東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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<   2009年 09月 ( 16 )   > この月の画像一覧

昨日は、無性に町中華屋に行きたくなったので、近くの「五十番」へお邪魔した。
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此処はすぐ近くにタクシー会社が在るので、タクシードライバーが集う店なのだ。でも、午後3時頃になると客は誰も居なくなり、店のオヤジと僕だけになることが多い。で、今日はキャ別味噌炒めにしてみた。
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回鍋肉ではなく、あくまでもキャ別味噌炒めって所が良いのだナ。

町中華屋は、決して飛び切り美味い訳じゃあない。なんとなく、ホッと出来るから時々来たくなるのだ。

陽が暮れる前に瓶ビールと餃子を頂いて、酒場へと繰り出すのが好きなのだ。まぁ、極々私的な憩いなのだけどネ。

先日、スイカのチャージをしようと駅の切符売り場に行くと、唐突に駅員さんが券売機から出て来た。
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一瞬、ギョっとしたが滅多にお目にかかれない光景だったのでシャッターを切ってみた。まぁ、ただそれだけの事なんだけれどネ。

さて、十月の立石『宇ち多”』のお休みは、こうなっているので、行く人は注意してね。
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まぁ、極々少数の方だけへのお知らせなんだけれどネ。
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秋の『簑笠庵』は、秋刀魚が美味い。
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酒朋キクさんは、頭まで食べてしまうので、ご覧の通りの姿になるのだが、この骨もじっくりと焼いてくれるので、秋刀魚の骨せんべいの出来上がりだ。
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コレがまた油で揚げるのと違って、とても香ばしくてすこぶる美味いのだ。でも、山本さんの手が空いている時に頼まないとネ。
そんな訳で、この日はみんな骨食べてたナ。まぁ、ただそれだけサ。
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こんな絵を見つけたら、無性に卵かけご飯が食べたくなった。
朝日新聞夕刊に連載中の森見登美彦作「聖なる怠け者の冒険」の挿絵でフジモトマサルさんの作画だ。
で、先日「簑笠庵」で戴いた卵かけご飯を思い出した。
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でも、思い出しただけで、まだ食べてないのだナ。まぁ、ドーデモいい事なんだけどもネ。
       ◇      ◇      ◇
この前の日曜日は、数週間ぶりに四時口開けの野方『秋元屋』に行く事が出来た。
入院中の叔母ちゃんの具合が順調に良くなっているので、少しホッとして見舞いの後に野方に向かったのだ。
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先ずはナンスラをアテにキンキンに冷えた生ビールから。
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此処の軟骨スライスは『牛太郎』のガツ酢に匹敵する美味さだナ。
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そして、てっぽうとシロを生醤油で焼いて貰う。
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酒を特製ハイボールに切り替えて、レバー、カシラ、カシラアブラを味噌で戴いた。
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ウヒヒな美味さ。楽しい日曜の夕方を過ごしたナ。

帰りに『秋元屋』で働くの酒豪ユリちゃんから清水のお土産を戴いた。「清水もつカレー」とは、嬉しいネ。
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豚モツのカレー煮込みの缶詰なのだが、〈もつカレさまです!〉のキャッチーなコピーにシビレてしまったヨ。
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最高だ、こりゃ。オジサンは、下らない駄洒落に滅法弱いのサ。
ありがとネ、ユリちゃん。

月曜は神保町『兵六』にて薩摩無双を呑んだ。アテは矢張り餃子だ。
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そう言えば、先日キクさんが宇都宮の餃子店を6軒ハシゴして来たのだが、開口一番、「やっぱり餃子は兵六に限るねぇ!」だってサ。でも、確かに美味いのだヨ、これは。

そして、いつもの「深夜食堂」へ向かった。
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先ずはポテサラでビール。
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そして、隣のトオルちゃんが美味そうにメンチカツを食べてるのをじっと見つめていたら、ママがお裾分けしてくれた。むふふ。
酒を高千穂の焼酎に変え、空芯菜炒めを食らう。
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少し食べたら、急に腹の減り具合が激しくなってきた。てな、訳でドライカレーを作ってもらうことにした。ママに我がママを聞いてもらい、ドラカレーの上にカレールゥをかけて、その上に目玉焼きダブルを乗せて貰ったのだ。
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どうですか、このパンチの効いた特製ドライカレーは。

此処は北海道出身者が何故か多く、地元話に花が咲く。
こうして、夜が更けて行くのでアル。
       ◇      ◇      ◇
さて、昨日は宇ち多”仲間のビリーを誘って、平日の宇ち入りをした。
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遅い時間だったが、煮込みもまだ残っていたし、カシラも戴いた。
もう一軒行こうと云うことになり、青砥から日暮里経由で鴬谷へ移動。

久しぶりに根岸の『鍵屋』の暖簾をくぐった。
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此処に来たら、矢張り桜正宗だナ。
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ぬる燗を二合戴いた。うなぎのくりから焼きをアテに酒がススむ。
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年季の入ったチロリで温める燗酒は、実に旨い。たたみいわしで更に酒を欲し、お馴染みの煮奴で〆る。
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もう少し寒くなったら湯豆腐かとり皮なべも良いナ。
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ご主人の変わらぬ元気な姿にホッとして、店を出た。鴬谷の駅に戻る途中、ちょいと『もつ焼き さゝのや』へ寄り道だ。
好きな串を自分で取って、レモンサワーで流し込む。
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この「ちょい呑み」がイイのだナ。

ビリーとは此処で別れ、僕は恵比寿『カドヤ』へ移動。
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此処は相変わらず繁盛している様子で賑わっていた。焼酎ハイボールを呑んでいると、酒朋矢野寛明兄がやって来た。聞けば、『カドヤ』の新店が出来るらしく、そのデザイン画を持って来たと云うので拝見させて戴いた。

流石、酒呑みだからこそ、素晴らしい酒場をデザイン出来るのだネ。参りました。開店したら行かなくちゃ、だナ。
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昼に外神田の『花ぶさ』に行ったら、炊き込みご飯が松茸だった。国産の松茸はそろそろ旬が終わる頃だネ。旨い松茸で一献つけに近々夜にお邪魔するとしようかナ。

今日で九月も終わりだ。

     秋風やむしりたがりし赤い花

一茶の句だが、東京の街にも彼岸花が咲き出してるネ。
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さぁ、秋と云えばモンブランだ。
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今年も春日『エスワイル』のモンブランを食べなくちゃ、僕の秋はやって来ないのだ。

だらだら、と雑文を書いてしまったナ。まぁ、たまには良いか。
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by cafegent | 2009-09-30 19:35 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
先々週末、立石『宇ち多”』にて三杯目の梅割りを呑み終え、もう一杯いこうかと思っていた矢先に携帯が鳴った。都立広尾病院からの電話であり、僕と同居している叔母ちゃんが脳梗塞で倒れて緊急入院したとの知らせだった。

こりゃ、大変だと急いで店を出て、広尾まで戻ったのだった。
叔母ちゃんは今年71歳なのだが、見た目も若くずっと元気だとばかり思っていたのだが、まさか病気で入院するとは思いも寄らなかった。
丁度その一週間程前に『兵六』仲間たちと一緒に高尾山に登り、都心の夜景を一望しながら、ビアホールで楽しんでたばかりだったしネ。

彼岸の入りだったので、お墓参りの支度をしていた矢先の入院だった。病室は七階で、窓の下には天現寺が見える。
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此処は母方の墓地なので病室から眺める墓参りになってしまったネ。

でも、幸い早期に治療が出来たし、リハビリも順調に行きそうだ。僕のシルバーウィークは毎日病院通いとなったが、早く叔母ちゃんが元気に家に戻って来てくれる事だけを願っている。

そんなシルバーウィークが明けたと思ったら、二つもの訃報の知らせが届いた。
一人は僕よりも10歳も若いバリバリ働き盛りの40歳なのに癌研有明病院からの知らせだった。健康だった人ほど癌の蝕む勢いが早いと云われているが、まさかこんなに早くこの世を去るとは思いもしなかった。

そして、もう一人は高校時代からの親友のお袋だ。ここ数年ずっと入退院を繰り返していたから、有る程度の覚悟は出来ていたと思うが、父親に続き、お袋さんまで亡くなってしまうとは残念でならない。家が向かい同士だったので、悪ガキだった僕を家族同様に接してくれたのが、今でも忘れない。

正月の集まりの時にこのお袋さんの自慢の琴の演奏を聴くのが、年の初め一番の苦業だった事も今となれば、笑い話だナ。

二人とも安らかに眠ってくれるよう祈るばかりだ。合掌。
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こうなると、増々ウチの叔母ちゃんの健康管理を気をつけねば。
先ずは煙草を辞めさせて、塩分の摂り過ぎに気をつけよう。

広尾病院沿いには渋谷から続く古川が流れている。東京湾まで続いているのだが、昔は汚くて臭い川だった。
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14年前から開始された「清流の復活」事業により、今では小魚等が戻って来ている。その甲斐有って、今では魚を求めて白鷺や鴨がやって来るのだ。
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この日はつがいのサギを観ることが出来た。
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さて、神保町『兵六』に集まる酒仲間の中でも、ひときわ若い(と云っても三十過ぎなのだが)酒巻兄が「丸口屋舌波」の雅号で、満を持して展覧会を開くのだ。

江戸文化に精通した若年寄りはマルクス兄弟もお好きな様でして、その中のゼッポ・マルクスにちなんで“マルクチヤ・ゼッパ”を名乗っているのだナ。しかし、兵六の爺ぃ連中以外に、一体誰がそんなネタが判るのだろうか、ハテ。

で、何の個展かと云うと、手のひらの中に納まってしまう小さなフィギュアでアル。題して『掌中人形』展だ。
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昭和を代表した往年の名噺家たちの人形を独自のデフォルメ表現で立体フィギュア化した作品が展示される。
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その開催場所もまた実に粋なのだナ。隅田川の屋形船を見下ろす両国の私設図書館『眺花亭(ちょうかてい)』が一週間、小さな噺家たちで埋め尽くされるって訳だ。
落語好き、フィギュア好き、江戸東京文化好き、酒好きを問わず、是非この機会に
丸口屋舌波兄の作品に直に触れてみて貰いたい。きっと、ファンになること間違い無しだろうナ。
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『掌中人形展 第壱集 眺花亭落語名人会』
両国 眺花亭の問い合わせはメイルにて、ひとつ宜しく。
ryogoku.choka-tei@ezweb.ne.jp
         ◇       ◇       ◇
秋は食べ物が美味しい季節だネ。全国から美味い物が届きウレシイ日々が続くのだ。岡山から露地モノのマスカットを送って戴いた。
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全国出荷はハウス栽培なのだが、無理を言って自家食用の葡萄をわけて貰ったのだ。粒は小降りだが糖度が高く、食べる手が止まらなかった。

こちらは、山梨の御坂『矢崎農園』の葡萄ピオーネだ。
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此処は数年前まで宮内庁御用達の京橋千疋屋指定農場の看板が掛かっていた葡萄農園でアル。
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この他に巨峰や甲斐路も入っていたので、当分葡萄三昧なのだナ。

そして、北海道は釧路港に水揚げされた秋刀魚が届いたのだ。
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八月の下旬から今にかけて穫れる秋刀魚は脂の乗りが違う。秋刀魚漁は一日で戻って来る日帰り漁と二日で戻る沖止め漁が有る。当然、日帰りで戻る船の方が鮮度の高い秋刀魚なのだネ。

朝穫れた秋刀魚を沖の上で箱に詰めて、その日の内に飛行機に乗せて届けてくれるのだから恐れ入る。金曜日の朝釧路港に水揚げされた秋刀魚が翌日土曜の午前中には僕の家に届くのだ。
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箱を開けると、まだ生きているかの様な秋刀魚が顔を覗かせた。
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新鮮だから、刺身が美味い。山わさびをすり下ろし、大葉とミョウガと一緒に戴いた。
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トロ秋刀魚と言うだけの事があって、本当に脂が乗っていて口の中で溶けてしまいそうだった。

更に塩焼きだ。胴に軽く包丁を入れ中までしっかりと火が通る様にし、グリルへ。脂が乗っているから、グリルの中からパチパチと音がして来るのだ。
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あぁ、焼けるのが待ち遠しいかった。新鮮だから、はらわたもドロドロにならず、最高に美味い。朝からビールがススンでしまったナ。

さて、栗が届いたら栗ごはんにしようか。
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by cafegent | 2009-09-28 13:08 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
金谷ホテルの新しいコンセプトルーム「オレンジスイート」は、放送作家の小山薫堂が細部に渡り徹底して考え抜いたと云うスイートルームだそうだ。

奇を衒わないインテリアは窓の外に広がる緑と相まって、確かに寛げる空間だった。靴を脱いで過ごせるなど、確かに旅館の良い所も随所にちりばめられている。
その中でも、木製のスプリングマット成る物がとても気持ち良く眠れ、僕はとても気に入ったナ。
今までも随分といろんな処に泊まって来たが、寝床が気持ち良いと云うのが一番大事だネ。修善寺『あさば』の掛け布団の心地良さが僕のお気に入りなのだが、此のスイス製のウッドスプリングマットには感動だ。
バスローブとコレは、自宅でも欲しいくらいだったヨ。
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ホテルも時代と共に歩み寄り、進化するべきだ。人々の趣向も変わり、満足の在り方も百年も経てば当然変化している。老舗ホテルが、時代の流行りの作り手でもある方に生き残りの術(すべ)を求め、従業員の名刺一枚から刷新したのだ。

永く歩んで来たからこそ持てる歴史の財産と新しいホスピタリティ・マインドの融合が上手く調和し、以前に増して更に居心地の良いホテルになったのだと感じた。

前日の夜のバーで過ごした至福の時間も朝の朝食の時も、スタッフの方々の心遣いや笑顔に元気を貰った。

何でも自分で体験しなくちゃ、語れないしネ。
次回は秋が深まる紅葉の頃に泊まりに来よう。今度は、従来の部屋で良いだろう。
部屋は変わらないが、働く人たちの心構えが違うのだから、きっとまた素敵な時間を過ごせる事だろうナ。

そう云う意味では、この放送作家も中々素晴らしい仕事をしているのだと、思ったネ。
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31種類の中から選んだ歯磨き粉で歯を磨き、本館二階の食堂で朝食を戴いた。
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珈琲とオレンジジュースで目を覚まし、卵をたっぷりと使ったオムレツを戴いた。窓の外では鳥の啼く声が聞こえてる。
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此処のオムレツは本当に美味い。トロリとした卵をトーストに乗せて食べると朝から幸せがやって来たと感じる程だ。
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旅行にでも来ない限り、こんなにたっぷりと時間をかけて朝ごはんなど食べられないからなぁ。
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食後はホテル内を散策だ。ちょうど、「金谷ホテル蔵出し写真展」を催していた。
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130年前の創業当時が今に蘇っていた。写真の復元技術の成せる技に驚いてしまった。

ホテルを後にして、「日光東照宮」へ。
新橋を左に眺め、長い石段を昇って二荒山神社、東照宮へと進むのだ。
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此処は世界遺産に相応しく素晴らしい建造物を拝見する事が出来る。境内に入るとすぐ左手に「神厩舎(かみうまごや)」が在る。午前中に来れたので、純白の馬を拝むことが出来た。此の建物の廻りをグルリと囲むのが「見ざる・言わざる・聞かざる」でお馴染みの猿の彫刻装飾だ。
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この猿達が神の馬を病から守っていると聞いた。

「陽明門」をくぐると、すぐ左甚五郎作の「眠り猫」が見られるのだ。
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これを見る度に落語の「ねずみ」を思い出す。落語には他にも「竹の水仙」「三井の大黒」などに左甚五郎をモティーフにした噺が多い。

此処までは良いのだが、「眠り猫」を抜けると家康が眠る「銅宝塔」までの石段が可成りキツいのだ。高尾山の男坂、四国の金比羅様と同じくらいの長い石段が続く。しかし、毎日徒歩通勤をしているだけあって、ヒョイヒョイと登れたナ。
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『日光金谷ホテル』の中にも東照宮を想起させるものが数多くあるが、想像上の像もしかり。
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狩野探幽が想像で描いた像を元に柱飾りとして彫られた霊獣だそうだ。
東照宮には、象の他、麒麟、龍、唐獅子など沢山の霊獣の彫り物を見つける事が出来る。これも此処を訪れる愉しみのひとつだ。

日光山輪王寺「薬師堂」の内天井に描かれている「鳴き竜」の鳴き声も聴き、たっぷりと歩くことが出来た。
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駅までのバスを待つ間、ひと休みに立ち寄った茶店でビールを戴いた。此処の壁一面に飾られている風景画は全てジグソーパズルでアル。
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なるほど、ジグソーパズルってこんな使い方がベストなのだろうネ。
ちょっとした新発見なのだった。

東武日光駅から電車で下今市駅まで移動した。駅を出て、今市駅方面に歩くと国道119号線に出る。右に曲がり少し歩くと、楽しみにしていた酒蔵の『渡邊左平商店』が見えて来た。
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普段は10人以上からじゃないと酒蔵見学は出来ないのだが、電話でお願いをすると快く引き受けてくれたのだ。嬉しいじゃないか、ねぇ。
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此処『渡邊左平商店』は日光山麓の造り酒屋でアル。そして、こよなく純米酒を愛する酒蔵なのだ。標高400メートルに位置し、夏も涼しく冬の寒さはとても厳しい。この寒さが美味い酒を造るのに適しているのだネ。仕込み水もまた華厳の滝から流れ落ちる良質の地下水が使われ、遠く遠方からも水を汲みに来る方が大勢いると伺った。

良質な水で仕込むのは地元を中心とした栃木の米であり、とことん純米酒にこだわっているのだ。
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最初に「時間は有りますか」と言われたので、「大丈夫」と答えたら、たっぷりと案内して戴き、いろんな質問にも丁寧に答えて貰ったのだ。いやぁ、ご主人の優しさと人当たりの良さに感激してしまったナ。

丁寧に酒の材料の事から造り方を教わり、酒蔵内を案内して戴いた。
奈良の平城京時代には酒は氷を入れたオン・ザ・ロックで呑んでいたとか、燗酒は平安時代からだったとか、初めて知るウンチクを沢山教えて戴いた。

そして、最後はお待ちかねの「利き酒」だ。吟醸酒、大吟醸、純米、純米吟醸、本醸造酒などを順番に呑まして頂いたのだが、どれもがそれぞれに美味く試飲なのについ沢山戴いてしまったヨ。
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中でも僕が気に入ったのは、定番である「自然醸清開」と今が旬の「ひやおろし」だ。冬仕込んだ酒を一度しか火入れせず、ひと夏寝かせて生詰めした酒が「ひやおろし」だ。

先日、酒朋キクさんから戴いた「清開」のひやおろしが忘れられず、今回の酒蔵訪問となった訳だから、これは買わずにはいられないのだナ。むふふ。
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最近はネットでも買えるようになったが、『渡邊左平商店』の様な小さな地元の造り酒屋は是非訪れて欲しいものだナ。
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たっぷりと日光の旅を堪能したので、帰路に向かう事にした。

浅草に着いたのが夕方だったので、そのまま立石へと向かい『宇ち多”』の梅割りと『栄寿司』の握りを戴いた。
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そのまま神保町『兵六』に立寄り、いつもの日常へと舞い戻って来たのであった。
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いつもの顔に逢い、いつもの酒を呑む。ホッとするひとときだ。
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最後は兵六の焼きそばでトドメだ。あぁ、楽しい小旅行だった。
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by cafegent | 2009-09-25 16:13 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
シルバーウィークが明けた今朝は、とても気持ち良く晴れた。
蝉の啼く声も聞こえなくなり、陽射しは眩しいが、風が冷たく歩いていても清々しい。
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空を見上げれば、白絵の具を付けた筆をグラスの中に浸けた様な淡い雲がうねってた。今年の夏は厳しい残暑も無く、秋へと移ろいだ様だナ。

目黒川近くを歩いていたら、何かが動くのが見えた。草むらをかき分けて、覗き込むと小さなカナヘビを見つけたのだ。
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コイツはとても愛嬌のある顔をしているナ。もうあとⅠ、2ヶ月もすれば土の中に潜り越冬するのだから、こんな天気の良い朝は餌を求めて歩き回っているのだろうか。

先日、浅草から東武スペーシアに乗って日光鬼怒川へと出掛けてみた。
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ビールと一緒に買い込むのはお約束「崎陽軒」のシウマイだ。冷めても美味いので、旅には欠かせない酒の友だ。

前日に「北海道フェア」なる処で買ったいくら弁当を一晩真空チルドにして持って来た。
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栃木に入った頃に食べたが、すこぶる美味かった。むふふ。
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鬼怒川へ着くと駅前に鬼の像が立っている。
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その脇には誰もが利用できる足湯があるのだ。
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しばし、のんびりと足湯を楽しんだ。

で、鬼怒川のライン下りを体験して来たのだヨ。
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川の水がとても澄んでおり太陽の光が美しく照らしていたナ。川の流れる水音に鳥の声、そして辺り一面に広がる緑のパノラマ。船の上で思い切り深呼吸が出来たのだ。

40分程の船の旅を堪能した後は、日光駅へと移動した。
今回は至極プライベートな祝い事があったので、旅の目的である『日光金谷ホテル』へと向かった。
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従来の部屋と異なる「オレンジスイート」と云う部屋の一周年記念との事で、泊まってみる事にしたのだ。

此処は1873年創業、現存する最古のホテルである。東照宮の下に建ち、日光の山々を望む絶景のロケーションとして外交官や文化人等諸外国の方々が多く訪れる避暑リゾートとして栄えたホテルだ。

登録有形文化財である此のホテルの古き良き所を継承しつつ、時代と融合し新たな顧客層を取り込んでいく。その為に、今世間で評判の構成作家「小山薫童」と云う人に新しい日光金谷ホテルのプロデュースをお願いしたそうだ。

僕より少し若いこの方が、さてどんな感じに仕掛けたのかを体験したくて泊まってみたのだ。
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部屋に案内されると、其処は他の部屋とは随分と趣が違っていて、最初は「えっ、これが金谷ホテルなの?」と思ったが、居心地は大変良いのだナ。

ドアを開けると左手に寝室、右手がリビングとなる。
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靴を脱ぐと木彫りの床が足にとても気持ちが良かった。タオル地のサンダルが用意されていたが、素足が一番心地良い。

珈琲テーブルの上に絵の具のようにずらりとチューブが納まった箱が置いてある。
ハテナ?と思っていたら、スタッフの女性がお好きなモノをひとつお選び下さいと云う。なんと、31種類もあるMARGARET JOSEFIN歯磨き粉だった。桃の味を選んだが、コレ何とも可笑しいネェ。

一先ず、珈琲を入れてソファで寛ぐことにした。「日光珈琲」とナ。
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窓の外の木々も太陽の光で様々な緑色に映っていた。
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壁には百年程前に写された西洋人の奇妙なスナップ写真が飾れている。でも、これ好きだナ。

ソファに座り、ブルーレイディスクを流すとギタリスト・鳥山雄司がアースの名曲「ファンタジー」をアコースティックで奏でるのでアル。しかもだ、今僕が座っているソファの目の前で演奏している模様が映っているのだから、バーチャルライブって趣向で可成り可笑しかった。
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他の映画ライブラリーは、残念ながら趣味が合わず、何も観たいモノがなかったヨ。

アテの無い時間をのんびりと過ごし、可成りリラックスしてきたゾ。

午後六時、外も陽が暮れた。
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この日の夕食は、僕のお気に入り、『みはし』に行く事にした。此処は西洋料理『明治の館』と同じ経営だが、日光金谷ホテルから至近距離に在り、何よりも居心地の良い店でアル。
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僕は温かいおもてなしを受けられる店が一番好きなのだ。味が良いのは当たり前であり、佇まいやインテリアも当然重要視するが、何と言っても接する方々のちょっとした気遣いなどで、メロメロに気に入ってしまうのだ。

それを感じる事が出来るレストランのひとつが、此処『みはし』だナ。
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生ビールで休日気分を盛り上げて、料理を待つ。

最初に薦められた舞茸のソテーは抜群の美味しさだった。
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香ばしい舞茸の薫りに感動し、ジュージューと音を立てる鉄板に喉がゴクンと鳴った。

サラダを戴き、ビーフシチューとハンバーグステーキを戴いた。
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牛のエキスをたっぷりと含んだシチューの味は、たまらない旨さだ。
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肉汁たっぷりのハンバーグにはたっぷり擦り下ろした玉葱とニンニクを醤油で味漬けたソースがかけられる。その途端、ジュワーッと鉄板にソースが跳ねる音が響く。そのしぶきをナプキンで避けて、お待ちかねのハンバーグにありつけるって訳だ。
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此処の肉料理にはハウスワイン「明治の館の葡萄酒」が合うのだ。
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あぁ、至福の時を過ごしているなぁ。日光の夜はもう秋の冷たい風が吹いているが、『みはし』の人と料理で心まで温かくなった。

ホテルに戻り、一階のバー『デイサイト』へ。
カウンターに座り、バーテンダーにマンハッタンのオン・ザ・ロックをお願いした。

物腰の静かな福田さんは、バカラのローハンに大きな氷を入れてバーボン・ベースのマンハッタンを作る。
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この日はボクの祝い事と云う訳で、金谷ホテル開業当時に使われていたオールドバカラのタンブラーを出してチェイサーに添えてくれた。驚いたのは、このグラスも同じローハンの柄なのだが、繊細な薄張りガラスだった。百年の歴史を此のバーカウンターで呑む訳だ。嬉しいネ。
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そして、ベースに使ったオールドグランダッドも今はもう見ない昔のボトルである。今はもう手に入らない昔のグランダッドのボトルを出してマンハッタンを作ってくれたのだネ。

真空管のアンプを通して流れるのは、ゲッツとジョアン・ジルベルトの「コルコヴァード」だ。イイネ!アナログ盤の針の音が時々雨音に聞こえる。

酒をダイキリのオン・ザ・ロックにした。もちろん、辛口でネ。
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カウンターの上には、例の小山薫堂氏が翻訳したキスの絵本が有る。
ページをめくり、最後に彼の手描きのメッセージが記されていた。
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〈ここまで読んだら、バーテンダーの福田さんに「例のヤツを!」と注文するのです。すると、とっておきのカクテルがとどきますから。それをグイッと呑み干してから隣の人にキスしたい!って言うのです。失敗したっていいのです。ここはバーなのだから。夜が終われば何でも許されるのです。〉だとサ。いやぁ、キザだね、まったく。こーゆー事がスラスラと出て来るから、人気者になるのだネ。まったくもって、参りました。

で、馬鹿正直者は、福田さんに「例のヤツ!」と頼むのでアル。
登場したのは小さなカクテルグラスに入った珈琲ベースの酒だった。
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上のチェリーを持ち上げるとグラスのミルクに唇の跡が残るんだネ。
いやぁ、福田さん、更に上を行くキザなバーテンダーだネ。

甘く危険な薫りを口に含んでいると、おもむろに後ろの暖炉に火を焼べているじゃないか。
パチパチと薪が燃える音がしてきたら、福田さんが暖炉の方へどうぞ、と招いてくれた。本当ならば、11月にならなければ火が入らないのだが、僕の為に特別に火を焼べてくれたのだ。もう、最高の気分だネ。
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最後にギムレットを、これもオン・ザ・ロックにして呑み干した。
何から何まで素晴らしいおもてなしを受けた。
福田さん、本当にありがとう。この夜の事はずっと忘れないヨ。
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きっと、マンハッタンをロックで呑む度に福田さんの笑顔と暖炉の火を思い出すだろう。
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部屋に戻り、読みかけの本を読んでしまった。
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バスタブにお湯をはり、ヌルめの風呂に浸かって、一日を振り返る。
随分と居心地の良い部屋じゃないか。紅葉の頃にまた訪れようか、と考えてるうちに睡魔が襲って来た。

そうそう、此処のバスローブは、とても肌に気持ちが良かったなぁ。
「kashwere」と言うメーカーなのか。コレ、一度使ってみれば、虜になるゾ。自宅用に欲しいかも。
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てな訳で、心地良く深い眠りについたのサ。
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by cafegent | 2009-09-24 15:16 | ひとりごと | Trackback | Comments(1)
本格的な秋はまだ早いが、目黒川沿いの桜の葉の色が変わりだし、地面に落ちている。この葉っぱが、いろんな顔に見えて楽しいのだ。
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ホラ、桜の木から降りて来た宇宙人だね、こりゃ。子供たちと遊ぶ時は電子的なゲームよりも、こうやって自然の中から面白い事を見つけて遊びたいものだナ。

新聞の拾い読みだが、ビール会社大手三社が伸び悩みに苦しんでいるそうだ。
プリン体も原因のひとつだろうが、何と言っても発泡酒等の第三のビールの安さが足を引っ張っているのだろうネ。
そんなビール復権の足がかりとして各社が競い合って出すのが復刻ビールだ。キリンの「復刻ラガー」にサッポロラガービールの缶「赤星」は好調な売れ行きとなっているらしい。

そして、いよいよアサヒも往年のヒット商品「アサヒゴールド」を完全復刻で出すのだ。
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味も缶のデザインも当時のものを復刻するそうだ。

「ほほぅ」と発売を待っていたら今朝の新聞にまたまた新ニュースが。
サッポロビールは、50年前に初の缶ビールとして発売した「缶入りサッポロビール」をコンビニ限定の復刻版として登場させると云う。僕と同い歳のビールだが、パッケージデザインを手がけているのは、広告デザイン業界に携わる方なら知らぬ者は居ないランドーアソシエイツのウォルター・ランドー氏によるものだ。
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僕も先日、札幌のビール博物館を訪れた時に当時の缶を見つけて懐かしいナ、と思ったばかりだったので、こりゃ嬉しい知らせだ。
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ビールは、矢張り苦みと深いコクの有る方が良いよね。どれ、呑み比べてみようかナ。

先月末、世田谷美術館にて「メキシコ20世紀絵画展」を観た。
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フリーダ・カーロの「メダリオンをつけた自画像」が初公開となり、あの泪に釘付けになってしまった。
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テワナの伝統衣装である白いレースのウィピルを纏ったフリーダは凛とした太眉でこちらを見つめているが、あの三粒の泪が一人の妻として、女性として生きる彼女自身のその時の心情を物語っていた。きっと絵の中だけでも幸せな花嫁で居たかったのだろうが、描いているうちに正直な気持ちとして泪を加えたのだろうか。

浮気癖が治らない亭主ディエゴ・リベラはメキシコ絵画界を牽引してきた巨匠だ。だが、妻フリーダにこの様な強烈な絵を描かせるまで女が辞められないのだから罪な人だ。まぁ、それだからアートにものめり込めるのだけどネ。

そのリベラは壁画が有名だが、此処に持って来られないのだヨ。NHKの「新日曜美術館」にてリベラの壁画を紹介していたが、メキシコまで飛んで実際に観てみたくなった。
「死者の死」や「夜の風景」等の作品で長く続いたスペイン植民地時代以降の地主と民などの光景が浮かんできた。

他にも素晴らしい作品を沢山観ることが出来たが、ポサダの風刺版画を沢山観られた事がとても貴重だった。
      ◇       ◇       ◇
今月は出光美術館で開催中の「芭蕉 〈奥の細道〉からの贈り物」展と江戸東京博物館で明日から始まる「よみがえる浮世絵 うるわしき大正新版画展」を観なくちゃ。
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芭蕉は江戸の俳人として知られるが、句を詠んだ仮名文字の書跡がとても美しい。
 
大正新版画とは、江戸に流行った浮世絵が明治以降に衰退し、それを再度復興させようと取り組んだ浮世絵木版画のムーブメントである。
それ故、明治以降は浮世絵とは呼ばずに「新版画」と云う。ロバート・ムラー夫妻が集めた珠玉の版画コレクションをこの目で観ることが出来るなんて、最高に幸せだ。
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とりわけ僕は、河瀬巴水(はすい)の版画が好きでアル。大正時代から昭和にかけての東京の風景画「東京二十景」は素晴らしい。今でも銀座『渡邊木版画舗』で当時の版木を使って刷った「後刷り」が手に入るが、最初に刷られた版画を観てみたい。

巴水の他にも、山村耕花、伊藤深水、鏑木清方の作品等多数展示されるので、大正ロマンの哀愁の世界に誘われては如何かナ。
「江戸東京博物館 特別展」のサイト
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by cafegent | 2009-09-18 14:53 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
僕がお世話になっている大阪の古書店『BOOKONN』さんが、知らぬ間に東京に引っ越して来ていたと知った。そして、目黒の油面交差点近くに在るギャラリー『金柑画廊』を図書館にしてしまうと云う企画展「近所の本 my neighbor's books」を開催している。
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で、ちょいと時間が空いたので、歩いて出掛けてみたのだが、月曜から水曜日はクローズだった。
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おや、残念。来月末まで展開しているそうなので、再度伺うとしよう。

BOOKONNの中嶋大介さんは、アートやデザイン関係の蔵書が多く、とても目利きのセンスが良いと思っている。

仕方なく仕事場まで戻っていると途中に、神戸で話題になっていたお豆腐のドーナツ屋が出来ていた。
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神戸の豆腐屋『原とうふ店』の豆乳とオカラを使ったドーナツ屋サンが『はらドーナッツ』だ。既に都内にも十軒以上有り、加速度的に出店をしているネ。目黒店には二階にカフェも併設しているので、珈琲を飲みながら食べられるのだ。

プレーンの「はらドーナッツ」と「コーヒー味」をテイクアウトした。
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とてもあっさりとした味で、クリスピークリームのジャンクさとは正反対のヘルシーなドーナツだったヨ。

お店のコたちが皆さんとても爽やかだったで、通っちゃおうかしら。

昨日、テレビのニュースを観ていて、鳩山由紀夫新首相が「歴史を変えると云うワクワクする喜びと、歴史を作らなければならない重い責任が交差している」と語っていた。そして、「今日は良い天気ですね。昨日はお清めの雨が降りましたしネ。この様な日本にしたいですネ」と締めた。麻生さんの記者に対する態度とは真逆のコメントで記者ならずともブラウン管を通して、我々の心にも確かな期待が感じられた筈だろう。
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晴天がずっと続いて欲しいものだナ。
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夕べは久しぶりに恵比寿の『縄のれん』にお邪魔した。いつも閉店間際か閉店後になんとか入れて戴いていたので、早い時間は滅多に来ない。それでも、先客は沢山いるナ。早い時間だと串も色々と残っているのが嬉しい限り。

都心で一番美味い焼酎ハイボールを戴き、ミノとハラミをお願いした。
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最近は息子のサトシ君も焼き場を預かる事が多いが、この日の口開けは親爺さんだった。あぁ、このミノ最高!!
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僕は豚モツが喰いたい時は迷わず立石『宇ち多”』に出掛けるが、牛モツならば此処に来る。特に何人かで来た時に戴くレバーステーキとハラミステーキは絶品なのだ。
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ハラミはこの大きさでアル。一人じゃとても食べきれないので、仲間と来た時のオススメなのだ。

シロにテッポウにレバーを戴いて、ボールの杯がススム。店も程よく混んで来たし、〆は矢張りシビレを焼いて貰った。

「シビレ」とは仔牛の胸腺だ。フランス料理のビストロなどでも良く使われる食材だが、ひとみ姐さんの大好物だったっけ。そう云えば、「いつか縄のれんのもつ焼きをテイクアウトして、美味しい赤ワインで呑みたいわ」なんて言ってたナ。

姐さんの訃報をお伝えし、早々に神田へと向かった。

山手線が今年命名100周年を迎えるとの事で、当時のカラーリングの山手線が走ってた。
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明治チョコレートのタイアップ企画の様ではあるが、今の山手線よりも断然イイネ。

神田駅の南口を出て通りを渡ると路地裏にひっそりと佇む古い日本家屋が見える。此処が最近のお気に入りの酒場『六文銭』だ。此処は先代が長野県上田出身の先代が農家の納屋を移築して酒場を開き、今のご主人が受け継いで創業六十年になる。
二階の座敷では宴会も出来るが、早い時間の一人酒にもってこいの佇まいでアル。

僕の中で六文銭と云えば、どうしても名曲「面影橋から」が浮かぶ。
「面影橋から天満橋、天満橋から日影橋、季節はずれの風にのり、季節はずれの赤とんぼ♪」
アレッ、今気がついたが面影橋って都電荒川線沿いの神田川にかかる橋だネ。なんで大阪の天満橋に飛ぶのだろう?ハテ。
小室等も好きだが、及川恒平が作った曲は、どれも良かったナ。

ご主人は83歳だそうで、我が母と同い歳になるがこちらもまた元気なのだ。使い込まれたカウンター席に座り、長野山三酒造の純米酒「六文銭」を冷やで戴く。
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最近、「冷やで」と云っても通じない酒場が増えて困る。冷やと冷酒は違うのだからナ。昔から「冷や」と云えば常温なのだネ。熱燗、ぬる燗、日向燗、冷や、雪冷えなど日本酒にゃ沢山の出し方が有るのだ。

此処の酒は冷やかぬる燗が美味い。「さいき」「簑笠庵」「兵六」等、酒の肴が美味い店はイイネ。そして居心地もすこぶる良いのだナ。
まぐろの中落ちに味噌おでん、それにエシャロットを戴いた。
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隣の方が頼んだ天ぷらの揚げる音と匂いが、これまたたまらなくソソられる。椎茸変わり揚げも絶品の美味さだったナ。

酒を純米大吟醸の生酒に切り替えた。
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こちらは、キンキンに冷えていた方が美味いのだ。フルーティでスッキリとした口当たりはクィクィと呑めてしまった。

いつも、一人しみじみと酒でも呑もうかナ、なんてお邪魔するのだが、気さくなお内儀さんとご主人との会話が弾み、結局話し込んでしまうのだ。

神田まで来ると、矢張り神保町に寄っちまうよ。てな訳で『兵六』へ。
店は相変わらず賑わっていたが、三代目店主は風邪で寝込んでいるようだ。今年二度目の休みだが大丈夫だろうか、心配だネ。
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そして、兵六ガールズの三人がしっかりと店を廻していたのだった。
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キクさんから明日の国立演芸場のチケットも受け取り、愉しい限り。

今夜は渋谷にて「大・上方落語祭 渋谷繁盛亭」を観に行くのだ。
上方からは桂春団治師に文珍師がやって来る。それに三遊亭楽太郎師、立川談春師が対抗する東西落語の競演なのだ。

明日の国立演芸場の九月中席は、僕が一番大好きな柳家権太楼師匠に入船亭扇橋師匠が登場するし、柳家小袁治師も出る。今からワクワクし通しだ。
あぁ、この秋も落語三昧が続くなぁ。

そう云えば、一年ぶりに「新版 好食一代」を更新した。良く通う店が限られて来たので、中断してしまったが、また気に入った店も増えて来たので、のんびりと更新してみたのだナ。
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by cafegent | 2009-09-17 16:20 | 飲み歩き | Trackback | Comments(1)
糖尿病を患って年内の仕事を全てキャンセルし入院治療中の立川談志師匠が5日の夜、吉祥寺で行われた「立川談志一門会」に突然登場し、皆を驚かせてくれたそうだ。

僕は残念ながらその日のチケットが取れなかった為、聴く事は出来なかったが、新聞で知って驚いた。
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立川志らく師の噺が終わり、ジーパンにお馴染みのヘアバンドをして登場した談志師匠は、座布団にあぐらをかいて「病院から抜け出したとは思えないね」と自ら言って、談志らしさは健在だったそうだ。このサプライズを体験出来た方々はラッキーだったネ。あぁ、羨ましい。

むふふ。でも、イイ事もあったのだ。額装を頼んでいた談志師匠のサインが出来上がって来たのだ。浮かしの装釘に仕上がった。
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「もう不要(いら)ねぇ」なんて、師匠らしいよネ。さて、何処に飾ろうかしら。
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今朝歩いていたら、彼岸花を見つけた。もう曼珠沙華の花が咲く季節なんだネ。

秋の花見は曼珠沙華だナ。
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高麗(こま)の里、巾着田曼珠沙華公園は今月下旬が見頃だそうだ。
此処の曼珠沙華の群生地は本当に見事だ。これが終わると紅葉か。

9月7日付の朝日新聞「天声人語」を読んで、素晴らしい名言を知った。

アメリカン・フットボールの伝説的指導者ニュート・ロックニー氏は、〈要は個人ではなくチーム一丸で動くこと。私は監督として、ベストの11人ではなく、11人でベストになる選手を使う〉と云う名言を残した。

この記事は、政権交代後の鳩山新内閣に対する我々の期待と不安に鳩山由起夫と小沢一郎がどう動き進めるのかを提言している。

“スターに頼らず、まとまりの中から力をひねり出すのが団体競技のイロハだろう。究極のチームプレーである政治もしかり。とりわけ、期待も不安も大きい政変後の内閣は、実力者をそろえた上で、結束と結果を求められる。花も実もである。”と。

そして、最後にこう締め括った。
“冒頭のロックニーには〈勝ちすぎは負けすぎと同じほど悲惨だ。どちらも大衆の熱狂を冷ます。〉の言もある。だが、大差の総選挙に白ける間もなく、いよいよ本当の勝負が始まる。チームと戦いぶりを確かめようと、スタジアムは満員だ。”とね。

本日、麻生内閣が総辞職したネ。いよいよ、「鳩山・一郎内閣」が固まるのだ。冒頭のロックニーの名言の如く、鳩山政権を担う閣僚たちに大注目が続きそうだナ。

11月3日に行われるナビスコ杯の決勝でも、我らがFC東京の勝利を願っている。
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こちらも選手一丸でベストとなり戦ってくれる事だろう。しかし、チケットが取れなかったのだ。グヤジィ。
        ◇       ◇       ◇
先日、友人と二人で久しぶりに渋谷の台湾料理『麗郷』にお邪魔した。此処は僕が学生時代から通っている店なので、かれこれ30年以上もお世話になっている。マダムもお元気でなによりだ。

此処は地下から二階まで有るが、僕は断然一階が好きなのだ。厨房を眺めながら呑む酒が愉しいネ。
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先ずは冷えたビールにお馴染みのシジミから。ニンニクの効いた醤油味のシジミは絶好の酒のアテとなるのだ。
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今日は野郎二人での食事だが、此処でニンニクばっちりスタミナつけりゃ、円山町が待ってるゼってな感じだナ。
昔は、「シジミの醤油漬け」で生の蜆を紹興酒と醤油に漬け込んで出していたが、いつの間にか醤油炒めに変わってしまったナ。新鮮な生でも食べられる蜆が手に入らなくなったと云う事か。残念だナぁ。

お次ぎは定番「腸詰」を二人前。
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コレ、本当に美味いので一人一皿は当たり前なのだヨ。
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観よ、この厨房上に下がる腸詰の暖簾を。

そして、「空芯菜炒め」だ。
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コレもニンニクばっちり効いて酒に合う。
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酒はもちろん紹興酒だネ。クゥ、旨い。
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此処は台湾に行くと見かける屋台の味も沢山あるのが嬉しいのだナ。
豚マメと云う腎臓やガツ炒めなんかも抜群に旨いのだ。

ガッツリと腹一杯にしたい方は、蟹チャーハンやビーフンがオススメだナ。ビーフンは汁も焼きも旨い。
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我々は酒がメインなので、最後は「まこも茸の炒めもの」を戴いた。

至福の時間を過ごし、お会計をして貰うとマダムが、「まだ、お腹入るでしょ!ちょっと待っててネ」と厨房へ。

そして、出て来たのがこのご飯だった。
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『麗郷』一番人気のシジミの汁をかけた汁掛け飯でアル。ニンニクの風味が効いてバカウマなお味。いやぁ、こりゃたまらんネ。むふふ、な美味さ。
コレ、メニューに乗っていないまかないご飯なのだが、病みつく美味さだなぁ。
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マダムに感謝!ご馳走さまでした。
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道玄坂を下り、僕らはのんべい横丁の『Non』へ繰り出し、軽く一杯。

其処で出逢ったコを誘って学芸大学の『246(にょろ)』へ移動。
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此処は昔青山のバー『マルクス』に居たタボちゃんが移って来た店だ。
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二階に上がり、カウンターへ。
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此処はチョンの間の様な怪しい三階屋根裏部屋も在る。前のマルクスと変な所が似ているナ。

下から鈴虫の啼く音が聞こえてくると思ったら、店で飼っているとの事だった。
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卵から孵化させて立派に成長したそうだ。初秋の夜長に鈴虫の音色とは粋だねぇ。

僕の連れは、帰る方向が一緒だとか言って、彼女と一緒に帰るとサ。
学芸大学駅から武蔵小山までは真っ直ぐ一本道なので、僕はもう一軒ムサコで呑む事にした。

バー『Trio』は、ワインがメインのワンコインバーだが、ギネスも美味い。
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あぁ、こうして毎日夜は更けるのだナ。またしても、酩酊。トホホ。
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by cafegent | 2009-09-16 17:29 | 食べる
先週、銭湯画の展覧会のハナシを書いたら、無性に銭湯に行きたくなった。てな訳で、末広町の『花ぶさ』で昼飯を食べた後、ぶらぶらと歩いて上野三丁目の『燕湯』へ。
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ガッと熱い風呂に浸かるとみるみるうちに肌が赤くなっていくのだ。
この痛(イタ)熱い湯船は病みつくのだナ。辛いのが苦手なのに辛いモンを食べたくなるのと同じだネ。
そして、風呂上がりにゃ、アメ横を抜けて平日昼酒へ。『大統領』が混んでいたので、『立ち飲みカドクラ』へ。
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冷たいビールで火照った躯を癒したのであった。

金曜日は日本橋にて柳家三三師の『月例 三三独演』を聴いた。

先ずは、先日二ツ目に昇進したばかりの市丸改め柳亭市江から。
前座時代に何度か彼の落語を聴いた事があるが、相変わらずの辿々(タドタド)しさである。が、これもひとつの才能であり、かえって忘れられない芸風となってくると信じているのだナ。柳亭市馬師匠があれだけ流暢な語りと美声?で惹き付けるのに対して真逆な存在感なのだ。この日は「牛ほめ」を演じたが、まぁナルホドと云う感じ。

そして、三三師は、「魂の入れ替え」と「五貫裁き」、中入り後は前回に続き「牡丹灯籠」。この前は新三郎とお露がメインの「お札はがし」のハナシで、今回は後編の伴蔵と女房お峰の因果噺「栗橋宿」だ。
三三師の熱演に釘付けになって聴いてしまった。ヤブ医者、山本志丈は三三らしい演じ方でとても素晴らしかったなぁ。

先月、立川志の輔師の三時間にも及ぶ大熱演の『恒例 牡丹灯籠 2009』を観たばかりで、今回三三師が三つに分けて演じた圓朝落語も良かったが、所々でどうしても志の輔師の噺がカブってしまったのだ。大ネタはホント難しいのだネ。

それにしても、この人上手いね。二ツ目時代から凄いナ、と思っていたが観る度に上手くなっているヨ。柳家小三治師匠の弟子の中でも、ずっと注目している落語家だナ。
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コレは今年の圓朝まつりの時に写したスナップだ。すっかり、追っかけだナ、こりゃ。
         ◇       ◇       ◇
先週の土曜日は朝から雨が降っていたが、立石『宇ち多”』にて美味い煮込みと酒に酔いしれてゴキゲンな気分でスタートした。
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激しい雨に客も少ないのかナ、なんて思っていたが暖簾が下がればいつもの様に満席だった。ビールをチェイサーに梅割りだ。
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煮込みのホネもしっかり戴いた。ぐふふ。

昼前に『宇ち多”』を出て、酒朋岩崎サンと共に横浜を目指した。そう、この日は夕方からクレージーケンバンドのライブ『ガール!ガール!ガール!009/本牧MASSIVE』なのだ。立石から横浜はそのまま真っつぐ電車が乗り入れているから楽チンで、イイネ!

横浜駅を出て、ちょいと一杯引っかけてから行こうと西口ロータリーを抜けて、『田舎茶屋大蔵』へ。仕事中の方々のランチタイム時間に僕らは酒盛りだ。
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ちょいと気を使いながら、それでも昼酒は愉しいのだヨ。
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煮込みとイカのワタ焼きに舌鼓み。
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適度に酔いが廻って来た辺りで、本牧埠頭へ。

市バスと送迎バスを乗り継いで、到着だ。バスを降りても更に15分以上は歩いたが横浜港シンボルタワーって遠いのネ。
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途中、「海釣り公園」では、釣りを楽しむ人も多かったナ。
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会場に到着するとMOONショップも出店しており、アメ車が勢揃いしていた。
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こんなクルマを目にしたら、昔乗っていたシボレー・エルカミーノが懐かくなっちまったナ。
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緑のリストバンドを貰って、会場へ。

僕らはピックニックゾーンと云って芝生でのんびり出来るエリアだ。
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シートを敷いてゴロリとするのだ。
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前では揃いの横山自動車ツナギを来たCKBマフィアが陽気に踊ってる。
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地元本牧の『BOOGIE CAFE』や『本牧館』などが屋台を出し、ビールやタコスなども有るし、いろんなキッチンカーなども出店し、お祭り気分全快だ。
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ビールがススムなぁ。
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午後3時からSKA-9、Mighty Crown、PAPA B等の素敵なパフォーマンスに始まり、夕暮れになるまで楽しく過ごせた。
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CKBのライブが始まる少し前に友人富塚クンも合流し、またまた楽しく酔えた。

天気は大丈夫だったナ、と思いきや途中から物凄い雨となった。それでも彼らは絶好調。僕らだって雨なんか気にしない。
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一緒になって唄って踊って、ビールがどんどんカラになった。

「デトロイト音頭」に始まり、「VIVA女性」「お引っ越し」などニューアルバムの曲に加え、「せぷてんばあ」「けむり」など大好きな名曲も演ってくれた。

途中のリクエストタイムでは、懐かしいZAZOU時代の「狂った太陽」なんて名曲も披露してくれた。ウレシイ限りだネ。僕の古い友人、吉永多賀士が作った数々のレコードの中でもZAZOUのアルバムは名盤だった。
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そして、土砂降りの中のアンコールでは、「葉山ツイスト」「逆輸入ツイスト」などゴキゲンなダンスチューンで大盛り上がり。最後の「本牧宇宙人」まで一気にドライヴ&グルーヴしたって感じだナ。

最後、ステージ上の剣サンは、パンツ脱いでトランクス姿で雨の中、転げ回ってたネ。今、これだけ熱くてファンキーなライブバンドはCKBだけだネ。久しぶりに「ミラクル!」って言葉が頭に浮かんだ素晴らしいライブステージだったナ。

帰り道も土砂降りは続いたが、素敵な女の子がタクシーを相乗りさせてくれた。おぉ、これまたミラクルッ!とオジサンは気を良くして、元町までそのコと相乗りしたのであった。

ユニバーサルミュージックの藤田クンは会場を走り回って仕事していたが、楽しいライブをありがとう。感謝!!

貰ったマップに記載されていた「CRAZY KEN BAND SHOWお楽しみの心得」ってのが最高だった。ココに出てるので、読んでみてネ。

この夜は渋谷に出た。のんべい横丁『Non』にて酩酊、バタンキュー。
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by cafegent | 2009-09-15 14:39 | ひとりごと
ユニバーサルミュージックの藤田クンからクレージーケンバンドのライブにお誘い戴いた。横浜開港150周年を記念した本牧埠頭D突堤に在る横浜港シンボルタワーでのライブだ。
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ヨコワケハンサムボーイの横山剣さん率いるCKBは、ユニバーサルに移籍したんだったネ。移籍後のニューアルバム「Girls! Girls! Girls!」も売れ行き好調らしい。イイネッ!

ライブは、ピクニックゾーンと云う場所で、レジャーシート敷いてのんびりと出来るらしい。土曜日は朝から立石で呑んだくれてるのだから、ゴキゲンな気分でハマを目指そうか。

先日、『宇ち多”』の常連岩崎弟サンから大変美味いお握りを戴いた。
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宮崎県の名物らしく包み紙には東国原知事の似顔が描かれている。そして、包みを開くとホラ、豚肉がみっちりとご飯を包んでいるのだヨ。
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コレ、『元祖にくまき本舗』が作る「にくまきおにぎり」なのだ。
しっとりとした醤油ダレがご飯と豚肉を絶妙なバランスで調和させ、大きさも結構なボリュームなのだが、ペロリといけてしまう。
いやぁ、美味いモノを教えてくれて嬉しい限り。

新大久保に東京店が在ると云うので、今度何処かへの手土産に買って行こう。

さて、夕べは「ブラックベルベッツ」のライブが有ったので、夕方から銀座方面へ出掛けた。

先ずは、銀座一丁目の古いビルの地下に在るギャラリー『芹川画廊』にて開催中の「Last Sento Painter」展を拝見した。
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富士山でお馴染みの銭湯の背景画を描く丸山清人さんの銭湯画展だ。
御歳74歳ながら、今も現役で銭湯画を描き続けており、今回は家庭の風呂場にも飾ってもらえるように小さなパネルに銭湯と同じペンキで富士の絵などを描いた作品が飾られた。風呂の水が跳ねて湯気の向こうに絵が見えるのが美しいそうだ。

会場となった画廊も昔は共同風呂だったことから、今回の企画が実現したらしい。先週の土曜日にはライブペインティングも行われ、ベニヤ板2枚分の大きな作品も展示されていたナ。
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絵を観終わった後、画廊のオーナーである芹川より子さんとすっかり話が弾みお茶までご馳走になってしまった。

芹川さんは、画廊をオープンする前は、音楽の先生をしていたそうで、此処もいずれ音楽とアートとが融合出来るカフェにしたいと語ってくれた。それならば、僕も色々と応援しなくちゃだナ。
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それにしても丸山さんの銭湯画は独特の画風で味が有り、魅入ってしまった。会場には若い世代の方々も沢山見えるそうだが、そもそも銭湯に行った事がないので銭湯の背景画と云うもの自体初体験の人が多かったらしい。僕なんかは家の風呂よりも銭湯が大好きだから、若い方々にももっと銭湯を楽しんでもらいたいものだナ。

展覧会は、思いのほか人気となり会期を12日までから、26日まで延長したそうだ。嬉しいねぇ。

浅草の『蛇笏湯』は江戸時代から続く銭湯で、ペンキ画じゃ無いがタイル絵の富士山が見事だヨ。千住寿町の『大黒湯』は確かペンキ画だナ。そうだ、御徒町の『燕湯』も富士山の絵だ。
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此処は朝6時からの早朝風呂で、コレがまた飛び切り熱いのだ。那須の『鹿の湯』に匹敵する程熱く、多分50度近いんじゃないだろうか。
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早朝、不忍池の蓮の花を眺めたら、『燕湯』でひとっ風呂浴びるのだ。躯に熱い喝を入れたら、アメ横方面に戻り『肉の大山』近くの『立ち飲み たきおか』へ行け!此処も朝7時から開いているウレシイ酒場なのだヨ。

あぁ、どうしても酒のハナシに結びつくなぁ。哀しいサガだ。

『芹川画廊』を後にして、丸の内へ。途中、小腹が空いたので、『トラヤ帽子店』の並びに出来た札幌スープカレーの店『スパイスピエロ』に入ってみた。
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カレーは玉葱ベースの黒、トマトベースの赤、それにクリームシチュー風の白となっていた。

先ずはベーシックな鳥もも肉の黒カレーを戴いた。辛さも選べたが、普通の中辛にする。カウンターに座ったが、ひっきりなしにお客さんが入って来る。以外と繁盛している様子だネ。
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で、肝心のスープカレーだが、器が余りにも巨大なのには笑えたが味はまぁまぁだ。個人的にはもう少しインパクトが欲しかったが女性向きな味なのかもしれないナ。

ところで、この『スパイスピエロ』って、昨年上場廃止になったタスコシステムが経営しているチェーン店だったのネ。まるで知らなかった。創業者の高田クンは僕の学校の後輩だったが、当時鳴り物入りで上場を果たし札幌では知らぬ者無しの経営者だったのになぁ。今はどうしてるのかしら、ハテ。

札幌にはスープカレーの店が200軒以上も有るのだが、僕の一番のお気に入りは『奥芝商店』だナ。八王子方面に支店が在ったが、中々そっち方面に行く機会が無い。なので、矢張り札幌に行ってしまうのだよナ。

東京でのお気に入りスープカレーと云えば、新橋『ガネー舎』だ。てな訳で、きっともう『スパイスピエロ』には来ないだろう。

腹も落ち着き、東京フォーラムを抜けて『三菱一号館』へ。

完璧に復元された建物は、ライトアップされて実に美しい。
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明治時代、此処が「一丁倫敦(いっちょうろんどん)と呼ばれていたのが頷ける。
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未だ、中には入れないのかと思っていたら、もう開館していた。明治期に銀行として使われていた場所がそのまま『Cafe 1894』と云うミュージアムカフェになっていた。天井が高く気持ちの良い。文明開化の風を感じたひとときだったナ。

そして、竣工記念の「一丁倫敦と丸の内スタイル展」を拝見した。
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ジョサイア・コンドルが設計した三菱一号館の模型や数々の歴史的資料などとても興味深く拝見出来た。当時の人たちがとても洒落者だった事も面白かったナ。

もうひとつ、今が旬のフォトグラファー梅佳代、ホンマタカシ、神谷俊美の三人が独自の視点でシャッターを切った三菱一号館の復元着工から竣工に至るまでのドキュメント写真展だ。

それぞれの個性が面白い程に比べられていたし、なにより現場で復元作業に従事する作業員の方々の生き生きとした表情が印象的だった。コレも見る価値大有りデスゾ。
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肝心の『丸の内ブリックスクエア』はと云えば、他の商業施設と余り変わらず目新しさは無かったナ。
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あっ、フランスのエシレバターの専門店が出来たのには驚いた。
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フランス中西部のエシレ村からエシレバターを空輸だってサ、日本って凄い国だネ。
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新丸ビルに移動して、七階の(MARUNOUCHI)HOUSEへ。エレベーター前にてブラックベルベッツのライブを楽しんだ。
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小洒落た丸の内でのライブだから、どんな選曲かナと思っていたらいつもの調子でリラックスムードのゴキゲンな演奏だったナ。
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矢張り、お酒片手に観るライブと云うのは愉しいネ。

さぁ、今夜は日本橋公会堂にて、柳家三三師の独演会だ。この夏最後の「牡丹灯籠」は、楽しみだなぁ。
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by cafegent | 2009-09-11 16:42 | ひとりごと
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先日、目黒駅の大崎側で「目黒さんま祭り」が催されたね。毎年恒例の行事だが、目黒ではもうひとつ「目黒Sunまつり」が在るのだ。
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目黒駅前商店街は宮古市のサンマを六千匹振る舞った。

で、20日に行われる目黒田道広場公園の祭りは、気仙沼市から五千匹が提供されるそうだ。一応、毎年見物には出掛けるのだが1キロ以上の行列が出来ており、2,3時間は並ぶ覚悟をしなくちゃならないのだ。
何も其処までと思うが、秋の空にモクモクとあがる秋刀魚の煙りはそそられる筈だナ。

ちなみに落語「目黒のさんま」に登場する殿様が脂の乗った秋刀魚を食べたのは、田道広場公園から恵比寿に抜ける茶屋坂辺りだ。

     茶屋坂を子と駆け比べ秋刀魚喰ひ

コピーライターの大倉サンの日記「オークラホマミキサー」を読んでたら、面白いが実に下らないソフトバンクの「のりかえキャンペーン」と云うヤツが紹介されていた。その中に「のりかえ顔メーカー」ってのが有って、コレ、本当に下らないのだが、壺にハマるのだ。
ヒマなお方は是非!!
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昨日は日暮れ前に神保町『兵六』でちょいと呑んでから、雷門『簑笠庵(さりゅうあん)』へ。
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ひとみ姐さんの誕生日祝いと四十九日を偲んで酒仲間達が集まった。
おや、なんだやっぱり姐さんも来たのかい。なんちて。
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こうやって見ると、今でも呑みの誘いが来そうなのにナ。

彼女の大好きなワインや日本酒も皆さんが持って来てくれた。
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ミヤッち、シャンパンのマグナムをありがとう。やっぱり、皆でワイワイと酒を呑み交わすってのが、一番の供養だネ。
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そして、山本さんにも美味しい酒のアテを沢山作って頂いた。
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このマンボウの内蔵もバカウマだったなぁ。歯応えはまるで上ミノだ。

呑んだフルに荒木マタエモン、秋元屋のユリちゃん、宇ち多の常連岩崎弟サン等々、姐さんとよく呑んだ仲間が集まってくれた。
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酒がススムと腹も減る。てな訳で、メバルの煮付けとタカベの塩焼きを戴いた。見事なメバルでしょ。
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タカベはやっぱり塩焼きに限るねぇ。
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ペロリと平らげてしまったヨ。
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ワインの後は日本酒だネ。これは、キクさんが持って来た下今市の「晃水自然醸 清開」のひやおろし。ぐふふ、のウマさ。

お隣りのキクさんは秋刀魚を食べた。頭もガブリと喰っちまい、ホラご覧の有様となったのだ。
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それにしても、こんなに見事に秋刀魚を喰った方は初めて見たナ。
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これが6月の終わりに簑笠庵で最後に呑んだひとみさんだ。オイオイ、勝手に飛竜頭つまみ食いか?(笑)

ひとみ姐さんを偲んで、生前彼女が気に入って使っていた名刺を図案化して日本手拭いを染めて貰った。
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赤ワインの色を美しく出すには、矢張り本染めが一番だネ。30番手の岡生地を選んだが、浴衣に使う生地なので使い込めば込む程肌触りが良くなるのだヨ。
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でも、額装して飾っても良いナ。デザイナーの田中ミッチに感謝だナ。

ひとみさんの四十九日の法要も無事に終わったので、漸く秋が来たナと云う気分。
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夏の間飾っていたキッチンの手拭いを「月に萩」に替えてみた。

今日は朝から郵便局でせっせと切手貼り。ちょうど、「近代俳句のふるさと 松山」の記念切手が出ていたので、それも混ぜてみた。
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正岡子規や漱石、虚子などの名句が詠まれナカナカの図案だナ。もうひとつ、画家原田泰治の「ふるさと心の風景」の切手も素敵だった。
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しかし、料金別納にせず、記念切手にしたらえらい事になった。午前中を郵便局で過ごす羽目になるとはなぁ。それでも、届いた時に美しい切手が貼ってあった方が、嬉しいよナ。うん、有意義な午前中であった。あぁ、腹が減った。

午後は、渋谷に出掛け道玄坂百軒店に在る『喜楽』へ。
此処もひとみさんが大好きだったラーメン屋だ。彼女は『喜楽』が好きだから、渋谷に住んで居たのだろうか。てな位に良く通っていたっけ。
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で、今日は久しぶりに焼きそばを喰ったが、相変わらずの味で嬉しいなぁ。学生時代は此処かNHK裏の『金龍菜館』だったナ。
あぁ、30年なんてあっという間に過ぎてしまうのだネ。

さて、今夜は丸の内にて「ブラックベルベッツ」のライブを観るのだ。ついでに今話題の「丸の内ブリックスクエア」でも拝見しようか。
なにしろ、ジョサイア・コンドルが建てた明治の名建築「三菱一号館」が復元されたのだから必見だナ。美術館の開館は来年だが、商業施設でも観て来ようか。
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by cafegent | 2009-09-10 15:27 | ひとりごと