東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent

<   2011年 10月 ( 25 )   > この月の画像一覧

秋が深まり、日が暮れる時間が刻々と早くなっている。
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西の空が紫色に染まりだしたら、酒場が恋しくなるのだな。

今年ももう年の瀬が近づいている。商売をしていると毎年『酉の市』に出掛け、迎え来る年の商売繁盛と家族の開運招福を願い熊手を求めに神社へと足を運ぶ。
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会社を興してからもう20数年が経とうとしている。仕事場も幾度となく引越をした。今は目黒の大鳥神社の近くに仕事場を構えているので、酉の市も目と鼻の先だ。

以前は、浅草『鷲神社』や、一番多く訪れたのは新宿『花園神社』だった。新宿大鳥神社は、この花園神社の境内に鎮座されており、酉の市には、沢山の熊手を売る露天商が集まっていた。
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威勢のいい露天商との駆け引きで値段を決めて行く。三本締めで景気を付けて、不況や暗い世の中を吹き飛ばしてもらうのだ。

最後は値切った分以上にご祝儀を弾み、気分良く大きな熊手を持って吞みに繰り出したものだ。

新宿歌舞伎町の喧噪を抜け、花園神社の境内へと進むと参道脇にひっそりと「田舎料理 川太郎」の明かりが灯る。
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カウンター8席の小体の店は、女将さんが一人で切り盛りしている。
一軒目に訪れたならば、先ずはビールで一日の疲れを癒そう。

ビールを呑み干したら、焼酎が良い。
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此処は、宮崎の蕎麦焼酎「刈干」の蕎麦茶割りが旨い。

熊本から出て来て四十余年、女将の大塚美子さんの変わらぬ笑顔に逢いたくて通う客が多い。
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午前1時まで開いているので、ゴールデン街で吞んだ帰りに立ち寄る方も多い。

日々、手作りのお通しも酒が進むものばかり。
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和え物だったり、からし蓮根の時は実に嬉しい限り。焼なす、焼魚など品書の数は少ないが、いつも美味しい酒の肴を出してくれる。
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また、名物の馬刺しと熊本郷土料理ののっぺ汁は、疲れた躯にスタミナと共に母の味を思い出させてくれるのだ。

以前、近所の古道具屋を覗いていてら、可愛いお猪口を見つけた。
細長いお猪口に河童の絵が描かれている。二個有ったので、買って帰ったのだが、その河童の絵にどこか見覚えが有った。

そんな事をすっかり忘れていた頃、『川太郎』にお邪魔した。
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いつもは蕎麦茶割りを頼むので、グラスしか見ていなかったが、此処で日本酒を頼むと出てくる徳利とお猪口があの河童の絵だったのだ。そうだね、川太郎って河童の事だったなぁ。

女将さんが此処を開いて20周年か何かの時に記念に作ったオリジナルだそうだ。巡り巡って我が家へと辿り着いた『川太郎』のお猪口は、今では宝物だ。
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今年のお酉様は、三の酉まで有るのだね。
商売繁盛の熊手を持って、女将さんの笑顔に逢いに行こう。
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by cafegent | 2011-10-31 15:55 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
国連の推計によると、今日で世界の人口が70億人に達したそうだ。

人口の急増は、サハラ以南のアフリカで特に顕著とのこと。人口の増加と貧困の悪循環が大きな問題だネ。

60年前、世界の人口は25億人だった。「世界人口白書」によれば、2050年には93億人に達すると予測している。それにしても、この限られた資源の地球は、どれだけの許容量が有るのだろうか。

国連人口基金では、10月31日生まれの赤ん坊に「70億人目の赤ちゃんの一人」と記した認定証を発行するらしい。
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僕らももう1億2650万人の日本人の一人という考え方から、70億人の地球人の一人として意識改革しなくちゃイカンのだナ。
       ◇         ◇         ◇
先週の土曜日は、いつもの土よ宇朝酒をお休みした。特に用事が有った訳でもなく、前日の深酒が祟って目覚めが辛かったからだ。

こんな日に限って、朝早くから近所で工事が始まっている。先日古い一軒家を取り壊ししたかと思ったら、もうマンションを建て始めている。

頭がガンガン鳴っているのかと思いきや、本当にガンガン地中に杭を打っていた。

それにしても、土曜の午前中を家で過ごすのは久しぶりだ。一汗かけば酒も抜けるだろうと、風呂掃除、トイレ掃除、そして掃除機をかけた。

掃除って案外重労働だネ。約二時間程かけて家中の掃除が終わった。
もう汗ダク君でアル。植木の水やりも終了。
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駄目だと思っていた薔薇が咲いてくれた。嬉しいなぁ。

昼飯は、商店街の肉屋で揚げてもらったロースとんかつを持ち帰り、カツ丼を作ってみた。
引越した時に親子丼用の立柄アルミ鍋を処分していたから、卵焼き用の角形フライパンで作った故、見栄えは悪くなったが我ながら美味く出来たと思う。

北海道から届いた玉ねぎはとても甘かった。火が通りやすいよう、薄くスライスするのだネ。

麺つゆを使えば簡単に出来るのだが、今回は出しツユも作ってみた。
醤油、酒、みりんを大さじ1、きび砂糖小さじ1.5、それに顆粒のだしを少々溶いた。

油はひかず、玉ねぎをツユで煮る。そこにカツを入れ、ざっくりと溶いた卵を回しかける。卵は少し残しておき、半分ほど固まってきたら、残りも入れてちょっとだけ蓋をして半熟を残す様に蒸らすのだナ。
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三つ葉があればもっと美味しいのだが、今回は我慢。豚肉と卵でスタミナ回復。これで、二日酔いも完全に抜けたのだ。
      ◇        ◇        ◇
午後は武蔵小山の酒場『牛太郎』の暖簾を潜った。
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口開けを廻っていたので、暫く後ろの待ち合いで待つ。
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此処で外を眺めながら飲むビールも中々オツでアル。
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仕事場がご近所のヒゲオヤジ君とナミちゃんが先にカウンターで吞んで居た。口開けの方々が徐々に帰りだしたので、僕も座る事が出来た。
ガツ酢をアテにビールがススむ。

焼き場のヒロくんが気を使って、ヒゲオヤジ君達の隣りに席を移動させてくれた。『宇ち多゛』もそうだが、ちゃんと一緒の席にしてくれる心配りが嬉しいのだナ。こう云う酒場を贔屓にしたいのでアル。

地元愛が強いので、ハイサワーを戴く。
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ヒロ君自慢のつくねも相変わらず美味い。

午後三時を廻り、仕事場に向かう筈だった二人を拉致し、そのまま木場へと移動した。
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午後四時近く、永代通りには東京湾から流れて来る潮風が心地良く顔を撫でてくれる。
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この川を渡れば、『河本』の暖簾が見える。

真寿美さんと他愛無い話で笑い、ホッピーの瓶が並ぶ。
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いつものやっこさんをアテにジョッキが空いて行く。
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真寿美さん、この日も美味いホッピーをありがとうネ。感謝多謝!

酔いも大分廻ってきて、良い気分。このまま更に二人を誘って浅草へと向かう。
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雷門の居酒屋『簑笠庵』(さりゅうあん)は、既に暖簾を出していた。
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主人の山本さんと京子さんは神保町の酒場『兵六』で出会って以来、仲良くさせて戴いている。

芋焼酎「さつま富士」を兵六呑みで戴いた。
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段々とお湯割りが良い季節になってきたネ。
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カワハギの肝和えも酒に合う。
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このイカの一夜干しも素晴らしい味と香りだったなぁ。

あぁ、結構ヘベのレケになって来た。
この夜は、まだ数軒行ったのだが、記憶が残っていない。まぁ、メガネも無くさず、怪我もしていなかったので、大丈夫だろう。

そう云えば、お気に入りのギリシャ製マリンキャップを何処かに置き忘れてしまった。忘れて来た事さえ、数日後に気がつくのだから、もう完璧に駄目駄目爺ぃと化しているのだナ。

「70億人の世界×70億人のアクション」
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by cafegent | 2011-10-31 13:12 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
毎月28日は、目黒不動尊瀧泉寺の縁日が催される。

先ずは、仁王門を潜り、男坂を昇る。
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本堂へ進み不動明王にお詣りだ。時間が合えば、御護摩焚きを観ることが出来る。護摩の薪木を煩悩に見立てて、燃やしてしまうのだナ。

本堂の真後ろに廻ると、今度は大日如来像が鎮座している。
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こちらにもお詣りしないとネ。

此処は江戸の五色不動のひとつとして江戸城守護、江戸城五方の方難除け、五街道の守護に当てられた。五色不動とは、目黒、目白、目赤、目青、目黄だ。地名となっている目黒と目白は馴染み深いが、他のお不動様もちゃんと残っている。

お詣りの後は、縁日を愉しもう。たこ焼き、やきそば等々、沢山の屋台も出ている。
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おでんの屋台では、にごり酒なども用意していたナ。

境内では屋台の他に植木市も出るので、花好きには堪らない。

そして、今日10月28日は、年に一度の「甘藷まつり」が開催される。
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江戸時代、人々を食料不足による飢餓から救うため、さつま芋の研究をし、栽培と普及に尽力を注いだ蘭学者が青木昆陽だ。

さつま芋は「甘藷」(かんしょ)と呼ばれ、どんな土地でも根を付け育つので、青木昆陽は甘藷栽培を広めて歩き、「甘藷先生」と称されるようになった。
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青木昆陽先生の墓碑が此処に奉られており、先生を偲ぶ行事なのだネ。
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境内の一角には全国から集まったサツマイモ関係の方々の出店がでる。
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芋料理、芋菓子、そして忘れちゃいけない芋焼酎などだ。

今夜は甘藷先生を偲んで、薩摩の芋焼酎でも吞むとしようか。
      ◇         ◇         ◇
さて、先日もいつもの様に木場の『河本』から吞み始めた。
来月酉の市を迎えれば湯豆腐になるので、名残惜しいやっこさんをアテにホッピーを戴いた。
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右側のカウンターはいつもの面々が集い、楽しい会話が弾んでいる。

左側は、次から次と新しいお客さんが入って来たネ。何故か、三人組が多かったので、入れずに諦めた方々も数組あったナ。

小体の酒場は、一人で来ると良い。一人だと何とか詰めてくれたり、席をこしらえてくれるからサ。

午後8時、ドラえもん時計からお馴染みのメロディが流れて来た。
さぁ、店仕舞いだ。閉店と同時に出てくるキジオにご挨拶。
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じゃぁな、キジオちゃん。また来るよ!

真寿美さんにお勘定を済ませ、木場を後にした。

二軒目は、神保町『兵六』だ。
木場から神保町、コレもいつものコースでアル。
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喫茶『さぼうる』から三省堂書店裏口まで抜ける路地は古き良き神保町の面影を色濃く残している。

先日、東日本橋の鰻屋から立石ツアーをご一緒した佐藤君とG原さんも来ていた。酒朋キクさん、お馴染み荒木マタエモンさんも和んでる。
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知った顔ばかりになった頃合いに、トクちゃん登場。
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おやまぁ、すっかりマタエモン氏に感化されている!
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時折縄のれんの向こうから入り込む秋の風が、さつま無双のお湯割りで火照った顔に心地良い。良い酒場では、素敵な時間が流れるのだナ。
芋焼酎を二合戴いて、ご馳走様だ。

『兵六』から路地を駅の方に抜ける途中にジャズの店が在る。昼間は喫茶で、夜はバーとなる。その『BIGBOY』の脇の螺旋階段を昇ると英国様式のバーが在るのだナ。

最近、G原さんが贔屓にしており『兵六』『ラドリオ』『ミロンガ』などの後に行きつけているバーだ。

店の名は、『HIGHLANDS BAR IXI』(ハイランズバーワンイレヴン)と云う。
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英国のとあるサロンに迷い込んだかの様な設えの中で、ウィスキーなどを愉しめるのだ。
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先に移動していた佐藤君とG原さんは、窓辺の席で陽気だったなぁ。

地元育ちのマスターは、かつてすずらん通りに在った英国版画の専門店『北沢ギャラリー』を営んでいたらしい。きっと、英国への心酔が高じて、此処を開いたのだろうネ。

アメフット、少林寺拳法で鍛えた分厚い胸板にブラックジャケットとボウタイが似合う。まるで英国紳士そのものでアル。

そんなマスターに出して頂いた酒に心地良く酔い、話も弾んだ。
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ビールで乾杯し、スコッチウィスキーをオン・ザ・ロックで戴いた。

敬愛する坂崎重盛先生の著書に『神保町「二階世界」巡り及び其の他』が有る。神保町路地裏の二階は異界の入口か、はたまた別天地か。

今回もまたすっかりG原さんにご馳走になってしまった。
このバーは初めて訪れたのだが、居心地が良く酒もススンだナ。

近々、裏を返しに来なくちゃイカンね。

そうそう、この前若いデザイナーと吞んでいると、「『裏を返す』って何ですか?」と聞かれたのだナ。僕がいつも口にしているからだ。

以前、紹介したWEBマガジン「カーソル」の記事が有るので、それを教えてあげた。さて、今宵も粋に吞もうかネ。
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by cafegent | 2011-10-28 12:16 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
作家の北杜夫さんがお亡くなりになった。

若い頃、「どくとるマンボウ航海記」や「怪盗ジバコ」を読んで、好きになったっけ。後に読んだ「楡家の人々」や「夜と霧の隅で」などの作風の違いに大いに戸惑ったが、その後、遠藤周作氏や山口瞳氏もシリアスとユーモア溢れる作品を書き分けベストセラー作家になったね。

狐狸庵先生や江分利満氏も今も繰り返し読むが、どくとるマンボウのシリーズも今読んでも面白い。

今朝の朝日新聞『天声人語』でも取り上げていたが、大歌人であった斎藤茂吉の息子が下手な小説なぞを書くのは恥ずかしい、との思いでペンネームを使い出したそうだ。
松本から仙台と寒い地で学んだから北。トーマス・マンの小説「トニオ・クレーゲル」に心酔していたので、トニオをもじって杜二夫。それが杜夫になったとの事だが、初めて知ったなぁ。
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作家のペンネームの由来は、笑わせるものが多い。二葉亭四迷は、文学に理解がなかった父親に「くたばってしめえ!」と言われたことに由来すると聞くし、遠藤周作氏の狐狸庵は、「こりゃあかんわ」をもじったそうだ。

久しぶりに「マンボウ交友録」でも読み返そうかナ。
      ◇         ◇         ◇
閑話休題。
四谷三丁目での打ち合わせが終わり、地下鉄で目黒駅まで戻って来た。

アトレの有隣堂書店を覗き、駅周辺を散策してみた。
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普段、余り昼間は歩かない裏通りを歩く。雑居ビルの地階に自家焙煎珈琲の店を発見したのだナ。

店の名は『Inglewood』(イングルウッド)でアル。
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それにしても、目立たなさ過ぎる。シングルモルト好きならば、名酒場『マッシュタン』のビルの地下と云えばお判りだろう。

美しいカウンターと奥に白いソファ席。まるでオーセンティックなバーの造作だと思ったら、夜7時からは別の方が入ってラム中心のバーに変わるらしい。

午前10時半から午後6時までが珈琲屋さんとなっている。
いろんな豆を焙煎しているので、行く度に違う珈琲を飲んでみたい。
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今日は初めての訪問だったので、ブレンド珈琲にしてみた。此処はブレンドも四種類用意されている。
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今日は苦味とコクのブラックスワンを戴いた。程よい苦味が昼食前に丁度良かった。

此処は今年の夏に出来たそうだが、マスターはそれまで亀戸天神の近くで珈琲屋を営んでいたそうだ。ブレンドのひとつに天神と云う名が有るのも、それが由来らしい。

最近「サードウェイブ」と呼ばれるスペシャルティコーヒーの時代が来ているが、『イングルウッド』も正にそんな珈琲専門店だナ。

目黒に美味しい珈琲が飲める店が出来て、ちょいと嬉しい。

「自家焙煎珈琲Inglewood」のサイト
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by cafegent | 2011-10-27 15:47 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
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マーベルコミックスから、また新たにキャプテン・アメリカが実写版映画になったのだネ。ハルク、ファンタスティックフォー、スパイダーマン、X−メン、デアデビル、アイアンマン、ゴーストライダー、ソー等々続々と登場しているが、CGやSFX(特撮)の進化がアメコミの実写化に大きく貢献しているのだナ。

『Amazing Fantasy』の1962年8月の第15号に初めてスパイダーマンが登場した。
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スタン・リーが原作を考案し、鉛筆入れのジャック・カービーとインク描きのスティーヴ・ディッカーによりスーパーヒーロー、スパイダーマンの姿が完成された。
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これは、ジャック・カービーの自筆の漫画原稿だ。
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以前、渋谷パルコで展覧会を企画した時にニューヨークのコミック専門の画廊で手に入れたものだ。彼は、ハルク、X−メン、ファンタスティック・フォー、そしてキャプテン・アメリカの創造者だ。
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これは、超人ハルクの原画で、下の方が印刷されたコミックスだ。
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当時、『Amazing Fantasy』シリーズ自体は不人気で、この第15号で打ち切りとなった。
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マーベルコミックスの生みの親スタン・リーは、どうせ打ち切りになるのなら、好きなようにしよう」と、新たなキャラクターのスパイダーマンを登場させた。ところが、意外や意外その反響が大きく翌年の1963年に『The Amazing Spider-Man』が創刊されたのだナ。
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アメリカでは投資目的で、アメコミの初版本や原画が取引されている。初版本はその保存状態によって大きく値段が変わるのだネ。
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ミント・コンディション(限りなく新品に近い状態)のスパイダーマンの初版本などは、ナント13万ドルもするのだヨ。
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一千万円以上もするのだから驚きだネ。
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NYの画廊『メトロポリス』がコレクションしているリストによれば、下は4千ドルくらいから有るのだが、それでも高い。
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僕の仕事場には、多くのマーベルヒーロー達の初版本を飾っている。

先日、東京スカパラダイスオーケストラの大森さんにスパイダーマンの初版本を進呈した。自他共に認める大のスパイダーマン・ファンである大森さんの元に届いて、スパイダーマンもきっと大満足だろう。

そう云えば、最近スパイダーマンが変わったと云うニュースを聞いた。
新しいスパイダーマンは、黒人とヒスパニック(中南米系)のハーフの青年になった。
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今までは、ピーター・パーカーと云う白人青年だったのだが、彼が死亡したことを受け、後継者としてマイルス・モラレスなる10代の青年を登場させたそうだ。
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米国の大統領がオバマ氏になり、マーベルコミックスでも「現実の多様性を反映させたかった」と云うことだ。

これからもマーベルコミックスから目が離せないのだナ。
      ◇         ◇         ◇
さて、昨日は火曜日。酒朋ビリー隊長と『宇ち多゛』で合流した。
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午後六時半に到着すると、宗さん側奥席に地元ウーさんが既に梅割りをやっていた。
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カシラ塩をアテに大瓶を戴いた。ビリーが着いた頃には、もうカシラも終わり。アブラとガツ、シロ、それにレバーの四種類のみとなった。

女将さんらにイジられるビリーを肴に酒もススんだネ。

もう一軒行こうと云うことになり、大人の遠足は鐘ケ淵の『はりや』を目指した。八広から歩くのも遠いので、押上から乗り換えることに。

そして、押上から乗った電車が急行だったのだナ。鐘ケ淵どころか4駅も通過して一気に北千住に到着だ。戻る電車も暫く来ない。

で、北千住で吞むことになった。相変わらずおバカなワタクシたち!

駅前のロータリーを抜けて向かった先は『千住の永見』だ。
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金庫番の親爺さんにご挨拶をして二階に上がった。ちょうど、奥の4人席が空いていた。
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ビリー隊長は、スタミナ納豆。
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ウーさんはカレーコロッケ、そして僕はハラミ焼きをお願いした。
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さて、乾杯!
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追加で頼んだイカゲソから揚げが酒をススませたネ。
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いやぁ、美味かった。
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北千住で皆さんと別れ、僕は武蔵小山に移動した。

秋風の吹く駅前の路地を抜け、階段を昇る。馴染みのバー『Syu-On』は、マスターの穏やかな笑顔で僕を迎えてくれた。
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一杯目は、余市の10年でハイボールをお願いした。

何故か、茹で卵が有る。
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目の前に有るとどうしても食べたくなるのだナ。黄身の茹で具合が絶妙で酒に合う。むふふ。
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二杯目は、CAOL ILAの8年を戴いた。
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芳醇な香りが僕をアイラ海峡まで一気に旅させてくれた。

目を閉じれば、スコットランドの海風が吹く海峡が浮かぶ。
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最後はシジミの味噌汁を戴いて、ほっこりとした気分で家路へ。
あぁ、だから今朝は目覚めが爽やかだったのだネ。
ありがとう、マスター。
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by cafegent | 2011-10-26 13:13 | 飲み歩き | Trackback | Comments(3)
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歌舞伎町から区役所通り方面へ進み、「思い出の抜け道」と描かれた黄色い門を抜けると風林会館前の路地裏に出る。
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其処だけ昭和の臭いを色濃く残している一角に出る。バブル期に廻りは殆ど地上げに合い、この一角だけまるで時代に取り残されたのではないかと見まがう程の哀愁が漂っている。此の小路には、中華料理屋や居酒屋、DVDショップなど幾つもの店が軒を連ねている。

並びの『ばるぼら』も古からの名店だが、居酒屋『三日月』の暖簾は、この路地にしっくりと馴染んでいる。
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創業60年を迎えた店内は、いつも綺麗に手入れされている。長年多くの客と対峙してきたカウンターは擦り減って良い風情を醸し出している。
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此処の二階で生まれ育った二代目のご主人と奥さん、そして時々下に降りて来るお母さんの三人で切り盛りしている小体の居酒屋だ。ご主人は此処、歌舞伎町生まれの歌舞伎町育ちだ。幼い頃からずっと先代の仕事ぶりを見て育ったのだね。
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酒はビールから始めるか、焼酎からにしようか。
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銘酒を置いている訳ではないが、日本酒も数種類ある。

夏には外に七輪を出し、くさやを焼いている。秋には店の中に入れ、秋刀魚などを焼く。

月見、もずく、莫久来、くさや等々、此処の品書はもう何十年と変わっていない。
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そこに季節の肴や刺身が加わるのだ。秋から冬にかけては牡蠣料理が良い。ご主人が築地から仕入れる魚介は素晴らしい。

昔からの名物のオムレツは、今は亡き作家の田中小実昌氏が「世界一のオムレツ」とエッセイに残している。卵を6、7個とこれでもかと言わんばかりに入れて作る迫力の一品である。

此処の料理はどれもが物凄いボリュームだ。一人だと当然何皿も頼めない程だ。ステーキも度迫力である。お客の年格好で200gとか300gとかを判断して焼いてくれるのだが、その差配が見事なのだ。

また、オールグリンなる一品が有る。その名の通り、総て緑色の野菜の炒めものだ。
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丸い中華鍋に胡麻油、ラード、そしてバターと三種類を使い、アスパラガスから炒めて行く。ピーマン、さやえんどう、ししとう、ニラと火の通る順番を考えて野菜が鍋に放り込まれる。

先代が早稲田大学の相撲部出身らしく、どの料理も量が凄い。
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二代目のご主人もお父上譲りの立派な体格の持ち主だから、此処の肴の量もしっかりと受け継がれているのだろう。

小体の店だが、二、三人で訪れると店自慢の肴を色々とつまみながら酒を酌み交せる。

秋も深まり、日暮れも早くなった。
今日も変わらず『三日月』の暖簾は、午後五時に下がる。さて、此処で腹を満たして、夜のゴールデン街に消えるとしようか。
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by cafegent | 2011-10-25 17:18 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
今日はとても気持ちの良い青空が広がったネ。
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午前中は、仕事をちょいとサボタージュして、近所の珈琲屋さん『アマメリアエスプレッソ』にて一休み。

まずは、ハンドドリップのアメリカーノを戴いた。
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豆はインドネシアのスマトラマンデリンだ。酸味を抑えた珈琲が二日酔い気味の頭をリフレッシュさせてくれた。

朝の陽射しが店内にまで伸びて、木の床を照らしている。
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文庫本を片手に長閑な時を過ごす。

二杯目は、エスプレッソを戴いた。ベリーの果実風味の豆とチョコレートとナッツの香りの豆の二種類有るとのことで、チョコとナッツの方にしてみた。

一口目はそのままで飲み、それから砂糖を加えて飲み干した。
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以前、イタリアを旅した時、地元の人達は皆さん小さなエスプレッソカップに砂糖を何杯も入れてドロドロにしながら飲んでいたのを思いだしたナ。そして、飲み終えたカップの中に煙草をもみ消すのだネ。国々の文化の違いに驚いたものだ。

このまま仕事場に向かわずにフケてしまおうかと思ったが、結局仕事場に辿り着いたのだ。
      ◇         ◇         ◇
7月の終わりに高崎まで小旅行に出た。『食亭つかさ』を営む後閑さんと酒を酌み交すのと、もうひとつ目的があった。
それは、セレクトショップ『ベルーリア』にてバングルをオーダーしに行くためだった。

この夏、髪を切りに馴染みの美容室に行った時のこと。其処に有った雑誌で見た『市松』のバングルに釘付けになってしまったのだ。
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都内でも手に入るとの事だったが、高崎の『ベルーリア』に行けば全種類観ることが出来るし、サイズもしっかりと合わせてくれるとの事。

オーナーの山越さんが丁寧に説明をしてくれて、自分にピッタリのバングルをオーダーする事が出来た。

市松のバングルは、型を使わずにひとつひとつ地金に火を入れ、曲げ、叩く。この工程を繰り返し作り上げる為、ひとつとして同じ物が無い。故に、時間もかかるのだネ。
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ホラ、しっかりと刻印も手打ちしてある。

こうして待つ事三ヶ月、今月やっと僕の手元に届いたのでアル。
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シルバーのスパイラルバングルにピンクゴールドのワンポイントを埋めて貰った。
少しづつ増えていくお気に入りの小物にオジサンは、心が弾むのだナ。
      ◇         ◇         ◇
閑話休題。
さて、夕べは神保町の酒場『兵六』にてテレビ番組の収録が行われた。
と云ってもドラマの撮影などではなく、神保町の街を映画監督の山本晋也さんが訪ね歩くと云う内容だ。
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古書街神保町の食やカルチャーを実際に体験していく番組だそうだ。
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『兵六』では、いつもの通り、馴染みの面々が集い、酒を吞み、ワイワイと語る。そのいつもの雰囲気の中に監督が入り、この街の魅力について聞き出していた。
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しかし、十二分にクセの強い面々が集う酒場ゆえに、監督も参ったんじゃないかなぁ。

番組はBS11にて、来月11日の午後5時から放映だそうだ。数十秒か1,2分程度の映像だと思うが、楽しみにしよう。

酒朋ハッシーやビリー隊長、荒木マタエモンさん&吞んだフル君等々、いつもの呑み仲間がコの字のカウンターを埋めたネ。
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さつま無双のお湯割りでホっこりと和み、僕は銀座へと移動した。

仕事を終えたカミサンと7丁目のバー『TOSTI』で待ち合わせをした。

此処の店主三枝さんは、かつて新橋に在った名バー『Tony's Bar』で腕を磨いた名バーテンダーでアル。入口の丸い小窓を眺めると、トニーさんの店を思い出すのだナ。もう随分と昔、吉田健一に憧れて、少し背伸びをして『Tony's Bar』に酒を吞みに行っていた時期が有ったなぁ。
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僕は日が暮れ落ちる前の外が見える時間に此処を訪れるのが好きだ。
夕べは『兵六』からの移動だったので、もう外は暗かったナ。

戸を開けると既にカミサンはカウンターの奥に座ってた。
マンハッタンのオン・ザ・ロックを戴いて、一日を振り返る。僕の何倍も忙しく働いている妻を時には労(ねぎら)わねばネ。
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トニーさんにも、乾杯!

波乗りと自転車が好きな三枝さんは、毎日千葉県からロードレーサーでバーに通っている。バーの入口の上には、日々の足である自転車が架けてある。

いつもは一人で三枝さんとおしゃべりしながら吞むのだが、夕べはカミさんの話に耳を傾けた。
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ギネスビールを呑み、店を出た。

トスティの一軒置いた隣り、丁度一年前に出来た『数寄屋橋サンボア』を未だ訪れていなかったので、その足で店の戸を開けた。随分と賑わっているバーだったナ。
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暫く椅子席で待ち、カウンターが開いたのでハイボールを戴いた。
うーん、サンボアのハイボールは、相変わらず美味い。そう云えば、この春には浅草にも出来たし、サンボアの東京進出の勢いは凄いね。

『サンボア』を出て、そのまま同じ通りに在る『煉』に入った。
此処は名古屋名物カレーうどんの店でアル。名古屋の名店『錦』の味をそのままに出してくれるのだネ。
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クリーミーなカレーが酔い覚ましに丁度良い。

最近、飲み過ぎて電車を乗り過ごす事が頓に増えている。記憶も同時に消えるのだナ。そして、夕べはこれまたトンでもない事をやらかしてしまったのだ。

夫婦二人して溜池山王駅で南北線に乗り換えた。二人別々に座ったのだが、互いに寝てしまったのだナ。

すっかり熟睡した僕は駅に着いた途端目を覚まし、慌てて降りた。
「あぁ、今日は乗り過ごさなかった!」と心の中で小さなガッツポーズを決めた。そして、改札を出てエスカレーターを昇って、ハタと気がついた。カミサンと一緒だった事をすっかり忘れていたのだヨ。大岡山で目が覚めたカミサンから電話が架かって来た。

寝過ごしも呆れるが、忘れて帰る方も呆れるってもんだ。トホホのホ。

そんな、うっかりトーサン、おっとりカーサンな二人は深酒を反省し、無事合流して帰ったのであった。
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by cafegent | 2011-10-25 15:14 | 飲み歩き | Trackback | Comments(4)
昨日はTシャツで十分過ごせる程に気温が高かった。
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二十四節気では、もう「霜降」の時季なのにネ。北の大地では、もう霜が降りていることだろうが、東京はまだまだ冬支度には早い。

昨日は新しくPコートを新調したが、はて年内に着る機会が来るのかナ。

それでも、林檎や柿、栗といった秋果は熟し、食べ頃となってきた。
椎茸、松茸、舞茸など森の恵みも旬を迎えた。
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田舎から送られてきた柿を眺めていたら、昨年観た長谷川潾二郎画伯の描いた果実の静物画を思い出した。あれは、確か林檎だっただろうか。

我が家の植木プランターの土を掘り返そうとしたら、虫の幼虫が数匹動いているのが見つかった。カミさんがギャーッと叫ぶ声にこっちの方が驚き、観てみたが幼虫の方が驚いて土の中に潜ってしまうのだナ。
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頭の方に数本の手が見えるし、どうみてもコガネムシかカブトムシの幼虫の様なのだ。さて、どんな成虫になるのか愉しみだネ。
      ◇         ◇         ◇
さて、先週末もよく吞み、よく笑った。気心知れた酒朋たちと酌み交す酒ほど、心が潤う時はない。
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木曜日、木場の『河本』から神保町の酒場『兵六』へと移動した。
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立石『二毛作』を営む若き主人日高さんが初訪していると呟いていたので、早々にホッピーを切り上げて向かったのだが、一足違いでお会い出来なかった。次の夕食の予約が有ったそうだ。それでも、佐藤君など立石で吞む仲間が来ていた事も有り、愉しい酒になった様子だった。

日高さんと入れ違いにいつもの面々と吞んでいると、鰻の話になった。鰻で吞みたいと云うハナシになり、早速翌日に東日本橋『登乃村』へお邪魔することとなった。

そして、金曜日。
日本橋三越のライオン像前で待ち合わせをした筈だが、誰も来ない。
ハテ、皆二日酔いで忘れたのかナ、と思いきや僕は場所をしっているから、と先にタクシーに乗ってしまったのだとサ。トホホ、と嘆いていも仕方無い。追っかけタクシーで問屋街へと急いで貰った。
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『登乃村』はカウンター6席の小体の鰻屋だ。夫婦二人で慎ましやかに営んでいるのだナ。
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この日は、午後1時半過ぎにお邪魔したのだが、暖簾を仕舞おうかと思っていたところだったと聞いた。幸い、地元でビルのオーナーをしている御仁が一人先に来ていたので、僕らも間に合った訳だ。聞けば、10歳の頃から此処の鰻を食べているそうだ。もちろん先代の時でアル。
75,6歳と云っていたから、もう60年以上通っているのだネ。

毎週、此処の鰻を食べているから、病気にならないと云っていたナ。
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此処は、注文してからご主人が俎板の上で鰻を一匹づつ捌いて行く。
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その姿を眺めながら吞む酒が美味い。
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僕と佐藤君は何度も食べているが、G原さんは初訪問だ。
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根っからの人たらしのGさんは、スグに女将さんや常連の御仁と打ち解けていた。
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そんな訳で、皆さんでカンパイだ。

ビールの本数が増すうちに鰻が焼き上がる。此処に来るといつも関西風に蒸さずに焼いて貰うのだナ。

近くで「べったら市」が催されたらしく、べったら漬けを戴いた。
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これでまた酒がススんでしまうのだ。

さぁ、鰻が焼き上がった。
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ご主人が串を抜き、女将さんが重箱にご飯を盛って用意してくれる。
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目の前に重箱が置かれるときは、本当に胸躍るひとときなのだナ。

蓋を開ければパラダイス。
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後はひたすら喰うのみだ。
大海原を渡って旅を続けて来た神秘の魚、うなぎ。串を打ち、炭火の前に立つご主人の70余年の人生と鰻のロマンを一気に戴く。あぁ、至福の時だネ。

此処を知ったのは酒朋の大野夫妻が教えてくれたからだ。それから、まもなく出挙さんのブログで、更に興味を抱き、来てみたらすっかりハマってしまったのだヨ。

そんな話で盛り上がっていたら、ナントその出挙さんがママチャリでやって来た。
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磁力の様に引きが強いと云うか、こんな出逢いが有るから愉しい酒になるのだネ。
カウンターに、70代、60代、50代、40代、30代と並んだのは見事だったなぁ。
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すっかり意気投合した御仁たちは外でハグハグ!

美味い鰻に勢い付いた我々はそのまま京成立石へ。

『二毛作』にて、前日お会い出来なかった日高さんとご挨拶。
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バス・ペールエールに生シークァーサー・サワーが美味い。
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初立石のG原さんは、仲見世散策にスグ消えてしまう。
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どうですか、楽しい商店街でしょう!
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ボクもすっかり、酔い心地でしたネ。
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続いて、『栄寿司』で握りをつまみ、ゴキゲンだ。
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煮ほたては、ホッとする味わいだ。
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とこぶし、赤貝も美味かった。
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タイラ貝で〆て、立石終了。ご馳走様でした。
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この日は、すっかりG原さんのご相伴に預かっている。
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神保町に戻ると皇居ラン帰りのビリー隊長が合流。
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愉しい夜に突入したのだネ。
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卓席では、毎度お馴染み荒木マタエモンさんがドーンッ!と一発。
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ドクターも登場し、神保町の小さな居酒屋はこの日も大いに賑わった。

こんな素敵な時を過ごせたのだから、酒の神バッカスに感謝しなくちゃいけないネ。そうそう、古いイタリアの諺を思い出した。

 Buon vino fa buon sangue.  良い酒は良い血となるのだナ。

出挙さんのブログ
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by cafegent | 2011-10-24 13:37 | 食べる | Trackback | Comments(0)
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今朝、仕事場まで歩く途中で赤とんぼを見かけた。
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秋茜(あきあかね)とも云うが、本当に秋の色を纏っているネ。

京成立石のもつ焼き屋『宇ち多゛』の暖簾の色も美しい茜色だネ。
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あぁ、思い出しただけで、梅割りが吞みたくなって来たゾ。

      秋茜 宇ち多゛の暖簾に羽合わせ    八十八

秋の味覚、松茸を戴いたので松茸御飯を炊いた。
味付けはカミサン、土鍋で炊くのはボクの役割だ。
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人参と油抜きをした油揚げを刻み、出汁と共にスライスした松茸を半分だけ入れて炊くのだ。おっと、利尻昆布も忘れちゃいけない。沸騰してから約8分したら最後に8秒程強火にして火を止める。
サッと蓋を開け、残りの松茸を散らしたら、後は10分待つだけだ。
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蓋を開けた途端、部屋中に松茸の良い香りが広がるのだナ。
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今年は栗ご飯、舞茸ご飯と続いたから、松茸ご飯で秋の三役揃い踏みって訳だ。あぁ、ぐふふな幸せ。

毎年、友人たちに配っている酒がアル。
信州は白馬ハイランドホテルで見つけた薄井商店の酒『白馬錦』だ。
小さくて可愛い「雪ん子」に酒が入っており、帽子がお猪口になっているのだナ。
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自分用にも買ってあるので、この日はコレで晩酌にした。

戸越銀座の鮮魚店『魚慶』さんで、仕入れたブリは脂が乗っていて大変美味だった。
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もうブリの季節が到来したのだネ。
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付け合わせの芋の煮物も美味かったなぁ。
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秋は本当に美味しい食材が揃う。
なるべく外食を控えて家呑みを増やしたいものだ。
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by cafegent | 2011-10-21 12:41 | 食べる | Trackback | Comments(2)
七十二候では、今「蟋蟀在戸」(きりぎりす、とにあり)と云う。
キリギリスが戸の傍で秋を奏でる時季が来た。

先日、旅先で「カマドウマ」を見掛けた。
子どもの頃は、「便所コオロギ」などと呼んで、捕まえては誰かに投げつけて「エンガチョ切った!」なんて遊んでたっけ。
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竃(かまど)の近くに良く現れ、飛び跳ねる姿カタチが馬を想わせるので「カマドウマ」と云うのだネ。コオロギやキリギリスは鳴くが、カマドウマは鳴かないのだナ。

そう云えば最近「畑の馬追」(ウマオイ)の鳴き声をトンと聴かなくなった。この虫は、ずっと「スイッチョン」と呼んでいたが、大人になるまでそれが正式名だと思い込んでいた。

前に奥多摩に行った時に、珍しい青紫色のバッタを見つけたなぁ。
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コレって、イナゴの仲間なのかナ、ハテ?
      ◇        ◇        ◇
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日曜の午後は軽井沢へと旅に出た。
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一時間程で着くので、居酒屋新幹線は缶ビールで十分だナ。

この日の東京は30度近い夏日となったが、軽井沢も随分温かかった。
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それでも、イチョウの木は、身後な黄金色に輝いていた。

軽井沢本通りを歩き、東雲の交差点を左に折れる。
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時間も自由だったので、ゆっくりと大回りをして雲場池を目指した。
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鳩山家の別荘が在る鳩山通りを歩き、旧ゴルフ通りを抜けてグルリと雲場池に戻る散歩コースだ。
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雲場池はもう紅葉が始まっていた。
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水面に映る樹々も赤や黄色に揺れている。
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この池は、だいだらぼっちの足跡と云う言い伝えが残る。
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映画『もののけ姫』の中に登場した大きな巨人が「だいだらぼっち」だネ。いつか地元に長く住む方に、その言い伝えを伺ってみたいものだ。
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モミジが赤く染まってる。
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東京より一足早い紅葉を眺める事が出来た。
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長閑なカモたちにも別れを告げて、雲場池通りを戻った。

さて、一休み。ポツンと佇む喫茶店『ミハエル』だ。
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店主は、塚田ピョートルさんと云うとても凛々しい御仁だ。

雑誌『軽井沢ヴィネット』によれば、今から35年前にロシア人の父上が友人とお茶を飲む場所が有ればいいナと半分趣味で始めたそうだ。

気候の良い日は、外のテラス席が心地良い。野鳥のさえずりに耳を傾けながら、飲む自慢のロシアンティーは格別だろう。

僕は珈琲党なので、珈琲にチーズケーキを戴いた。
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此処のチーズケーキは、程よい酸味の効いたレアタイプだ。ロシアンティーにとても合うだろう。もちろん、珈琲にもネ。
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ご馳走様でした。また、春が来たら立ち寄ろう。

午後7時を廻り、バー『アマノ』へお邪魔した。
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もう1ヶ月もすれば、軽井沢には厳しい冬が訪れる。冬に入ると店仕舞をする処も多い。天野さんの酒場も11月の中旬で締めて、高知へと戻るのだ。

こちらの看板娘の小雪も一緒に戻るのだナ。
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このコに逢いに此処を訪れる方はとても多い。僕もその一人だしネ。天野さんの作るジンソーダが美味い。
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続いて、ドライマティーニをオン・ザ・ロックで戴いた。
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小雪はもう僕らに飽きたのか、入口を向いてお客を待っているのだナ。
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腹が減ったので、旧軽井沢のチャーチストリートを抜けた処に在る居酒屋『廚』(くりや)にお邪魔した。
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法蓮草サラダを摘みながら、芋焼酎を戴いた。
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茹で豚ポン酢や自家製餃子も酒のアテに良い。
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腹も落ち着いたし、もう少し酒が欲しくなった。

そんな訳で、再度『アマノ』へと向かった。
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天野さんは30年程前、六本木の『東風』(トンフー)で働いていた。
鬼才シー・ユー・チェンさんがプロデュースを手掛け、西麻布『アムリタ』のオーナー安部讃平さんがインテリアを担当した伝説の酒場だ。
梅リキュール「星子」の生みの親、デニーさんも其処でバーテンダーをしていた。

天野さんは、クロード芹沢さんと共にフロアを担当していたそうだ。
『東風』の後、天野さんは中華料理の『栄林』(えいりん)で支配人として軽井沢に来たと伺った。そして、独立し此処を開いたのだネ。

クロードさんは、銀座のバー『ビザール』の頃、良く吞みに行った。
僕は過去に何度か讃平さんにレストランのインテリアをお願いしたり、チェンさんとは佐賀のインテリアショップの仕事を一緒にした。

天野さんとは、そんな共通の話題で懐かしく盛り上がったっけ。
それ依頼、軽井沢に来る度にバー『アマノ』を訪れる。
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マッカランの10年を呑み、夜が更ける。
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特製のオニオングラタンスープが、実に美味いのだナ。

軽井沢は、何もしないに限る。散歩をし、疲れたら珈琲で一休み。
樹々の間で鳥の声を聞きながら本を読む。日が暮れだしたら、酒場の戸を開く。

酔えば、部屋に戻り深い眠りにつけば良いのだ。

今回は定宿にしている『音羽の森ホテル』が取れなかったので、違うホテルにしたが矢張り肌に馴染む方が良いネ。
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旧軽井沢礼拝堂の近くでは、シジュウカラが沢山飛んでいたナ。
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翌朝は、プリンスホテル側を歩いた。
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プリンス通りを歩き『軽井沢72ゴルフ場』や『晴山ゴルフ場』の廻りを散策。
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ススキの穂が秋の風に揺れていたナ。

東雲の交差点角に在る台湾料理の『萬里』へ。
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昼飯は、此処の名物「ピリ辛ニラソバ」を戴いた。
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刻んだニラがたっぷりと乗っており、食欲をソソるのだ。
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食後に旧軽井沢をひと歩きして、また東京へと戻った。

次回、此処を訪れるのは来年の春が過ぎてからになるだろう。小雪相手に吞む酒を愉しみにしよう。
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by cafegent | 2011-10-20 14:14 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)