東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent

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  硯筥(すずりばこ)よせて古郷を詠(ながめ)やり

江戸の頃、川柳の元となった俳諧『武玉川』(むたまがわ)より見つけた短句だ。
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年の瀬、年に一度しか帰れない故郷札幌の両親に賀状を出した。

パソコンが普及した今、年賀状の宛名ぐらいは自筆で書きたいもの。
しかし、数百枚の年賀状に貼る切手を全部我が舌で舐めたら、案の定具合が悪くなってしまったヨ。

筆書きとはいかないまでも、一枚毎送り手の名前をペンで書いているとこの一年にお会いした時の事が浮かんで来るから不思議だネ。
     ◇        ◇        ◇
今年も日々、大いに酒を吞んだなぁ。
決して贅沢をしている訳では無いと思うのだが、毎日酒場に行けるだけのゆとりが有っただけでも、仕事などで世話になった方々に深く感謝しなければバチが当たると云うものだナ。

毎年暮れになると、浅草は「浅草寺」にお詣りに行く。

浅草の観音様の表玄関は、雷門だ。正しくは「風雷神門」と云う。
この門の正面には、「金龍山」という額が掛けてある。
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ここから仲見世の表参道を抜けて行くと、大きな金剛力士の仁王像が出迎えてくれる。この「仁王門」を過ぎると「宝蔵門」だ。
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宝蔵門には『浅草寺』の額が掛けてある。
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その先が本堂だ。
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其処には「観音堂」という額が掛けられている。

つまりは、この額が三枚揃うと『金龍山浅草寺観音堂』となる。

『浅草寺縁起』によれば浅草寺の由来は、推古天皇の頃、檜前(ひのくま)浜成・竹成の兄弟が隅田川の一部である宮戸川で漁をしている時に仏像が網にかかった。これが観音像の尊容であることが、豪族の土師臣真中知(はじのおみまつち)によって判明した。
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そこで真中知(まつち)は出家をし、自宅を寺に改め、この観音像を奉って礼拝供養に生涯を捧げたのでアル。これが、「浅草寺」の成り立ちと言われている。
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雷門から入り本堂までの参道を歩く中で、この一年を振り返る。

年の瀬の気忙しい中で、今年もこの東京の街で穏やかに過ごすことが出来た喜びをしみじみと感じ、皆様に感謝しなければならない。
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改めて、この世の森羅万象に一陽来復の春が訪れることを願うばかり。

日々駄文散文なれど、来年もまた『東京自由人日記』を拝読戴ければ、嬉しい限り。

あぁ、清々しい冬日和。まことに佳き日なりき。
by cafegent | 2011-12-29 15:29 | ひとりごと | Trackback | Comments(2)
今日も東京は青空が広がっている。窓をしめていれば、風も入らず冬の太陽が部屋を暖めてくれる。

仕事がなければ、そのままソファでウトウトと午前中から二度寝でもしてしまいそうな冬日和。

      ふるさとに たよりおこたり 日向ぼこ

中村汀女の詠んだ冬の句を思い出した。
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今日の様な冬の日だまりの中で詠んだのだろうネ。
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目黒不動尊では、今年最後の縁日が催されていた。
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こんな日に屋台のおでんはさぞかし美味いことだろう。神社で働く方々は初詣の準備で忙しくしていたナ。
      ◇          ◇          ◇
夕べは、大宮出張帰りのビリー隊長と赤羽駅で待ち合わせをした。口開けの『米山』へと足早やに向かったが、すでに大行列が出来ていた。

はたして、我々は入れるのだろうか、と不安もあったが取り敢えず並ぶことにした。

日が落ちると一段と冷え込むネ。ジャケットの襟を立てて風を凌ぐ。
それにしても皆さんどれくらい前から並んだのだろうか。
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待つ事30分、暖簾が出て提灯に明かりが灯った。

長いカウンターは僕らの二組前までで埋まった。
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六名の団体さんと我々は運よくトイレ前別室に席を作って戴いた。
諦めずに並んだ甲斐があったナ。

だが、暖房も無く底冷えもする別室は寒い。
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そんな中で吞むシャリキンのホッピーで更に躯が冷えるのだ。

この日はハシゴ酒を想定していたので、串は控えめに頼むことにした。

レバー刺、タン刺は外せない。
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あぁ、堪らん美味さ!

残念ながらハラミが終わっていたので、カシラにした。
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そして、米山自慢のつくね串とあっさり煮込みで〆た。
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最後の煮込みで胃から温まったが、外の風は相変わらず冷たい。

赤羽駅から王子に出て、都電に乗り換える。
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目指すは『庚申(こうしん)酒場』だ。

庚申塚の電停を降りた所で、ネイリストのマユミちゃんと合流。『庚申堂・猿田彦大神』の角を曲がると『庚申酒場』の明かりが見えた。
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木造モルタルの侘びた佇まい、ガラリと戸を開けると先客は一人のみ。おでん鍋の前に座ることにした。

我々、まだ躯が冷えていたので、燗を付けて貰った。
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炭火台の上に置かれた薬缶の中にとっくりが浸かる。此処は、60年も続く昭和遺産な酒場でアル。
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先日、とんねるずの「きたなシュラン」で取り上げられたので新しいお客も増えているみたいだが、夕べは地元のご常連だけだった。
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そう云えば、本家ミシュランからクレームが入り、「きたな美味い店」に変わったようだネ。
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大根、玉子、厚揚げ、しらたきなど創業以来変わらない味のおでんを戴く。あぁ、躯が徐々に温まってくる。
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燗酒のお代わりもススみ、焼きとんもお願いした。

愛らしい久子おばあちゃんは、巣鴨生まれで創業から店を守っている。
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いつもは戦争の頃の話をしてくれるのだが、夕べはテレビのものまね番組を見ながら「全然、似てないわね!」などとチャチャをいれながら炭火の調整をしていたナ。
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北風が古い硝子戸を鳴らし、おばあちゃんの足元では七輪の炭がパチパチと跳ねる音が響く。
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ほっこりとした時を過ごせたね。ご馳走様でした。また年明けにお邪魔しますネ。
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隣りのラーメン屋『昭和歌謡ショー』の暖簾はまだ出ていたが、ラーメン続きのビリー隊長が居たので、西巣鴨方面へと歩く。

僕の目当ては、ピザハウス『アッシャゴ』だ。
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此処は以前滝野川の酒場『高木』から『庚申酒場』へと移動する途中に見つけたお店でアル。

深夜まで営業しているので、吞んべいには嬉しい限り。場末の喫茶店の佇まいだが、この地で33年も続く名店なのだ。

ミックスピザとナポリタンをお願いし、キャンティワインをボトルで貰った。
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ハイ、カンパ〜イ!
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口あたりも良く美味いワインだったナ。

ピザは、注文を受けてから生地を伸ばし作り始める。生地もチーズのバランスも絶妙だ。
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ミックスのAは、ベーコンにマッシュルーム、ピーマン、そして玉ねぎが入っている。これにコーンが加わるとBになり100円アップなのだ。
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小ぶりのサイズなので数枚はイケるのだネ。
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此処は、小山薫堂さんが随分とお気に入りの店らしく、雑誌『dancyu』では氏が材料を持ち込み、店主の石川哲雄さんに特製ナポリタンを作ってもらう企画を紹介していた。
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元々、此処のナポリタンは絶品なのだが、その企画以来、薫堂さんのナポリタンで「くんナポ」と云う裏メニューとなっているそうだ。
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まゆみちゃんは、此処のナポリタンを可成り気に入ったご様子だ。
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ハイハイ、ビリーもネ。

お客が僕らだけになると、石川さんがおもむろに清志郎のDVDを映してくれた。
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アットホームな雰囲気の中ペロリと平らげ、ボトルも空いた。

ビリー隊長の終電時間も気になってきたので、この辺でご馳走様だ。
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また、来年もこのコースでハシゴ酒だネ。

年の瀬に庚申堂を歩くと、必ず思い出すのは芥川龍之介の「年末の一日」だ。久しぶりに今夜は読み返してみようか。
by cafegent | 2011-12-28 16:49 | 飲み歩き | Trackback | Comments(2)
もうあと五日で今年も終わる。
3月の大震災以後、原発問題など何とも動きの激しい一年であったナ。

だが、個人的にはどうにかこの一年も乗り切れたことに少々ホッとしている。来年はまた仕事場に二人の若者が加わり、男所帯も賑やかになることであろう。
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僕の仕事場のスグ近くには目黒川が流れている。調べものが必要な時は目黒区図書館に行けば良いし、夏は区民プールで泳げる。目黒区美術館も在るので昼飯どきに寄ることが出来る。

春になれば、満開の桜の木の下で弁当を食うのも密かな愉しみでアル。この一年も毎朝自宅から仕事場までを歩いた。
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四季の移ろいを眺めながら、樹々の匂いを嗅ぎ、野鳥や虫たちに挨拶をする。

この時季、スズメ達は、寒さを防ぐ為にふっくらとして可愛い。
「ふくら雀」と呼ぶが、若い娘の振り袖姿の帯の結び方にもふくら雀と云う太鼓結びがあるネ。冬のスズメも街行くお嬢さんも、どちらも可愛いのだナ。

先程、郵便物を出しに外へ出たら、日だまりの中、ふくら雀たちが沢山樹々に集まっていた。

我が国のスズメがこの20年の間に80%も減ったと今年の春の新聞に書いてあった。僕の仕事場の廻りに限っては、まだまだ沢山のスズメ達がチュンチュンと賑やかに啼いている。
彼らにも過ごし易い新年が来ることを願いたいものだ。
      ◇         ◇         ◇
閑話休題。
先日、朝日新聞の新製品情報の欄にとても良い品が紹介されていた。
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実に使い易そうだったので、早速注文をした。

『アッシュコンセプト』から出ている鍵のカバー「キーキーパー」だ。
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シリコン製のカバーで、鍵をガードするので、バッグの中で他のモノに傷が付くこともなく、また鍵自体が曲がることもなくなる。

僕は毎日トートバッグで出掛けている。
ノートも本もデジカメも何でもかんでも放り入れるので、家の鍵が曲がって使えなくなってしまったのだ。
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これを装着すれば、もう心配無用なのだナ。
カラーバリエーションも6色あるし、デザインも素敵だ。
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ちなみに、青木亮作(りょうさく)さんのデザインでアル。
ひとつ525円だが、有意義な買い物だろう。
      ◇         ◇         ◇
さて、天皇誕生日は我が家にて「オウチ居酒屋」を開催し大いに盛り上がった。翌24日は、いつもの様に京成立石まで「土よ宇朝酒」へと出掛けたのだ。

詩人の諏訪優だっただろうか、地下鉄は景色が見えないから嫌いだと書いていた。同感でアル。
だが、毎朝歩いて仕事場へ向かっている身としては仕事帰りや休日の酒場への電車は貴重な読書の時間となる。約1時間、じっくりと本が読めるので地下鉄の暗い景色も苦にはならない。

それでも、押上から電車が地上に出ると本を閉じて外の景色に見入る。
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朝の陽射しを浴びる東京スカイツリーや水面が輝く荒川を電車が過ぎて行く時は、少年時代に戻った様に心トキメクのだナ。

朝、9時半過ぎに立石駅に到着。前日、我が家で美味しい料理を作ってくれたダンディ岩崎さんや自転車ホッシーも来た。

約1時間程、皆と『宇ち多゛』の口開けを待ちながら交わす会話が愉しいひとときだ。
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この日の話題はもっぱら有馬記念だったネ。
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冬の大根も美味い。
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立石の重鎮イシさんと乾杯。
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ホッシーも連日一緒だネ。先ずは大瓶からスタートし、梅割りへ。
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今年も何度この店にお世話になっただろうか。
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二軒目は踏切を越えて『倉井ストアー』へ。
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地元の金子さんも合流し、楽しく乾杯!

此処で缶の緑茶割りを温めてもらえるとは今まで知らなかった。
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グラス二つに分けてちゃんと温めてくれた。
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かつ煮も庶民的な味で美味い。

この日の立石は快晴だ。午後になり影も伸びる。
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いつもと趣向を変えて地元で人気の鰻屋『高砂家』にお邪魔した。
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此処は、仲代達矢主宰の俳優養成所「無名塾」第3期生、向田弓子さんの実家とのこと。
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店内に写真が飾られていた。
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ダンディさん、ホッシー、そして『兵六』常連の内田クンで、この日三度目の乾杯。
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鰻の肝をアテに酒がススむ。
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柳川も白焼き、そして鰻重もペロリでしたナ。

立石四軒目は駅方面に戻り『ちょい吉』へ。
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『宇ち多゛』通い30数年の大島さんが合流。

立石を四軒で切り上げ、僕と内田クンは木場へ移動。

空の色も空気もすでに冬だ。
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夕暮れ前の平野橋を渡り『河本』へ。
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真寿美さんのホッピーを美味しく戴いた。
年内もう一回は訪れよう。

考えてみればクリスマス・イヴであった。バーニーズ銀座に頼んでおいた妻へのプレゼントを引き取りに銀座へと向かう。
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そして仕事帰りの妻と合流し、バー『TOSTI』へ。
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辛うじて、彼女の機嫌を損ねることなく乾杯が出来た。

オーナー・バーテンダーの三枝さんにクリスマスらしいカクテルをお願いした。
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ミントがキリリと効いて暖炉の前で吞みたくなる味だったナ。
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妻には赤のカクテルだ。何て名前のカクテルだったか失念したが、次回教えて戴こう。

僕の好物の『うさぎや』のどら焼きも戴いた。
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嬉しいなぁ、美味しいなぁ。
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どら焼きついでに、ドライのマティーニでアル。駄洒落か!

最後はギネスで頭をリスタート。
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帰りは、妻が笑顔を絶やさず年末年始の事をあれやこれと話しているうちに駅に着いた。

よき日なりき。

「アッシュコンセプト」のサイト
by cafegent | 2011-12-27 16:32 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
「小さいころ、サンタクロースは不幸だった。
 なぜならその当時、まだサンタクロースがいなかったからである」

詩人の大岡信さんが、翻訳した『サンタクロースの辞典』の中から「不幸な」の項より。
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クリスマスの日、酒に酔って家に帰るころには、子供たちは既に寝ていたそうだ。そんな懺悔(ざんげ)の気持ちもあって、この本を翻訳したらしい。

こんな絵本を読み聞かせながら、子供とイブを過ごせたら幸せだネ。
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天皇誕生日は、朝の内はどんよりとした灰色の空だったが、昼過ぎあたりから雲が割れて、青空が現れた。
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街中にも寒椿が咲き出しているが、花だって青空の下の方が気持ち良く咲ける筈だ。
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午前中、我が家での酒宴の準備を大急ぎで済ませ酒場『牛太郎』の暖簾を潜った。
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この日は、年に一度岡山の日生(ひなせ)から生牡蛎が送られて来る。
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午後から牡蠣三昧のオウチ居酒屋の開店でアル。

『牛太郎』では、既に宇ち多゛仲間の岩崎さんと自転車ホッシーが吞んで居た。僕も煮込みでビールをやっていると酒朋ビリー隊長が息子を連れて現れた。
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小ビリーは、29日が誕生日とのことで、牛太郎名物のとんちゃんでお祝いだ。

さて、午後3時、我が吞んべい仲間が集合した。
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武蔵小山スナック街を探訪しながら、いざ我が家へ。

今回は酒と一品の持ち寄りでの酒宴となった。
流石、吞んべいたちだけに豊富な酒と肴が揃ったナ。
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そして、ビリーの地元『樽酒屋』さん(坂本商店)からもミニ樽酒を頂戴しました。嬉しいなぁ。
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先ずは、ビールで乾杯だ!
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キクさんお手製のハム類から。
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プロ並みのお味で、毎年有り難く戴いてマス。

ハイ、ビリー隊長とハッシーのツーショット!
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さぁ、これが岡山の牡蛎だ。
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そのまま、蒸しただけでプリプリだ。
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レモンをギュっと絞って口に放り込めば、至福を味わえる。
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我がカミサンは、一晩じっくりと漬け込んだローストチキンを作ってくれた。
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トクちゃんが懸命に捌いてくれましたナ。ありがとう!
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岩崎サン持参のシャンパンは辛口で牡蠣にベストマッチでしたナ。
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こちらは、ホッシー自慢の手作りチャーシューだ。日本酒のアテにも丁度良い。

Qちゃんと久しぶり来訪のウッチーもパチリ!
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しかし、皆さん料理上手だネ。
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ダンディ岩崎さんは、厨房に入って色々と作ってくれている。
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このレタス巻きもスバラシイお味でした。
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マタエモンさん、頬張ってましたナ。

ダンディさん、さらにお漬け物も沢山作って来てくれた。
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吞んべいには堪らんネ。

元秋元屋冷蔵庫前のユリちゃんは、手作りパンを持参。
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四つ木の長楽ベーカリー顔負けの法蓮草&カマンベールパンでした。
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ハッシーは、ワインに合うミモレットチーズを持って来てくれた。美味しい酒もありがとう!
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この函館産イカの塩辛は『河本』の真寿美さんからの戴きもの。本当にウマいのだナ。
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僕も殆ど吞みっぱなしだナ。

小ビリーの誕生日だったので、Qちゃんが高円寺で有名なパテシェのケーキを持って来てくれた。
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素敵な9歳を祝うことが出来たネ。
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ハイ、フゥッとひと吹き!おめでとう!
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ビリーが持参した「四季桜の万葉聖」は、なんとも上品な酒だった。
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聞けば、JALのファーストクラスで出されている酒だと。味い筈だヨ。

続々と『兵六』常連の仲間たちがやって来る。
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狭い我が家によくもまぁ、こんだけ入ったなぁ、と思いながらカンパイの宴は続くのだネ。
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トクちゃん土産の『鹿港』(ルーガン)の肉まんも相変わらずウマかったネ。
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いつの間にやら僕はまた寝てしまってた様子。トホホ。
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ビリー隊長親子が帰ったあとは、また復活して酒がススんだネ。
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宴もたけなわ!〆の温麺で終了だ。
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一年を締め括るオウチ居酒屋も盛況のうちに終わった。
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皆のお陰で、後片付けもスピーディに済みましたナ。感謝多謝!

残り少ない年末、更に酒場で呑みましょうナ。

この酒宴の模様は、ビリーの疲れない日記でもネ!
by cafegent | 2011-12-26 14:14 | 食べる | Trackback | Comments(1)
今日は「冬至」(とうじ)だネ。
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七十二候では、「乃東生」(なつかれくさ、しょうず)。
草木が枯れている中、乃東(だいとう、なつかれくさ)だけが芽を出し始める時季が来た。乃東は、うつぼ草とも言い、別名を夏枯草(かこそう)とも呼ぶ。夏の「夏至」の時は逆に「乃東枯」(なつかれくさ、かるる)と言う。面白いネ。

冬至の今日、西早稲田の『穴八幡宮』では参拝者に「一陽来復」の御守りが授かれる。
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一年間、財布に入れていたお守りを納め、新たな御守りを戴いた。

「一陽来復」(いちようらいふく)とは、陰の気が去って、陽の気がまた来る、良く無い事が続いた後に漸く良い事が訪れると云う意味だ。

今年は未曾有の大震災から原発事故と天災、人災を問わず「災い」ごとが多かった一年だったネ。凶から吉に運気が変わる節目が「冬至」だ。

今夜は、柚子湯にじっくりと浸かろう。
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冬至は、「湯治」の読みに掛けている。なのでこの日は、湯に浸かり、病に負けぬ躯にしようと云う願いが込められている。

また、柚子(ゆず)も「融通」(ゆうずう)に掛けてある。
穴八幡宮の近くには、「金銀融通そば」なんて気の利いた蕎麦を喰わす『三朝庵』が在る。

かぼちゃも食べて、無病息災を願うとしよう。
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そして、沢山の人達に「一陽来復の春」の訪れを願い、今年を締めくくりたいものだ。
     ◇         ◇         ◇
閑話休題。

この季節、お世話になっている色々な方から届け物を戴く。
長崎から届いたみかんは甘くて美味しい。
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長崎の温暖な気候と太陽の恵みを東京で戴ける幸せよ。

甘い物が好きな僕は菓子も嬉しい。
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この蜜芋をたっぷりと使った「黒糖くるみ・夢ケーキ」は、先日テレ東の「和風総本家」で紹介されて、食べたいと思っていた矢先だった。
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元麻布に在る『夢のまた夢』が作っている天然素材の焼きケーキだ。
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珈琲と共にペロリと食べてしまったヨ。むふふ。

更にもっとも嬉しいのは、矢張り酒でアル。
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甘口「十四代」は明日のオウチ居酒屋の為に取って置こうと思ったが、ついつい口を開けてしまった。まぁ、良しとしよう。
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録画しておいた「家政婦のミタ」の最終回を観ながら、酒がススんだ。ぐふふ。

そして、今年もまた木場『河本』の真寿美さんから美味しいイカの塩辛と松前漬けを戴いた。
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コレ、酒にも熱々のご飯にも合うし、本当に美味しいのだナ。真寿美さん、有り難うございます。年内、あと何回『河本』に行けるかナ。

と皆さんからの贈答品で、我が腹を満たしている次第でアル。
     ◇         ◇         ◇
さて、夕べは木場の『河本』から呑み始めた。

ガラリと戸を開けると、まるで忘年会の如く端から端まで満席だった。こりゃまいったナ、と思いつつ中に入り暫く立ってホッピーを戴く。
だが、スグにご常連さんが一人席を譲ってくれた。有り難いことだネ。こんな思いやりが根付く酒場はスバラシイ。
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此処のご常連には「大西」さんと「小西」さんが二人づつ居る。
夕べは全員揃ってたのだが、其処へ僕が入ると増々こんがらがってしまうのだネ。でもって、僕はみんなから「中西」さんと呼ばれている。

「小西と小西の間に座ったらまたコニシになっちまう」、なんてオセロゲームじゃないんだからサ。まぁ、此処ではナカニシでイーデス・ハンソン!なんちて。

二軒目は武蔵小山に移動。
肉が食べたいとカミサンから連絡が入り『ホルモンしばうら』へ。
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昨日のオススメは「厚切り牛レバ刺し」と「特上ロース」、それに骨と骨の間の部位「ゲタカルビ」だった。
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先ずは、ハラミとミノから焼いた。
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どうですか、このエッジの立ったレバーは。美味過ぎてお替わりしてしまった。
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此処は安い上にスタッフの皆さん、実に腰が低い。
以前は、中々料理が出て来ないのが難点だったが、それもすっかり改善され実にスピーディになった。そして、いつも肉とか野菜サラダ等をサービスしてくれる。焼肉屋でお肉のサービスって凄いよネ。
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この特上ロース肉は、なかなかどうして美味かったナァ。
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気合いを入れて美味い肉を食べたい時は、篠崎の『焼肉ジャンボ』まで行くのだが、チト遠いのが玉にキズ。そんな時は迷わず、此処に来る。美味い上に安いのもまた良し。
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〆はユッケジャンクッパでご馳走様だ。

腹も満たし、キュッと一杯引っ掛けに隠れ家『BAR Syu-On』へ。
狭い階段を昇ると先客は一人だけだった。
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アイラ島ブルイックラディ蒸留所のウィスキー「ラディ・クラシック マルチヴィンテージ」を戴いた。
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ジム・マキューワンがアメリカン・オーク樽でじっくりと熟成させた酒は、丸みを帯びた深い味わいだったナ。
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ボトルに書かれたサインもダテじゃない。

昨日も夜は冷え込んだが、寒い海に囲まれたアイラ島で作られた酒とバーバリーのお陰で、寒さを凌いで帰ることが出来た。
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さて、今日は今年最後のプレゼンだ。気合いを入れて頑張るか。
by cafegent | 2011-12-22 15:03 | 食べる | Trackback | Comments(0)
    赤城の山も今宵限り、生まれ故郷の国定村や...

今から161年前、1850年の今日12月21日は、国定忠治の命日だ。
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江戸時代の侠客(きょうかく)は、島流しがふつうなのだが、忠治は磔(はりつけ)で死刑となった例は滅多になかったそうだ。それだけ悪党だった訳でアル。

当時の上州は、絹の商売で日銭を稼ぐ人が多く、たいそうバクチが盛んであったそうな。現在の群馬県は公営ギャンブルのメッカだ。

国定忠治の菩提寺『養寿寺』では、墓石の角がとれて丸くなっている。
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競馬、競輪、オートレースでのツキを求める連中が次々と削っていくせいだそうだ。嘘か誠かは判らないが、今は鉄作で覆われている。

川村二郎さんの朝日新聞コラム『一杯目と二杯目の合間に』から。

さぁ、日曜は有馬記念だ。この日、引退するブエナビスタが有終の美を飾れるのか、はたまたオルフェーヴルが仕掛けて一着を勝ち取るか。赤城山の方角に手を合わせて、祈ってみようかナ。
     ◇         ◇         ◇
今朝の朝日新聞朝刊の広告は、随分と力が入っていたナ。
結成20周年のSMAPで8ページの度迫力広告を展開していた。
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コレ、僕の酒朋であるコカ爺ぃが担当した広告ページだ。
最近やたらとジャニーズがらみの仕事が多いと言っていたが、コレもその一つだったのネ。

    始まりが 土砂降りの雨だとしても  Re-try,Japan
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SMAPがCDデビューイベントを行った日、会場の「西武園ゆうえんち」は土砂降りの雨だったそうだ。デビュー曲がチャート1位を獲得出来なかったのもジャニーズ事務所のグループでは初めてのことだった。

ヒット曲も出ず、苦難のスタートを切ったSMAPだが、今では不動の人気を勝ち取ったのだネ。

「Sports Music Assemble People」の頭文字から取ったSMAPだが、このコピーも洒落ていた。
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そう云えば、朝刊に連載している天野祐吉さんのコラム「CM天気図」では、ことしのCMベスト3を選んでいた。

1位はJR九州のCM、2位はサントリーの「上を向いて歩こう」、そして3位は、ソフトバンクの犬のおとうさんCMだった。
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コラムの最後で、〈ところで「リボーン」とか言っていた織田拓哉と豊臣たけしは、どうしてるんだろう。東北の再生、ニッポンの再生、ついでにCMの再生と、来年はいそがしい年になりそうだね、お互いに。〉と締めくくっていた。
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そして、先のSMAP大広告の中でバッチリとカラー15段の「Re BORN」広告が出ていたのだから、朝日新聞さん中々洒落たことをヤルじゃないですか!

ねぇ、コカ爺ぃ!さすが、スバラシイ。
     ◇         ◇         ◇
さて、昨日は夕刻、目黒から品川経由で横浜桜木町へと出た。
桜木町の地下通路を上がり、野毛の黄昏(たそがれ)を歩く。
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『武蔵屋』の明かりが見えた。
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ガラリと戸を開けると、まだ座ることが出来た。奥の小上がりは予約になっていた。駅から歩いたらすっかり躯が冷えてしまった。そんな訳で最初から桜正宗の燗酒を戴く。

土瓶から勢いよく注がれた酒は、見事に盛り切りで止まる。
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そう、此処は口から持って行かないと溢れてしまうのだナ。大事な命の水、机に吞ませてなるものか。
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暫く相席が続き、入れ替わり隣りが変わったが、向かいはお馴染みビリー隊長だ。変わらぬ友と変わらぬ酒を酌み交す。これが一番愉しい時間の過ごし方かもしれない。そしていつも以上に酒が五臓六腑に沁み渡るのだナ。

さて、小上がりに大勢さんがやって来た。
そうなんです、この度『武蔵屋』さんが御芝居になったのだネ。
横浜夢座第10回公演『野毛 武蔵屋 三杯屋の軌跡』でアル。
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座長で主演の五大路子さんはじめ、出演の皆さんが卓を囲んでいたネ。昨日ずっと思い出せなかったが、五大さんは大和田伸也さんの奥様でしたナ。

雪花菜(おから)に玉ねぎ酢漬けで一杯目が空く。
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納豆と鱈豆腐で二杯目だ。あぁ、美味い。熱過ぎずぬる過ぎずの上燗あたりの温度で桜正宗の味を引き立たせている。
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三杯目の酒を注いで貰って、お新香を戴いた。

午後8時半、入口の鍵が掛けられる。もうお客さんは入れないのだネ。
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そして、夕べも喜久代おばちゃんからの振る舞い酒を戴いた。

すっかり、心も躯も温まりましたナ。『武蔵屋』の皆さん、また来年も宜しくお願い致します。

三杯屋を出て、僕らは都橋商店街へと歩く。
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この辺りは、海風が吹くので頬が冷たい。
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『ホッピー仙人』のドアを開けると、相変わらず満杯だ。
いつもの様に後ろで立ってサーバーの生ホッピーを戴いた。
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仙人は、この日赤羽『喜多屋』で吞んで来たらしい。赤羽好きの我々としては、それだけでウレシイのだナ。

そう云えば、この日は僕のホームグラウンドである武蔵小山のスナック街に在るスナック『ロンシャン』で働いていると云う素敵な女のコにお会いした。

遥か野毛の酒場で地元のコに出会えるなんて、神様も粋なことをしてくれるじゃないか。週末あたり、早速覗いてみよう。

二杯のホッピーを戴いて、ご馳走様だ。
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あぁ、美味しいホッピーをありがとう!
年内の横浜遠征酒は、これにて終了だネ。仙人、また来年ヨロシクネ。

途中、何度もウトウトしたが、乗り過ごさずに品川から目黒へと辿り着いた。

武蔵小山のスナック街では、猫たちが夜の宴を繰り広げていた。
彼らの邪魔をせぬ様に脇を歩き、いつもの『深夜食堂』へと潜り込んだのであった。
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あぁ、芋焼酎も美味いし、飯も美味かったナ。
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夕べのハシゴ酒は、ビリーの疲れない日記でもネ。
by cafegent | 2011-12-21 18:29 | 飲み歩き | Trackback | Comments(2)
近所のマンションのエントランスは、毎年この時季になると見事なクリスマス・イルミネーションで彩られる。
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廻りの家の分までクリスマスを祝福してくれているみたいなので、我が家では何も飾らない。

昼間は青空が広がったが、夜になるとさすがに冷えるネ。

夕べはカミサンが岡山出張から戻り、岡山の実家から義父が育てた法蓮草や大根などの野菜をたんまりと持ち帰ってくれた。
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外も一段と寒さが増して来たので、「常夜鍋」を作ることにした。

毎晩食べても飽きないから、常夜鍋と名付けられた訳だが、野菜不足の我が身にはとても有り難い鍋でアル。
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豚バラ肉と法蓮草だけで作るいたってシンプルな鍋だが、我が家では昆布で出汁をとり日本酒をドッと入れた鍋に豆腐やシメジ、長ネギなども入れる。

大根おろしを沢山入れてポン酢で食べたのだが、法蓮草の山があっと云う間に無くなった。法蓮草のアクも日本酒が消してくれるのだろうか、〆の素麺も大変美味かった。

そう云えば、向田邦子さんもこの鍋が好きだったと書いていたナ。

     徳利の酒 温(ぬる)くなり 冬日和   八十八

     ◇          ◇          ◇
年の瀬が来ると毎年、浅草寺まで出掛ける。
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小さな羽子板と正月用の注連縄(しめなわ)を買いに行くのだ。
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また、この一年無事に過ごす事が出来たことをお詣りするためだ。
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初詣とはまた少し違って気も引き締まるのだナ。

今年は新しいピーコートを手に入れたので、日々愛着が湧いて来る。
いつものマリンキャップにも、とても似合う。さながら、「タンタンの冒険」に登場するハドック船長の気分だろうか。
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風が強い日などは、コートの襟を立てるとちょうど耳を覆うことが出来るので、耳当てなども要らないのだ。

お詣りを済ませた後は、浅草寺からホッピーストリートを歩く。もう永い間、羽子板市の帰りは居酒屋『松風』で酒を引っ掛けていた。
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先ずはビールの小瓶を戴き、自分の一年を清める。それから、日本酒を戴くのだ。『松風』は全国の地酒を揃えていた。此処の酒のアテも良かった。煮豆だったり、奴だったり、塩辛などと何れも酒に合うものばかりでアル。

酒を注文すると、店の方が復唱するのだが、その声の響きがまた良かった。僕は宮城の地酒「浦霞」に始まり、岩手の「南部美人」そして福島の「大七」で締めた。

但し、「当店では御一人様に付き、酒は三本以内にお願い致します」の貼り紙が壁に無情に貼られていることには、いささか参った。
酒三合とは、丁度ほろ酔い気味になりかけた頃合いだからでアル。

文句の一つや二つ云いたい所だが、小心者の吞んだくれ故にいつも唯黙って三本の酒を呑み干して席を立つのであった。

時代が移り行き、街の景色も日々変わっていく。浅草の街もなんだか面白みが薄れた様に感じるのは僕だけだろうか。
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若者たちは、もう羽子板などに目も向けないのだろう。

今年の浅草寺の境内は一段と風が冷たく感じた。そして、あの『松風』も今はもう無い。
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     冬の陽を 甍(いらか)に浴びる 浅草寺   八十八
by cafegent | 2011-12-20 13:34 | 食べる | Trackback | Comments(4)
昨日は、朝から天気も良く小春日和といった陽気になった。
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近くの公園では、ノラが長閑に日向ぼっこをしていた。
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だが、暦では明日からもう「大寒」だ。

僕の生まれた札幌の街は、朝に晩にと雪掻きをしないと家から出れない時季でアル。幼い頃、雪がしんしんと降っている景色を見ると夢の世界に迷い込んだ様な気がしていたナ。

東京の冬は雪が無いぶん余計に寒さを感じる。乾いた風が心まで冷やしてしまうせいだろうか。
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奥会津辺りの温泉宿でゆっくりと雪見酒を吞みたいものだ。
      ◇          ◇          ◇
さて、先週の土曜日は、また朝から京成立石へと向かった。
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年末だからか、いつも以上に口開けを待つ人で溢れていた。
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自転車野郎ホッシーは、この日もしっかり自転車だったネ。
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引越を終えたばかりの某A新聞社のコカ爺ぃも忙しい最中を抜けて友人たちと宇ち入りしていたネ。

宇ち多゛の開店前は、決まったご常連たちの為に吞む酒のグラスが用意される。
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ビールから始める人はビールグラス、梅割りからの御仁には焼酎グラスが並ぶ。

こんな粋な計らいをしてくれるから、皆さん足繁く通うのだナ。
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そして、僕はいつもの通り大瓶のビールから宇つ。
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これは、珍しく宗さんが梅シロップを落とし忘れた生の焼酎の図。

口開け早々から表も裏も大行列が出来ており、この日は1時間もしないうちに席を立った。

二軒目は『ゑびすや食堂』へ。

こちらでも宇ち多゛帰りの方々で店内賑やかになっていた。
自転車ホッシーと立石の重鎮イシさん、そしてダンディ岩崎さん、三役揃い踏み。
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奥には地元ウーさんのお姿も見えておりましたナ。
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先日この画像をツイッターに乗せたら、ウシさんから「何のおまじない?」とツッコまれましたっけ(苦笑)小皿が無いから、こうなるワケですナ。
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ハイ、コカ爺ぃ達もパチリ!

さて、皆と別れてちょいと『二毛作』へ。
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「かめしこみ八幡」を戴いて、小休止。

と言ってもまだ午後1時でアル。
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地元で愛されているお肉屋さん『愛知屋』のメンチを買い食いだ。
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『鳥房』はまだ開店前なので、メンチ片手にパチリ!

続いて、立石呑んべ横丁のスナック『さくらんぼ』へ。

昼過ぎからスナックに行ける所が、この街の凄いところなのでアール。
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コカ爺ぃは、新聞社に呼び戻されて残った友人たちと吞むことに。
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『さくらんぼ』のママは愛らしい顔をしておりますナ。
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ホッシーとリイチ君もパチリ!
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そして、当然ながらワタクシも熱唱したのでアール。

この日は、夜地元の組合の集まりがあったため、僕はこの辺で一足早く引き上げた。
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それでもしっかり武蔵小山『牛太郎』の暖簾は潜ったのであった。
by cafegent | 2011-12-19 17:18 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
日がな日曜日、午前中に家の掃除を終わらせて、八広まで出掛けた。

八広駅を降りるとどこかの飼い猫が金網を必死に登っていた。
「丸好酒場」の戸を開けると土曜日に立石で会った顔が集ってた。  

いつまで食べられるか判らないが、自慢の牛レバー刺しをアテにボールが美味い!

温豆腐は、昆布出汁が効いて美味い。柚の香りも良し。北海道から送られて来た昆布は、食べても美味い。我が故郷の味でアル。

午後2時をまわり、いつも木場の「河本」でお会いする方が来た。彼女は、確か横浜から来ているのだナ。

いつお会いしても、素敵だなぁ。

さて、初めてスマホで日記を書いてみたが、難しい。
スマホと格闘しているうちに野方に着いた!  

ふぅ。
by cafegent | 2011-12-18 15:53 | 飲み歩き | Trackback
浅草の「浅草寺」の境内では、明日から冬の風物詩『羽子板市』が催される。昔から羽子板は、「邪気を跳ね返す板」と云われ女の子の健やかな成長を願う風習として伝わって来た。
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羽子板市では、伝統的な押絵羽子板の他に時勢を表した変わり羽子板なども数多く並び実に華やかな光景だ。昔は良く贔屓(ひいき)の歌舞伎役者を描いた羽子板を飾る酒場なども見かけたが、最近はめっきり減ったかもしれないネ。

今年一年の締めくくりを飾りに小さな羽子板でも買いに行こうかナ。

世田谷では、恒例の『ボロ市』が昨日から始まった。スカパラの川上つよしさんは、時代物の磁器の盃を幾つか見つけたと呟いていたナ。

僕も昨年、珍しい日本手拭いを見つけて嬉しかったことを思い出した。人の波を押し分けて、掘り出し物を見つけた時の嬉しさと云ったら、もうタマラナイ。そんな日の夕暮れは赤提灯に入りたくなるのだナ。
      ◇         ◇         ◇
夕べは、目黒の住宅地にひっそりと佇むお寿司屋さん『いずみ』にお邪魔した。此処は季節の変わり目毎に訪れている。

先ずはサッポロ赤星で喉を潤す。
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昼飯を抜いたので、胃がキュゥッと鳴った。
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最初に出て来たのは、ハリセンボンの皮で作った煮こごりだ。

堅く尖った独特な棘は300本以上も有るそうだ。
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それを一つ一つ手で取るので可成りの労力を伴ったとキンちゃんが苦笑いをしていたネ。

続いて、ズワイ蟹の身をほぐしたカニ玉だ。
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オレンジのツメはメスの内子、紫のツメはタラバ蟹の内子。
あぁ、さっそく日本酒が欲しくなる。

最初の酒は、宮内庁御用達の「惣花」だ。
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キレがあってスッキリした純米吟醸だ。
刺身は能登富来(とぎ)海のブリと真サバ。
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ブリは13.5キロの大物だったそうだ。
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これを和芥子と擦り卸し玉ねぎで戴くのだナ。

続いて、ブリの脳天。
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これ、食感も良く酒に合う。
そして、蝦夷鮑(えぞあわび)だ。
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利尻の昆布をたっぷりと食べて育ったアワビは、何もつけずそのままで戴くのだ。
口の中一杯に利尻昆布の味が広がり、一気に北の海にワープさせてくれるのだ。

さぁ、『いずみ』の名物は親方自慢の創作料理だ。
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今回は「痛風蒸し」とのこと。
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真鱈(まだら)の白子のヅケ、あん肝の味噌漬け、白子の擦ったもので作った茶碗蒸しでアル。

酒は島根県安来(やすぎ)の純米吟醸「月山」(がっさん)だ。
月山と云えば山形だと思いがちだが、こちらは富山の月山富田城(とだじょう)から由来している。佐香錦で作った酒は、口当たりが柔らかくクィクィ吞める酒だ。

本マグロのほっぺたと紅玉リンゴをマグロの酒盗でヅケにして、それを法蓮草やくちなしなど緑の寄せ菜で作った木の芽味噌で焼いたものが登場。美味過ぎて写す前にペロリだった。

お次ぎは、奄美大島でマーガンと呼ばれるモクズ蟹だ。普段は森の中に生息しているが、秋が来ると産卵の為に海に降りて来る。約一ヶ月半しか味わえないのだヨ。
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このマーガンの身に奄美のソテツ味噌を塗り、紹興酒で蒸す。そこにバルサミコ酢で仕上げるのだネ。

身を食べ終えた後、甲羅に燗酒を注いで吞む。
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この蟹甲羅酒が絶品だった。この時季ならではの嬉しい一品だ。

こちらは、伊豆伊東で捕れたマンボウの肝和え。
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マンボウの身は可成り淡白だが、肝がスバラシィのだネ。これも酒がススむ。

ブリの肝臓をお茶で炊いた一品。
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炊いた時に出来るタレが本当に美味しかった。

さて、痛風まっしぐらな珍味で酒を愉しむ。
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左はカツオの酒盗、右はマグロの酒盗。これに合わせる酒は、明鏡止水の「M10」だ。
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2010年に仕込んだ酒で、まだ蔵から出ていない純米吟醸でアル。

味噌漬けと塩漬けのからすみ二種と卵黄のべっ甲漬け。
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酒が止まらなくなる珍味だネ。
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さぁ、ここから握りが始まる。
先ずは、めったに食べられない青鱚(アオギス)から。
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青鱚は、東京湾では、昭和28年に絶滅したそうで、鱚よりも白身の魚に近い。北九州の豊前海の漁師がたまに水揚げされるのを『いずみ』に送って貰っている。モッチリした食感で美味い。

カワハギの肝乗せ。
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云う事無しの美味さ。

此処に来たら絶対に食べたい小鰭(コハダ)を戴く。
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先ずは、赤酢で〆た小鰭。
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続いて、白酢で〆た小鰭。
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そして、黍(きび)酢で〆た小鰭。むふふ、でアル。
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こちらは、東京湾の入口で水揚げされた太刀魚を炙りで。香ばしく酒に合うのだナ。

箸休めに黒乗りお吸い物。
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海苔の香りがスバラシィ。

握りは、陸奥湾で捕れた天然の赤貝。
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味が濃く、美味い。

酒は、宮城県塩竈の「阿部勘」を戴く。
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伊藤杜氏の弟子の平塚杜氏が仕込む純米吟醸だ。結構フルーティな香りで吞みやすい酒だったナ。

金目鯛のヅケ。
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三宅島と大島の間の水深4~500mの深場で捕れるので、「深場金目」と呼ばれているそうだ。美味いのなんの、南野陽子!

ムツの赤ちゃんを赤酢おぼろで。
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「おぼろ」とは、江戸の頃の保存法でアル。これを再現しており、いつもは車海老のおぼろを戴くが、今回はムツだ。

お次ぎは、北九州豊前海のカゴ漁で水揚げされたワタリ蟹。
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岡山ではガザミと呼ぶカニだ。そのまま素蒸しにしただけなのだが、旨味が身に凝縮されていた。

さぁ、津軽海峡のはえ縄漁で捕れた大間の本マグロだ。
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これを14日間熟成させた一番食べ頃の大トロだ。
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スミイカも甘くて美味い。

こちらは、能登ブリのスナズリだ。
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脂の乗りも良く、至福の味だ。

魳(カマス)の昆布締めの炙り。
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炙りは本当に酒に合うのだナ。
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本マグロのヅケ。
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金目鯛の腹の炙り。シアワセ独り占めだ。

握りの最後は、伊勢海老の炙り。
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上に乗るのは、卵のヅケと海老の肝を和えたもの。あぁ、云う事無しの美味さでアル。

〆は巻物をお願いした。
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山葵の効いたかんぴょう巻で、この日のいずみ劇場は終演を迎えた。
正月のお節料理もお願いしたし、また年が明けたら訪れよう。

この後は、夜風にあたりながら、ノンビリと武蔵小山駅へと歩いた。

バー『Syu-On』の階段を昇り、一日の終わりの酒を戴いた。

先程までずっと魚料理に日本酒だったせいか、無性にウィスキーを欲していた。
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先ずは、「イチローズモルト」をオン・ザ・ロックで戴く。
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あぁ、躯に沁みて行く。

続いて、珍しいバーボン・ウィスキーを戴いた。
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「ヴェリーオールド・セントニック」は、冬の番人と云う意味。寒い日に打ってつけの辛口のバーボンだ。
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最後は、アイラ島ブルイックラディ蒸留所のウィスキーで〆た。
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夕べは、結構吞んだが、今朝の目覚めも良かったなぁ。しっかりと食べたからだろうか。これで今日も頑張れるってものだナ。

夏の『寿司いずみ』
by cafegent | 2011-12-16 15:08 | 食べる | Trackback | Comments(0)