東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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<   2009年 06月 ( 12 )   > この月の画像一覧

ひとみ姐さんが最近お気に入りの四ツ木の『長楽べーカリー』は、パンも美味いがケーキもイイとの事だった。
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そんな訳で、「紅茶とオレンジのケーキ」をお裾分けして戴いた。紅茶の香りも良くしっとりとした大人のケーキって感じで珈琲にぴったりな味だった。

先週末はマイケル・ジャクソンの訃報に続き、ファラ・フォーセットの訃報まで飛び込んで来て、驚きの連続だった。僕の時代は、ファラ・フォーセットじゃなくて、ファラ・フォーセット・メジャーズだった。ほんの一時しか夫婦じゃなかったみたいだけれど、海外ドラマ「チャーリーズ・エンジェル」に首ったけだった頃、彼女は600万ドルの男の妻だった。当時の女のコたちは、こぞってフレアーパンツを履いて、ファラと同じ髪型をしていたっけ。でも、誰もあんなフェロモンは出せなかったナぁ。あの少し開いた唇にソソられたもんだ。

彼女の訃報の数日前、長年のパートナーだったライアン・オニールから求婚され、それを受け入れたとの記事を読んだばかりだった。
彼女の死期が近い事を知りながら、最後の最後まで『愛』をまっとうするなんて、凄過ぎる。死は悲しいし、受け入れなくてはならない事実だけど、彼女はきっと、きっと幸せな気持ちで天に召されただろうね。
そして、僕らの青春がまたひとつ消えてしまった。合掌。

さて、三社競合コンペだった大阪での仕事に勝った。そんな連絡を受けたので、金曜は早々に仕事を切り上げ、立石に呑みに行く事にした。

梅割りを3杯呑んで、程よく酒が廻ったところで、電車に乗り込んだ。青砥で乗り換えて、日暮里へ。
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夕焼けが美しいね。JRで鴬谷駅まで出掛けた。

この日は、エスケンさんにお誘いを受けて、中山うりワンマン・ライブを聴きに来たのだ。
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駅の高架線を渡ると名店『ささのや』が目に入る。
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陽の暮れないうちから外まで人だかりだ。よし、帰りに寄ろう、と『東京キネマ倶楽部』に向かう。
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会場では、毎度お馴染み私設ドアマンのマック・ロマンス氏がこの日はバラの花を女性たちにプレゼントしていた。ひとみ姐さんもバラを戴いてゴキゲンだった。
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ライブが始まるまでの間、ハスキー中川氏のDJをバックに酒を楽しむ。オペラも歌舞伎もライブも多少の酒に酔っていた方が、演者との距離が縮まり一体となって楽しめるのだナ。

ライブが始まると、歌に合わせて皆が手拍子をして、会場全体が湧いた。ホーンセクションにヴァイオリンも加わり、音の厚みも中山うりサウンドを際立たせていたね。新曲も交えながら、お馴染みの曲が続く。高田渡の名曲『生活の柄』は、すっかり彼女の持ち歌になった感が有る。
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最後まで、元気溢れるステージを魅せてくれた。アンコールではお馴染み「走る女」や「マドロス横丁」で、僕らの期待を裏切らない素晴らしいライブだった。

s-kenさん、素晴らしいライブをありがとうございました。

ライブの後は、『ささのや』へ。夕方以上に凄い人だかりだった。
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レモンハイを呑んで、もつ焼きを戴く。此処は全て一串70円と庶民の強い味方の酒場でアル。
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ハイ、これで350円也。
皿を貰ったら、あとは焼き場に行って好きな焼き鳥を自分で勝手に取れば良いのだ。最後は残った串の本数を数えりゃお勘定が判るって、実に明朗会計システムなのだ。
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ひとみ姐さん、レモンハイに釘付けだ。

暫くすると、ライブ帰りの遠藤ソーメー画伯もやって来た。
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もつ焼きの頼み方が判らず少し戸惑っていたが、店のお姐さんに皿を貰ってからは、ススーッと焼き場へ行ってもつ焼きを10本程皿に盛っていた。流石、躯も大きいソーメー師匠食べる量も多いのネ。

こうやって、愉しく夜も更けるのであった。
        ◇       ◇       ◇
土曜日は朝から立石へ。八広を過ぎると荒川四ツ木の緑地が見える。
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ジョギングする人、野球をする人など皆気持ち良さそうだ。
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段々と暑さキビシくなって来たせいか、『宇ち多”』に並ぶ人も少なくなったかな、と思うのだが、表の入口は10時15分辺りでもう一杯みたいだった。そして、この日は10時50分に口開けとなった。いつもの席は3人程余裕が出来て、皆ゆったりと座る事が出来た。8人席に5人とは贅沢やなぁ、と思いつつ、5分程でまた一杯となった。
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ビールの小瓶をチェイサーに梅割りを呑む。胃にしみる寶焼酎が、週末の口開けを実感させてくれるのだナ。ホネも土曜日は柔らかく煮込まれており、最高の味だ。

店を出るとまだ11時半でアル。外の日射しは一段と強くなっていた。こりゃ、汗かいてスグ酒が抜けちゃうナ。
そのまま電車に乗って五反田へ。リーバイスのファミリーセールへ行こうかとTOCビルまで出掛けたのだが、13階のセール会場では高島屋のセールを開催中。ハテ、おかしいゾと葉書を見ると、セール会場は新宿NSビルだった。思い込みって奴はイカンねぇ。何年もずっとTOCだったので、今回も当然の如く五反田へと来てしまったのだ。トホホだね。炎天下の中、五反田駅まで戻り、新宿へと向かった。汗ダクになるし、これで完璧に宇ち多”の昼酒は抜けたナ。

毎年、この機会にジーンズを買うのだが、半年のダイエットの成果が出て今まで32インチだったサイズが29インチになった。1年前に買ったジーンズは前を外さなくても脱げるのだから、相当ウェストも絞れたみたいだナ。こいつぁ、ちょいと持続させないとイカンな。

と思うも束の間、また電車に乗って武蔵小山へ。すっかり汗をかいてしまったので、武蔵小山温泉『清水湯』へ。黄金色に濁った源泉掛け流しの湯に浸かり、しばしの極楽を堪能した。
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さっぱりした所で午後3時、『牛太郎』の暖簾をくぐるとタイミング良く席が空いていた。コの字カウンターの右へ座り、ビールを戴く。『兵六』同様、エアコンの無い店内では皆扇子を扇ぎながら、酒を呑む。
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冷や奴をアテに午後のひとときを過ごすってのは、なんとも贅沢だナ。

菖蒲華咲く初夏の太陽が沈みかけた頃、浅草雷門の交差点に着いた。
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この何とも云えない瑠璃色の空が大好きだ。

交差点を渡り、いつもの酒場『簑笠庵(さりゅうあん)』へ。

開いた戸の内側からは、笑い声が響いてる。暖簾をくぐると、ひとみ姐さん、ハッシーさん他、いつもの面々が集って居た。
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先ずは、薩摩富士を兵六呑みで。付き出しの辛さに酒がススム。
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ぬか漬けも良い塩梅。

この日の山本さんオススメの魚は赤ハタだった。赤ハタっつたって、共産党の新聞じゃぁナイ。それはそれは見事な魚で、銀座辺りで食べたら凄い値段だろうナぁと思いつつ、煮付けを戴いた。
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こうして見ると赤ハタって結構愛嬌のある顔してるのネ。身もプリプリして旨いが、頬のところがたまらなく美味いのだ。
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こんな魚には日本酒だろうってナ事で、「一の蔵 無鑑査」を冷酒で。
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このキリッとした辛口が煮付けの甘さに合うんだネ。うーん、ベストマッチ。

美味い酒と肴に舌鼓を打っていると、戸がガラリ。イナセな浴衣姿のキクさん登場。
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矢張り、或る程度年季が入った男の浴衣姿ってのは格好良いねぇ。こう季節を先取るってのが粋なのだ。

浴衣の柄だって、例えば、夏に蜻蛉の柄や雪の結晶柄の浴衣、鈴虫柄の帯なんてのが、憎らしい程素敵だネ。見る相手に涼を与える図案は江戸の粋さかナ。
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キクさんの持っていた扇子がまた素敵だった。なんと、キクさんの父上が昔ルフトハンザの機内で貰ったモノだそうだ。これまた、随分とイカシてた。

先日、とても美味い小鯛の塩焼きを戴き、今度は是非とも鯛めしが喰いタイなぁとお願いしたら、「今からで良かったらやってあげようか。小一時間かかるけど待てるかい?」との嬉しいおコトバが返って来た。
これには、カウンターの全員が頷いた。〆のご飯が鯛めしたぁ嬉しいじゃないか。

鯛をじっくりと焼いてから、ご飯と一緒に炊き込む。待ってる間にも酒が進む。それにしても、こう待ち遠しい時間ってのは随分と長く感じるものだナ。話が弾んで来た所で、さぁお待ちかね「鯛めし」の出来上がりだ。
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香り、味ともに云う事無しの美味しさだ。夏の鯛めしは最高に旨い。
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最後に飛竜頭の含め煮と松輪の〆サバを戴いた。日月が休みなので、残してもノー・ジンジャー(ショウガ無い、なんちて)と出してくれたのでアル。嬉しいねぇ。また酒が進んでしまった。

先ほどの鯛めしといい、此処は、こんな粋な計らいをサラリとしてくれるから、足繁く通ってしまうんだよナ。さて、次回はどんな料理が出てくるか楽しみだね。

毎度毎度、ご馳走さまでした。
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七月は、入谷の朝顔まつりもあるのだナ。そろそろ、浴衣を出すとしようか。
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by cafegent | 2009-06-29 18:31 | 飲み歩き
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昨日の「ちい散歩」でタレントの生稲晃子が立石仲見世を歩いたんだそうだ。
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残念ながらその時間は出掛けていたが、仲見世商店街にはしっかりと告知されていた。

すっかり日が長くなったが、明るいうちからの酒場ってのは実に長閑で気持ち良い。小川町で早めの打ち合わせが終わり、神保町まで歩いた。
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『キントト文庫』や『ボヘミアンズ・ギルド』等、すずらん通り界隈で古本を漁り、『三省堂書店』にて、新しい雑誌をチェックすると丁度良い具合に『兵六』の口開けの時間となる。
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冷暖房の無い此の店では、今の時季入口も裏口も窓もすべてが開け放たれている。時折、店の中を抜ける風を心待ちにしながら無双のお湯割りを呑むのが格別の「だれやめ」なのだ。

以前、ライターの森一起さんに教わったのだが、九州の方言で「だれやめ」とは、だれ(疲れ)をやめる、で「疲れを癒す」のに酒を呑む事。
此処では皆が薩摩の「無双」のお湯割りか、麦焼酎の冷酒、そしてキンキンに冷えた「峰の露」あたりを愉しんで居る。
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この日も既に常連たちが集っていた。皆、早くから呑むなぁ、と思いつつ僕も同じか。
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歩き疲れた躯には、冷えたビールが潤滑油となった。
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程よく潤ったところで、無双のお湯割りへ。香ばしいキビナゴが酒を美味くするのだ。

日が暮れて、有楽町のガード下『新日の基』へ移動した。先に来ていた連中はすっかり出来上がってる。
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生を一気に呑み干し、焼き蛤に合わせて冷や酒を戴いた。
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あぁ、たまらんね。そして夜が更けた。
       ◇       ◇        ◇

      雨露を 照らす蛍火 時わすれ

さて、水曜日は朝から梅雨の土砂降りだったが、午後からすっかり晴れて蒸し暑い一日となった。

夜八時過ぎ、江戸川橋まで出掛けてみた。今月から来月にかけて、ホテル「椿山荘」の庭園に生息するホタルを観るためだ。今はゲンジボタルが観られ、七月になればヘイケボタルが観られるだろう。
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まだ、そんなに数は多くなかったが、紫陽花や庭園を流れる小川のの廻りで幻想的な光を放つ蛍にしばし釘付けになってしまったナ。
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こんな所にホタルが居るのだよ。

椿山荘とフォーシーズンズホテルでは、ホタル鑑賞に合わせたブッフェや料亭の「ほたる会席」などを用意している。心地良く腹を満たし、酒に酔った後にゆっくりと蛍鑑賞が出来る企画だ。
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たっぷりとホタル鑑賞を楽しんだ後は、JR目白駅まで向かった。

目白通りを少し路地へ入るとイワシ料理の居酒屋『すみれ』が在る。
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創業30数年と云う歴史が物語る通りの居心地の良い酒場だ。
前々から評判を聞いて、来たかった店だったので、嬉しい限りでアル。

本当はその前に近くのバー『なすび』で一杯引っ掛けてから来たかったのだが、生憎閉まっていた。そうだ、水曜は定休だったナ。

お通しの美味い店にハズレは無いと思っている。此処もまたしかり。
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大根にイカの旨味がしっかりとしみて、酒のアテに良い。

さて、何を食べようか。そう、初めてのお店では素直に女将さんに伺うのがよいネ。先ずは、「いわしのつみれポンズ」から。
女将さんは、元気よく「ハイッ、つみポンひとつぅッ!」と厨房へ声をかける。いいネェ、なんだかこの雰囲気。
で、つみポンの前に「十六品目サラダ」の登場だ。
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これまた、沢山の新鮮野菜がざっくりと和えてあり、美味い。ペロリと平らげてしまったネ。

そこへ、つみポンが出来上がり。
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柔らかい鰯のつみれをしっとりと仕上げてある。幸せなひとときだ。
酒を冷酒に切り替えた。純米酒「初孫」を戴いた。
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あぁ、この味たまらんなぁ。続いて、女将さんオススメ黒板メニューから「ねぎとん」を貰う。
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夏はバテ防止に沢山豚肉食べなくちゃ駄目ヨ、なんて云われ「ハイ、ではひとつ」ってな訳で、勧め上手にゃ弱いボク。次から次と云われるがままに食べるのだ。
さっくりと揚げた豚ロースの天ぷらにたっぷりのネギを乗せほんのり甘い酢で味を決めている。マヨネーズを少し乗せてパクりと行くのだ。

酒が「浦霞」に変わったところで、名物「いわしのきゅうり巻き」がお目見えだ。
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これまた、日本酒向きの一品だネェ。梅が効いて食欲が増すのだ。

ここで、何か箸休めをとお願いすると「冷やしトマトの土佐酢漬け」を出して頂いた。
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お酢もしっかりと飲んでネって云ってたが、ホントこの土佐酢が旨い。いやぁ、これでこの日も血液サラサラだナ。むふふ。

サッパリとしたところで、「水餃子」を戴いた。
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後ろのテーブル席で、皆が頼むので、ついつい気になってしまったのだが、これも実に美味しい。酒がススみ、また「初孫」を頂いたら、厨房から「骨のからあげ」を頂戴した。嬉しいネ、この心配りが、ネ。
またまた酒がススンじまう。

最後の〆に「ねばりそば」をお願いした。
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これまた、どの席でも注文していたナ。
山芋にオクラ、納豆とネバネバ系をたんまりと入れたぶっかけそばでアル。
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女将さんが一生懸命にかき混ぜてくれて、トロットロのねばりそばの出来上がり。
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喉ごしもよく、スタミナつきそうだし、夏の夜に相応しい蕎麦だった。
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最後まで、愉しく呑めたし料理も素晴らしかったので、駄目押しにもう一杯「八海山」を頂いた。
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クィっと呑んでご馳走さまだ。

此処は場所柄、学習院大の先生たちが贔屓にしているそうだが、目白の駅近くにこんなに素晴らしい居酒屋が在ったとは、もっと早く来ていれば良かったナぁ。

この夏は、酒仲間と一緒に、ホタル見物の帰りにまた寄ってみよう。
久しぶりに大当りの居心地の良い酒場を見つけたナ。あぁ、嬉し。
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by cafegent | 2009-06-26 15:57 | 食べる
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今朝、ほおずきの白い花が咲き、メダカに餌をあげていた時だった。
テレビのニュースから突然飛び込んできたマイケル・ジャクソンの訃報には驚いた。

アナウンサーは、その時はまだ「心肺機能が停止した模様」と伝えていたが、マイケルが運ばれたロスの病院前には黒山の報道陣が出来ており、偉大なシンガーの死の事実を受け止めざるを得なかった。
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奇しくも夕べの深夜、朝日新聞の夕刊で、“ソニー・ミュージックから、7月8日にマイケル・ジャクソンのこれまでの名盤11タイトルが日本版LPのオリジナル紙ジャケットで忠実再現化してCDリリース”との告知記事を読み、こいつぁ買わなくちゃと思ってたばかり。それから2時間後に亡くなったなんて信じられなかった。

個人的には、Jackson5時代からソロ・シンガーとして一世風靡した80年代までが一番好きだったナ。1982年、世の中バブル景気の予感がしていた頃、「スリラー」が大ヒットした。ジョン・ランディス監督が撮ったPVは強烈なインパクトだったネ。でも、マイケルの歌で一番好きなのは、今だに「ベンのテーマ」だ。あのピュアな歌声は、今でも酒場なんかで架かると聴き入ってしまう。

余りに急な出来事、只々驚くばかりで何も書けない。それにしても、50歳とは若過ぎる死だ。僕と1つしか違わないのになぁ。今年は日本のKing of Rockが亡くなり、今度は世界のKing of Popが亡くなるなんて、音楽の歴史に大きく残る2009年になるのだろうナ。

偉大なるKing of Popに謹んで、合掌。
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by cafegent | 2009-06-26 10:36 | ひとりごと
昨日は束の間の梅雨晴れだったネ。

今日は朝から土砂降りで湿度も高く、汗だく君にはツライのだ。そんな時は晴れた日の事でも綴るのが一番だ。

週末は相変わらず立石詣でが続いている。
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この日も『宇ち多”』の入口は表も裏も、ご覧の通り溢れんばかりの人だかり。
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土曜日のホネ煮込みは一段と煮込まれており、ホネの廻りも柔らかくて味もたっぷりとしみているのだ。
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ビールで暑さを吹き飛ばし、体調の具合が良いのか焼酎の梅割りがクィクィと進んだナ。

『宇ち多”』で呑んだ後、地元のみんなと一緒に京成金町まで散歩に出掛けた。
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ちょうど、都立水元公園で「葛飾菖蒲まつり」が開催されていたので、花菖蒲を見物に行ったのだが、一緒に行った友人は歌手あさみちゆきファンの集いの方がお目当てだったみたい。

テイチクから売り出し中のシンガーでフォーク演歌みたいな感じで、「鮨屋で...」って歌がじわじわと売れて来てるネ。今でも毎月井の頭公園で路上ライブを続けており、根強いファンが居るみたい。
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この日も凄い人が集まってたナ。最初、あさみち・ゆきかと思っていたら、朝海が名字で、名が智幸だったのネ。失礼しました。

さて、水元公園は広大な敷地を有した水の楽園って感じで、東京都もこんな凄い公園を持っていたのか、と今更ながら驚いてしまう規模の公園だった。
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釣りを楽しむ人、写生をする人、ピクニックをする人、バーベキューを楽しむ人々と皆それぞれに初夏の休日を楽しんでいた。僕も前々から此処にカワセミを観に来たいと思っていたので、心が弾んだネ。
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今の時季はやく100品種20万本もの花菖蒲が咲き誇っている。堀切菖蒲園も見事だが、此処も凄いね。
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水辺の対岸には生きた化石と云われているメタセコイアの樹木が森を作っているし、北海道に来たのかと思わんばかりのポプラ並木も見事だ。
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僕らは芝生に腰を下ろし、たこ焼きをアテに乾杯だ。
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遠出しなくても、こんなにのんびりと深呼吸出来る場所があったんだ。
また、梅雨が明けたら来てみようかナ。
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ついこの前、夏至を迎えたが、今が一番夕暮れ時が美しい時季だね。
銭湯でひとっ風呂浴びて昼間の酒を抜き、浅草雷門の酒場『簑笠庵』の暖簾をくぐる。
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此処もいつもの顔が愉しそうに酒を酌み交わしていた。この日は、東京オリンピック招致活動の一環『TOKYOウォーク2009』の浅草大会が催され、友人夫妻が参加したそうだ。そして、無事10キロ以上を完走した帰り道、此処に寄って祝いの酒を呑んで居た。運動直後の酒って奴は廻りが早いから、奥さんすっかり酔いが廻って奥の座敷でバタンキューだったナ。一人カウンターに残ったダンナと一緒に外へ出て、薄紫から群青色に変わりつつある空の下で初夏の風を愉しんだ。

山本さんがまた新たなメニューを作っていた。
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ブルスケッタなのだが、以外と焼酎にも合うんだネ。前回、戴いたこの小鯛の塩焼きも美味かったなぁ。
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今度、是非とも鯛めしでも作って貰いたいもんだナ。

日曜日は雨の中、野方『秋元屋』の口開けに並んだ。店が広くなったから、もう並ばなくても良いのだけれど、どうしてもいつもの席に座りたくなっちまうものだから、仕方ない。焼酎ハイボールのキツい炭酸が喉にしみるなぁ。
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カシラアブラにレバー、カシラを味噌ダレで焼いてもらう。
むふふ。いつもながら、たまらんね。

野方でもう一軒ハシゴして、新宿へと移動。
「思い出横丁」(僕らは、「ション横」の方が馴染むのだが)の魚居酒屋『トロ函』で、簑笠庵仲間と合流。

彼らは秩父宮でラグビー観戦帰りだった。最近、良く街の居酒屋で見かけるが、「金魚」って奴が夏に美味い酒だ。
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ちょいと判りづらいが、酎ハイに大葉と赤唐辛子が入っており、見た目に金魚鉢そっくりなのだネ。そして、ピリリと効いた辛さが後を引くのだ。どの居酒屋に入っても、このメニューが有ると頼んでしまう最近のマイブームなのでアル。
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すっかり酔って、この日も愉しい休日を過ごしたナ。
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皆さん、ありがとう。

今年は長梅雨にならなければ良いナ。でも、雨上がりの風景も好きだから、まぁ気にならないか。
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by cafegent | 2009-06-24 12:55 | 飲み歩き
昨日の雨とは打って変わって朝から青空が広がった。
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それにしても、茹だるような暑さだネ。こんな暑さに負けてたまるか、とバテ解消に鰻を食べて来た。慈恵医大のすぐ近く、江戸から続く老舗の鰻屋『ての字 本丸』でうな重を戴いた。此処は全国から美味い鰻が届くので、愛知だったり、その日によって違うのだ。
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今日の鰻は九州のだった。ふっくらと蒸された鰻は東京人の好みだ。口の中で溶けるほど柔らかい。時間に余裕があって、懐が温かい時は南千住の『尾花』へと出向くが、身近で美味い鰻が喰いたくなった時は、此処が一番だ。なんせ、安くて美味いのだから。
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さて、腹が一杯になったところで、慈恵医大を通り抜け、愛宕トンネルへと向かう。
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そう、今日と明日は、愛宕神社の「千日詣り」である。
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ほおづき縁日が開催され、沢山の人で賑わいを見せる。
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七月十日は浅草観音の「ほおずき市」が始まる日だが、その発祥となった由縁あるお祭りが、この「愛宕神社千日詣り」なのだ。千日詣りの元となった四万六千日(しまんろくせんにち)は、この日に観音様に参詣すると46,000日お参りしたのと同じだけ功徳(くどく)が得られるとされている。
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愛宕様のお告げを受けた人が愛宕山のほおづきを子供に煎じて飲ませれば虫の薬となったり、と「愛宕のほおづき」として多くの人々に珍重されたとされる。
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愛宕や浅草のほおづき市は、初夏の風物詩だね。
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縁起物のほおづきを一鉢買うと、神社の神主様がお祓いをしてくれるのだ。二礼二拍手一礼をして、千日詣りを済ませて来た。
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「四万六千日、お暑い盛りでぇございます」、黒門町の師匠、八代目桂文楽の十八番(オハコ)、『船徳』でこの台詞を聴くと夏が来たのだなぁ、と感じるのである。
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そんな夏を扱った古典落語『船徳』を実にタイミング良く、四万六千日の七月十日に聴けるのである。

僕の大好きなイラストレーター原田治さんが主宰する築地のアートスクール『パレットクラブ』にて、定期的にパレットクラブ寄席『古今亭菊六落語会』が催されている。第九回目の今回は、原田さんがかねてより菊六さんに新ネタおろしをリクエストしていたと云う『船徳』をかけると云うのだ。そんな訳で、文楽師匠の十八番を久しぶりに聞き、菊六さんがどんな風に演じるのだろうか、と今から大いに楽しみなのでアル。
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by cafegent | 2009-06-23 17:10 | ひとりごと
家の朝顔が咲いた。
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蔓になって伸びるかと思ったら、地べたを這うように育ってしまった。ハテ。

今年に入ってから、中々時間が合わず、ご無沙汰気味の『寿司いずみ』へとお邪魔した。
目黒駅前からタクシーに乗り込み、油面の交差点を左折し細い道を住宅街のほうへズンズンと進んで行く。初めて訪れる方ならば、本当にこんな所に在るのだろうか、ときっと不安がるだろう。そんな下目黒の住宅地に本当にひっそりと佇んでいるのだ。

そして、毎度の事ながら、この日も準備中の札が出ていた。小さい店なので、予約だけで一杯となり、ふらりと寄っても入れないので、かえってお客さんにご迷惑をかけるってんで、暖簾を出さないのだ。ちょうど一年前、此処『いずみ』の33周年記念パーティが催されたのだが、なんと33年間、一度も暖簾を出した事がないと云う迷店なのだ。

久しぶりの訪問となったが、親方はかなり元気そうだった。先客の席で相変わらずの駄洒落を連発していた。でも、これが時折無償に聴きたくなるんだナ。
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先ずは、サッポロ赤星で梅雨払い。
青森のアワビ肝の茶こごりから。
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上にはお馴染みアワビを煮詰めて作ったツメが塗ってある。ほんのりとお茶の香りを感じつつ、海藻をたっぷりと食べて育ったアワビの肝は濃厚過ぎず最初に相応しいの一品。

続いて、この時季ならではのアジの酢なめろう。
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目にも鮮やかな紫陽花仕立てである。叩いた鯵に加茂茄子、赤ピーマンを加え、冷たい甘味の酢に浮かせてある。青唐辛子がピリリと効いて、酒に合う。

板場に立つキンちゃんから、お馴染み蝦蛄の出し巻き卵を戴いた。
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これでもか、ってくらいシャコが入っており、酒のアテの卵焼きだ。
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そして、これまた今ならではの、パッションフルーツの果汁で和えたぬたが登場。
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黄ニラの下には貝がたっぷり。

ここで、お刺身用の玉葱と和芥子醤油が出て来たのだが、今回は北海道から届いたアイヌネギ、いわゆる行者ニンニクを使った新作醤油になっていた。
これで戴くのは、伊豆は伊東で穫れたイサキ、今が旬のカツオ、そして九絵の刺身だ。
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どれも素晴らしい味だが、その中でもカツオはとびきり美味かったナ。

酒は信州、大澤酒造の「明鏡止水」を戴いた。
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今回はいつものとはチト違う、「M08」なる2008年に仕込んだ酒を呑ませてもらった。可成りキリっとして、うぅ、うめえ。刺身に合うなぁ。

そこへ、青森県九六地区、深浦港で穫れたアワビの刺身だ。
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親方曰く、此処の地域では禁漁の時期が毎年決まっている訳ではなく、一年間ずっと禁漁の年もあるそうだ。今年は解禁になったので、この見事なアワビが手に入ったそうである。これは、何もつけずそのまま鮑本来の味を楽しむ方が良い。口一杯に磯の香りが広がってきた。

お次ぎは、アワビのかいとろだ。
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先ほど食べたアワビをおろし金で下ろし、山芋とコンソメでのばし、じゅんさいを和える。いつもだと、昆布の出汁と山芋でのばすのだが、さすが毎回新たな味を求める親方の事、コンソメを使うたぁ恐れ入った。
最後はズズズゥっとすすって戴いたが、さっぱりと箸休め的だが、酒にもピッタリだった。この日のアワビ攻撃は凄いなぁ。

そこへ、今度はデッカい貝の器が登場だ。
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奄美大島で穫れたシャコ貝だそうだ。昨年は同じ奄美でも夜光貝を白ワインとオリーブ油、日本酒で炊いた料理を戴いたが、こちらも負けず劣らずデカイ貝殻だネ。シャコ貝をソテツで作った味噌と牛蒡(ゴボウ)で煮た料理でアル。ワインも入っているのだろうか、ほのかな甘みと酸味が絡まってとても美味しかった。シャコ貝そのものの味よりも、このソテツ味噌の味を貝の歯ごたえで堪能する一品だな。貝を食べ終えた所へ、キンちゃんに鮓飯をひと握り入れてもらう。

酒は秋田山本酒造の純米吟醸「山本」だ。
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なんだか、直球なネーミングだがそれだけ酒蔵の自信が溢れているのだろうネ。

さて、今回は痛風真っしぐらのからすみ、このわた系で呑むのは無しにして、このまま握りにしてもらうことにした。

先ずは、鱚の酢橘洗い。
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キスも今が美味しい時季だネ。
四万十川の稚鮎。
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鮓飯との間には稚魚が食べている四万十川の川海苔が入っているのだ。毎年、今頃のこの小さな鮎の握りが食べたくなるので、此処に来てしまうのだナ。もっと大きくなると今度は鮎の背越しも美味いし、そう、稚鮎の肝のうるかも酒に良く合う珍味だ。
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鯵の赤酢握りと白酢握りを続けて戴いた。

ここで箸休め、マスクメロンの漬け物だ。
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小さなうちのメロンを収穫して漬け込むのだが、さっぱりとして格別な味だ。

続いて、とり貝、胡麻フグの白子の炙り。
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このフグの白子が絶品だった。

酒は越後の「越の魂」に。これも、此処ではお馴染みの酒だ。握りに合うのだネ。

今度は、山椒の香りが効いたカマスの握りだ。へぇ、こりゃ初めて食べたかナ。美味い。
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なめこの赤出しを戴いて、ホッと一息。昨年八月に仕込んだ赤味噌だそうだ。(おっと、此処でカメラのバッテリーが無くなった。トホホ。)

さぁここで、お待ちかね金目鯛のヅケの登場だ。
親方の叔父さんが穫った金目だそうだ。ヅケは、目の前で仕込みながらも、暫くの間味が浸かるのを待ってなくちゃならんから、早く出てこないかナって気ばかり焦るのだ。で、続けて、紀州勝浦の港に揚がった本マグロのヅケである。こんな美味いヅケを食べると、マグロは赤身に限るなぁと思ってしまうのだ。むふふ、な味わい。

ヅケ三連発目は、脂の乗った瀬付きのアジだ。回遊ものとまた違って、こちらも美味い。

あぁ、そろそろ満腹になってきた。この日は黒ムツじゃなく、ムツがあると云うので、握ってもらう。頭と肝で出汁をとったツメを塗って戴いた。酒に合う味だった。

アオリイカも甘くて美味い。夏真っ盛りになれば、今度は墨イカが美味い時季になるね。もうこれ以上食べると喰い過ぎかナ、と思いつつ最後の〆は煮穴子を戴いた。この穴子にも穴子の煮汁で作ったツメを塗る。「いずみ」では、穴子は穴子、蛤は蛤、シャコはシャコ、アワビはアワビと総て塗るツメが違うのだ。全部それぞれの出汁で造り続けているので、どの握りも絶品だ。

煮穴子や煮蛤なんぞは、握りを手のひらに乗っけてくれた途端、口に運ぶのだが、手に垂れたツメダレまで舐めてしまう程の美味さなのだ。

良い加減に酔っぱらってくると、親方の駄洒落も何処吹く風と、今度はこっちが訳の判らん話を繰り返す。可成り酔ってるのだナ、僕は。

良い気持ちで店を出て、ふらりふらりと歩く事にした。さっきまでの様子を思い出してたら、三遊亭金馬師匠の十八番「居酒屋」って落語を思い出して笑ってしまった。

この季節、夜風も心地良く、酔い覚ましと腹ごなしに丁度良く歩ける。
『寿司いずみ』の夏は、冬瓜のスープで本格的にスタートだ。北海道からもエゾバフンウニ、利尻のムラサキウニが入ってくるだろうね。奄美の白髭ウニもだ。このウニ三連発も素晴らしい。そして、ジンタン(鯵の子供)やシンコも夏ならではだナ。

さて、次はいつ頃伺おうか。此処を訪れる度に、日本は四季が有って嬉しいナって思うのだ。
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by cafegent | 2009-06-19 14:11 | 食べる
梅雨である。東京も雨が降り出した。夕方から小雨が降っていたが、所々で落雷の音も聞こえてきた。

神保町の居酒屋『兵六』は、エアコンと云うものが無い。この季節から秋にかけては窓も入口も開いており、時折外から流れ込む風にホッとしながら酒を呑むのである。また、音楽が鳴っている訳でも無いので、客たちの会話が途切れれば、外の雨足の音が店内に届くのだ。
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夜になると雨もすっかり本降りとなってきた。ザザァッと地面を叩く雨音が、一人で酒と向き合う時間を作ってくれているようだった。
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薩摩無双が、実に味わい深い晩だったナ。

さて、プロレスラー三沢光晴さんの訃報に続き、今度は大阪プロレスのレフェリー、テッド・タナベさんが昨日お亡くなりになった。奇しくも三沢さんと同じ、享年46歳と云う若さだった。
プロレスは選手だけじゃなく、レフェリーの存在感もとても重要だ。
絶妙なタイミングでカウントを取り、数々の名試合を陰で支えているのもレフェリーだから、プロレス界にとっては立て続けの悲報にショックが大きいことだろうね。

夕べはテレビのスポーツ番組で三沢光晴さんの追悼企画を拝見した。
ジャイアント馬場、アントニオ猪木、ジャンボ鶴田以降の日本プロレス界を牽引してきた格闘の神様が昇天した事実が、未だ信じられない。
タイガーマスクとして、華麗に空中を飛び相手に突っ込んで行った姿が今も記憶に残っている。
高山善廣と共に全日本プロレスを辞め、ノアを旗揚げした頃は、彼らが日本のプロレスを変えるナ、と感じたっけ。

僕は、高山選手、小橋選手、そして三沢選手のレスリングが好きだ。
「DREAM」等の今の格闘技もよく観るが、どれが好き?と問われれば、世代のせいか、矢張りプロレスなのだ。そして、プロレスとプロ野球で育った僕は、格闘の神、三沢光晴さんの死はとても悲しい。
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追悼のテンカウントには思わず泪が溢れ出た。今から10年前、ジャイアント馬場が亡くなり、立て続けにジャンボ鶴田が亡くなり、プロレス界はどうなることやら、と思ったが、その時「ノア」が生まれた。あの時の興奮を僕は忘れない。

プロレス界の悲報が続くのは悲しい。だが、三沢選手のプロレスにかけた情熱を受け継ぐ選手は沢山育っているのだ。新しいファンが増え会場に足を運んでくれる事が、天国の彼らの望んでいる事だろうか。

謹んで、お二人のご冥福をお祈りします。合掌。
         ◇        ◇          ◇
そんな日本プロレス界の悲報を耳にする少し前、『レスラー』と云う映画を観た。中年のプロレスラーが老いと孤独と向き合いながら、人生の再起をかけて再び四角いリングへと立ち上がる、そんな人間ドラマだ。試合に勝てば大金や名声を浴び、一時は一世風靡もしたが、年月と共に年老いて人気も遠ざかる。二十年余りがたった今では、場末のリングでの試合しか出来ないのだ。会場では多少の観客の声援に酔うのだが、試合が終われば孤独な自分と向き合うしかない。

この中年レスラーをミッキー・ロークが演じている。そして、この映画で彼は再び銀幕の世界に返り咲いた。英国アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞では主演男優賞を獲得し、ベネチア国際映画祭ではなんと金獅子賞を受賞した。
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僕は映画『ダイナー』でミッキー・ロークを好きになったが、『ナインハーフ』や『蘭の女』での強烈なセクシーキャラが強すぎて、それ以後は余り彼の映画に興味を抱く事はなかった。日本がバブルに湧いた頃、ボクシングの試合で来日した事もあったっけ。そのボクシングの怪我のせいなのか、過去のセックスシンボルとしての顔を消し去りたかった為なのかは定かじゃないが、何度も整形を繰り返し顔が変わり果てた。

映画を観始めた最初の数分はその顔に違和感を覚えたが、役者としての底力が一瞬にしてかき消した。それほどまでに彼はプロレスラー、ランディになりきって演じていた。観ていて痛いほどだが、それが映画俳優としてのミッキー・ローク自身の軌跡にも通じ、いつの間にか重なり合っていた。

話は戻るが、先の訃報を聞いた時、僕は映画『レスラー』の主人公ランディと俳優ミッキー・ローク、そして実際にマットの上で散った三沢光晴さんの事すべてが重なり合い、悲しみが溢れ出た。

この映画、不器用なレスラーを演じたミッキー・ロークも良いが、彼を支えるストリッパー役のマリサ・トメイが兎に角イイ。『その土曜日、7時58分』も良かったが、今回もこれまた最高でアル。これを観て、マリサ・トメイファンが増えること間違いないナ。
また、ブルース・スプリングスティーンの主題歌も良かったなぁ。そのどれもが一体化して、素晴らしい映画作品となった。そして、当初主役はもっと知名度の高い人気スターを起用したいと云うプロデューサー側の要求を頑(かたくな)に断り、ミッキー・ロークを主演に迎え撮り上げたダーレン・アロフスキー監督の見事な勝利だった。

「人生は過酷である、ゆえに美しい。」この映画のキャッチコピーだ。映画を観終わって、その言葉がスーッと心に刺さってしまった。
週末あたり、もう一度観に行こうかナ。

蛇足だが、先日の朝日新聞にこの映画でミッキー・ロークにレスリング指導をした元プロレスラーのアファ・アノアイ氏の記事が出ていた。
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彼は3ヶ月間でロークを「選手歴30年の伝説のレスラー」にするべく指導したそうだ。実際にボクサーだったロークに、プロレスの動きとボクシングの早い動きのスピードの違いを習得してもらう事が一番苦労したそうだ。

もう随分昔、国際プロレスが盛んだった頃、サモア出身の兄弟レスラー「ワイルド・サモアンズ」として日本でもタッグを組んでいた。

昔僕が通っていた東麻布のジムは、米国のプロレスラーが来日すると皆トレーニングにやって来た。ハルク・ホーガンやホーク&アニマル・ウォリアーなども必ず来ており、サインを貰ったものだ。80年代、確かワイルド・サモアンズも来ていたと思う。ベンチプレスをいきなり120キロから始めるのだから、レスラーの凄さを目の当たりにしたのを覚えている。そのアファ・アノアイ氏が映画『レスラー』をサポートしていたのだから、レスリング・シーンのリアルさもなるほどナと頷いた。

大人になっても、時々無性に誰か相手にフライングヘッドシザーズかけたくなる時って、ない? あるある、男なら、きっとあるよね。
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by cafegent | 2009-06-16 14:49 | ひとりごと
先日、仕事を兼ねて、古い仲間たちと食事をした。
有楽町駅から銀座1丁目方面に向かうと斬新な窓デザインのミキモトギンザビルがそびえ立つ。
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この夜の会食はレストラン『DAZZLE』だ。エレベーターが8階で開くと、先ず正面のオープンな厨房が目に飛び込むのだ。いきなりキッチンを見せるとは、初めての人は面食らうだろうネ。で、そこがレセプションルームとなっており、奥のウェイティングバーへと案内される。既に到着していた旧友はシックなスーツを身に纏い、赤いヴェルヴェットのソファでベルモットを呑んで居た。

こんな大不況時代でも、銀座はゴージャスな設えのインテリアに人が集まるのだネ。ディズニーシーのアトラクションの様なエレベーターで、上の階に上がると今度は巨大なダイヤモンドを模したワインセラーが出迎える。天高9mの広々とした空間は圧巻だが、さすがに野郎三人の食事にはいささか場違いだったかナ。

先ずは、久しぶりの再会に乾杯だ。冷えたビールで喉の乾きを潤した。
前菜はアスパラガスのムース。旬のアスパラの味がしっかりと詰まっており、スターターに打ってつけの一品だった。

お次ぎは、愛知産あさりと生ウニの冷製カペリーニだ。岩海苔をクリームソースに仕立て、和えており初夏の訪れを感じる味わい。

そして、僕の大好きなズワイ蟹のクラブケーキ。海外に出張に出掛けても、メニューにクラブケーキを見つけると必ず頼んでしまう程、大好物な料理なのだ。ボストン辺りじゃ、何処のレストランでも定番のように用意してあるので、毎日食べちゃう事もあった。カニ、カニ、カニの蟹の身がギッシリと詰まったハンバーグの様な食べ物だナ。今回は上品にアヴォカド・サワークリームなんてのがかかっていたが、余計だったかもしれない。

函館産の水蛸が今が食べ時と云う事で、スパゲティにしてもらう。刺身でも美味い水ダコがパスタの余熱でほんのり火が通り、とても美味かった。パスタは二品取ったのだが、三人でシェアすればペロリだった。

この辺で、酒をワインに変えた。赤ワインは、ニュージーランド出身のソムリエが薦めてくれたマウントフォード・ピノ・ノワールの2004年を戴いた。そんなに重くなく、香りの高い赤で、食事を邪魔しないワインだったかな。

で、赤ワインにとてもよく合った和牛リブロースの網焼きを戴いた。オーダーをする際に、肉は何がオススメかを問うたのだが、「クィーンズランド産の和牛」が本日のオススメです、との事だった。ハテ、と一瞬思ったが、「和牛」って品種だったっけ。どうも国産牛が脳にインプットされているので、コンフューズするんだよナ。こちらは、結構なボリュームで大変満足した。

最後の肉の量で、デザートは諦めた。僕らの後ろの方では男女8人で合コンらしき食事会で盛り上がっていた。なるほど、此処のエンターテインメント性は、そんな使い方にも打ってつけなのかもしれない。

銀座8丁目辺りまで戻り、『Bar いのうえ』へ。
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ん。この文字は作家の伊集院さんの手書きだ。味のある字だね。

この晩は、アードベッグの10年をオン・ザ・ロックで戴いた。アイレイ島特有のスモーキーなピート臭を嗅ぎ、ゆっくりと口に含むのだ。目を閉じれば、海岸沿いの波の音が聞こえた様な気がしたな。
       ◇       ◇       ◇

    目に青葉山ホトトギス初がつお(松魚)

ご存知、山口素堂の有名な句だネ。

先日、浅草雷門の酒房『簑笠庵』にて、カツオの宴が催された。俳人、一平さんの粋な計らいにより、気仙沼で穫れた上がりガツオを2匹送ってもらったのだ。それを丸々全部余す事無く戴いたのだった。今が旬のカツオをアテに無類の酒呑みたちが集まった。

仕事の都合で、ちょいとばかし出遅れたのだが、カウンターも奥座敷も既に皆良い良い心地。料理人の山本さんも口数少なくカツオと向き合っていた。
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先ずは、「カツオの叩き」から。ノッケから、酒に合う料理が登場だ。
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で、酒は「〆張鶴」から戴いた。キリっとした味がカツオに合うなぁ。ニンニクが効いて、食欲増進だ。
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皆、思わず笑顔になってるネ。

続いて、「カツオのユッケ」である。
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良い具合に味が滲みており、酒がどんどん進むなぁ。で、次から次と皿が出る。今度は、「カツオの血合い」だ。
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これこそ、正に酒呑みの為の逸品だ。時間が経てば経つ程、生臭さが増すのだが、魚は釣り立てよりも時間を置いて、熟成させたほうが美味い事が多い。その絶妙な頃合いを見計らって料理するのが、腕の立つ板前さんなんだよネ。

いやぁ、今回も山本さんに脱帽でアル。酒は酒友キクさんが用意した土佐の「酔鯨」だ。
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もう、皆さん、お猪口じゃなくて、コップ酒なんだから、一升瓶がスグ空になる。

お次ぎは、「カツオのヅケ丼」の登場だ。
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あぁ、たまらん美味しさ。このまま食べても十分美味いのだが、半分残し、お茶をかけてもらった。
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一杯で二度美味しいなんて、まるでグリコだネ。

ここらで、ちょいと箸休めって感じのホヤを戴いた。
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ただ、刺身にしただけだって云うのに、何でこんなに美味いんだろう。これまた酒がススム一品だった。

酒は岐阜の純米にごり酒「白川郷」に変えてみた。
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これは僕が持参した酒だ。トロっと濃厚な舌触りが、妙に病みつく酒なのだ。”にコり”じゃなくて”にごり”だよ。

座敷からカウンターへと席を移り、箸休めにトマトと玉葱のサラダを戴いた。
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これがサッパリとして酔いをリフレッシュさせてくれたネ。山本さんはカツオの骨をじっくりと炙っている。これは後のお愉しみ。そして、カツオの頭や内蔵を炒め出した。本当に二尾の鰹を全部使い切ったのだ。
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この炒め物がビールに最高にマッチした。この日はずっと日本酒で攻めようと思いつつ、料理の味に後ろ髪惹かれビールも呑んでしまった。
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そして、〆は先ほど炙った鰹の骨で出汁をとったスープを戴いて、この日の宴の終了だ。

いやぁ、どの料理も大満足だった。旬の料理を味わうってのは最高の贅沢だ。そして、集った全員が気心しれた酒の朋友ってのが嬉しい限り。

さぁ、次回の宴は何を戴けるんだろうか。今から、愉しみだネ。
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by cafegent | 2009-06-15 18:44 | 食べる
「腐草為蛍」、そろそろ蛍がふ化して、夕闇の中で光を放つ季節だね。関東でも梅雨入りしたそうだし、夏も間近か。湿度も高くなっており、今年もまた寝苦しい夜の始まりだ。タオルケットを放り出して寝たせいか、風邪をひいちまったみたいだ。朝から喉の具合が悪い。

水曜は立石で2軒、神保町で1軒、青山で1軒、そして最後は武蔵小山で1軒ハシゴ酒をした。午後7時頃からスタートした酒は深夜2時を廻るまで続いた。我ながら良く東京を飲み歩くなぁ。深酒をして、そのままベッドでバタンキューなのだから、風邪をひくのも当たり前か。まぁ高熱が出た訳じゃないし、流行りのインフルエンザじゃないみたいだ。
       ◇         ◇         ◇
半年程前にオーダーをした『Kyoji Maruyama』の夏コレクションが到着した。骸骨モティーフのTシャツ&ポロシャツは、可成りイカシてる。黒のポロシャツは、背中一面に骸骨の四十八手の図案が施されているのだ。
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こんなのを着てると、酒場でのドーデモイィ会話に花が咲くって訳だ。もともと、シューズが得意のデザイナーだが、メンズの服飾デザインも素敵だ。なんだか、歳を取ってからの方が、こんな派手な洋服着て遊びに行けるようになったかも。
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こちらも48手のデザインだ。

デザイナーの丸山恭司さんとは青山の『立ち飲み なるきよ』で知り合ったが、今年はお花見も一緒だった。同世代で、こうやって世界に向けて活躍しているって、イイネ。そう云えば、先日の日曜に横浜みなとみらいで開催されたGLAYのゲリラライブでもギターのTAKUROが、ココのシャツを着ていた。テレビのニュースでもやってたね。僕の買ったTシャツと同じ柄だったから、彼とお揃いってことだが、ドーデモイィか。

あぁ、咳が止まらない。困ったもんだ。
       ◇         ◇         ◇
葉書を出しに郵便局へ出向くと、いつもフリーペーパーの『かしこ』を貰ってくる。薄い冊子ながら、内容が濃く面白い。先日もページをめくっていたら、美味そうな和菓子が掲載されていた。その名も、「いきなり団子」である。中にサツマイモの輪切りとあずき餡がたっぷりと詰まっていて、病みつく美味さなのだ。
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熊本の名物なのだが、地元へ行くと沢山の和菓子屋が作っている。

この素朴な和菓子が何故か全国的に人気が出ているらしいのだが、その理由を聞いて納得。漫画『ケロロ軍曹」の好物として、この団子が登場しているからだそうだ。
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久しぶりに食べたいなぁ、と思っていたらその夜、朝日新聞の夕刊でまたもや登場。「いきなり団子」、よっぽど引きが強いんだナ。

打ち合わせで四谷へ出掛けたので、友人への差し入れに『わかば』の鯛焼きを買ってきた。
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途中、公園のベンチに腰掛けて僕も戴いた。東京三大鯛焼きの名店だけあって、ひっきりなしにお客が並んでた。入口の脇では額に汗をかきながら、一生懸命に鯛焼き器をひっくり返し焼いている。
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パリパリの薄皮が香ばしく、中はあずき餡がギッシリと詰まってる。

「東京おもしろ雑学」と云うサイトで知ったが、『わかば』では、演劇評論家の安藤鶴夫先生より戴いた「鯛焼きのしっぽにはいつもあんこがありますやうに」 を社訓としているそうで、こんな素朴な心意気が根強い人気となっているんだろうね。

冷めても美味い此処の鯛焼きは手土産に丁度良いのだ。   
       ◇         ◇         ◇
さて、今年もまた夏の風物詩、怪談話の季節がやってくる。人間国宝の講談師、一龍斎貞水の「四谷怪談」が今年も7月に開催されるのだ。
「怪談の貞水」と呼ばれる程の迫力満点の講談で、観客を惹き付ける。

伊右衛門の裏切りで、無念の死を遂げた小岩が惨い姿となって現れる、誰もが知っている怪談話だが、貞水師匠独自の解釈と音や照明による立体的な舞台演出で「立体怪談 四谷怪談」と命名していた。

今年は7月2日の銀座博品館劇場での公演だが、うだるような真夏が来る前、ちょいと一足早く納涼気分で、肝を冷やそうかナ。舞台の後は、『ライオン七丁目店』で冷えたビールでも呑もう。
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by cafegent | 2009-06-12 14:34 | ひとりごと
今年は、横浜の開港から150周年と云うこともあり、横浜の街では色々な催しが行われている。そんな中、横浜出身の版画家、川上澄生の大回顧展がそごう美術館にて開催されていた。

7日までだったので、土曜日の昼過ぎ、『宇ち多”』を出た後に京成線に乗って横浜まで出掛けてみた。乗り換え無しで真っ直ぐ品川経由で行けるので随分と楽チンであった。

横浜に着くと雨もすっかり上がっており、外も可成り蒸し暑くなっていたので、地下からそのまま百貨店へと向かった。レトロな雰囲気のエレベーターに乗り会場へ。
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川上澄生は、黒船来航、ペリー、文明開化などをモティーフに沢山の版画作品を残している。中でも横浜の異国情緒溢れる景色や風俗などの作品も沢山展示され、正に横浜開港150周年に相応しい展覧会だった。

棟方志功は、川上澄生の「初夏の風」と云う作品を目にして版画家になろうと決意したそうだが、志功がモロに影響を受けたのが判る作品も有り、興味深く観る事が出来た。また、今の『民藝』ブームもあって、「川上澄生と民藝」と云う視点で観ることが出来たのも大変面白かった。
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会場では、川上作品をあしらった崎陽軒のシウマイや文明堂のカステラなども販売しており、気分を盛り上げていたナ。
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目当ての展覧会も満喫したし、後は「横浜で呑む」って云うのが何時ものお約束。僕らは居酒屋目指してまっしぐら。

駅の反対側に在る『立ち飲み処 キンパイ』はいつもならもう開いている時間なのにシャッターが降りていた。
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うーん、がっかり、と思いつつ足は別へと向かうのだ。狸小路はまだ早いし、何処か開いてる店は無いかと歩いていると、呼び込みの兄ちゃんに誘われた。

此処『やきとり平助』は午後3時までは飲み物全部220円だと云うじゃないか。それならば、と僕ら呑んべい連中はイソイソ中へ。中ジョッキ2杯呑んだって普段の一杯より安いんだから嬉しいネェ。
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3時ギリギリまで目一杯呑んで良い気持ち。
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しばし、駅のベンチでまったりだ。本当に晴れちゃったネ。

桜木町まで移動して、地下道を歩く。
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「野毛ちかみち」を抜け、目指すは野毛小路の『福田フライ』へ。
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此処は、午後のまったりした時間を過ごすには丁度良いオープンエアな立ち飲み屋である。フライ好きは入口付近の女将さんの揚げ場の廻りに集まるが、僕らはカウンターの奥に進み、息子さんの前へ。釣り好きらしく、いろんな魚の話を伺いながら、美味い刺身を戴いた。

此処はフライはもちろんの事、新鮮な魚類が凄いのだ。
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この日もイサキの刺身を戴いて酒がススむ。他にもあずきハタ、クロソイ、なめた鰈、金目鯛などの刺身や穴子湯洗いなんてのもあった。
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そして、あさりにポテト、くじら、串かつとフライをニンニク醤油のとびきり辛いソースで戴いた。フライは塩で戴いてもウマイよ。
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芥子の入った容器は昔懐かしいメロンアイスだね。自慢のぬか漬けも良いアテになったし、愉しい午後だ。

ひとみ姐さんも大満足のご様子で、散歩がてら次へと歩くことにした。
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宮川小路や野毛本通りを抜け、大岡川まで行くとスナックが密集している都橋商店街へと出る。
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昭和の香りが色濃く残る雰囲気は、野毛に来たナって云う実感が湧くのだ。二階へと上がり、奥へ進むと『ホッピー仙人』が在るのだが、あいにくこの日は休みだった。
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馬車道の方まで散策し、結局また元の方面へと戻った。
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野毛本通近くで見つけた良い雰囲気の居酒屋『魂屋』(そーるや)で一杯やることに。
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この店のなんとも云えぬ雰囲気は妙に和む。そして、昔の音楽番組のDVDなんぞを観ながら愉しい酒を呑んだ。
      ◇        ◇         ◇
翌日は天気も良く、午前中は洗濯日和。洗濯機を3回も廻し、ベランダの花を植え替えた。五反田TOCまで散歩をし、スニーカーなどを物色。そして、銭湯でひとっ風呂浴びて汗を流し、午後はいつもの酒場、野方『秋元屋』の口開けを目指して出掛けることにした。

高田馬場で乗り換えると、毎度の「宇ち多”」仲間岩崎さんが同じ電車であった。二人でイソイソと秋元屋へ向かうと一番乗りである。店が広くなったから、もう並ばなくなったのかナ、なんて思っていると、神保町『兵六』仲間の荒木又右衛門氏とウチダ君がそれぞれやって来た。
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店の前に並んでいるのが全員酒仲間って構図も凄いもんだネ。
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開店の四時近くには列が出来ていたが、案の定ひとみ姐さんも現れた。

オンタイムに暖簾が下がり、僕らは旧店舗側のいつもの焼き台前のカウンターに並んで座ることが出来た。外は明るいし、気温も高い。炭酸の効いた焼酎ハイボールで喉を潤した。
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カシラ、カシラアブラ、レバーにハラミと串焼きは全部味噌にしてもらう。そして、テッポウとシロは生醤油だ。これまた、たまらん美味さ。
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小一時間ばかりで店を出て、この日は野方でハシゴ酒。
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皆と散歩しながらいろんな店に入ったが、中々、野方も良い店が多くて嬉しいネ。
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最後に入った『さぬき亭』は酒のアテも充実していたし、最後の〆のぶっかけうどんがとても美味かった。
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また、次回野方の新しい酒場を探訪しますか。
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by cafegent | 2009-06-09 18:37 | 飲み歩き