチカツにピッタリの酒だった。こりゃ冷や(常温)がイイネ。

女将さん担当のグラタン類も美味い。一見、日本酒酒場のメニューか、これが?と思う様な品書きばかり揃っているのだが、これが侮れない。本当にどれもが日本酒に合う料理ばかりなのだから。で、この夜は牡蠣グラタンを戴いた。
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熱々のグラタンをふぅふぅ云いながら食べるシアワセ。プリプリの牡蠣と焦げたチーズの香ばしさが酒と一体化して僕を天国へと誘うのだナ。ムフフのぐふふ。

美味い酒は止まらない。
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続いて、追加したのは特別純米酒「秀鳳」と純米吟醸酒の「亀甲 花菱」の登場だ。山形蔵王で造られる
「秀鳳」は冷やおろしだ。どちらも美山錦の無濾過で仕込まれた酒でアル。米本来の醸し出す味を堪能できたが、甲乙つけがたい程、どちらも美酒だったナ。

矢張り、三杯じゃ終わらなかった。次回はもっと早めに来て酒を愉しむとしよう。
最後に戴いた女将さん特製の茶碗蒸しも酒後の〆にサッパリとして良かった。

また一軒お気に入りの店が増えてしまったナ。
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by cafegent | 2009-01-18 15:01 | 飲み歩き
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    年明けて宇ち多”に香る初煙り

今年もまた、先ず何はさておいても「宇ち多”詣で」を済ませなくっちゃあ、僕の新年の幕は上がらない。
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そんな訳でまた昨年も宇ち多”で締めくくり、新年も宇ち多”で始まったのでアル。とは云え、仕事帰りなので口開け訪問って訳にゃあ行かず、夜になってからの立石到着だったが表も裏も10人位並んでいたナ。今年も引き続き満員御礼の日々が続くのだネ。凄いねぇ。
で、毎年お楽しみとなっているお年賀の手ぬぐいを頂戴して帰るのだ。
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コレが中々肌触りが良くて、銭湯に行くのに重宝するんだヨ。
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あぁ、美味い酒だった。

この日は、丁度仕事で秋葉原まで出掛けたので、帰りがけに亀戸駅まで足を伸ばしてみた。
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亀戸天神社にお詣りをして、目当ての「亀戸餃子」へと向かった。
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此処は餃子しか無いと云う真っすぐな姿勢が清くて嬉しい限り。
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黙って座れば二皿出てくるのだから、たまらないネ。

さて、七日は正月に飾った鏡餅を割り鏡開きをした。
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あのひび割れた餅を割って作るお汁粉もたまらなく美味いんだナ。

そして、無病息災を祈り七草粥を戴くのだが、昨日の様な寒さにはホント躰が芯から温まるお粥だ。
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最近はちょっとしたスーパーマーケットに行けば、セリ、なずな、ごぎょう等が全部揃った「七草セット」なる品が手に入る。余りにあっさりと七草が手に入るのでちょっと味気ない気もするが、まぁこれが都会生活ってもんだよナ。

そして、今年もまた僕の大好物である甘いものを手土産に戴いたのだ。しかも、たねやの和菓子「六瓢息菜」(むびょうそくさい)でアル。
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コレ、瓢箪のカタチをした桜色のお餅に春の七草をイメージした若菜を練り入れてあり、甘過ぎず、餅の粒感も程よく実に旨いのだ。

瓢箪は昔から末広がりで縁起が良いとされているし、その上美味いのだから云う事無しだネ。毎年1月の七草の時期、二日間だけの限定発売なのだが、これを戴くと新年の訪れを改めて実感できるってモンだ。むふふなお味。

夕べは酒を抜いたので、初積みの新茶と共に「六瓢息菜」を味わった。こんなところに幸せを感じられるなんて、素敵なことだナ。

お茶を飲みながら、正月に録画していた「酒場放浪記」の特番を観た。過去、吉田類さんが紹介した数在る酒場の中から選りすぐりの店を再度紹介するのだが、番組の冒頭と中番、そして締めの挨拶は我らの酒処「兵六」でのロケだった。
その日、僕が「兵六」の暖簾をくぐると撮影の真っただ中であったが、類さん結構酒を呑んでいらっしゃるではないか。いつも本当にこんなに呑んでるんだネ。たまにろれつが廻ってない時もあるけど、これじゃ仕方ないか。
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そしてテレビのモニターの中では、類さんを取り囲むように酒友フルさんや荒木さんの笑顔も交じっていた。

ロケを間近で見ながら呑むってのも、なんだか不思議だがその内、コッチも良い酔い心地になってくるので、お構い無しとなるのでアル。で、年末だと云うのに盃片手に皆で「あけまして、おめでとう!」なんて叫ぶのであった。
改めて番組を観ると、「寿」の祝い箸を用意したり、しめ飾りを用意したりと準備も大変だったんだネ。

「丸好酒場」のお母さんが随分若く見えたが、それもその筈、3年前に放映した番組だものなぁ。最近は週休三日になってしまったから、中々足が遠のいているナ。うん、今日あたり丸好のレバ刺しとボールでも戴きに行こうかねぇ。

それにしても、「休肝日」なんてモンを実践し出してから、その翌日の酒に対するありがたみや美味さが身に滲みる程判るようになったのだ。ホント、日々こうやって美味い酒が呑めるってだけで素晴らしいのだ。酒に感謝、店に感謝。
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「酒場放浪記」でじっくりとバーチャル酒の旅を愉しんだ後は、お土産に貰った白浜温泉の「湯の花」を入れてゆっくりと風呂に浸かるのであった。あぁ、極楽極楽。
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by cafegent | 2009-01-08 17:28 | 飲み歩き
謹賀新年
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東京の正月は晴天が続き、実に清々しい新年の幕明けとなったがテレビのニュースを見る限り、六本木ヒルズで刃物を振り回す輩が出たり、タイのディスコで火事が起きたり、世界情勢も国内も諸問題を多々引きずったままの年越しとなったね。

新年三日目は明治神宮に出掛けようとJR線に乗ると、五反田駅にて人身事故が起きて立ち往生となる始末。遠回りに廻って漸く原宿に到着すれば、怒濤の人の波。こりゃ参ったナ。
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一時間以上も長い行列を待つ事になったが、「宇ち多”」の開店を待つ日々を想い出せば、何のこれしきと待つのが愉しくなっている自分に驚くばかりであった。

さて、昨年の秋、四国は「こんぴらさん」に飾られた芸術作品が遠い海を渡り、パリのフランス国立ギメ東洋美術館にて大展覧会として開催された。日仏交流150周年を記念したものだが、伊藤若冲、円山応挙、高橋由一など我が国を代表する絵師たちのお宝的作品が一堂に並ぶのも欧州初の試みだ。
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東京芸大の美術館で観た『金毘羅宮書院の美』展での展示方法が上手く生かされているのか、応挙の有名な「遊虎図」もこんぴらさんで襖(ふすま)絵として飾られている姿と同様に展示された。
畳の上に座って観た時と同じ感覚で拝見出来るのだからパリジャンたちも興奮した事だろう。また六畳間の四方を花の絵で埋め尽くした若冲の小宇宙的作品もそのまま再現されたから見事としか言いようがない。

三年程前にギメ東洋美術館を訪れ、多くの浮世絵所蔵作品群に驚かされたが、日本人以上に日本の文化芸術への探究心を惜しまない学芸員たちの努力と成果により、『KONPIRA-SAN, SANCTUAIRE DE LA MER/こんぴらさん 海の聖域』展大変素晴らしい展覧会になったと聞いた。あぁ、パリでも観たかったナぁ。

展覧会は残念ながら、皆に惜しまれつつも12月8日に終了してしまったが、12月27日から本家四国の「こんぴらさん」でも『パリ凱旋帰国展』が始まったのだ。
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コレは観ない訳にはいかないと、年末の瀬戸大橋を渡りヨーロッパ帰りの虎や鶴たちをたっぷりと拝見して来た。
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宝物殿での「三十六歌仙」、応挙の障壁画「遊虎図」や「七賢人之間」、伊藤若冲の障壁画など普段観られない作品も観る事が出来たし「千畳敷」と呼ばれる金毘羅宮内を拝見する事が出来て、ながーい石段なんて気にせず一気に昇ってしまった。
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襖絵として納まっているので、畳の上に座り当家の人を待つ緊張感を味わってみた。また、虎の隣の間は「七賢人之間」であり、襖の裏表に描かれている贅沢さ、部屋の外に広がる庭園の美しさに220年前の「美意識」の凄さを改めて感じる事が出来た。
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この凱旋帰国展は4月26日まで開催されているので、是非機会を作って観て来て欲しいネ。
「金毘羅宮のサイト」
それにしても大晦日でも沢山の方が参拝に来ているのだネ。
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別に新しい年を越さなくたって気持ちの問題だものナ。テレビで「ゆく年来る年」を観ていても11時45分から皆お詣りしているものネ。

と云う訳で、僕も早々にお詣りも済ませてきた。
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「幸福の黄色いお守り」なんてのもゲットした。むふふ。
そして、年越し蕎麦ならぬ「年越しさぬきうどん」を戴くことに。

こんぴらさんからクルマで30分程走り、元気一杯な名物おばあちゃんで有名な「赤坂製麺所」へ向かった。
先に電話を入れたら、「こんぴらさんからじゃと、すぐやねぇ。ほーんなら、来るまで、待ぁってるヨ〜ンッ!」と元気なおコトバ。

綾川町陶の交差点を右に曲がり細い路地へ入ると、とんでもない処に一軒の製麺所が在った。
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此処は製麺所と云う事もあり、冷やか温かいのか、生醤油かダシ汁かしか品書きが無い。天ぷらなど一切なし。
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ネギが欲しいときはハサミを渡され自分で刻むのだ。いりこダシの効いた温かいうどんで躰が一気にポカポカになった。これで新年を太く長く過ごせるってモンだナ。うーん、美味かった。
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おばあちゃん、また来るからネぇ。

そして、倉敷へ向かい11年の歴史に幕を閉じる「チボリ公園」の最後を見届けて来る事にした。

僕は初めて倉敷を訪れたのだが、先ずは「クラボウ」で馴染み深い倉敷紡績の工場跡地などが見物出来る「美観地区」へ向かった。素晴らしい所だね。
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さすがに年末なので、「大原美術館」や「倉敷民藝館」は休館だったが、酒蔵や「アイビースクエア」など開いて居る処も多々あり、のんびりと美しい町並みを散策する事が出来た。
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奈良や京都などの町屋もそうだが、路地が在る街って散歩にもってこいだネ。

陽が暮れて来たので、いよいよ「倉敷チボリ公園」へ。
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さすがに最後のグランドフィナーレらしく凄い人出だ。
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おぉ、美しい!日本を代表する夜のイルミネーションは圧巻だ。惜しむ声も多いと聞くが、普段からこれだけ人が集まってさえいれば、閉館になんて追い込まれなくて済んだのだろうにネ。皆さん大阪のUSJや新幹線で東京ディズニーランドまで行く方を選んだのだから仕方ないか。

先入観と云うモノは恐ろしく、僕はずっとこの日まで「チボリ公園」はアンデルセンで有名なコペンハーゲンのチボリ公園をモデルにした公園で、園内もアラン・レネの「去年マリエンバードで」なんかに出て来るような左右対称の大庭園を想像していたのだった。

まさか、ジェットコースター有り、大観覧車有り、の一大アトラクション・テーマパークだとは思っても見なかったので驚いたナぁ。
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でも、寒さを忘れて回転木馬やチボリ湖のボート等に並ぶ親子連れたちの笑顔を見ていると11年間で閉館と云うのはチト哀し過ぎるかもネ。

翌朝の新聞に「チボリ公園閉館 従業員の80%が無職となる」の見出しが出ていたが、現実はやはり厳しく冷たい風が吹くのだナ。

新年は明治神宮で初詣をした後、浅草寺を素通りし雷門「簑笠庵」にて新年会となった。酒に肴にと各自持ちより春の宴だ。BS-iで放映された「酒場放浪記」の新春特番では我らが「兵六」仲間の御仁たちが吉田類さんを取り囲んで相変わらずの赤ら顔で登場していたネ。「兵六」は、三代目若旦那も良い笑顔で映っていたし、今年もまた大いにお世話になることだろう。この日は、そんな兵六酒仲間が集っての宴だ。

今年は僕がギックリ腰にムチ打って、突いた杵つきの餅を持参したので座敷の囲炉裏で焼いてもらった。この餅、腰が強いヨ。
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そして餅が焼けるまで岡山の地酒「御前酒」を一杯。
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新年からたまらんネ。

そして、「簑笠庵」の山本さんより素敵なお年玉だ。どうですか、この見事な鯛を見よ。
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脂の乗りも良く酒に似合う。皆でペロリと平らげてしまった。残った鯛のおカシラを煮付けにしてもらい一堂大喜びだ。
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次第に兵六仲間たちが続々と集ってきて、奥の座敷も丑年だけにギュウギュウに!なんちて。

さて、今日辺りから殆どの酒場の赤提灯が灯るのかな。今年も元気に日々酒に浸るとするか。そして皆さん本年も懲りずにお付き合い願いたいものだ。
皆様に感謝。
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by cafegent | 2009-01-05 18:32 | ひとりごと