東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent

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今朝の東京は風が強かったものの、心地良い日和で初夏の様だったネ。

我が家のベランダにもアゲハ蝶が飛んで来た。
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こんなに天気が良いのに、夜は雷雨だそうだネ。

昨日まで丸の内で開催されていた『1日で巡るお遍路さん in 丸の内』のイベントに参加した。
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「四国八十八カ所霊場」のお砂踏み巡礼を終えて、無事に「結願之証」(けちがんのしょう)が授与された。
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出開帳結願記念の御守りも手に入れたが、いつかは実際に四国に巡礼の旅に出たいものだ。
     ◇         ◇         ◇
さて、先日結婚記念日を迎えたので、カミサンと食事に出掛けた。
赤坂駅を出て、赤坂通りを五丁目交番方面へと歩く。

草彅君が泥酔してしまったレストランの脇の路地を入ると目指すビストロ『コム・ア・ラ・メゾン』が在る。
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此処は社用で伺って、とても気に入ってしまった一軒なのだナ。此処はシェフの涌井勇二さんが一人で腕をふるうフランス西南部ランド地方の料理店だ。

オープン以来、一貫してメニューの内容が変らないのも、シェフの信念を感じるのだネ。サービスを担当する方の優しい気配りも素晴らしく、本当に居心地の良い店でアル。僅か14席の小体の店ゆえに、すぐに満席状態。
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先ずはビールで乾杯し、無事に5周年を迎えられた事にホッ!(苦笑)
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「ランド産鴨のフォアグラのテリーヌ、アルマニャック風味」の濃厚な味わいに赤ワインを戴く。
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続いて、「じゃがいものクリームグラタン」だ。
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グラタン好きのボクには堪らない一皿なのだナ。

そして、こちらは「バスク風 白身魚のすり身の赤ピーマン詰め トマトソース」でアル。
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初めて食べた時は、感動したなぁ。実に美味い。

この「シャラン産鴨の心臓の串焼き ニンニク風味」は此処に来たら絶対に食べて欲しいのだナ。
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渋谷『鳥重』の心臓を彷彿させる串焼きの大きさも嬉しい限り。じっくりと一時間もかけて焼き上げるそうで、絶妙な味加減にワインもススむススむ。
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ワインをお代わりし、最後は鴨のコンフィと悩んだが「ガスコーニュ風トリップ」を選んだ。
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バスク地方の料理に多い内臓系の煮込み料理は本当に美味しい。
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トリップとは、「ハチノス」だネ。

デザートはキャラメルアイスの「ミヤソン」を戴いた。
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最後のエスプレッソと共に自家製のお茶菓子「カヌレー・ド・ボルドー」が出されるのだが、これまたひと際おいしいのだヨ。

初訪問だったカミサンもすっかり気に入ってくれた。
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「これで、日頃の泥酔が無ければ、尚良し」と釘をさされてしまったが、まぁ何とか無事に結婚記念日を迎える事が出来た。

涌井シェフ、美味しい料理をありがとうございました!また次回!
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by cafegent | 2013-04-26 16:52 | 食べる | Trackback | Comments(0)
四月も後半に入り、今は二十四節気の「穀雨」(こくう)の時季。
雨が降り田畑が潤い、穀物が育つのを助ける時期と云う意味だそうだ。春の雨が降る季節なのだネ。

そう云えば渋谷の桜ヶ丘にワンタン麺の美味い中華そば屋『穀雨』に久しく行っていないなぁ。美味いワンタン麺が食べたくなると此処か目黒の『田丸』だナ。

さて、先週の土曜日はいつもの様に朝から京成立石へと出掛けた。もちろん、朝酒でアル。
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それにしても凄い行列だったネ。

馴染みの面々が集い、朝11時前から飲み始めるのだ。
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先ずはビールで乾いた喉を潤し、レバタレを良く焼きで戴く。朝から至福のひとときだネ。
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梅割りもクィクィとススみ、11時15分ご馳走様!

続いて向かう先はヨーカドー裏手の『ゑびすや食堂』だ。
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緑茶割りを戴き、盛り合わせを待つ。此処の「盛り合わせ」とは煮玉子と大根、それに厚揚げ煮のこと。
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味が沁みて美味いのだナ。
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この日は結構寒かったので、湯豆腐が大変美味しかったネ。
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立石三軒目は踏切を渡り中華料理の『海華』へ。
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紹興酒で円卓を囲む。昼から憩いのひとときだ。
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餃子と云えば『蘭州』だが、此処だって大変美味い。
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そして、このカエルの足の唐揚げは酒がススむ逸品だネ。
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キクラゲと玉子の炒めも良い味付けだ。
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豆苗炒めもボリュームがあって、美味い。
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紹興酒のボトルもススみ、ご馳走様でした。
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『海華』のお姉さん、ありがとうございました!

立石を三軒で切り上げ、僕は武蔵小山『牛太郎』へと向かった。
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そうそう、星さんに戴いた四つ木製麺所のうどん玉は、翌朝天ぷらうどんにして戴いた。
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ご馳走様でした!

そんな週末ハシゴ酒の旅であった。
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by cafegent | 2013-04-23 16:03 | 飲み歩き | Trackback | Comments(2)
昨日はシャツ一枚でも過ごせる程に気温が高かったが、今朝の東京は打って変わって寒さが戻ってしまったネ。曇り空を眺めてGジャンを羽織って来たが、それでも寒かった。

今朝もいつもの様にカメラを抱えて、公園に出掛けた。
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冬の間、僕を楽しませてくれた冬鳥たちは皆ロシアへ向けて旅立ち、ここ数週間の間は蝶や花ばかりを写していた。
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そんな毎日だったが、昨日は夏の渡り鳥センダイムシクイの囀(さえず)る声を聴いた。ムシクイはその名の通り樹々に居る小さな虫を捕らえて食べる小鳥だが、いかんせん高い処ばかり飛び廻るので、確認は出来たが写すことは出来なかった。

そろそろ、キビタキやオオルリも入って来る頃だと思っていたら、今日運良くオオルリのオスを2羽確認出来た。
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1羽は見事な瑠璃色をしていたので成鳥だと思うが、もう1羽の方は羽がまだ薄蒼色をしていたので、幼鳥かもしれないナ。
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親子で渡る事は滅多に無いから、兄弟なのかもしれない。
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四十雀やメジロなどの留鳥は、子作りの準備に励んでいる。
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コゲラのつがいも交互に卵を温めている。
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片方が卵を抱いているともう片方が餌を捕りに飛び出すのだナ。
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公園内では少なくとも4カ所以上の場所でコゲラが営巣の準備を始めている。

春から初夏にかけて、可愛いヒナの姿を見られると良いナ。アオダイショウなどの蛇や猫がヒナを襲うかもしれない。昨年もシジュカラとワカケホンセイインコのヒナが蛇に食べられてしまったからネ。

それだけ、この公園は自然が保たれているのだろうが、小さな命が無事に巣立つ姿を見守っていたいものだ。
     ◇          ◇          ◇
閑話休題。

昨日から丸の内で面白いイベントが始まった。「四国八十八カ所霊場」のご本尊参拝とお砂踏みをナント1日で体験できると云うのだヨ。
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『1日で巡るお遍路さんin丸の内』は、丸の内のJPタワーホール&カンファフェンスの4階ホールに於いて、四国霊場88体すべてのご本尊にお詣りが出来て、お砂も設置されているそうだ。

四国八十八カ所の霊場を巡るのは全行程約1,300キロにもおよび、本来ならば歩きで2ヶ月近くもかかる「お遍路さん」をたった一日で巡拝出来ると云うのだから驚きの企画だナ。

同居している叔母ちゃんも参加したいと張り切っている。
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会場にて八十八カ所すべてを回り終えると発行してくれる「結願之証」(けちがんのしょう)が授与されるそうだ。実際に四国を巡るのと同じ功徳があるのだネ。

JTB中部と四国八十八カ所霊場会主催による本イベントは来週25日(木曜)までなので、興味のある方は是非!

「四国八十八カ所霊場会」公式サイト
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by cafegent | 2013-04-19 14:38 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
武蔵小山の酒場『牛太郎』で、いつも一献交わす酒朋、ミスターミュージックの渡辺秀文さんから教えて戴いた映画「シュガーマン」を観た。
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43年前に発売された一枚のレコードからこの物語は始まった。南アフリカと云う国の中で今も歌を唄い続けているシクスト・ディアス・ロドリゲス。哀愁漂う甘く切ないメロディとその歌声には誰もが無意識に魅了されることだろうナ。
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跡形も無く消えた男、シュガーマン!南アフリカ、ケープタウンでは、ストーンズより有名だった。彼の歌に感化されて運動が起きたのだネ。

この映画、音楽モノの中で久しぶりの大ヒットですナ。是非、皆さんにも観て貰いたい一作です!ハイ。

      ◇           ◇           ◇
さて、昨日は次の季刊ぴあの取材交渉を兼ねて、木場へ出掛けた。午後4時、『河本』の暖簾を潜ると真寿美さんもあんちゃんも長閑に寛いでいる最中だった。
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口開けの河本で、真寿美さんのホッピーを戴く。こんな至福な時を味わえるのは、幸せだナ。
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プロデーサーの古賀クンも初河本に緊張気味だったネ。
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奴さんの小と牛モツ煮込みを戴いてホッピーがススんだのであった。

お次は、木場駅近くの『鳥のいるカフェ』へ。
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此処は店名が語る通り、鷹やミミズクといった猛禽類の鳥が居るカフェなのだ。店内で販売しているインコが14,5万円もすると聞いて、只々驚かされるばかりだった。

永代通りをまっすぐ門前仲町まで歩く。
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向かう先は人情深川ご利益通りに佇む酒屋『折原商店』だ。
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此処は酒屋なのだが、美味しい日本酒を飲ませてくれる!
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此処は酒屋の軒先で酒が呑める「角打ち」なのだナ。
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オススメの純米酒を何杯か戴き、先程「河本」でお会いした酒朋とパチリ!
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『大坂屋』や『だるま』と無事に取材交渉を終えて、一人神保町へ。

酒場『兵六』の暖簾を潜ると馴染みの顔が集ってた。
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さつま無双の白湯割りが五臓六腑に沁み渡る。良い具合に酔いも廻って来たので、ご馳走様。

神保町駅に向かう途中に在る中華食堂『一番館』にて、一杯290円のかけラーメンを戴く。
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たっぷりのラー油とお酢をかけて、「勝手に酸辣湯麺」にするのだナ。

そして、夕べはなんとか寝落ちせず、無事に帰宅。
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家でも更に食べて飲んだのだが、自宅飲みは安心だ。
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最後は指をくわえてソファで寝落ちしたのであった。フゥ...。
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by cafegent | 2013-04-17 18:25 | 飲み歩き | Trackback | Comments(1)
今日の東京は穏やかな春の日和だネ。ただ、秋の青空とは違い、淡く少しパステル系の薄青色だ。
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こんな天気のことを「春霞」と呼ぶ。

今日は黄砂が舞い、花粉も沢山飛ぶそうだが、それでもこんな日は、両手を振って陽の当たる道を歩いていたい。

春は色鮮やかな花が咲き、蝶が舞い、鳥たちが囀(さえず)り始める。
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今朝もウグイスが軽やかに啼いている姿を見かけた。

白や黄色の蝶たちもヒラヒラと花の周りを飛び廻ってる。
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今朝は今年初のアカタテハ蝶を見つけた。
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アゲハ蝶も新緑の中を飛んでいた。

今の季節に相応しい展覧会が恵比寿の『山種美術館』で催されている。

「百花繚乱 -花言葉・花図鑑-』展は、色鮮やかに咲き誇る春の草花や美しく囀る鳥たちの姿を描いた絵画が一堂に会した展覧会だ。
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春の花と秋の花を同じ画面に描く花鳥画や草花図ならではの世界は観る者をその世界に引き込む不思議な魅力がある。

僕が今回とても愉しみにしていたのは、荒木十畝(じっぽ)が大正6年に描いた4幅対の「四季花鳥」でアル。
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画面一杯に描かれた絢爛豪華な四季の花とそれぞれに配した野鳥の姿は、正に楽園なのだナ。鷽(ウソ)やオナガ、アカゲラ、そしてオシドリの美しい姿は、「百花繚乱」に相応しくずっと立ち止まって観ていたい程だった。
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他にも山種美術館自慢の桜、奥村土牛の「吉野」や石田武の「吉野」、橋本明治の「朝陽桜」も展示されている。

本展覧会は6月2日(日)までの開催なので、是非!

「山種美術館」のサイト

てな訳で、今日は酒を語らず!w
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by cafegent | 2013-04-16 14:51 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
今日から七十二候では「虹始見」(にじ、はじめてあらわる)の時季。

深まる春、にわか雨の後に虹が出始める時期が来た訳だネ。不意に降られる雨には慌てるばかりだが、雨後に現れる虹を見つけたら、それだけで心穏やかになるものだ。

虹は「雨の弓」とも云われている。空に架かったかと思えば、すぐに淡く消えてしまう春の虹。

空に向かって打ち放った雨の弓は、人々に幻想的な夢を与え儚く消えて行くのだネ。
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これは、以前京都からの帰りの新幹線の中で見た二本の虹だ。

「虹」は夏の季語だが、「春の虹」となると今の季語となる。

     乳房や ああ身をそらす 春の虹

富澤 赤黄男(とみざわ かきお)が詠んだ句だ。モダニズム俳句の追求した俳人であり、多くの名句を残している。

春の虹は儚く消えるその様子から切ない句が多い中、この句は実に色っぽい。裸婦が身を反らせた弓なりの形、天を仰いだ乳房の上に春の虹が架かる。なんともエロティックな句だナ。

     春の虹 消え行く先に 君の家   八十八

    ◇         ◇         ◇
閑話休題。

さて、ワタクシ先週から5日間酒を抜いた。と言っても、自分の意志で抜いた訳じゃなく、日頃の酒乱ぶりにブチ切れた我がカミサンからの強制的禁酒命令であった。だが、始めてみれば案外平気なもんなのだナ。毎日酒場の前を素通りし、早めに家に戻り夕飯の支度などをして過ごした。

カミサンが日本酒やワインで晩酌をしている間もノンアルコール・ビールで一緒に過ごした。

そして、昨日漸く解禁となったのだ。
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そんな訳で、午後4時口開けの野方『秋元屋』の暖簾を潜った。
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さぁ、いつもの酒朋たちとカンパイ!あぁ、至福!
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煮込みをアテにビールが胃に滲みる。

5日ぶりの生ビールの、なんと旨いことか。そして、ウーロン茶だとガブ飲みが出来ないのにアルコールだとクィクィと喉を通る事を再発見した。

カミサンからは解禁と言っても恩赦の様なモンだから「解禁(仮)」と釘を刺されてしまった。これで、また酒に負けたら向こう一ヶ月禁酒命令を出すそうだ。

まぁ、自分でも寝落ちや泥酔はイカンと思っているので当分の間は気をつけて呑むことにしよう。
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マタェモンさんのシャリ金トマトは、見事にツートンカラー!
三冷ホッピーを二杯飲み干し、日本酒へ。静岡「神沢川酒造場」の作る「正雪(しょうせつ)」を戴いた。
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辛口の純米酒は、キレが良く日が長くなった春の夕暮れにぴったりの酒だったナ。
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自家製つくねをタレで焼いて頂き、生ピーマンと合わせる。
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「勝手にピーマン肉詰め」を味わい、ご馳走様!

二軒目は、毎度お馴染み『焼き鳥きさぶろう』へ。
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フレンチフライをアテに角ハイボールがススむススむ。
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兵六ご常連のウッチーと酒朋ホッシーもゴキゲンなご様子。
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ポテサラや鳥皮ポン酢も頼み、酒のお代わりが重なった。
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きさぶろう自慢の鶏レバー刺しも戴いて、大満足。

久しぶりの酒に泥酔する前に家路に向かうことにした。ふぅ。
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by cafegent | 2013-04-15 16:31 | 飲み歩き | Trackback | Comments(2)
   行く春や鳥啼(な)き魚(うお)の目は泪    芭蕉

松尾芭蕉が俳諧紀行文『奥の細道』の旅のはじめの矢立ての句として選んだ句だ。

鳥が啼き、桜の花が舞い散る春、芭蕉は旅立つ前の友との送別の宴に於いて、料理に出される春魚の目と目が合ったのだろうか。
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絢爛豪華な桜の花が見事に散り、蒼々とした新緑が春から初夏への移ろいを感じさせる。四季がはっきりとしている我が国の事。日本人のDNAの中には、この過ぎ行く季節を感慨深く哀惜(あいせき)するのだナ。

以前、川合玉堂画伯の描いた六曲一双の屏風作品「行く春」を観たことがある。
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山間を流れる川に桜の花が流れている。画面の真ん中を覆う巨石の堂々とした姿と、はらりはらりと花びらを落とし始めている桜との対比が実に美しい。「行く春」と云う言葉が持つ移ろいの哀惜が見事に描かれた傑作だった。

玉堂の「行く春」、久しぶりにまたじっくりと眺めてみたい絵だナ。
     ◇          ◇          ◇
さて、手前味噌で恐縮なのだが、4月11日(木)に首都圏情報誌『初夏ぴあ』が発売された。
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『早春ぴあ』からスタートした僕の連載「東京自由人と歩くTOKYOハシゴ酒ツアー」も浅草、武蔵小山に続いて、待望の京成立石を紹介することが出来た。
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今回は酒場のみならず、昭和の古き良き下町風情を色濃く残す「立石仲見世商店街」も案内することが出来たし、普段から僕が通い詰めている店を読者の皆さんに知ってもらえたので、実にウレシイ限り。
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今週は、ちょいと泥酔が過ぎた為に我が家での強制的禁酒命令が発令された。そんな訳で、明日土曜日は朝からいつもの立石朝酒の旅に出掛けるのだが、当然ながらノンアルコールで攻めるのだネ。

『宇ち多゛』ではウーロン茶だが、他店では何を飲んでみようか?
休肝日三日目も慣れて来たし、あともうひと分張り、頑張ってみるとしよう。
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by cafegent | 2013-04-12 15:26 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
今日は昨日に比べ、5,6度気温が低く朝や日中に小雨がパラついたネ。
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今の時期、冬の北風と春の南風がぶつかり合い、強風が吹いたり一転して穏やかな気候になったりする。

春から初夏にかけて、アウトドアでピクニックをしたり、キャンプを愉しんだりする機会が多くなる。僕も晴れた休日は、ピクニックの準備をして公園に出掛ける。
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アウトドアでの料理となると結構悩むことが多い。そんな時、いつも参考にしているブログがあるのだナ。「山めし礼讃-山料理 山ごはんレシピの記-」でアル。

此処で紹介している料理は、本当に手軽で美味そうなのだ。また、アウトドアならではの調味料等のチョイスも実に参考になる。

そのブログが、ナント書籍化されたのだナ。
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げんさんの山めしおつまみ

これ一冊で、これからの登山やピクニック、ハイキングが一層愉しいものになるって訳だ。アウトドア派の方は、是非!
     ◇          ◇          ◇
先日の日曜日は雨の予想が高かったが、幸い青空が広がり、良い天気になった。だが、物凄い強風に見舞われたネ。

この日は毎年桜の時期、渋谷のんべい横丁の酒場『Cruva』が中心となって催される恒例のBBQの宴となった。集まったのは、クルヴァのみならず『ビストロ・ダルブル』や『タイト』など横丁内の酒場の常連たちだ。
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午前11時からスタートし、昼頃には100人以上が集まった。
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都立駒場野公園は、BBQ用のブロック台やテーブルが幾つも用意されているので、とても便利だ。

野鳥が啼く青空の下で呑む酒の、なんと旨いことか。
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そして、肝心のBBQも正田さんが中心となってプロならではのアウトドア料理を提供してくれた。
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先ずは、ビールで乾杯し、出来立てのほうとうを戴いた。
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こちらは、じっくりと煮込んだ牛肉を炭火で焼いてくれる。外で食べる肉は美味いネ。

由美ちゃんも元気そうでなにより!
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髪型が変ったネ。可愛いネ!
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キンミヤ焼酎やワインも充実だった。
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そして、オースティン君が焼き場を受け持った塩ホルモンとキャベツでホルモン丼を味わった。
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むふふ、の美味さ!炭火は香ばしい!
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こっちは、シーフードカレーだ。今回はご飯が充実していたナ。
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ふだん、夜にしか会わない酒朋がみんな居て面白い。
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主催のよっさんから乾杯のご挨拶!
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そして、スパークリングが振る舞われた。
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酒も本当に充実していたナ。
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毎回、この猫ちゃんが美女たちを虜にしてしまう。
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猫になりたいと思った輩も沢山居たことだろうナ。w
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しょうちゃん、美味しい料理をありがとう!感謝多謝!
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そして、健太郎クンもありがとうネ!
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途中、何度も突風に見舞われたが、それすらも楽しんだ酒宴となった。
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宴はまだまだ続いたが、本当に気持ち良く酔えた。
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のんべい横丁の皆さん、そしてよっさん、健太郎、しょうちゃん、オースティン等々、働いてくれたみんな改めて「どうもありがとう!」

また、来年も桜の時季に宜しくネ。

「山めし礼讃-山料理 山ごはんレシピの記」のサイト
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by cafegent | 2013-04-11 17:59 | 食べる | Trackback | Comments(2)
今日の東京は雲が広がっているが、穏やかな気候だ。朝の公園を歩いていると、軽井沢辺りを散歩しているかの様だった。
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ヤマトシジミより一足早くルリシジミ蝶が現れ始めた。

真っ白な花水木も穏やかな春を愉しんでいる様だ。
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我が国のハナミズキは1912年、当時の東京市長尾崎行雄氏がワシントンにソメイヨシノの樹を贈呈し、そのお礼として持ち込まれたのが始まりだそうだ。
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この花びらに見える部分は、実は総苞と云って蕾みを包んでいた葉のことで、真ん中の緑の粒が花序(かじょ)なのだネ。

そして、まだ4月だと云うのに、菖蒲(アヤメ)の花が咲いていた。
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春真っ盛りだと思いきや初夏の香りも漂って来ているのだネ。

季節を72種類に表現した「七十二候」では、今日から「鴻雁北」(こうがん、かえる)の時季。雁が北へ渡って旅立つ季節なのだネ。
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毎朝、僕を楽しませてくれたジョウビタキやルリビタキ、キクイタダキ等の冬の渡り鳥もすっかり姿を消した。
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今頃シベリアに向かって、懸命に羽ばたいていることだろう。あと一ヶ月もすればツバメが南からやって来て、営巣する時期となる。
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都立林試の森公園では、コゲラが子作りの為に営巣を始めた。
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丸く穴を開けた巣から顔を覗かせている姿は、なんとも愛らしい光景だナ。
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早くヒナの姿が見たいものだ。

      縁側で 夢うつつ哉 花水木      八十八

     ◇          ◇          ◇
さて、昨日も泥酔してしまった。夕飯を作って待っているとカミサンから電話が入ったのが夜の9時でアル。神保町の酒場『兵六』を9時半に出て、家に辿り着いたのは深夜0時40分であった。ハテ?記憶を辿るとまるで知らない駅に行ってしまった様だ。

昨日の一軒目は地元武蔵小山の酒場『牛太郎』へ。
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暖簾を潜ると酒朋のライター、森一起さんと美容室『テクニコ』の渡部クンが来ていた。

ネギアブラの塩焼きをアテに、瓶ビールからホッピーヘ!
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此処の煮玉子も美味い!

昼間は穏やかな天気だったが、風が強くなって来た。外の暖簾が風に煽られている。森さん達は、神保町『兵六』に行くとのこと。僕は神保町に行く前に、久しぶりに鶯谷に向かった。

目黒から山手線に乗り鶯谷へ。『信濃路』を横目にラブホ街を抜ける。

大通りから一寸入っただけで、ひっそりとした路地裏に出る。
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目指す根岸の酒場『鍵屋』の暖簾が下がっていた。

ウグイスの啼く季節、此処で呑む桜正宗のぬる燗は実に旨いのだナ。
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賢太郎さんは、二階で串打ちの真っ最中。
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女将さんがぐい飲みを差し出してくれるのだが、僕にはいつも大きいヤツなのだナ(笑)
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煮豆をアテに杯がススむ。そう云えば昨年の年賀状はこの絵だったナ。
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二本目の酒と共に味噌おでんの登場だ。
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豆腐とコンニャク、そして東京ならではのちくわぶなのだナ。

仙台に単身赴任中のビリー隊長の話題になり、女将さんが「一人で寂しそうだネ」と言って、煮こごりをお裾分けしてくれた。
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煮こごりは初夏の味がするのだナ。

桜正宗四合で、ご馳走様。外に出ると春風が冷たく顔を撫でた。

午後8時半、神保町に着いた。
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『兵六』ではさつま無双の白湯割りを戴いたが、この辺りから記憶が怪しくなって来たのだナ。
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そして、『兵六』を出た後、知らない駅を行ったり来たり。

そんな訳で、我が家では強制的に一週間の禁酒命令が出てしまったのでアール。トホホ。
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by cafegent | 2013-04-10 14:37 | 飲み歩き | Trackback | Comments(2)
昨日は関東に春の嵐が吹き荒れた。駅前でも、傘が逆さに折れ返ってしまった人を見かけた。
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「春の嵐」で思い出すのはドイツ文学の傑作、ヘルマン・ヘッセが書いた小説だナ。愛するが故に苦しく孤独に陥る二人の男クーンとムオト、二人が愛したゲルトルート。

若い頃に読んだ時は、「幸せとは何なのだろうか?」と云う様な読書感想文を書いた記憶がある。もう読む機会はないだろうが、「春の嵐」と云う言葉を聞く度に思い出すのだナ。まぁ、どーでもイーけど!
     ◇          ◇          ◇
春の花が次々と咲き出している。
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来週は新入学の時期だネ。世間では、相変わらずイジメ問題のニュースが目立つ。今頃になって「ゆとり教育」の賛否も多々聞かれるが、教育問題について50年も前から鋭い考察で説いている岡潔(おかきよし)の名エッセイ「春宵十話」を読み返した。
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書棚から「春」にまつわる本でも読もうかナ、と手にしたが、今読んでも通じることばかり。優れた考えとそれを巧く伝える上質な文章はいつまでも錆びる事がないのだ。

岡潔は理学博士では、世界的に有名な数学者だ。

「人の情緒」が学問や教育には重要なファクターだと説いてる。

「頭で学問をするものだという一般の観念に対して、本当は情緒が中心になっているといいたい」と。「単に情操教育が大切だとかいったことではなく、きょうの情緒があすの頭を作るという意味で大切になる。」

そして「情緒の中心の調和がそこなわれると人の心は腐敗する。社会も文化もあっという間にとめどもなく悪くなってしまう。そう考えれば、四季の変化の豊かだったこの日本で、もう春にチョウが舞わなくなり、夏にホタルが飛ばなくなったことがどんなにたいへんなことがわかるはずだ。」と記している。

僕は余り数学は得意じゃないが、この数学者の言葉にはいくつも教えられたものだ。

「よく人から数学をやって何になるのかと聞かれるが、私は春の野に咲くスミレはただスミレらしく咲いていればいいと思っている。咲くことがどんなによいことであろうとなかろうと、それはスミレのあずかり知らないことだ。咲いているのといないのとでは、おのずから違うというだけのことである。私についていえば、ただ数学を学ぶ喜びを食べて生きているだけである。そしてその喜びは「発見の喜び」にほかならない。」

花や野鳥、自然が好きになったことも、少なからずこのエッセイに出逢ったからかもしれないナ。そう、毎日「発見の喜び」を求めているのだから。

今日は酒を語らず。だが、酒場へと出掛けよう。
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by cafegent | 2013-04-04 17:00 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)