東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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<   2012年 11月 ( 19 )   > この月の画像一覧

     はらはらり黄落の葉のベンチかな    八十八
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毎朝の公園散歩でも黄色く色付いた銀杏の葉が風に舞っている。

歩いているとワシワシ、ガワガサと楓や桜、メタセコイアの葉など落葉樹の落葉を踏みしめる音が冬の訪れを感じさせる。
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樹々だけじゃなく地面も色とりどりのパレットだネ。桜の葉を手に取ると色んな顔に見えて来る。落葉を拾って、子供たちと何に見えるか、なんて遊ぶのも楽しいものだ。

赤く色付いた葉の間から小鳥たちが顔を覗かせている。樹々の実や葉についた毛虫を捜しているのだネ。
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朝ご飯を食べ終えたヤマガラが電灯の上で一休みしていた。
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このおでことお腹の色が美しい小鳥なのだナ。

枝の上にはヒガラが1羽居た。
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このヒガラが下に降りて来た。
二羽の四十雀の間で、地面に落ちた木の実を食べていた。
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四十雀と比べるとヒガラは本当に小さな小鳥だネ。

冬鳥が多く入りだした公園は、毎日歩いていても飽きないのだナ。

     落葉踏む 今日の明るさ 明日もあれ   水原秋櫻子

      ◇          ◇          ◇
さて、昨日は地元武蔵小山で呑んだ。

働く人の酒場『牛太郎』の暖簾を潜ると、既に満席。だが、知った顔ばかりなので後ろで待つ間も苦にならない。

ようやく席が空いたので、コの字の右側に座った。
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ナムルをアテに先ずは瓶ビールを戴いた。隣りに居た三十代の若者も家と逆方向なのだが、この酒場が好きとの事で時々来ているとのことだった。

酒場で出逢った方々と酒を酌むのも実に愉しいものだ。そして、僕の知らない酒場を教えて貰ったりするのだナ。

今度、横浜駅西口の狸小路に在る酒場を教えて頂いたので、近々伺ってみよう。
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ホッピーの杯が重なり、そろそろ閉店時間となった。

『牛太郎』を後にして、もつ焼き『豚星』に移動した。
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ガツ刺しをアテに焼酎ハイボールを戴いた。
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今日は店主の黒田君が居らず、京平クンが焼き場を担当していた。

豚星は、武蔵小山で味噌焼きが味わえるから嬉しいのだナ。
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しかも、スバラシイ味なのだから。
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美味いモツ焼きで、ホッとしたひと時を過ごさせて戴いた。

さぁ、明日から師走に突入だネ。今年も残すところあと一ヶ月。

美味い酒と良き出会いを求めて、東京を歩くとしよう。
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by cafegent | 2012-11-30 13:46 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
昨日は満月だった。
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夕暮れ時から、こんなにも美しい月が浮かんでいた。
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空気も澄んでおり、夜空が月明かりに照らされていた。

早いもので、明日で11月も終わり。土曜日からは師走になるのだネ。

酉の市が終わってからは、何かと年の瀬を感じることが多くなる。12月ともなれば、師走の風物詩「浅草 歳の市」(納めの観音)が催される。
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浅草「浅草寺」では17日から三日間、羽子板市が始まり色とりどりの羽子板が並べられる。
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古い羽子板を持って供養し、また新しい羽子板を買い求める人で賑わうのだナ。江戸伝統の押絵羽子板は、一つ作るのに数百ものパーツを組み合わせるそうだ。

江戸から続く伝統工芸品の羽子板を家に飾っても良し、お世話になった方への贈答にも持ってこいだ。

浅草寺の境内では、羽子板店の他にも沢山の屋台が出る。行き交う人々も「歳の市」を訪れ、お詣りを済ませる。この一年を無事に過ごせたことに感謝して、一足早い年の暮れを感じるのだナ。
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ライトアップされた塔の灯りが冬の夜空に冴え、浅草寺名物「老公孫樹」と呼ぶに相応しい樹々の葉が北風に揺れる姿も素敵だ。

この北風に負けじと人々の雑踏や屋台の啖呵などが響いてくるのだ。
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毎年、この雰囲気を体験するだけでも浅草寺を訪れて良かったと思うのだナ。あとは、馴染みの酒場の暖簾を潜れば、温かい燗酒が迎えてくれることだろう。

     冬の陽を甍(いらか)に浴びる浅草寺    八十八

      ◇          ◇          ◇
閑話休題。

火曜日は渋谷で用事を済ませ、そのまま馴染みの酒場へと向かった。
渋谷駅前の歩道橋を渡り、246を越え線路と桜ヶ丘の間の路地に入るとスグに目当ての酒場が見える。

細い階段を地下へ降りて行くと途中から人々の賑わいが聞こえて来る。
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大衆立呑酒場『富士屋本店』は、立ち飲み屋ではもう老舗の部類に入ることだろう。

どの肴も150円からなので、毎日晩酌をしてから家に帰りたい輩に向いている大衆酒場でアル。給料日明けらしい連中は、ちょっと贅沢して煮魚や刺身を頼んでいた。僕なんかたまに400円の料理なんぞ注文した時などは、ちょいと贅沢しちゃったかナ、なんて思う程なのだからネ。

いつもはビールから始めるが、外が寒かったので寒梅の燗酒を戴いた。

暫くすると酒朋ビリー隊長が到着した。僕がビリーに気付くと、店を仕切るよしえさんがスグに席を空けてくれて、無事に合流。
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湯豆腐をつまみながら燗酒がススんだのだナ。

続いて二軒目は、渋谷から埼京線で遠征だ。十条駅で下車し、そのまま真っ直ぐ酒場へと急ぐ。
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紺地に白く染め抜かれた『斎藤酒場』の暖簾が冷たい風に揺れていた。
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ビリーが座れるかどうか、先に偵察。

此処は、創業昭和三年の老舗大衆酒場だ。名物のカレーコロッケとポテトサラダをアテに燗酒を戴いた。
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外に掲げられた「暖まっていきませんか...」の看板に惹かれて暖簾を潜る人も多いのだろうなぁ。

ビリー隊長と二人で燗酒を酌んでいると、同じ卓の向こうからこちらにやって来た方が居た。Hさんと云う御仁で、いつも自由人日記を愛読して戴いているのことだった。僕と同い歳だそうで、次の酒場で一緒に呑むことになった。

そんな訳で、十条から赤羽に移動し『まるます家』へお邪魔した。

最近ビリーとの定席になっている奥席が空いていたので、四人でスンナリと入ることが出来た。
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酒はもちろん、ジャン酎モヒートだネ。
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ライムとミントを絞り、アンゴスチュラ・ビタースを数滴垂らしたら極上の酒の完成だ。
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さぁ、Hさんと乾杯!ウ〜ンッ、ウマい!
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鯉の刺身とホヤの塩辛をアテに酒がススんだのであった。
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急に4人に増えたので、いつもは躊躇する特大のメンチカツを戴いた。
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コレ、揚がる時間がかかるので早めに頼まなくちゃいけないのだナ。

熱々揚げたてのメンチで、モヒートが更に旨く感じたのだネ。

エンジン全開となった我ら吞んだくれ軍団は『丸健水産』へと向かったのだが、あいにくのラストオーダー終了後だった。若旦那に「また、次回ね!」と挨拶し、次へ移動。

『喜多屋』の店内を覗くとやっぱり居たのだナ。自転車ホッシーは、土曜の立石『宇ち多゛』と平日『喜多屋』で必ず会う呑み仲間だ。
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180円のハイボールで、再び乾杯!
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酒仲間が増えて、一段と愉しい夜になった。
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この日のハシゴ酒はこれにて終了。ここから先の記憶がスッ飛んでいたが、無事に家には辿り着いたらしい。

     熱燗や 永くもがなの 酒びたり    

新劇俳優だった故・中村伸郎さんの句で締めくくるとしよう。
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by cafegent | 2012-11-29 15:48 | 飲み歩き | Trackback | Comments(2)
今朝は昨日と打って変わって青空が広がった。
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風が強く、寒いが、それでも晴れている方が気持ちも弾むのだナ。

今朝も仕事場に向かう前に林試の森公園を歩いた。
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水場にはアオジがやって来た。

暫く歩いて野鳥を捜すのだが、風が強く鳥の声がまるで聞こえない。
ヒヨドリの声ばかりが響いて、捜すのがひと苦労だ。

四十雀に混じっているヒガラを捜したが、見つからなかった。
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だが、小さな菊戴(キクイタダキ)が数羽木に入ったのを見つけた。
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そんな訳で、すばしっこいキクをパシャリ!
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キクイタダキがまた何処かへと飛んで行く姿を目で追いかけていたら、空に大きな鳥が飛んでいるのを発見。

初め、オオタカかと思ってシャッターを切ったのだが、改めて見てみると長元坊(チョウゲンボウ)だった。
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小型のハヤブサの仲間で、小鳥や虫、蛙などを捕食する冬鳥だ。
林試の森公園は、猛禽類の餌も豊富だからやって来るのだネ。

そう云えば、先週の月曜日の朝日新聞に気になる記事が出ていた。
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温暖化の影響で渡り鳥の越冬滞在期間が短くなっているそうだ。

10月辺りから、シロハラ、アカハラ、ウソ、シメ、ジョウビタキなどが入って来ており、先週辺りからはツグミやハクセキレイの姿を見るようになった。

この記事にもあるようにマヒワやウソなどは数日で居なくなってしまった。渡りの途中なのだと思うが、初見日と終見日だけはメモしておかなくちゃナ。

これは、日曜日に家の近くで見かけたジョウビタキのメスだ。
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このコは、もう2週間程居着いているのだネ。
      ◇          ◇          ◇
閑話休題。

先週、久しぶりに新宿の酒場に行った。
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少し前に、美しい上弦の月を眺めていて、酒場『三日月』を思い出したからでアル。
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午後6時、三日月の暖簾を潜るとカウンターが空いていた。

先ずは瓶ビールを戴いて、酒朋ビリー隊長を待つことにした。
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ママが蛤汁を出してくれたが、相変わらず抜群の味だ。
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マスター自慢の〆鯖を戴いたら、やはり日本酒が欲しくなった。西の関を熱燗で。
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熱燗を呑み始めた頃合いにビリー隊長が到着した。
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名物オールグリンは、ママが最初に野菜を炒め、マスターが最後の味付けの仕上げをする。
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これがまた美味いのなんの南野陽子!なんちて。

遅れてビリー隊長の同僚が合流したので、オムレツも焼いて貰う。

此処のオムレツは、かつて作家の田中小実昌さんが「日本一のオムレツ」とエッセイで記していたことがあった。
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普通は卵7個なのだが、コレステロール過多なので、卵4個バージョンでお願いした。
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燗酒でホッコリとしたところでご馳走様。

お次は、ションベン横丁、おっと「思い出横丁」へと移動。

岐阜屋が混んでいたので、これまた久しぶりに『つるかめ食堂』へ。
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鶏皮マリネとポジャを戴く。
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息子さんの代に変っても、此処の雰囲気は変わらないネ。
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昔ながらのマカロニサラダも美味い。
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二人とも家が遠いので、そろそろお開きだ。
そんな訳で、この日は新宿二軒で終了したのだネ。
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by cafegent | 2012-11-27 15:48 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
暦ではもう初冬でアル。二十四節気では「小雪」の時季。
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北国ではもう雪が降っているものネ。今朝の東京は昨日とは打って変わって寒さが厳しかった。
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鼠色の空から小雨が降る中、落葉を踏む音も少し寂しく響いた。

東京のモミジもようやく赤く色付いてきたネ。
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ホットワインか燗酒を魔法瓶に入れて紅葉狩りに行く季節の到来だ。
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毎年、冬と共にやって来るのがハクセキレイだ。
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今朝も落葉の合間から小さな虫を捜してつまんでいた。
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いつもの公園ではコサギが1羽池に舞い降りて来た。
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カラスに追いやられ、裏の水場に逃げていったのだが、敵もしつこい。
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小魚を捕食し、枝で休んでいたコサギにカラスが喧嘩を売っていた。
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結局、カラスに負けて遠くに飛んでいってしまった。
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先日、カマキリを見つけたフェンスの上にウグイスがやって来た。
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冬はホーホケキョとは啼かず、ジッジッと地鳴きだが、その姿は実に愛らしいのだネ。
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樹々の間からは、キクイタダキがすばしっこく飛び廻っていた。
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暫くの間、キクイタダキやウグイスを捜して歩いていたが、雨が本降りになって来たので、仕事場へと急ぐことにした。
      ◇         ◇         ◇ 
11月は、「11」が「いい」と読めるので、語呂合わせの記念日が多い。

22日は「いい夫婦の日」、今日26日は「いい風呂の日」と云う訳だ。それにしても11月27日の「いいフナの日」ともなると、何を祝って良いのやら、ハテ?

11月11日は、読み方ではなく「1111」の姿形から「立ち飲みの日」となった。これは、僕の酒仲間でもある浜田信郎さんと藤原法仁さんが2011年に制定した記念日だ。この1111は、同様に煙突が四本立っているように見えるから「煙突の日」なんてのもアル。

いい風呂の日。今日の様な寒い日はじっくりと風呂で躯を温めるとしようか。

しかし、こう急に寒くなると燗酒を欲する機会が多くなるのだナ。
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そんな訳で、先日は浅草雷門の酒場『簑笠庵(さりゅうあん)』にて、芋焼酎「薩摩富士」の燗酒を白湯割りで戴いた。
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先ずは、簑笠庵自慢のアジフライから。
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大根おろしと山葵をたっぷりと乗せて、醤油を垂らす。これはもう病みつく一品だ。

此処は店主の二人が大の酒好きとあって、酒に合う料理ばかり。何を戴いても、本当に美味しいのだナ。

揚げ物の次は料理人山本さんオススメの「八角のねぎ味噌焼き」を戴いた。
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北海道では、よく刺身にして食べたが味噌焼きも良いネ。
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イカツイ姿に似合わず実に美味い魚だナ。

山本さん、京子さん、美味い料理と酒、ご馳走様でした。
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胃袋に勢いがついたので、寿四丁目交差点の近くに有る蕎麦屋『甲州屋』にて、おろし納豆蕎麦を戴いた。
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マックや吉野家に入らなかった自分を褒めるとしよう。

さて、翌日は勤労感謝の日。この日は朝から京成立石へと向かった。

もつ焼き『宇ち多゛』はこの日も朝から行列だ。
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ちょいと出遅れたが、皆様の計らいで何とか口開けに座る事が出来た。
奥席の皆さん、宗さん、感謝多謝!

そして朝10時半、いつもの奥席で「宇ち入り」が始まった。
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先ずは瓶ビールで始めるのだナ。そして、ビールをチェイサーに梅割を戴く。あぁ、至福の休日だ。
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美味いもつ焼きと寶焼酎で、午前中からエンジン全開となった。『宇ち多゛』の皆様、ご馳走様でした。

二軒目はヨーカドー裏の食堂『ゑびすや』へ。
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早々に宇ち多゛を切り上げた面々が集って居たネ。

いつもの緑茶割りで、休日の昼を過ごす。
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自転車ホッシーは、此処でボージョレ・ヌーボーか!

皆さんとは、この二軒で終了した。僕は一人、武蔵小山へと移動。
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『満留市本店』にて、サクッとざる蕎麦を戴いて、酒場『牛太郎』を目指した。

『牛太郎』の暖簾を潜るといつもの面々が集って居たナ。
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ネギアブラ串をアテにホッピーがススんだのであった。

仕事を終えたカミサンが途中から合流。
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ホッピーで躯がすっかり冷えたので、暖かいモノが食べたくなった。

家には北海道から届いたジャガ芋と玉ねぎがまだ沢山あったので、ポトフを作って貰った。
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これでまたワインがススんだのでアール。
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勤労感謝の日、勤労夫人の手料理に感謝しつつ、またもソファーで爆睡したのであった。
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by cafegent | 2012-11-26 16:02 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
僕の好きな画家、中西和(むつみ)さんの展覧会が銀座の画廊『ギャラリー桜の木』にて開催されている。
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この展覧会に合わせ、新しい画集「素 So」が求龍堂より刊行された。
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今年の作品を中心とした55点に詞華集(句や詩を絵で表した作品)シリーズ16点が収められている。

中西さんは、「洗い出し」と云う独自の技法により、実に洗練された世界観を醸し出しているのだナ。

画集の表紙にも使われているこの作品は、夏目漱石の句を表している。
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      膓(はらわた)に 春滴るや 粥の味

今月28日までの開催なので、忘れずに観に行こう。
     ◇         ◇         ◇
二の酉で賑わいを見せた昨日、夜空には美しい上弦の月が輝いていた。
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仕事場を出て、一人木場へと向かった。

酒場『河本』では、今週から冬の名物おでんが始まった。
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真寿美さんにおでんを盛ってもらい、ホッピーを呑む。あぁ、晩秋から初冬に移ったのだネ。

今年は秋が本当に短かったので、着ないままシーズンを逃した服が結構有った。

この日は、酒朋クマちゃんが先に来ていたのだが、既にホッピー五杯目だった。案の定、結構デキ上がっていたヨ!
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此処のホッピーは、可成り効くから大丈夫だったかナ。

暫くすると『やき屋』のユリちゃんがやって来た。彼女は、富岡八幡宮の酉の市に行く前に来たそうだ。

二杯目のホッピーを呑み終えて、僕は武蔵小山に移動した。

働く人の酒場『牛太郎』は、いつもの顔馴染みばかりで賑わっていた。
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串を何本か焼いてもらい、先ずは瓶ビールから。

こちらは、スモークチキンだ。
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これで百円なのだから、本当に懐に優しい酒場だネ。
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電動のペッパーミルで黒胡椒をパラリとネ。

酒をハィッピーに切り替えた。
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地元で呑む地元の酒は旨い。

陽が暮れてから一段と寒さが増した様だ。

カミサンがこんな夜は鍋に限ると、酒場は二軒で切り上げ家呑みにすることにした。
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キャベツを戴いたので、ニラたっぷりのモツ鍋風に仕上げた。
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鍋料理は野菜を沢山食べる事が出来るから良いのだネ。

仕事帰りだと云うのに美味い鍋をありがとうネ。カミサンに感謝!

福島の呑み師さんから戴いた「あさ開」の本醸超辛を鍋の友にした。
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あぁ、躯がどんどんと温まっていく。
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最後はご飯と玉子で雑炊にして〆た。
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空気が澄んでいるせいか、窓の外にはまだ上弦の月が浮かんでいた。

家呑みは、終電を気にすることもないので燗酒を付けた。
そして、録画していた酒場放浪記を観ながら、盃がススんだのだナ。

      燗酒を 手慣れて付ける 古女房   八十八
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by cafegent | 2012-11-21 14:42 | 飲み歩き | Trackback | Comments(2)
   くもり来て 二の酉の夜 あたゝかに   久保田万太郎

今日は酉の市が立つ、二の酉だ。
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小春日和の午後、仕事場近くの大鳥神社では威勢の良い柏手を打つ音が鳴り響いて活気に満ちていた。
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僕は一の酉の日に昨年の熊手を奉納したのだが、仕事仲間の古賀クンが熊手を買いたいと云うので付き合うことにした。
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参拝の後は、モチのロン、昼酒だネ。
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屋台でたこ焼き、お好み焼き、そしてもつ煮込みを買い、青空の下で金麦をゴクリ!
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あぁ、至福のひとときだナ。
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帰りに境内に出ていた屋台で、切山椒(きりざんしょう)を購入。
切山椒は浅草寺辺りが有名だが、酉の市の時は目黒でも買えるのだネ。
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切山椒とは、山椒の香りが仄かに効いた「すあま」の様な柔らかい餅菓子だ。この細長いカタチは、拍子木(ひょうしぎ)を表している。

初冬は火災が多い時期、拍子木を打って「火の用心」を願い、このカタチになったそうだ。

また、切山椒の「切り」は切り回しがよくなる様にと云われ、山椒は躯の中の虫を厄除けして、無病息災を祈願したと伝わっている。

また、山椒は花も実も、樹皮に至るまで全てを利用することが出来る木であることから「全ての事が出来る」との縁起も担いでいるのだネ。

午後の茶受けにも良いし、縁起が良くて美味しい切山椒で皆さんの無病息災を願うとしよう。
     ◇          ◇          ◇
閑話休題。

昨日はライターの森一起さんに誘われて勝どきの立ち飲み割烹『かねます』へお邪魔した。
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口開け早々だと云うのに、相変わらず此処は混んでいたナ。
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この日は、僕の行きつけの酒場、武蔵小山『豚星』の店主、黒田君と大井町のひな鳥素揚げ『そのだ』の店主、薗田君たちを誘っての吞み会となった。
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此処『かねます』は、本当に何を食べてもスバラシイ味でアル。
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世界的人気のレストラン『エルブリ』のシェフ、フェラン・アドリアやジョエル・ロブションも来日すると必ず此処を訪れるそうだ。
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毛ガニサラダに始まり、お馴染みの生うに牛肉巻きも登場だ。
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あぁ、この生湯葉もスバラシイ!
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熱々の牡蛎の味噌焼きなども追加して、ハイボールがススんだ。
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この半熟玉子がアクセントになっている牛スジ煮込みも絶品だったナ。
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豚星の黒田クンは髪を短くして、益々ダルビッシュに似てきたネ。
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ほぉ、熱々のかぶら蒸しもこの季節ならではだネ。
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途中から旧友のガマン君も登場して、更に賑わいを見せた。
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このふぐ刺しも最高だったネ。
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最後は、千枚漬けでさっぱりとリフレッシュ!
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いやぁ、ご馳走様でした。

さぁ、一軒目で勢いがついたので、お次は門前仲町へと移動。

向かった先は牛もつ煮込みの名店『大坂屋』さんだ。
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総勢六名だったが、カウンター後ろの小上がりで無事に全員座る事が出来た。元子さん、ありがとうございます。

みんな、『かねます』も『大坂屋』も満足してくれたみたいだネ。
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そして三軒目は神保町『兵六』へ。
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名物の餃子も実に美味い。
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旬の「もってのほか」の酢の物をアテにさつま無双やビールがススんだネ。
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薗田クンと僕の間の紀子ちゃんは、日曜の『ホルモン道場みやこや』もお手伝いしているのだナ。
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最後は炒豆腐(ちゃーどうふ)で〆た。

結構、ヘベのレケになっていたが、僕はこの後武蔵小山でカミサンと合流。で、案の定その後の記憶が消えていたのでアール。
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by cafegent | 2012-11-20 16:43 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
今朝の東京は、一段と冷えたネ。
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東京は秋を楽しむことなく、冬に入りそうな気配だネ。

モミジも落葉も俳諧では秋の季語でアル。晩秋を赤や黄に彩るモミジだが、今は秋になっても桜の葉ぐらいしか色付かず、初冬に入ってからじゃないと東京での紅葉狩りも難しいのだナ。

万葉集にもモミジを詠んだ歌が多く有るが、その殆どが黄葉であり、紅葉はごく僅かなのだ。奈良時代、黄色く色付いた葉を黄葉(もみじ)として愛でたからだと聞く。

僕の好きな歌をひとつ紹介したい。詠み人知らずの歌だ。

 故郷(ふるさと)の初黄葉(もみぢば)を手折(たお)り持ち
          今日(けふ)ぞ我が来(こ)し 見ぬ人のため

今年初のモミジの葉を故郷より採って、今日此処にやって来た。まだ、故郷のモミジを見たことが無い人のためにネ。と詠っているのだネ。

毎朝歩く林試の森公園のイチョウの葉も黄色く色付き、銀杏を拾う人々を多く見かける。アレ、中だけ持って行かず、悪臭を放つ実も全部持って行ってくれると良いのにナァ。
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今朝は晩秋の葉にとまるヒガラの姿を見かけた。

また、四十雀(シジュウカラ)の群れに混じって菊戴(キクイタダキ)も木の実を求めてやって来ていたナ。
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頭の上に黄色の冠を乗せた様な姿なので、「菊を戴く」と云う意味からこの名が付いた小鳥だ。
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小さい上にすばしっこく飛び廻るので中々見つけても撮影出来ないのが玉に傷。
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高い樹々の上だから、頭の黄色が写せない。
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これは、先月撮影したキクイタダキ。ネ、頭が黄色いでしょ!

先週は、やっと鶯(ウグイス)を写すことが出来た。
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赤く染まった紅葉と一緒に撮影出来たら最高だナ。
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      ◇          ◇          ◇
閑話休題。

さて、先週の土曜はいつもの様に朝から京成立石へと出掛けた。この日は大雨になるとの予報だったが、夕方から本当に土砂降りになったネ。

この日は我が酒朋のコカ爺ぃこと小梶嗣さんが、早くから来ていた。
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しかもそのメンバーが凄かった。名著「矢沢永吉 成り上がり」の編集や雑誌「GORO」「写楽」の編集を手掛けていた出版編集社の大御所、島本修二さん、雑誌「an an」や「Olive」のデザインで知られるアートディレクターの大御所、新谷雅弘さん、そして朝日新聞出版の編集者、須田剛(たけし)さんだ。
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コカ爺ぃ達四人は「粋人倶楽部」を主宰し、日々酒場で吞んだくれているそうだ。

島本さんは、今コーヒーウォッカに夢中だそうで、「珈琲火酒」なるオリジナルラベルを作って密かに卸し販売もしているらしい。
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一口戴いたが、ウォッカの甘さと珈琲の苦味が絶妙にマッチしていた。ハテ?この味以前飲んだことが有ると思ったら、名バーテンダー「アッシュ」こと青木クンから昔譲って戴いたコーヒーウォッカの味だった。

実は島本さんもこの酒はAsshから教わったとの事だった。こんなところでもまた繋がってしまうのだから、酒縁社会はスバラシイ限りだネ。

午前10時半が近づいた。さぁ、『宇ち多゛』の口開けだ。
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いつもの席にいつもの仲間が集い土よ宇朝酒が始まった。
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この日は、立石の重鎮イシさん、自転車野郎ホッシーが居る。
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その向かいには古参常連の大島さんに地元のウーさんも居ましたネ。
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来るのが遅れたユリちゃんは、補助椅子でなんとかセーフ!

愉しいひと時はあっという間に過ぎてしまう。外は長い列が出来ているのでご馳走様だ。

続いて向かうはヨーカ堂裏手の『ゑびすや食堂』だ。
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いつもの緑茶割りを呑みながら、「酔人倶楽部」が持ち回りで描いていると云う巻物を拝見させて戴いた。
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各人がそれぞれ順番に綴って継ぎ足しているらしい。
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流石、クリエイティヴな方々だけに素敵な巻物だったナ。
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コカ爺ぃ、巻き戻すのが大変でしたネ。
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『ゑびすや食堂』で、ちょいとトラブルが発生したので、僕らは『倉井ストアー』に移動することにした。
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昼時だったのだが、何とか全員座る事が出来た。
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それにしても総勢10数名居たんだよネ。
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僕はカキフライをアテに缶チューハイをゴクリ。
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此処は、本当に居心地が良いネ。
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途中から、ウシさんも合流してコカ爺ぃとゴキゲンなご様子だ。

ユリちゃんもすっかり酔っ払った顔をしてたナ。
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一眠りから冷めた大島さん、ちゃんと復活していたネ。

そんなこんなの愉しい土よ宇朝酒ハシゴ酒だった。
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ホッシー、雨の中『四つ木製麺所』の手打ちうどん、ありがとうネ!

そして皆さん、お疲れさまでした!

そうそう、お尻のユルい僕に島本さんからスバラシイお札を戴いた。
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「肛門を締めなさい。」だよ。凄いでしょ!

このお札を飾って置けば、もうハシゴ酒の途中で漏らしたりする事も無くなるのかナ?ハテ?
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by cafegent | 2012-11-19 15:20 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
酒びたりの日々が続いた。

木曜日、ボージョレー・ヌーヴォーが解禁となった。深夜族の連中は日付が変わる深夜零時を待って酒場で新酒を祝い乾杯をしていたことだろう。めっきり、夜中の酒場に行かなくなった僕は、15日の夕暮れ新酒のワインを買って門前仲町へと向かった。
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そう、此処数年は串煮込みの『大坂屋』さんで、ヌーヴォーを飲んでいる。あの少し甘めの牛煮込みの串には、赤ワインが実に合うのだナ。

ひっきりなしに混んでいるのだが、丁度タイミング良くお客さんがカウンターだけになった頃合いを見て、女将さんのお嬢さんがワインの栓を開けてくれた。

カウンターには初めて顔を合わせた方々ばかりだったが、皆で今年のヌーヴォーで乾杯をした。
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こんな酒縁が愉しくて、日々酒場を巡るのだ。

門前仲町を後にして、神保町へ向かった。
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『兵六』の暖簾を潜るとコの字カウンターも後ろの二卓も満席だった。
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そんな訳で、暫く後ろで立って呑むことにした。
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炙ったきびなごをつまみながら、さつま無双の白湯割りが五臓六腑に沁み渡る。
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黒じょかから注ぐ焼酎の燗酒は、躯の芯から温まるのだナ。

程よく酔ったところで、カミサンから連絡が入った。クルマで帰るので家の近くで呑もうとの事だった。

神保町から戸越銀座に移動した。

今回、初訪問の酒場『よしだや』へお邪魔した。
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此処は「牛太郎部」部長の森山さんオススメの酒場でアル。

兎に角、何を食べても美味いとのことだったので、期待に胸膨らませて伺った。

スグにカミサンも合流した。
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先ずは、ホッピーを頼んだのだナ。

そして、「ハラミにんにく焼き」をお願いした。
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これが、実に美味かった。食欲のスイッチが作動したのか、次は煮込みを頼んだ。
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あぁ、酒がスス無ススむ。
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品書きの端っこに追加で貼られていたカキバターの文字に目が釘付けになった。
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さぁ、これがカキバターだ。
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もう胃袋の欲求が止まらない。

すかさずカレーうどんをお願いした。
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これが、また美味いのなんの、南野陽子!
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酒に合うカレーうどんなのだネ。

そしてマスターに「美味い!美味い!」と連呼していたら、ご飯を持って来てくれた。
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こうやって、うどんのルゥにご飯を入れて、ぐちゃぐちゃに混ぜるのでアル。
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このカレーおじやが抜群に美味かったのだヨ。

中原街道沿いの酒場『よしだや』、恐るべしでアル。こりゃ、もう間違いなく通ってしまうだろうナ。
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by cafegent | 2012-11-17 17:52 | 飲み歩き | Trackback | Comments(2)
11月も半分が過ぎた。週の前半は日中の陽射しも強く、暖かい小春日和が続いたネ。だが、今朝の東京はこの秋一番の冷え込みだったそうだ。
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いつも歩く公園散歩の時も手の先が冷たく、ついポケットに手を突っ込んで歩いていた。
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暦でも晩秋が終わり、初冬が始まったものネ。そろそろ高尾山辺りでは土が凍り始める時季になるだろうか。
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東京もこれから益々寒さが厳しくなってくるが、その分燗酒が美味しく感じられる筈だ。

中国・唐の詩人白居易(はくきょい)が詠んだ漢詩「問劉十九」を紹介しよう。

    綠螘新醅酒
    紅泥小火壚
    晩來天欲雪
    能飮一杯無

造りたての新酒が緑色に濁り泡立っている

火鉢には赤い火が灯る

夕暮れあたりから雪になりそうだ

さぁ、今夜は一緒に一杯やろうじゃないか

どうですか、酒吞みには堪らないでしょう。白居易は「枕草子」や「源氏物語」など日本の古典文学にも影響を与えている詩人だ。

当時の唐では、既に酒を燗にして呑む風習があったそうだ。

大吟醸など冷酒で酌む酒も旨いが、そろそろ炙ったきびなごで燗酒が良いかもしれない。
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程よく温まった酒で、心も躯もほっと出来る季節だネ。

僕だって普段は戸棚から出した酒をそのままコップに注いで呑む。そう、「冷や」と云うヤツだ。冷やと云っても「常温」のことだからネ。

そして秋の気配を感じる様になると「日向燗(ひなたかん)」か「人肌燗(ひとはだかん)」が良い。30℃から35℃の温度でアル。
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秋が深まるにつれて40℃辺りの「ぬる燗」から45℃辺りの「上燗(じょうかん)」が旨い季節となる。
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そして、年の瀬が近づく頃から50℃辺り「熱燗」となり、真冬になれば「飛切燗(とびきりかん)」が呑みたくなるのだナ。

その昔、恵比寿東口に在った屋台の酒場『おゆき』で僕は燗酒の旨さを知った。雪が舞う東京の夜が更けて行き、人々が通勤に向かう時間になっても皆で呑んで居た。それはもう、飛切り熱くした燗酒じゃないと躯が堪えられない程に冷え込んだ朝だったのだが、ダラダラと8時頃まで呑んで居たっけ。
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あの時程、熱燗が旨く感じたことは無かったのだナ。

そう云えば、今日はボージョレ・ヌーボーの解禁日だったネ。どこかでヌーボーでも飲んでから燗酒でも求めて歩いてみようか。
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by cafegent | 2012-11-15 16:07 | ひとりごと | Trackback | Comments(2)
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    小春日や石をかみいる赤とんぼ    

村上鬼城(きじょう)が詠んだ名句だネ。

初冬の小春日和、赤とんぼがまるで石を噛むようにして暖かい陽射しに温う姿が浮かぶのだナ。

秋と冬の季語が重なった「季重なり」の句だが、この句は冬の小春日を強調しているのだろう。

深まる秋の午後、赤とんぼが交尾している姿を見かけた。
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赤とんぼの成虫は越冬することが出来ない。故にこうして子孫を残し短い一生を終えるのだネ。小春日和の暖かい日が続いているが、少しでも陽の温もりの下を飛んでいて欲しいものだ。
     ◇          ◇          ◇
さて、昨日は午前中で仕事を終わらせ、午後から休みを取った。

林試の森公園にちょいと立寄り、野鳥を捜す。
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四十雀(シジュウカラ)やヒガラの姿を映す事が出来た。
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葉に止まるヒガラは可愛いネ。四十雀より尾が短いのが特徴だ。

ウグイスは薮の中に居るので、中々写せないのが玉に傷。
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ピントも合わずボケボケのシルエットだけだった。

さぁ、午後2時半過ぎ、公園を抜けて酒場へと向かう。
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昨日は働く人の酒場『牛太郎』にて、ご常連の森山クンと待ち合わせをしていた。
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彼は牛太郎をこよなく愛しており「牛太郎部」部長を自負している。

そんな訳で口開け直後にお邪魔したのでアル。

先ずは瓶ビールで乾いた喉を潤すのだ。
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酒のアテはもちろん「とんちゃん」からネ。

そして、ヒロ君から試作中と云うピリ辛の玉こんにゃくと長ネギの中華和えを戴いた。
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どちらも酒がススむ一品だったナ。
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酒をホッピーに切り替えたところで、午後休みのカミサンが合流した。
ウチのカミサンは此処のガツ酢が大好物なのだネ。
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これさえ有れば、すこぶる機嫌が良い。
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そして、このネギアブラも人気の一串だ。

これは昔懐かしいコアップ・ガラナだネ。
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森山クンは焼酎のガラナ割りにしていたが、結構甘かったんじゃないかナ。

夏の間、キュウリだったおしんこが先週から白菜に変った。
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秋深し、ってとこかナ。

平日昼間酒の牛太郎部、ご馳走様でした。

程よく酔いも廻って来たので、森山クンに教えて頂いた日本酒の酒場を覗く事にした。

駅を越えて路地を曲がると目指す居酒屋『はるや』が在る。
午後5時、ちょうど口開けの刻限だったみたいだネ。
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先ずは、新潟の酒「鶴の友」を戴いた。
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酒のアテは、野菜の浅漬けと牛スジ煮込みを戴いた。
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どちらも日本酒に合う味だ。
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お次の酒は石川の御祖(みおや)酒造の純米酒「遊穂」を呑む。
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これは、牛スジ煮込みにベストマッチだったナ。
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女将さんがトクトクトクとグラス一杯に注いでくれる。
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モッキリの酒を堪能し、ご馳走様でした。
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またしても武蔵小山で良い酒場を教えて頂いた。森山クンに感謝!

そして呑んべい夫婦はエンジン全開でアル。

駅に戻る途中の路地に佇む酒場『なな福』の暖簾を潜った。
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おでんをつまみながら燗酒が旨い。
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それにしても、おでんの芥子が辛かったなぁ。

そして、火照った躯を冷やそうとシークァーサーサワーに切り替える。
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クゥーッ、旨いッ!爽やかッ!

此処のコーンバター、好きなんだよネ。
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そして、〆の炭水化物ドライカレーを戴いた。
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なな福の女将さんは、料理上手だから何を頼んでもハズれが無いのが嬉しい限り。

あぁ、まだ7時前だと云うのにすっかりヘベのレケになってしまった。もちろん、この後は家で爆睡したのでアール。
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by cafegent | 2012-11-14 18:00 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)