東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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<   2010年 07月 ( 22 )   > この月の画像一覧

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仕事場の近く、不動公園では盆踊り大会が開かれていた。
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地元の方々が大勢集まり夏の夜に彩りを添えていたナ。「盆踊り」って秋の季語なのだネ。以前、夏の季語だと思って一句詠んだのだが暦だと立秋を過ぎてからの行事なので、秋なのだそうだ。
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立秋は8月7日頃だから、此処は一足早い盆踊り大会だったのだネ。

夕べは風がビュゥビュゥと音を立てて吹き荒れていた。
窓を開けていると部屋中に心地良い風が吹き込んでくる。まるで海の家にでも来ているかの様だった。

ところが、今朝は一転して雨模様。
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漸く咲き出した桔梗の花も雨風に耐え忍んでいるのかナ。

外は湿度が高くて梅雨に逆戻りした様な蒸し暑さに変わっていた。
今宵は浴衣でも来て呑みに出掛けようと思ったが、チト厳しいかナ。
      ◇        ◇        ◇
岡山に在る宮下酒造では、『独歩』ブランドで素晴らしい地ビールを造り続けている。

ピルスナータイプ、デュンケルタイプ、シュバルツタイプ等々、ドイツに負けない程の数多くのオリジナルビールを出している。

以前、『牡蠣に合う白ビール』を出して話題になったが、今度は黒ビールだ。その名も『うなぎに合う黒ビール』でアル。
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丑の日には「黒いもの」を食べる習慣があるらしく、鰻、どじょう、黒鯛、黒豆、茄子などを食べる習わしだそうだ。

友人宅に手土産に持って行くも良し、鰻の蒲焼きと共に出せば話題になるだろう。

てな訳で、夏は鰻に限る。食べると俄然、元気になるのだヨ。
ワタクシ、週に何度鰻を欲しているのだろうか、ハテ?

先日もお中元に鰻を戴いた。今は焼きたての蒲焼きでも、なんでも瞬時に真空パックにして送る事が出来るから便利だネ。
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で、浜名湖の天然鰻の真空パックが届いたのだ。日本酒で蒸し焼きにすれば、焼きたての味が蘇るのだ。ぐふふ。
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付け合わせは、豚バラとキャベツのせいろ蒸しだ。
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水菜の和風サラダも添えて、酒のアテもバッチリだった。
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ビールもススムって訳だナ、こりゃ。
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むふふ、〆はおウチうな丼で決まりだ。

南千住に在る鰻の老舗『尾花』では、客の注文を取ってから鰻を捌く。
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そんな訳で、焼き上がるまでにとても時間が掛かるのだ。
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注文をしたら、ビールを一杯やって待つも良し。
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焼き上がりを待つ間にちょいと外に出て、小塚原を歩くのも良し。
江戸の刑場だった小塚ッ原は、井伊大老を襲撃した水戸浪士33人の墓や杉田玄白の腑分けの碑などが在るので、見物して戻って来る頃にはふんわりとした鰻が焼き上がっている事だろう。
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鰻は夏が旬だと思っている方が殆どだと思うが、実は秋頃のボッカ鰻が美味い。11月頃が「下くだり」と云われ、一番美味い季節だそうだ。

江戸っ子が自分の腕の太さと競って太い鰻を選んだそうだ。木杭(ぼっくい)の様に太いから「ボッカ」と呼ばれる様になり、シモという大串の蒲焼きが通に喜ばれたらしい。

このボッカ鰻をウリにしていたのが、旧江戸の北郊、南千住の尾花だ。皿からはみ出さんばかりの片腕程の大きな鰻の蒲焼きに、皆驚きながら食べたそうだ。
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薄井恭一氏の随筆『味めぐり』にこのボッカの話が出ていたので紹介してみた。味めぐり―随筆 (1976年)

さて、昔は尾花の暖簾にも「天然うなぎ」と染め抜かれていたが、その暖簾が掛かる事はもう滅多にないだろう。それでも今では天然に勝る養殖鰻が育っているので、とても素晴らしい鰻を味わえるのだナ。
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名古屋から向こうの方々は歯ごたえが残り、香ばしい鰻が好みだと聞くが、関東は此処に代表される様なふんわりと口の中で崩れるような柔らかい蒲焼きが好きなんじゃなかろうか。まぁ、ボクが好きな訳だが。

あぁ、今年はあと何度『尾花』の鰻が食べられるかナ。
      ◇        ◇        ◇
暑い夏を乗り切るのは、栄養ばかりじゃなく体力も大事だネ。

僕の仕事場のスグ近くに在る目黒区民センターのプールは200円と手頃だし、50mと長いのが嬉しい。

児童用のプールが別に在るので、しっかりと泳げるのがまたイイのだ。
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仕事の合間に1時間でも時間が作れれば、サッと泳ぎに行くのだナ。
但し、泳ぎ過ぎると二の腕が怠くなり、キーボードを打つ手が重たくなるのが玉に傷。

夜も20時まで運営しているので、日暮れ時のマジックアワーの空を眺めながら泳ぐのも素敵だろうネ。
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さて、今宵は何処の酒場に彷徨うか。
by cafegent | 2010-07-30 13:14 | 食べる | Trackback | Comments(4)
今日は夏の雲が青空に浮かんで、気持ちが良さそうだネ。
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陽射しは強いが、吹く風が心地良い。

昨日はビリー隊長と立石で待ち合わせをした。

大瓶を呑み終わる頃、隊長が到着。
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そして、スグその後に小ヒロさんも登場。奥席から中席へと移動。

奥席にはウスイさんもやって来た。ソウさんから、「遅いよ。もう閉店間際だよッ!」といつもの調子でイジられている。

月曜はコカ爺も来ていたらしいネ。皆さん、週明けからお盛んだこと。

小ヒロさんと入れ替わりに、秋元屋冷蔵庫前のユリちゃん到着。
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サクっと呑んで、僕らは柴又を目指した。
そう、夕べは葛飾区の『第44回 葛飾納涼花火大会』だったのだナ。

激混みのホームでは、改札がつかえて出られない。
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で、ホームから花火見物。
いやいや、ちゃんと土手まで出て観なくちゃネ。
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てな訳で、寅さんにご挨拶をして先を急ぐ。
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帝釈天の向こうに花火が上がるのだネ。
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ビリー隊長は「だんごを喰うんだッ!」と張り切っている。
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参道も人で溢れているネ。
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帝釈天が燃えているみたいで、まるで奈良のお水取りみたいだナ。
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隊長はなんのポーズをとっているのやら、ハテ?
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そして、人の気配が無い裏路地をひた走り、矢切の渡し近くの土手へ。
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オイオイ、本当にこの道で大丈夫なのか?と思いつつ、後ろをついて行くワタクシ。
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昨年下調べをしたビリーについて行って大正解。
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金町浄水場裏手の良い場所で観ることが出来た。
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今年最初の花火大会も大満足の内に終了したナ。
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柴又駅は大混雑だろうと云うユリちゃんに従って、僕らは線路沿いを京成金町駅まで歩いたのだ。ところが、結構距離があって汗ダク君になってしまったネ。参った。

花火の後の酒宴は、鶯谷へ。怪しいお姉さんたちを尻目に僕らはいつもの『信濃路』へ。
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ビリーたちは酎ハイで、僕は生グレハイだ。
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隊長、そのポーズは大昆虫展でのゴキちゃんの大きさかしら?
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意外と美味しかった牛カルビ炒めでアル。
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そして、ユリちゃんはグリーンアスパラガス。
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追加でレバニラ炒めを頼んだが、カルビと味がかぶったナ。

此処でのアテは程々に抑えて、僕らは『ラーメン遊』に向かったのだがシャッターが降りていた。うーん、残念。仕方ないので、駅で解散。
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小腹が空いた僕は武蔵小山『なな福』の特製カレーを戴いた。
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むふふ、凄いボリュームに大満足な夜であった。
        ◇        ◇        ◇
さて、話はまるで違う方向へと飛ぶ。

ルーシー・リーの東京での展覧会は好評のうちに終了したネ。8月からは益子陶芸美術館にて巡回展が開催される。

そのルーシー・リーを支え一緒に陶芸制作に打ち込んだハンス・コパーの展覧会が汐留のパナソニック電工『汐留ミュージアム』にて開催されている。
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最初はルーシー・リーの助手だったコパーは次第に陶芸の技術を身に付けて、いつしか二人は共同制作を始めた。

1981年、ハンス・コパーは他界してしまったが、ルーシー・リーは最後までコパーとの友情を育んだそうだ。そのルーシーも1995年に93歳と云う長寿で人生を終えた。

本展覧会は兵庫陶芸美術館で開催された『ハンス・コパー展 20世紀陶芸の革新』の巡回展だが、ハンス・コパーの作品100点とルーシー・リーの作品及び共同制作23点が展示されており見応え十分の展覧会だ。

柳宗悦とも交流があり、バーナード・リーチの次の世代の陶芸家として活躍した陶芸家ハンス・コパーの初期から晩年までに至る創作活動を初めて深く紹介したとても貴重な展覧会だ。

ジョージ・ナカシマの造るキャビネットの上にコパーの陶芸作品を飾って眺めていたいものだナ。
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この展覧会は9月5日までなので、是非。
「ハンス・コパー展」公式サイト
by cafegent | 2010-07-28 14:57 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
昨日は思いも寄らない訃報の知らせに夕方から高輪のカトリック教会へ向かった。
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教会だと聞いているにも関わらず、数珠を持って出たワタクシ。結局ポケットに偲ばせつつ賛美歌を唄ったのであった。

僕の祖母が亡くなった時も教会でのお別れ会だったが、カトリックでは死は悲しい事ではない。主イエス・キリストの元に行けるのだからネ。なので、お清めの塩も無いし、精進落としも無い。

今にも雨が降りそうで、外は茹だる様に暑い。
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教会を後にした皆で、品川駅近くに在る『T.G.I Friday』にて精進落とし代わりの献拝となった。

大ジョッキ片手に『兵六』初代の話を簑笠庵主人の山本さんや作家の中西さんから伺った。
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フルちゃんは、秀子さんと握手した想い出を懐かしそうに語ったナ。

昨日は「合掌」と記したが、「アーメン」なのだネ。
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ビールと揚げ物でお腹も膨れたが、酒朋は一軒で終わる筈がない。

田町へ移動し、慶応大生御用達の居酒屋『つるの屋』へ。
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サラリーマンと学生コンパで店は大賑わいだった。
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矢張り、良き酒場に集う方々は良い酒呑みだよネ。
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『兵六』語録で正しい酒の呑み方を教わったツワモノたちは、清らかな酒で故人を見送ったのであった。

我らが『兵六』を愛する酒朋たちよ、厨房を預かる兵六ガールズと三代目店主が素晴らしいから安泰だネ。
       ◇       ◇       ◇
春に掛けた吉田博の木版画「堀切の志ようぶ」も夏に入ったので暫く仕舞う事にしよう。
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この絵は、『東京拾二題』シリーズの一つだが、東京下町の堀切菖蒲園の様子を見事に捉えている作品だ。まるでカメラの広角レンズで覗いた様な構図で実に大胆だ。これは昭和3年の作品だナ。また来年の春までしばしのお別れ。お疲れさまでした。

そして、大暑が過ぎた夏真っ盛り、今度は川瀬巴水の「田子ノ浦の夕」を掛けることにした。
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この木版画は今も渡邊木版美術画舗に版木が残っているので、後刷り作品ならば安価で手に入る。また、来年2011年版の川瀬巴水カレンダーの中にもコレが入っているので1,300円は、お買い得かもしれない。

これは、昭和15年に刷られた初刷りだ。
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手前の松と土手を行く荷馬車夫、富士の構図が実に素晴らしいのだナ。
ずっと探していて、昨年アメリカのコレクターから手に入れた一枚だ。

季節毎に版画を掛け替えるのは、衣更えの様で愉しいのだナ。
       ◇       ◇       ◇
日曜日は家の掃除をした後いつもの野方へ向かった。
ジリジリと太陽が肌を刺すが、亀の甲羅干しの様に何だか心地良い。

15時45分頃野方に到着。『秋元屋』の前は2人程並んで居た。
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暑いので、まっちゃんが通りに打ち水をしていた。コレ、本当に効果があるらしい。打ち水した後の地表の温度が2度下がるのだネ。
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そう云えば、この季節いろんな所で「打ち水」イベントが催されるナ。

そして待つ事15分、いつものカウンター12卓席へ座る事が出来た。この日はいつもこの界隈の酒場で遭う常連さんと隣り同士で呑んだ。
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水茄子の浅漬けをアテに三冷ホッピーから開始。
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人気の半焼きハツと半焼きタンを戴いて三冷おかわりだ。
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味噌ダレ、生醤油といつもの美味いもつ焼きを堪能した。
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レバカツもスタミナ補給には欠かせないネ。
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そして、新メニューのシャリキンレモンを戴いた。
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『秋元屋』のお盆休みは、8月13日(金)〜16日(月)との事なので、皆さんお気をつけて!
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秋元屋を後にして、一駅散歩。
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隣りの都立家政駅前では、「かせい阿波おどり」が催され大変な賑わいを見せていた。ほぉ、都立家政でかせいチャンなのだネ。
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これ、ちばてつや氏の描いたキャラクターだそうだ。

踊りの方も壮観だ。
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しばし足を止めて魅入ってしまったナ。
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東京えびす連の皆さんお疲れさまでした。そして、いつもの『竹よし』へお邪魔した。
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この日は、お店を交代でお手伝いしているオキポンちゃんのお誕生日だった。
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そんな訳で、お祝いのワインをお裾分け戴いた。ハイ、オキポン誕生日おめでとう!

阿波おどりで街は活気に満ちていた。
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此処でもチクちゃんとオキポンが艶やかな浴衣姿を披露して、オジサンたちを虜にしていたナ。

お通しは「う巻き」だ。
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美味しいナ、嬉しいナ。鰻好きとしては、蒲焼きも行っちゃおう!
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酒もススムのだ。むふふ。
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今度は屋台の夜店からのお土産だ。
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焼きトウモロコシと肉巻きおにぎりだ。
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これだけでお腹一杯になっちまうヨ。皆さん、ご馳走さまでした。

箸休めは棒キュウリだ。
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これも夏に欠かせないネ。うーん、愉しい日曜夕暮れ酒でしたナ。
       ◇       ◇       ◇
さて、居酒屋『竹よし』のスグ近くに新しい酒場が出来た。
丁度一週間前、秋元屋から向かったのだが開店は午後6時からだった。

ちょいと早かったので、『竹よし』で鰻肝をアテに瓶ビール。
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サッと切り上げ新しい酒場へと移動。

竹よしから歩いて数十秒の所に出来たのは、野方『秋元屋』で働いていたいアキさんが独立して構えた居酒屋『やきとん 弐ノ十』だ。
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入口はオープンになっていて今の時期、外の風が心地良い。
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先ずは豆乳割りを戴いて串を幾つか戴いた。秋元屋の味をしっかりと受け継いで、自慢の味噌ダレも美味い。
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トマト割りをおかわりして終了。都立家政に美味しいもつ焼き屋さんが無かったから、地元の方には嬉しいだろうネ。

この場所、以前は『奥様公認の店 平ちゃん』が在った場所だネ。
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何度も店子が入れ替わる場所だから、長く此処に根付いて欲しいネ。
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西武新宿線沿線の三役揃い踏みだネ。
沼袋『たつや』、野方『秋元屋』、そして都立家政『弐ノ十』と一駅ごとのもつ焼きクローリング、近々やってみようかナ。
by cafegent | 2010-07-27 16:05 | 飲み歩き | Trackback | Comments(2)
暦の上では大暑が過ぎた。「桐始結花」、桐の花が結実して実が成り始める時季が着た。

さて、今日は土用の丑の日だ。
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夏の雲が空を覆い、夕立でも来そうな気配だナ。
そんな日の朝早く携帯のメールが鳴り、訃報の知らせが届いた。

先週、99歳の誕生日を迎え白寿のお祝いをしたばかりだった神保町の居酒屋『兵六』の初代店主の奥方、平山秀子さんが天に召されたとの知らせだった。

一年程前までは、ほぼ毎週火曜日は店の厨房に入り、酒の肴の仕込みをお手伝いされていた。その元気な姿に逢いたくて、口開け早々の暖簾を潜ったこともあったナ。
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今年に入っては数える程しか店に来られていない様子だったから、一度も逢えずだったナ。正月に届いた年賀状では、ひ孫さんと一緒に笑顔で写っていましたネ。

初代店主平山一郎氏がお亡くなりになられてから22年の歳月が流れるが、長寿を全うした奥方様もこれからはずっと初代と一緒に黄泉の国で過ごす事が出来そうですね。
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      不忍(しのばず)の蓮が導く渡り川 
               見上げる空に星が流るる

つたないが、秀子さんに捧げ詠んだ次第です。

これから毎年、蝉の鳴く声が大きく響く頃になると、秀子さんの面影とこの酒場をこよなく愛したひとみ姐さんの二人を皆が思い出し、偲び酒の盃に月を浮かべることだろうナ。
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謹んでお悔やみを申し上げます。 合掌。
by cafegent | 2010-07-26 14:23 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
七月の中日は盂蘭盆会(うらぼんえ)だった。
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近所のおばあちゃんが、玄関先で苧殻(おがら)を蒔いていた。お願いして一緒に入れてもらい、迎え火を焚いてひとみ姐さんを迎えたのだ。
だから、この一週間はずっとひとみさんは送り火と共に僕らの傍にやって来て一緒に酒を愉しんでいたのだナ。

昨日はひとみさんの一周忌だ。
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30年来の旧友富塚君も来てくれたので、酒朋ウッチーとビリー隊長にも声を掛けて立石『宇ち多゛』の奥席で姐さんを囲んだ。
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晩年のひとみさんが足繁く通った店のひとつが此処だ。

祐天寺『ばん』、神保町『兵六』、雷門『簑笠庵』、渋谷『富士屋本店』そして武蔵小山『牛太郎』と順番に酒場巡りを楽しんでいたなぁ。

昨日はどの酒場でも酒朋達が集い、それぞれにひとみ姐さんを偲んで酒を酌み交わしていた事だろうネ。

宇ち多゛のソウさんとひとみさんの想い出話をしながら、四人の座る席にもう一つ梅割りを置いた。
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ソウさんには、ひとみ姐さんがちゃんと見えたんだナ。

懐かしい話に花が咲き、随分と長居をしたが昨日ばかりは多目に見てくれたネ。『宇ち多゛』の皆さん、ありがとうございました。
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今度、ひとみさんの墓前にあの手拭いを持って行かなくちゃ、だナ。
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そうそう、『宇ち多゛』の夏休みは29日(木)から8月1日(日)までなので、皆さんお気をつけて!

『二毛作』に移動しようかと思いきや、またシャッターが降りている。
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そんな訳で、二軒目は『とっちゃんぼうや』へ。
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ボリュームたっぷりのオニオンリングで油分を補給し、お馴染みのグラタンで精を付けた。
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そして、乾杯!
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ビリー隊長は、カメラに夢中でアル。
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途中から、富塚夫人のユミちゃんも参加して賑やかさが増したネ。
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ビリー隊長とは立石駅で別れ、僕らは神保町『兵六』へ。

地下鉄の階段を上がると、もわっとした熱風が僕らを襲う。それでも、路地を抜け『ラドリオ』の在る小路まで来ると鬱陶しい暑さを避ける様な爽やかな風が通り抜けた。
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団扇を扇ぎながら呑む無双の白湯割りは格別だ。
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ダレヤメの酒で故人を偲んだ所で閉店のお時間だ。

前日もお邪魔した『明治屋2nd』へ移動した。
丁度、居酒屋礼賛の浜田さんと同じ職場だったと云う方も来ており、一緒に乾杯した。
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こうして、酒宴と共にひとみさんの一周忌も明けたのだった。

さて、一昨日てっきり『明治屋2nd』でメガネを忘れたかと思ったのだが、出て来なかった。ところが今日、地下鉄駅に問い合わせをしてみたら、無くしたメガネに似たタイプが日比谷駅に届いていると知った。

で、午後日比谷駅を訪ねてみたら、ビンゴ!僕のメガネが無事に戻って来たのだヨ。
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やっぱり、ひとみ姐さんのいたずらだったのかナ。
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今夜は送り火を焚いて、蓮の花と共に姐さんを黄泉(よみ)の国へと送り届けよう。
by cafegent | 2010-07-23 18:21 | 飲み歩き | Trackback | Comments(2)
夕べは熱帯夜でとても寝苦しかったナ。
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今朝は夏らしい雲がモクモクっと現れてました。
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仕事場へ向かう途中に在る銭湯の軒先では、大きなアオスジアゲハ蝶が蜜を求めて飛んで来た。
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羽根のエメラルドグリーンが素敵だなぁ。
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こっちの花にはシジミ蝶が来ていた。
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何シジミか判らんので、調べてみようかナ。

そして、僕はまたメガネを何処かで無くした。先月、今月と二ヶ月連続で無くしてしまった。まったくもって情けない。トホホでアル。
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手持ち最後のメガネ、この『ic!-berlin』だけは無くさないゾ!と肝に銘じたのだナ。

昨日はビリー隊長と待ち合わせをして立石『宇ち多゛』へ。
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午後7時、いつもの奥席はほぼ全員がご常連で埋まった。
ヒゲゴジラさん達、ビリー隊長、宇ち多゛のマドンナあいちゃん、内藤ちゃんも居た。
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そして宇ち多゛弟ケイちゃんの同級生若松夫妻とラストまでまったりと呑む事が出来た。

二軒目は『二毛作』だ。満席だったのに無理して席を作ってもらった。日高さん、ありがとう!!
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で、いつものバス・ペールエールをゴクリ。ビリーは冷酒だネ。
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『宇ち多゛』も店仕舞いだ。
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ビリーは最後の最後まで、三代目にイジられていたネ。

愉しく呑んで、立石を後にした。

神保町『兵六』では、酒朋ハッシーやキクさん達が来ていた。
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綺麗な花が飾られていたのだが、兵六初代店主の奥方の「白寿」のお祝いだったのだ。
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凄いね、白寿だよ。99歳になっても時々お店に顔を出すのだからアッパレだ。百樹も皆で祝おうネ。

兵六の後はいつもなら『銀漢亭』に行くのだが、一足早い夏休み。
フルちゃんに案内されて『明治屋2nd』にお邪魔した。

此処は我らがFC東京の長友選手も来ていた立ち飲み屋さんだ。
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聞くところによると、先代が本所原庭町で100年前に開いた「明治屋酒店」の名を受け継いだ酒場だそうだ。
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生ハムや日替わりの総菜も豊富で、スペイン辺りのバールって雰囲気なのだナ。
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僕は此処でもやっぱりバスを呑む。
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マタエモンさん、やっぱりこの日もゴキゲンです。
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マタエモンさんオススメの生ハムです。
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ハッシーは、酒に染まって麻呂の様な公家顔になってました。

さて、この写真を見る限り、まだメガネを掛けている。
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ハテ、何処に忘れてきたのだろうか。トホホ。
それにしても、フルちゃんもQちゃんもゴキゲンなご様子で。
      ◇       ◇       ◇
今日は、仲良しの酒朋ひとみ姐さんの一周忌だ。
昨年の皆既日食の朝、日赤医療センターで帰らぬ人になっちまったネ。
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朝6時過ぎ、息子のオーちゃん、バー『Wokini』のコースケと一緒に空を見上げたら、日食が現れたっけナ。

あの日もこんなに暑かったかなぁ。てんやわんやで一日が終わった事だけは、覚えてる。あの晩は、一日中ひっきりなしに大勢の友人達がひとみさん宅に集まってくれたネ。酒仲間達も沢山来てくれた。
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今日は晩年のひとみさんが愛した立石の酒場『宇ち多゛』に行こう。昨日も行ったが、今日も行くのだ。酒供養が一番だからネ。

今日は何処かの酒場で皆が在りし日のひとみ姐さんを偲んで酒を酌み交わすのだろうネ。
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今宵、皆さんに献杯!そして、姐さんに乾杯!
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なぁ、ビリー隊長!!

さて、ひとみ姐さん、そろそろ僕のメガネを返しておくれよ...。
by cafegent | 2010-07-22 17:02 | 飲み歩き | Trackback | Comments(6)
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    夕立を眺めて桶に酒冷やし

ここ数日猛暑が続いているネ。今日も最低気温が28度だそうだ。
午前中に外を歩いていて可成り汗をかいた。こんな時は無性に冷やし中華が食べたくなるのだが、いざ中華料理屋に入ると冷房が効き過ぎていて、とてもじゃないが冷やし中華など食べる気にならないのだナ。
そんな訳で、冷やし中華もビールも余り冷えた所だと欲しないのだ。

で、今日も鰻にした。慈恵医大近くに在る『ての字 本丸』にて、うなぎづくし重にした。
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うなぎの蒲焼き、肝とヒレ焼き、鶏のつくね、温泉たまご、おしたし、漬け物、それに肝吸いだ。前は肝とヒレ焼きが2本乗っていたが、つくねに変わっちゃったのだよネ。

いつもうな重だと芸が無いので、たまには変化球で攻めてみた。うん、やっぱり此処は安くて美味いから好きだなぁ。

懐具合を気にしつつ、ハレの日は南千住『尾花』、仕事場の近くでスタミナ付けたい時は目黒不動前の『八ツ目や にしむら』、そして気軽に安く美味い鰻を食べたくなったら、此処『ての字 本丸』がイイ。
       ◇       ◇       ◇
海の日の月曜日、丸の内に在る三菱一号館美術館にて『マネとモダン・パリ』展を観て来た。
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4月の美術館こけら落としからロングランでの展示となったが、いよいよ今度の日曜で閉幕となるので、慌てて出掛けて来たのだ。
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会場まで来ると外に物凄い行列が出来ていた。
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約40分程待って入る事が出来た。
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此処は表通りよりもブリックスクェアの中庭側で並んだ方が、緑も多く抜ける風が心地良いので待つのも苦じゃなかったナ。
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壁面緑化の技術も凄いネ。

マネの作品は過去に数回パリのオルセー美術館で観ていたが、変貌を遂げたパリの風景写真や建築素描なども併せて展示され、マネが生きた当時のパリの街にタイムスリップ出来た感じがして、とても見応え十分の展覧会だった。
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ただ、代表作の此の「オランピア」や「笛を吹く少年」、「フォリー・ベルジェールのバー」が観られなかったのだけが、残念だった。
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先日、NHK「日曜美術館」にて「フォリー・ベルジェールのバー」の創作プロセスを再現して見せてくれたので、この目で作品を観てみたかったなぁ。

ところで、この絵の右端に描かれたビール瓶、判るかナ?僕の大好きなバス・ペールエールなのだネ。むふふ。

ジョサイア・コンドルが設計し、竣工当時「一丁倫敦」とまで呼ばれた丸の内の三菱一号館は、現代の技術の粋を集めて完璧に再現された。
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風格と趣の在る歴史的建造物の中で観る印象派の先駆けとなったマネの展覧会は本当に素晴らしかった。

マントルピースの上に飾られた作品は、あたかもずっと以前から其処に掛けられていたかの様に、見事に調和していた。

そして、いつのまにかベルト・モリゾの眼差しに引き込まれて、白日夢の中を彷徨っていたのであった。
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この展覧会についてのとても丁寧なレビューは、僕がいつも拝読しているdesireさんの『desire_photo & art』を是非参考にして欲しい。

展覧会を観終わると外は日が暮れ始めていた。
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五反田駅経由で戸越銀座まで出て、商店街に在る焼き鳥屋で一杯引っかけることにした。
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此処は地元の有名人ギタリスト、Charさんを良くお見かけする『焼き鳥えびす』だ。ライブポスターも貼ってあるネ。
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う〜ん、生ビールが心地良い。
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買い物帰りの主婦やサッカー帰りの小学生等、地元に愛されている街の焼き鳥屋さんでアル。
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オジサンもノンビリと夕暮れのひと時を過ごすのだナ。
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先程も書いたが、矢張りビールは外で飲むのが一番美味い。
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バーベキューの時のビールが美味いように、冷房がギンギンに効いた所よりも夏の風が通り抜けるこんな場所で飲むのが最高なのだ。
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そして少しづつ変わっていく七夜月の空の色を眺めていると、改めて祭日を実感するのだナ。
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自然に勝る絵の具は無いネ。
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家路に着くとすっかり空が茜色に染まっていた。
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       ◇       ◇       ◇
さて、昨日は王子に在る「北とぴあ」にて『柳家小三治独演会』を観に行って来た。
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南北線が出来たお陰で、王子駅は目黒の仕事場から一本で来られる様になったので、とても便利になった。
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そして、「北とぴあ」は駅直結だから更に便利なのだヨ。
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18時半から始まった独演会は、先ずは弟子の柳家一琴師匠が一席。演じたのは「真田小僧」だった。一琴師も真打ちになってもう10年近く経つので、ベテランの粋に入った感じだナ。

そして、待ってました!と小三治師匠が登場だ。今回は「東京やなぎ句会」の宗匠でもある噺家入船亭扇橋師匠の話から句会のメンバー小沢昭一さんの話題へと移り、小沢さんの最新著作『日々談笑』の宣伝を愉しく可笑しく語ってくれた。

句会の話がとっても面白かったなぁ。
「昼寝」が兼題の時のハナシ。師匠の詠んだ句は、コレ。

       手をかざし昼寝とわかる安堵かな

あぁ、息してて良かったな、なんて実感させられるのだヨ。
コレ、まさに正岡子規の客観写生的な俳句だネ。

で、もっと凄いのが、小沢昭一さんの一句だ。

       おーい皆昼寝のババアが死んでるぞ

凄いとしか言いようがない。もう、云う事無しの一句だナ。

散々、芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」をネタにくすぐった後、噺は「粗忽の釘」だった。師匠は何度聴いても面白いなぁ。

一時間以上もマクラで笑わせてくれるのが、独演会の醍醐味だネ。寄席じゃ、こうは行かないヨ。

仲入り後、すっと入った噺は「金明竹」だ。先程、散々芭蕉の句で盛り上がっただけに、この噺に落とすとはサスガ!小三治師匠だったナ。
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大満足の二時間半だった。
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日々談笑 小沢昭一対談集 (ちくま文庫)

そして、赤羽岩渕駅に出て腹ごしらえだ。久しぶりに『米山』へ。
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時間も遅かったので、スンナリと座る事が出来た。
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シャリ金ホッピーで喉を潤し、串が焼き上がるまでは、マカロニサラダが良いアテだ。

そして、半焼きレバ、半焼きハツ、半焼きタンを戴いた。
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シャリ金をお代わりし、アブラとつくねを追加。
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やっぱり此処は美味しいナ。ぐふふ。

赤羽『伊藤』で〆ラーしようと思ったが、グっと我慢して南北線に乗ったのであった。
by cafegent | 2010-07-21 16:28 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
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梅雨が明けた途端、都会でも蝉の鳴き声があちこちで聴こえてくる様になったネ。
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林試の森公園では、数種類もの蝉の声が響いてた。
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長い間土の中でジッと過ごして来た沢山の蝉も木を登り、羽化し始める季節の到来だネ。

家の近くでは、鉄線の花が咲き始めた。
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蔓(ツル)が鉄線の様に細くて強いので「鉄線」と云う名が付いているが、その花の姿から「風車」とも云う。でも、一般的に知られているのは「クレマチス」かナ。花の色も様々だがこの色もシックで良いね。
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さて、先週金曜日、早朝の上野不忍池では蓮の花も沢山咲いていた。
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夏になると蓮の花を眺めてそれから朝風呂に入るのがイイ。

松坂屋裏手の『燕湯』は上野界隈の方々は江戸っ子が多いのか、まるで我慢大会の様に熱い風呂に浸かるのだナ。風呂から上がってもまだ7時半だ。早起きは三文の得だナ。
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風呂上がりでサッパリと前の日の寝汗を洗い流し、仕事場へ。ゆっくりと珈琲を煎れ、午前中に仕事を集中的に片付けた。

この日は酒朋ウッチーが休みとの事で僕も早々に仕事を切り上げた。
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平日口開けの『宇ち多゛』は久しぶりだなぁ。
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先ずはシンキ(コブクロ&テッポウ)。そして梅割りにはツルタレだ。
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豚のペニスはクルリと巻いた花の蔓に似ているから「ツル」と呼ぶ。
食感も良いが、スタミナつきそうなのがイイネ!
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二軒目は地元のスーさんも来て『二毛作』。
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僕はいつものバス・ペールエールを戴いた。
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おでんは大根とちくわぶ、東京人の定番だナ。
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愉しい時間はすぐ過ぎる。あっと云う間に『鳥房』の口開け時間となったので、スーさんと別れ移動した。
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ウッチー初訪問との事で、先ずはとりポン酢で乾杯だ。
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このタレは唐揚げを浸しても美味だネ。

お姐さんにいつものロクマルをお願いして、しばし待つこと30分。
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冷酒のお代わりと同時に、お待ちかね鳥の半身唐揚げがやって来た。
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此処は絶対に一人一つは頼んだ方が良い。先ず、ペロリと平らげてしまうし、他のアテで腹一杯になったとしても、快くお土産にして持たせてくれるからネ。

男二人で「唐揚げ一つのみ」なんて頼もうものなら、「男だろ!これくらい大丈夫だヨ!」と優しいお姐さんからゲキを飛ばされるからネ。

ウッチーと立石で別れ、目黒駅へ。駅前の『サウナ百万弗』で汗を流そうとしたら店自体が無くなっていた。参ったナ、結構好きなサウナ風呂だったのになぁ、残念。

夜は恵比寿『カドヤ』にて古い友人たちの呑んだ。
此処はひとみ姐さんの一人息子がバイトしているからネ。
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ひとみさんを偲んで集まった。
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カドヤハイボールですっかり酔った。

土曜日も朝から快晴。
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梅雨と違ってジメジメさが無いから助かるナ。でも、太陽は灼熱って感じだったネ。
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北海道の実家からメロンが届いたので、少し『宇ち多゛』にお裾分け。
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しっかりホネも戴いて、梅割りもススム。

煮込みの残り汁にシロタレを入れて戴いた。
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矢張りコレは美味いなぁ。

お次ぎは、『ゑびすや食堂』にてサクっとお茶割りとオムライスを戴いて、三軒目は『二毛作』だ。いつもの一杯を戴いて立石を切り上げた。

立石最後は『倉井ストアー』にて軽く缶チューハイ。
酔い覚ましに四つ木駅まで歩き、其処から目黒方面へと向かった。

酔いも冷め、武蔵小山の温泉『清水湯』にて午前中の酒と汗を出した。
さっぱりした所で戸越銀座駅まで散歩だ。其処から、夕方から飲み会の有る蒲田へと移動した。

先ずは『立ち飲みとっちゃん』から宴のスタートだ。
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この日は初めて呑む方々ばかりだったが、愉しい宴となって大満足。

立ち飲み屋さんをナント666軒も制覇したと云うツワモノで、『エロ姫の飲んだくれ』と云うブログを書いている方で、その読者の方々とのささやかな宴となったのだ。

続いて、『炙り安』の二階でさらに盛り上がった。此処のポテトサラダはワサビ風味で酒のアテにイイ。
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そしてカレー風味のマカロニサラダ、これも定番だネ。
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その後の中華屋『華香楼』さんでは、餃子をアテに酒がススム。
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さぁ、こっからはまるで記憶無し。『JOURNEY』さんでは、何を呑んだのやら。参った、トホホ状態でアル。皆さん、ゴメンナサイ!

しかし、どうやって家路に辿り着いたか定かじゃなかったナ。すっかり撃沈の土曜日だった。

「エロ姫の飲んだくれ」
by cafegent | 2010-07-20 14:42 | 飲み歩き | Trackback | Comments(8)
目黒の空はもう梅雨が明けた様だ。
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青空にまっしろな夏の雲がモクモクと広がってる。こんな日は、ザーッと通り雨が街を濡らす予感がするナ。

各地で豪雨による被害が相次いでおり心配だが、東京はするりと通り過ぎたのかしら。そう云えば昨年も関東の方が先に梅雨明け宣言したものなぁ。

先日のみたままつりの時も夕暮れの上空をトンボが飛んでいたが、今朝も大きなシオカラトンボのオスを見つけた。
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メスは黄色と黒のマダラだが、オスは濃い水色だ。
今の季節、湯河原辺りの温泉地に行くと良く見かけるが、梅雨明け前の東京にも現れるのだネ。

こちらは芙蓉の一種だろうか、何て名前の花だろう。
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緑に赤が映えるネ。

さて、8月11日から松屋銀座8階大催場にて『水木しげる米寿記念 ゲゲゲ展』が開催される。松屋銀座は赤塚不二夫展辺りから漫画企画が続いているネ。
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初期の作品から最新の書き下ろしまで約100点を原画で観られる展覧会だ。愉しそうだなぁ。

マセたガキだった小学生時代から兄貴の影響で雑誌『ガロ』なども夢中になって読んだ。NHKの連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』は少年時代とリアルに重なるので、毎朝懐かしくも愉しく観ている。

『悪魔くん』や『河童の三平』の原画が観られるのは愉しみだナ。
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「水木しげる米寿記念 ゲゲゲ展」メインビジュアル (C)水木プロ
松屋銀座「ゲゲゲ展」
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三菱一号館美術館で開催中の『マネとモダン・パリ』展も今月25日までだったネ。急いで行かなくちゃ。
        ◇        ◇        ◇
「みたままつり」の晩、酒場番長矢野カンメイ兄に誘われて、神保町から六本木へ梯子酒。
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国際色豊かな六本木交差点から芋洗い坂を下った。
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かつて、『三州屋』で冷や酒を引っかけ、『東風』(トンフー)でオンナを口説いてたあの頃の面影は何一つ残っていない。

矢野兄がインテリアを手掛けた酒場『Ayano's Bar』は、ドアを開けた途端に良い時代の酒場の香りがした。
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此処の主人は、古くは星条旗通り近くでバー『サーティボーイ』を営んでいた田中さんだ。美味い酒と洒落た音楽で人生を歩んで来たのだ、と云う証が顔の皺となって刻まれている。

聞けば僕より丁度ひと回り程年上だ。
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それにしても、若いのだナ。最近のお60代は皆さん元気だよネ。

神保町からは、酒朋フルちゃん等6人でやって来たのだが、タイミングよく全員入る事が出来たネ。
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ラフロイグのオン・ザ・ロックを呑み、小気味よいジャズを聴いた。
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丁度カウンターの向かい側に座っていたジャズ・ピアニストのKAZUKO BABAトリオのリーダーのカズコさんのアルバムだ。夏の夜更けに聴く「枯れ葉」はなんだか不思議な世界に誘われるような気分になったナ。
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小体の小さなバーは一人で切り盛りするのに丁度良い大きさだ。大人の隠れ家にもって来いのバーだナ。此処最近、お気に入りの酒場が次々と店仕舞してしまって行き場を探してた時だから丁度良かったナ。
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一年中ノースリーブが自慢のモリちゃんは酔うと笑顔がイイね。
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良い気分で酒をお代わりしていたら、すっかり空が明るくなっていた。もう6時近いのだネ、こりゃイカン。
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東京タワーの横をすり抜けて家路を急いだ。

KAZUKO BABA公式サイト

矢野兄の「日常的酒場日記」
by cafegent | 2010-07-16 12:00 | 飲み歩き | Trackback | Comments(4)
昨日は夕暮れから酒朋キクさんにお誘いを受けて九段下靖国神社で催されている『みたままつり』に出掛けて来た。
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ビリー隊長と荒木マタエモン氏、Qちゃんは先に到着。

『みたままつり』は、戦没者の御霊を慰めるための行事であり、毎年この時期に催されている。

僕は一年前に誘われるまで、一度も来た事がなかったのだが、美しい提灯の灯りに圧倒されて以来、夏の愉しみとなった。
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大村益次郎銅像の下で行われている盆踊り大会で皆さん集合。

粋な夏の着物で踊っていたのは、地元出身のみっちゃんだ。
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流石に踊りが板についていたナ。
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キクさんも浴衣でバッチリ決めていた。
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トクちゃんも到着して酒場仲間が勢揃い。

日が段々と暮れ出して、空も淡い藍色に変わって来た。
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みっちゃんはまだまだ盆踊りを踊ると云うので、我々一行は一年ぶりに「ヘビ女」こと小雪大夫に逢いに見せ物小屋へと移動した。
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今回は、摩訶ダミアンさんのマジックショーとスパイダーウーマンが初披露。
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スパイダーウーマンのA-GEHAさんは腹筋がシックスパックに割れていて、まるでポールダンサーの様だったネ。お見事でした。

小雪大夫は新芸も披露してくれ、酸欠状態の中、観た甲斐があったナ。
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そして今年も奉納灯籠にはズラリ政治家の名が列挙。しかし自民党系ばかりだゾ。
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大小3万を越える提灯は夜空に美しく光り輝いているネ。
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奉納野外コンサートでは、つのだ☆ひろさんが若いゴスペル隊と元気一杯に熱唱してくれた。
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サスガにウマい。良い声していたナ。
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しっかりお詣りも済ませ、今年も一番早い盆踊りを堪能した。
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人の熱気で暑さも倍増した。先ずは喉を潤そうと、向かった先は格安居酒屋『さくら水産』だ。
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ガンガン生ビールを呑み干し、皆さん生き返る。

トクちゃんと荒木マタエモン氏は、カレーライスはドリンクだ!と豪語し胃に流し込んでいた。スゲーッ!!しかも、握り寿司まで注文だ。
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凄いなぁこのアングル。
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余分二兄弟のこの勇姿も凄い。
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魚肉ソーセージ50円は、安くて酒のアテにイイネ。
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此処までの様子は、ビリーの疲れないブログでフォローです。

ビリー隊長は此処で帰宅。僕らは神保町まで散歩して『兵六』へ。
店内満席で、後ろで立ち飲みとなった。
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時折、路地から流れてくる風に癒され、無双の白湯割りが胃に滲みた。

店主の掛け声と共に閉店だ。
我々呑んだくれ達は場を『銀漢亭』に移し、宴は続いたのであった。
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僕らは夜明けまで六本木で呑んだくれてしまった。まぁ、この続きはまた次回。
       ◇        ◇        ◇
自分の手が見えないほどのまっくらを体験をしたことがありますか?

この言葉に惹かれて、三年前初めて『DIALOG IN THE DARK』を体験した。真っ暗闇の中で、一時間半もの時間を過ごすワークショップ形式のエキシビジョンでアル。現在世界25カ国、約100都市で開催されており、既に600万人以上の方々が体験しているイベントなのだ。日本でも毎年開催される様になり、約6万人が参加しているそうだ。

前回は赤坂の小学校が会場だったが、今回は神宮前の外苑西通りに面したビルの地下で催されている。
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昨年の3月からスタートしているから、可成りロングランだネ。

その場で出逢う見知らぬ方々と8名でグループを組み、実際に視覚障害の方がアテンダーとなって、我々を闇の世界へと誘ってくれる訳だ。

人間って、それまで何不自由無い暮らしをしていると、突然闇の中に放り出されると不安になるものだネ。目の不自由な方々が日々どんな風に過ごしているのかを改めて体現出来るのだ。

最初は本当に真っ暗なので、手探り、すり足でドキドキするのだが、次第に匂いや音に敏感になって行くのだナ。木の匂い、水の音、鳥の声等々、暗闇の中だから想像力が増して、見えない何かが見え始めてきた。

いつしか、見知らぬ8人に連帯感が生まれ、人は助け合って生きていくのだ、と云う実感が沸いてくる。
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味覚や臭覚を始め、視覚以外の感覚だけで過ごす体験なんて、中々経験出来ないネ。まだ体験していない方は、是非一度『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』に足を運んで欲しいものだ。

暗闇から外に出た瞬間、新しい世界が待っているから。
「DIALOG IN THE DARK」公式サイト
東京自由人日記2007年

「イジられビリーの疲れないブログ」
by cafegent | 2010-07-15 16:06 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)