東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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<   2010年 08月 ( 24 )   > この月の画像一覧

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毎月同じ事に嘆くのだが、月末は慌ただしい。
支払に追われ、午後3時までには総てを指示しなくちゃならない。
この御時世、約束通りに月末に入金をしてくれる取引先も少なくなっている。皆、計画的に遅らせるのだからナ。

それでも入金が無くたって、仕事をして貰ってる方々には支払をしなければならない。仕事場の家賃、取引先への支払い、社員の給料、その他の経費、と順番に支払い計画を立てて行くと自ずと、ボクへの給料の支払いが必ず月をまたぐ事になるのだナ。

何とか今月も乗り切ったが、まったくトホホでアル。
まぁ、それでも毎日酒が呑めるのだから幸せかもしれないナ。廻りのみんなに感謝!

さて、昨日、日本橋丸善に成田一徹さんの展覧会を拝見しに行ったのだが、明日から『児玉喬夫・東京 昭和の棲家(いえ)原画展』が始まるのだネ。
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こちらも是非観に行かなくては。

「まんが日本昔ばなし」等でのアニメーターとしても知られている児玉喬夫氏は東京の街を描き続けており、『東京絵本』(日貿出版社)と云う画集を出している。

今回、その第二弾として原画40余点が飾られるそうだ。

   「むかしを訪ね、きせつを感じ 眺めたまちなみ」

児玉氏の絵を眺めていると子供の頃に遊んだ東京が蘇ってくる。
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前回出版された画集では、同潤会青山アパートや旧白州邸、原美術館、六本木ヒルズなど東京の今と昔が残る風景を訪ね歩き、とても温かみのある絵を描いてた。
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今、手にしているDMには改築前の吉祥寺『いせや』が描かれている。
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今回もほのぼのとした東京を柔らかなタッチで描いてるネ。
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東京絵本―むかしを訪ね季節を感じ眺めたまちなみ

       ◇        ◇        ◇
夕べは渋谷に出て、『富士屋本店』で宵の口を明けた。
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此処はいつでも活気に溢れているのが好い。
大きな変形コの字カウンターに独りで立って呑んで居ても、廻りの人々を眺めているだけで愉しく酒がススムのだ。

先ずは名物ハムキャベツをアテに大瓶を戴いた。
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ビールが半分程空いた頃合いにビリー隊長がやって来た。立ち飲み酒場は椅子が無いからちょっと皆さんが詰めてくれるだけで、スルリと入る事が出来るのが、また嬉しい限り。

ビリーからハワイの土産話を聞いていると、また知った顔が階段を下りて来た。
神保町の宮崎駿こと中西さんがライターのカオルちゃんと共に来店だ。
お盆前にも此処で中西さんにお逢いしたのだが、最近もっぱら『富士屋本店』がお気に入りらしい。そして、カオル嬢は初来店だそうだ。
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酒をホッピーに変え、寶焼酎を皆で呑んだ。
酒場は人が集うのが愉しい。他愛無い与太話に花が咲き、そこからまた新しい発見をする時もある。
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中西さんに昨日発売の雑誌「古典酒場」をお見せした。

中西さんとカオル嬢は古いロック酒場『BYG』に移動すると云うので、僕らも外へ。
神保町『兵六』に向かおうと思ったら、恵比寿に呼び出しが入る。

そんな訳で、赤羽に向かうビリー隊長とも渋谷で別れ、一人恵比寿に向かうのであった。

カオルちゃんと逢った後に、また「かおる」でアル。
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『やきとり かおる』の戸を開けると、いつもの様に賑わっていた。
丁度カウンターに席が空いていたので、座る事が出来た。

焼酎のかぼす割りを戴いた。この日もまた隣りの座敷に大勢お客さんが居るらしく、マスターも二代目も大忙しのご様子。
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まぁ、こちらは急ぐ用事も無いのでのんびりと酒を呑みながら手が空くのを待つのだナ。
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揚げたてアツアツのアジフライで酒がさらにススむ。
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黒板に書かれた本日のアテの中から豚レバー生姜焼きを戴いた。
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コレも酒がススむアテだったナ。そして、トマトサラダだ。
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甘いトマトにドレッシングの酸味が効いて美味かった。

此処は本当に居心地の良い酒場だなぁ。
友と来ても良し、独りで呑むも良し、恵比寿神社の脇にこんなに素敵な居酒屋があったなんて、恵比寿に住んで居た頃に来なかった事を悔やむばかりだ。隣りの『Giji』には良く通ってたのになぁ。

良い具合に酔いも廻って来たので、電車のある時間に恵比寿を出た。
駒沢通りに出る手前の路地では、秋の虫が鳴いていた。それでも、顔にあたる夜風はまだ夏の匂いを残して生温かったナ。

       ほろ酔いて晩夏の道に腰おろし
by cafegent | 2010-08-31 15:44 | 飲み歩き | Trackback | Comments(4)
明日で8月も終わりだ。
七十二候では「天地始粛」、(てんちはじめてさむし)と云う。
暦の上では暑さが鎮まる時季になったのだけれどなぁ。今日も矢張り暑かった。

そんな訳で昼飯は、ちょっと変わった麺にした。
目黒権ノ助坂に在る『づゅる麺池田』の「パクチーあえ麺」だ。
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ラーメン屋でパクチーとは聞いた事がないが、池田の主人は元々タイ料理が得意だから、パクチー(香菜)好きとしては興味が有ったのだナ。

で、登場したのがこちらの麺だ。
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こりゃもうラーメンの域を脱している。

細麺にパクチーのソースを絡めて、自家製チーズ(クリームチーズの様だナ)、プチトマト、それに海老が乗っている。
パクチーソースは、一瞬バジルのソースかと思う程の色だが味は確かに香菜なのだ。もう少し香りが残ってる方が好みかナ。チーズが不思議とパクチーと相性が良く、途中で食べるトマトの甘みも麺に合う。

冷製パスタって雰囲気だろうか。これは、気に入ってしまった。残暑厳しい中、まだ続くのならもう一度食べに来ようかナ。
         ◇        ◇        ◇
日本橋丸善書店のギャラリーで開催中の『成田一徹 切り絵展』を拝見して来た。
本展覧会は創森社より「東京シルエット」出版記念に併せて催されているのだが、朝日新聞に2年9ヶ月にわたり連載された切り絵シリーズ122点を一冊にまとめたものだ。
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僕の行きつけの酒場、根岸『鍵屋』やパレスホテルの『ロイヤルバー』、神保町のビアホール『ランチョン』など好きな酒場に始まり、不忍池の蓮、湯島天神、神楽坂等東京の「実に東京らしい風景」を独特の視点でフレーミングし、シャープだが、何処か懐かしいモノクロームの切り絵の世界へと観ている者を引き込んでし合うのだ。

かつて、日本をこよなく愛したフランス人の版画家ノエル・ヌエットが『東京のシルエット』と云う本を出した。
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戦後まもない頃の東京をくまなく歩き、スケッチと49篇のエッセイで東京を綴っている。終戦後の復興に急ぐ銀座の風景や神田古書街など、その頃の東京の風景が伝わる名著だった。

そして2010年、今度は僕の大好きな切り絵作家の成田一徹氏が、新しくて懐かしい現代の『東京シルエット』を出版してくれたのだ。

とても繊細であり、カッターひとつで写真よりも鮮明に情景を描き出す成田さんの切り絵は、以前から大好きだった。

名前からして、もっと強面(コワモテ)で頑固一徹なイメージを抱いていたのだが(勝手に!)、お会いしてみると実に物腰の柔らかい素敵な方で驚いた。
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朝日新聞に連載中から思っていたが、切り絵に添えられる文章もまた素敵でアル。
この一冊が有れば、部屋でウィスキーでも嘗めながら、素敵な東京の旅が出来そうだ。

『鍵屋』などの酒場、今日発売の雑誌『古典酒場』の話題になったり、一枚の製作時間なども伺う事が出来たし、明日までの展覧会に間に合って本当に良かった。
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小冊子『銀座百点』に乗った、「銀座のバー」シリーズも素敵だった。僕の好きなバー『TOSTI』や渋い『モンドバー』などの切り絵も素晴らしいのだナ。

今夜は新旧の『東京シルエット』を眺め比べながら、一人酒を愉しむとしようか。
by cafegent | 2010-08-30 18:01 | ひとりごと | Trackback | Comments(2)
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神保町に在る喫茶店『きっさこ』で今年の6月、デヴィッド・ストーン・マーティンの展覧会を開催していたのだネ。雑誌「本の街」のバックナンバーをめくっていたら告知が出ていた。行きたかったなぁ。
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David Stone Martinは、1950年代に多くのジャズの名盤のジャケットイラストを手掛けていた。何れもセンスが良くて、壁に飾って置きたくなる程に洒落たデザイン画だ。
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当時、中身を知らなくてもジャケ買いした人、沢山居たんじゃなかろうか。
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ウチのジャズ・レコードは殆ど札幌の実家に有るから今度帰ったら出してみようかナ。
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この時代、もう一人優れたアートディレクターが居た。矢張りジャズの名盤を数多くデザインしていたバート・ゴールドブラットだ。
『ベツレヘム・レコード』のアルバムの多くをデザインしている。

最高傑作は、何と言ってもこれだろうか。
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クリス・コナーの『Sings Lullabys of Birdland』だネ。同じ’54年に出した『Sings Lullabys for Lovers』も素晴らしいデザインだ。
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この人はデザインと共に写真も手掛けている。2枚共、自身の撮影だ。
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中にはとてもPOPなデザインも有り、メル・トーメのこのアルバムやデクスター・ゴードンの『DADDY PLAYS THE HORN』のジャケットは秀逸だナ。
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今は何でも音源をダウンロードで買う事が出来る時代だが、古いアナログレコードを探してジャケ買いしてみるのも愉しいものだ。

レコード盤に針を落とし、珈琲片手にジャケットを眺めるなんて、ちょいと贅沢な気分に浸れるのだナ。
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さて、夕べ愛用のディジタルカメラ『RICOH CX2』が突如として動かなくなった。先ず電源が入ったり入らなかったりして、今度はレンズが納まらずモーターが唸るばかり。こりゃ、駄目だと修理に出す事にした。

修理が出来上がるまでの間、酒朋ハッシーが使っていない『LUMIX』を貸して下さると嬉しいお声を掛けて頂いたので、昼飯がてら虎ノ門まで出た。
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金比羅様にお詣りし終えたところにハッシーと合流。カメラを借りて、昼食に出た。

この辺りは、『砂場』など良い店も多いネ。
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虎ノ門界隈もランチ激戦区で何処も早い時間から行列を作っている。

何か美味い飯でもと、ハッシーお勧めの天ぷら屋『逢坂』(おおさか)へ行ってみることにした。
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此処も行列が出来る店だが、タイミング良く店内で4、5分待つだけで座る事が出来た。

昼の天ぷら定食(1,400円)を戴いた。100円値上がりしたとの事だが、それでも良心的な値段だと思うナ。

先ずは車海老から揚がる。
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季節野菜と魚は毎朝築地で仕入れるそうだが、活き車海老の身のプリプリさと味わいは格別だった。最初は岩塩で戴いたが、実に美味い。

ハッシー曰く、此処の天ぷらは胃にもたれないそうだ。なるほど、とてもサラッと揚がっていたが、綿実油とゴマ油をブレンドして揚げているのだそうだ。

車海老に続いて、鱚とさつま芋、穴子が揚がった。
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鱚とさつま芋は天つゆで戴いた。穴子は岩塩で戴いた。

そして、また車海老が揚がり、今度は天つゆで食す。
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それにしても、むふふな美味さだナ。

しし唐が揚がり、最後にかき揚げが登場。
このかき揚げがとても美味い。芝えび、小柱、インゲン、それに百合根が入っているのだ。
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緑の色合いが目に愉しく、優里根と魚介の絶妙な味のバランスが見事にマッチしていた。

ご飯もしっかり二杯お替わりして、昼から大満足だった。
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昼はご主人と話をする余裕は無かったので、今度は夜にまた伺おう。
酒と天ぷらは実に合うからネ。

美味い天ぷら屋を教えて頂き、そしてデジカメも貸して戴き、ハッシーどうもありがとう!
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by cafegent | 2010-08-27 15:47 | ひとりごと | Trackback | Comments(3)
今朝、仕事場へ向かう途中で朝に羽化したツクツクボウシを見つけた。
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その直ぐ下に抜け殻の姿が有った。
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ミンミンゼミやアブラゼミに比べて、抜け殻が小さくて色も薄いのが特徴だネ。ちょっと土の中に長居をし過ぎたのかナ。

さて、夕べは神保町の酒場『兵六』へ浴衣で出掛けた。
夏祭りも終わり、浴衣を着る機会も少なくなって来たので、浴衣好きが集まった次第だ。
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先ずは、ビールで汗を拭う。

真希姐さんとドクターは早々に落ち合って『紀の善』で浴衣デートを楽しんでから来たらしい。紀の善の豆かん、食べてないなぁ。
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丸口屋舌波兄は呉服屋の若旦那風情だネ。
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そして酒朋キクさんもやって来た。
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餃子をアテに酒がススム。ホント、此処の焼餃子は美味いのだナ。
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ビールの次はむぎ焼酎だナ。サスガに暑くて、無双の湯割りが遠のく。

浴衣姿じゃないが、いつもの面々も続々と集って来た。
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フルちゃんにハッシー、トクちゃんも登場。
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荒木マタエモンさんもネクタイ姿でいつもの調子で絶好調。
真希姐さんは演歌歌手の様な艶姿だネ。ボクは瓦版屋ってトコか。

辛いの大好きなマタエモンさんは、月見納豆にこれでもか!って位に芥子をつけていた。
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月見よりもカラシの方がデカいのだから、トホホな辛さでした。
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あぁ、全部混ぜちゃって、大丈夫かナ。
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サスガのマタエモンさんも顔が歪んでましたネ。

夏休み明けの『兵六』は酒場難民たちが戻って来て連日賑わってるナ。
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満月を見上げながらもう一杯だナ。

そう云えば、高円寺の阿波おどりが近づいて来たネ。今度の土日はまた浴衣で出掛けようか。
        ◇        ◇        ◇
今日は8月26日だ。今から17年前の今日、レインボーブリッジが開通した。当時、真っ赤なユーノス・ロードスターにガールフレンドを乗っけてレインボーブリッジを渡ったっけ。今じゃ何とも思わないが、あの頃は東京湾に架かる虹の橋がとても輝いて見えたものだ。

時々、今日は何の日だったかナ、と検索してみると面白いネ。

さて、仕事に戻ろう。
by cafegent | 2010-08-26 13:41 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
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       夜蝉鳴き短き夏を惜しみけり  

小津安二郎の映画によく出ていた新劇役者、故中村伸郎が詠んだ句だ。
毎年今頃の時季になると思い出す一句だ。名エッセイストとしても知られ『永くもがなの酒びたり』はとても面白い一冊だ。
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永くもがなの酒びたり

さて、小津映画の中で中村伸郎が一杯引っかけていそうな酒場が神田淡路町に在る。酒朋ハッシーと共に五時口開けの『みますや』へ。
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開店早々次々とお客さんが入って来て小上がりもテーブルもすぐに埋まるのだナ。

この時間はまだ暑いので、僕らも最初は生ビールだ。
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どぜうの丸煮をアテにビールがススム。此処のどぜうは骨がしっかりと残っており歯ごたえが凄い。
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将に男のどぜうって感じだネ。

夏らしく冷たい冬瓜の煮浸しとお漬け物も戴いた。
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生ビールを一気に呑み干して日本酒へ。
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先ずは静岡の「磯自慢」から。
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日本酒に合わせるかの様に〆さばが運ばれて来た。
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うーん、〆さばにはやっぱり日本酒が一番だナ。

岩手「南部美人吟」をお替わりし、日が暮れ出した街へと繰り出した。
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淡路町から神田郵便局前を抜け昌平橋を渡れば、もう秋葉原だ。
日が沈むと神田川の川面から涼しい風が吹いて来た。
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その風に舞う様にコウモリも橋の下を飛び交っている。総武線の脇道を曲がり路地に入ると二軒目の酒場『赤津加』の暖簾が見える。
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此処もコの字酒場好きにはたまらない一軒だ。丁度、カウンターが空いていた。
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『みますや』では冷酒だったので、こちらでは燗酒にした。

一本目かのお銚子が空になった頃に枝豆が茹で上がる。茹でたての枝豆は豆の味がしっかりと残り、美味しい。

僕は此処に来ると必ず頼むアテが有る。それがコレ、「かにコロッケ」なのだ。普通カニコロッケと云えばベシャメルソースのとろりとしたモノだが、此処のは違う。
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ジャガイモのホッコリした中にカニが入ってるのだナ。コレが菊正宗のぬる燗と抜群に相性が良いのだ。

秋葉原からまた先程の淡路町へ戻り、小川町を抜けて神保町へ。
靖国通りの裏路地にも沢山良さそうな酒場があるのだネ。近いうちに寄ってみよう。

そして、連日連夜の『兵六』へ。
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秋葉原から歩くと一汗かくネ。
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いつもは無双の白湯割りだが、夕べは麦焼酎の冷たいの。

二連チャンの兵六の後は、またもや二連チャンのビッグマックだ。
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駄目だな、オレ。
by cafegent | 2010-08-25 15:30 | 飲み歩き | Trackback | Comments(8)
夕べは長い夏休みを終えた神保町の酒場『兵六』に行く事にした。
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仕事場を出ると美しい夕焼けに出逢えた。
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目黒川の上を見上げれば、黄昏時の蒼い空に満月が浮かんでる。
目黒駅から地下鉄に乗って神保町へと向かう。

早い時間はきっと混んでいるだろうと、先ずは『ランチョン』のビールで涼をとる。

レジ前の女将さんはこの日もシャンとしてスタッフに声を掛けている。
一人だったので、レジ横の窓側へ座る事にした。此処なら女将さんと世間話も出来るからネ。

アサヒエクストラコールドのキンキンに冷えたマイナス2度も良いが、ゴクゴクと一気に呑み干せる絶妙な温度設定の生ビールが呑めるのが、此処ランチョンの至福でアル。
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アサヒの生を本当に美味しく飲ませてくれるのは、此処か新橋『ビアライゼ '98』だネ。
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ポテト&チョリソーをアテにビールがススむのだ。生を三杯で切り上げて、交差点を渡る。

『兵六』では、馴染みの顔がカウンターを埋めていた。
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月曜が定休の雷門『簑笠庵』の二人も見えている。
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酒朋キクさんに荒木マタエモンさんも先客だ。エアコンの無い店内は、時折外から吹き込む風を頼りに薩摩無双の白湯割りを呑むのだ。

酒場番長矢野兄は神田の重鎮阿部さんと山岳話に花を咲かしていたネ。
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此処の常連達は、暑い店内で涼を取る為に扇子を持参する人が多い。
そして、その扇子も皆自分の好みの物をちゃんと見つけてくるのだナ。

酒朋ハッシーも先日、京都の老舗『宮脇賣扇庵』の銀座店にて綺麗な扇子を買って来た。あの扇子はいつ兵六デビューするのだろうか。そう云えば、僕が花火大会で無くした扇子も宮脇のだったなぁ。トホホ。

扇子を忘れた方々は、店に有る団扇でパタパタと扇ぎながらもう片方の手で盃を傾ける。
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この光景が酒場『兵六』の夏模様なのだ。

後からやって来たトクちゃんも誘い『銀漢亭』へ。こちらは句会の後らしく沢山の方で賑わっていたネ。

そして、いつものシークァーサーサワーで乾杯だ。

帰り道、足が勝手に『マクドナルド』へと向かう。
そうそう、今だけビッグマックが200円だったからサ。そして家路に辿り着く前に食べたのであった。
        ◇        ◇        ◇
さて、日曜日はちょいと小さな旅に出た。

土曜日に四つ木の『長楽ベーカリー』で仕入れたカマンベールパンを朝食に恵比寿駅から湘南新宿ライナーに乗り込んだ。
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グリーン車だから、のんびりと食べられるのだナ。
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大宮駅エキュート内の『サザコーヒー』で美味しいカリタ式のブレンド珈琲を飲みながら、高崎での行程を確認する。
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このSL型ミルは可愛いナ。

『駅弁屋』にて山形県米沢名物の弁当『牛肉どまん中』をゲット。
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全国の美味しい駅弁が手に入るのだから、便利な世の中だネ。
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コレ、牛肉づくしで幸せになれるなぁ。

さぁ、高崎行きの電車に乗り、居酒屋グリーンの出発だ。
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青春18切符を使うと、片道分の料金で往復出来るので、グリーン券を買って大人乗りを愉しんでしまうのだ。
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高崎駅前から市内巡回バス「ぐるりん」に乗って群馬の森へ向かう。
それにしても暑い。
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熱波で写真がぼやけちゃう。約30分程で到着。
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自然豊かな森林の公園の中に目指す『群馬県立近代美術館』が建つ。
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この日の旅の目的は、今開催中の『もうひとつの場所 野又穫のランドスケープ』を観覧するためだ。ちょうど、午後2時から学芸員による大人向け作品解説会が行われるとの事だったので、それに合わせて来る事が出来た。
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学芸員の定松さんによる約一時間のガイドで、野又穫画伯の自身の作品に対する考えなど新たに知る事が出来てとても良かった。

僕がまだサラリーマン時代の1986年、小池一子さんが主宰していた画廊『佐賀町エキジビット・スペース』で、初めて野又さんの個展が開かれた。当時、小池さんは知人の紹介で広告デザイナーをしながら自宅で絵を描き貯めていると云う野又さんを訪ねたそうだ。

ディレクターの小池一子さんは僕が働いていたAXISとも交流が有ったので、佐賀町の展覧会には足繁く通ったものだ。あの建物の雰囲気も素敵だったので、食糧ビルが無くなったのは未だに惜しいと思う。もうあれから十年が経つんだネ。

チャールズ・シーラーの絵や写真に惹かれ、絵画による建築物の在り方を探求した野又さんは目黒川近くの染物屋に生まれたそうだ。幼い頃から家の近所に在った銭湯の煙突にとても興味を抱いたらしい。

目黒川沿いには今とても巨大な焼却炉の煙突がそびえ立っているが、きっと画伯の絵心を刺激しているのだろうナ。
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会場は野又さん自身の構成により、幾つかのテーマに沿って作品が展示されていた。年代順では無いのだが、同じテーマを幾度も繰り返し描いている事が判り、興味深く拝見する事が出来た。
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人が一切登場しないのに、三角の屋根の塔などは人に優しいカタチで描かれており、何処か人間の気配を感じてしまう。

また、バベルの塔をイメージして描かれた大きな作品「Babel 2005」では、上野や浅草で見るようなホームレスの住むブルーシートの家が描かれており、この作品は画伯が丁度六本木ヒルズの建設現場を見た時にインスパイアされて出来た絵だそうだ。
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画集「ALTERNATIVE SIGHTSーもうひとつの場所 野又穫作品集」から。

随分と長い時間、魅入ってしまった。美術館を出ようとしたら声を掛けられた。すると、ツイッター仲間で建築家の山本健太郎さんだった。
高崎まで来て知り合いに出遭うなんて、旅は愉しいなぁ。
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さて、西日が眩しく木々の間から暑さが降り注ぐようだ。
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駅前までバスで戻り、日暮れを待つことにした。
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此処は自然がいっぱい広がってて好い所だナ。

旅に来たら、酒場を訪れる。これだけは欠かせないのだナ。

だが、日曜日に開いている店は少ない。で、向かった先は駅からちょいと外れた羅漢町に在る居酒屋『ロツレ』だ。

五時から口開けだと思い、店の前まで来るとシャッターが降りている。
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まさかまだ盆休みか?と思って電話を架けるとご主人が出た。
「日曜は同業者の客ばかりで早い時間は誰も来ないから、のんびり掃除してたヨ」との事だった。
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こっちは喉はカラカラ、汗でぐしゃぐしゃだったので、申し訳無かったが掃除の最中にビールを戴く事にした。
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最初の一口で生き返ったナ。ビールのアテに出してくれたのは、アスパラガスの豆乳寄せだ。
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口当たりと好い、アスパラの香りと好い、暑さを忘れさせてくれる爽やかな一品だった。こう云う素晴らしい料理がサッと出てくるのだから、良い酒場だと頷けるのだナ。

河岸も市場も休みだから、日曜は余り何も出せないよ、と云いながらも自家製の新生姜の三杯酢漬けを出してくれた。
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これが日本酒にピッタリだったので、〆張り鶴を冷やで戴いた。

店主の高橋五郎さんは尺八の家元でも在る。かつて高崎にも来ていた人間国宝、青木鈴慕(れいぼ)に志し、尺八教室も開いているのだ。

店名になっている「ロツレ」とは、尺八の音階だそうだ。レファソだったかな、ハテ?

色々な尺八のCDを聴かせてもらいながら、酒を呑んでいると時を忘れてしまいそうになる。
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「これ、夕べの残りだから」と純米吟醸の「田酒」を戴いた。
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うーん、美味い。何か作ってとお願いしたら、「ねぎアボ」を作ってくれた。
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どうですか、この迫力。
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アボカドと青ネギをこれでもか!って位に叩きにしてあるのだが、海苔で巻いて食べると実に美味い。
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なので、また〆張り鶴をお替わり。
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こりゃ、たまらんネ。

そう云えば、一年前ご主人の五郎さんがご夫婦揃って「笑っていいとも」に出たそうだ。なんでも「ギャップ婚」と云うコーナーでタモリさんと一緒に出たらしい。何のギャップかと云えば、奥様の体重が五郎さんより44キロも多いからだと。笑っちゃうが事実だから仕様が無い。それでも、一回りも年下の奥様と今もラブラブなのが素敵なのだナ。

店の中に飾られているものが季節毎に変わるのも居心地の良さを更に良くしている。もう秋だね。
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ご主人の人柄と店のさりげないセンスの良さに、此処は大人の居酒屋だナとつくづく感じた夜だった。
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帰りものんびりと酒と駅弁で、愉しい居酒屋グリーンであった。

あぁ、また無駄に長い日記になっちまった。チト、勘弁ね。
by cafegent | 2010-08-24 12:39 | 飲み歩き | Trackback | Comments(9)
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     冷麦に氷残りて鳴りにけり   篠原温亭

先日、俳句の日の朝日新聞「天声人語」に紹介されていた一句だ。
篠原温亭(おんてい)は、正岡子規や高浜虚子に俳句を学び、小説家としても活躍した俳人だ。暑い夏にこんな句を詠むと爽やかな涼風が部屋に吹き抜けた様な気分になれるのだナ。
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我が家のメダカもよくこの暑い中、耐えているネ。

麻布十番納涼祭りが始まると夏もそろそろ終わりかナ、と感じてくる。
あの尋常じゃない人の群れをかき分けて、ビール片手に歩くだけなのだが、たまらなく「東京の夏らしさ」を感じる事が出来るのだ。
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酒朋フルちゃんが今年も三日間、地元の酒場『炙家風土 麻布十番店』の出店を手伝っていたので、我ら兵六難民は自然と其処へ集って来た。
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ハッシーと駅前で待ち合わせをして向かったが、既にQちゃんと荒木マタエモンさんが一杯やっていた。
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おぉ、フルちゃん気合いバッチリだネ。
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そして、間もなくトクちゃんも合流。
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お馴染みの面々が勢揃いだ。
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暫くすると、酒朋キクさんとミッちゃんも登場。
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相変わらず素敵な浴衣だこと。イイネ!大人の浴衣姿は。

サプライズ売り子が手伝ってると聞いていたのだが、写真家の真希子姐さんが酒を作っていた。
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うーん、どうして彼女が作ると酒の味がこんなにも美味しいのだろう、ハテ?

一旦、人の波から離脱すると、もう元へは戻れない。
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炙家風土のベンチの前でのんべんだらりと呑んだくれ。人の熱波が漂う中で、枝豆を摘みながら生ビールが美味い。

仕立て上がった浴衣に袖を通すと、何となく背筋も伸びるのだナ。
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若者の浴衣姿も随分と多かったが、男達の帯の位置がみんな高過ぎる。あれじゃバカボンだよネ。せっかく、大勢集まる場所に出向いて来てるのだから、歌舞伎役者の様にイナセに着こなして貰いたいものでアル。

あぁ、沢山呑んだ。フルちゃん、お疲れさまでした!
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残り二日間で、奴さんきっと声が枯れるんだろうナ。

麻布十番から目黒に移動し、駅近くの『丸富水産』へ。
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此処は神田や赤坂、新橋等で五店舗を展開している海産居酒屋だが、大勢でワイワイと酒宴を楽しむのに丁度良い酒場だ。
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マグロ中落ちやウニ等が豪快に盛られた丸富盛りは、これで1,380円。
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北寄貝焼きや帆立貝も焼いて、皆さん酒がススンだネ。
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〆はやっぱり海鮮チキンラーメンだナ。
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コレで漸く腹が落ち着いた。
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それにしても、安かったネ。

駅を抜け、『権ノ助ハイボール』に向かう途中で、『炙家風土』の仕事を終えたバーバラが合流。
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皆で美味いハイボールを呑みに行く。
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終電ギリギリまで良く呑んだネ。
by cafegent | 2010-08-23 12:49 | 飲み歩き | Trackback | Comments(1)
      わが宿は蚊の小さきを馳走かな    松尾芭蕉

お盆を過ぎても東京は猛暑が続いた。じっとしているだけで汗が滴り落ちるし、アスファルトも目黒川の水面もメラメラと陽炎が立ち昇り、気を失いそうになった。これはもう炎暑だナ。
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そんな毎日だったが、夕べは久しぶりに熱帯夜から開放された。
窓を開け部屋の戸も開け放ち、風の通り道を作ってやるのだ。暫くすると、ベランダやバスルームからも風が吹き抜けてくる。

この前、素敵な相撲暖簾を手に入れたので、部屋の前に垂らしてみた。
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これで、戸を開け放しでも寝る事が出来るのだ。
夕べはやっとエアコンに頼らず、ぐっすりと眠ることが出来た。
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      叩かれて昼の蚊を吐く木魚かな    夏目漱石

子供の頃、夏の部屋の匂いと云えば、蚊取り線香の煙の匂いだった。
風呂上がりの天花粉の良い香りとパジャマに付いた線香の煙の相反した匂いが微妙に可笑しかった想い出が記憶に残ってる。
       ◇        ◇        ◇
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今朝、いつも通らない路地に入ってみると凄い朝顔を発見した。
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その家の二階の欄干から電線を伝って通りの上空一杯に朝顔が花開いているのだ。壮観で思わず魅入ってしまったヨ。
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足元の花壇ではモンシロ蝶やヤマトシジミ蝶が来ていた。
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今日の昼飯は、仕事場の近くで済ませた。
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先日、宇ち多゛仲間のヒゲオヤジ氏に教えて頂いたラーメン屋で、目黒権ノ助坂の途中に在る『麺屋 しみる』だ。

雑居ビルの地下に在り、その店構えは小料理屋か居酒屋の風情だ。
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だが、ガラリと戸を開けると綺麗な今風のラーメン屋さんだった。

看板に自家製麺と銘打っていたが、その麺は期待以上に美味しかった。

中華そばは細麺、つけそばは太麺となっていたが、大崎『六厘舎』や斜向かいの『づゅる麺池田』と比べると此処の太麺は可成り細いほうだ。だが、小麦の表皮や胚芽も入った全粒粉を使って製麺しているだけあって、見た目は濃い色の麺なのだがその香りの素晴らしいことったらッ!タラちゃんデスゥ!
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つけ汁は、豚骨と鶏ガラの合わせスープに鰹節の出汁がガッツリと効いており、申し分無い味だ。なにより、汁が熱いのがイイ。
近くの『目黒大勝軒』のぬるいつけ汁に比べたら!タラちゃんデスゥ!(クドイか!)

つけ汁と中細麺の相性もとっても良く、ペロリと平らげてしまった。
そば湯入れで持って来てくれた割りスープで最後まで美味しく戴けた。

今回は「特つけそば」の並盛り225gを食べたが、オジサンには十分な量だった。自家製メンマの味も良いし、コロ豚肉の加減が良かったナ。

そして、お店の方々が実に腰が低く好感度が高かったナ。良い店って何処も共通店が多いのだネ。またお気に入りのラーメン屋がひとつ増えてしまったナ。ぐふふ。
       ◇        ◇        ◇
先日、恵比寿の『縄のれん』に伺ったら案の定お盆休みでシャッターが降りていた。毎年、同じ事を繰り返しているが学習能力に欠けているもので、つい忘れてしまうのだナ。

そんな訳でリベンジ。松屋銀座にて漸く『ゲゲゲ展』を観て、真っつぐ日比谷線で恵比寿へ移動。展覧会は先週激混み長蛇の列だったので、鬼太郎手拭いだけ購入して諦めたのだが、夕べは遅い時間と云う事も有りスンナリと観ることが出来た。

それにしても今年の水木しげる人気は凄いのだネ。年末は境港に行ってみようかしら。
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縄のれんを潜ると親爺さんも女将さんも元気そうだ。
女将さん、何処かの国のTシャツ着ていたがまた海外旅行に出掛けたみたいだネ。若旦那は東京に残っていたそうだ。

カウンターの前に立てば、黙っていてもハイボールが出てくる。
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本当は最初は瓶ビールにしようかと考えていたのだが、間髪入れずにボールが出て来た。まぁ、コレは此れで嬉しいのだが(苦笑)

そして、レバー串とハラミ串から。
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半焼のレバーも牛のハラミも絶妙な味でアル。
レバーには芥子を付けて、ハラミは胡椒だ。これで一気にボールが空になるのだナ。

お次ぎはミノ。此処のミノは本当に美味い。
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焼く前の美しい白色からして、もう美味さをアピールしているのだよ。歯ごたえといい、味といい文句無しの絶品だ。

本日の生は、親爺さんが包丁で捌く牛刺しだ。
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これも素晴らしい酒のアテなのだ。

続いてシロも焼いて貰う。
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此処は、部位を頼めば味はお任せで焼いてくれるからラクなのだ。
まぁ、タレでも塩でも醤油ダレでも好きにリクエストも出来るので、それも良し。箸休めに胡瓜を戴いて、またボールをお代わり。

此処は串だけじゃなく、レバーステーキやハラミステーキが絶品だ。
人数や腹具合に合わせて、冷蔵庫から生の肉を出して見せてくれる。
そして、食べたい大きさの肉を選べるのだ。

また、最近「ホネ付き牛肉」なんて品書きも出来た。所謂、骨付きカルビのステーキ肉って感じだナ。これは男連中に大人気でアル。
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どうですか、この牛ハラミステーキのデカイことったら。
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牛タン串とカシラ串を追加して満腹だ。

恵比寿に来たら、是非『縄のれん』を潜って、『さいき』や『かおる』とハシゴ酒と行きたいものだ。

さて、ここ数日何故だかリトルフィートばかり聴いて仕事をしている。
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晩夏の暑さとSWAMPな音の気分が合うのだナ。ローウェル・ジョージのスライドギターは、今聴いてもカッコいい。

ネオン・パークが描く奇妙な絵の2ndアルバムは「Sailin' Shoes」。
ブランコから靴を放り投げている姿、コレがセイリン・シューズ(靴の航行)なのだネ。

『縄のれん』から渋谷方面の五叉路へ出て渋谷方面に進むと雑居ビルの地下に、目指す酒場が在る。その名も『Sailin' Shoes』だ。
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店の雰囲気は以前渋谷に在った故ボウイさんのバー『GATACA』を彷彿させる。が、限りなく地方都市のスナックにも似ているのだ。

かつて、青山骨董通りに在った輸入盤屋『パイド・パイパーハウス』。其処の店長だった浪岡氏がこの酒場の店主でアル。なので、店内は処狭しとビッシリCDで埋め尽くされているのだ。

此処の生ビールはオリオンとギネスだ。僕は迷わずギネスを戴いた。
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夕べはずっと山下達郎のカヴァー曲が架かっていた。こんなトリビュートのコンピレーションアルバムが出たのかな、とマスターに伺うと自身で選曲してまとめたモノだった。
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それにしても、沢山のミュージシャンが山下達郎楽曲をカヴァーしているんだネ。知らないモノが多かった。

二杯目のギネスを呑み干し、タンカレーのソーダ割りを戴いた。
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ジンはトニックよりもソーダがイイネ。
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阪神ファンだと云う店主にタイガースチョコを戴いたが、僕は巨人好きなのだナ。まぁ、良いか。

途中からニューオーリンズ系の曲に代わり、Dr.ジョンやプロフェッサー・ロングヘアなどを久しぶり思い出した。うん、こうやって頭の中がまたSWAMP ROCKへと戻るのだナ。

此処は若い輩には似合わない、オジサンに居心地の良い酒場だったナ。

家に戻り、夜食で〆る。
千葉に住む古い知人から大粒の浅蜊が送られて来たので、浅蜊汁のぶっかけご飯を作って食べた。
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粒がデカいから殻から外すのもラクだったし、大味じゃ無いのが素晴らしかった。
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冷や汁の様に冷たくしても美味かったかもしれない。よし、次回はそうしてみようかナ。
by cafegent | 2010-08-20 16:20 | 飲み歩き | Trackback | Comments(7)
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      ひぐらしの鳴くその向こう母の声

子供の頃は、日が暮れるまで外に出て遊んでた。昭和30年代の終わりから万博の頃までは、まだ何処の家も玄関先でくさやの干物や秋刀魚等を焼いていた。

魚が焼き終わると夕餉の支度が完了だ。
「ご飯出来たから戻っておいで〜!」と云う声が、そのうち「今スグ帰って来ないと家の鍵締めるからネッ!」とキビシイ声に変わるのだ。
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最近、この辺りでヒグラシの声を聴かなくなった様な気がするナ。
秋はもう近くまで来てると云うのに。

今日は俳句の日だそうだ。8月19日の語呂合わせなのだナ。でも、オートバイ好きにとってはバイクの日でもある。まーどーでもいーか。

先日、家に遊びに来てくれた酒朋Qちゃんが高円寺の和菓子屋『利休』の銘菓「きんかん餅」を持って来てくれた。僕が甘い物に目が無い事を知っていたので、嬉しい手土産だ。
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甘露煮の金柑が丸ごと黄色い餡で覆い、それを柔らかい羽二重餅で包んである。金柑特有の苦みと甘酸っぱさが、餡と絶妙に絡み合うのだナ。
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今朝は、深煎りの珈琲に合わせてみたが、大正解だった。
Qちゃん、素敵なお土産どうもありがとうネ。
       ◇        ◇        ◇
昨日も茹だる様な暑さだったネ。とても外に出る気は起きなかったのだが、所用が出来たので仕方ない。仕事場から目黒駅までは登り坂だ。

駅に着くまでにもう汗ダク。新橋までのJRの中の冷房で汗まみれのTシャツが車内の冷気で冷たくなりすぎて風邪引くかと思ったヨ。

駅を出たら、また茹だる様な暑さでSL広場は陽炎の様にゆらゆらと揺れて見えた。所用を済ませ、昼飯は『うなぎのお宿』へ。
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此処は静岡の鰻問屋が営んでいる鰻屋なので、良心的な値段で十分美味い鰻を食べる事が出来るのだ。

以前、愛宕に事務所を構えていた時は、此処か『ての字本丸』のどちらかに来ていた。

でも、暫く来ない間に昼時の安い980円うな重が無くなっていた。そして当時、1350円だった鰻一尾のうな重が1,500円に値上がりしていた。それでも、まぁこの値段ならば許せるか。
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炭火じゃないが、目の前で丁寧に焼いてくれるのが嬉しい。
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それにしても近頃の養殖鰻って本当に美味しいネ。此処でも夜は鹿児島産のブランド養殖『天乃川』も食べる事が出来る。利根川の「坂東太郎」と同様に限りなく天然に近いと評判の国内産の養殖物だ。

この『天乃川』が1,000円程高いだけで味わえるのだから、ゆっくり酒でも呑みながら食べに来たいものだナ。
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以前、新橋の古書まつりで『うなぎ風物詩』と云う本を手に入れた。
江戸から続く老舗鰻屋だが、今はもう無き日本橋の『おやじ橋大和田』の四男である川口昇氏の著書だ。
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江戸時代に人気を博した狂歌人、蜀山人(しょくさんじん)は土用の丑の日を作った人と云われている。そして、こんな狂歌も残している。

    あな鰻いづこの里の妹の背を
           裂かれて後に身を焦がすとは

いいネ、無理有り別れさせられたコの思いを蒲焼きに掛けるとはネ。

詠み人知らずだが、こんな句も良い。

      包丁で鰻よりつつ夕涼み

こんな鰻にまつわる話や鰻屋の歴史などが、面白く書かれており鰻好きにはたまらない一冊だ。

スタミナ補給も出来て、なんとか仕事場に戻る事が出来た。
それにしても暑かった。3本目のタオルがぐしょぐしょになったヨ。
       ◇        ◇        ◇
さて、僕もまだ観ていないのだが、どうしても行きたい展覧会が有るので是非紹介したい。

今年、画業25周年を迎えた画家の野又穫(のまたみのる)氏の個展『もうひとつの場所ー野又穫のランドスケープ』が群馬県高崎市の県立美術館にて開かれている。
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野又穫の描く絵画は、「空想建築」画だ。現実と非現実の狭間であたかも其所に存在しうるような錯覚を覚える空想の世界の建造物だ。
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天空まで高く伸びる気球に吊るされているテントの様な家、大地ごと風の吹く方向へ進み出そうとする帆を張った家、等、野又作品は何れも実際には何処にも存在しない風景だ。
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初期の一部の作品を除き、人物は登場しない。
時代背景も国も特定せず、観る者に自由な感覚でその風景を眺めてもらいたいと意図して描かれている。

朝日新聞に掲載された記事の中で、野又氏は「絵は逃避的な世界ではあるけれど、留まるところではなくて、元気になって戻ってくる、そういうものでありたい」と語っていた。
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眺めていると不思議な気持ちになる。緻密で、建築構造もしっかりと押さえ、空の描写に至る細部までリアリティ溢れる筆技で描かれているのだが、異次元の世界の建築画なのだナ。

展覧会では、現在の作風に至る前の初期作品から新作まで100点以上が展示されているらしい。

今月29日までなので、時間を作って観に行かなくては。

また、展覧会の会期に併せて青幻舎より「ALTERNATIVE SIGHTSーもうひとつの場所 野又穫作品集」が出版されている。
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ALTERNATIVE SIGHTS―もうひとつの場所 野又穫作品集
by cafegent | 2010-08-19 13:01 | ひとりごと | Trackback | Comments(2)
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今朝は気温が幾分低いと思いきや、湿度が高かった。

シャワーを浴びた後のお目覚めは、近江八幡の銘菓処『たねや』の「清水の白桃ゼリー」を戴いた。
岡山県芳賀清水で穫れた白桃を完熟後に湯むきし、擦りおろした果実をそのままゼリーに仕上げてあるのだナ。
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清水白桃の持つ自然の甘さと香りが、口一杯に溶けて行く。
冷蔵庫でキンキンに冷やして食せば、朝から涼風が僕を包むのだ。

早起きして、林試の森公園を歩いてから仕事場へと向かった。
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此処を歩いているとニューヨークのセントラルパークが浮かぶナ。
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都会のど真ん中に在って、野鳥や虫たちが啼き、犬の散歩をする人やジョギングする人、ベンチで読書を愉しむ人、等々と挨拶を交わすのがとても清々しい。
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猫も木陰で長閑に寝ていたネ。
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池ではザリガニがメダカに交じって徘徊し、様々な種類の蜻蛉が羽化して水面を飛び回ってる。
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柵にオオシオカラトンボが止まって、池の亀とにらめっこしてたナ。
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まだまだ暑い日が続くが秋の花が咲き始めたネ。
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綺麗に咲いたオレンジコスモスの蜜を求めて、イチモンジセセリがやって来た。この時期よく見かけるナ。
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隣りでは小さなジジミ蝶も飛んで来た。
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結局、一時間程公園の中を歩いて汗ダクになっちまった。
      ◇       ◇       ◇
昨日は渋谷に出掛けたので、道玄坂百軒店の『喜楽』にてもやし麺を食べた。此処は上京した時から通っているから、かれこれ30年以上も食べている中華屋だ。

ビルになる前の二階席は、なんとも云えず風情が有る佇まいだった。
此処の中華そばの味は当時からまったく変わらず、とっても美味い。

毎年暑い夏になると、汗をかきかき食べるのが好きなのだナ。
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ひとみ姐さんがこよなく愛したもやし麺は、今日も抜群の味だった。

東急ハンズにて先日トクちゃんに戴いた写真を額装してもらった。

「兵六散歩の会」の打ち上げで開催したバーベキューの時の写真だが、森一起さんも写っており、中々良い作品で気に入りました。
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流石プロの腕前、トクちゃんありがとう!
        ◇        ◇        ◇
さて、終戦記念日の日曜日、我が家にて「オウチ居酒屋」を開店。
神保町『兵六』難民と小ヒロ&mooちゃん夫妻を招いて、愉しい酒宴となった。

先日の隅田川花火大会の際にmooちゃん宅に招いて頂いたので、そのお礼を兼ねた呑み会でアル。当初は酒朋ハッシーとmooちゃん夫妻と小規模の筈だったのだが、土曜の東京湾花火大会に来てくれた方々も参加することになり狭い我が家が鮨詰めの兵六状態に様変わり。
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前日、銀座松屋で仕入れた鶏を一晩ジャマイカ風に漬け込んだ。
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テレビの『男子ごはん』にて覚えたジャークチキンのレシピを応用してローストチキンジャマイカ風の仕込みだ。

素敵な背中は野方『秋元屋』冷蔵庫前のユリちゃんです。
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先ずは、ユリちゃん土産のビールで乾杯!!この日も東京は37度越えと尋常じゃない暑さ、皆さん喉カラカラだったネ。

焼き上がるまで、海老の春巻きをアテに呑む。
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これも『男子ごはん』からメモったレシピで。

こちらは、軽井沢の『デリカテッセン』名物、鶏手羽のスモークだ。
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これが酒のアテに最適なのだナ。
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同じくデリカテッセンのレバーパテ。
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Qちゃんが持って来てくれたスペインのカバがキリリとベストマッチングでしたネ。
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こちらのサンテロのスプマンテも昼酒には最適だ。
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そして、2時間じっくりとオーブンで焼き上げて、ローストチキンジャマイカ風が無事完成でアル。
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うーん、中までジューシー!!
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マタエモンさん、手羽スモークを骨までガブリ。
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負けじとトクちゃんも豪快にかぶりついてたネ。

mooちゃん手土産の鯨ベーコンが美味。
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クジラって日本酒に合うのだなぁ。
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ハッシーは、いつもの緑茶割り、僕はマタエモンさん手土産の青梅の地酒『澤の井』を戴いた。
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そして、いつのまにやら僕とマタエモンさんはバタンキューと寝てしまった。
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その間に小ヒロさんが持って来てくれた純国産線香花火で涼を愉しんだみたい。
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真夏の夜空の下での小さな花火もイイネ!

少し寝たらまたまた元気を取り戻したゾ。
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で、先日3時間半も並んで食べた『六厘舎』のつけ麺で〆の炭水化物をみんなで戴いた。
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自家製叉焼と味玉子も添えてバッチグーだナ。
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トクちゃん、三人前を一人で食べる勢いだったネ。

いやぁ、皆さんお盆休みの愉しい酒宴をありがとうございました。
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さて、次回は誰の家でやりますか!
by cafegent | 2010-08-18 12:30 | 食べる | Trackback | Comments(0)