東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent

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先日、朝日新聞の「be」のフロントランナーにて書家の柿沼康二さんを取り上げていた。

4,5年前、NHKの番組「課外授業」で母校の中学校に登場した柿沼さんの描く書を観たときから、ひたむきに書と向き合う姿に強烈な印象を抱いたのだナ。
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金髪でロックンロールを聴きながらエネルギッシュに書を描く。見た目の印象とは違い、実に真摯に書に取り組んでいるそうだ。

名筆を傍らに置き、気が遠くなる程に時間をかけて、ひたすら書を書き写す、「臨書」と云う修練だ。

「細部まで目を配り、よく考えながら筆を動かす。何万回と向き合ううちに、やがて書き手の気持ちまで推測できるようになる」と言う。

絵画界の巨匠ピカソ同様に幼い頃から基礎をしっかりと学んでいるからこそ、あの「アートとしての書」が生まれたのだネ。

インタビューの中で、現在の書壇とその教育界を鋭く批判していたことも実に興味深かった。

〈書の団体が乱立し、全国規模で一本化されたライセンスがない。どこの地方の、どこどこの団体の何級とか何段とか。どれだけの意味があるのか。先生によっては師範の資格を与える時に相当な額の謝礼を要求したり、弟子に自らの作品を買わせせたりもする。で、やっているのは習字・書写のレベル。こんなことだから、書画藝術だと、世間になかなか認めてもらえない。〉

なんとも辛辣だが、まったくその通りだと思った。

〈だいたい、アーティストはそれ一本で食べていくのが当たり前なんです。北野武の映画塾とか矢沢永吉のロックンロール塾なんてないでしょう。だから、僕は弟子をとらない。生き方も、「ロック」で貫きたいんです。〉

なんともカッコイイことを言い切る人だネ。今年の秋に現代美術専門の美術館で展覧会を開催するそうだ。今から愉しみだナ。

今年百歳を迎える女流書家の篠田桃紅さんの書も素晴らしいアート作品だが、柿沼さんはまだ42歳。これからますます目が離せないアーティストの一人でアル。
      ◇          ◇          ◇
閑話休題。

先週の土曜日は久しぶりに怒濤のハシゴ酒となった。
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先ずは、いつもの様に京成立石へ。土よ宇朝酒のご常連たちも集い、朝から賑やかでアル。地元のウシさん、スクラッパーのコカ爺ぃ、そしてラジオDJで俳優、プロカメラマンでもある岡田真善(しんぜん)さんもご登場。
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真善氏は、俳優岡田真澄さんのご長男でアル。直系のイケメンだネ。
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長蛇の列が出来ている中、外でひたすら口開けを待つのだが、この時間が愉しいのだナ。
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煮込みのホネも良い塩梅に煮込まれている。むふふ、の美味さ。
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いつもの奥席、いつものメンバーで吞む酒のなんと美味いことよ!
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カシラ素焼き若焼きのお酢かけもスバラシイ。
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寶焼酎の梅割りでホッとするのだ。
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長蛇の列がひたすら長く伸びる中、僕らは二軒目へと移動。
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ヨーカドー裏の『ゑびすや食堂』へ。
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盛り合わせをアテに緑茶割りがススむ。
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オムライスも戴き、皆で分けた。
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此処は洋食も美味いのだヨ。

食堂の隣りでは、わんぱく兄が現場で仕事をしていた。
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なんか楽しそうだナァ。

三軒目は仲見世に戻り蕎麦の『土日庵』へ。
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先ずは蕎麦湯割りで乾杯!
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春の香りを味わう菜の花で吞む。

程よく吞んで、蕎麦を戴いた。
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蕎麦の香りも良く、美味かった。
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この日の四軒目は立石の迷宮吞んべい横丁内に佇む『さくらんぼ』へ。
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ママの手料理をアテにウーロン茶割りを戴いた。そして、いつもの様に昼間っから大いに唄うのだネ。
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イスタンブールに出張中のユキちゃんも熱唱中!
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ママ、ご馳走様でした。

立石を四軒で切り上げて、いざ武蔵小山へ。

『牛太郎』は相変わらず満席だったので、待ち合いでビールを戴いた。
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大瓶を飲み終えた頃合いに席に着けた。
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ガツ酢とナムルをアテに酒がススむ。

ジョーさん特製の湯豆腐には香ばしく焼けた鶏を入れてくれた。
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うーん、熱々で美味い。
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マグロ刺しのお裾分けも戴き、白波お湯割りも美味しく戴いた。

六軒目は『晩杯屋』へ。
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こんがりと揚がったジャガイモをアテに焼酎で酔った。

すっかりヘベのレケになったが、這ってでも帰れるから地元酒はイイ。

そんな週末怒濤のハシゴ酒であった。
     ◇          ◇          ◇
柿沼康二さんを取り上げた過去の「東京自由人日記」
by cafegent | 2013-02-27 14:38 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
暦では立春が過ぎ、雨水となった。七十二候では「霞始靆」(かすみ、はじめてたなびく)の季節。近づく春を前に霞みがたなびき始める時季と云う訳だ。

吹く風はまだ冷たいが、梅や水仙の花が咲き、お花屋さんの軒先ではチューリップの花も並び始めた。

近くの公園に植えられている早咲きの河津桜も蕾みが膨らみ始めた。
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公園に集まる野鳥たちも春を待ち望んでいる。メジロやヒヨドリも桜の花に集まってくるからネ。
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     初梅の色に染まりし君の頬    八十八

      ◇         ◇         ◇
閑話休題。

さて、昨日は仕事場から真っ直ぐ武蔵小山へと向かった。
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働く人の酒場『牛太郎』はいつもの様に賑わっていた。暫くの間待ち合いの席が一杯になるほど混んでいたらしいが、少し前に一掃し皆座れたそうだ。タイミング良く僕もスグに座る事が出来たが、また待つお客さんが増え出したのだナ。常連のタケちゃんと『Nemo』の奈美ちゃんの間に座り、何を飲むか考える。

先ずは瓶ビールの大瓶を戴き、炙りチャーシューをアテに喉を潤した。徐々にお馴染みの顔が集い始め、一層賑やかになる。
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酒をホッピーに変えたところで、カミサンがやって来た。クルマだと云うので一度自宅に戻り、後で合流することになった。
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ナンコツとカシラ串も美味しくて、ホッピーのお代わりがススむ。

合流したカミサンも白波の白湯割りでゴキゲンだ。
ジョーさん、ヒロ君、ご馳走様でした。

パルム商店街を抜けて、ムサコの迷宮スナック街へ。居酒屋『佐一』の戸を開けると先に出たタケちゃんが居た。
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吞んべいが好きそうな肴だネ。
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此処のご主人は元お寿司屋さんだっただけに魚介類が素晴らしい。

どうですか、このカマは!
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ご主人が目の前で捌くのだから迫力だ!
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〆鯖を味わいながら、燗酒で温まった。
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魚介のみらず、この牛筋の煮込みも美味かったなぁ。
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燗酒もお代わりだ。クィクィいっちゃうナ。
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タケちゃんお気に入りの牡蛎もクリーミーで深い味わいだった。
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そして、この海鼠(なまこ)の美味しいことったら、ホッペタが落ちそうな程だったナ。むふふ。
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カマ焼きも脂が程よく乗って、酒もススむススむ。
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牛太郎から移動してきたツヨシさんも合流し、楽しい酒宴となった。

タケちゃんが居たお陰で美味い料理を堪能することが出来た。ありがとうネ!
そして、『佐一』のご主人、女将さん、ご馳走様でした。

外に出るとまぁるい月が輝いていた。
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空気が澄んでいるからか、オリオン座も綺麗に輝いていたナ。

程よく酔っていたが、冷たい風に酔いが一気に吹き飛んでしまった。
by cafegent | 2013-02-26 16:05 | 飲み歩き | Trackback | Comments(2)
今日の東京は青空が広がったが、気温は昨日よりも2,3度低く手の先が冷たかった。朝の公園散策をしていても懐手が出せなかったものネ。

今日2月21日は、ギネスブックに於いて「世界一の長寿」に認定された泉重千代さんの命日だ。慶応元年に生まれた重千代さんは120歳でお亡くなりになったが、最後まで目も耳も達者で、来客があれば快く相手に応じ、好奇心に満ちあふれていたそうだ。

1979年、ギネスブックに認定された際に女性レポーターから「長寿の秘訣はなんですか」との質問に「酒と女かのォ」と言い、「どういう女性が好きですか」と聞かれて、「年増がええ!」と答えたと云うエピソードが残っている。最後の最後までウィットに富んでいたことが長生きの秘訣だったのかもしれないネ。
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家族が明かす 泉重千代長寿の秘訣―生命の灯 限りなく

僕も数日前に53歳を迎えた訳だが、泉重千代さんの様な生き方を目指せば、まだまだ「まだ、ボクなんか人生の折り返し地点に立ったばかり。まだこれから、これから!」と言えるかもしれないナ。

さて、ワタクシ事で恐縮だが、本日「春ぴあ」誌が発売された。
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コンビニ等の店頭に並んでいるので、是非手に取って頂ければ幸いでアル。
前回は、正月特集だったので浅草周辺を歩いたが、今回は桜の花見の季節と云うことで目黒川の桜散策から武蔵小山の酒場をハシゴした。

普段、僕が通ってる店ばかりを紹介しているので、オススメの酒場ばかりだ。
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『牛太郎』の店主新井城介さん、通称ジョーさんのとっても素敵な笑顔が撮影出来たのが、一番の収穫だったかもしれないナ。
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閑話休題。

先週、建国記念の日はいつもの様に午前中は都立林試の森公園に野鳥観察に出掛けた。今年はシベリアが例年よりも寒さが厳しいこともあり、本当ならばシベリアに渡る筈の冬鳥の多くが日本で越冬している。

そんな訳で11月あたりから沢山の種類の鳥たちを確認している。

2時間程、公園を歩き自宅に戻るとカミサンがアンチョビとオリーブのパンを焼いていた。
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前回焼いた栗のパンも美味かったが、作るたびに腕をあげている。スバラシイ!
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岡山から届いた野菜で具沢山スープも作ってくれた。
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午後2時、腹も落ち着いたので、祭日も営業している酒場『牛太郎』へと向かった。

とんちゃんをアテに先ずは瓶ビールから。酒をホッピーに切り替えて、スモークチキンに合わせる。黒胡椒が効いて、実に美味い。

暫くすると、大井町『そのだ』の店主、薗田クンが紀子ちゃんとやって来た。薗田クンは前日にも偶然遭ったばかりだから奇遇でアル。

そして、酒朋モリンコさんもヨッシーとご登場。隣りに座り、暫し酒談義に花を咲かせた。

午後5時、薗田クンが『ホルモン道場みやこや』の口開けの二階座敷を取ってくれた。
これにて『牛太郎』はご馳走様!ジョーさん、ヒロ君ありがとう!

暖簾が出たばかりの『みやこや』へと移動。
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歩いて1分もかからないから嬉しいのだナ。

先ずは、お馴染みホイスを戴いた。
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もちろん、ハラミは忘れない。
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ガツ刺し、センマイ刺しも酒がススむ一品だネ。
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今回は僕ら夫婦とモリンコ&ヨッシー、薗田クン&紀子ちゃん、それに牛太郎常連のN夫妻もご一緒し、総勢8名での酒宴となったのだ。

紀子ちゃんがススめるグリーンサワーが結構人気らしいネ。
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ホイスばかり呑んでたから新鮮だったナ。青汁も案外イケるのだネ。
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ホイル焼きも変らず美味いし、グリーンサワーのお代わりもススんだ。
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紀子ちゃんは平日は『薗田』を手伝っているが、日曜だけは此処『みやこや』の二階で働いている。だから、本当に居心地良く呑めるのだネ。

皆、ゴキゲン状態で心地良く酔った。しかし、此処のハラミは本当に美味しい。マスター、ご馳走様でした。

地元で過ごす休日も中々良いものだなァ。
by cafegent | 2013-02-21 16:10 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
火曜日は仕事場を6時半に出て、目黒の住宅街にひっそりと佇む寿司の名店『いずみ』へとお邪魔した。
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いつもの様に入口には「準備中」の札が出ている。そう、此処は開業以来47年間、ずっと準備中なのだネ(笑)

大女将や女将さんの笑顔に迎えられ席に着いた。

先ずは、サッポロ赤星でカミサンと乾杯!なんせ、今回は誕生日祝いの酒席だからネ。
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この季節の定番名物「茶ぶり海鼠(なまこ)、海鼠腸の漬け入り」で、いずみ劇場の幕が上がる。

続いて、蟹入り玉子焼き。
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松葉蟹の内子(オレンジ色)とタラバ蟹の内子(紫色)のツメ。卵は奥多摩地鶏を使用しているそうだ。

早々に日本酒に切り替える。

ボクは秋田県山本酒造の「しぼり山本」を戴いた。
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公的種米の秋田小町9号で仕込んだ酒は、結構ガツンとくる味わいだ。

カミサンは、広島「本州一」の土居杜氏が移籍して第一弾の「旭鳳」の初しぼり。酒米「中生新千本(なかてしんせんぼん)」を100%使用した特別純米生酒とのことだ。こちらも濃い味だナ。

次の料理は、大将の故郷伊東辺りで「ヤッパタ」と呼ばれているクロシビ魳(カマス)が登場。
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梅肉醤油でヅケにしており、サッパリとして新しい食感だ。

奄美大島海峡沖で捕れた38キロ物のキハダマグロの赤身と真イワシの刺身が出る。
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刺身は、新玉ねぎの擦りおろしと和芥子(わがらし)で戴くのだナ。
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(写し忘れたので前回の画像でご勘弁!)

お馴染み白子の蒸し物は、通称「痛風蒸し」と呼ぶ。
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真鱈の白子のブツ切り、一週間味噌に漬けたあん肝のブツ切りを裏ごしした白子で茶碗蒸しにしている。
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上にかかっている餡は沖縄の海苔だ。

新作は、一番たぐり湯葉。愛知県の伊藤さんが作る湯葉だそうだ。
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ちなみに一番たぐりの次に取る湯葉は、汲み上げ湯葉、引き上げ湯葉と云う。鯖のつみれは、キウイを鯖で巻いている。サバがキウイの酵素により柔らかくなるのだそうだ。
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赤山椒を少し振りかけても美味い。本がえしの出汁と合わせてあり、実に奥深い味だったナ。
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奄美大島でマーガンと呼ばれている藻屑(モクズ)蟹の蘇鉄(そてつ)と大豆の合わせ味噌を塗って紹興酒で蒸す。仕上げはバルサミコ酢で。
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身を食べた後の蟹甲羅に燗酒を注ぎ吞む。堪らなく美味い。
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そして、最後に残った酒を皿に注ぎ、バルサミコ酢と合わせると、なんとも風味豊かかな食後酒のデザートワインの様に変化した。大将の冗談かと思いきや、実に美味い酒になったのだナ。

次の酒は石川県吉田酒造の「手取川」大吟醸二回火入れ酒。
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米は早稲品種の石川門に五百万石を掛米している。

此処から舞台は第二幕。酒の珍味へと移るのだ。

大将は「痛風まっしぐら」改め「殺人コース」と命名。
まぐろの酒盗と鰹の酒盗、共に二年物。
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蝦夷鮑(えぞあわび)の肝の醤油と紹興酒漬け。
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そして真鱈の生肝漬け。
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酒がススまない訳がない!

酒は越後村上の大洋酒造が造る「越の魂」純米吟醸に移る。
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爽やかな酸味が珍味とベストマッチだったナ。

お次は、真鱸(すずき)のからすみ、鯔(ぼら)のからすみ、鯔の卵巣の味噌漬けだ。
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本当に痛風を通り越して、殺人級だネ!(笑)

ここで大将が「ラヴィ・アン・ローズ」と言う酒を出してくれた。
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「明鏡止水」でお馴染み長野県の大澤酒造が寿司いずみの握りに合う酒として開発したのだそうだ。2012年7月に発売し、既に完売。美山錦米で仕込んみ二回火入れした純米酒で、口の中に爽やかな果実香が広がった。
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通常の酒よりアルコール度数が低く、実に飲み易く寿司米に合う味だが、この名前は何とかならなかったのだろうか?買う時にちょいと恥ずかしいよネ(笑)

「いずみ劇場」は、いよいよ終盤へ。握りの始まりだ。
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まずは、カワハギ肝のせから。
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天然のカワハギは本当に美味いネ。
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続いて、金目鯛の漬け。

今回の小鰭(コハダ)は4種類の酢〆で戴く。
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最初は赤酢〆。
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小鰭のジン酢〆。ライムの香りが素晴らしい。
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小鰭の米酢〆。
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最後は、小鰭のきび酢〆。あぁ、幸せだなぁ。

続いて、白魚の握り。
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江戸の仕事を再現しているのだネ。

こちらは、海苔のお吸い物。
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海苔の香りに心和むのだナ。

黒皮カジキの漬けを和がらしで戴く。
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スポーツフィッシングでお馴染みのブルーマリンは、この黒皮梶木でアル。

これは、墨イカ。
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ねっとりと甘く美味い。
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本マグロの血合い際は、中トロの一番美味い部位だ。

こちらは、筍の炙り。
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香ばしい匂いが堪らないナ。

〆鯖は、赤酢で〆た後に昆布〆にする。
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いやぁ、参った。実に美味い。
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さっぱりと、瓜の漬け物と沢庵で口休め。
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再び金目鯛の漬け。美味いなぁ。
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こちらは、青柳。横から見たらサイの角だナ。

酒は群馬の永井酒造が造る銘酒「水芭蕉」の吟醸が登場。品のある吟醸の香りがいつもながらに素晴らしい酒だナ。まるで、口の中に白梅の花が咲いた様な気分だ。これも握りとの愛称が抜群だった。
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イクラは昆布と醤油の冷や出汁の漬け。
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金目の白子と真子を酒と醤油とみりんで煮た沢煮。滋味だなぁ。

そして、お待ちかね焼き白子。
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むふふの舌ざわりに頬が緩む。
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そろそろ、腹が膨れてきたが、煮蛤は外せない。
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もちろん、この煮穴子もネ。三長流のツメで戴く。

最後は絶滅した「アサクサ海苔」で巻いた干瓢巻で締めた。
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江戸時代から大森海岸に於いて多摩川の伏流水で作っていた海苔だが、今では幻となっていた海苔を古賀重美さんとその仲間たちが十年の歳月をかけて復活させたそうだ。

海苔は胞子で作られるらしく、鹿児島の出水(いずみ)産の海苔を北海道で加工処理している。

海苔は「アサクサ野口種」と「スサビ種」が有り、現在全国の養殖海苔の99%以上がスサビ種と云う品種で作られている。

そんな中、現在二カ所でしか作られていないらしい。
網の消毒から加工に至るまで一切の添加物や薬品を用いず無酸処理で手間を惜しまずに作っている貴重な海苔なのだネ。一番摘みだけに1枚300円もする海苔を今回50枚手に入ったそうで、この本物の浅草海苔で巻物を戴いたのだナ。
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生産者の古賀さんは残念ながら2009年にお亡くなりになられたが、この幻の海苔は復活され今も作り続けられている。
太陽の光を浴び、アミノ酸が出来ているので、甘く濃厚で風味も良い。

握りは全部で19貫戴いた。
さぁ、これにてこの夜のいずみ劇場の終演だ。

正月のお節料理以来だったが、本当に此処は素晴らしいひとときを過ごすことが出来るお寿司屋さんだナ。

大将の食に対する意欲と情熱を駄洒落混じりにたっぷりと堪能し、酒も大いに愉しんだ。あぁ、満足満腹だ。
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帰り際、大将から誕生日のお祝いにと名物の太巻きを戴いてしまった。
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最後の最後まで温かいおもてなしに感謝!

此処は季節毎に食べに来るのだが、歩いて帰れるのが何より便利なのだナ。夜風に酔いをさまし林試の森公園を抜けて武蔵小山駅へと歩く。

路地に入り、行きつけのバーで酒を戴いた。

今年も素敵な誕生日を祝って貰った。カミサンに再び感謝しなくちゃ!
by cafegent | 2013-02-20 19:47 | 食べる | Trackback | Comments(0)
月曜日の朝、目が覚めた時まだ夢の中を彷徨っていた。
沢山の動物たちと大きな方舟に乗り大海原を渡っていた。其処にはベンガル虎が居たり、オラウータンが居たり、ルリビタキやシジュウカラなども居た。
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何処へ向かっていたのかは判らないが、いきなり場面が転換して動物たちがコの字カウンターに座って和気藹々と酒を酌んでいるのだ。見たことがある酒場だと思ったら『牛太郎』だった。そしていつの間にか動物たちが常連たちの顔になっていった。

ホッピーの杯が重なり、体が傾いたと思いきや牛太郎の店自体が大きな船に変わり宇宙に向かって進み出したのだナ。空に輝くオーロラに魅入りながら、海なのか空の彼方なのか判らない浮遊感覚を体験していた。

何かが鳴っている音が耳に届き、それが携帯の目覚ましだと判り、自分がどっぷりと夢の世界に浸っていたことに気がついた。

先日観た映画「ライフ・オブ・パイ」の幻想がそのまま夢の中に現れたのだろうが、動物たちと『牛太郎』で酒を酌んでいるのがいかにも僕らしく馬鹿らしかったナ。

そう云えば僕の誕生日である2月17日は、旧約聖書の「創世記」に登場する大洪水があった日だ。ノアとその家族は沢山の動物たちを乗せた方舟で助かったのだネ。この大洪水が、ユーフラテス川の氾濫であったいことは史実らしい。

そんな事を思ったら、昨日の夢も実にロマンに満ちているような気がしてきた。
     ◇          ◇          ◇
閑話休題。

先週の土曜日は朝からいつもの様に京成立石へと出掛けた。
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今日の様に雪こそ降らなかったが、午前中の気温は冬に戻った様に低く耳が痛くなるほど寒かった。

懐手のまま約一時間半ほど『宇ち多゛』の口開けを待って並ぶのだネ。
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宇ち多゛歴30余年の大島さんと野方『秋元屋』ご常連の鈴木さんも僕より先に来ていましたネ。
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ダンディさんとホッシー、K猫さんと土曜口開けの面々が集って来た。

この口開け前の時間が実に愉しいひとときなのでアル。
新しい酒場の情報や他愛無い与太話に花が咲き、愛おしい酒を待つ。

さぁ、先ずはビールから始めるのだナ。
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みんなの梅割りを注ぐ前にいち早く飲めるからネ。
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カシラ塩とハツの素焼きお酢かけも相変わらず美味い。
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ビールを半分程飲んだところで、寶焼酎の梅割りを戴く。

午前中から活気溢れる酒場の光景は、労働者の休日を一気に潤してくれるネ。一時間弱の憩いのひとときを満喫し、ご馳走様!

二軒目はヨーカドー裏手の『ゑびすや食堂』へと移動。
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ダンディさんとホッシー、タムちゃんは先に来ていたので、湯豆腐をアテにもう呑んでいた。

僕は「盛り合わせ」をアテに焼酎緑茶割りを戴いた。
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味の沁みた厚揚げと大根がホッとさせてくれるのだ。
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スーパー銭湯の朝風呂を堪能してきた立石の重鎮イシさん夫妻も合流。
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先週、素敵なお嬢さんを嫁に出したK猫さんは、もう初孫の話題に頬を緩ませておりましたネ。
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こちらのお二人は昨年末あたりから毎週土曜日『宇ち多゛』の口開けでお会いするのだネ。
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午後1時過ぎ、いつの間にか大人数になったので、三軒目へと移動。

甘い物が欲しくなり、鯛焼きを買い食い。
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皮が薄くて中々美味し。

踏切を渡り立石の関所『江戸ッ子』の先に在る『みんみん』へ。
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此処はカラオケルームも有り、美味い中華を食べながら歌って飲める。
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先ずは、ボクも歌うのだネ!
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途中からメンバーも増え総勢十名となった。
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皆、大いに唄って、大いに食べて、楽しく飲みましたナ。
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午前中に飛ばしすぎたせいか、ボクは既に撃沈!

久しぶりに夕方まで立石でハシゴ酒となった。
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皆さんとは此処で別れ、ダンディ岩崎さんと二人浅草へと移動した。
『トラヤ帽子店』で新しい帽子を買い、酒場へと向かう。
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目指す先は『飯田屋』だ。時々無性に、どじょうで酒が呑みたくなるのだネ。
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骨ごと丸のままの「どぜう鍋」がぐつぐつと煮えるのを待ちながら酒を酌む。
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どじょうが煮えたらたっぷりの刻み葱と牛蒡を乗せるのだ。
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ダンディさんもペロリと平らげているネ。
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うなぎの肝焼きも香ばしくて美味い。
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どじょうのお代わりを追加して、燗酒がススむ。
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あぁ、至福のひとときだナ。
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鰻の白焼きも燗酒に合うのだナ。

『みんみん』での寝落ちが幸いして、すっかり酒が抜けていた。
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ダンディさんは雷門の酒場『簑笠庵(さりゅうあん)』へと向かった。
ボクは武蔵小山へと戻り、いつもの酒場へと移動した。
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夜は家でカミサンが、手作り餃子入りのラーメンを作ってくれた。
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そして、スパークリングワインで一足早い誕生日を祝福してくれた。
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うーん、この日は久しぶりに沢山食べた一日だったなぁ。
by cafegent | 2013-02-19 15:27 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
今朝の朝日新聞コラム「天声人語」に出ていたのだが、〈いまの季節、「探梅にでかける」と書いたら、俳句好きの方からお叱りをいただくはめになる。〉とあった。
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梅を捜して歩くことを「探梅」という。俳句では冬の季語であり、立春を過ぎた今の時季には使わない。まだ一つ二つの花が咲いた梅を、寒さが残る冬の終わりに野山に探し求めることをさす。
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今年は例年に比べ寒い日が長く続き、最近になって漸く梅の花が咲き始めたところだから、「探梅にでかける」と言いたくなるのも判るよネ。

だが、俳句の世界では「観梅」や「梅見」という季語に変るのだナ。梅を探し歩くと云うよりは、庭の梅を賞でる感じかナ。

    さらさらと衣(きぬ)を鳴らして梅見哉   漱石

正岡子規が病に伏せる中、漱石が子規に宛てた明治32年に詠んだ句だ。

     ◇          ◇          ◇
昨日17日、僕は53歳の誕生日を迎えた。社会に出てから、あっと云う間の30年が過ぎたのだナ。

カミサンは仕事に出掛けたので、いつもの公園に野鳥観察に出掛けた。
毎朝観る鳥たちが、変らずに居ることを確認するとホッとする。
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この公園には小鳥を襲う猫も沢山居るし、鳩だって食べてしまう猛禽類のツミやハヤブサなども居るからネ。
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二時間程、公園内を歩き、一通りの鳥が居ることを確認した。

そうそう、昨年の12月末以来姿を見せなかった鷽(ウソ)を久しぶりに見つけた。
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桜の木の高い場所から鳴く声を聴いたので、探して歩くと二羽のメスが居た。
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桜の芽が出て来たから、それを食べに舞い戻って来たのだろう。

午後は家の掃除を済ませ、野方の『秋元屋』へと向かった。
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四時開店の秋元屋では、知った顔ばかりが並んでいたネ。
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兵六仲間の内田クンとカンパイ!
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半焼きタン、半焼きハツをアテに生ビールが旨かった。
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酒を三冷ホッピーに切り替えて、ホッピーバースデー!なんちて。
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ぼんじり塩と白レバータレも美味。
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柚胡椒がイイんだナ。
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豚ばらを味噌ダレで焼いて戴き、トマト割りで合わせてみた。あぁ、至福だネ。

一時間半の秋元屋を満喫し、駅前路地の『やきとり きさぶろう』へ。
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二階の奥席で再びカンパイ!
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鶏レバ刺しも美味しかったなぁ。
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そしてマタェモンさんは、ドーンッ!とネ。

愉しい酒宴を終え、我々は高円寺まで歩くことにした。酔い覚ましに良い距離だ。
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高円寺で有名な『大和鳥』を通過して、高円寺へ到着だ。

三軒目にお邪魔したのは、最近話題の立ち飲み酒場『きど藤』だ。
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武蔵小山の繁盛店『晩杯屋』の板場に立っていた方が仲間と二人で開業したそうで、なるほど晩杯屋同様に懐に優しい酒場だネ。
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そして、酒の肴の種類が豊富だし、呑んべい心をクスグる様な炙りしめ鯖やカニグラタン、カレーなんてのも有る。
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愉しいひとときはあっと云う間に過ぎて行く。
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今週も高円寺で呑むから、また『きど藤』へ来よう。

駅方面へと戻り、天ぷらの『天すけ』に寄ろうか悩んだが、頭から『ニューバーグ』が離れない。
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そんな訳で、一人ハンバーグのサービスセットで誕生日を祝った。
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これが、ホントの「ハッピーバーグデー」なんちて!

シンゴ君とユキちゃんから誕生日祝いに阿佐ヶ谷『うさぎや』のどら焼きを戴いた。
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コレ、僕の大好物なんだよネ。本当にウレシイ限りでアル。

家に戻ると岡山の義父から酒が届いていた。
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岡山と云えば『天満屋』だネ。

うさぎやのどら焼きは、餡の甘さも控えめで、美しく焼かれた皮と見事に調和しているのだ。
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甘い物を食べながら呑む酒も好きなのだナ。
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「奇跡のりんご」で知られる木村秋則さんの指導のもとに栽培された岡山特産「朝日米」で仕込んだ純米吟醸「奇跡のお酒」をしみじみと味わった夜であった。

誕生日のお祝いメッセージを送ってくれた皆様、本当にありがとうございました!

これからも日々呑んだくれの道を精進して歩むのだ。
by cafegent | 2013-02-18 16:39 | 飲み歩き | Trackback | Comments(2)
我が家の近所に椿の花が咲いているが、木へんに春と書くこの花のイメージはどうも冬になる。「寒椿」の印象が強いからだろうか。

いつも歩く公園では昨年末から山茶花(さざんか)が沢山咲いている。
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僕はずっとこの花も椿だとばかり思っていたが、花の名前を記したプレートを見て山茶花だと知った。椿の花はポトリと首から落ちるが、山茶花の花は花びらがバラバラに散るのだそうだ。なるほどネ。

昔は椿も山茶花も区別せずにどちらも「椿」と呼んでいたそうだ。

徐々に冬から春への移ろいを感じているこの時季、赤い花と太陽の光を浴びて艶やかに光る緑の葉は実に美しい。

      山茶花のここを書斎と定めたり   子規

     ◇          ◇          ◇
昨日は目黒から都営三田線に乗り、京成立石の酒場へと向かおうとしていたのだが、本に夢中になっているうちに乗り換え駅の三田を過ぎてしまった。そんな訳で、大手町で乗り換えて木場へと向かった。

駅を出て永代通りを歩き、ガソリンスタンドの交差点を左に曲がれば大横川に出る。川を跨ぐ平木橋のたもとに年季の入った『河本』の暖簾が風に揺れている。
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此処は道路整備されるずっと以前から川のたもとに在るため、店の方が道路より低くなっており、段差が出来ている。

石段を降り、ガラリと戸を開けると真寿美さんの笑顔が迎えてくれる。
此処に来る方々は、自慢のホッピーはもちろんのこと、皆が真寿美さんに逢いに来ているのかもしれない。

席に着くと黙っていてもホッピーのジョッキに金宮を注いでくれる。
そして栓を抜いたホッピーと共にカウンターに置かれるのだナ。

絶妙な焼酎の量は、キッチリとホッピー1本注いで収まるのだネ。
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いつもはハシゴ酒に備えてホッピー二杯で切り上げる。だが、この日は青森から仕事で上京した御仁と隣り合わせになったので、話が弾み結局三杯目のジョッキを空にした。

此処のホッピーは、後から結構効いて来るので、気を付けなくちゃいけない。真寿美さん、美味しいホッピーご馳走様でした。

再び大手町に戻り、今度は神保町駅で降りた。
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酒場『兵六』は外で5人程が空くのを待っていた。中は既に満席、二つの卓席も埋まっていた。

そんな訳で、暫くの間後ろで立って呑むことにした。
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外で待っていた5人組は結局諦めたのか、居なくなっていた。

席が空いて座る事が出来たので、名物の餃子を焼いて頂いた。
此処の餃子は初代が中国で覚えた味を変らず今に継承している。
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皮から手作りしているので、モッチリ&カリっと香ばしいのだネ。

さつま無双の白湯割りも旨かった。この日は燗酒の温もりが躯に沁みているうちに家路へと戻ったのでアール。
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駅を出ると夜空に伊達政宗の兜の様な三日月が空に光っていた。
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さて、今夜は酒を抜いて肝臓を休ませるとしよう。
by cafegent | 2013-02-15 16:36 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
    朝の陽も穏やかかりし寒の明け    八十八
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暦の上では「立春」ももう終わりに近づいて来た。七十二候では今日から「魚上氷」(うお、こおりをいずる)季節。割れた氷の隙間から飛び跳ねる魚の姿が見え始める時季が来た。

暦の季節とは裏腹にまだまだ朝晩は寒さが厳しいのだナ。先日、五月の様な陽気が訪れたが、また寒さが戻り雪が舞った日もあったネ。酒場でも、まだ燗酒の夜が続く。

毎朝歩く公園の梅の花も咲き始めた。
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早咲きの河津桜も蕾みが膨らんで来た。もう少ししたら一足早い花見で一献やりたいものだ。
     ◇          ◇          ◇
先日の日曜日、酒朋ホッシーの友人が我が家の近所に越して来たと云うので、武蔵小山駅前の『晩杯屋』にて軽く吞んだ。
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この街には沢山の素敵な酒場が在るので、少しづつ教えてあげようネ。

ムサコを一軒で切り上げて、僕は四時口開けの野方『秋元屋』に向かうことにした。三時過ぎに高田馬場駅に着いたので、いつもより手前の中井駅から3駅歩くことにした。
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この辺りは「兵六散歩の会」で歩いた事があるから、道は判るのだが、流石に野方までの道のりは遠かった。
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背中に汗をかいたが、きっと最初のビールが美味いだろう、と頑張って歩いたのだナ。
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でも、次からは新井薬師から歩こう。
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さぁ、四時口開けの『秋元屋』では、コの字カウンターのヿ列を総て酒朋たちで占めた。
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久しぶりに東京に戻って来たユイちゃんも合流。
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レバカツも美味い。
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自家製つくねは、生ピーマンにのせて、勝手にピーマン肉詰めにして食むのだネ。
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三冷ホッピーのグラスもススみ、ご馳走様だ。

二軒目は、駅近くの路地酒場『焼き鳥きさぶろう』へ。
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二階の奥を占拠した。秋元屋で一緒に座れなかったシンゴ君たちも合流し、ちょっとした宴会となった。
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この餅べーコンが中々美味いのだネ。
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さぁ、ハイボールで再び乾杯!
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そして、このエビカツも酒のアテに最高なのだ。
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マタェモンさん、やっぱりドーンッ!とやりましたネ!

此処は午後七時まで、酎ハイと角ハイが150円なので実に懐に優しい酒場なのだ。
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そんな訳で、皆さんガンガン飲んでましたネ。三連休の中日、すっかりヘベのレケになったのでアール。
by cafegent | 2013-02-14 15:42 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
二十四節気では「立春」に入っているが、外はまだ冬の寒さが続いている。それでも樹々は少しずつ芽吹き始めている。
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我が家の近くに在る銭湯の軒先では梅の花が咲き出した。

早咲きの河津桜ももう少ししたら咲き始めることだろう。

春めいてくると寒気が次第に衰えて、太平洋側から東よりの風が吹き始める。「東風」と書いて「こち」と呼ぶ。東風(こち)は、まだ肌寒い風の雰囲気を漂わせるのだナ。
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    岩つかむ鳶もよろめき東風強し   富安風生

春風が待ち遠しいが、春はもうすぐ其処まで来ているのだネ。
     ◇          ◇          ◇
この三連休も大いに呑んだ。

土曜日はいつもの様に京成立石へ。この日の『宇ち多゛』はいつも以上に開店前から人が溢れていた。
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いつもの面々はもちろんのことだが、二巡目まで一杯になる位の人数が表も裏も並んでいた。
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ビールをチェイサーに梅割りが旨い。
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最近はレバタレよく焼きにハマッている。あぁ、幸せなひとときだ。

外の行列を目にしたら、そうのんびりもしてられない。サクッと呑んでサクッと引き上げよう。

二軒目はヨーカドー裏の『ゑびすや食堂』へ。
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久しぶりにいわき市から酒朋の呑み師さんがやって来た。
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さぁ、カンパイ!
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暫くすると仙台転勤中のビリー隊長も宇ち入り後の合流となった。
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昼どきなので、こちらも混んで来た。早々にご馳走様でした!
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そんな訳で三軒目は再び仲見世に戻り『鳥勝』へ。
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立石の重鎮イシさんも合流し、こちらも満席だ。
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ホット緑茶ハイを戴き、温まった。
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この日は、ビリー隊長と武蔵小山まで移動。
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久しぶりの『牛太郎』では、炙りチャーシューをアテにホッピーがススんだネ。
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湯豆腐も美味しく戴いて、牛太郎を満喫してくれたかナ。

かなりヘベのレケに近づいて来たが、『晩杯屋』に移動。
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アジフライをアテにホイスで乾杯!
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ビリー隊長も月に1、2度は帰省するみたいだが、春になったら仙台に呑み鉄の旅に出るとしようか。
by cafegent | 2013-02-12 16:34 | 飲み歩き | Trackback | Comments(2)
今朝は北風が強く寒かったネ。

七十二候では明日から立春の次候「黄鶯睍睆」(うぐいす、なく)の季節。寒さ厳しい中、黄鶯(こうおう、ウグイス)が美しい声で啼き始める時季が来た。

毎朝、仕事場に行く前に歩く都立林試の森公園でも今年は沢山のウグイスが飛来して来た。
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11月頃はずっと藪の中に居たのだが、最近は良く見かける様になった。
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本来ウグイスは群れをなさず、独立独歩なのだが、今年は3、4羽まとまって行動している。
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今年は例年では見られないウソやキクイタダキ、ヒガラなどもやって来た。木の芽や虫など餌を確保し易いのと水場が有るからだろうネ。今年は六義園や新宿御苑、水元公園などでもウソを観察したと聞いている。

あと一ヶ月もすれば、梅の花も咲くことだろう。梅に鶯、ホーホケキョと愛らしい声が梅の花に響くのが待ち遠しい。
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      鶯や柳のうしろ藪のまへ    芭蕉

    ◇          ◇          ◇
さて、夕べは京成立石でのハシゴ酒となった。
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一緒に仕事をしている古賀クンが立石に行った事が無いと云う訳で、初の『宇ち多゛』訪問となった。
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煮込みと串をアテに梅割りがススんだ。
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わんぱく兄弟や会長も登場し、いつもの平日立石らしくなって来た。

木曜日は『二毛作』がお休みなので、二軒目は『とっちゃんぼうや』へと移動。

某A建設の女の子たちも来ており、より一層賑やかな酒場と化した。此処は何を食べても美味い。
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この山芋も酒がススむのだナ。

わんぱく弟が持っているのは、新メニュー「牛スジ カブとブロッコリーのトマト煮だ。
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ガーリックトーストも付いているので、腹持ちも良し!
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会長も既にヘベのレケかナ?

わんぱく兄は、目が座ってるゾ。
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まぁ、地元だから寝落ちの心配はないか!
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古賀クンも楽しそうだったし、初立石を満喫したみたいだナ。

僕はこの後、一人神保町『兵六』へと向かったのでアール。

うーん、今日はビリー隊長の「疲れない日記」のようだったナ。
by cafegent | 2013-02-08 17:55 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)