東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent

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      路地酒場 色なき風の 通り道   八十八

先日の大雨以来、東京はすっかり秋らしい気候になったネ。

神保町の酒場『兵六』も窓や入口が開け放たれて、心地良い風が店の中を駆け抜ける。
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60余年もの間、冷暖房の無い酒場だったが、この猛暑で今年初めて冷房が入った。毎年、夏の間は客も店主も団扇が片時も外せない酒場だったが、今年は快適なエアコンのお陰で玄関も裏口も全てが閉まっていた。

だが、今週は気温もグンと下がり、ようやく以前の『兵六』の風情が戻ったのだ。午後6時前には外もすっかり暮れてしまうが、暮れ泥む夕暮れの時刻が実に良いのだナ。
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秋風が通り抜ける中、さつま無双を白湯で割って呑む。しみじみとこの季節を愉しむことが出来るのだ。
      ◇          ◇          ◇
さて、昨日は板橋へ出た。

板橋駅西口を出て、ロータリーを抜け八千代銀行の路地を左へ入ると目指す酒場だ。
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白地に「大衆明星酒場」の文字が描かれた暖簾が秋風に揺れている。

そう、この日は大衆酒場『明星(あけぼし)』の暖簾を潜った。
小さなコの字型のカウンターにはご常連が一人。
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向かい合う様に座り、先ずは瓶ビールから。
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酒のアテは、ハスとひじきの煮物。蓮根が良い塩梅に味付けされて美味かったなぁ。
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牛乳サワーに切り替えたところで、酒朋ビリー隊長の到着だ。
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けいこママから戴いたチョコレートと牛乳サワーが合うのだナ。
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この辺りは、滝野川『高木』しかり、牛乳割りを出す酒場が多い。呑みやすいからスグお代わりしちゃうのだナ。
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昭和23年から続く老舗の大衆酒場で、ほっこりとした時間を過ごす事が出来た。ママさん、ご馳走様でした!
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さて、二軒目は赤羽に移動。『まるます家』を覗いたらもう店仕舞い。そんな訳で『喜多屋』へ。

中では、いつもの様に自転車ホッシーが居た。
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そして、先日立石『宇ち多゛』でご一緒した章子ちゃんと郡上クンも会社の後輩たちと呑んでいた。
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では、ハイボールでカンパ〜イ!カタコト日本語の「肉ドーフ、いかがですか〜!」の声に惹かれ、僕もビリーも戴いた。
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うん、酒に合う味付けだ。

彼等はかなりハイテンションだったけど、相当飲んでいたのかナ?
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焼酎のナカもお代わりしてご馳走さま!
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僕らは、先に『喜多屋』を出てOK横丁を抜ける。
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シャリ金ホッピーでもつ焼きと思ったのだが、目指す酒場はしばらく開きそうにないご様子。
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早々に諦めて駅前に戻る。
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大衆酒場『まるよし』を覗くと、お姉さんから「余り時間がないけどいいわよ」と優しいお言葉。小上がりに滑り込む。
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名物「キャべ玉」をアテにホッピーをゴクリ。
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これまた結構なお味だ!
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ビリー隊長は、冷やおろしだネ。
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タンとカシラも美味かったネ。
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鳥の唐揚げも追加して腹も満たした。
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ビリー隊長も随分とゴキゲンなご様子だ。寝落ちせず帰れたのかナ?
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開け放たれた入口からは家路を急ぐ人達の喧噪に交じり、コオロギの鳴く声も聞こえたナ。

うーん、ハシゴ酒が心地良い季節がやって来た。って年がら年中やってたネ。こりゃ失礼!
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by cafegent | 2012-09-28 15:19 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
一年の季節を72に区切って表す七十二候では、今は「蟄虫坏戸」(むしかくれて、とをふさぐ)頃だ。虫が土の中に潜って穴を塞ぐこと。

虫が、戸を塞ぐのだネ。「ホイ、ちょいとごめんよ!」とか云って虫が戸を閉めるみたいだナ。

「穴惑い」(あなまどい)と云う言葉がある。俳句では秋の季語。

夏に野原などに出ていた蛇が、秋が深まり寒くなってくると土の穴に潜るのだネ。彼岸の入りと共に穴に籠り、また春の彼岸の頃に顔を出すと云われている。

秋になり10月を過ぎても穴に潜らない蛇を「穴惑い」と云う。「蟄虫坏戸」からあぶれてしまったヘビのことなのだネ。

    穴惑ひ石のごとくにゐたるかな

僕の好きな俳人、加藤楸邨が詠んだ句だ。

僕が毎朝歩く都立林試の森公園でもよく蛇を見かける。スルスルと木を昇りシジュウカラやインコのヒナを襲っていたが、奴らももうすぐ土の穴に潜り込むのだろうか。

    穴惑ひ 夕べの女(ひと)が 愛おしく   八十八

以前、句会『舟』にて出た十月の兼題が「穴惑い」だったナ。これは、その時詠んだ句だ。
     ◇         ◇         ◇
閑話休題。

今年は残暑が長引いたせいか、彼岸花(曼珠沙華)の開花が全国的に遅いらしいネ。林試の森公園では、ようやく咲き始めた。
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天に向かってスッと伸び真っ赤な花を開く姿は凛として美しい。

今朝は、今年初のキビタキを観た。池の水を求めて降りて来たのだが、残念ながらカメラを構えているうちに去ってしまった。10月中旬頃には別の場所に移動してしまうから、写したいものだ。
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これは、以前「白金自然教育園」で写したものかな。

草むらでは、秋の虫が集(すだ)く声が朝から響いていた。
葉を除けて、コオロギたちを捜そうとしたらヒョイと飛び跳ねて行ってしまった。そして、そこには大きなかたつむりが居た。
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いろんな生き物たちが、秋が深まる前に色々準備が忙しいのかナ。

そのスグ脇では、小さなクモを見つけた。
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エビグモの様だが可成り小さい。ワカバグモかな?
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小さな鬼田平子の黄花には、さらに小さな蜂が花の蜜を求めていた。

キビタキを観た池に戻ると、緑の葉の上に小さなワカバグモが居た。
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若葉色をしているから付いた名だが、可愛い蜘蛛だ。
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葉の下から写すと朝の陽射しを受けて更に美しかったナ。

目黒不動尊の曼珠沙華はまだ蕾みが開いていない。
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これから毎朝、蕾みが膨らみ見事な花が咲くのが楽しみだナ。

こちらは、ナス科の鵯上戸(ヒヨドリジョウゴ)と云う花。
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ヒヨドリがこの花の実を好んで食べるからこの名が付いたそうだ。秋が深まると実が赤く熟すのだナ。とっても小さな花だが、カタクリの様に白い花弁を後ろに反り返らせて咲く。可愛い花でアル。

こちらは、昨日見つけたツマグロヒョウモン蝶のオスだ。
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よしずの上にとまっていたのだが、いつ見ても美しい蝶だナ。

そんな訳で、今日は酒を語らず。
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by cafegent | 2012-09-27 15:16 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
西川美和監督の新作映画「夢売るふたり」を観た。

兎に角、松たか子が素晴らしかった。阿部サダヲ演じる板前の夫と二人で、新しい店を出すために結婚詐欺まがいなことを繰り返すのだが、最後まで松たか子の視線で物語が展開していく。
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ダメ亭主を演じるのは、阿部サダヲの本領発揮と云うところ。松たか子は、「告白」で見せてくれた怖さとはまた違う怖い女の一面を演じていた。

アコースティックギターのユルい音楽に乗って、最初から最後まで「男と女」が営む「夫婦」と云う存在を再考しながら観ていたのだナ。

そして、ずっと笑いっぱなしだ。単にコメディの笑いではなく、トホホな笑いが続くのだ。

主演の二人も素晴らしいが、脇役たちも実に良かった。鈴木砂羽や田中麗奈、そして安藤玉恵が光っていたナ。彼女はドラマ「深夜食堂」や映画「探偵はBARにいる」辺りから好きな女優の一人だが、ここでの風俗嬢役はイイ。

映画の内容は特に記さないが、西川美和監督初の女性映画にはヤラれたナ。プロット作りに一年以上かけたと云う脚本の素晴らしさが何と言ってもこの映画の要だネ。
      ◇          ◇          ◇
さて、映画の後は、恵比寿に出た。午後7時、酒寮『さいき』の暖簾を潜ると既に賑わっていた。お姉さんたちの「おかえりなさ〜い」の声に招かれて中へ。
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カウンターも空いていたのだが、予約が入っていたらしい。
そんな訳で、この日は二階の座敷へ上がった。

先ずはサッポロ黒ラベルで喉を潤す。
此処は黙っていても三品の酒の肴が出て来るので迷う事がないのが嬉しい酒場だ。
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脂の乗った鯖の塩焼きから。
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続いて刺身が来たので、一の蔵のぬる燗をお願いした。
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畳敷きの部屋でカミサンと酒を酌んでいるとどこか地方の旅館にでも来たかのようだ。

ただ、開けた窓の向こうから時折聞こえる酒場の呼び込みの声に我に返る。そう、まぎれも無く此処は恵比寿の街なのだナ。

鰹と鯵の刺身は生姜を乗せて頂いた。

三品目は、アシタバのお浸し。
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独特のぬめりがぬる燗に合う。

酒を大徳利に変えた。
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僕もカミサンも酒のアテで一番好きなのが、海鞘(ホヤ)だ。

この日もホヤの塩辛が有ったので、迷わず頼んだ。
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これがあれば、ずっと酒を呑んでいられるのだネ。

此処『さいき』は、戦後間もなく建てられた木造戸建てで、当時から手を加え直した様子は見えない。
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L字型をした白木のカウンターは長い年月を経て、角が丸く削れて、柱も煙草のヤニで琥珀色に光る。

自慢の海老しんじょに厚焼き卵、そしてキャベツ炒めなどをアテに酒がススむのだ。

店主のクニさんは、恵比寿で生まれ、この街でずっと育ったそうだ。

先代の女将さんが亡くなった後は、L字カウンターの中で同じ場所にクニさんが座る。
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店を訪れるとクニさんは「おかえりなさい」の声と共に座る席を左手で示すのだ。

最近、早い時間に訪れるとクニさんは軒下に設けられた縁台で夕涼みをしている事が多い。そして、近くで食事を済ませると、いつもの席に戻ってくる。

この日は二階で呑んでいたので、帰り際に夕涼み中のクニさんにお会いした。
年季の入った顔の皺が、さらに深く刻まれるかの様に満面の笑みを浮かべて、僕らを見送ってくれた。
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クニさんの「いってらっしゃい」の声に合わせるかの様に秋の虫が鳴き出した。
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by cafegent | 2012-09-26 15:12 | 飲み歩き | Trackback | Comments(1)
昨日から急に秋らしい気候になったネ。今朝は久しぶりに長袖のボタンダウンに袖を通した。

先週、渋谷のんべい横丁の焼き鳥屋『鳥重』の女将、東山とし子さんが献上した本が講談社より発売された。目黒の有隣堂書店にも置いてあったので、買い求めた。

本のタイトルは「ぶつよ!」だ。これは、お母さんのいつもの口癖でアル。行儀の悪い客や泥酔した者たちに向けた愛のある叱咤激励の言葉なのだナ。
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ぶつよ!―奇跡の焼鳥屋「鳥重」名物お母さんの元気が出る言葉

お母さんは、毎日間口2坪の小さなヿ字カウンターの中で焼き鳥を焼き続けている。
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一回10人で三回転、一日30人のお客に美味い焼き鳥と酒を提供してくれるのだ。イチロー選手もオフシーズンになると必ず『鳥重』にやって来るし、建築家のエドワード鈴木さんやホリエモンなども此処の味を愛している。

日本一予約が取りづらい小体の焼き鳥屋だが、お母さんの言葉に元気を貰った方は可成り多いことだろう。僕も以前仕事で行き詰まっていた時に「ためいきは命を削るカンナだよ」と云われたことがある。

そんな名物女将の愛ある言葉がぎっしりと詰まった一冊だ。読み終えて、最後のページに「皆様、ありがとうございました」と今まで『鳥重』を訪れた方々の名前が手描きで綴られていた。
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知っている方も沢山居たが、その中に僕の名前を見つけて思わず目頭が熱くなった。

思えば、『鳥重』に行きはじめて32年だ。亡くなったひとみ姐さんたちと行ったのが最初かナ。当時はドタキャンが出たりするとお母さんから「9時半の回、席が空いているけどどう?」なんて連絡を戴いたっけ。

大勢の方々に愛されて61年、この12月29日に幕を下ろすことになった。
もう予約は取れないだろうネ。

台風の時など、予約をしていた方々が皆キャンセルをしてしまい、いつも「のんべい横丁」で呑み歩いている僕や山場などは、そんな時ふらりと覗いて食べさせてもらったりしていた。どれもが懐かしい思い出だ。

『鳥重』を知らない方もこの本を是非読んで欲しい。仕事を愛し、お客さんを愛したお母さんの珠玉の名言にきっと心打たれる筈だ。
      ◇          ◇          ◇
さて、夕べはその『鳥重』の9時半の回に行くことになっていた。その前に武蔵小山『牛太郎』の暖簾を潜った。

店に入るとライターの森一起さんと渋谷のんべい横丁でバー『Non』を営む荒木が呑んでいた。
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荒木はかなりヘベのレケになっていたが、この後もう一軒『晩杯屋』に行くと云う。ちゃんと店を開けられるのか心配だったが、放っとこう。
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途中、ヒゲオヤジ君たちもやって来て一緒に飲むことにした。
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土砂降りの通り雨も去って行き、暖簾の間から心地よい秋風が店内を通り抜けていった。

顔馴染みしか残っていない『牛太郎』、隣りの『ラーメンICHI』から野菜マシマシのラーメンを出前。二郎系の店だが、中々美味いと評判だ。

牛太郎の店主ジョウさん自らラーメンを持って来てくれましたナ。
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たまにはこんなアットホームな酒場になっても良いだろう。なんせ、ラーメンICHIは、牛太郎の焼き場を預かるヒロシ君の自慢の息子がラーメンを作っているのだしネ。

さて、僕は渋谷に移動した。
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『鳥重』を覗くとまだ前の回の方々で賑わっている。お母さんから「もうちょっと何処かで待っててネ」と声を架けられたし、のんべい横丁の表に廻ってバー『Cruva』へ。
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ヨッさんも元気そうでなにより。生ビールを戴いて、鳥重劇場の幕開けを待つことにした。
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午後10時15分、漸く『鳥重』の三回目がスタート。一番左端へ座った。

お店にも本の紹介が貼ってありましたナ。
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昨年までは月に一二度は通っていたが、余りにも予約が取れないと友人たちからも云われたりして、なんとなく今年は余り予約をしていなかった。
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しかし、後3ヶ月で此処が無くなると思うと寂しいネ。今回は一人だったので無理言って入れて貰ったのだが、皆さん、半年以上も前から予約を入れて本当に心待ちにしていた様子だったナ。
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柔らかいもつをタレで焼いて貰う。この味は、此処以外では味わえない名物だ。
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ソトはこんがりカリっとして中はレアで口の中でトロけてしまう。
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大根おろしをたっぷりと乗せて頬張るのだナ。

さて、串が焼ける間にお母さんから何を飲むか聞かれる。今回は赤ワインを戴いた。
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グラスから溢れる程にたんまりと注がれたワインの見事な勇姿。レバーと見事にマリアージュ。

二串目は、心臓だ。普通の焼き鳥屋だとひとつのハツを二つに裂いて、それを3つ程串に刺しているが、此処は違う。
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まるごとのハツを12個も大串に刺して焼いてくれるのだ。これはもう天然のソーセージって感じだネ。プリッとした食感で柚子胡椒が合う。

この日は一人だったので、串は2本で終了。
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後は、究極のレバ刺し「ナマ」を戴く。

夏場の白レバーはまるでトリュフの様なのだ。
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生姜とにんにくで戴き、お次は胡麻油で戴く。あぁ、もうこれが食べられなくなるのかと思うとやっぱり寂しい!
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お手所(おしぼり)を戴いて、お新香と鳥スープで〆る。
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このお新香も大変美味しいのだナ。
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大きな薬缶でコトコトと出汁をとったスープは鳥のエキス満載で最高に美味しい。

これにて至福の「鳥重劇場」の終了だ。

買ったばかりのお母さんの著書「ぶつよ!」に言葉を戴いた。
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これは僕の宝物になるナ。
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カミサンのお土産用に焼いて貰った合鴨とハツと柔らかいモツも受け取った。お母さん、感謝多謝!
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年内にもう一度来よう。お母さん、ご馳走様でした。もう12時を廻ったし、電車の事は忘れよう。

そんな訳で、また酒場へと戻った。

ユニバーサルミュージックの藤田君と久しぶりに呑んだ。CKBの新譜を戴いたので、今日はそれを聴きながら仕事場に居る。
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須永辰緒さんMixのアルバムはゴキゲンだ。

と仕事もしないで日記を書き終えた。
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by cafegent | 2012-09-25 14:37 | 食べる | Trackback | Comments(0)
七十二候では「雷乃収声」(かみなり、すなわちこえをおさむ)の頃。雷の声が聴こえなくなる時季が来たと云うことだ。

昨日の東京は一日中激しい雨が降り続いたネ。土曜の夜は夜空に閃光が走り、物凄い落雷の音が響いた。だが、今朝はあの大雨が嘘のように青空が広がり、暑さが舞い戻ってきたネ。木の葉に残った雨露が太陽の光を浴びて、美しい照葉を観ることが出来た。
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雨に濡れた桔梗も美しい。

昨日の朝日新聞「天声人語」の中で、今年は「春夏夏冬」の残暑だった、とあった。空はまだまだ巨大な入道雲が居座り、いわし雲が秋空を覆うのはいつになるこことやら。

子供の頃、外で秋刀魚を焼く光景をよく目にした。空に広がるいわし雲が赤く染まる日暮れどき、七輪の煙が雲に繋がる様に天高く登って行ったっけ。

      人肌の酒に合わせる秋刀魚かな   八十八

      ◇          ◇          ◇
さて、先週の週末を振り返る。

木曜に酒を抜いたので、金曜日は日暮れを待たずして酒場へと足が向かった。
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夕暮れの木場、大横川に陽が沈んでいく。平木橋を渡り、橋のたもとに佇む酒場『河本』の暖簾を潜る。
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真寿美さんの注ぐ金宮焼酎にホッピーをきっちりと一本入れて、喉に放り込むのだ。

暦はすっかり秋深し時季となったが、まだまだ蒸し暑い。真寿美さんも団扇が手放せないようだネ。
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冷たい奴さんが湯豆腐に変わるのはまだ先だろうか。

木場から神保町へと移動し、『兵六』へ。
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いつもの面々が集う酒場でいつもの酒を酌む。
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さつま無双の白湯割りが美味さを増す季節が近づいた。

この日は二軒で切り上げて、家で呑むことにした。
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巨人軍優勝の瞬間を観ながら、カミサンが先日仕込んだ餃子を焼いた。
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具にセロリを加えただけで味が抜群に向上!凄い!
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ザー菜と玉ねぎたっぷりの冷や奴も美味かった。
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「こしひかり越後ビール」、中々美味いビールだったナ。

そして、〆は焼きそばにした。
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青のりたっぷり振りかけて!

寝落ちしない夜もあるのだナ。むふふ。
      ◇          ◇          ◇
そして、土曜日は朝から京成立石へ。

この日は赤羽『喜多屋』に良く通うと云う二人が自転車ホッシーと共に初『宇ち多゛』へ。
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右の彼は郡上八幡(ぐじょうはちまん)の郡上と書いて、ぐんじょうさんと云うそうだ。ハッシーの左側は彼の上司、章子ちゃん!
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この日の裏手は余り混まず、宗さんも外でしばし寛ぐ。

さぁ、土よ宇朝酒が始まった。
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ハツ塩をアテに梅割りもススんだ。
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宇ち多゛歴30数年の大島さんと地元のウーさんに囲まれて、初めてのお二人も十二分に堪能したようだ。
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また、ホッシーと来て下さいナ!
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レバー素焼き若焼きのお酢かけも美味い!
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章子ちゃん、大島さんが居ると土よ宇朝酒も一段と愉しいでしょ!

二軒目は、ヨーカドー裏の『ゑびすや食堂』へ。
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小アジフライをアテに緑茶割りを戴いた。

立石を二軒で切り上げて、武蔵小山へと移動。カミサンと『牛太郎』で待ち合わせをした。
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ライターの森一起さん親子も登場し、愉しい酒を呑むことが出来た。
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とんちゃんも相変わらず美味かったし、てっぽうの生醤油焼きも美味かったナ。
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そう云えば、赤羽『丸健水産』のおでん出汁割り酒に欠かせない「七味にんにく」が牛太郎にも置いてあった。
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嬉しい限りでアル。

この日は祭日だったが駅前のもつ肉専門店『みやこや』が開いていた。と云う訳で、牛テールを買って家でテールシチューを作ることにした。
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牛太郎の隣りの『Nemo』で買ったパンもシチューに合ったなぁ。
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グラハム・カーよろしく赤ワイン片手に野菜を炒める。
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そして肉にも火を入れる。ぐふふ。
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牛テールは圧力鍋よりも普通の鍋でコトコトと煮た方が骨からダシが良く取れるのだナ。

煮ている間は、酒を呑んでりゃいいのだから、こんなにラクチンなことはないのだ。
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さぁ、完成だ。カミサンの味付けもバッチリだった。日々感謝!
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こうして、土曜日も寝落ちせず、愉しい家呑みとなった。むふふ。
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by cafegent | 2012-09-24 15:08 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
   秋かぜや日本(やまと)の国の稲の穂の
          酒のあぢはひ(あじわい)日にまさり来れ

僕の好きな若山牧水が詠んだ酒の歌だ。牧水は本当に心の底から酒を愛したのだろうなぁ。

秋風に稲穂が揺れる情景が眼に浮かぶ。
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米から作る酒を味わえるこの国に生まれた幸せを実感するのだナ。

今週は月曜の敬老の日に浅草吉原方面で呑んだ以外は、ほぼ毎日地元の酒場に顔を出した。
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それにしても泪橋周辺は、変わらないネ。

普段、東京を縦横無尽に呑み歩いているが、突き詰めれば日々商店街などで挨拶を交わす方々と出逢う酒場はホッとする。

二三軒、軽く酒場をハシゴしても家までスグなのでアル。
馴染みの魚屋で刺身を買って、家での晩酌もまた愉しい。
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開け放たれた窓から聴こえる秋の虫の声に耳を傾けながら、日本酒を酌む幸せよ。

昨日は週に一度の休肝日だった。

カミサンが仕事で遅くなると云うので、夕飯の支度は僕だ。

米は軽く磨いで1時間程水に浸す。
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味噌汁用に昆布といりこで出汁を取る。後はブリを解凍して、味噌汁の具材を用意すれば準備万端。
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先日、作っておいたスープカレーのルウも解凍し、夕飯の完成だ。
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さて、一日酒を抜いたから、今日の酒は一段と美味いだろうナ。

そんな訳で、酒場へと出掛けよう。では、皆さんまた来週!CHAO!
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by cafegent | 2012-09-21 15:46 | ひとりごと | Trackback | Comments(2)
陽が暮れると道端から秋の虫の鳴く声が聴こえて来るようになった。

コオロギのリィリィと鳴く声やカンタンの美しい調べも草はら辺りから聴こえる。
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夕べ、外に出て夜風に当りながら宮城の浦霞を呑んでいたら、キッキッキッキッと鉦(かね)を叩く音。この音の通りカネタタキと云うコオロギの仲間だ。

この街に引っ越して来てから数年経つが、チッチリリと鳴くマツムシの鳴き声も聴いた。今年の秋も沢山の虫たちの調べを聴けることを楽しみにしたい。

       虫しぐれ 我が盃に 降り注ぎ   八十八

今朝の散歩では秋茜が沢山飛ぶ姿を見かけた。9月も後半に近づき漸く秋らしい光景を目にすることが出来る。

今年は猛暑のせいか彼岸花(曼珠沙華)の開花が遅いらしい。
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この花は西洋風蝶草(せいようふうちょうそう)と云う。

夏から秋にかけて咲くが、この花も今月に入ってから咲いたのだナ。
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淡い桃色の花びらが蝶が舞う姿に似ていることから風蝶草の和名が付いた。英語ではスパイダーフラワーと呼ぶ。細長く伸びた雄蕊(おしべ)が蜘蛛の姿に似ているからだネ。

この雄蕊の姿がどことなく曼珠沙華の花にも似ているので、僕はこの花を見つけると夏から秋への季節の移ろいを感じるのだナ。
     ◇         ◇          ◇
今週は地元で呑むことが多かった。敬老の日の月曜も昼から『牛太郎』へお邪魔した。
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11時45分に着いたが、既に満席だった。

まぁ、満席は毎度のことなので、後ろの待ち合いで待つことにした。
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暫くすると強い通り雨が降り出した。15分程激しく雨粒を路上に叩き付けていたが、一気に晴れて太陽が顔を覗かせた。
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途中、外からブラジル映画祭を企画しているエジソン・ミネキさんと旧友の里香ちゃんに声を架けられた。武蔵小山散策中とのことで、久しぶりの再会となった。
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「ブラジル映画祭2012」も来月6日から開催。皆さんも是非!

さて、この日は午後2時から南千住で呑むことにしていた。地下鉄を乗り換えて移動。
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向かった酒場はお馴染みの『丸千葉』だ。
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暖簾を潜ると、既に宇ち多゛仲間の大島さんと自転車ホッシー、そして落語家の三遊亭兼好師匠が酒を酌み交していた。
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大島さんは兼好師匠が真打ちになる前から応援し続けており、大の兼好ファンを自認している。それだけにこの酒宴も堅苦しくなく実に愉しく酒が呑めた。酒宴ならぬ、酒縁だネ。
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三遊亭兼好師は、僕より10歳若い1970年生まれの42歳。20代後半に好楽師匠に弟子入りしているから、芸歴こそ古くはないが入門して10年で真打ちに昇進。古典落語は実に素晴らしいのだナ。
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円楽一門ゆえに寄席に出ることはないが、是非とも落語会に足を運んで欲しい。
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ホッシーは、まだ兼好師匠の落語を聴いたことがないと云っていたが、すっかり師匠の人柄に魅了されていたネ。
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金宮のボトルも減って行く!

丸千葉は、相変わらず大賑わいだ。
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やっちゃんのマシンガントークに師匠もニッコリ。混んで来たので我々のテーブルも相席となった。

だが、此処は下町浅草だ。
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お隣さんたちとも仲良くなり一緒に楽しく呑むことに。『丸千葉』の皆さん、相変わらず美味しい料理と酒でした。
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満員の中、席を作って戴きありがとうございました。感謝多謝!
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そして、愉しい宴を催してくれた大島さん、ありがとうございます。
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近々みんなで兼好師匠の落語会に行きましょうネ。

こうして、武蔵小山から南千住酒の旅が無事終了。だが、この後の記憶がまるで無いのだナ。
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by cafegent | 2012-09-20 13:56 | 飲み歩き | Trackback | Comments(3)
七十二候では、今日から「玄鳥去」(つばめ、さる)の時季。
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玄鳥(ツバメ)が南へと戻って行く時季が来た。今年も多くのツバメが日本で子を産み巣立ちさせた。小ツバメたちもまた来年やって来てくれることを願いたいものだ。

この日曜、行きつけの酒場の仲間たちで『兵六散歩の会』を催した。

今回の散歩は横須賀だ。横須賀出身の伊勢さんとトクちゃんが幹事となり猿島を散策。
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大崎から湘南新宿ラインに乗り逗子まで居酒屋グリーンを楽しんだ。
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横須賀駅に着くと空は薄暗く雨が降り出した。
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駅ではスカレー君がお出迎え。
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ヴェルニー公園を歩いているうちに雨も上がった。
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集合場所を間違えたハッシーと無事に合流。
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スーパーマーケットで酒を買い込み、いざ三笠桟橋ヘ。
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乗船待ちの間にジリジリと暑い太陽が戻って来た。
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出稿前にまずは乾杯だ。
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青空が戻り、さっきまでの雨が嘘のように晴天となった。波しぶきが心地良く、良い船旅だ。
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猿島は海水浴の人で大賑わいだったナ。

売店で猿島焼酎を買い込み、猿島を歩く。
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途中、かたつむりの親子に遭遇。可愛いなぁ。
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弾薬庫跡や砲台跡を観ながら島の突端へ。
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釣り人たちも大勢居たネ。
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さぁ、猿島酒宴のスタートだ。
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我々の散歩の会は、いつも酒盛りがメインだが、こんなに早くから宴会になるとは!
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一時間程昼酒を愉しみ、乗船場へと戻った。
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空に目をやれば、トンビが気持ち良さそうに風に舞っている。
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三笠公園に戻り、戦艦三笠を見学だ。
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バルチック艦隊と戦った東郷さん率いる連合艦隊の面々とパチリ!
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伊勢さんもお似合いでしたネ。
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ビリーは呑気な水兵サンだナ。
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そして、ワタシはマドロスさん!
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甲板も暑そうだったネ。
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三笠公園からどぶ板通りを散策。
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この辺りは久しぶりだなぁ。
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おや、ビリーがペリーになっているぞ!
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「兵六の宮崎駿」こと中西さんもどぶ板通りが妙に似合ってるなぁ。
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あぁ、新しいスカジャンが欲しい!
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酒屋の角打ち『ヒデヨシ商店』もお休み。
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横須賀と云えば『中央酒場』だが、日曜定休だ。
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そして、この日の宴会は『酒蔵お太幸』で!
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伊勢さん、トクちゃん、お疲れさまでした、と乾杯!
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お太幸名物のシウマイも戴く。
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むふふの美味さだナ。

こちらは、餃子の天ぷらだ。
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なんだか妙な食感だったネ。だが、酒がススんだ。

あぁ、呑んだ喰った!満腹だ!
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まぁ、こうして愉しく酒縁の絆が深まったって訳でアール。
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by cafegent | 2012-09-18 12:25 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
昨年の中秋の名月は、9月12日だったネ。今年は9月30日の日曜日だそうだ。中秋の名月は「十五夜」とも云う。これは、旧暦の8月15日の夜のこと。

今年は十五夜と満月が同じ日になる。桔梗や萩の花など秋の七草を飾り、月見酒で一献やりたいものだナ。もちろん、月見団子も欲しいところだネ。
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秋の虫の集(すだ)く声に耳を傾けながら盃の中で揺れる月を飲み干したい。今年も月うさぎに逢えるだろうか。

秋の風のことを「色なき風」と云う。もちろん、秋の季語だ。秋の少し寂しげな、身に染むような風のことを表している。

丁度、昨年の9月の句会で出た兼題だったので思い出した。まだまだ蒸し暑い東京の九月では、色なき風が吹くのももう少し先だろうか。

      向かい来る 色なき風に ペダル漕ぎ    八十八

     ◇          ◇          ◇
昨日は武蔵小山の酒場『牛太郎』から始めた。
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エアコンがない大衆酒場ゆえ、風が通り抜ける夕暮れあたりが居心地が良い。

馴染みの酒場は、暖簾を潜るとあちこちから知った顔がこちらを向いて、笑顔を返してくれる。思わずこちらの口元も緩み、手を挙げて挨拶を交わす。
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変わらない日常の一コマだが、心和む瞬間なのだナ。

スパサラをアテにビールが美味い。
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此処はホッピーも地元博水社のハイッピーも揃えてあるのが嬉しい。

この日は、小一時間程でご馳走様だ。

駅前でカミサンと合流し、地下鉄で浅草へと向かった。

昨日は今年の7月に病気で他界した友人ミヤッチこと宮本征一氏を偲ぶ会が、雷門の酒場『簑笠庵(さりゅうあん)』で催された。
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丁度、7月2日に亡きひとみ姐さんを偲ぶ会を開いたのだが、その席でミヤッチの訃報を聞いたのだった。七夕の月に酒仲間を二人亡くしたことになるのだが、ミヤッチと一緒に酒を酌むようになったのは、思えばひとみ姐さんがきっかけだった。

開店早々の『簑笠庵』に足繁く通っていたひとみ姐さんが、地元浅草でセレクトショップを営んでいるミヤッチと仲良くなったのだ。彼もまた仕事帰りにいつも此処に呑みに来ていた。
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そして、僕やマタェモンさん、Qちゃん、ハッシー、カオルちゃんなども皆、ミヤッチと仲良く呑むようになった。
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これは、ビリーたちと上野御徒町の『佐原屋』で呑んだ時だナ。

もちろん、時にはミヤッチが僕らのホームグラウンド神保町の『兵六』の暖簾を潜ることもあったし、我が家での酒宴にも来てくれて、それはもう良く呑んだっけ。

そんなミヤッチだが、実は10年程前から癌に侵されていたのだった。

何度か手術をしながら、体調を持ち直しサラリーマンを辞め地元浅草の寿一丁目でレディースのセレクトショップを開いていたのだが、僕らが簑笠庵で知り合った頃は元気一杯で、微塵にも病気だったなんて感じさせなかった。

それが、昨年末にまた癌が再発し体調を崩したのだった。店を畳み、入院を余儀なくされた。ハッシーやムッちゃん小ヒロ夫妻、簑笠庵の山本さん京子さん等も皆さん良くお見舞いに行っていたようだった。

ミヤッチが営んでいた店は、今カオルちゃんが借受けて事務所兼イベントスペースとして活用している。

今年の浅草三社祭では、外出許可を貰ったミヤッチも車椅子ながら遊びに来てくれて、僕も久しぶりに一緒に酒を酌み交わすことが出来た。

この写真は3年前の三社祭の時のミヤッチだ。
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祭り半纏をイナセに着こなして祭りに明け暮れていたっけ。
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夕べは簑笠庵でミヤッチと仲良くなった飲み仲間が集ってくれた。
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ハッシーやビリーも駆けつけてくれた。
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ミヤッチの御母上と最後まで傍に寄り添って世話をしていた妹のカズちゃんも生前のミヤッチの写真を沢山持って来てくれた。
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これは、小さい頃のミヤッチだ。やっぱり祭りだネ。
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七七日忌の法要も終わり、カズちゃんの顔にも笑顔が戻っていたので少しホッとした。

一昨年の12月のクリスマスには、浅草のミヤッチ邸にて鬼平犯科帳でお馴染みの「五鉄」の軍鶏鍋を再現した酒宴を催した。御母上のお手製の〆鯖がとても美味しくて日本酒がどんどん空になったっけ。
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この日は、山本さんが素晴らしい〆鯖を用意してくれた。
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ビールに始まり、日本酒、芋焼酎と酒好きのミヤッチを思い出しながら皆も大いに呑んでましたナ。
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なんだか、簑笠庵のカウンターに今もミヤッチが居るようだナ。
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地元のチイチィもムッちゃんもありがとうネ。
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山本さん、素敵な宴をありがとうございました。
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自慢のポテサラも最高でした。
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そして、京子さんにも感謝!ミヤッチのお酒飲んじゃって!

40代と云う若さで旅立ったミヤッチだが、今頃天国でひとみ姐さんと酒場を徘徊していることだろう。
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これからも夏は、ひとみさんとミヤッチを呼んで酒宴を催すとしよう。

「東京自由人日記/浅草で軍鶏鍋」
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by cafegent | 2012-09-14 14:33 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
富士山には雪が降ったそうだが、東京は9月だと云うことを忘れそうな程に暑い。
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昨日はカラスや鳩が水浴びをしていたが、今朝は小さなスズメたちが気持ち良さそうに水場で遊んでいたナ。
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公園の樹々では今もミンミン蝉や法師蝉が狂騒している。
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まぁ、約7年もの間土の中でじっとして育ち、やっと羽化だ。
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この穴から這い出して羽化しても精々1,2週間の儚い命。
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こちらがミンミン蝉だ。羽の色が濃いのだネ。

そして、こっちが法師蝉。
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低い木に張り付いて鳴いていた。

子孫繁栄の為、大いに鳴いて構わないのだヨ。

仕事場近くの銭湯「不動湯」は入口の回りで沢山の花を育ている。
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今朝はランタナ(七変化)の花の蜜を吸いにイチモンジセセリ蝶が来ていた。細い口を器用に花の奥に差し込んでいるのが見えるネ。

暫く眺めていたら、丁度真正面を向いてくれたのでパチリ!
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こんな、可愛いにらめっこ写真が撮れたのだナ。

こちらは、昨日の朝見つけたツマグロヒョウモン蝶の雄だ。
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雌の方は、広げた羽がもっと鮮やかなのだネ。
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ホラ、先の方の色が派手でしょう。

今日は、この夏に出逢った虫とのにらめっこ画像でも紹介しよう。
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こちらは、昨日のツマグロヒョウモン蝶。凛々しいネ。

これは、ヒメジャノメ蝶だ。
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真正面でも羽の蛇の目が判るネ。
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アカボシゴマダラ蝶も林試の森公園で見つけた。

これは、我が家で見つけたシロテンハナムグリ。
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植木に卵を産みつけにきたみたいだ。

そして、カブト虫。
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家の近くではクワガタやカブト虫も居るのだナ。

足長蜂は刺されないように気をつけて撮影。
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スターウォーズに出て来そうだな面構えだナ。

こちらは、オオシオカラトンボ。
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林試の森公園で、今年も沢山出逢った。

最後は、秋の虫、赤トンボで終わろう。
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秋茜が飛び廻ると季節の移ろいを感じるネ。

そんな訳で、今日は酒を語らず。では、また。
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by cafegent | 2012-09-13 15:21 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)