東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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<   2010年 02月 ( 18 )   > この月の画像一覧

昨日は関東に「春一番」が吹いたんだってネ。
新聞によると、東北でも最高気温が20度を越えた地域があったそうだ。
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例年、桜の時季は肌寒い日が続くことが多いが、今年は暖かいらしい。花見の賑わいが今から目に浮かぶなぁ。

仕事場近くでは、四十雀(シジュウカラ)が気持ち良さそうに桜の木の上に佇んでいた。
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この分だと桜も早く咲きそうだナ。

ニューヨークのオークションでアメリカン・コミックスのスーパーマンが初めて登場する1938年刊行の「ACTION COMICS」が、ナント100万ドルで落札されたそうだ。これって一億円弱ってことだよネ。凄いネ、驚きだネ。
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この手の本は投資目的のコレクターが多く、専門に扱うギャラリーもニューヨークに在る。

スーパーマンはバットマンと同じく「DC.コミックス」のヒーローだ。そのライバルの出版社が「マーヴェル・コミックス」でアル。
こちらは、スパイダーマン、X-MEN、ハルク、ファンタスティック4、アイアンマン等々、近年映画で大ヒットを飛ばしてるヒーローが多い。

昨年、創業者でスパイダーマンの生みの親であるスタン・リー氏が、マーヴェル社の株をウォルト・ディズニー社に全て売却し巨万の富を得た事が報じられ話題となった。確か480億円くらいだったかナ。

僕もマーヴェル好きで、昔N.Yのアメ・コミ専門のギャラリーを訪ねた事があった。
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今も僕の仕事場の壁には各ヒーローの初登場時の漫画誌を飾っている。
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これは『AMAZING FANASY』と云うシリーズの中で、スパイダーマンが初めて登場した号だ。
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ここから人気が出て、こちらの単独スパイダーマンのシリーズが登場したのだ。
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このエックスメン初登場の号は僕が一番好きなモノだ。
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さて、代々木駅近くに在るカレー屋さんに行った。1、2年前に出来た店だがいつも混んでおりタイミングが合わず、昨日が初訪問となった。
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『野菜を食べるカレー camp』と云う店名通り、此処は築地直送の新鮮な野菜をふんだんに使ったカレーが評判の店だ。

店内は、あたかもキャンプに出掛けたかの様な設えだ。
少年時代ロビンソン・クルーソーに憧れて空き地の中に秘密基地を作った記憶を呼び戻してくれるのだナ。

厨房で一生懸命にフライパンを振るう店主も、テキパキとオーダーを取ったり給仕をしてくれる女性達も皆さん爽やかで、とても居心地の良い店だ。

一緒に行った友人は仕事場が代々木なので、何度も来ているそうだが、昼時は中々入れないらしい。昨日は午後1時に伺ったが、タイミング良く座る事が出来た。

氷水が入る水筒は、懐かしい赤いアラジン魔法瓶。
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カトラリーや紙ナプキンが納まるのは、飯盒(はんごう)だ。そして、これでもか!と云わんばかりの駄目押しはスプーン類が全部スコップ型をしているのだヨ。これが、とてもカワイイのだ。

で、肝心のカレーだが、素晴らしく美味かった。
矢張り、初訪問なので店のイチオシ「1日分の野菜カレー」をオーダーした。
その名の通り、一日に必要な緑黄野菜を中心にナント350グラムも入っているのだ。トマト、茄子、玉葱、ピーマン、じゃが芋、小松菜等々季節によって内容も変わるが10種類前後の野菜が食べられる訳だ。
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小振りのフライパンの中に溢れんばかりの野菜がてんこ盛りで登場だ。カレーの辛さも五段階に調整してくれるらしい。
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僕の札幌の実家近くにスープカレーで評判の『奥芝商店』が在るが、其処も野菜たっぷりで帰省する都度に寄るが、代々木にこんなに美味い野菜カレーを出す店が在ったとは驚きだ。もっと早く来れば良かったナ。

ご飯は少なめでオジサンには嬉しいが、働き盛りにはしっかり大盛りにしてくれる。確か無料サービスだったと思うが、違ったらゴメン。

他にも根菜チキンカレーやキノコのゴルゴンゾーラチーズカレーなんてのも有り、興味が湧くのだ。でも、次回は絶対に豚汁カレーを食べてみたいナ。なんせ隣りのお客さんが実にウマそうに食べていたからなぁ。

食べながら、汗がしたたり落ちて来た。新陳代謝クンは、すぐ汗だくクンになってしまうのだ。参ったナ、手拭びしょびしょになっちまった。

此処は代々木駅西口を出て、交番脇の道を進み踏切を越えた処に在る。手前に古くからの渋い喫茶店が在るから、スグ判るだろう。

店の女の子達が皆とても笑顔が素敵だった。対照的に店主は無骨で寡黙な方なのかと思いきや、帰り際に満面の笑顔で見送ってくれたので、増々此処が気に入ってしまったのだ。

代々木に来たら、真っ先に此処、『camp』に来なくちゃナ。
        ◇       ◇       ◇
夕べは、酒朋ビリー隊長と立石で待ち合わせた。
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七時の『宇ち多゛』は相変わらずの満員御礼状態だ。外で少し待って、いつもの奥席に座る。
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最後の一皿の煮込みを貰って、梅割りのアテにする。この煮込みの味噌にアブラの塩焼きを絡めると実にウマいのだナ。宗さん曰く、シロタレも煮込みに浸けると素晴らしい味になると云っていた。

木曜日は仲見世商店街は休みの処が多い。『栄寿司』もお休みだったので、八広へと向かった。『丸好酒場』の暖簾を潜ると、また満杯状態。お母さんから「一人なら入れるヨ!」と云われたが生憎の二人でアル。「では、またネ!」と諦めて『亀屋』へ向かう。
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ところが、ナント貼り紙がしてあり「解体工事」のお知らせだ。あぁ、残念無念。あの美味いハイボールがもう呑めないなんて哀しいなぁ。
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こんな歴史遺産的酒場が次々と無くなっていくのはとても残念だネ。

で、気を取り直してチューハイ街道を鐘ケ淵方面へ歩く。

横尾忠則画伯が絶対に気に入りそうなY字路の佇まい。
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凄いでしょ、此処。
『たこ八』はもつ焼きだが、独特の色をしたハイボールが有名だ。
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この日は、お客さんが一人も居らず、僕らだけ。小上がりでは88歳のお母さんが楽しそうに長唄を聴いていた。

レバーとカシラを塩焼きで戴いた。
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酒はもちろん下町ハイボールだネ。
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焼き場に立つご主人は体脂肪数パーセントと云う程の肉体美の持ち主。今も現役で山スキーを楽しんだり、弓道をしているそうだ。
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さて、親爺さんは幾つでしょう?
ナント、御歳68歳なのだヨ。驚きの若さだネ。
弓を射る姿の背中の筋肉の動きが見事だったナ。

下町ハイボールをおかわりし、ご馳走さま。鐘ケ淵駅でビリーと別れ、僕はそのまま半蔵門線経由で神保町へ。
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名物の餃子をアテに薩摩無双をごくり。
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夕べは夜もずっと暖かかったなぁ。

今日は午後から雨が降るみたいだネ。
もうそろそろ春雷の音が聞こえる時季なんだナ。
by cafegent | 2010-02-26 15:06 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
今日も暖かいネ。まるで四月か五月の陽気だ。

ちょうど今、伊豆の河津町の「河津桜」が満開だ。来月10日まで「河津桜まつり」が催され、河津川沿いは見事な桜の道が続くのだ。
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十年程前になるが、まだクルマを愛用していた頃、桜見物と七滝(ななだる)温泉郷を訪れた事がある。旧天城トンネルは冷気を帯びて肝試しみたいだったナ。その名の通りの七つの滝も実に素晴らしい。初景滝には川端康成の「伊豆の踊り子」の像が在って、何故か皆其処で一緒に記念撮影をするのだナ。

でも、一番凄かったのは河津七滝ループ橋だった。当時僕は12気筒2シーターのイギリス車に乗っていたのだが、二重にグルグル廻るループ状の道は下りでちょっとブレーキを甘くすると、そのまま空へ飛んでしまうんじゃなかろうかと云う程の加重を体感した。元来ジェットコースターが苦手な僕は心臓が口から出そうになるくらいドキドキしたもんだ。
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そんな事を思い出していたら、タイムリーに火曜の朝日新聞夕刊にその「河津七滝ループ橋」が紹介されていた。
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先日、そんな伊豆方面へと出掛けて来た。
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品川駅から東海道線快速アクティの2階席に乗り、快適な小旅行だ。
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酒が3缶空いた処で海が見えて来た。
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1時間20分で湯河原に着くのだから、あっと云う間だナ。夕方に旅館に着き、先ずは温泉へ真っしぐら。
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此処、『暖景苑』は1日5組の小じんまりした温泉宿だ。女将を始め、働く皆さんの「かゆい所に手が届く心配り」が嬉しい。
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今回は旅館に集合しての宴だったので、風呂の後は宴会だ。
地元の新鮮な魚を!と予めお願いしていたので旬の魚介をたんまりと用意してくれた。嬉しいね、楽しいネ。
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先付けの菜の花が春を食べるって感じで良かったナ。
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鯵と水蛸の酢味噌和えも酒に合う。
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さぁ、どうですか、この見事な船盛りは。
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活伊勢海老は、自分が刺身になったのも気付かぬのかまだ動いてる。
身がプリプリと締まって美味い。
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鯛、さざえ、鮪、アオリイカ、帆立など酒がススム刺身三昧だ。
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お銚子が何本空になったか判らない。随分、酒豪が集まったのだナ。

それでもまだ呑み足りないと、僕の部屋に移動してまた宴会。日本酒、ビールに飽きたから今度は焼酎にした。

口寂しいナ、と思った所で梅おにぎりを持って来てくれた。
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嬉しいなぁ。呑んだ後のニギリ飯の美味いのなんの。
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すっかり酔いつぶれたのであった。
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さて、朝は美味しい鯵の開きを戴いた。
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身も厚く、頭から食べられた。

たっぷり呑んで、ぐっすり寝たナ。
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宿の豆柴ちゃんに別れを告げて、旅館を後にした。
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幕山公園に在る湯河原梅林が咲き始めていた。
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未だ、三分咲きだったが、4,000本の梅は満開になると桜も驚く程の花で山一面埋め尽くされるのだ。
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この藤牡丹も美しいネ。
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これは養老梅と云うそうだ。

梅林の手前で桜の木を見つけた。
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これは、大山桜か河津桜だろうか。
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美しい桜の花も咲き始めていた。
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小田原から箱根湯本へ出て、そこから箱根登山鉄道へ。強羅で蕎麦を食べ、ケーブルカーを乗り継いで箱根ロープウェイへ。

大湧谷に近づくと雄大な台ケ岳や小塚山などが見える。
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そして車窓から下を覗けば白い噴煙を吹き上げる地獄沢が見えるのだ。
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雲が多く掛かっていて、雪の富士は頭だけが見えていた。

それにしても壮大だな、富士山は。
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日本人のDNAは絶対、桜と富士山に心惹かれる様になっている筈だネ。

此処に来たら、絶対に「黒たまご」を喰わなくちゃ。
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コレを食べれば七年は寿命が延びると云われているが、本当かどうかは定かじゃない。
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それでも観光気分で食べるのだ。あぁ、幸せ。

それにしても、硫黄の匂いは凄いなぁ。此処なら黒たまご食べて、オナラしまくっても絶対にバレないナ。

再びロープウェイと登山鉄道を乗り継いで、小田原駅へ。もう一泊する組とは途中の大平台で別れた。
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夕暮れの電車に乗り、東京へと戻る事にした。旅館で散々美味しい魚介に舌鼓みを打ったので、何だかとてもB級なモノを欲していたのだ。
で、川崎から各駅に乗り換えて蒲田駅で降りた。

目指すは、一路『歓迎』だ。
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カンゲイと書いて、ホワンヨンと読む大衆中華料理店だ。でも、殆どの方々は、「カンゲイ」と呼んでいる。

此処は羽根つき餃子で一躍有名になったが、本当は水餃子の方が美味いのだ。
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まぁ、焼き餃子も安くて美味いのだけどネ。小龍包の様に肉汁が沢山入っているから、気をつけて一口で食べないと汁が飛び散るので危ないのだ。
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皮も肉厚で、モッチリした餃子だから、日本の焼き餃子とはちょっと違うのでアル。こちらのレタス包みも必ず頼みたくなる一皿だ。
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結構唐辛子が効いて、ビールに合うのだヨ。
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酒を紹興酒に切り替えて、牛ガツの辛味和えを戴いた。
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でも、そんなに辛くないのだナ。冷菜で、酒のアテに丁度良い。
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〆はレタス炒飯!ふぅ、満腹だ。

もう一軒行こうかと思ったが、この日はこれにて終了。
梅に桜に富士山も観たし、楽しい旅行だったのだから、これ以上欲張っちゃイカンよね。
by cafegent | 2010-02-25 16:04 | 食べる | Trackback | Comments(0)
今日も暖かな一日だ。昼飯食べに目黒区民会館まで出掛けたけど、シャツ一枚で平気な陽気だった。本日は650円のハンバーグを戴いた。
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コレ、目玉焼きが半熟なのでご飯に乗っけて醤油をちょいと垂らして食うと美味いのだナ。むふふ。

区民プールは、工事の最中だった。
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ハテ、無くなるのかナ?それとも夏に向けてリニューアルなのかしら。
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空を見上げると、僕の大好きな昼間の月が出ていたヨ。

二十四節気では、「立春」が終わり「雨水」に変わった。雪から雨に変わる季節、積もった雪も溶け始め、水が緩くなる頃だネ。

20日の朝日新聞の「天声人語」は、とても気持ちがほのぼのとする内容だった。
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〈雪がとけたら何になる?テストである子が「水になる」ではなく「春になる」と答えたと云う話〉を聞いたそうだ。伝聞だったので「虚実はおいて」と書いたら、60代の女性からセピア色した当時の理科のテストの答案用紙のコピーが届いたそうだ。そこには〈「ゆきはとけるとなにになる」の問いに「つちがでてはるになります」と鉛筆で書かれてる。残念ながらバツをもらい、全体の点数は85点。お母さんが取り置いていたのを、遺品の中から見つけたそうだ。〉と記す。

子供の発想は素直だ。幼年時代、札幌で過ごしたと云うこの方は〈クロッカスなどの球根を庭に植えた。春になると真っ先に球根の上の雪がとけ、丸く小さな地面が見えた。やがて美しい芽が出る。その印象が答案になったのでしょう〉と語ってくれたそうだ。

こんな素敵な回答にマルをあげられる大人が多ければ、豊かな発想力の子供がもっともっと増えるのだろうナ。

もうすぐ「啓蟄」だネ。冬ごもりしていた虫達も春の暖かさに誘われて目を覚ます頃だ。昨日、今日と気温が15度くらいに上がり、上着を手に持ち歩く人を多く見かけた。
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夕べ、仕事場近くの公園では、春の訪れを勘違いしたのか、大きなヒキガエルが土から飛び出して舗道まで跳ねていた。
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しかし、随分とデカいカエルだネ。踏んだら大変だ。
       ◇        ◇        ◇
さて、昨日は門前仲町『大坂屋』にて呑み始め。七時頃、戸を開けるとびっしりと人で埋まってる。こりゃ駄目かナ、と思ってたらなんとか詰めて座る事が出来た。
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ビールの大瓶を戴いてグラスに注ぎ、先ずゴクリ。

初めて来たらしい七名の団体さんが、店の半分を占めていた。彼らもビールを呑んで居たが、他の客の焼酎を不思議そうにジッと見つめてる。暫くすると、彼も焼酎を頼んだ。その焼酎を頼んだ時、ちょうどママがカウンターの中で卵スープの支度をしていたのだ。注文はちゃんと聞こえているのだが、ママにはママの順序と云うモノが有るのだナ。
で、彼がまた「焼酎ください!」って云った途端、ママは顔を上げずに「二度云うと二杯ついじゃうわヨ」って返事が返って来た。これには思わず吹き出しそうになったが、グッと我慢した。しかしカウンターの端に座る常連は声を出して大笑いしていたヨ。

さぁ、ママが焼酎をグラスに注ぎ、その上から例のエキスを垂らす。
またしても、彼の目がそれに釘付けだった。そして、その焼酎を珍しそうに呑んでいる。

梅割りのエキスの正体が判らず、皆で悩んでる。後ろでホッピーって云う奴じゃないか、とかブランデーだナ、なんて声も聞こえて来た。
仕舞いにはジョニ黒だ!なんて答えてた。此処の梅エキスはジョニーウォーカーの空き瓶に入ってるからネ。
結局、ママも最後まで何も答えを言わずだったナ。

それにしても一番驚いたのは、七人でグラス一杯を呑み合っている姿だった。ブランデーや高いウィスキーじゃ無いのだから、皆さん各自頼んで呑めば良いのになぁ。

彼らが引けると、一気に静かな店になった。
後から来た二人客も初来店と云ってたが、沢山食べて楽しそうに呑み、卵スープで〆てゴキゲンで帰って行った。
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鍋の中もすっかり空になり、8時前だと云うのにママは早々に暖簾を仕舞った。その後も何人かが戸を開けたが、煮込みが終わったので断っていた。

カウンターに僕一人になったので、のんびりママと話をしながら冷や酒を戴いた。モンナカで、ほっこりとした時間を過ごしたナ。
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大手町で地下鉄を乗り換えて、神保町へ移動。
『兵六』は騒がしい方々も居らず、穏やかな空気が流れていた。
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丁度、コピーライターの森一起さんが一人で来ていたので、隣りに座る事にした。

暫くすると、先日『簑笠庵』でお逢いした真希子さんがやって来た。
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この日は、弟分のトクちゃんも居たので、随分と楽しそうに酒を酌み交わしていたナ。
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そうそう、最近僕はこの「月見納豆」がマイブームなのだ。ウマウマ。
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ほぅ、夕べは終始、ほっこりと酒を呑むことが出来た。
by cafegent | 2010-02-24 16:23 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
今の季節、梅の花が咲き、桜も芽吹く準備をし出している。先日も土手沿いを歩いていたら桜草が咲いていた。自生していたのだが、誰かが植えた物が咲き続けているのだろうか。
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我が家でも鉢で育てきれない桜草は廻りの土に植えている。

   我国は草もさくらを咲きにけり

僕の大好きな一茶の詠んだ句だ。桜の花が舞う大地の足元にも小さな桜が咲き誇る。百花繚乱の桜と可憐な桜草は、どちらも日本人の心に響くのだナ。

   頬染めて酒に酔うたか桜草

コレは以前、僕が詠んだ句だが、この句を見て永井荷風の句を教えてくれた友人が居た。

   葡萄酒の色にさきけり桜草

素晴らしいね。桜草は千以上もの種類が有り、姿や色も皆違うし、それぞれの雰囲気を表した名前もまた素晴らしいのだ。
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真っ白な花の「新雪」や僕が一句詠んだ時の「吹上桜」なども良いネーミングだ。
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酔った頬の色でしょ、コレ。

荷風先生は、きっとこんな桜草を眺めて詠んだのだろうか。
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葡萄酒の色ならば、これが「竜田姫」
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こっちは、「緋の袴」
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それに、この「明烏」あたりかナ。
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さて、週末いつもの京成立石で朝酒を愉しんだ。
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早々に切り上げて、もう一軒『えびすや食堂』で呑む。

皆と別れ電車に乗ったら、無性に鰻が食べたくなり慈恵医大病院近くの『手の字 本丸』へと向かった。
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此処は江戸から続く老舗だが、安くて美味いのが嬉しい店でアル。
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これで1,500円なのだから、納得の「ぐふふ」なのだ。

銭湯でひとっ風呂浴びて、昼間の酒を抜いた。
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読みかけの本を詠み終えて、夜は田原町の居酒屋『簑笠庵(さりゅうあん)』へお邪魔した。

店主の山本さんが新作の「温野菜のアンチョビソース和え」を作ってくれたが、これがまた格別酒に合うのだ。
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出汁の味が絶妙で人参の甘さをグっと引き出しており、これにアンチョヴィの塩っぱさが絡み合い箸が止まらなくなる。またまた、名物を作っちゃったネ。

カウンターでのんびりと酒を呑んでたら、ガラリと戸が開いた。酒場で良く合う酒朋フルちゃんが友人を連れてやって来た。
真希子さんは僕も一度神保町の『銀漢亭』でお逢いした事があるが、写真を撮っている方らしい。
また、彼女に写真を習っていたと云うトクちゃんは、『兵六』を始め、今ではすっかり僕らの酒仲間になっているのだナ。トクちゃんを神保町の酒場に連れて来たのが、何を隠そう真希子さんであった。

ただ、僕は余りお話をした事がなかったので、この晩の簑笠庵でやっと打ち解けて酒が呑めた。
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心弾むと云うか、何つぅか、彼女の笑顔や物腰、それに会話が実に素敵なのだナ。子供じゃないので、チャーミングとか可愛いなんて表現は野暮だが、盃を空ける度に頬が赤く染まり出し、まるでさっきの句の様じゃないか。うーん、この色は、きっと桜草の「明烏」の色だナ。
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「恋は遠い日の花火じゃない」なんてコピーを思い出したが、オジサンだって心ときめくのだ。どんどん、ときめいてイイのだ。

しかし、百花繚乱に咲き誇り見事に散る桜の花が「恋」ならば、この場合チト違う。今はパッと散る「恋」よりも、永く楽しく酒を酌み交わせる「友」が良いのだネ。そう、野に咲く桜草の様にね。

さて、今日は門前仲町にでも繰り出そうかナ。
by cafegent | 2010-02-23 17:04 | 飲み歩き | Trackback | Comments(1)
本田静六と云う林学博士が居た。全国有数の公園の設計造園を手掛け、「公園の父」と呼ばれた人物だ。
「坂の上の雲」の秋山兄弟と同じ時代に生まれたが、学問の世界で活躍し、東京帝大の造林学教授となり日比谷公園も設計した。
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先日、朝日新聞に連載中の「磯田道史のこの人、その言葉」と云うコラムにて、この人のとても面白い言葉を知った。

〈私の体験によれば、人生の最大幸福は家庭生活の円満と職業の道楽化にある。〉

幼い頃に父を亡くした経験や留学時の教えに基づき、「勤倹貯蓄」を唱えた。そして実際に収入の一部を必ず貯蓄して、貯めた資金で分散投資をして財を成したのだ。
一介のサラリーマンだって、まず倹約をし貯蓄を行い、貯金利息や家賃収入など「お金がお金を生む」仕組みを考え持てと説いたそうだ。

経済的に自立すると、仕事がお金のためじゃなくなり、いよいよ面白く更に働ける。コレ、すなわち「職業の道楽化」となり、家庭円満ならば人生も幸福と説いた。

昼間らーめんをすすりながら、スタッフと「仕事が面白くなるのはどういう時か」と云うハナシになり、このコラムを思い出した訳だ。

本田静六は兎に角ポジティヴな考えの持ち主だったみたい。
〈知識は小鳥のようなもので飛んできた時に捕らえて籠に入れなければ自分のものにできない〉と、いつも思いついたり浮かんだ事は手帳にメモし続けたそうだ。

まぁ、そっくりそのまま若いスタッフに語っただけなんだけどネ。
      ◇         ◇         ◇
夕べは空一面を覆っていた雲が、夜半になるにつれて散って行った。
星が輝き出した空を眺めていたら、動いた雲の切れ間から美しい月が顔を覗かせた。最初は雲を通し、うっすらと月明かりが廻りを白くさせていた。完全に雲が切れると、まるで伊達政宗の兜の様な見事な弓張月が現れたのだ。
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今から400年前、戦国武将の正宗も片目でこの同じ月を眺め、関ヶ原の戦いに挑んだのだろうか。空を眺めて歩くだけでもロマンは尽きないのだナ。伊達政宗の辞世の句は、こうだ。

    曇りなき心の月を先立てて
          浮世の闇を照らしてぞ行く

サスガ、伊達男は最後まで格好良いじゃないか。魑魅魍魎が多く巣食う浮世を去り、はれて月の様に澄んだ心で神の待つ天空へと旅立とうとしたのだろうか。自分の死期が近づいた正宗が若き頃の非道をあの世で悔い改めるべく、詠んだ句だと聴いた事があった。

さて、昨日からどうも頭が麺モードに突入している。こうなると居ても立っても居られないのが性分(タチ)なので、昼飯は不動前のスパゲティ屋『PIANO PIANO』へとお邪魔した。仕事場の近くに在った時は毎週の様にお世話になったのだが、ちょいと遠くなったので月イチペースになっちまった。

カウンターに座り、いつものベーコンとトマトのキノコクリームのスパゲティを頼んだ。ワタリ蟹のトマトソースと悩んだのだが、昨日はこっちにしたのだ。
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トマトソースとホワイトソースが食べて行く内にどんどんと麺に絡み絶妙な味になる。たまらんナ。
此処は相変わらず美味い。飽きない味なので、定期的に通いたくなる一軒だ。

夕方から新橋で打ち合わせが入ってたので、夕飯ももちろん麺にした。
銀座6丁目に在る『支那麺はしご』へ、真っしぐら。此処の担々麺が好きなのだ。

目黒の『蒙古タンメン中本』よりも、こっちの味が好きかナ。
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おぉ、この辛さで外の寒さを乗り切るのサ。

そして、今日のお昼は目黒の『づゅる麺池田』でアル。
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つけ麺が評判の店だが、初めてらーめんを食べてみた。此処はとんこつ出汁を使わず、鶏と魚介で出汁をとっている。つけ麺より可成り細い中華麺もバランス良くスープが絡むのだ。
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此処はつけ麺も同様に、出汁の香りと味をじっくりと楽しみたい店だ。また、店で働く方々が皆愛想が良いのが嬉しい。サッと座ってガっと喰う少しの時間だって、居心地が良い方がイイ。

血圧を気にしてスープを全部呑み干さないようにしているのだが、殆ど気休めの悪あがきだな、こりゃ。あぁ、麺三昧でウヒヒだぜ。
by cafegent | 2010-02-19 17:00 | Trackback | Comments(0)
昨日は明け方に地震が有り、今朝はしんしんと雪が降り続いていた。
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梅が咲いたかと思うと雪が降る。
体が戸惑うこの時期を「残寒」とか「余寒」というのだそう。カオル嬢のブログ「東京耳袋」を読んで知る。なるほど、良い響きの言葉だネ。

植木鉢に雪がかからない様に屋根の下へ移動させると、其処にメジロがやって来た。そうか、我が家にも来るのか。可愛いかったナ。

夕べは誕生日のお祝いにと、食事をご馳走になった。
先ずは一人で神保町へ向かう。
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『兵六』の縄暖簾の奥にはお馴染みの顔が集う。薩摩無双が、この日の酒始め。後から来たQちゃんに誕生日&ヴァレンタインのチョコレートを戴いた。ありがとうネ。

そう云えば、J-WAVEや雑誌「dancyu」でお馴染みのマッキー牧元さんも僕と同じ誕生日だ。一日遅れましたが、おめでとうございます。

正一合の徳利が丁度空いたので、店を出た。三省堂書店前の交差点を渡り、錦華公園の坂を上がると『山の上ホテル』が見える。
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路上では明治大学の学生達が寒さも忘れ立ち話に華を咲かせていたが、ホテルのドアを開けた途端時が止まった様に静かな世界になった。僕は立派な構えの正面よりもこちらの裏側の入口が好きでアル。ベルボーイに気を使う事もなく、そしてまたスーッとBARに行けるのが良い。

此処は僕の大好きなホテルだ。ヴォーリズが設計したアールデコ様式も素晴らしいし、作家の池波正太郎や山口瞳が此所を愛したからでアル。また、常盤新平さんの「山の上ホテル物語」を読んで、増々好きになったものだ。ロビーに備え付けられたビューローの上には、三月書房の小さな本のシリーズが所蔵されているのが嬉しい限り。ホラ、文庫本より小さいのだヨ。
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人を待つ時間も愉しく過ごせるって訳だ。

仕事の都合で待ち合わせに30分遅れると云うので、バー『ノンノン』で軽く一杯。
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あぁ、食前のウィスキーは美味い。これから始まる至福の時へのプロローグだナ。

『てんぷら山の上』は、予定より遅く時間を変更したお陰で、カウンターの一番右端の席に着く事が出来た。この席は、大好きな池波正太郎定席だった席なのだ。ビールで乾杯し、しみじみと我が半世紀を憶う。

お通しに出るじゃこの粒山椒和えが絶品でアル。
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これだけで、ご飯が三杯は喰える程の美味さなのだ。此処出身の「てんぷら 深町」でもお馴染みだネ。

先附けは、生湯葉だ。程よく山葵が効いてこれまた結構。
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刺身は鮪と脂の乗ったハマチだ。どちらも肉厚に切ってあるので食べ応え十分だった。ここからは、酒だろう。刺身に合わせ、純米酒「神亀」を熱燗で戴いた。むふふ。
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この錫製のチロリも素敵だネ。

さぁ、天ぷらのスタートだ。
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先ずは、活巻海老から揚がる。
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活巻とは活きた車海老の事だ。すなわち食べる直前に水槽から出した車海老だから鮮度が違うし、味が良いのだ。

此処は何と云っても、この氷で冷やす木製冷蔵庫が圧巻だナ。
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この冷蔵庫と白木のカウンターが此の店の魅力なのだ。

揚げたて熱々の天ぷらには山形の辛口純米「上喜元」を冷酒で貰う。
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春の山菜は、こごみ、ふきのとう、たらの芽などが揚がる。
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牡蛎はプリプリで塩が美味い。
此処の塩は天ぷらに良く合うのだ。沖縄産の「粟国(アグニ)の塩」だそうだが、素材を際立たせる旨味なのだ。
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ほぅ、肉厚のレンコンも天ぷらに合うネ。

揚げ場に立つ彼は、若いのだが此処でもう18年間も修行しているベテランだそうだ。
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15歳からこの世界に入ったのだから恐れ入る。料理人の世界ならば普通の事だろうが、天ぷら一筋を貫いてるって凄いなぁ。彼が将来独立するのが愉しみだナ。

きす、めごち、穴子とお馴染みの魚が次々と揚がる。
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ぐふふ。酒がどんどん進むのだ。もう五合も呑んだのネ。
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今が美味い時期のふぐ白子と蛤の天ぷらを追加した。
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本当は丸十(薩摩芋)を頼みたかったのだが、ナント40分かかるとの事だった。丸十は此処の名物なだけに最初に頼んでおくべきだった。
残念。でも、ふぐ白子が素晴らしく美味かった。
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嬉しいなぁ、たまらんなぁ。
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蛤も素晴らしい味。
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〆は天茶か天丼で悩んだが、天丼にした。
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天バラもイイね。
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赤出しが胃をギュッと引き締めてくれた。
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最後は抹茶アイスクリームで満腹だ。
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いやぁ、素晴らしいご馳走をありがとう。感謝!

坂を下り、再び『兵六』へ。メンバーは入れ替わったが、お馴染みの面々が揃う。なんだか、ホっとするなぁ。

十年前、40歳の誕生日は渋谷の友人の店を借り切って大々的なバースディ・パーティを開いたっけ。100人の予定が180人も集まり、しかも全員を僕が招待したので、散財をした。
それにしても、十年でこんなにも変わるものなんだネ。今は、兵六の盃で皆に乾杯してもらうのがたまらなく嬉しい。

人の温もりが家路に着くまで、僕を暖かくしてくれた。再び、感謝!
by cafegent | 2010-02-18 15:42 | 食べる | Trackback | Comments(3)
日曜は午後から北浦和まで出掛けた。
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埼玉県立近代美術館にて開催中の『小村雪岱とその時代』展の最終日だったからだ。

恵比寿から埼京線に乗って赤羽で乗り換えて北浦和まで。途中、蕨駅も通り案外遠かったナ。駅の西口を出て、北浦和公園まで来ると大勢の人だかりが見えた。なんだろう、と思って覗くとカレーライスの大食い競争をしていたのだ。
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大食い同士の対決らしいが、細い兄さんの方が優勢だったナ。さて、どっちが勝ったのだろうか。
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結果を見ずに公園内に在る美術館へと向かった。
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流石に最終日だけに大勢の方が来場しており、小村雪岱ファンとしては嬉しい限りでアル。ちょうど先週、雪岱の親戚と酒を呑んだので、此の美術館に寄贈した作品の事などを伺ったばかり。

会場は4つのセクションで構成されており、初めて目にする作品なども数多く展示され、見応え十分の内容だった。中でも特に『春告鳥』と『青柳』『落葉』『雪の朝』の三連作、『見立寒山拾得』を拝見する事が出来たのが嬉しかった。
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肉筆画は、中々手に入れる事が難しいが、版画や装幀本ならば古書市などで時々見つける事が出来る。
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懐具合と相談しながら、少しづつ集めるのもまた愉しい。
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展覧会の後は赤羽に出て呑もうかと考えたが、日曜日だもんナ。池袋で乗り換えて野方へ直行だ。

この日はヴァレンタイン・デイだったネ。『秋元屋』のユリッペから素敵なチョコレートを戴いた。
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ジャン・ポール・エヴァンのチョコに強烈なキスマークが付いていた。おや、嬉しいね、愉しいネ。

先ずは三冷ホッピーで喉を潤し、牛レバー刺しに煮込みを戴いた。
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外が寒かったから熱燗にしようと思っていたが、焼き台の前は暖かくて三冷ホッピーになったのだ。
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途中で豆乳割りに切り替えて、ぐびり。

鶏つくねのチキンボールとピーマン串を頼み、勝手に創作するのだ。
ピーマンの中にそれぞれ焼き上がったチキンボールを入れれば、ホラピーマン肉詰めの完成だ。
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コレが案外ウマいんだよナァ。

いつもと変わらない長閑な日曜日を過ごせたと思いきや、「東アジアサッカー選手権」の惨敗を観て、ドッと疲れが出て来た。終始攻めの姿勢を崩さなかった韓国代表は見事だった。大久保の故障退場や闘莉王の一発退場は予想外だったが、まさか3点も入れられるとはなぁ。岡田監督よ、頑張っておくれヨ。

酒呑みにはウレシイ贈り物がもう一つ。
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「百年の孤独」で作られたボンボンを戴いた。うん、イケる。
       ◇        ◇        ◇
月曜は、おでんで呑んだ。
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誕生日のお祝いに岡山の利守酒造が作る限定純米吟醸「満天の煌(きらめき)」を戴いたので、それに合わせておでんにしたのだナ。
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僕はおでん種の中では、何と云っても「ちくわぶ」が好きなのだ。
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コレが入ってないおでんは認めない。関西方面の方に云わせると、ちくわぶなんてモソモソとしてるだけで、美味くもなんとも無い、らしい。それでも汁をたっぷりと吸ってふやけたちくわぶが一番なのだナ。
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モツ専門の肉屋『みやこや』にて、カシラを手に入れたので牛蒡と一緒に串にした。
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家で食べるおでんは、お勘定を気にしなくて良いから素敵だネ。

『お多幸』などで食べたら福沢諭吉が何枚消えることやら。彼処は、熟練の古参職人を多数面倒見なくちゃならないから、其れが全部お会計に反映されちゃうんだからサ。まるで、「お高こう」ござんすヨ。
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で、〆は、たっぷりと出汁の出た汁かけ飯をサラサラと。うぅ、満腹。

昨日は酒朋ビリーと立石で合流し『宇ち多゛』で呑んだ。
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もう一軒、近場で呑もうかと云うことになったのだが、火曜日は定休の店が多かった。『鳥房』も『とっちゃんぼうや』も『串揚げ100円ショップ』も休みでアル。
    
雨がみぞれに変わりそうな天気だったし、立石呑みは諦めて神保町へと向かった。駅の階段を登ると、もう外は小雪が舞っていた。
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お馴染みの面々が集うコの字のカウンターで、ほっこりと薩摩無双の湯割りを呑んだ。

さて、本日で50歳を迎えた。活字にすると自分でもビビるなぁ。

それでも子供の頃は、50歳なんて可成り老けた爺さんだと思っていたが、見た目は随分と若くなったものだナ。ただ、躯の内側はとことん老け続けている。肝臓も血圧も正直だ、まったく。

塩分を控えめにしたり、らーめんの汁は残す様にしているが、一向に血圧は下がらんし、参ったネ。深酒だった以前よりは少なくなった。朝までハシゴ酒コースもご無沙汰だ。

それでも僕はこれからも縦横無尽に東京中を呑み歩くのだナ。
よし、新生クソ爺ぃはまた何か新しいコトでも始めようかしら。
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by cafegent | 2010-02-17 13:57 | 飲み歩き | Trackback | Comments(5)
今日も雪が降りそうな天気だネ。

朝の目黒不動尊では野鳥の啼く声が空高く響き渡ってた。
ヒヨドリのキーキー啼く声に交じって、四十雀(シジュウカラ)の声も聞こえたので、木の上を目で追って行くと高い所に発見した。
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足元では雀に交じってメジロが餌を探して居たヨ。
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この辺りは、他にアカゲラやハクセキレイなどもやって来るのだ。
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もう少しすれば、ウグイスやツグミも現れるかナ。
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こう寒いと燗酒が恋しくなる。先日も小雪が舞う中、『宇ち多゛』の後に『えびすや食堂』で雪見酒よろしく「ひれ酒」を戴いた。

四角い箱のマッチを擦って酒に火を灯し、更に薫りを出すのだ。
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鰭(ヒレ)は安酒を一段と美味くさせるから不思議だよナ。

     熱燗やはやくも酔ひしあとねだり    久保田万太郎
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店を出たら、もう雪はあがっていた。
       ◇         ◇         ◇
さて、『東京自由人日記』を書こうとした時に、真っ先に頭に浮かんだのは作家の坂口安吾だった。

僕の中でずっと「自由人」と云えば、坂口安吾だった。そして、彼が没した2月17日は、僕の誕生日でもある。まぁ、正確に云えば、坂口安吾が亡くなったのは昭和30年の2月17日であり、その丁度5年後に僕が産まれたって訳だ。

別に坂口安吾と何の関係も無いが、それでも何故かずっと彼に惹かれて来た。沢山の恋をし、大岡昇平、中原中也、小林秀雄、青山二郎、そして檀一雄らと酒を酌み交わし、明治後期から昭和の時代を疾走してきた作家だ。酒とクスリにどっぷりと浸かりながらも、日本文化や文学、政治をバッサリと斬ってきた。

「無頼派」と呼ばれた坂口安吾のコトバに、”人間は生きることが全部である、いつでも出来ることなんか、やるもんじゃないよ。”とある。

同時代を生き、共に「デカダンス派」「無頼派」と呼ばれた太宰治とは似て非なるタイプの作家だ。坂口安吾の破天荒な人生を辿ろうなんて思わないが、世間に対峙し、自由に何でも云える自分で在りたいものだ。

そう云えば、小沢一郎が中国の習副主席と天皇陛下の会見を強行的に実現させた時、坂口安吾の『堕落論』を思い出したナ。

「天皇制は天皇によって生み出されたものではない。,,,結局常に政治的理由によってその存立を認められてきた。社会的に忘れた時にすら政治的に担ぎだされてくるのである」と書いていた。人間は堕落する。義士も聖女も堕落する。堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見せよ、と説いた。

『堕落論』を読んだ時、初めて「権謀術数(けんぼうじゅっすう)」と云うコトバを知った。人をダマすためのはかりごとを意味する。権力、謀略、技術、算術を駆使して人を欺くって事だネ。

ここでも安吾は「権謀術数」には踊らされないと云う姿勢が伺える。
今も大半の日本の政治家は、権謀術数を巡らせている。政権交代から数ヶ月が経ったが、ボクの中では今や前原誠司大臣しか真っ向から国民に対して正直に語れる政治家は居ないように思えて来たナ。
ところで前原さんって1962年生まれで、今年48歳なのネ。

坂口安吾は享年48歳でこの世を去ったが、僕は明日50歳を迎えるのだ。この先の人生はどんな方々と出逢い、どんな事が起こるのだろう。
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久しぶりに安吾夫人、坂口三千代の『クラクラ日記』を読もうかナ。
by cafegent | 2010-02-16 15:43 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
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11日は建国記念日、昼からのんびりとビールを呑んだ。

武蔵小山パルム商店街の八百屋の二階に出来たイタリア料理店が気になっていたので、昼飯を兼ねて行って来た。
『リストランテ フィーロ』はカウンターとテーブル席が6つ、18席のこじんまりとした店だ。ホームページによれば、白と黒を基調にしたシンプルなニューヨークモダンをテーマにしたインテリアだそうだ。

それでも、窓から見える景色は昔ながらの時計店の看板だったり、路地の街灯だったりで、とても庶民的な雰囲気が良い。

オーナーシェフだろうか、若くて爽やかな風貌の方が一人でオープンキッチンの厨房で料理を作る。フロアを担当する方も人当たりが良く、とても丁寧だ。

休日なのでエビスビールの生を戴いた。
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うーん、休みの日のビールは美味いナ。
此処のランチは良心的な値段設定だ。
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パスタとサラダ、それに飲み物が付いて千円でアル。これに前菜かデザート盛り合わせのいづれかを付けても1,400円。
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まぁ、武蔵小山と云う地域を考えると妥当な料金設定なのかもしれないが、財布に優しいのはウレシイ限り。パスタのボリュームも丁度良い。

で、肝心の味だが、普通に美味い。普通に美味いのが良いのだナ。
最近はヘンに凝った料理を出す店が多くて、わざわざ可笑しな味になってる料理店が多いからネ。夜のメニューもトリッパのトマト煮や鴨のコンフィなどソソる料理が出ていた。こりゃ、一度ちゃんと夜に来なくちゃイカンな。
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この日のパスタは、ラザニア風と云うもので、僕好みの味だった。

それにしても女性一人客の多い事に驚いた。一人暮らしだと休日に部屋で作るよりも外食にしたほうが楽なのかもしれないネ。

午後四時口開けの『秋元屋』にて軽く呑んで来た。
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テレビの予報だと夜半から雨が雪に変わるかもしれないと云うので、早々に切り上げた。

この日は、北海道の釧路から水揚げされたばかりの本たらば蟹を朝茹でして送られて来た。
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発砲スチロールの蓋を開けると、先ずその大きさに驚くのだ。
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半日ほど自然解凍で食べ頃に。そして食べる直前に料理バサミを使って捌いて行く。
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最初はビールからだナ。料理屋と違って、家飯しだから勝手気ままに自由に食べられるのがウレシイのだナ。
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最初は半身を残してカニグラタンでも作ろうかと思ったが、ペロリと全部平らげてしまったヨ。
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内子と外子もたっぷり入って日本酒に最適の肴となった。酒は『越後の酒 特別純米酒』だ。
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近所の酒屋さんに薦められて買ってみたのだが、後味スッキリの辛口で大正解。新潟の上原酒造が作った酒で、地元産の米こしいぶき80%、五百万石が20%を使い、精米歩合が60%でアル。ぬる燗が美味かった。
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知らない酒でも手頃で美味いのに巡り会うと幸せな気分になるネ。
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酒のアテは、大根とがんもどきの煮物。
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大根の皮のきんぴら。
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それに、菜の花のお浸しだ。あぁ、建国記念日は満腹な休日だったナ。

金曜日は、東京居酒屋漂人さんに教えて頂いた池袋西武のリブロで開催中の「古本まつり」へ出掛けて来た。
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都内有数の古書店が一堂に集まるので掘り出し物を探すのが愉しい。

二時間程古本の山を漁り、今回は二冊の本を手に入れた。
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先ず一冊目は、画家木村荘八が書いた「東京今昔帖」だ。木村荘八は永井荷風の『濹東綺譚』で挿絵を描いて広く世間にも知られていたが、随筆家としても多くの名著を残している。出品していた『夏目好書洞』さんにコレの限定特別装幀本が出ていたがチト高くて手が出なかった。
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これは玉ノ井だが、こんな素敵な挿絵が沢山入っているし、昔の東京を知る素晴らしい一冊だ。

もう一冊は、三田村鳶魚の「大衆文芸評判記」だ。
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元々、昭和8年に汎文社から出版された時代小説の評論集で、オリジナルは右側で小村雪岱が手掛けた装幀だ。で、今回手に入れたのは昭和47年に新たに桃源社より出版されたモノだ。新カナ遣いで書き直されており読み易く、また八木昇氏の解説がとても良く大正から昭和初期の古書集めが更に愉しくなるガイド本だナ。

二冊とも千円以下だったので、顔が緩んでしまったヨ。
      ◇        ◇        ◇
さて、日曜の朝は、極寒の釧路沖の浜中町散布(ちりっぷ)で水揚げされたエゾばふんうにが届いた。浜中町は毛ガニやシマ海老、氷下魚(こまい)漁でも有名だが冬の寒い時期の活うには濃厚で甘くて一度食べたら病みつく味なのだ。

いつもは、穫れたてを剥いて海水と同じ塩度の塩水に浸した状態で送って戴くのだが、今回は、穫れたままの殻付きの状態で届いたのだ。
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この辺りのエゾばふんうには、「ねこあし昆布」と云う昆布を食べているので、甘みが違うのだナ。

エゾばふんうにと一緒に送って戴いたのがイクラだ。
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知床羅臼産の秋味から取った卵を昆布醤油と酒、それに羅臼の海洋深層水で漬け込んだ逸品だ。
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〆のご飯が絶品イクラご飯に早変わりしてしまったのだ。ぐふふ。

寒い冬は、矢張り北海道の旬の魚介類が最高に美味い。航空便等の配送網が発達したお陰で夏の朝穫れとうもろこしや、土曜の朝水揚げされたばかりの魚介がこうして瞬時に食卓に届くのだから素晴らしい世の中になったものだネ。

一つひとつ包丁で殻を割り、身を取り出す手間もまた楽しいのだ。
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ふだん何気なく剥き身のウニを食べているが、よくあれだけ美しく並べられるなぁと感心してしまう。自分でやると本当に手間がかかっている事が判るものだナ。
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新潟から届いた米を土鍋で炊き、熱々の上に新鮮なウニを乗せるのだ。
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もう少し大きなウニだったら網で焼きウニでも良かったが、小振りだったので今回は全部生で戴いた。
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あぁ、休日の昼酒に極上の生ウニなんて、最高に幸せだ。
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ご飯が何杯でもおかわり出来るなぁ。むふふ。
by cafegent | 2010-02-15 15:15 | 食べる | Trackback | Comments(1)
今朝の朝刊でロンドンのファッションデザイナー、アレキサンダー・マックィーンが亡くなったと知り、とても驚いた。享年満40歳、自殺だそうだ。

クリエーター故の苦悩か、色恋沙汰の苦悩か、はたまた業界の狭間での苦悩か、何故に自らの死をもってピリオドを打ったのかは判らないが、彼の創り出す斬新な洋服が好きだっただけにとても残念でならない。

『Un enfant terrible』(恐るべき子供)との異名を取った彼の服同様に、この恐るべき子供は、ピュアな永遠の子供のままでいたかったのだろうか。イヴ・サンローランの様に、天才的な若手デザイナーが円熟期を迎えた後にどんなファッションを打ち出すのか、とても期待をしていたのになぁ。合掌。

さて、岡山の土産を戴いた。
僕の大好きな洋菓子屋『白十字』のロールケーキだ。その名も堂々たる「男ロール」でアル。
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甘さを抑えた生クリームとチーズクリームをココアのスポンジで巻いてある。以前、岡山に行った際に買おうと思ったのだがカット売りをしておらず一本売りのみだったので泣く泣く諦めたのだ。
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もう嬉しいのなんの、毎朝毎晩カットして食べているのだ。ぐふふ。流石に恵方巻きじゃないので、丸かじりはしないのダヨ。

仕事場では、コピーライターが桜餅を持ってやって来た。
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むふふ。季節を味わうって良いなぁ。

水曜日は御成門に居たので、芝大門の薬膳中華『味芳斎』にてピーマンレバー炒め定食を喰った。
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揚げたレバーをピーマンと一緒に炒めたモノだが、ニンニクと唐辛子がガツンと効いて元気になる味なのだ。店内には名物エロ爺ぃは居らず、孫の兄さんが出ていたナ。

今週も立石、門前仲町、神保町と相変わらず呑み歩いてる。
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平日の『宇ち多゛』はシンキ(テッポウとコブクロ)が有るから良いのだ。土曜の煮込まれたホネと双璧な一皿だネ、こりゃ。

火曜日は門仲『大坂屋』で呑み始め。打ち合わせが押して、ちょいと遅く伺ったら半円のカウンターも後ろの鏡下も満席だった。それでも、皆がギュっと詰めてくれたので何とか座らせて貰った。こんな小体の店はお客さん同士がちゃんと譲り合ってくれるのが嬉しい限り。
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カウンターの奥には元ディレクターズ・カンパニーの御仁が居た。此処の二代目の写真の横に根岸吉太郎監督の色紙が有るのだが、監督を連れて来られたのもこの御仁だ。いつも早い時間にお逢いするのだが、この日は遅かったナ。いつも映画やアートの話で盛り上がるのだ。

入れ替わり立ち代わりお客がやって来る。そんな訳で、サッポロ赤星一本とヒヤを一杯戴いて席を空けて来た。
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二軒目は、酒朋ビリー隊長と神保町『兵六』で待ち合わせた。
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こちらは、意外にも空いていた。それでも知った顔ばかりが並んでる。Qちゃんとビリーの間に座らせて頂き、無双の白湯割りを戴いた。
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最近はビリーもデジカメを新しくしたので、良く撮っているナ。

水曜日は酒を抜いた。四谷三丁目に出掛けたので、四谷駅まで歩いた。本当は『鈴傳』で日本酒を一杯と思ったが、木金と呑む予定なので、グッと我慢した。
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で、『わかば』で鯛焼きを買って来たのだ。此処の鯛焼きは冷めても美味いから好きだなぁ。
by cafegent | 2010-02-12 13:46 | 食べる | Trackback | Comments(0)