東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent

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       蝉が鳴く 大樹の下で 深呼吸     八十八

信号待ちをしていても暑い。木陰の下で汗を拭きながら一休み。
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暑さを増すが如く、蝉たちは勢いよく鳴き続けているのだナ。

29日の日曜日、ジャワの伝統音楽ガムランを演奏するグループ「ランバンサリ」の方々の音楽と踊りを拝見した。
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毎年7月最後の日曜日、沼袋の百観音明治寺にて催される「百観音献灯会(ひゃっかんのんけんとうえ)」は、東日本大震災の復興支援とユニセフへの募金を目的としている。訪れた多くの方がお灯明を500円で購入し、法要するのだネ。
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真夏の夜に明かりが幾つも灯って、幻想的な世界を創り上げていた。
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そして、更に神秘的な世界へと誘(いざ)なってくれたのが、ランバンサリのガムラン音楽と舞だった。
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まさに真夏の夜のナチュラルハイなひとときを堪能したのだナ。
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      ◇         ◇         ◇
この日は、いつもの様に四時口開けの野方『秋元屋』へと出掛けた。
最初の生ビールを美味しく戴くために二駅手前の新井薬師駅で電車を降りた。
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茹だる様な暑さの中、西武線沿線を歩いたが、朝顔の花やムクゲの花に癒されながらなんとか野方に辿り着いた。
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口開け前の軒先では、酒朋マタェモンさんや自転車ホッシーも並んでいましたナ。
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あぁ、程よく汗をかいたので、生ビールが美味い。
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一気に飲み干してしまったヨ。
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そして、三冷ホッピーへ。
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レバーのちょい焼きも醤油とごま油を垂らして頂いた。
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この日の『秋元屋』も口開けから快調に飛ばしてましたナ。お客さんも切れないしネ。

お次ぎの酒はバイス!
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紫蘇の香りが堪らないのだナ。

二時間弱、のんびりと日曜午後酒を堪能した。

二軒目は駅近くの焼き鳥『きさぶろう』へ。
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先に酒朋伊勢さんが到着していたので、合流となった。
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いつものフライドポテトをアテにチューハイがススンだネ。
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立石で何度か一緒に呑んだ御夫妻も合流して愉しい酒宴となった。
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ハイ、再びマタェモン&ホッシーのドーンッ!で締めよう。

此処から、伊勢さんの案内で、先程の「百観音献灯会」に立ち寄ったのだナ。素敵な演奏と踊りを堪能し、やきとん『たつや』へと向かった。
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この日は、スンナリと座れて良かった。
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此処のカレーもつ煮込みが、実に美味いんだナ。
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たっつんの美味しい料理も味わったし、結構酔っ払って来たので、この日はこの辺でお開きとなった。ご馳走様でした。
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皆さん、お付き合いありがとうございました!

この夜は、出張先のカミサンから何度も携帯に電話があったらしいが、まるで気付かずに朝を迎えたのであった。もちろん、翌朝たっぷりと絞られたけどネ。トホホのホ!
by cafegent | 2012-07-31 13:26 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
夏真っ盛り、東京は連日気温30度以上の猛暑が続く。
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窓を全開に開け放ち、扇風機と団扇を駆使しながら、なるべくエアコンのスイッチは触らぬ様にしている。

ロンドン五輪も毎日眼が離せないが、北島選手は残念だったなぁ。
3連覇と云うものは並大抵の努力じゃ叶わないのだナ。でも、大いに僕らに夢を抱かせてくれたものネ。それに、まだ200mも残っているし、応援し続けよう。
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バドミントン混合ダブルスの潮田・池田組が勝ったのだネ。あぁ、毎日テレビから離れられない!
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さて、先週の金曜日、新橋第一ホテルでの打ち合わせが終わり、駅前まで戻ると盛大な「新橋こいち祭」が開催されていた。
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以前、新橋に仕事場が在ったので、毎年夏の「こいち祭」に参加していたのだが、数年ぶりに来てみると規模も一段と拡大されていて驚いた。
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夏とくれば、盆踊りだネ。
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我が町でも準備が進められているし、他の町の盆踊りも楽しいのだナ。

新橋から神保町へと出て、久しぶりに『キッチン南海』を訪れた。
以前、下北沢に住んで居た頃は独身時代だったので、日々『キッチン南海下北沢店』に世話になっていたっけ。

此処に来ると迷わず「カツカレーください」と云ってしまう。本能的に注文してしまうので、別のメニューを頼んだ試しがない。

それにしても、このシェフ帽は、凄い!壮観だネ。
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これこそ、『The 洋食屋』って感じだナ。

カツカレーの味も変わらずで美味い。
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途中で胸焼けするのが、また懐かしい味なのだネ。
      ◇          ◇          ◇
土曜日は、朝からまた京成立石へと出掛けた。ロンドン五輪の開会式を見ていたら家を出る時間を間違えた。それでも、なんとか口開けの『宇ち多゛』に入ることが出来た。
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先ずは、ビールで喉の乾きを潤す。続いて、梅割りでアル。
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「レバー素焼き若焼きお酢掛け」も、いつもながらに美味い。
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早々に切り上げて外に出ると、酒朋ハッシーと居酒屋礼賛ブログの浜田信郎さん、そして宇ち中さんが並んでましたネ。

バトンタッチで、僕らは『ゑびすや食堂』へと移動。
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いつもの様に緑茶割りを戴きながら、テレビを見るのであった。
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みんな、五輪開会式に夢中でアル。
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暫くすると『宇ち多゛』帰りのハッシーたちもやって来た。
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続いて、『やきや』のユリちゃんもご登場。
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こうして、お馴染みの面々が集ったのであった。

午後1時、ゑびすやを出た。
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金子さん、星さん、毎度ならがお付き合いありがとうございました。

夜に隅田川花火大会が催されるので、一度帰宅して浴衣に着替えた。
待ち合わせまで少し間があったので、一人『浅草サンボア』へ。
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キリリと冷えたハイボールが暑さを忘れさせてくれるのだネ。

新谷マスターは不在だったが、バーテンダーの松林さんが美味いハイボールを作ってくれる。
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至福のひとときなのだナ。此処で、夕刊に目を通しながら呑む酒のなんと美味いことよ。

二杯目のハイボールを呑み終えたら丁度5時5分前だった。
雷門前に行くと酒朋マタェモンさんとQちゃん、そしてトクちゃんが来ていた。
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トクちゃん、汗ダクのゴジラみたい!w
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先日、大正時代のパナマ帽を見つけたのでデビューさせてみた。

そして向かうはいつもの『正直ビアホール』でアル。
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澄子ママもすっかり元気になった様子だネ。此処はカウンター8席程の小体の酒場、日本一小さなビアホールかもしれないナ。
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このサーバーから注がれる生ビールの美味いのなんの、南野陽子!
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さぁ、乾杯!ってドーンッかよ!
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美味しいビールを堪能して、我々は吉原大門へ。
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友人小ヒロ&むっちゃん夫妻のお宅で毎年花火大会を観るのも恒例となっている。
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皆で持ち寄った酒と肴に舌鼓を打ちながら日が暮れるのを待つのだナ。
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再び、かんぱ〜い!

ベランダからは東京スカイツリーの勇姿が一望出来る見事なロケーションである。
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この左側に花火が打ち上がったのだナ。

午後7時、隅田川花火大会が始まった。
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毎年、この時は屋上も開放される。
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屋上に上がると第一会場、第二会場、それに東京ディズニーランドの花火まで観ることが出来た。
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花火そっちのけで酒宴に勤しむ方々も居る。
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呑んべい達の集いは、酒酒酒でアル。
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こうして、花火大会酒宴も愉しく酔えたのであった。

むっちゃん、小ヒロさん、いつもいつもありがとうございました!
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感謝多謝!来年もヨロシクネ。
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by cafegent | 2012-07-30 14:55 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
今日は土用の丑の日だネ。鰻の稚魚の高騰により値上がり店続出だが、都内の鰻屋さんもこの日だけは混むのだろうナ。

鵜(う)飼いの川鵜が細長いウナギを呑み込んで捕るのに喉を広げて難儀(なんぎ)してる様子から「鵜が難儀する」で、うなぎと呼ぶ様になったと云う説を聞いたことがある。こりゃ、粋な洒落だネ。

だが、古く奈良時代の「万葉集」に「武奈伎(むなぎ)」として登場しているのがウナギなのだネ。
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土用の丑の日の混雑は毎年経験しているので、今年は前日に鰻詣に出掛けた。
向かった先は御成門の慈恵医大近くに在る『ての字 本丸』だ。
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此処の創業は古く文政十年、180年も前から続く江戸の味なのだネ。

以前は鰻ダブル重が2,200円だったのに、それが品書から消えていたし上うな重は2,500円になっていた。
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上は、確か1,800円で丸々一尾使っていたが、今回は量も減っていた。
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うな丼も400円アップの1,800円。まぁ、それでも手頃な価格なのだネ。

久しぶりの鰻に満足し、日比谷通りまで出るとバス停留所の近くにムクゲの花が咲いていた。
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毎年この時季になると『ての字』の帰り道にこの花を眺めている気がするナ。
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夕べは酒朋ビリー隊長と午後6時半に西巣鴨駅で待ち合わせをした。

目指す先は、もちろん『高木』でアル。
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ガラリと戸を開けると既に一組が卓を囲んで陽気に呑んでいたネ。

我々はカウンターに座った。先ずは冷えた生ビールで喉の乾きを潤す。
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ビリー隊長は最初からダイヤセットで飛ばしていたナ。
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煮込み半杯を二つ頼み、各自アテにした。此処の煮込みはスジ肉もたっぷりでご飯にかけたくなる味だ。もちろん、煮込み掛けご飯もメニューにあるものネ。
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ラスイチの大ナンコツを戴き、大満足でアル。

ビールを飲み干し、お次ぎは僕もダイヤセットだ。
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コレ、ダイヤ焼酎と瓶に入った牛乳のセットなのだナ。
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『高木』と云えば、牛乳割りだ。一年で一番牛乳を飲むのは、此処に来た時だけだもんネ。

冷やしトマトも夏らしくて美味い。
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ダイヤセットをお代わりし、ご馳走様でした。
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掘割の交差点から明治通りを渡り、庚申塚まで歩く。
途中、ピザの名店『アッシャゴ』の灯りにも惹かれたが、我々は真っ直ぐ進むのだった。

都電の踏切を渡り、庚申塚の交差点まで来ると目指す酒場は暗かった。
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近くまで行くと戸が開いていた。
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ビリーが奥に声を架けると、「あと10分、待って!」の一言。
そんな訳で、ちょいと商店街を散歩しながら待つことにした。
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そして、おかあさんが暖簾を出して店を開けてくれた。

此処に来るといつも決まってウコン茶割りを戴くのだナ。
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おかあさんは、一升瓶の寶焼酎を両手で持って、表面張力する程に注いでくれる。
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小皿に添えられたレモンの輪切りも此処ならではだネ。
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ノンビリとテレビの歌謡ショーを見ながら、渥美二郎や中条きよしの話題で盛り上がった。
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枝豆をアテに焼酎がススんだ。
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お新香をお願いすると良い塩梅に漬かったぬか漬けの野菜を包丁で切ってくれた。
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ぬか漬けが美味いので、ウコン茶割りもお代わり。
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この日は不思議と誰も来ず、ずっとビリーと二人だけだったネ。
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何故かウコン茶にレモンも合うんだナ。
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あぁ、長閑なひとときだなぁ。
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おかあさん、体調を崩していたらしく、少し痩せていたナ。
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これから増々暑さが厳しくなるから、気を付けないといけませんネ。

ノンビリとテレビを見ながら呑んでいたら、9時を回っていた。
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ご馳走様でした。おかあさん、くれぐれもご自愛くださいませ。
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ビリーとは此処で別れ、僕は一人神保町へと移動した。

目指す先はいつもの酒場『兵六』だ。
ガラリと戸を開けるとハッシーが居た。
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そして、そのお隣りには、居酒屋礼賛ブログでお馴染みの浜田信郎さんも居ましたネ。

いつもの酒場でいつもの面々と酌む酒の、なんと旨いことよ。
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とうがらしをアテにさつま無双が五臓六腑に沁みた夜であった。
by cafegent | 2012-07-27 14:02 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
今朝、仕事場に向かう途中、大きな向日葵(ひまわり)を見つけた。
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東京に居ると鉢植えか庭先に植えられた向日葵しか観ることができないが、北海道に帰ると名寄(なよろ)や北竜町の膨大向日葵の数に圧倒されるのだナ。

名寄の『ひまわり畑』は約500万本もの花が咲き、それは見事だ。たしか映画「星守る犬」のロケで使われたのも名寄だったかナ。

太陽にも似た向日葵は「日回り」と書くこともあるし、「日輪草」(にちりんそう)とも呼ばれる。どれも、言い得て妙だネ。

     向日葵と背比べした幼き日     八十八

いつもの公園の入口では、珍しいミスジ蝶を見つけた。羽根に白いラインが三つ入っているから「三筋」の名が付くのだネ。
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カメラを取り出している間、ずっと葉に止まっていてくれたのだナ。
ありがたいネ。
     ◇         ◇         ◇
久しぶりに銀座二丁目に在る喫茶『ニューキャッスル』を訪れた。
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4、5年前までは斜め向かいのビルに取引先が居たので、良く此処で打ち合わせをしたり遅めのランチをしたりした。ランチと云っても名物の「辛来飯」(カライライス)しかないのだけれどネ。

この店が老朽化のため、この7月一杯で店を閉じることになったと聞いたので、行かずには居られなくなったのだナ。
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外に7名ほど並んでいたが、僕もその後ろへ。

店内には先代の満面の笑みの写真が至る処に飾ってある。
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浪越徳二郎張りの笑顔は、いつ見ても癒されたっけ。
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此処のカライライスは、醤油を隠し味に使った和風ベースのカレーでアル。半熟の目玉焼きを崩しながらカレーを絡めて喰うと実に美味い。

壁に貼られたメニューを初めて見た時は面食らったものだ。なにしろ、京浜東北線よろしく、大井、大森、蒲田と記されているのだから。

大井は「多い」、大森は「大盛り」って訳だ。但し、大森でも大した量じゃないので、僕はいつも蒲田にしている。昔は、もっとボリュームのある川崎も有ったらしいが、辞めてしまったのだナ。

辛さの中にも深いコクと味があり、妙に病みつく美味さのカレーだ。
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野菜と果実を豚骨スープで4時間かけて煮込み、にんにくと生姜で味を整え、仕上げに醤油を加える。ちょっと見には家庭のカレー風に見えるが、実に手間をかけたルゥなのだネ。
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食後にはいつもホット珈琲を頼むのだが、これがまた余計に辛さでマヒした舌を刺激するのだナ。

この日は、ひっきりなしにお客さんが入って来たが、皆さん閉店の報を知って来たのだろうネ。

帰りがけ、ご主人に伺うと昨年3月の東日本大震災の際に地盤沈下してしまい、やむを得ず店を畳むことにしたそうだ。

創業66年の老舗喫茶を閉めるのは、とても残念だが、仕方がない。
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良い場所が在れば、また再開するかもしれないが、今は未だ判らないとの事だった。いつかまた再開されることを願っていよう。

美味しい辛来飯と珈琲、ご馳走様でした。
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外に出ると、軒先の鉢植えにアゲハ蝶が舞い降りて来た。
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アゲハも辛来飯の良い匂いに惹かれて近くの公園から飛んで来たのだろうか。
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暫し、銀座のアゲハに魅入ったのだが、この茹だる様な暑さが、更に僕を汗まみれにしたのだった。

東京自由人の「好食一代」
by cafegent | 2012-07-26 13:18 | 食べる | Trackback | Comments(0)
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     初蝉の 響きに眠気 何処へやら   八十八

暦では「晩夏」だが、夏真っ盛り。今日も茹だる様な暑さだネ。

僕の仕事場は駅までずっと登り坂だから目黒駅に着いたら、もう汗ダクになるのだナ。夏はタオルが必需品だが一枚じゃ足りないヨ。

夏バテ防止にはスタミナ補給が一番!そんな訳で御成門に在る薬膳中華『味芳齋』のピーマンレバー定食を食べて来た。
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以前の様にエロトーク全開の親爺さんは居ないが、此処の味は変わらない。そう云えば昔、此処で激辛の牛丼を食べていたら、隣りで大汗かいて同じモンを食べていたのが川勝正幸さんだったっけ。お亡くなりになってもう半年になるのだネ。こうして人は、時々思い出されるのだナ。
       ◇         ◇         ◇
さて、こう暑いと暑気払いがしたくなる。もちろん冷たいビールだネ。

そんな訳で夕べは「TEAM NMBE」こと呑んべい仲間たちと「Let's go Crazy Beer Garden!」と銘打って、暑気払いの酒宴ビアガーデンとなった。
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東京ドームでは、都市対抗野球の決勝と云うことで大勢の方が集まっていた。

決勝戦は、JX−ENEOSとJR東日本との試合だったので、JR東日本企画に居る呑み先輩の木原さんはドームで応援している真っ最中だったネ。
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そんな中、僕らはドーム22番ゲート正面に設置された『風と緑のビアガーデン』での酒宴を催した。

今回は総勢18名程だったかナ。
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陽が暮れ泥(なず)む夏の午後18時半、冷たいビールで乾杯となった。
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二時間、料理も食べ放題、酒も飲み放題だったので、生ビールやかち割りワイン、レモンサワーなどを楽しんだ。
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この集まりは、兎に角酒を愛する「酒縁仲間」だけの仲間なのでアル。
我らがレコード番長須永辰緒さんを中心にDJ敷島こと安治川親方など愉しい面々にご一緒させて戴いているのだネ。
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さぁ、ドームにも黒生で乾杯!

親方は名古屋場所が終わったばかりで忙しいのか今回は欠席、須永さんも来られなかったが、今回はサプライズゲストで吉田類さんが来てくれたのだナ。
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そして、ナントNMBE Tシャツを来ていましたヨ!
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そして、僕も一緒にパチリ!
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類さんは神保町『兵六』からの移動で、可成り良い感じでヘベっていましたネ。
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真理さんともパチリ!

札幌句会の話で盛り上がっていたら、8月の北海道小樽句会も行きたくなったなぁ。

類さんと一緒に写真家のまきんこ姐さんも来てくれた。
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やはり呑んべいは磁力の様に引かれるのだネ(苦笑)
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テラシィイさんの「I♡酩酊」のTシャツも笑えたが、キーダのCapも凄かったネ!
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なんてったって「I♡泥酔」だもんネ。後ろのテラシィイさん、Capまで「I♡酩酊」だった!
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夏のビアガーデンは楽しい!今年はあと何回外でビールが呑めるかナ。
都市対抗の決勝も終わったらしく、大勢の方がドームから出て来た。
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その流れに沿って、我々も移動することにした。

二次会は神保町の『集い場 はちまる』へ。

本日誕生日を迎えた相築さんが席を確保してくれました。感謝多謝!
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「Let's go Crazy Beer Garden!」を企画してくれた幹事の庄子さんの乾杯の音頭で二次会が始まった。
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さぁ、再びかんぱ〜い!
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庄子さん、お疲れさまでした。
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そしてご参加の皆さん、ありがとうございました!
次回の納涼船も楽しみだネ。

夕べもこうして楽しく夜が更けて行ったのであった。
by cafegent | 2012-07-25 15:46 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
今日7月24日は文豪、谷崎潤一郎の誕生日だ。
生前の谷崎は毎年誕生日には京都の『たん熊』に明石の鯛料理を頼むのを楽しみにしていたそうだ。

谷崎潤一郎という作家は、とても多岐にわたる作風で知られるが初期の「刺青」の様な耽美(たんび)主義の作品も好きだし、晩年に発表した「瘋癲(ふうてん)老人日記」や「台所太平記」なども好きでアル。
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「源氏物語」も谷崎版の現代語訳で読んだものだ。また、官能的な小説「卍」や「鍵」などはこっそりと部屋で興奮しながら読んだっけ。

以前、江戸川乱歩の実弟、平井蒼太の無毛フェチについて書いたことがあるが、谷崎文学に出てくる足フェチもソソラれる。もっとも僕はうなじフェチだけどネ。むふふ。

今日が谷崎の誕生日だと云うことを思い出したが、月末30日も命日だったのだナ。「瘋癲老人日記」は、足フェチ文学の傑作だが、僕もフーテン老人の如く「うなじ」を求めて彷徨いたいものだ。

あぁ、今週の金曜日は「土用の丑の日」か。「うなじ」ならぬうなぎで精を付けるとしよう。
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さて、北海道に行っていたので一週間ぶりとなった土曜『宇ち多゛』は、相変わらずいつもの面々が集っていたナ。
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自転車ホッシーに古参常連の大島さん、立石の重鎮イシさん等々、あっと云う間に席が埋まってしまったネ。イシさんは先週5回目の宇ち入りだそうだ。平日4回って凄いよなぁ、やっぱり!

宗サン側奥席の角が定席になっている左官屋のお父さんも土曜日は必ず来ているのだから元気だナ。
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80歳をとうに越えているのに此処で酒が呑めるのだから健康な証拠だ。
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タン生も変わらずバカウマでアル。
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梅割りもススんで大満足だ。表も裏も行列が途切れない。
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長っ尻はイケナイので、レバタレを食べてご馳走様!
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続いて向かうはヨーカドー裏の『ゑびすや食堂』だ。
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穴子の卵とじをアテに緑茶割りが美味い。
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浅蜊の酒蒸しに谷中生姜も良い酒のアテだったナ。
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イシさん、大島さん、色々な肴ご馳走様でした!

三軒目は仲見世に戻って『二毛作』へ。
此処は、いつも混んでいる。幸い一人だったのでスンナリ座ることが出来た。
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シークァーサーサワーをクィっと呑んで、この日の立石朝酒は修了。

神保町へと移動して『共栄堂』へ。
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久しぶりにスマトラカレーが食べたくなったのだ。此処はいつもご飯が山盛りでうっかりするとカレーが足りなくなるのだナ。
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最後は付け合わせのスープでご飯を口に放り込むことになる。通い出してかれこれ30年以上経つが、相変わらずご飯とカレーの配分を間違うんだよナ。参ったネ。

いつもなら『共栄堂』から『ランチョン』の生ビールがコースだが、ちょいと立石で呑み過ぎた。

武蔵小山に戻って『清水湯』に向かった。
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じっくりと温泉に浸かり、昼寝をして朝の酒を抜いた。

抜けたかどうかは判らんが、気分的にはサッパリしたのだネ。

時計を見ればまだ5時、もちろん『牛太郎』の暖簾を潜ったのだナ。
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こちらでも馴染みの顔が集ってた。

温泉で火照った躯を瓶ビールが癒してくれた。
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ホッピーをグビリとやっていると店主のジョーさんが名物のとんちゃんをアレンジして白菜炒めを作ってくれた。
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こんな優しい心遣いが堪らなく嬉しいのだネ。

『牛太郎』のご常連夫婦と『晩杯屋』へと移動。
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天羽の梅のチューハイで、一気に酔いがブリ返した。
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だが、這ってでも帰れる地元なので、安心して呑み続けた土曜日であった。ふぅ。
by cafegent | 2012-07-24 12:27 | 飲み歩き | Trackback | Comments(2)
昨日今日は、朔(さく)と云う。太陽と月の視黄経が等しくなる、すなわち「新月」のことだ。昔から新月に願い事をすると叶うと云われているネ。

その新月パワーが効いたのか、先週落としたスマートフォンが見つかった。NTTドコモより連絡が入り、飯田橋の警視庁遺失物センターに届いているとのことだった。今まで登録していた約800人ものデータが総て消えたものと思っていたので、兎に角ホッとしたのだナ。
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しかし、先週末北海道に帰省していた時は、幼馴染みなど誰にも連絡をつけることが出来ずにいたが、或る意味開き直れるんだ、と云うことも判った。

今回無事に出て来た携帯だが、もう連絡を取らないだろうと思われる人のデータは予め消してしまおう。自分自身も一度リセットなのだネ。
      ◇          ◇          ◇
さて、昨日はプールでひと泳ぎした後、映画を観に行った。岡崎京子さんの漫画が原作の「ヘルタースケルター」を観た。
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余り期待しないで観たのだが、意外と楽しめたのだナ。ノッケから沢尻エリカの可愛い乳房を拝むことが出来たのも良し、彼女の演技も実に良かった。

しかし、何と言っても沢尻エリカ演じるりりこが幻覚を視るシーンに登場したマメ山田氏が強烈な印象を残した。毎年、みたままつりに出る見世物小屋で蛇女の小雪大夫と共に好きな手品師だけに思わぬ拾い物をしてトクをした気分だったかナ。

映画全体からすると、まぁ余り語れるところはないかナ。しかし何故ビートルズの「ヘルタースケルター」を使わなかったのだろうか、ハテ?

品川プリンスシネマで映画を観終わったので、反対側港南口へ出た。

繁華街の裏路地へ入ると迷路の様な飲み屋街に出る。
夕べお邪魔したのは、『もつ焼きマーちゃん』だ。
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此処は食肉市場がスグ目と鼻の先なので毎日新鮮なモツを味わうことが出来るのだナ。

先ずは生ビールで暑さを忘れる。
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昨日は何処かで夕立でも降ったのか、涼しい風が窓から流れて来た。

煮込みも美味い。
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此処の煮込みはシロがメインで、ジャガ芋とコンニャクが白味噌に合うのだネ。

焼き物は一本づつから頼めるので一人客にもウレシイのだ。
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昨日はカミサンと一緒だったので、レバタレ、ナンコツ塩、カシラ塩、タン塩を二本づつ戴いた。皿に添えられた味噌をつけて食べる塩の串は実に美味い。
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ホッピーに切り替えて、ガツ酢も戴いた。
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此処はもつ焼きの他、マカロニサラダやしめ鯖も美味い。

親爺さん、ご馳走様でした。外に出ると空はまだ明るかった。

夕べは遠出をせず、武蔵小山へと移動した。
改札を出て、地上に出ると空は次第に紺碧色に変わろうとしていた。

『牛太郎』に着くと、心地良い風に揺れる暖簾が出迎えてくれた。知った顔が集う酒場は本当に和む。僕は氷無しのホッピーで、カミサンはハイッピーにした。
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ポテサラもむふふの美味さ。

先程見た映画の中に出て来たチーズ乗せハンバーグステーキがずっと頭に残っていたので、ヒロ君につくねのチーズ乗せをお願いした。
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どうも昔から、観たらスグに欲する癖が有るのだ。あぁ、美味かった。

二杯目のホッピーを呑んでいるとヒロ君がナポリタンを作ってくれた。
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時々、みんなにお裾分けしてくれるのだが、これがまた酒のアテになるのだネ。

ご馳走様でした。幸せな気分でアーケードを抜け、夕べは早めの帰宅となった。

そして、またもや映画に登場したカレーライスが食べたくなったのだ。
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そんな訳で、人参とジャガ芋をレンジで蒸して、カレーを作ってみた。
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ガラムマサラとクミンが効いて、案外美味しく出来た。
あぁ、またしても酒が美味かった新月の夜であった。
by cafegent | 2012-07-20 14:51 | 飲み歩き | Trackback | Comments(2)
梅雨が明けた途端、猛暑が続く。
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先週までの東京では蝉の啼く声すら聴こえて来なかったのだが、昨日から彼方コチラで啼いている。
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蝉も梅雨が明けるのを待っていたのかナ。

夏の季語には、「炎天」や「油照り」などがある。油照りとは、油汗が出てくる茹だる様な暑さのこと。他にも「炎昼」など文字ヅラを眺めているだけで汗が噴き出して来るネ。

同じ夏の季語でも「雲の峰」「半夏生」「盛夏」「夏木立」「蝉時雨」などは、どことなく夏の涼を感じることが出来るから不思議だ。

        夏木立 故郷近くになりにけり    子規

夕べは千葉の稲毛に住む旧友富塚君と久しぶりに呑んだ。
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毎年七夕の月になると亡きひとみさんを偲んで一献傾けることにしている。

生前のひとみさんが最後に過ごした夜、一軒目は渋谷の立ち飲み屋『富士屋本店』だった。其処から神保町に移動して『兵六』から『銀漢亭』とハシゴ酒をしたのが姐さんと呑む最後となった。

平成21年の7月7日、僕は入谷の朝顔市に寄ってから兵六で合流したのだったナ。

そんな訳で昨日は『富士屋本店』で待ち合わせとなった。
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先ずはビールの大瓶を戴き、茄子みそをアテに飲む。

暫くして富塚君がやって来た。午後7時、酒朋ビリー隊長も合流。

ひとみ姐さんは渋谷に住んでいたので此処には焼酎のボトルもキープしていた。今はそのボトルは息子のオースティンが引き継いでいる。
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水蛸の刺身と秋刀魚の開きを頼んだので、一の蔵の冷酒を戴いた。
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もちろん、平和鳥よろしく口の先からコップに持って行くのだナ。
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ひとみさんの分まで堪能し、ご馳走様だ。

続いて向かうは恵比寿でアル。そう、一人息子のオースティンが働いている『カドヤ』へ。
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相変わらず混んでいたが、立ち飲み席が空いていた。
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てな訳で再び、乾杯!
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クゥーッ、鉄板ホルモンをアテに焼酎ハイボールが美味い。
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此処の鉄板ホルモンは、大坂ジャンジャン横丁の味だもんネ。
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オーちゃんに酒を注いで貰うビリー!

あらあら、ビリーは机に酒を呑ませちゃって!
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あれまぁ!勿体無いから机を舐めていたネ。
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オーちゃんも忙しそうに働いていたから、適当に切り上げた。
また近いうちに寄るネ!

さて、我々は渋谷経由で神保町に移動した。
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ひとみさんが最後に過ごした神保町に向かったのだナ。

大きな提灯が風に揺れる酒場『兵六』では、タイミング良く全員コの字に座ることが出来た。
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夏暑いのがこの酒場のウリなのだが、扇子片手にさつま無双のお湯割りを呑むのでアル。あぁ、五臓六腑に沁み渡る。気心しれた友と酌む酒はなんでこんなにも旨いのだろう。

スルメイカのポッポ焼きをつまみながら、猪口がススむ。
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ビリーと富塚君はひとみさんが生きていた頃は面識がなかった。だが、この三年と云うものすっかり呑み友達になってしまったネ。これも全部ひとみさんが引き合わせてくれたのだろう。

彦星と織姫じゃないが、僕らとひとみ姐さんは毎年七夕の月になると毎晩一緒に酒を酌み交している気になるのだナ。

さつま無双で献杯。

午後10時半、そろそろ『兵六』も店仕舞いの時間。
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真人さん、ご馳走様でした。

外に出ると神保小路では、打ち水の跡に弓成りの月が映ってた。あの月にひとみ姐さんがちょこんと座っている様に見えたのだナ。

      舞う蝶のうしろ追いかけ夏木立    八十八
by cafegent | 2012-07-19 14:16 | ひとりごと | Trackback | Comments(2)
昨日、東京も梅雨明けとなった。しかし、明けた途端に猛暑とは、いささか躯に悪い。東京も30度を超え、館林ではナント39.2度を記録したらしいネ。

さすがに僕も仕事場近くの区民プールに行ってしまったが、熱中症だけは気を付けないとネ。

       炎天や 蟻這ひ上がる 人の足

正岡子規が詠んだ句だが、今朝も仕事場近くの公園ではシオカラトンボがじっと暑さを耐えている様に見えた。
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また、カナブンも葉の裏で朝の陽射しを避けているようだった。
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さて、先週末から僕は暑い東京を抜け出し、札幌に帰省していた。いつもならば幼馴染みや呑み仲間に連絡を取って、毎日酒宴となるのだが、今回は違った。先週、携帯電話を紛失した為に全員の連絡先が判らなくなり連絡の取り様が無かったのだナ。

唯一フェイスブックやツイッターで連絡が取れた札幌の仲間は一人だけだった。そして、実に32年ぶりに旧友と再会したのでアル。

高校の同級生であり、当時僕がハマッていたフリスビー仲間だったのだが、二十歳の頃に大会に出たりした後は逢わなくなっていた。

今回、その山田タツロヲ君がFBを利用して僕の帰省を知って連絡をくれたのだ。で、この3日間一緒に懐かしい昔話に花を咲かせたり、近況を話すことが出来た。
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日曜日は、タツロヲ君のクルマで洞爺湖まで足を伸ばした。
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目的は、一月に公開された三島有紀子監督の映画「しあわせのパン」に登場したパン屋さん『カフェ・マーニ』の舞台に使われた洞爺湖の畔に在る『Cafeゴーシュ』を訪れるためでアル。
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映画では月浦湖となっているのだが、実際は洞爺湖であり、映画に使われたカフェも現存している。

映画は、夫婦が営む北海道の小さなパン屋を訪れる幾人かのお客さんとの物語であり、大人のファンタジーである。主演の原田知世と大泉洋が夫婦役で実に素晴らしく演じていた。大泉洋のいつもとは違う抑えた演技も良かったナ。

午後1時洞爺湖に到着し、まっすぐ『ゴーシュ』に向かったのだが考えが甘かった。
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最近映画のDVDが発売されたらしく、想像を越える程のお客さんが並んでいたのだった。

こりゃ、仕方無いと僕らは一先ず洞爺湖へ。
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せっかくなのでパチリ!とネ。

そして、温泉に浸かることにした。
洞爺湖から少し戻り留寿都(ルスツ)村に在る小さな公共温泉『ルスツ温泉』へ向かった。

国道230号線を札幌方面に戻る途中を左に入るのだが、国道沿いに出ている案内板が小さ過ぎて見落としてしまう程なのだ。なんとか左折出来て温泉へ。
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源泉掛け流しの湯は水を足すことなく自然のままでアル。

小さな湯船なのだが、地元の方々とノンビリと浸かることが出来た。
ギックリ腰に効くらしく、じっくりと入った。これで、200円とは実に良心的な温泉だネ。

さぁ、ひとっ風呂浴びサッパリしたので『ゴーシュ』に行こうかと思ったが、タツロヲ君はまだ並んでいるとの予想。先に別のカフェで昼飯にした。

そして向かった先は『カフェ・ジャリブ』だ。
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インテリアは札幌のスープカレー屋『奥芝商店』を彷彿させる古民家再生風だったナ。
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奥の畳の座敷には薪ストーブが置かれ、年代物のカンダハーのスキーが飾られていた。
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カンダハーと云っても誰も判らないだろうなぁ。僕が子供の頃に主流だったスキー靴の留め具でアル。

此処の料理はタイやジャマイカ風の物が多く、僕は豚挽き肉のガパオご飯を食べた。
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スパイスが効いて中々美味しかったヨ。

腹ごしらえもしたし、今度こそ『ゴーシュ』に向かった。
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さっき程行列はなかったが、それでも10人以上が並んでた。
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まぁ、いつも『宇ち多゛』で1時間以上待っているので僕は苦にならない。

此処『ゴーシュ』は、その名からも判るように宮沢賢治の名作「セロ引きのゴーシュ」からとっている。
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店を営む落合夫妻がコントラバスとチェロを趣味にしており、店内にも飾ってあった。
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木造のログハウス風の一軒家は、二人の大工職人と御夫妻たちで造ったそうだ。内装の白い漆喰壁も御夫妻自ら塗ったのだとか。タツロヲ君は建築中から御夫妻とお付き合いがあったので、今回は三ヶ月ぶりの訪問と語っていた。

外で約1時間程待ったのだが、僕はいつもの様に草花や虫たちを眺めて過ごしたのであっと云う間に時間が過ぎた。
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小さな虫たちの姿も撮影することが出来たのだナ。
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小さな蜂もせっせと花の花粉を集めていた。
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虫たちは可愛いナ。

此処は映画が公開される前は、パン工房としてパンを販売し、カフェを併設していたのだ。だが、映画を観た方々が日々大勢訪れる様になり、次第に行列が出来てしまった為、パンの小売りは休止したそうだ。

だから、今はカフェがメインとなりメニューの中に自家製パンと自家製ケーキを置いている。実際の映画に登場するパンは、御夫妻がアドバイザーとなっており、映画に登場する様な大変美味しいパンを味わうことが出来る。

残念ながら店内を撮影することが出来なかったので、イメージを膨らませて欲しい。大きな窓から臨む洞爺湖をボーッと眺めていると本当に心が癒される。まるで時が止まったかのような気にさえなるのだ。

シェーカースタイルの家を訪れ、窓辺を眺めながら手作りのパンと煎れたての珈琲が、外の世界を一瞬忘れさせてくれる。実際は外に沢山の人たちが列をなして待っているのだが、なにしろ店の主人たちがノンビリと構えており、店内で憩うお客さんたちの邪魔をしないのだ。

好きなだけノンビリと過ごして欲しいとの心遣いなのでアル。カットされた三種の自家製パンを口に運ぶ。何も付けずにパン本来の旨味を味わうのだ。珈琲の種類も深煎り、マイルド、深煎りモカ、フレンチマンデリンなど豊富だ。

家具製作者、奥田忠彦氏製作の自然木のトレーに置かれたパンと珈琲も絵になる。

先程まで一時間以上待った事は、すっかり忘れてしまった。美味しい珈琲とパン、そして窓越しの洞爺湖の風景にすっかり魅了された。
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過去、幾度も訪れた洞爺湖だが、これほどゆったりとした気分を過ごせたことはなかったナ。ウィンザーホテルの高級フレンチもそりゃあ悪くはないが、簡素で長閑な空間『Cafeゴーシュ』は素晴らしいの一言に尽きる。

映画に登場する二人さながら、『ゴーシュ』のお二人も素敵な方々だった。落合毅さんが焼く天然酵母パンと奥様の直美さんが煎れる珈琲と自家製ケーキも素晴らしい。

外に出ると最後の行列が出来ていた。
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日没前の洞爺湖の景色も美しい。牧草地からは、虫たちの歌声が聴こえていた。

帰り道、雄大な羊蹄山の山頂に夕陽が落ちる姿を観ることが出来た。
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今回、北海道に戻って来て良かったと思う瞬間だったのだナ。

僕を此処に連れて来てくれたタツロヲ君、ありがとうネ。

「Cafeゴーシュ」のサイト

映画「しあわせのパン」公式サイト
by cafegent | 2012-07-18 17:06 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
昨日まで過ごした札幌の心地良い気候が嘘の様に、東京は朝から陽射しが強く暑い。まるで梅雨明けしかかのような真夏日だネ。

先週の金曜日から四日間、実家の在る札幌に帰省した。今回はカミサンが岡山に出張だったので僕一人での旅となった。

夏休みシーズンに合わせたのか、機体全体にポケモンが描かれていた。
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子供連れも多く機内は満席だ。
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午前10時半過ぎに新千歳空港に到着。電車で札幌駅に出て、市内から市電に乗り自宅へと向かう。
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一年ぶりの帰省となったが、父も母も相変わらずだった。父は庭いじりに精を出し、母は日ハムとサッカーに夢中だ。もちろん韓流ドラマにも目が離せないらしいが。

久しぶりに親子の会話をしたが、スグに尽きてしまうのも毎度のこと。午後二時、風呂で汗を流した後に呑みに出掛けた。

我が家は僕が生まれた昭和30年代、ススキノのど真ん中で印刷屋を営んでいた。だが、札幌冬季五輪開催の47年頃に今の場所に引越をした。

市内を走る市電の丁度中間辺りに位置する西線6条駅が最寄り駅だ。だからノンビリ歩いても2〜30分で繁華街まで出れるのだナ。

我が家から繁華街へ向かう途中に在る『小鹿食堂』は隠れた名店だ。
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昭和41年創業で、何を食べても旨い。中でも昔ながらの支那そばを思い出す醤油ラーメンはナルトや法蓮草が乗っていて懐かしい味だ。あぁ、此処のかつめしも久しく食べていないナ。近くには有名な『五丈原』が在るが、断然『小鹿食堂』派でアル。

そんな訳で、家から住宅街を歩き狸小路を抜け、観光客で賑わう二条市場方面へ進む。
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創成川を渡り大通りバスセンターの裏手に出ると目指す酒場『第三モッキリセンター』の青い暖簾が見える。
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すぐ近くに在った『札幌スープカレー横丁』が昨年の夏に閉店しまったらしい。僅か4年で終わるとはスープカレーブームもひとつの転換期に有るのだろうか。

日本一飲食店がひしめき合っているのじゃなかろうかと思う程、札幌には沢山の店がある。全フロア、酒場だけでテナント構成されている「ソシアルビル」もススキノ名物だが、今では東京でもソシアルビルは普通に有るネ。

昔は犯罪を犯してもススキノに逃げ込んでしまえば警察も捜せない、と言われた程雲隠れ出来る店が多かった。

入れ替わりも早い札幌の飲食店の中、此処『第三モッキリセンター』の歴史は古い。創業は昭和25年だが、実は昭和元年に小樽の地で開業した加藤商店が店の軒先で盛り切りのコップ酒をを立ち呑みさせる様になったのが始まりだそうだ。

表の暖簾に染め抜かれている「正統七十年」の文字に揺るぎない老舗酒場の誇りを感じるのだナ。

此処は今から18年程前に隣接する場所から移転したのだが、それまでは四つ木の『ゑびす』の様な年季の入ったカウンターが魅力的だった。
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現在は、大きなコの字カウンターにテーブルが三つ。それに厨房の奥に広い座敷を有する大衆酒場でアル。僕の中学の同級生は、今も合気道の試合の打ち上げ等で此処の座敷で酒宴を設けるそうだ。

先ずは瓶ビールを戴き、30分歩いた躯に潤いを与えるのだ。
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しめ鯖を戴き、酒も貰う。
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コップに盛り切りで注がれるので「モッキリ」と言う。酒は白鹿だ。
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まぐろ刺しも戴く。酒とまぐろは相性抜群だネ。

一年に数回しか来れないのだが、毎回同じ顔に遭うのだナ。ポークパイハットにスーツ姿のご主人と洋装の夫人の老夫婦は、昨年お会いした際にもうすぐ80歳と伺ったが、この日も口開けから来ていた。そして、ワインを飲んでいる。これも変わらぬ姿だ。

毎日午後3時半に来る御仁も、やっぱりその時刻になると来た。女将さんは、ご常連たちが何を飲み、何を食べるか判っているので注文も聞かずに用意してくるのだネ。
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白(にごり酒)に切り替えて、秋刀魚の煮付けをアテに呑む。
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これまた美味い。徐々にパートの女性陣が来始めたナ。
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気温が高くなって来たので、戸を開け放ち虫除けに内側から縄のれんを下げるのも素敵な心遣いなのだ。
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昼間から呑める大衆酒場がこの街にもまだ残っているのが嬉しい限り。流石、呑んべいの街さっぽろだ。

午後五時、三条通りまで歩き次の酒場へ。
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『たかさごや』も風情溢れる名酒場だ。此処は料理が素晴らしい。暖簾に記されている「道産子手作り」の文字に偽りはない。

僕の生まれた昭和35年創業なので、同い年の店内はコの字カウンターや天井に長きに渡る時間が積み重なり、時代の陰影を刻んでいるのだ。
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「金滴」を冷やで戴く。ほっけのみそ漬け焼きや宗八カレイなどの焼き物も此処の名物でアル。ぎんだら焼きも美味い。何れも北海道ならではの食材を生かしているのがこの店の自慢だ。

朝穫れたてのイカを刺身で戴く。
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甘くて、酒がクィクィと進んでしまうのだナ。
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焼き牡蠣もお願いした。

コの字カウンターの真ん中で魚を焼く姿を眺めながら酌む酒も旨い。
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焼き場に立つのは二代目の店主でアル。
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此処のだし巻き卵焼きも必ず戴く。午後6時を廻り、徐々に仕事帰りの方々も増えて来た。
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初めて来たと言う方と話も弾み、愉しい時間を過ごすことが出来た。
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続いて訪れたのはススキノに在る『碇(いかり)』でアル。
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ジンギスカンの名店『だるま』の前には大勢が待っていたナ。
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階段を昇るとホッと出来る小体の酒場が待っている。
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先ずはビールで小休止。
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焼き物とおでんが自慢の店だが、焼き物が終わっていたので、つぶ貝煮を戴いた。
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男山を冷やで戴き、暫しの憩い。
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ススキノは若い女性も皆一人で飲みに来るのだナ。
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女将さん、ご馳走さまでした。また次回。

四軒目は『あんぽん』へ。
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此処は牡蠣料理が有名だが、先程焼き牡蠣を食べたので、海鞘(ほや)の塩辛をアテに一献。

ずっしりとしたコの字カウンターの中に凛とした割烹着姿の女将さんが素敵な酒場だ。後継者が居ないそうなので、帰省する度に来なくちゃだナ。ご馳走様でした。

何かご飯ものが食べたくなり、向かった先は『まむろ』だ。
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昔から豚丼の名店として知られているが、僕は朝まで吞んで〆に食べる事が多い。朝4時まで開いているので重宝するのだナ。

「豚丼」と言えば帯広の『ぱんちょう』が元祖として名高いが、ススキノで唯一の『まむろ』も絶品だ。
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客が僕だけだったのでご主人とゆっくり話が出来たのも良かった。
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あぁ、至福の時。これは、不思議と胃がもたれないのだナ。

腹も満たされたので、この日最後の酒場へと繰り出した。
南5条西2の美松村岡ビル7階に在るSOULバー『ジム・クロウ』へ。

店内をリニューアルしたのだが、相変わらず素敵な空間を作ってたネ。
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此処は僕の高校の同級生の安芸仁氏がオーナーの酒場だが、日本全国のソウルファンも一目置いている存在だ。
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この日も膨大なソウル・コレクションの中からゴキゲンな曲を聴かせて貰った。
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これは僕のリクエストしたシャロン・ライリーだネ。

真空管のアンプから流れる歌声に聴き惚れながら呑む酒も旨い。
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アル・ジョンソンの名曲「I'm For Back More」も架けて貰う。
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続いてマリーナ・ショーのバージョンも架かる。

やはり此処に来た甲斐ありだ。僕の持っていないこの曲のオリジナル、レオズ・サンシッップも架けてくれた。
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これ持ってないんだよなぁ。

色々と懐かしい曲の数々を聴きながら、夜は更けて行く。
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ジョニー・ブリストルの名曲「Hang On There Baby」を聴いてご馳走様。
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相変わらず素敵な曲と旨い酒をありがとうネ!

空が明るくならない内に何とか帰宅したが、久しぶりの札幌の街を堪能したナ。

札幌も昼間は夏の陽射しに包まれていたが、此処は北国。夜更けに吹く風に、そこはかとない冷気が漂っていた。寝苦しさも無く、一気に眠りに落ちた様だ。
by cafegent | 2012-07-17 14:34 | 飲み歩き | Trackback | Comments(4)