東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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<   2010年 01月 ( 16 )   > この月の画像一覧

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夕べは新橋で仕事を終え、新橋駅前ビル2号館でちょいと呑み、神保町へと向かった。今週は木曜を休肝日にしたので、思い切り呑むのだ。

『兵六』は金曜日と云うこともあり、ぎっしりお客さんが埋め尽くしてた。それでも、ちゃんと席を詰めてくれたりして座れるのが嬉しい。

詩人の紅さんをはじめ、占師のワクさん、作家の高部さん、酒場番長の矢野兄、等々いつもの面々がお猪口片手に陽気に呑んで居る。

この日のアテは、黒酢で仕込んだ豚の角煮でアル。
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八角の好い風味がたまらない。此処の様な小体の居酒屋と云うものは、時間帯によって常連客が変わるのだ。口開け早々からやって来る連中が腰を上げる頃になると次の輩が戸を開ける。

今度は、『秋元屋』でお馴染みアラちゃんが現れ、すぐ後にフルキ君が登場。そして、日本のラグビーを背負って立つキクさんもやって来た。こうして、顔馴染みばかりが集う中に何人かはお初の人が居るのだナ。そんな方々と一夜の酒を酌むのが実に愉しいひと時なのでアル。

店主の真人さんは結局、今週は風邪でダウン。兵六厨房ガールズの邦枝さんが万事仕切ってくれた。国学院大学の某教授も現れて、いつの間にやらコの字カウンターは知った顔が大半を占めた。こうして居心地の良い時間が流れて行くのだネ。

『兵六』を出た後は、神保町交差点を目指し靖国通りを渡る。
そう、一路『銀漢亭』に向かうのだ。

何故か神保町交差点に靴が片方だけ落ちていた。
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ハテ、持ち主はどうやって帰ったんだろう。まぁ、ドーデモイーガ。

銀漢亭は主人が俳人と云うこともあり、句会後の溜まり場になっている酒場でアル。おや、店内には早くも桜が咲いていた。
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早咲きの桜で一献、イイネ!
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呑んだくれフルキ君もキクさんも愉しそうだネ。
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角ハイボール片手にアラちゃんもゴキゲンだ。

神保町を出た後は、いつもの深夜食堂へ。
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最近、ハマってる焼きカレーを食べるのサ。あぁ、今週も楽しく過ごせたナ。
      ◇         ◇         ◇
さて、今朝も早よから京成立石駅を目指した。毎度の『宇ち多゛』詣ででアル。
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先ずは喉越し爽やかにビールをグビっと頂き、寶焼酎の口開け瓶を梅で割って貰うのだ。あぁ、たまらんなぁ。毎週、この時を愉しみに日々働いてるってもんだ。

そして、この土曜日のホネ煮込みの柔らかいコトったら、箸を刺したらスーッと肉が骨から外れるのだヨ。
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何てったって、このホネの為に毎週十時には立石に来るのだから。

宇ち多゛の後は、『ゑびすや食堂』で緑茶割りを呑んだ。
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此処も宇ち多゛帰りの連中が集う処でアル。
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土曜朝酒を十分楽しみ、皆と別れた。電車に乗っている間に、何故か無性にライスカレーが食べたくなった。さぁ、何処で食べようかナ、と思案して恵比寿駅近くに在る男の定食屋『こづち』に行こうと電車を乗り換えた。

駅を出て店の近くまで行くとシャッターが降りている。あぁ、そうか。土曜日は定休日だったのだ。まぁ仕方ないサと茶屋坂を登り、目黒区民会館へ。

此処のライスカレーも昭和の味がしてナイスなのだ。
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食べる前に絶対スプーンをグラスに浸けなくちゃネ。ぐふふ。

さぁ、この週末はどうやって過ごそうか。
あっと云う間に今年も1ヶ月が終わったネ。残り11ヶ月も一日々々を有意義に過ごしたいもんだなぁ。
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by cafegent | 2010-01-30 16:50 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
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俳句や短歌を詠んでいる方々は、四季の移ろいに敏感だ。そして、酒の席でもしばしばそんなハナシに花が咲く。

「水仙が見頃だから、そろそろ梅も咲き出す頃かしら」とか「梅にメジロ、観たいねぇ!」なんて話で盛り上がり、酒がススむ訳でアル。コレが全く興味の無い人間に話をしても、「だから?それがどうしたの?」で終わってしまい、「コンナヤツトゼッタイニ、サケナドノムカ!」と口に出さず思う訳なのだ。まーどーでもいーか。
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今朝パソコンを開き、アメリカを代表する映画配給会社ミラマックスが廃業になると云うニュースに驚いていたら、今度は朝刊で李鳳宇さんのシネカノンが会社更生法を申請したと知った。これにはホントびっくりした。
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シネカノンと云えば「フラガール」や井筒監督の映画などで配給のみならず映画製作でも我が国の映画業界の一端を担っていたから、信じられないニュースだったナ。

渋谷の円山町に建つシネカノンのビルに昔頻繁に通ったバー『CHE』が在った。チェ・ゲバラのチェだが、良く井筒監督も呑んで居たし、兄の同級生で映画の脚本家として活躍しているさいとうひろしさんにも会った。とても居心地の良いバーだったが、バーテンダーのコースケが独立してストリップ劇場の裏に店を開いてからは足が遠のいてしまった。

李さんは「シュリ」のヒットから、韓国映画ブームの火付け役になったが、日本映画製作にも力を注いでおり、映画ファンドを立ち上げて、借金をせずに投資によって制作費を賄う事など凄い人だなぁ、なんて思った事もあった。

渋谷のんべい横丁の呑み友達がシネカノンの宣伝担当だった事もあり、良く試写室で映画も観てブログに書いたりもしたっけナ。

それにしても負債総額が47億円と云うのも凄い。映画館『シネカノン有楽町』は昨日付けで閉館したらしい。

経営者って皆上昇志向が強いから、ついやり過ぎてしまうんだろうネ。険しい道を通って高い山を登り、漸く頂上に立つと普通の人ならばそこで満足するのだが、勢いに乗っている時は、頂上から廻りを見渡すと、すぐ向こうにもっと高い山がそびえ立っている事を目にするのだ。そして、よせば良いのに(なんて、本人は思ってないが)また新しい山を昇ろうとするのだヨ。そして、廻りに踊らされて生き急いでしまうんだろうナ。

我が国には、いろんな処に「おとこ坂」「おんな坂」が在る。
山の頂上向かう道や神社、寺仏閣に昇る参道も傾斜がきついが、短くて近道が「おとこ坂」で、緩やかでゆっくりと昇っていける坂が「おんな坂」と呼ばれている。人生って何だかとってもコレに似ている気がするんだナ。

僕自身も十年程前までは同じ様に生き急いで来たものだ。
朝から夜中まで仕事して、会社をデッカくしようなんて思っていたが、或るとき昇っていたハシゴを蹴られて真っ逆さまに落ちた様な経験をした。それ以来、髪も真っ白になり出して、おとこ坂を駆け上がる事を止めたのだ。

だから、今は毎日少しの酒が呑める事で、とても満足して楽しい日々を過ごしている。あと二週間程で、僕も半世紀生きて来たことになる。
人生の折り返しは正々堂々と「おんな坂」を選んで昇るのサ。

日本映画の波がようやく訪れて来ている今、シネカノンのニュースはとても残念な知らせだったナ。
       ◇       ◇       ◇
さて、残念な話題をもうひとつ。
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三鷹駅南口の近くに在るラーメン屋『江ぐち』が今月31日で閉店するのだ。二代目店主の江口正直さんが昨年末に急死してしまい、82歳の人生に幕を降ろした。今月末で賃貸契約が切れる事もあり、やむなく閉店を決めたらしい。

元々、交差点の角に在った一軒家の店だったが、80年代頃に今のビルの地下に移って来た。札幌辺りだと良くこんな風情のラーメン屋さんを見かけるが、東京ではもう中々見られなくなっており、此処が暖簾を下ろすなんてとても寂しくなるのだ。
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最近流行りのラーメンと違い、特筆すべきダシや麺のこだわりなど一切無い。でも、此処のワンタンメンは顔が緩む程美味い。あっさりとした正油ベースの味が子供の頃の懐かしさを思い出させてくれる。そんな店でアル。

漫画「孤独のグルメ」の作者、久住昌之さんが以前「小説中華そば『江ぐち』」を書いており、久住ファンは誰もが知っている中華そば屋だ。

昭和27年創業の老舗が閉じるのは惜しいが、此処の味を知っているだけで満足だ。
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階段下の『江ぐち』の行灯には、常連ファンの熱いメッセージが貼られていた。
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”閉じるのはとても残念でなりません。いつも湯きりのとき、左手がふらふらとリズムをとっているのが、とても印象的でした。いつもニコニコおいしいラーメンをありがとう。 えぐちのファンより”

閉店の貼り紙が出てから、連日長蛇の列が出来ている。長年、親しまれた店だけに皆さん最後にもう一杯食べにやってくるのだネ。
『中華そば江ぐち』、長い間、お疲れさまでした。

あぁ、目黒の『らーめん田丸』は、ずっと残っていて欲しいものだナ。
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by cafegent | 2010-01-29 16:26 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
朝、歩いていると目の前にメジロがやってきた。いつもなら12月頃から見かけるのだが、今年は少し遅い登場だナ。
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古いアパートの欄干に停まってる姿を暫く眺めてしまったヨ。
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また少し歩いて行くと桜の木の上に小さなメジロの巣を発見した。
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卵を産んだのだろうか。都会生まれのメジロよ、元気に生まれろよナ。
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仕事場の近くでは、大きな蜜柑がたわわに実っていた。あぁ、喰いてぇなぁ。

さて、今週も門前仲町の『大坂屋』にて煮込みをアテに酒を呑んだ。
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一人でのんびりしているとガラリと戸が開き青年二人組が入って来た。中々好青年だナ、と思いながら呑んでたら「今晩は!」と声をかけられた。昨秋、立石の『宇ち多゛』にて目の前に座った二人組であったが、そう云えばあの時「大坂屋さんも良い店だよ」と伝えたのだった。

二人共とても人当りが良く、聞けばお医者さんだった。仕事の気分転換に下町の酒場などを二人で巡っているそうだ。また何処かの酒場で逢いたいものだナ。
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そうそう、此処のお通しの漬け物もスバラシイ味なのだヨ。

昨日は立石『宇ち多゛』へ。久しぶりに煮込み鍋の前に座った。
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暫くすると酒朋ビリー隊長が登場したので、鏡下の席に移動。
後からユリちゃんや宇ち中さん達も現れたが、一足先に店を出た。
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立石でもう一軒行こう!と串カツの『毘利軒』へ。
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紅ショウガの串揚げが中々美味かったナ。
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ビリーと駅で別れ、僕は神保町『兵六』へ。

矢野兄の忘年会で出逢った元クヨールのシェフ、雅代ちゃんがお友達連れてやってきた。店内ぎゅうぎゅう状態だったネ。そして、句会帰りの吉田類さんも現れ増々賑やかに。店主の真人さんは風邪でダウンしているが、早く復帰出来るとよいなぁ。お大事にネ。
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そんな訳で、今週は兵六厨房ガールズの邦枝サンがピンチヒッター店主になってました。
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千駄ヶ谷と信濃町駅の間に在る「佐藤美術館」にて今開催中の展覧会がとっても面白そうだ。

サラリーマンならが、アートコレクターとして知られる山本冬彦さんのコレクションを一堂に集めた展覧会でアル。
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数年前に「アートソムリエ」なる人が居ると知り、それが山本さんだった。絵に興味があっても買い方が判らなかったり、画廊との付き合い方など、広く一般の方々へアートの普及活動をしたいとの思いは「ソムリエ」と云うコトバがまさにピッタリだ。

サラリーマン生活30年で集めたコレクションは、何と1300点だそうだ。凄いなぁ。過去にも山本さんのコレクション展は、開催されているが、これ程大規模な展覧会が催されるとは恐れ入る。

サラリーマンコレクターの30年の軌跡を拝見しに行こうかナ。
        ◇        ◇        ◇
毎週、週刊誌「アエラ」を読んでいるのだが、いつも一番最初にページをめくるのは、巻末からでアル。女優の山口智子さんが毎回、日本の和物を紹介する「掛けたくなる軸」と云う連載だ。

その37回目に登場したのは、『京葛籠』なる箱ものだ。
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竹を編んで和紙を貼り、漆や柿渋を塗って作る葛籠だ。モダンな部屋に置いてもしっくりと調和してくれそうな葛籠(つづら)は、防虫防腐効果も優れているらしいので、着物などを仕舞うのに良いなぁと思ったりして。(むほほっ、オジサンは、すっかり買う気満々でアル。)

山口智子さんは、たまに青山の『立ち飲み なるきよ』でお見かけする事があるが、確か『なるきよ』で使っている器を制作している陶芸作家に習っていると伺った。女優業の傍ら日本の伝統工芸にも造形が深く勉強をされているみたいで、アエラの連載で取り上げる品をいつも愉しみにしているのだナ。

他にも深川の桶屋さん『桶栄』の江戸結桶(ゆいおけ)も取り上げてたっけ。東京でただ一軒残っている職人の川又栄風さんは、江戸から続く結桶師の四代目だ。此処の桶は何れも惚れ惚れする程美しく、特にお風呂で使う手桶は見事だ。

また以前、僕が「みんなの住まい」で取材した曳舟に在る江戸木箸の店『大黒屋』の木箸も紹介していたが、それでこの連載が好きになったのだったナ。
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『大黒屋』のご主人、竹田勝彦さんの作る木箸は本当に使い易く、一度使ったらやめられないヨ。ホント!
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さて、今夜は何処へ呑みに行こうかしら。
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by cafegent | 2010-01-28 17:55 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
甘いモノ好きの僕は朝だろうが夜だろうが、酒の席だろうが出されれば目がないのだ。岡山で人気の洋菓子店『白十字』のシュークリームを戴いた。日持ちがしないので送ってもらう訳にも行かず、こうして手土産で貰うってのが嬉しいのだナ。
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で、朝から「ウェルカメ」を観ながらシュークリームを頬張った。
むふふ、な味わいであった。

今朝は風は冷たかったが、良く晴れたネ。
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ヒヨドリが気持ち良さそうに枝に止まってた。

さて、最近の新聞の拾い読みから。

園山俊二が描いて大人気となった漫画「はじめ人間ギャートルズ」を読んで、原始人たちが食べる「あの肉」の塊に憧れた事がある奴は、ほぼ僕と同世代だナ。

骨を握って豪快に肉をかじる姿が、漫画ながら羨ましかったもんだ。
その漫画の肉を本当に作ってしまったお肉屋が阿佐ヶ谷の『吉澤商店』だ。元々、ドイツ仕込みのソーセージやレバーパテなど絶品が多く、地元阿佐ヶ谷はもちろん遠くからも買いに来るファンが多い精肉店だ。

ユーモア好きのご主人は変りだねのソーセージ等を売り出し評判を呼んだが、中でも一番話題になったのが、漫画「はじめ人間ギャートルズ」に出て来た「あの肉」だった。豚の大腿骨にすり潰した肉を丸く固めオーブンでじっくりと焼いた加工品だ。見た人は必ず大笑いし、懐かしがってくれた。

この冗談のような肉料理は、ドイツのフランクフルトの食肉国際見本市で2007年に金賞を受賞している凄い品なのだヨ。しっかりと店内には受賞の賞状が飾ってあるしネ。
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その阿佐ヶ谷の有名店が、昨年末をもってクローズしたのだ。実にショックな知らせだった。創業70余年の街のお肉屋さんは、借りていた建物の老朽化が激しく已む無く立ち退いたのだそうだ。

再開を望むファンも多い中、次の場所が見つからないため休業が続いているみたい。早く新しい場所が見つかると善いネ。
       ◇        ◇        ◇
都営バスに乗ると時々、季刊誌「荷風!」の都営版ダイジェストが自由に貰える事がある。
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都バスの路線の今昔を紹介したり、沿線の酒場などが出ていたりするので、ついつい本誌も買ってしまうのだ。

で、本日発売の「荷風!」(日本文芸社)に旧玉ノ井、現在の東向島界隈の地図が掲載されると云うので、またまた買わなくちゃでアル。
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今から65年も前の東京大空襲で焼けて無くなった私娼街「玉ノ井」は、「ぬけられます」の看板も娼婦の居る「銘酒屋」もみんな滝田ゆうの漫画で覚えたっけ。
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この地図を作ったのは、都内散策が趣味の弁理士で日比恒明さんと云う方でアル。
向島百花園を訪ねたときに偶然にも玉ノ井の「銘酒屋」が親類筋だった人と知り合い、当時を知る方々から聞き取り調査をして作り上げたそうだ。それでも当時の事は「負の歴史」として忘れたい、と云う方も居たようだ。

永井荷風の名作「濹東綺譚」や滝田ゆうの「寺島町奇譚」でしか知らなかった玉ノ井は、今は殆どその面影が見られないので当時はどんな街だったのか知るのがとても愉しみだ。
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昨日の朝日新聞朝刊の「天声人語」で、江戸の「投げ込み寺」の事が綴られていた。江戸の大火や安政江戸地震の時に吉原の若い遊女たちが大勢亡くなったが、身よりもない彼女達は手厚い弔いもなく菰(こも)に巻かれて近くの寺に投げ込まれ遺棄された。吉原の郭(くるわ)塀は高くて閉ざされているために遊女は逃げ出せずに死んで行ったんだネ。
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昨年、吉原の近くの「浄閑寺」を訪れた時、投げ込まれた無縁仏を葬った供養塔を拝んだナ。
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この日の「天声人語」は、中米ハイチの大地震後の惨状について記されているのだが、数えきれない程の遺体が次々とトラックで運ばれて溝に投げ込まれ、埋められていると伝わっている。これだけ一度に犠牲者が出たのだから、手厚く葬ることなど難しいだろうが、安らかに天に召される事だけは祈りたいものだ。

ただ、現実は恐ろしくハイチでは助かった人々の間で暴動が起きたり、親が亡くなった子には「人身売買」の危機も有るかもしれないと云う。

読んでいて胸が締めつけられる程辛くなったが、遠い異国の惨事に何も出来ないもどかしさだけが残った。
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by cafegent | 2010-01-26 17:22 | ひとりごと | Trackback | Comments(2)
埼玉県立近代美術館で開催中の『小村雪岱とその時代』展は面白い。

本の装幀から舞台美術まで幅広く、独自のセンスで日本画にモダンデザインの要素を取り入れた画家、小村雪岱(せったい)の大回顧展だ。
日本画や装幀本、挿絵の原画に加え、舞台装置の原画や版画作品も沢山観る事が出来るのだ。

雪岱の描く女性の美しさときたら、スバラシイに尽きる。大正7年に資生堂の意匠部に入社し、香水瓶のデザインを手掛けたりしながら、独特のアートセンスを身に付けた雪岱ならではの女性を観る美意識が美人画に宿ったのだろうネ。

泉鏡花の『日本橋』の装幀を手掛けた雪岱は、評判を呼び本の装幀や挿絵で人気を得た。

本展覧会の中でも、「雪の朝」「青柳」「落葉」の三部作が一堂に見られるのが凄い。人が描かれず無人の情景は観る者に一層の想像を与えてくれる。可成りグラフィカルで有り、日本画としての斬新な表現にガツンとやられしまう作品だ。
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     「雪の朝」
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     「青柳」
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     「落葉」

僕は以前、イラストレーターの原田治さんのブログで知ってから小村雪岱に興味を抱いたのだが、雑誌「芸術新潮」二月号で小村雪岱特集が組まれており、原田さんも協力している。

僕もそうだが、こんな素晴らしいアーティストの存在が余り世間に知られていない事が驚きだ。この機会に是非沢山の方々に観て知ってもらいたい小村雪岱でアル。
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展覧会は2月14日まで。
埼玉県立近代美術館 北浦和駅西口下車(北浦和公園内)
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さて、土曜日はいつもの通り、立石朝酒でスタートだ。
ハツとアブラの生にお酢をたっぷりとかけてもらい、梅割りをゴクリ。
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煮込みのホネも柔らかく肉から骨がスゥっと取れたヨ。むふふ。

この日の『宇ち多゛』は、開店と同時に表も裏も待つ客の行列がひっきりなしに途切れず並んでたナ。11時半過ぎに店を出て、ヨーカドー裏手の『えびすや食堂』へ移動。
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地元の『宇ち多゛』仲間たちとまったり昼酒の続きだ。
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厚揚げ煮をアテに緑茶ハイがススム。

午後はちょいと用事を済ませ、夕暮れ時に浅草へ。
雷門『簑笠庵(さりゅうあん)』もいつもの面々が集ってた。この日のアテは、「じゃがいものきんぴら」だ。
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コレ、神保町『兵六』でも出るのだけれど、酒がススむんだよナ。

そして、「飛竜頭」だ。所謂(いわゆる)、がんもどきだネ。
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出汁がじゅっと染み込んで美味いこと。酒もビールから薩摩富士のお湯割りへ。

料理人の山本さんが、鏡開きのお餅でもって、かき餅を作ってくれたのだが、コレがまた香ばしくて美味かった。
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油で揚げるのでは無く、フライパンでゆっくりと煎る様にして作るんだネ。餅あられって云う感じかナ。

翌日曜日は天気も良く晴れ、気持ちも晴れ晴れ。本所吾妻橋駅で電車を降り、墨田川方面へ。

すみだリバーサイドホールにて催された『江戸の味わい祭り』を見物に出掛けてみた。
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すみだ・浅草の老舗や名店が十軒屋台を出して、江戸料理を無料配布すると云うので、期待して出掛けたのだが到着した時には既に試食の整理券が配布済みとの事で何も食べる事が出来なかったのだ。がっかり、でアル。
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ステージでの踊り「かっぽれ」を観ることが出来たので、まぁ良いか。
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吾妻橋を渡り、浅草へ。
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橋の上から眺める東京スカイツリーは見事だネ。この高さでも凄いのだから、完成したら圧巻だろう。

楽しみにしていた江戸料理が喰えず当てが外れたので、天ぷらで一杯やろうと雷門前を歩く。『三定』も『大黒家』の前も大行列。

『簑笠庵』の近くに在る『あかし』に一度入ってみたいと思っていたので、行ってみると閉まってる。おや残念、日曜日はお休みなのね。

ならば、と国際通りの江戸前天ぷらの老舗『多から家』へお邪魔した。
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大正昭和の風情を残した店内は、お世辞にも綺麗とは云えないが僕好みの何とも云えぬ憩いが感じられるのだ。
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カウンターに座り、揚げ場のご主人を眺めながらビールをゴクリ。

此処は江戸前天丼と海老三種盛りが人気だが、冬のオススメの白子とわかさぎ、それにハゼの天丼を戴いた。
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身がプリプリしたわかさぎは、昼のビールに合うナ。江戸前の濃いつゆの天丼は浅草らしい味だが、此処のつゆは見た目よりしつこくなくて、ご飯に合う。

酒の肴も充実しているので、程良く呑んで〆に天丼なんてのも良い店なのだナ。
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夕方から簑笠庵の京子さん、カオルちゃんと一緒に「砂町銀座」散歩に出掛けた。
鉄板上の「キャベツ焼き」はキャベツと卵だけって云うシンプルなどんどん焼きだ。
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作っている所をちょっとでも眺めてしまったら思うツボでアル。
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出来たてアツアツをすぐに食べたくなること必至だヨ。

おでん屋さんで出来たてのさつま揚げを買って、バスで両国へ移動。
丁度、大相撲の千秋楽にぶつかって、国技館前は大渋滞だったナ。

両国の私設図書館『眺花亭』にて集まって、志ん朝落語のDVD鑑賞を愉しんだ。アマチュア落語家、橘ノ百圓さんもご夫婦で登場し、画面の志ん朝師に大拍手。フム、こんな落語鑑賞会も楽しいネ。
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酒も片っ端から空になり、楽しい日曜日が暮れたのであった。
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by cafegent | 2010-01-25 16:20 | 食べる | Trackback | Comments(0)
水仙の花が綺麗に咲く時季になったネ。
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近所の中学校でも見事に咲いていた。
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”東京スカイツリー”の二年後の開業に先立ち、「すみだ・浅草」界隈が熱く活気づいている。

24日の日曜日、墨田区のすみだリバーサイドホールにて『江戸の味わい祭り』が催される。サブタイトルの「〜鬼平に想いを馳せて〜」で判る通り、池波正太郎の名作「鬼平犯科長」を絡めながら、江戸文化が残る墨田・浅草界隈の歴史を辿り、江戸懐石近茶流宗家の柳原一成・尚之親子の監修による江戸の庶民料理を再現してくれるのだ。

その江戸料理を再現し提供してくれるのが、すみだ・浅草の老舗や名店が屋台形式で十店舗程出店し各店300食が無料で試食出来るんだヨ。

浅草エリアからは、『駒形どぜう』の「風呂吹ねぎ」、天ぷらの老舗『大黒家天麩羅』の「はまちの酢煮」など。すみだエリアでは、人形焼きの『山田家』が「かぼちゃ餅」、割烹『かりや』の「蛤田楽」等々だ。

これらの江戸料理は、25日(月)から各店舗にて提供されるので、イベントで食べ逃した料理もお店で食べられるって訳だネ。

イベント会場では、池波先生の直筆画や鬼平犯科長に関する展示も有るそうなので楽しみだナ。
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無料ガイドブックも配布されるので、是非ゲットして春のすみだ・浅草界隈を歩こうじゃないか。

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昨年末にNHK制作のドラマ「坂の上の雲」を観て、大晦日に松山へと出掛けた。
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ドラマも良い所で「つづく」になってしまい、それがナント一年先の今年の年末だと云うのだからグヤジイのだナ。

そんな訳で、久しぶりに司馬遼サンの原作を読み返すことにした。
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最初に読んだのは、1984年頃だったか。就職して3年目の将来の夢に燃えてイケイケの頃でアル。
司馬遼太郎作品は他に「梟の城」と「龍馬がゆく」、それに「翔ぶが如く」しか読んだ事がない。それでも、明治期の野心溢れる男たちに魅了されたものだった。

日記を書いていて気がついたのだが、司馬遼太郎の「遼」の文字ってしんにょうの左上の濁点が1つじゃなくて2つなんだが、パソコンの文字にはそれが無かったのだ。まぁ、ただそれだけの事なんだけどネ。
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昨日も左足のリハビリ中に週刊朝日を読んでいたのだが、東海林さだお氏の連載エッセイで「キーマカレー」のスバラシさについて書いていたもんだから、今日の昼飯はどうしてもキーマカレーを食べずにはいられなかった。

四谷三丁目で打ち合わせが終わり、近くのインド料理店『ディップパレス』を目指したのだ。此処は何を食べても美味しいし、店内でいつもインドのMTVが流れているのが良いのだナ。

そして、お目当てのキーマカレーを戴いた。他のカレーはナンで戴くのだが、キーマカレーだけは絶対にライスなんだよネ。
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固まりの肉が無いから、ひき肉のカレールゥをご飯とぐちゃぐちゃに混ぜてから食べるのがイイのだ。スパイスが効いて、ぐふふの美味さ。

そう云えば、昨日書いた「パパは牛乳屋」の日記に酒仲間のカオルちゃんから面白いコメントが届いたヨ。

本の広告で、よく「重版出来(じゅうはんしゅったい)」ってコトバを目にするが、彼女はずっと「でき!」って思っていたらしい。威勢のよい業界用語があったものだ!と感心していたそうだが、「でき!」もホント威勢が良くってイイネ!

「キーマカレーできっ!!」なんて、使ってみようかしら。

「ほぼ日刊イトイ新聞」の「ほぼ日式 声に出して読めない日本語。」にも「重版出来」が出ていたナ。「在庫僅少」も読めないかもネ。

最近やたらと「ファストファッション」ってコトバが目につくのだが、雑誌なんかでパッと見た時にボクの思考回路では「フィストファック」しか浮かばないのだ。エロボケ爺ぃはイカンぜよ。
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by cafegent | 2010-01-22 11:52 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
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2年程前から左足の親指の付け根が痛い時があった。友人の医者に症状を話し、もしかして痛風じゃなかろうかと相談したのだ。だが、奴はあっさりと「お前、馬鹿じゃないの?痛風なんかじゃねぇヨ。靴が合ってねぇんじゃないか?」と云われたのでアル。

それから、時々親指の付け根が痛い事があるが、気にせずにほったらかしにしておいたのだ。ところが、だ。2週間程前から左足の中指の付け根が歩く度に痛いのでアル。何かにぶつけて腫れているのかナ、と思い近所の整形外科に診察に行ったのだ。

先生の診断は、ナント「外反母趾」であった。えぇ〜、外反母趾ってキツいパンプス履いているOLサンなんかが、なるんじゃなかったっけ?原因を聞いたら、加齢から来ているらしい。ショックのダブルパ〜ンチ!

歳とって足の指の骨を支えている筋肉(靱帯)が緩んでしまい本来親指と小指の付け根と踵の三点で支えるべきところが、足の横アーチが逆転してしまい中指の部分で体重を支えているから痛いのだそうだ。

最近、頓(とみ)に老眼がひどくなってきたり、高血圧になったりと爺ぃ化が激しいのだが、参ったナ。まったくトホホでアル。呑み過ぎ、食べ過ぎ、遊び過ぎ防止の不覚三原則を守らにゃぁイカンぜよ。

で、毎朝病院で足のリハビリをしているのだ。足の中指の付け根の痛い部分にレーザーかなんかを当てるのだナ。その間、只じっと座ってなくちゃならないので、待合室に有る週刊朝日を持って来て流し読み。

「課長島耕作」でお馴染みの漫画家、弘兼憲史の連載「パパは牛乳屋」が実に面白い。「パプアニューギニア」って響きが「パパは牛乳屋」に聞こえてしまう、って云うところからこの連載はスタートしたのだナ。コレ、「音韻連想」って云うらしい。

リハビリしながら、一人ニタニタと笑ってしまうのが、チト困る。

毎週、読者からの投稿が乗るのだが、みんな凄いネ。

     織田信長 → お茶飲む仲

可成り無理矢理なのもあって、クダラナイのだが、こーゆーのってクダらん方がいいのだよネ。これも凄いぞ。

    桃栗三年柿八年 → イジクリ三年掻き八年

こうも堂々とオナニー歴を持ち出すとは、恐れ入る。

週刊朝日、このページだけで良いかもナ。一年以上連載しているのだから、きっと大人気なんだろうネ。昔ので面白かったのは、これかな。

    札幌稚内 → さっぱりわからない
    一期一会 → 市毛良枝
    遅々として進まない → 父としてすまない

さぁ、みんなで投稿しよう!!なんちて。そして、僕のリハビリは続くのだナ。
       ◇       ◇       ◇
火曜日は、夜『宇ち多゛』に出掛けた。ビリー隊長と待ち合わせをしたのだが、未だ来ていなかった。いつもの奥席は珍しく僕一人の貸し切り状態でアル。
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おや、こんな時もあるのだネ。しばらく一人呑みを愉しんで居たらビリーがやって来た。
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大瓶が空き、梅割りを呑んでいるといつの間にか奥席も満席になった。
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程よく呑んで、『栄寿司』へ。
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シャコ爪が美味い。軽く握りをつまんでご馳走さまだ。

八広駅から、てくてくと水戸街道を越え鐘ケ淵へと進む。
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鐘ケ淵駅前交番の前でビリー隊長パチリ。
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おや、この辺りにはまだアグネス・ラムちゃん健在だったのネ。
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『はりや』の店内はいつもの穏やかな空気が漂っていた。
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イナゴをアテに酎ハイをグビリ。あぁ、良い気分。
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随分立派なイナゴだこと。美味いなぁ。

壁の飲酒運転注意の貼り紙の「根絶」って文字づらが凄いね。
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一瞬、「巨根絶倫」って云う言葉が頭に浮かんでしまったヨ。

青のりのたっぷりかかった焼そばも懐かしい味だ。
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此処では、「キャ別炒め」を頼むと実は「焼そば」なんだよネ。酎ハイをおかわりして終了。
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ビリーとは鐘ケ淵の駅で別れ、僕は神保町『兵六』へと向かう。
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こんな変わらない日常が過ごせるなんて素敵だナ。
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by cafegent | 2010-01-21 12:12 | 飲み歩き | Trackback | Comments(5)
今日から大寒だと云うのに外は温かい風が吹いている。
冬眠中のカエルたちが間違って穴から出て来るんじゃなかろうか。
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これじゃ梅だって咲いちゃうよネ。

先週の土曜日は午前中に立石『宇ち多゛』にて口開け呑みでアル。
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いつもより更に早く10時40分にはオープンしたのだ。早過ぎる。
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そんな訳で、向かいの『栄寿司』が開店する前に店を出ることになる。夜もまた呑むし、一旦家に戻る事にした。

夕方から武蔵小山温泉『清水湯』で、じっくりと汗を流し万全の呑み体制が整った。そして夜は、東武東上線の上板橋駅で秋元屋でバイト中のユリちゃんと待ち合わせ。新規開店の酒場に初訪問でアル。

1月5日、また一軒のやきとん屋が開店した。池袋から東武東上線の各停駅、上板橋駅へ。北口を出て右手の線路沿いに進み、踏切の前を左に曲がると『やきとん ひなた』の暖簾が見える。

店に近づくと一瞬、秋元屋かナ?と思ってしまう程、雰囲気が似てる。
駅から近く、線路からも見えて、入口がオープンになっておりテーブル席が2つ出ている。そして、カウンター席の雰囲気もイイ感じ。
そう、此処は初期の秋元屋を彷彿させるのだナ。

計画通りの狙いなのか、はたまた偶然の成り行きなのか、野方の名店の良い処が小体の店内にぎっしりと詰まっているようだ。でも、それも当然だろう。
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此処『やきとん ひなた』の店主、辻ちゃんは昨年末まで秋元屋で仕事をしていたのだからネ。

先ずは生ビールで乾杯。お店のオープンを祝おうじゃないか。
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焼き物の前にちょいとこの店オリジナルのアテを戴いてみよう。
なんとバーニャカウダにレバーパテでアル。
こりゃ、野方にも無い一品だナ。
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バーニャカウダは一瞬、ぬか漬けが出て来たかと思ったが、酒のアテに良い味だ。
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レバーパテは、これまた抜群に美味い。
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こんがり焼けたフランスパンにたっぷりのレバーパテを乗せて、マーマレードも付けるのサ。思わずパンも追加してペロリと平らげたネ。
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煮込みも美味い。
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ハツ刺しは卵の黄身が落としてありユッケ風か。
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ポテサラにはソースを掛けて、むふふの美味さ。
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もつ焼きは味噌、正油、塩、タレといろんな味で戴いた。
流石にキッチリと修行しただけの事が伺える熟練の焼き加減で大満足。

最後は、お馴染みメンチカツを焼いて貰った。
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あぁ、懐かしい味だこと。オープンしたてだって云う事を忘れてしまうくらい居心地の良い店だったナ。
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これから増々地元の方々に愛される町の酒場になると良いね。改めて、辻ちゃん開店おめでとう!!

ゆりちゃんと別れ、僕は池袋から上野乗り換えで田原町『簑笠庵(さりゅうあん)』へ移動。
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この日の簑笠庵は、引けが早かったみたいだネ。
カウンターは、呑んだフル君と僕だけだ。オイオイ、そんな目で僕を睨むなヨ。
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二人で差しで呑むのは久しぶりだったナ。
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さて、日曜は云わずもがなの四時『秋元屋』でアル。

開店ギリギリに電車が着いたので、外に長い列が出来ていた。
列を目で追うとアラちゃんこと、荒木さんがしっかり並んでた。てな訳で、いつもの席でいつもの酒朋と酒を酌み交わす。

最初は三冷ホッピーからネ。
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持ち手もキンキンに冷えている。あぁ、ちめたくて美味い。
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ナンスラとセンマイ刺しをアテにホッピーがススムのだ。

そして焼き場は、まっちゃんだ。
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彼は本当に好感が持てるんだよナ。いつも清々しいのだ。
三浦さんしかり、まっちゃんしかり、素晴らしいスタッフあってこその『秋元屋』だネ。

いつものやきとんを戴き、至福の日曜を過ごす。
で、ちょいと嗜好変更。いつも頼んだ事が無いフランクを食べてみた。
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オヤ、これ美味いじゃん。昔、海の家で食べた懐かしい味がしたナ。
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あぁ、大満足。美味い酒と美味い肴をいつもありがとう。

二軒目はアラちゃんの地元、都立家政駅前まで散歩して『竹よし』へ。

新鮮な平貝が入ってると云う事で、お刺身で戴いた。デカイね、
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こりゃ。まるで羽根を広げたアゲハ蝶って感じだヨ。
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それにしても美味いなぁ、この平貝。
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むふふ、平貝の肝も美味い。
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シメサバも抜群の〆具合なり。
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菊正宗の熱燗がクイクイといっちゃうネ。
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おや、アラちゃんもイイ呑みっぷり。

お次ぎは竹よし名物、酢の物でアル。
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此処の酢の物は凄いんだヨ。ホラね、海の幸のてんこ盛りなんだから。

あらあら、日本酒に酔い潰れ、いつの間にやらボクはカウンターに沈没してた。オイオイ、いつの間に撮られたんだ。
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これが、目が覚めるとやたら元気になっちまうのだナ。
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復活して、また酒を呑む。
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〆はご主人が丁寧に揚げてくれた特製かき揚げで丼にしてもらった。
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どうですか、見事な盛りっぷりでしょ。味も馬鹿ウマです、ハイ。

あぁ、最高に幸せな日曜日だったなぁ。それにしても良く呑んだナ。
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by cafegent | 2010-01-20 16:35 | 飲み歩き | Trackback | Comments(1)
昨日は夕方から浅草まで出掛けた。
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午後5時、浅草寺の本堂では大勢の人々が集まっている。
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この日は、「温座秘法陀羅尼会(おんざひほうだらにえ)」の結願の日なのだ。

1月12日の午前六時から、一山(いっさん)住職全員が出仕する中、浅草寺の住職(貫首)が交代で七日間昼夜不断で祈祷を行われる。
この間、ずっと住職たちが座り続けるので台座が冷える事が無いため、「温座」と呼ばれているのだネ。なるほど。
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そして18日の夕刻、幕が上がり秘法の修行を一緒に拝む事が出来る。
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曠野(こうや)に棲むと云う魑魅魍魎(ちみもうりょう)や餓鬼を供養し、「天下太平」「玉体安穏(ぎょくたいあんのん)」「五穀豊穣(ごこくほうじょう)」「万民豊楽(ばんみんぶらく)」を祈願する。
(詳しくは、浅草寺のHPに出ているので、そちらをね。)

読経の声が一段と大きくなり、祈祷が修了すると同時に本堂の灯りが全て消え、燃えたぎる松明(たいまつ)を持った鬼が二人現れる。
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本堂の階段を駆け下りて、松明を境内の地べたに叩き付けて巡るのだ。
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最後に銭塚地蔵堂脇の穴に松明を投げ入れて行事が全て終わる。
この鬼が松明を打ちながら廻る姿を「亡者送り」と呼ぶのでアル。

地面に飛び散った松明の燃えカスを持ち帰ると「施餓鬼(せがき)」作法によって悪霊が鎮められ、今年も安泰に暮らせると云う訳だナ。
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ただ、慌てて燃えカスの枝に触ろうもんなら指をやけどするから気をつけなくちゃだヨ。

手慣れた輩は、軍手と懐中電灯を用意しているから恐れ入った。
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さて、浅草から銀座線で渋谷に出掛け、毎年恒例の『志の輔らくご in PARCO』を観に行った。
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立川志の輔師は、年々チケットが取りにくくなっており、年末も発売日に朝から挑もうか、と思っていた矢先、酒朋キクさんからチケットを分けて頂いたのだ。発売開始前だったので、感謝感激雨アラレ!むふふの喜びであった。

今回は『歓喜の歌』の様なママさんコーラス隊の壮大な合唱も無くて、志の輔師一人のじっくりとした味わい深い独演会を聴かせてくれた。
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前半は新作二題から。「身代わりポン太」と「踊るファックス2010」でアル。どちらも志の輔師らしい創作ネタで大いに笑った。先日、たまたま奥会津の昔話や言い伝えを調べたばかりだったから、初めの一席は可成り可笑しかったナ。

中入り後は長講一席、夏に観た「恒例 牡丹灯籠2009」も素晴らしかったが、今回もまた凄く良かった。

江戸の歌舞伎界に於ける稀有な役者「中村仲蔵」の出世噺だ。
世襲制度が当たり前の歌舞伎の世界で、名も無い一介の大部屋役者が、当時の売れっ子役者四代目団十郎に認められ、「稲荷町」と呼ばれる一番下の階級から「中(なか)通り」、「相中(あいちゅう)」、「名題(なだい)」と歌舞伎の頂点を極めるまでの実話を人情噺に仕立てた名作落語だネ。

何処の馬の骨かも判らない様な仲蔵が、ただひたすら芸に精進したお陰で、四代目団十郎の目にとまり、名題に昇進すると他の役者たちが憤慨するのも当然。名題になった最初の演目は「仮名手本忠臣蔵」の五段目「斧定九郎」一役と云う嫌がらせだったのだ。名題ならば、断れる役所にも関わらず仲蔵はこの役を引き受けた...。

さぁ、後は志の輔らくごにグイグイと引き込まれて欲しいもんですナ。
7時開演で9時半には終わるだろうと思ったら、ナント10時近くになっていた。
本当に聴講だったが、長さをまるで感じさせない見事な一席だったナ。
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落語の後は、恵比寿『カドヤ』へ。
ひとみ姐さんの息子もしっかり仕事していたナ。感心感心!!
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鉄板ホルモンをアテに焼酎ハイボールをグビリ。
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相変わらず盛況だったが、かろうじてカウンターに座る事が出来た。レジ横の端っこに座ったら一番反対の端っこに知った顔。久しぶりに逢うこずえちゃんだったが、数日前が誕生日だったネ。おめでとう!!

そう云えば、彼女が主演した映画『タイム・アバンチュール 絶頂5秒前』はアカデミー受賞の滝田洋二郎監督の撮った作品だが、再リリースしたんだろうか。
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焼きうどんで満腹中枢を満たし、梯子酒は続くのでアール。
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by cafegent | 2010-01-19 15:58 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
二十四節気だと水曜日二十日が「大寒」だネ。

ここから二月初めの立春までが大寒だ。寒さが一段と厳しくなる季節だが、明日は一日だけとても温かくなると朝の天気予報で聞いた。
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「大寒」と云う言葉を聞くと毎年思い出す歌がある。はちみつぱいが唄った「大寒町」だ。ベーシスト鈴木博文氏が創った名曲だ。

   ♪大寒町にロマンは沈む 星にのって銀河を渡ろう♪

あがた森魚の「噫無情(レ・ミゼラブル)」で最初に聴いたが、他にも矢野顕子やムーンライダースが唄っている。どれも好きなのだが、いつも頭に浮かぶのは、矢張りはちみつぱいのヴァージョンなのだナ。

さて、今日は浅草「浅草寺」で「亡者送り」の日だ。
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12日から続く「温座秘法陀羅尼会(おんざひぼうだらにえ)」は、一山に十四人の住職が交代で今日の夕刻まで7日間ぶっ続けで昼夜不断の祈祷を続ける。
最後に貫主が修法を行い、これが終わる頃、本堂の照明が消され真っ暗闇になる。すると、本堂の裏手より松明(たいまつ)を持った鬼が二人現れ、炎を地に叩き付けながら境内を巡るのだ。

悪霊を祓い天下太平を願う「亡者送り」は誰でも観ることが出来る。
但し、「亡者送り」自体は数分間で終わってしまう行事なので午後5時に行くと良い。
鬼の持つ松明の炎で災厄が浄化されると云い、残った松明の炭を縁起物として持ち帰る人も多いそうだ。今年一年皆さんの天下太平、無病息災を願いたい。
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僕の酒友達クマちゃんは、本当に毎晩東京中の酒場を渡り歩く。今年も元旦から阿佐ヶ谷『川名』で呑み始めをし、一日たりとも欠かさずに酒場へと繰り出すのだ。

クマちゃんは酒を抜く日など無く、毎日3軒から多いときは5軒の梯子酒でアル。凄いよネ、一日3軒としたって、年間1,000軒以上も酒場に居るのだから驚異的な数字だ。もうこうなれば「酒神」とでも呼びたくなるネ。イヤハヤ、恐れ入る。今年も沢山呑もうね!!

僕も半年程前までは、クマちゃんと変わらず毎晩ハシゴ酒で呑んだくれていた。ところが、健康診断で酒を控えないと確実に数年後には「肝硬変」になると宣言された。そして追い打ちをかける様に「高血圧」と診断されてしまったのだ。

トホホ、でアル。そんな訳で、週一度の休肝日を設け、ハシゴ酒も極力2軒までに努めている。(極力ネ!)

ところで、「四少四多」って云う食事を守れば血圧は下がるそうだ。
少糖多果(甘い物は少なく果物は多く)、少塩多酢(塩は少なく酢は多く)、少葷多素(肉は少なく野菜は多く)、少食多餐(1回の食事の量は少なく食事の回数は多く)と云う事なんだナ。コレ、糖尿病にも効くらしい。

で、最近は毎週金曜日に酒を抜いている。昔は金曜になれば朝まで飲み歩いて遊んでいたが、今は毎晩ハナキンみたいな生活をしているので、金曜が待ち遠しいなんて事が無くなった。それに、金曜に酒を抜くと土曜日の朝が実に目覚めが良く爽やかなのだ。立石『宇ち多゛』の口開けもカンゾウに気兼ねする事無く存分に呑めるって訳だ。

それでも酒場には惹かれる訳で、最近もっぱら焼酎無しのホッピーで休肝日を過ごしている。

武蔵小山駅を出てパルム商店街を真っ直ぐ進み、もうすぐ商店街の終わりが近づいた辺りに鉄板焼きとお好み焼きの『とんとこ』と云う店が在る。以前、居酒屋だった場所にいつの間にか出来ていた。

此処でもホッピーの焼酎抜きをお願いしたら、快く引き受けてくれた。嬉しいネ、こう云うちょいとした気遣いだけで此の店が気に入ってしまった。店名の名の如く、此処は豚肉に自信が有るみたい。
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先ずは血圧を下げる効果の有るホウレンソウのサラダを戴いた。気休めだが、一応ネ。
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お次ぎはオクラと山芋だ。あっさりとして美味い。
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酒抜きホッピーは、こうして見れば生ビールにしか見えない。ぐふふ。
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さて、お好み焼きは海鮮にしてみた。海老がプリプリで美味い。
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此処は低温でじっくりと時間を掛けて焼くのかナ。外はカリカリで香ばしく、中はとてもフワッとした仕上がりだ。
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カウンターに座り鉄板の上で出来上がる料理を見ていると楽しいネ。
矢張り鉄板焼きはカウンターに限るなぁ。

此処は三人で切り盛りしていたが、鉄板を受け持つ姐さんが威勢良く、観ていて気持ちが良い。
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厨房に居る若い兄さんとフロアと酒を担当している兄さんも二人とも笑顔を絶やさず、実に居心地の良い店だったナ。ホッピーの注ぎ方も実にアッパレだった。

酒抜きホッピーをもう一杯おかわりし、〆に焼そばを戴いた。
豚バラ肉にたっぷりのもやしを炒め、太めの麺が入る。
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この麺がモッチりとしてとても美味かった。よーし、次回は存分に酒を呑みながら、他の焼き物を片っ端から喰ってみよう。
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最近新しい店は滅多に行かないが、小体の店は味と同じ位に人が大切だネ。久しぶりに「当り」の店を見つけたかナ。
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by cafegent | 2010-01-18 13:46 | 食べる | Trackback | Comments(1)