東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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<   2009年 08月 ( 14 )   > この月の画像一覧

今日で八月も終わりだネ。昨日は午前中から引越手伝いだった。
ひとみ姐さんの息子の引越がやっと決まり、膨大な帽子コレクションを置く所も無いと云う事で、一旦僕の仕事場で保管する事になったのだ。
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それにしても凄い数でしょ。頭ひとつしか無いのに、まぁよく集めたものだ。これでも半分くらいは友人たちが引き取ってくれて、大助かりだったヨ。追々、またこの帽子を誰か引き取ってくれるとイイナ。

今日は台風が近づいているみたいだし、引越が無事に済むと良いネ。

さて、昨日は引越の手伝いが済んだ後、投票へ出掛けた。
概ね予想はしていたが、ここまで自民党が大敗するとは驚いた。夕べの選挙速報は久しぶりに興奮しながらテレビに釘付けになっちまった。
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前日、毎度お馴染みとなってきた立石『宇ち多”』から武蔵小山の『牛太郎』へ遠いハシゴ酒をしたのだが、店を出ると大勢人が集まっている。駅前ロータリーでは石原ひろたか氏の応援に麻生首相が駆けつけて来たのだった。
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話題性と云う意味では、麻生さんはとても磁力が有る様子で、沢山の人だかりが出来ていたが、結果は言わずもがなだったネ。

自宅近くの小学校の体育館が投票所になっていた。結構沢山の人が列をなしている事を見ても、今回の政権交代劇を他人事じゃないと感じている方々が多かったと云うことだネ。
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投票をするとこんな「投票済証」なんてモンをくれるのだヨ。コレ貰うと、9月末まで椿山荘やワシントンホテルを運営する藤田観光では、提示するだけで最大50%も宿泊費が割引されるらしい。箱根小涌園温泉とかも安くなるみたいだネ。
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千代田区の半蔵門商店会では、生ビールが無料になったりとか地域団結しての投票率アップを狙ってたんだ。

自分なりに納得した投票を行い、四時の野方『秋元屋』を目指す事に。
途中から雨が降り出してきたので、外の15分待ちがチト参ったナ。

で、いつもの様にひとみ姐さん定席のカウンター12番へ座る。
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焼酎ハイボールで喉をキリリと潤わし、軟骨スライスと焼きトンに日曜の憩いを味わった。

昨日は年に一度の高円寺「阿波踊り」だ。ご近所さんの荒木さんと一緒に秋元屋からテクテクと歩いて高円寺へと向かった。
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途中には、地元でお馴染みの居酒屋『バクダン』も在るのだ。

裏通りはとても静かだったのに、表通りに出たら一変していた。
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駅の廻りは人、人、人!物凄い人たちが沿道で熱い声援を贈る中、粋な姿の踊り手たちが通りを踊り進む。約12,000人もの人が踊り、見物客も120万人と云う動員数なのだから、驚いちゃうよネ。前日の浅草サンバカーニバルの倍以上なのだから。
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太鼓の鼓動が観ている我々まで興奮状態に引き入れてくれる。

途中から雨が激しさを増してきたが、彼らの踊りはよりエキサイティングしてくるのだ。本場徳島をも凌ぐ見事な踊りは、皆さん一年間練習を重ねてきた賜物だ。

どの連盟の方々も素晴らしい踊りっぷりと粋さを披露してくれたのだ。
きっと今頃は、皆もぬけの殻状態で半休でもしているんだろうネ。お疲れさまでした。出番待ちのチームも気合い充分だったナ。
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今年は、「新粋連」チームが東京都知事賞を受賞したそうだ。
僕が観ていた中では、「忍(しのぶ)連」チームが格好良かったなぁ。
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ほら、男前たちが勢揃いだぜ。

土砂降りが続き、ズブのヌレオになってしまったので、荒木さんと一緒に駅近くの居酒屋『眉山亭』へ。
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此処は、神保町酒仲間のキゥっちゃん御用達の酒場で、阿波踊り帰りの方々で大いに賑わっていた。

途中からキゥっちゃんもお友達たちとご来店。愉しい宴は続きそうだ。
還暦過ぎなきゃ喰わせねぇと大将に云われたが、荒木さんがどうしても喰いてぇと出してもらったのが名物「味噌豆腐」。
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沖縄の豆腐ように似た醗酵豆腐だが、甘みが強く酒に合う。

そして、鰻の煮物を頂いた。
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こちらもふっくらと煮てあり、味が滲みて良いアテになったナ。

花火大会にサンバカーニバル、そして阿波踊りと今年の夏もそろそろ終わりが近づいて来たみたいだネ。台風の中歩いていると、始業式前の子供の様にちょいと悲しくなっちまった。

    秋風月 虫の鳴く音に 扇子とじ

さすがに、今日は神保町の『兵六』も台風の為にお休みだそうだ。
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いよいよ、台風が千葉を越して来た様子だから、今日は早く帰ろうか。
by cafegent | 2009-08-31 17:49 | ひとりごと
毎年、八月の終わり頃に北海道からとうもろこしが届く。
「ピュアホワイト」は真っ白で果実の様に甘い品種だ。十勝の農家で朝採れたとうもろこしは飛行機で運ばれ、翌日には自宅で食べることが出来るのだ。世の中ホント便利になったネ。
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到着したらすぐに開梱し、皮をむく。で、そのまま、生でガブリ。
とてもみずみずしくて、口一杯に甘いコーンの果汁が広がって来る。
もう、あっと云う間に一本が芯だけになってしまうのだ。

半分を『簑笠庵』にお裾分けして、残りは独り占めなのだ。ぐふふ。
いつも到着した日に生で食べ、翌日の朝は5分程茹でて戴く。

生でも茹でても、焼いても美味しいので、ここ数年は夏の愉しみになっているのだナ。
        ◇        ◇        ◇
山手通りの大鳥神社沿いに美味しいスパゲッティ屋さんが在った。
仕事場から近いので、週に一度は通っていた。僕の大好きなショーケンさんも贔屓にしていた店で、何度か昼の早い時間にお見かけした事もあったし、兎に角地元の方々に愛されていた街のイタリア食堂なのだ。

その『Piano Piano』がお盆休みの間に目黒から一駅先の不動前に移転した。今週から新装開店との事だったので、今日の昼にお邪魔した。目黒の店舗とほぼ同じ位の大きさでカウンターとテーブルの席数も変わらないかもしれない。

此処の麺は可成りボリュームがあり普通サイズでも満腹になるので、僕はいつもスモールにしてもらっている。そして、いつもと同じ「ベーコンとトマトのきのこソース」を戴いた。
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この店に来ると馬鹿のひとつ覚えの様にコレしか頼まない。まぁ、五回に一回くらいは、違うのにしてみるのだが、どれも大変旨い。

そして、やっぱり我が愛しのショーケンさんは、開店を祝福してくれていたのだナ。
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スパゲッティ以外のメニューも豊富だし、何を食べてもハズレが無いので、夜に友人たちと集うのにも打ってつけなのでアル。

目黒から東急目黒線に乗れば一駅。二分で着いてしまうので、此処は是非知っておいて損はしない地域密着型の名店だ。
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不動前の駅を出て左側に進み、UFJ銀行の斜め向かい側の二階なので、すぐに判るだろう。

有名シェフがウリの南青山界隈のイタリア料理店に行く回数がグンと減った分、『Piano Piano』に通う頻度が高くなっている今日この頃なのだナ。

  Spaghetteria Piano Piano
    品川区西五反田4-30-7 2F
    Phone : 03-3495-2526 日曜定休

もうひとつ目黒のおハナシを。
目黒区美術館にて「線の迷宮(ラビリンス)・番外編 響きあい、連鎖するイメージの詩情」展が開催中だ。
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目黒区美術館がコレクション保有する版画から’70年代の作品を中心に構成し展示されている。
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駒井哲郎、浜田知明、秀島由己男、草間弥生などの作家の版画作品等をあらためて観る良い機会だった。
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この二匹の猫は、僕の仕事場のすぐ近くに住んでいるのだが、左側の黒いのがどうも神保町の酒場『兵六』のご常連に似ているのだナ。
ホラ、首から水晶玉提げている御仁ネ。いや、こんなに可愛くないか。なんちて。
by cafegent | 2009-08-26 17:08 | ひとりごと
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かき氷かと思いきや、ナント美容院の「冷シャンプー」の幟なのだ。
皆さん、いろんなコト考えるネ。

    涼風(すずかぜ)の曲がりくねって来たりけり

二週間の長い夏休みを終えて、神保町の酒場『兵六』の提灯が灯った。
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昨日は激しく降った夕立のお陰で、夜は随分と過ごし易かった。
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一茶の句じゃないが、コの字カウンターの廻りにも涼風が入り込んでくれたナ。
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薩摩無双のお湯割りが胃に滲みた。

先日、神田に用事があったので、ちょいと足を伸ばし末広町で昼飯を食べて来た。
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日本料理の『花ぶさ』は、改築してとても奇麗な店になったが、昔の店の風情をそのまま活かしてる。
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昭和39年創業の花ぶさは、池波正太郎先生がこよなく愛した店で、暖簾や店内に飾られた書画など至る所に先生の作品が残っているのだ。土産を包む包装紙や紙袋にも書画が施されており、池波正太郎ファンにはたまらない店なのだ。

そして、何よりも此処の魅力は、お昼のランチの素晴らしいことだ。天ぷらや魚の西京焼、お造りなどから選び、それに炊き込みご飯と小鉢、赤出汁が付く。この日はとうもろこしご飯だったが、とても上品な味わいだった。
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途中で、ご飯のおかわりも伺ってくれるし、実に気持ち良く昼のひとときを過ごせる。食事が済むと最後に白玉ぜんざいが登場。これは、女性だけじゃなく甘党のボクも目がない一品だ。

具だくさんかき揚げ丼や海鮮丼もあるし、大食漢向けにたっぷりランチセットなんてのもあるので若者だって大丈夫さ。

一階は白木のカウンター席だが、二階、三階は個室やお座敷も用意されているので句会なんかに丁度良いと思うのだナ。神保町界隈の俳人の皆さん、是非いかがですか。僕はカウンターで名物「千代田膳」を肴に冷やを一献やるのが良いのだナ。

さて、明日から銀座松屋8階にて『追悼 赤塚不二夫展 ギャグで駆け抜けた72年』が開催される。
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子供向け漫画に始まり、風刺の効いた大人のマンガに至るまで天才漫画家の大回顧展なのだ。さぁ、チミもポクも、見るのココロよ!!
ホームページでは、割引券も付いているので、要チェックだニャロメ!!
「追悼 赤塚不二夫展のサイト」
by cafegent | 2009-08-25 19:14 | ひとりごと
先週、展覧会を拝見した熊田千佳慕画伯が個展開催の翌日にお亡くなりになられた。まだまだ元気にご活躍の事と思っていただけにとても悲しいなぁ。

暑い夏が続いているネ。日が暮れるのをまって有楽町の『ミルクワンタン鳥藤』にお邪魔した。有楽町駅と東京駅を繋ぐガード下を抜けると昭和の臭いが残っているような路地にひっそりと佇む店がある。

カウンターに座り、先ずは冷たいビールを戴く。此処は酒さえ頼めば、後は黙って酒の肴が出てくるのだ。
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最初に戴いたのは、刺身こんにゃくの様な「いぎす」だ。瀬戸内海地方の郷土料理だそうだが、冷たくて夏には丁度良いネ。

鶏スープと焼き鯖が出て、酒を焼酎の水割りにした。カウンターの向こうから女将さんがニコっと笑いながら、「ウチは氷がとっても美味しいのヨ。」とぶっかき氷を出してくれる。この氷がホント美味しかった。
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焼酎がとても滑らかになるので、クイクイとススんでしまうのだ。

続いて煮込みが登場。
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この煮込みも此処の自慢で、独特の味わいなのだ。
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焼き鳥にはイナゴが付け合わせで付いて来た。そして、納豆チャーハンが出て来た。
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このなんの脈略も無いメニュー構成には驚かされるなぁ。でも、全体的にヘルシーな料理ばかりなのだナ。

最後の〆は、おまちかねミルクワンタンでアル。
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ワンタンを牛乳で煮て、先ほどの煮込みをちょいと加えるのだ。和製クリームシチューってな具合で僕は好きなのだ。
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此処は、たっぷり飲んで、腹一杯になっても3,4千円と懐にも大変優しい店なのだ。
        ◇       ◇       ◇
土曜日は相変わらず朝から京成立石へ。『宇ち多”』も夏休みを終えて、いつもの面々が集ってる。
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しっかりホネも戴き、ビールをチェイサーに梅割りを呑んだ。
程よく酔ってきたところで、口開け組は帰ろうか。時計を見ればまだ11時半だった。
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地元の重鎮イシさんもちょうど僕と入れ替わりの頃にやってきた。

宇ち多”を出て、電車で曳舟に行く。
曳舟から向島へ行く界隈は、永井荷風の「墨東奇譚」でお馴染みの花街だ。
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此処、料亭『水の登(と)』も随分前に来たなぁ。
ぶらり散歩をしながら、長命寺の桜もちを食べに向島へ。
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隅田川土手の桜の葉を塩漬けにして作る桜もちの良い香り。
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此処の桜もちは、ひとつの餅に桜の葉を三枚も使っている。贅沢だネ。縁台に腰掛けて、お茶と一緒に味わうひとときがたまらないのだ。

僕は、葉の一枚残しで食べるのが好きだナ。全部葉をとって食べる人もいれば、三枚全部つけたまま食べる人もいる。皆、それぞれ好みが違っていて面白い。

お茶ですっかり酔いもさめてきた。来た道を戻り、老舗の足袋屋さん『向島めうがや』へ。
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「めうがや」と書いて、みょうがやと読む。

此処は、向島芸者の方たちや噺家さん、踊りやお茶席用の足袋を専門に作る誂え足袋の老舗だ。足のサイズを計り、柄の見本帳を見ながら、好みの柄足袋を作ってもらえるのだ。一足一足丁寧に生地を裁断し、ドイツ製のミシンで縫製していくのだが、二十と云う工程を経て作られるので履き心地抜群なのだナ。

ご主人の石井さんにサイズを診てもらっていると、その横で息子さんがザクザクっと足袋の生地を切っていた。職人の手仕事ってのは、眺めているだけでワクワクしてくるのだ。
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家の近くの呉服屋さんだと白足袋しか置いていないし、値段も変わらないのだから、ジャストフィットの足袋を好きな柄で楽しみたいのなら、絶対に『向島めうがや』さんまで来た方が良いネ。

足袋の金具のこはぜに名前を入れてくれるのも嬉しい計らいなのだナ。
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足袋を買ったら、急に新しい着物が欲しくなってしまった。そんな訳で浅草へ出て、『男きもの ちどり屋』さんへ。普段着で着れる木綿の長着にしようと相談したら、片貝木綿を勧めて頂いた。

新潟の小千谷市片貝の『紺仁』さんで織られている木綿生地だから、片貝木綿と云うのだネ。早く着たいものだ。
        ◇       ◇       ◇
今年の夏は色々な『怪談』を拝見した。一龍斎貞水の立体怪談、仲村トオル主演の舞台『奇ッ怪』、そして先日下北沢の本多劇場にて『志の輔らくご 牡丹灯籠2009』を観ることが出来た。
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三遊亭圓朝が書いた大作の怪談噺『牡丹灯籠』は、数十日に渡り語られた長編の人情噺なのだが、志の輔師匠はその長〜い噺をギュッと凝縮し、前半で人間関係の相関図を元に解説してくれて、後半でじっくりと落語として演じてくれた。
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僕が観たのは初日だったのだが、あれだけの長い噺を一週間続けるのだから、相当の体力が要るだろうなぁ。東京フォーラムで観た独演会も面白かったが、志の輔師匠の牡丹灯籠は毎年観たい夏の恒例にしたいと思った。

怪談噺の後は、酒とおでんの『てんまみち』へ。

此処は僕が下北沢でバーを営んでた頃に出来た酒処だから、もう20年近くも営業しているのだ。店に着くまでは、ひょっとしたら無くなっているんじゃないかナ、と思って不安げに歩いていたのだが、明かりが灯っていてホッとした。
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たっぷりと出汁の滲みた大根は相変わらず美味かった。此処のおでんはそれぞれに味を変えてあり、牛スジはポン酢味だ。
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厚揚げ、豆腐、ちくわぶと戴いた。
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おでんの他にも酒のアテが豊富に揃っている。
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このしめ鯖の炙りも実に美味い。

酒は純米吟醸『ゆきの美人』なんて粋な名前の冷酒を戴いた。
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程よく酔って、腹もふくれた。

『てんまみち』を出て、茶沢通りを三軒茶屋方面へ。
僕が1987年に始めたバー『アルゴンキン』の扉を開くと、店の中は変わらぬ雰囲気を漂わせていた。しばらくぶりの友人にも会えたし、たまに下北沢で呑むのも良いナ。
by cafegent | 2009-08-24 16:49 | ひとりごと
日本橋にちょいと用事があったので、午前中に済ませ昼飯をとった。
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コレドと高島屋の間に在る『カステラ銀装』は、何故こんな場所にと云う処に佇んでいる。
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関西の方が有名なカステラ屋さんだが、此処の夏の「甘夏カステラ」は実に美味い。この日は残念ながら品切れだったので、また次回。

此処、『日本橋 玉ゐ』は、穴子飯しの店でアル。
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佇まいを観れば可成りの老舗かと思いきや、出来てまだ5年と新しい店なのだ。ただ、味良し、雰囲気良し、店の人大変感じ良しなので、店主の演出勝ちだネ。
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入口に近いカウンターに腰を下ろせば、玄関から入る陽射しを肴に生ビールが美味い。此処は昭和28年に酒屋として建てられた日本家屋だったそうだ。酒朋矢野兄の専売特許である「平日昼酒」を愉しむのにうってつけの佇まいだ。

そして、肝心の穴子はと云えば、煮上げか焼き上げを選ぶことが出来るのだ。僕が食べるのは小箱なので、どちらかを選ぶのだが、沢山食べられるお方ならば、中箱か大箱が良い。煮上げと焼きを合のせにしてくれるので嬉しい限り。

ふんわりと口の中で溶けるような柔らかい穴子が良ければ煮上げだナ。
カリっと香ばしい風味を堪能したいならば焼き上げがよろし。
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穴子飯しを三分の二程食べたところで、お椀に移す。焼き骨でとった穴子のお出し汁をかけて「あな茶」を味わうのだ。たまらんなぁ、この美味さ。むふふ。

室町に支店も出来て、そちらも空襲で焼けなかった民家を改築して店舗にしている。どちらも昭和の香り漂う雰囲気の中で美味い穴子に酒が待っているのだヨ。

平日昼酒を愉しんだ後は、銀座に出て『トラヤ』で帽子を物色。パナマの季節も彼岸までだから、秋のソフト帽が欲しいのだ。

さて、松屋銀座店にて「日本のプチファーブル」と呼ばれる細密画のアーティスト、熊田千佳慕(ちかぼ)さんの展覧会を拝見した。
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昆虫や草花の細かい毛や葉脈を実に丁寧に描き込んでおり、独自の世界観を創り出している。御歳なんと驚くなかれ、今年で99歳を迎えるのでアル。

デザイナーとして活動をした後、昆虫画を手がけ始め、60歳を過ぎた辺りから海外でも注目を集めるようになり人気画家となったそうで、70歳の頃から生涯を通じたライフワークとして「ファーブル昆虫記」の絵本化に取り組んでいるのだ。
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朝日新聞のコラムのひとつに、聖路加病院の理事長である日野原重明さんが『97歳、私の証 あるがまま行く』を連載している。そのコラムで、熊田さんの事をご紹介していたのだが、97歳で今尚元気な日野原さんが白寿を迎えようとしている98歳の熊田さんを讃えており、”今の子供たちの間では「ハリー・ポッター」シリーズ等がブームが起こっておるが、自分の子供の頃はファーブルの『昆虫記』が大人気でした。これを読んだ大人が子どもに面白い昆虫の話しを教えてくれたものだ”、と記している。

お二人とも1911年生まれだそうだが、この年齢で今も現役を続けている事は偉大だネ。

そう云えば、僕が日々通う神保町の酒場『兵六』の初代女将も御歳97歳でアル。そして、今も週に一度は店に出て、仕込みを手伝っているのだから、こちらもまた現役なのだ。凄いねぇ。もしかしたら、日野原先生や熊田画伯と同い歳かもしれないネ。
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皆さん、これからもずっと現役を続けてもらいたいものだ。
まさに「VIVE LA VIE 人生に乾杯!」だネ。
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松屋銀座店の熊田千佳慕展と同じフロアにて、『銀座・手仕事直売所』なる展示即売イベントが開催されていた。個性溢れる若手の作り手たちが新たにクリエイトした暮らしの道具や器、家具などの「手仕事」を一堂に集めて直売していた。
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僕が以前から好きだった北海道旭川発の澄川伸一さんデザインの靴べら「マグベラ」も出店していたナ。コレ、デザインも良いし玄関ドアにマグネットでくっつくウォールナットの靴べらなのだ。

24日(月)までの催しなので、是非出掛けてみて欲しい。

同じく、銀座松屋デパートの裏手に在るハヤシ画廊にて、日本手拭いのデザイナー高橋武さんの『型染てぬぐい展』が23日(日)まで開催されている。
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来年の干支である寅にちなんだ新作など手拭い好きにはたまらない展覧会なのだ。

併せて、観ては如何かナ。
by cafegent | 2009-08-21 12:28 | ひとりごと
軽井沢の朝は爽快だ。オオルリやヒバリなどのさえずりで目を覚ます。
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星野リゾートの隣には野鳥の森が在り、沢山の野鳥を目にする事が出来るし、夜には夕闇を飛ぶムササビを見られるナイトウォッチングなども催されるのだ。
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濃いめの珈琲を飲み、のんびりと散歩に出た。
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歩いて中軽井沢の駅まで行き、そこから一駅電車に乗ってみた。
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30分程歩いたので、腹が減った。
時計を見れば12時を過ぎていたので、昼飯にすることにした。

軽井沢でも、日向は暑い。それが、ちょいと木陰に入ると嘘のようにヒンヤリとした風が吹いてくるのだから不思議だナ。

駅前から旧軽井沢通りを進み、東雲の交差点を左折。雲場池通り沿いに佇む『コクーン・ティーガーデン』は地元の方に大変人気のレストランだ。

此処は女性オーナーが毎朝自家農園へ行き、収穫した野菜を提供している。店内の大テーブルの上には新鮮な朝穫れ野菜の皿が所狭しと並ぶ。美味しい野菜を好きなだけ食べる事が出来る「野菜バイキング」が此の店のウリであり、メインの料理もハンバーグやカレー、パスタ等々種類も豊富だし、天然酵母のパンはすこぶる美味いのでアル。
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外のテラスでは子犬を連れた夫婦が楽しそうに食事を楽しんで居たナ。
僕は相変わらずビールでスタートだ。
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コクーンは、隣接するマーケットで販売している自家製「トマトのケチャップ」やジャム類がとても評判だ。誰にあげても喜ばれるので、必ず土産に買って帰るのだ。でも、今回は自分用にオーナーお勧めの「三ヶ日月みかんのマーマレード」を買って来た。
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バタートーストにたっぷりと塗って食べるのだ。むふふ。

新鮮サラダを沢山食べたところで、自慢のハンバーグが登場。
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付け合わせのジャガイモももちろん穫れたてだ。モッチリとして大変旨い。肉汁たっぷりのハンバーグの上に乗っているコーンも自家農園で栽培しているそうだが、オーナーに伺えば、今年はハクビシンが出てとうもろこしを大半喰い散らかしてしまうので、バイキングに出せる程の収穫が出来なかったそうだ。それでも、ハクビシンがかじった残りのコーンを集めて、付け合わせやコーンパン等に使っていると聞いた。

白鼻芯(ハクビシン)って鼻筋が真っ白な獣で狸とイタチの中間の様な動物だが、ネコ科だったのネ。

お腹も大満足になったナ。
午後は、プリンス側の別荘に来ている後輩と会う為に東急ハーヴェストホテルのロビーで待ち合わせをした。
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此処も中々気持ちの良い空間で一日のプランを練る時なんかには丁度良い場所だナ。

プリンス側は、ちょうど72ゴルフにて女子ゴルフトーナメントが開催されていたので、宮里藍選手、上田桃子選手目当てのファンたちでごった返していたみたいだが、旧軽井沢の方は長閑なもんだった。
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後輩と久しぶりに会ったので、思いのほか長話をしてしまった。まぁ、予定があるわけじゃなし、これが休日の正しい在り方なのだナ。
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中軽井沢から鬼押出し方面へ。

千ヶ滝温泉の先に在る『セゾン美術館』にて開催されていた「絵画 モノクロームとマルチカラー」展を観た。
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此処がコレクションしているマーク・ロスコやイヴ・クライン、フランク・ステラ、リ・ウーファン等の作品を「色」と云う切り口で構成した展覧会だ。
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強烈な色で、作品の印象や個性を心に記憶させる事は、多々ある。イヴ・クラインの「クライン・ブルー」などは、その典型だネ。先日、誰かがアラーキーの写真はモノクロームの作品なのに、記憶に残るのは鮮明な色の記憶だそうだ。
アラーキーのモノクロは、観る者の心にドスンと刺さる鮮やかな色彩に変わるのだろうか。

白とグレー、黒から始まる展示は徐々にクラインの青やフォンタナの緑色に変わり、ポロックやジャスパー・ジョーンズのマルチカラーへと移って行く。

いつも観る絵画も構成ひとつでこうも見え方が変わるのか、と再認識出来てとても興味深い展覧会だった。
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美術館を出ると、そこは緑一色の世界。イサム・ノグチの彫刻の前で大きく深呼吸をした。
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自然の中でアートに触れるなんて、とても贅沢な過ごし方だナ。
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歩いて山を下り、千ヶ滝温泉へ。
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オープンエアな渡り廊下を抜けると温泉だ。
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陽が暮れるまでのんびりと湯に浸かり、汗を出した。

あぁ、予定の無い一日は、なんて素敵なのだろうか。
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軽井沢駅まで戻ると、矢ヶ崎公園に大勢の人が集まり出していた。
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川の畔では縁日の屋台も出ているし、浴衣姿の子供たちも集まってる。
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亀すくいの屋台なんてのもあるのだネ。

そうか、前日は盆踊りが有ったのだが、この夜は花火大会だったのだ。
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これから少し陽が暮れる18時に花火が打ち上がるのだナ。
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さて、僕は花火よりも酒が恋しくなってきた。
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ぐふふ。軽井沢にも、こんな渋い酒場もあるのさ。
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by cafegent | 2009-08-19 18:24 | ひとりごと
12歳から18歳までを札幌で過ごした僕は東京の茹だる様な暑さについて行けない時がある。特に先週の暑さは尋常じゃなかった。エアコンが苦手だから窓を全開にして寝るのだが、風すら吹いてくれないのだ。寝苦しい夜から脱出しようと、週末から軽井沢へと出掛けたのだ。
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前日、『簑笠庵』で呑み過ぎたせいもあって、朝が辛かった。それでも頑張って新幹線に乗ってしまえば一時間で着いてしまうので、駅へと向かった。いつもなら電車に乗り込んだ途端、ビールでも呑むのだが、さすがに前日の酒が残っており控えてみた。
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昼頃、軽井沢駅に到着。外に出ると日射しは強いのだが、肌に触れる風が冷んやりとして心地良かった。ようやく、「秋風月」の八月を感じる事が出来たナ。

太陽もジリジリと街を照らすのだが、ちょいと木陰に入れば嘘の様な涼しさが待っているのだ。あぁ、これぞ避暑地の醍醐味だ。

腹が減ったので、駅近くの『茜屋珈琲店』へ。
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旧軽銀座にも在るが、近い方の北口店へお邪魔した。

此処は品書きがシンプルなのが良い。カフェオレやアイスティーなどは無し。珈琲に紅茶、それにジュースくらいしか無いのだ。
そうそう「高いがうまい」のケーキも良いが、大好きなカレーライスを戴いた。
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とろとろの牛肉は、まるでビーフシチューのカレー版の様な感じかナ。じんわりと汗が出て来るカレーは、欧風でとても上品な味わいでアル。
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カレーを食べた後に飲む珈琲がこれまた美味いのだが、カレーで麻痺した舌に少し刺激的でイイのだナ。むふふ。

腹ごしらえも済み、自転車を借りてのんびりと過ごすことにした。

旧軽井沢を抜けて、雲場の池へと向かった。
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秋の紅葉も見事だが、湖面に映る緑の木々も美しい景色だ。
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水辺の草むら辺りでは、水鳥のバンが餌を探していたナ。可愛い姿をずっと魅入ってしまったヨ。
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自転車で別荘地を抜け、市村記念館へ。
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軽井沢開拓の歴史を知る事が出来てとても面白かった。同じ敷地内に在る軽井沢町歴史民族資料館では、建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展も開催されていた。日本の西洋建築と云えば、この人だよネ。

軽井沢の歴史に触れた後は、温泉に浸かって汗を流す。
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星野リゾートは、先月また新しい商業施設『ハルニレテラス』をオープンさせたらしい。
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クルマも人も物凄い数で賑わいを見せていた。カフェや雑貨屋さんは軽く流し見をして、野鳥の森を抜ける。

『星野温泉 トンボの湯』の源泉かけ流しに浸かり、しばし憩いのひとときを堪能。
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サウナでガッと汗を出したので、外のテラスでビールを戴いた。
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軽井沢に来たのだから、やっぱり軽井沢高原ビールかしら。エールビールが夕暮れ前には丁度良いネェ。
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ハンモックを借りてちょいとお昼ね。
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この時季、夏のひまわりも美しいが、もうコスモスが咲いていた。
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こっちにはキキョウも咲いている。
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やはり軽井沢には一足早い秋の風が吹いているのだナ。
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ほら、空が段々と淡い蒼色に変わって来たネ。
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夜は、僕が軽井沢で一番気に入っている店『Ogosso』へ。オゴッソは予約を取るのが大変なのだが、この日は運良く席が作れたから、と連絡を戴いたのだ。
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この店はとても居心地の良い店でアル。東京の店で例えるならば、青山の『なるきよ』だろうか。

中央に並べられた大皿には旬の素材で作った料理が並び、近隣で穫れた自然野菜は好きなように料理をしてくれるのだ。そして、抜群のパフォーマンスで皆を惹き付ける柳沢さんの存在が、此処の最大の魅力かもしれない。
吉田成清に会いたいから、青山に出向くように、軽井沢に着たら先ず彼に会いたくなるのだ。

ぐるりカウンター席では、家族やカップルたちがとても楽しい笑顔で酒に酔い、美味にご満悦なのだ。
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この日は、先ず茄子の揚げ浸しにポテトサラダ。続いて、下仁田こんにゃくを八丁味噌でじっくりと煮た田楽だ。
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いやぁ、酒に合うナ。こんにゃく本来の味だナ。
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ビールの後は、鹿児島の芋焼酎「相良兵六」を戴いた。

続いて、季節野菜のテリーヌの登場。
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オクラに人参、ベビーコーン、大根、鶏肉などを白菜で巻いて、テリーヌに仕上げてある。目にも爽やかな一品だネ。まさに「涼を戴く」と云った趣きだネ。味噌のソースが絶妙だ。

野菜が美味いってのは、素晴らしい。食欲が湧いてきたので、目の前に有ったアスパラガスなどを茹でてもらった。
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一緒に出て来たのは、地元で穫れた茎ブロッコリにインゲンだ。シンプルに塩とオリーブオイルで食すのが美味い。
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そして、お待ちかね、オゴッソ名物「ぎたろう軍鶏のシャモスキ」だ。
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浅間鳥牧場で朝取れたばかりの卵をすき焼きに合わせるのだ。
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この卵がすき焼きの割り下に見事にマッチするのだヨ。

最初にシャモの皮を鍋に入れて、美味い脂を出していく。
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出汁が出たところで、もも肉、胸肉を入れてくのだ。あぁ、シャモってこんなに美味いのネ、って再確認しちゃうのだ。

ジューシーな肉が卵と絡み合い、口の中一杯に美味さが広がって行く。ハツ、砂肝、そしてレバーと鍋に入ってく。

軍鶏三昧に浸っていると、そこへ豆腐や牛蒡なども入る。
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シャモの旨味が滲みた豆腐の美味いのなんの、南野陽子。なんちて。

で、オゴッソの「シャモスキ」は、この後が最大のお愉しみなのだヨ。
たっぷりと軍鶏の旨味が出た出汁でおじやを作ってもらうのだ。
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少し蒸らして、ハイ出来上がり。
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これには、京都祇園「原了郭」の黒七味が合うのだナ。熱々のウマウマで、あぁ幸せ。

たらふく食べて大満足。これだから、軽井沢はたまらないのだナ。
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自然のエアコンが気持ち良い夜の軽井沢を20分程のんびりと歩き、胃を落ち着かせた。

そして、軽井沢本通りに佇むバー『B&Bアマノ』ヘ。
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此処は、マスターと話しをしながら呑むひとときも素晴らしいが、何と言ってもママのコユキに逢いに来る客が多いのだ。

軽井沢広しと云えども、こんなに可愛いママは居ないのだヨ。
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どうですか、コユキのこの可愛い顔は。
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接客だって、ご覧の通り。
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ギネスの後は、スコッチのハイボールで夜が更けていったのだった。
by cafegent | 2009-08-17 19:12 | 食べる
世の中お盆休みに入っているらしく、メイルをチェックしても仕事関係は何も無し。電話すら一本もかかってこない。そんな訳で午前中に総てを片付けてしまい、午後は出掛けることにした。

先ずは、カッと汗を出そうと新橋のスープカレー店『ガネー舎』へ。以前、此処のスグ近くにロフトを借りていたので、随分通ったが久しぶりに食べても変わらぬ美味さで大いに満足。近所の『ビアライゼ’98』が駅側に移転したのはチト寂しい限りだナ。
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じっくりと煮込まれた鳥もも肉は簡単に骨が外れて食べ易いのだ。札幌に行く度に新しいスープカレー店を探すのだが、東京に居る時は此処が一番好きかもしれない。

外は蝉が啼き暑さを倍増させている。五反田から池上線に乗り、洗足池まで出掛けた。ウチの若衆が入院している都立荏原病院まで見舞いに行って来た。本来ならば、月曜からタイに旅行に出発している筈が、土曜の夜にバイクで事故って足を骨折し入院したのだ。

可哀想なのだが、何故か笑ってしまう。
頭を打たなかったのは幸いだが、足に鉄板を入れる手術をするらしく、また一年後に再手術をするらしい。過去に何人かバイクの事故で知り合いを亡くしているが、大事に至らなくて良かったヨ。まったく、馬鹿だねぇ。
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病院から洗足池駅までの間は、洗足池から流れ出る水を利用した水路が続いている。
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所々休める場所も有り、何とも云えず長閑でアル。
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蝉の声がやけに近いナァと思っていたら、すぐ目の前の家の門扉に止まって啼いていた。

明日は大田区の花火大会か。
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六郷土手は凄い人で溢れるのだろうナ。

今週は二度程立石へ出掛けた。『宇ち多”』も『栄寿司』も盆休みになるから、その前にちょいと呑みに行ったのだ。
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シャコ爪にツブ貝の肝の握りが美味い。
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浅草に出て、日本手拭いの『ふじ屋』へ。
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秋も近づいて来たので、「萩に月」の手拭いを購入。四季毎に一枚づつ増やしていくのが愉しみなのだナ。
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浅草寺では蓮の花が咲いていた。美しいネ。
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浅草寺も沢山の人で賑わっていた。
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夕暮れが近づいて来たので、串揚げの『光家』へお邪魔した。
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僕はこの日が初めてなのだが、皆が美味いと云う串揚げの立ち飲み屋さんなのだ。
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あさりの串揚げが美味かった。
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鱚も季節の味でイイネ。
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レモンハイもススムなぁ。
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夏恒例、住吉踊りの時季だね。

浅草演芸ホールでは、正蔵師匠がトリを勤めているが、僕の好きな扇橋師匠、さん喬師匠、そして権太楼師匠も出ている。
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鈴本演芸場へ出る前にもしっかりと浅草で一席やるのだから凄いエネルギーだね。

今月、上野『鈴本演芸場』の中席では「納涼名選会 鈴本夏まつり」が開催されており、権太楼師匠とさん喬師匠が長講で交互にトリを勤めるのだ。
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「動」の権太楼師は「芝浜」や「厩火事」など楽しいフレーズのあるネタを選んだそうだ。好対照、「静」のさん喬師は「明烏」「掛け取り」など、ネタおろし、蔵出しでじっくりと聴かせてくれる。今一番脂が乗っている二人の競演は絶対に見逃せないネ。

牛煮込みの『正ちゃん』へ寄ったら休みだった。
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少しがっかり。で、雷門を抜けてお馴染み『簑笠庵』の暖簾をくぐる。
奥の座敷では酒朋みっちゃんが家族連れで息子の誕生日を祝ってた。
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みっちゃんの夏着物が素敵だね。
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お裾分けで、カツオの血合いを戴いた。
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コレ、最高に美味い酒のアテになるのだ。むふふ。

先日、銀座『サンボア』と『ロックフィッシュ』にてハイボールを呑み比べたのだが、どちらが美味いとか比べられなかった。そして、無性に美味いハイボールが呑みたくなって、目黒の『権ノ助ハイボール』へ向かった。

キリリとして美味い。そう、銀座で呑んだ二軒のハイボールには、この「キリリ」が弱かったのだ。それに比べて、此処のハイボールは何杯でもおかわり出来るほど爽やかな喉越しと絶妙の味わいなのだ。
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サントリーの大プッシュと小雪効果の影響で都内の酒場では「ハイボールあり〼」の貼り紙が出てる店が増えていると云う。
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東京で一番美味いハイボールが呑みたきゃ、目黒に行くべきだろうナ。
『権ノ助ハイボール』のハイボールは蒸し暑い夏を一気に吹き飛ばしてくれる筈だ。

さて、明日から軽井沢に逃げる。ちょいとばかし、暑い東京とおさらばするとしよう。
by cafegent | 2009-08-14 16:39 | ひとりごと
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あぁ、今日も朝から酔った。芝浦の屠殺所が盆休みに入ったので都内のモツ焼き屋は今日明日あたりからお盆休みになる。本日の立石『宇ち多”』もご多分に漏れず、今日は生レバ無しの週末対応となった。普段の平日は午後2時からの口開けとなるが、今朝は10時45分くらいに開いた。

今朝も地震で飛び起きて、そのままテレビのニュースに釘付けだった。連続テレビ小説を見ながら、仕事へ行く準備をしたのだが、昨日も殆ど仕事にならない一日だったので、そのまま立石に出撃してしまった。
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いつもの面々が集ったのだナ。
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ビールの小瓶をチェイサーに焼酎梅割りを呑む。タン生に煮込みのホネを戴いて、週末の様な憩いを味わった。

それにしても、今日の口開けは人が少なかったナ。たぶん、いつも同様に午後2時開店だと思っている人が多かったのだろう。
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ほら此の通り、8人で一杯になるいつもの席に人が居ないのだから。

のんびり出来たのは良いが、ついつい長居をしてしまい、梅割りを呑みすぎた。
八広『丸好酒場』の常連と一緒に『ゆう』へ移動した。いつもはウーロン茶割りを戴くが、アイスコーヒー割りを呑んでみたら、これが案外旨くてちょっとハマってしまった。
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卵焼きも良い味だ。

テレビに映る甲子園の様子をアテに酒がススんだナ。

先日、谷中にて年に一度の楽しみの「落語協会 圓朝まつり」が開催された。
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今年の福団扇が柳家小三治師匠だったので、朝の9時前から長蛇の列が出来たらしい。僕も福団扇を手に入れようと出掛けたが、全生庵に着いた時点で既に売り切れになっていた。あぁ、残念と思いきや、酒朋のキクさんからメイルが入り、僕の分の福団扇をゲットしてくれたとの朗報だった。朝早くから50分も並んでくれたそうだ。ありがたいねぇ。嬉しいねぇ。
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会場となった全生庵は江戸落語を広めた三遊亭圓朝師匠の墓所があるお寺だ。
朝からご住職による法要の読経が催され、扇子のお炊き上げ、奉納落語などが行われた。そして、境内処狭しと芸人の屋台が軒を連ね、それぞれが趣向を凝らした店を出していた。
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この日は灼熱の太陽がじりじりと照る猛暑となったが、冷たいビールや冷や汁が救いとなった。
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贔屓にしている噺家たちとコミュニケーションを図れるのが、圓朝まつりの醍醐味でアル。僕も扇遊師匠や菊の丞師匠、権太楼師匠などとお会いしてサインなどを戴いた。
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あぁ、おじさんは、嬉しいのだ。

大の大人が、山手線スタンプラリーに参加する小学生にでもなったかの様に当代人気の噺家目当てに列が出来るのだ。これが愉しみで、皆一年待つのだから暑さなんて何のそのだナ。
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我らが権太楼師匠も元気なパフォーマンスで会場を湧かせてくれた。
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途中、近くの蕎麦屋『慶喜』にて冷酒と蕎麦で涼をとった。
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此処は蕎麦の盛りがしっかりしていて食べ応え十分で満足したナ。
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今年は「奉納落語」の抽選に当たったので、午後の部のむかし亭今松師匠と桂南喬師匠の落語を聴くことが出来た。
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夏の噺から皆のリクエストで演題が決まるのだ。今松師は「ざこ八」、南喬師は「へっつい幽霊」になった。「静」の今松、「動」の南喬と云われる程、対照的な二人の落語は聴き応え十分で大いに満足した。

落語を楽しんだ後は、銀座七丁目に出て『ライオンビアホール』へと向かった。
キクさん達が先にビールを呑んでいると云うので、合流したのだ。銀座でも浴衣姿の方々が大勢居たナ。暑い夏を楽しむには、浴衣がイイネ。
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キクさん、福団扇にご満悦だネ。
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冷えたビールとワインでホッとした後は、キリリとハイボールでも呑もうと云うことになり、『サンボア』へと移動した。薄手のグラスで呑むハイボールは旨いネ。途中、地震が有り驚いたが、幸い逃げる程の大きさではなく無事だった。

ハイボールを二杯呑んだところで、キクさんが旨いハイボールを呑み比べたいと云うことになり、皆で『ロックフィッシュ』に移動した。
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また混んでいるのかな、と思ったら意外や意外、空いていて驚いた。どちらのハイボールが好みかは、まぁそれぞれって事で。愉しく夜は更けたのであった。
by cafegent | 2009-08-13 20:03 | ひとりごと
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昨日は朝5時過ぎ、激しい揺れに目が覚めた。日曜から、立て続けに関東地方で地震が起きたね。テレビのニュースを見る限り、台風9号と重なった事も有り、静岡を中心に被害は大きかった様子だ。東名高速も復旧作業が大変そうだが、迂回の中央道で事故が相次いでいるそうだ。これから帰省ラッシュになると云うのに心配だネ。

今日も暑い。夏バテ防止には豚肉が良いそうだ。
目黒区民会館の食堂にて、かつ重を食べた。
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これで今日も一日大丈夫だろう。ついでに、かき氷も戴いた。おや、コレ一年前と同じ行動パターンかな。
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区民プールでは、皆気持ち良さそうに泳いでたナ。

先週金曜日は夕方武蔵小山の『牛太郎』へ行き、冷えた大瓶を戴いた。
30分程で出ようとした途端、空が暗くなり落雷の閃光と共に大粒の雨がアスファルトを叩き付ける様に降り出した。酒朋キクさんからのメイルによれば、千代田区でも大雨注意報が出ているとの事だった。こりゃ、参ったナ、と思いつつ酒をホッピーに変えた。
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出来立てアツアツのとんちゃんに冷えたホッピーが旨い。馴染みの方々と話をしながら小一時間過ごしたあたりで、土砂降りの雨も嘘のようにあがった。こりゃ、もう降らないな、と確信し店を出た。

8日から居酒屋『兵六』の長い夏休みが始まるので、一度家に戻って浴衣に着替え、神保町に繰り出した。シャワーも浴びて、気分爽快だ。

週末の『兵六』は、いつも混んでいる。そして、翌日から二週間の休みに入るって事で、いつもの面々が勢揃いしていた。
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ぬか漬けをアテに無双がススむ。

二週間、此処を忘れんように「兵六揚げ」を戴いた。
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コレ、湯島『シンスケ』の「きつねラクレット」に匹敵する味なのだ。油揚げの中に納豆、刻み葱、そしてチーズ。これを炙ってアツアツに。むふふの美味さ。
巷を騒がせている酒井法子が「夫と一緒に“あぶり”をやった。」なんて言ってるらしいが、炙るのは油揚げかキビナゴぐらいにしろよナぁ。

此処『兵六』は冬寒く、夏暑い。クーラーも扇風機も無く、時折り外から流れ込む風だけを涼に酒を酌み交わす。クソ暑い中で、薩摩無双のお湯割りを呑むのだから、僕をはじめ皆相当の馬鹿でアル。しかし、この愛すべき馬鹿どもが集まって他愛の無いヨタ話に興じるのが実に愉しいひとときなのでアル。それでも、八月の暑さは尋常じゃない。目眩がする程に暑いのだから、長い夏休みも必要な訳だ。

愉しいひとときを過ごし、皆で近くの『銀漢亭』へ。

さっきまで短パンにビーサンだったキクさんも一度戻って粋な浴衣に着替えてた。
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ご近所ってのは都合が良いネ。美味い酒で、あっと云う間に夜が更けたなぁ。

翌日土曜日は、「東京湾大華火祭」だ。
この日不覚にも朝寝坊をして、立石『宇ち多”』の口開けに間に合わなかった。午後、ひとみ姐さんの膨大な帽子コレクションやアクセラリー類を整理して、浜松町に向かった。

東京湾の花火は隅田川よりもデカイ玉が打ち上がる。だから、激混みの晴海会場に行かずとも少し離れた辺りでも充分楽しめるのだ。

途中で焼きそば、枝豆も買ったし、某ビル前に腰を下ろし、準備万端。
この場所は、1時間前に来れば絶好の見物場所を確保出来るし、ギリギリに着いたって結構大丈夫なのだ。目の前の河では、東京湾に繰り出す屋形船も提灯に明かりをつけて往来している。
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夕暮れに乾杯だ。

たまにゃあ良いか、とジャンキーなマックチキンナゲットなんぞも買ってみた。
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あぁ、たまに喰うとウマいナ。

そして午後七時、真夏の夜空に大輪の花火が次々と打ち上がった。
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正に百花繚乱だネ。連発の花火も凄いが、尺五寸玉の大きさはハンパじゃない。音も凄いが、此処まで火薬玉の包み紙の破片が飛んできた。
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先日の江東花火大会も間近で見られて凄かったが、今回は12,000発と3倍もの花火が打ち上がったのだ。
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興奮しっぱなし、雨も降らず1時間余りの最高な真夏の祭典だった。

帰りもスンナリ浜松町の改札へ。JRで神田へ向かい、銀座線に乗り換え田原町へ。
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雷門『簑笠庵(さりゅうあん)』では、呑み仲間のキョウさんの誕生日との事で、ワインで乾杯し、愉しい週末となった。
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この卯の花も最高のアテだ。
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バースディケーキのロウソクを吹き消し、キョウさんもご満悦。

美味い肴に旨い酒。ホッと一息つける酒場が最高に心地良いネ。
by cafegent | 2009-08-12 13:25 | 飲み歩き