東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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風薫る五月も今日で終わる。紫陽花も咲き始めたネ。
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初夏の風が新緑を駆け抜ける季節も過ぎた。

東京は梅雨入りしたが、昨日と打って変わり今日は五月晴れとなった。
窓を開けると爽やかな風が吹き込んでくる。時おり聞こえて来る雀の幼鳥の声に心和むのだナ。

いよいよビールが美味しく感じる季節の到来だ。緑に囲まれた青空の下で飲む缶ビールも美味いし、ビアホールで大きなジョッキを煽るのも快い。

月末の支払い業務が無事に終わり、ランチがてら仕事場近くのハンバーガー屋『Sherry's Burger Cafe』に入った。

ハイネケンの生を頼み、ベーコンチーズバーガーにアボカドを乗せて貰う。
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窓の外では、小さな自転車に燦々と太陽の光が降り注いでいる。
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冷たいビールが喉を軽く刺激する。

此処は、四国・香川県の精肉店から仕入れたパティ(肉)を毎日店内で仕込んでいるそうだ。バンズも毎日新宿のパン屋さんからこの店オリジナルの物を作って届けて貰っていると聞いた。

さぁ、ハンバーガーがやって来た。
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ハンバーガーと云う奴は、大きな口を開けてかぶりつくのが一番旨い。口一杯に肉汁が溢れるのだナ。
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ベーコンの香ばしい薫りとアボカドのねっとりとした食感が、我が胃袋を躍らせる。

口の回りも両方の手もケチャップとマスタードでベタベタになるのだが、そんな事は一向に構わない。これが、コイツの喰い方だからネ。

生ビールの泡がグラスの内側に白いリングを残す。グラスが綺麗に磨かれいるからだ。

グラスに描かれた美しい白のラインを眺めていたら、セント・ジェームスの新しいボーダーシャツが欲しくなった。
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武蔵小山にこんなにも美味しいハンバーガーを食べさせてくれる店があるのだから、もう本郷や三軒茶屋まで出掛けなくても良い。ご主人が肉を焼き、奥様がお客さんを切り盛りしている。実に清々しいお店だ。

肉を食べると、その瞬間からエネルギーの補給が出来た気がする。これで午後も頑張れるのだナ。
    ◇         ◇         ◇
さて、昨日は東十条まで呑みに出掛けた。田町から京浜東北線に乗り換え、東十条へ。
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南口の改札を出て左へ進む。
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この坂道から望む操車場の風景は、何故かパリの北駅を思い出す。

この日向かうのはもつ焼きの名店『埼玉屋』だ。
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雑誌「ぴあ」の編集長から「今度赤羽・十条特集のムックを出すことになったので、此処を紹介して欲しい」と依頼されたので、久しぶりに暖簾を潜った。

口開けを狙おうと思ったのだが、出掛けに来客が有り4時を20分程廻っていた。既にコの字のカウンターは一杯だったが、皆さんに詰めて頂き椅子を入れて貰う。

先ずはお馴染みのクレソンサラダから。シャキシャキの大根にクレソンの苦味が美味い。生レモンをギュッと搾ったレモンハイでスタートだ。シャリシャリ、シャーベット状の焼酎で氷入らずなのだナ。

さぁ、埼玉屋劇場の幕開けだ。アブラのタレが皿に置かれる。此処のアブラとは、牛のリブロースでアル。これを絶妙な火加減で焼くのだが、レアで旨い。これが140円とは驚きなのだ。

続いて、上シロ塩焼き。所謂、テッポウだネ。この日はジュニアが焼き場に立っていた。大将は客席に廻ってワインの栓を抜いている。

続いて、レバー串。昔のベリーレアが懐かしいが、今の焼き具合でも実に美味い。

お次は、ねぎま串だ。岩中豚のバラ肉と長ネギが奏でるハーモニーにうっとり!ハツの塩を戴き、レモンハイもお代わり。グビグビと酒もススむ。タン塩焼きも歯ごたえ旨味共に最高だ。ハツ塩にシロタレと串がどんどん焼かれていく。

そして、お待ちかねのチレだ。チレとは脾臓の部位。こちらは、焼き上がってもスグに食べちゃぁいけない。エスカルゴに良く使う「ガーリックバター」を乗せてくれる。これが熱々のチレの余熱で溶けて沁み込むのだナ。大将曰く、「さぁ、フランスに行ってくれ!」

カシラも塩焼きで登場。これまた変らず旨い。お隣さんたちの会話も弾み、レモンハイのお代わりが続く。

いつの間にかジュニアに替わって、大将が焼き台に立った。

さぁ、いよいよ軍鶏(シャモ)串だ。今度はメキシコ旅行なのだナ。焼き上がったシャモに情熱の太陽の様な真っ赤なサルサソースがかかるのだヨ。シャモのしっかりとした肉の味にソースが絡み絶品な一串だ。

最後にナンコツ食べるかい、と聞かれたので「もちろん!」と即答だ。

あぁ、ナンコツのコリコリとした歯ごたえが堪らない。最後にもう一杯レモンハイを戴いてご馳走様。

串一通り食べて、生レモンハイも5杯やってしまった。雑誌「ぴあ」から取材の申し込みがあったらしいが、断ったのだと伺った。だが、この日、大将と久しぶりに色々と話も出来て、「この場で、編集長に電話すればいいよ」と快く取材の快諾を得た。

美味しい料理を戴き、旨い酒を呑み、最後の最後まで感謝しまくり、しまくり千代子状態だ。

携帯を見ると赤羽『まるます家』の若女将からも取材OKのメールが届いていた。改めて、皆さんに感謝多謝!

気を良くし、足は神保町へ。胸躍るハシゴ酒の旅!
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酒場『兵六』の暖簾を潜ると、いつもの面々が集って居た。瓶ビールを戴き、カミサンと待ち合わせた。

おぉ、新しょうが玉ねぎサラダの季節がやって来た。
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血液サラサラになった気分に浸り、カミサンと共に焼酎さつま無双の白湯割りを戴いた。

家に戻り、ハイッピーのレモンビアテイストを呑む。
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前日に門前仲町『魚三酒場』で土産に戴いたエビフライが三本あったので、カミサンがエビカツ丼にしてくれた。
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腹も満たし、いつ寝落ちしても自宅なら安心だ。
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そんな訳で、気がつきゃ朝の5時までソファで爆睡したのであった。トホホ。

以前の「埼玉屋」さん紹介の日記
by cafegent | 2013-05-31 16:10 | 飲み歩き | Trackback | Comments(2)
   五月雨や青葉のそこの窓明かり   正岡子規

関東甲信越も今日、梅雨入りしたらしい。今朝の東京は雲の切れ間から青空を覗かせながらも雨が降ったり止んだりしていたナ。昨年よりも11日も早い梅雨入りだそうだ。

これから、湿度がどんどん高くなり蒸し暑い季節の到来だ。

毎朝歩く公園では、まだ時鳥(ホトトギス)の啼く声が聞こえない。昨年は5月24日に目黒不動尊で確認したが、今年は留まらずに通り過ぎてしまったのだろうか。

それでも、この春に生まれたばかりの四十雀(シジュウカラ)やコゲラの幼鳥が若い声で啼き、親鳥から餌を貰っている姿を見かけると嬉しい気持ちになる。
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四十雀の赤ちゃんは、まだ胸の黒いネクタイが薄い。
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嘴(くちばし)もまだ黄色いのだナ。可愛いネ。
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小さなコゲラもやっと自力で虫を捕り始めた。

これから雨が多くなり、街も蒸し暑くなってくる。公園散歩もキビシイ季節の到来だナ。

    路地裏の匂ひ変りて梅雨に入る   八十八

     ◇         ◇         ◇
閑話休題。

日曜日の軽井沢は東京と同じくらいの陽射しだった。
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軽井沢野鳥の森では、彼方コチラからキビタキの囀(さえず)りが聞こえて来る。

湯川沿いの小瀬(こせ)林道を歩く。東京では聴けなかった時鳥(ホトトギス)も沢山啼いている。あの独特の啼き声は「ホットットトギス!」とか「特許許可局」なんて云われているが、本当にそう聞こえるから面白い。

風に揺れる樹々は、黄みどり、みどり、深みどりと初夏のグラデーションを彩り、思い切り深呼吸出来るのだナ。

   目には青葉 山ほととぎす 初鰹

山口素堂が詠んだ有名な一句だネ。一年で一番過ごし易い五月の晴れ間、いつもこの句が浮かぶ。

目に映る青葉を愛で、山から聞こえて来る時鳥の声に耳を傾け、縁起の良い初モノの鰹を舌で味わう。清々しいこの季節を、人間の五感の中の視覚、聴覚、味覚で実に見事に表した句なのだナ。
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路面で羽を休めるオニヤンマをパチリ!
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ミソサザイの沢へと林の中を分け入るとコミスジ蝶を見つけた。

すると美しいミソサザイの囀(さえず)りが響く。
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小さい姿に似合わず大きな美声で啼くのだヨ。
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尻尾をピンと立てて啼く姿は本当に可愛い。
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ミソサザイに別れを告げて、再び森を歩いた。

夕方まで野鳥を探して歩き、『トンボの湯』でひとっ風呂浴びた。
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サウナでじっくり汗を流せば、東京での疲れも忘れる。

『村民食堂』で湯上がりのビールをグビリ。
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もちろん、軽井沢高原ビールだネ。

温泉裏の林では樹の上高くにアオサギが子育てをしている巣があった。
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大きい鳥だから、迫力があるなぁ。

夕暮れの軽井沢駅舎では、イワツバメの群れが飛び廻っていた。
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この辺りで営巣したのだネ。

さて、市内に戻り夕食は馴染みのレストラン『Ogosso』へ。
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軽井沢に来る愉しみのひとつが、此処オゴッソなのだ。

先ずは、小さなジョッキでカンパイ!
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コレ、ショット用なんだよネ。
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大皿に並んだオススメを店長の斉藤さんに説明戴いた。

どれもが美味しそうなので、少しづつ合い盛りにして貰ったのだナ。

此処は地場の野菜や鶏肉、豚肉を大事にしている。此処のシャモスキ鍋は、一度食べたら病みつく美味さなのだ。

今回は色々食べたかったので、鍋はやめた。前菜は12種類の登場だ。
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霧積しめじのレモンマリネ、行者にんにくの肉だんご、ワラビのピリ辛炒め、舞茸のチジミ、シャモのレバニラ、えび団子、ラッキョウの天ぷら等々、何れも箸がススむ。

ビールから日本酒に切り替えた。先ずは唎き酒セットで。
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千曲川最上流の倉元、黒澤酒造の「黒澤」純米無濾過生原酒、そして特別本醸造「八千穂」、限定酒「くろさわ」の三種類。

此処は信州ぎたろう軍鶏(シャモ)を使っている。伊那郡辰野町の林種鶏場、林さんが手塩にかけて育ている抜群のシャモなのだ。

そのシャモの骨の回りのスペアリブを蒸し器で蒸したのも逸品だ。
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これは、手で持ってかぶりつくのが一番だ。
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続いて、海老とモッツァレラの包み揚げの登場だ。
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こちらは、ヒマラヤひら茸のバターソテー。
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これも酒がススむススむ。
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純米酒「岩清水」を戴いた。
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漬け物が良いアテだナ。
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斉藤さんオススメの酒は実に旨かった。
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この日は『Bar アマノ』の自家製グラタンが食べたかったので、〆の一品にした。
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〆は、プレミアムポークの照り焼き丼だ。店主の俊ちゃん、この日も絶好調だったなぁ。他のお客さんも笑いっぱなしだったものネ。

「オゴッソ」とは信州の方言で、ご馳走のこと。本当に毎度々々、美味しいご馳走ばかり。ご馳走様でした。

再訪を約束し、タクシーへ乗り込んだ。続いて向かうは、軽井沢本通りを旧軽軽井沢方面へ。
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目指す酒場『Barアマノ』へ到着だ。
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タンカレー・ジンのオン・ザ・ロックを戴き、天野さんとの再会を喜ぶのだナ。
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天野さんは初夏から冬の初めまで軽井沢でバーを営み、それ以外の季節は四国で過ごしている。

この酒場のアイドル小雪もまた今年も一緒に軽井沢にやって来た。
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逢う度に丸くなっている気がするが、相変わらず可愛いのだネ。
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熱々の特製グラタンも焼き上がった。
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ジンのお代わりもススむ。

いつの間にか小雪が僕らの間にお座りしていた。
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この顔に癒されながら軽井沢の夜が更けて行く。
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小雪は、カミサンに好き放題遊ばれている(笑)

〆の一杯を飲み干して、バーを後にした。天野さん、また次回まで。

外に出ると少しだけヒンヤリとしていた。これが軽井沢なのだ。初夏の闇が森閑と辺りを包み込んでいる。
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夜空を見上げると、まぁるい月が浮かんでいた。
by cafegent | 2013-05-29 15:29 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
五月ももうあと僅か。今日の東京は陽射しも弱く、涼しい風が樹々の薫りを運んでる。それでも自転車のペダルを漕いでいると汗ばんでくるのだナ。

暦では「初夏」だが、九州や四国では梅雨入りをしたらしい。四国では、昨年より6日間も早かったのだネ。

先週の金曜日からカミサンが軽井沢出張に出ていたので、日曜日から一泊でボクも軽井沢へと旅をした。

朝、東京駅へ到着すると真っ先に駅地下の『グランスタ』へと向かう。

此処には朝7時から営業している『はせがわ酒店』が在る。
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七人掛けのカウンターには旅に向かう前にワインを嗜んでいる女性やご常連らしき御仁が三人程居た。

店の方にオススメを伺い、先ずは山形の亀の井酒造が造る「くどき上手 おしゅん」から。
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発泡性の酒で、辛口のスパークリングワインの様だ。朝の一杯目に良い酒だナ。

続いて、伊達ノ軍用御用酒「戦勝正宗」を戴いた。
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袋搾りの特別純米は、かなりしっかりした味わいだった。
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ちなみにこの題字は、伊達家18代当主の書だそうだ。

蛍いかの沖漬けをアテに酒がススむ。
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戦勝正宗をお代わりし、ご馳走様。

酒場を出たら、すき焼の老舗『浅草今半』へ。

いつもは全国の駅弁から選ぶのだが、今回は東京の味で旅に出る事にした。
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今半の牛肉弁当は、エキナカなのに店内の厨房で出来立てホヤホヤのお弁当を提供してくれるのが嬉しい。

創業明治28年の老舗のお弁当は、甘辛く煮た牛肉が温かいご飯に沁みて実に美味い。
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焼き豆腐と紅ショウガ、そしてグリーンピースもなんだか懐かしい。

旅は駅を出る前から始まるのだナ。
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さぁ、居酒屋新幹線の出発だ。

実は今回はチト奮発をしてしまった。前日から今半のお弁当を買おうと決めていたのだが、『駅弁屋 祭』の前を通ると「平泉うにごはん」をその場で作って居たのだヨ。
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これは買わずにはいられない。と、駅弁ダブル攻撃をしてしまった。
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ギッシリと詰まったウニが甘くて美味かった。

朝の日本酒も程よく旅を盛り上げてくれ、軽井沢駅へ到着した。
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今回はカミサンが終日仕事だったので、一人で野鳥を探す旅となった。

駅前から無料シャトルバスに乗り、星野リゾートへ。

そう云えば、三菱地所の誘致により、丸の内に純和風造りの『星のや東京』を建てるそうだネ。地下深くを掘って温泉を引くそうだ。まぁ、日本を訪れる海外のセレブリティにはウケるだろうネ。
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さて、星野リゾートに着いたら、「野鳥の森」でアル。

この続きは、また明日!さぁ、呑みに出よう!
by cafegent | 2013-05-28 16:29 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
緑眩しい季節、梅雨前の東京の青空は清々しく気持ちが良い。

昨日は、高知から友人夫婦が遊びに来た。丁度一年前、武蔵小山『牛太郎』に招いて愉しいひとときを過ごしたのだが、今回は何処にお連れしようかと、チト悩んだ。
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『牛太郎』で一人0次会を催そうと暖簾を潜ると酒朋モリンコが居た。隣りに座り、瓶ビールで乾杯。これぞ、地元の至福でアル。

そして、午後四時半、恵比寿駅へと向かう。

改札を出ると既に横山夫妻が到着していた。
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一年ぶりの再会を果たし、旨い酒が呑める様に恵比寿神社をお詣り!
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そして午後五時丁度、『さいき』の暖簾を潜る。

先ずは生ビールで乾杯!
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開け放たれた戸口から心地良い五月の風が駆け抜ける。
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誰も居ないL字カウンターを眺めながら飲むビールが、何だか新鮮だナ。

この日のお通し三点がやって来る。最初は、鰤のアラ煮から。
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牛蒡と人参が甘くて美味い。

続いて、ハス芋の酢の物だ。
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ハス芋のハスは蓮ではない。切り口が蜂の巣の様だから、この名が付いた夏野菜だネ。酢で〆ているので、エグ味も少なく酒のアテに持って来いだナ。

三品目は、此の店自慢の刺身でアル。
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この日は、真鰈(カレイ)の昆布〆と鯵の刺身だ。これにはビールより酒だろう。と、云う訳で一の蔵の凍結酒を戴いた。
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このシャーベット状の酒が、風薫る季節に見事にハマるのだネ。
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やっぱり、口から持っていかないとネ。

横山夫妻は、高知の愛宕山で喫茶『日曜社』を営んでいる。
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僕は未だ訪れていないのだが自家焙煎の珈琲豆を送って戴いたので、美味しい日曜社の珈琲は飲んだことがあるのだナ。

高知で美味い酒場を教えて戴いた。その名は『にこみちゃん』だ。
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はりまや橋の近く、菜園場町に在る居酒屋なのだが、立石『宇ち多゛』のファンらしく梅割りを出しているそうだ。今度、四国を訪れたら迷わず其所で自慢の煮込みで、梅割りを呑まなくちゃネ!
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僕も愉しく酔い始めた。
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凍結酒の杯もススみ、『さいき』名物の海老しんじょうを戴いた。
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外はカリカリ、中はフワフワのしんじょうは頬が緩むのだナ。

『さいき』はいつも店主の邦さんに躾(しつけ)られた可愛いコたちが切り盛りしている。
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この日も新しく入ったコが笑顔でテキパキともてなしてくれた。
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最後は冷やで酒を戴き、至福のひとときを締めた。

暖簾の向こうでは、邦さんが夕涼みをしてる。
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こんな素敵な背中が似合う爺ぃになりたい!

さぁ、ご馳走さま。
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久しぶりに邦さんとパチリ!
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恵比寿の路地を心地良い風が駆け抜けた。

続いて向かうは、JRで一駅移動して『富士屋本店』へ。
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此処は、本当に和む酒場だナ。
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ホッピーで乾杯し、ハムカツを戴いた。
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陽気な呑んべい達の賑わいは、酒を一層美味しくさせるのだネ。
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初訪の『富士屋本店』、気に入って貰えて何より!
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この日限定の煮込みハンバーグをアテに酒がススむススむ。
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一年ぶりに東京に遊びに来た二人は愉しく酔えただろうか。

結局、毎度の事ながら僕の記憶は、このあと目黒の『づゅる麺池田』のつけ麺を食べた辺りで途切れている。
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だが、朝ちゃんと家に居たので寝落ちせずに帰宅したのだろう。

そんな訳で、高知の酒朋との酒宴が無事に終わったでアール。
by cafegent | 2013-05-24 20:02 | 飲み歩き | Trackback | Comments(2)
爽やかな風が五月の空を駆け抜けて行く。今年も16日の御心霊入れから浅草「三社祭」が始まった。
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毎年、この季節が来ると心躍る仲間たちが集うのだ。
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行きつけの酒場『簑笠庵(さりゅうあん)』では雷門田原の町内神輿を担ぐ酒朋が酒を片手に待機する。

毎年、寿一丁目に店を構えていたミヤッチと祭りを楽しんでいたが、あのイナセな姿はもう見られない。
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昨年の祭りには車椅子で駆けつけてくれたが、その二ヶ月後に他界してしまったからだ。

ミヤッチの店は、そのまま友人のカオルちゃんが引き継いでくれたので、今年もまたミヤッチを偲び三社祭に集まった。
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ミヤッチのご家族はまだ喪が明けてないので来られなかったのだが、今年は19日の日曜に一之宮の本神輿が寿一丁目を通るので昼から酒を持参して訪れた。

朝6時の宮出しから始まり、仲見世を抜け雷門田原町では酒朋キクさんが担いだ。
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約一時間程押して午後2時半、一之宮の本社神輿を一本足の高下駄を履いた天狗様が先導してやって来た。
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そして御神馬に乗った宮司さんが赤い傘のお供を従えて闊歩する。
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さぁ、それに続けとばかり威勢の良い掛け声と共に本神輿が現れた。
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青空の下、祭囃子が風に乗り、平太鼓が通りを沸き立たせる。
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次から次と「寿一」の祭半纏を纏ったか継ぎ手が入れ替わる。
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きっとミヤッチも金色に輝く鳳凰に乗って天国から神輿を担ぎにやって来ていた筈だ。

祭りの時の人々の一体感は、なんて素晴らしいのだろう。
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喧嘩祭りとも呼ばれる三社だが、地元の連中は実に格好良くエネルギッシュに祭りを盛り立て神輿を担ぐ。ほんの一瞬の出来事なのだが、浅草界隈の氏子四十四ヶ町の皆さんは町内神輿と本神輿が無事に通ることを願って一丸となるのだナ。
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神輿の余韻を残したまま、通りでは帯を解いた連中が良い笑顔で歩いてた。氏子のカオルちゃんはすっかり酔いが回ったのかソファに寝てしまった。
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そんな訳で、カオルちゃんを一人残し我々は雷門の酒場『簑笠庵』へと移動した。
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この辺りは午前10時半頃に本神輿が通ったので、今はもう外で皆穏やかに酒を酌み交していた。
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簑笠庵名物のアジフライを肴に酒がススんだ。
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山本さん、京子さん、ご馳走様でした。
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開け放たれた戸の向こう側、緑の暖簾が風に揺れている。
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江戸切り子の酒グラスの青が、近づく夏の予感を運んでくれた。
by cafegent | 2013-05-22 11:46 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
    五月雨や桶の輪切るる夜の声    芭蕉

昨日はは朝からずっと小雨が降り続いていた。
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芭蕉が詠んだのは梅雨の時季だろうか。五月の雨が桶に溜まり過ぎて、桶の木を囲んでいる箍(タガ)が外れた音が夜に響いたのだろうネ。

芭蕉は「五月雨」の句を幾つか詠んでいるが、一番有名なのは「五月雨を集めてはやし最上川」だと思うが、ボクは先の句が好きなのだナ。

先週の土曜日は朝からいつもの立石朝酒に出掛けた。
『もつ焼 宇ち多゛』の口開けを待っていると、わんぱく兄が仕事へ向かう途中で顔を出してくれた。
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小指を骨折したらしいが、酔っ払っての怪我らしく僕も人ごととは思えなかった。お大事に!
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さぁ、開店だ!宗さんが皆に酒を注ぐ!
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この日は午後から俳句吟行が控えていたので、軽くビールで留めた。
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美味いもつ焼を味わった後は、斜向いの『栄寿司』へ。
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いつもより30分程早く暖簾が出たので、タイミング良く口開けにお邪魔出来た。
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北寄貝やシマアジなどを戴く。
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この白えびも甘くて美味しかったなぁ。8貫戴いて、ご馳走様!

午後からは門前仲町へ。
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この日は俳句仲間である泥頭(デイズ)さん主宰の「ぶりかま句会」の吟行に参加させて戴いた。「吟行」とは、俳句の題材を探すために名所旧跡などを歩くことを言う。

今回は門前仲町から清澄白河周辺の深川散歩の吟行となった。
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富岡八幡宮を参拝し、境内で開催中の復興支援岩手物産市に立ち寄る。
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深川公園近くで、風情溢れる八百屋さんを発見。
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    白薔薇を庇(ひさし)にしたる八百屋かな  泥頭(デイズ)

続いて向かうは法乗院「深川えんま堂」だ。
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お賽銭を入れるとえんま様が喋るのだヨ。
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商売繁盛や学業増進に加え、浮気封じなんてのもあった。面白いネ。

海辺橋のたもとに在る「採茶(さいと)庵跡」へ。
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松尾芭蕉は元禄二年、此処から船に乗り隅田川を進み千住へと渡った。千住で船を降りた芭蕉は其所から「奥の細道」の旅に出たのだネ。

    月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。
    舟の上に生涯をうかべ馬の口とらへて老を迎ふる者は、
    日々旅にして旅を栖(すみか)とす。

ご存知、「奥の細道」の序文だネ。芭蕉の旅を想い浮かべながら、深川を散策。
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芭蕉翁と記念撮影!
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仙台堀川沿いの「芭蕉俳句の散歩道」と云う小径を歩く。
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句碑が幾つも有るのだネ。
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さぁ、清澄庭園に到着だ。
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此処で我が酒朋の伊勢さんと合流。
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風薫る五月の空の下、亀たちも長閑に甲羅干し。

太陽も夏が待ち遠しいのだろうか。
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池に降り注ぐキツい陽射しが爽快だ。

    庭園の水面がキラリ夏立ちぬ   八十八

黄菖蒲が咲き始めていた。
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来月には見事な花菖蒲(ハナショウブ)が咲き誇るのだネ。

    右腕に掛けし上着や花菖蒲    山宗
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民家の軒先では、もう紫陽花の花が咲いていた。早いなぁ。
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芭蕉稲荷神社にお詣りし、芭蕉記念館へ。
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今回は此処の二階をお借りしての句会となった。

十二人が参加し、一人五句づつ詠んだ。
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いつもは酒を酌み交しながらの句会だが、さすがに芭蕉記念館じゃそうはいかない。
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午後の深川散歩で浮かんだ句を詠み終えた。

選句も終わり、いざ酒宴へ。

芭蕉記念館から深川神明宮を抜けて森下駅方面へ。
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清澄通りに出て左へ折れると目指す『魚三酒場』に到着だ。

二階の座敷にて深川吟行の打ち上げだ。
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先ずはビールで、カンパ〜イ!皆さん、お疲れさまでした。

毎回思うが、此処のコース料理は本当に凄い量なのだナ。
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どうですか、このウニと甘えび。
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そして、豪勢な刺身盛り合わせに、初めての方は目を丸くしていたネ。
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特大エビフライは一人2本と大盤振る舞い。生モノ以外は、お持ち帰りも出来るから嬉しい限りでアル。
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魚三名物5.5合の大徳利で酒も戴いた。

皆さん、大いに呑んで大いに食べたネ。
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句会の選評に耳を傾けながら、コップの酒が空いていく。
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17時過ぎから始まった酒宴もあっという間に20時半を廻ってしまった。本当は二時間だったのに、『魚三酒場』の皆様有り難うございました。感謝多謝!
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一応、これにてお開きとなったが、呑んべいたちは次の酒場へと移動した。
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こうして酒宴は続いたのであった。

ぶりかま句会にお誘い戴き有り難うございました!泥頭さん、お疲れさまでした。

    水の上(え)に生涯うかべ午睡(ひるね)かな   

今回の吟行を見事に詠んだ散樽(さんだる)さんの句で締めくくろう。
by cafegent | 2013-05-21 15:48 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
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兼六園を出て「にし茶屋街」を歩く。
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月曜だからか、人が居ない。
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犀川大橋を渡り、再び繁華街へ。
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セレクトショップなどが並ぶ片町プレーゴ内に在る『カフェ・アルコ・ディ・カンパーニュ』でランチビールを戴く。
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ハイ、カンパ~イ!
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ふぅ、乾いた喉に命の水が降り注ぐ。
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パティオに降り注ぐ初夏の陽射しがビールを一層美味しくしてくれる。
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あぁ、生き返った!

再び、近江町市場へ歩く。
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八百屋さんの軒先ではツバメが営巣中だった。
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フンが落ちても平気な様に傘を逆さに吊るしてある。ナイスなアイディアだネ。
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この街は本当にツバメと親しく共存しているのだナ。
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帰りの列車内で食べるどじょうの蒲焼きもゲット!

午後4時、口開けの『高砂』へ。まだ、暖簾が出ていなかったが、快く入れて戴いた。
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生ビールのジョッキを手に再びカンパイ!
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旅に出ると普段中々言えない「ありがとう」の言葉が自然に出てくる。

そして、日々ヘベレケ状態でロクに話も出来ないのだが、違う街に来るとじっくりと夫婦で向き合うことが出来るのだナ。日頃のカミサンの気苦労に反省しつつ、「いつもありがとう」と言うことが出来た。

そんな訳で、おでん行脚の旅が続く。
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くふま麩としのだ巻を戴く。カミサンは大根とがんもどき。
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おでん汁がたっぷりと沁みて、幸せだ。

殻ごとおでん鍋に仕込まれた梅貝は女将さんが貝を出してくれる。
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身が大きく肝までギッシリ詰まっていた。
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これには日本酒だよネ。
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福光家の純米酒「福正宗 加能山河」を冷やで戴いた。おぉ、結構ガツンと来る味わいだったナ。
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年季の入った赤松のカウンターで地酒を堪能。あぁ、至福の時。
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このどて焼きは胡椒が効いて美味かった。女将さん、口開け早々ご馳走様でした。

さぁ、東京に戻る前にもう一軒行こう。

と言う訳で、金沢駅構内の金沢百番街に在る『黒百合』へ。
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此処はおでんと季節料理の名店だ。
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タニシをアテに純米酒「甚」を燗で戴いた。
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おでんは、タケノコと玉子、それに焼き豆腐。

今、金沢に着いた人、これから旅立つ人、いろんな人達が店を訪れる。
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昭和28年創業の『黒百合』は此処に移転してからも、もう22年が経つのだネ。黒百合は霊峰白山に咲く石川県の県花だそうだ。地元の方々は、敬愛を込めて白山のことを「しらやまさん」と呼んでいる。『黒百合』って最初、スナックみたいな名前だなぁと思っていたが、親子三代で味を守っている名店なのだナ。
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自慢の鰯のつみれも戴いて、純米酒「石川門」で〆た。

新幹線の時間が近づいて来たので、これにて終了。

店を出てから「固豆腐」を頼み忘れたことに気がついた。まぁ、仕方無いか。また来れば良いのだからネ。
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「はくたか」に乗り越後湯沢まで、居酒屋列車のスタートだ。
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日栄の吟醸生貯蔵酒を開ける。
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酒のアテは近江町市場で買ったどじょうの蒲焼きと鰻の肝串だ。

車窓の向こうに夕陽が落ちてゆく。
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二日間の短い旅だったが、充実していたナ。

金沢の街を歩き、酒場で出逢った名も知らぬ旅人と一献傾けたりしたら、何だか心が豊かになっていた。かつて、毎日真夜中まで仕事をして、手帖の予定がビッシリと埋まっていないと気が済まなかった。あの頃の忙しく動いていた自分の姿を懐かしいような悲しいような思いで振り返ったのも旅の途中だったナ。
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越後湯沢からは再び「Maxとき」に乗る。
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さぁ、居酒屋新幹線の旅が始まる。
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日本海名産かにずしをつまみながら、加賀鶴の純米大吟醸を戴いた。
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クゥッ、幸せなひとときだ。

さすが大吟醸は飲み口爽やかだった。
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スィスィと喉を通り、スグに空いてしまった。
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後は角ハイ缶で、東京へと向かったのでアール。

旅はときどき思いも寄らぬ発見がある。日常をしばし離れて今の自分を俯瞰で眺めることができる。長い人生の中の、ほんの寄り道かもしれない。だが、そのお陰でこの先の生き方の励みとなり、少しだけ心にゆとりが生まれるのだナ。

明日からまた頑張ろう。そして、また次の旅に出よう。
by cafegent | 2013-05-17 19:21 | 飲み歩き | Trackback | Comments(2)
   行く道を案内(あない)するよと飛ぶ燕   八十八

月曜の朝、都ホテルをチェックアウトして街へ出た。この日も朝から気温が高かったが、風が強く帽子が吹き飛んでしまった。丸いツバがコロコロと石畳を転げ回り数十メートルも追いかける羽目になった。
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駅前の大通りを武蔵ヶ辻方面へと歩く。

西の宮通りと目細通りの間に素敵な店を見つけた。
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この街には金沢美術工芸大学が在るので、工芸作家たちの作品を扱うギャラリーがとても多い。今回も何点か買い求めたが、これも美しかったなぁ。

大空をツバメが気持ち良さそうに飛び廻っている。金沢の街は本当にツバメが多い。
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電線に舞い降りて、僕らを市場まで導いてくれそうだったナ。
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15分程歩いて、近江町市場に到着だ。
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此処で朝飯をとるのだナ。
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夕方にもう一度土産を買いに来るが、その前に目星をつけておこう。
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ノドグロや梅貝も美味そうだなぁ。

カワハギは皮を剥(む)かれて売られるので「ムキ」と云い、刺身用の皮付きのままのモノを「皮作(カワサク)」と云うんだネ。
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魚屋のお兄さんに教えて貰った。
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ガスえびも旬なのだネ。

さぁ、目当ての店に到着だ。
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市場の中で朝から開いている寿司処『いきいき亭』は、既にお客で一杯だ。だが、タイミング良く二席空いていて座ることが出来た。

此処の名物は新鮮な北陸産の魚介がたっぷり乗った「特選北陸丼」(2,500円)と「いきいき亭丼」(1,800円)かナ。どちらもボリュームが凄いので、朝飯にはヘビー。
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隣りの若者カップルたちは美味そうに平らげていたが、我々はチト無理だ。で、握り寿司を戴くことにした。
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丁度、ご主人が仕入れから戻って来たので、握って頂いた。

先ずは、何と言ってもガスえびだネ。金沢では甘えびよりもガスえびが人気だ。プリプリした食感と甘みが堪らない。春から初夏にかけて底引き網漁で採れた物が市場に並ぶのだネ。
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青い卵もプチプチと美味い。むふふ!
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続いて、鯛とアカイカだ。
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こちらは、イワシと岩だこ。
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そして、マグロ中落ちと甘えびを戴いた。
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加賀れんこんのすり流し汁も素晴らしい味わいだったナ。

今朝水揚げしたての鯵が入ったと云うので、握って貰う事にした。
東京や大阪の市場に並ぶのは翌々日になると聞いた。地元ならではの幸せか。
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それにしてもこのアジ、身が締まっていて、程よく脂も乗っている。
あぁ、なんて美味いのだろうか。味良し、食感良しで云うこと無し!
ぐふふのふ。

最後はガンドを握って貰った。
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ガンドはブリの小さい奴だネ。いわゆるハマチのこと。あぁ、満足でした。

片町店は座敷も有り広い店で夜の営業だが、こちらの近江町店は朝7時からなのだネ。ご主人は朝は中央市場と近江町市場、夜は釜石港と一日二回の仕入れをこなし、朝晩二店で腕をふるうのだから凄いよネ。
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ご主人、女将さん、ご馳走様でした。
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大変美味しゅうございました!

此処からタクシーを拾い、大樋町へ。
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金沢で420余年続く酒蔵『やちや酒造』にお邪魔した。
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此処は加賀百万石を築いた前田利家公専用として始まった酒蔵。
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此処が造る「加賀鶴」は金沢が誇る地酒だネ。

平日ということもあり、見学者は僕ら二人。
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そんな訳で最初から地酒を試飲しながらお話を聞くことが出来た。
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この建物は登録有形文化財に指定されている。
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酒蔵内の見学が終わり、再びお酒を戴いた。
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一通り全部試飲を終え、帰りの居酒屋新幹線用の酒も買い込んだ。
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現在の杜氏を務める山岸昭治さんは能登杜氏四天王の一人。
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今年「能登杜氏自醸清酒品評会」の吟醸酒の部で「加賀鶴」が最高賞を受賞したのだネ。

案内をして戴いた女将さんが僕と同い歳だったので、実にフレンドリーに話が出来てとても楽しい一時を過ごすことが出来た。
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有り難うございました!
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午後は金沢城公園と兼六園を歩いた。
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穏やかな初夏の風が薫り、溢れる緑の中で大いに深呼吸が出来た。
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白加賀の梅の木には、大きな梅の実が出来ていた。
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うららかな春の光が降り注ぎ、蒼々した苔が美しい。
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シオカラトンボが羽を休めていた。
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長閑な光景に心が和む。
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園内の『時雨亭』で一休み。
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和菓子とお茶で、しばしほっこり。
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四角く切り取られた庭園の景色は琳派の対屏風を眺めている様だったナ。

庭に紐で括られた石を見つけた。
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これは「関守石(せきもりいし)」と言って、茶庭や路地の飛び石に置かれる石で、「これより先に入らぬように」との意味なのだネ。
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元は安土桃山時代の茶人、千利休が茶会の際に玄関口に香炉を置いて関守としたのが由来らしい。茶道の世界は、いちいち粋だよネ。
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藤の花も見事だった。のんびりと散策が出来た。

つづきは、また後ほど!
by cafegent | 2013-05-17 16:01 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
心地良い風に洗濯物がそよいでいる。昨日の東京は30度まで気温が上がったそうだネ。午前中、公園を歩いたがTシャツ一枚でも汗ばむ陽気だった。
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二十四節気では、今は「立夏」だ。七十二候では「蚯蚓出」(みみず、いずる)の頃。蚯蚓(ミミズ)が地面から這い出てくる時季が来た。だが、せっかく地上に這い出て来ても、ムクドリなどに食べられたり、人に踏まれてしまうのだナ。

    朝すでに 砂にのたうつ 蚯蚓またぐ    西東三鬼

昨日の様な夏日だと、ミミズもすぐに干涸びてしまいそうだ。

    ◇          ◇          ◇
さて、金沢旅行の続きを書こうか。

日曜の夕方、金沢21世紀美術館を観た後に酒場が集まる香林坊周辺まで歩いた。
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この界隈は全国でも余り類を見ない旧町名の復活が進んでいる。1962年、住居表示に関する法律が施行され、此処金沢市でも当時993あった町名のうち実に327が統合によって消え去った。三百年余の歴史を誇る由緒ある町名が一挙に消えてしまったのでアル。

鷹匠町、鍛冶町、白銀町、象眼町、与力町などなど城下町の面影を伝える町名が無くなった。「木倉町」(きぐらまち)は1965年、周辺の13の町と統合され、「片倉二丁目」になったそうだ。風情ある木倉町の名前は通称として辛うじて残ってはいたが、いつ忘れ去られてもおかしくなかった。木倉町商店会長は、そう危惧していたのだネ。
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そして、今から11年前、町会の総会に於いて旧町名復活を決議し、1年後の2003年に見事復活を遂げた。金沢市内では4例目、商店街を形成する町名の復活としては全国初のことだったそうだ。

その後、この周辺では柿木畠、六枚町、並木町など現在までに7つの旧町名が復活。
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金沢市は小さな通りにも名前がついており、大きく表示してある所が多い。

名実共に復活を遂げた木倉町や柿木畠界隈には古き良き風情を残す酒場や文化人が集う茶房、ジャズ喫茶などが立ち並ぶ。
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西日が落ちる柿木畠商店街は、川のせせらぎと共に憩いをもたらせてくれる。
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この日最初の酒場は片町大通りから脇へ入った木倉町通りに在る大衆割烹『大関』だ。小上がりでは既に数組で賑わっており、我々はカウンターに座ることにした。

昭和32年創業の酒場は二代目ご主人が旬の魚介を料理し、女将さんがおでんをよそってくれる。
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サッポロの瓶ビールで歩き疲れた躯の火照りを拭う。あぁ、至福の時。

金沢には一年中おでんを出している酒場が多い。今回はおでんの名店をハシゴする事にしたのでアール。

先ずは、がんもどきと牛すじを戴く。
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おでんつゆがたっぷりと沁み込んだがんもどきを割ると刻んだ牛蒡や人参、銀杏が現れる。むふふ、だネ。

酒はもちろん大関だ。
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ぬる燗に合わせて刺身を盛って頂いた。

金沢と云えば、梅貝、そしてガンドだネ。ガンドは小さめのブリのことで、関東ではハマチと呼ぶ。平目とイカ、甘えびを加えた五点盛りの登場だ。
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梅貝のコリコリした歯ごたえが堪らない。
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筍とふき、そしてちくわのおでんを追加した。
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二合徳利のお代わりがススむなぁ。氷見漁港で水揚げされたホタルイカは酢みそでネ。東京で食べるものとはまるで違うプリップリの食感と磯の香りに只々驚くばかり。鮮度が違うのだネ。
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カウンターの向こう側では大女将もテキパキと働いており、息子さんも黙々と仕事をしている。
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親子三代の微笑ましい家族経営なのだナ。
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最後の徳利を飲み干して、ご馳走様。実に居心地の良い酒場なのだネ。
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外に出ると木倉町通りにマジックアワーが降りて来た。
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見上げると弓張りの月が出ていたネ。
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木倉町広場の脇に在る「やきとり横丁」も良い酒場が集っている。
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おや、僕の俳号と同じ店名を発見!

二軒目は香林坊からスグの『菊一』へ。
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此処は昭和9年創業で金沢で一番古いおでん屋さんなのだ。
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酒は加賀の銘酒「日栄」をぬる燗で戴いた。
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ご主人がコップに勢いよく酒を注いでくれる。受け皿に溢れる幸せよ。呑んべいには堪らんのだナ。
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酒のアテは「黒作」だ。金沢ではイカの塩辛をイカスミで作るのだネ。

おでんは、くるま麩とさといもを戴く。
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味がしっかりと沁みたくるま麩は、口の中にジュワッと自慢の出汁が広がるのだナ。

この「どて焼」も関西のとは違うのだネ。豚肉を白味噌で仕上げる。
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これまた酒がススむ一品だ。

こちらは、郷土料理の「べろべろ」と云うそうだ。
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砂糖で味をつけた卵を寒天で固めた加賀料理で正月のお節や祭りの時に出されるそうだ。べろべろ以外にも「恵比寿」と呼ばれる料理と教わった。
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テレビでは懐かしい昭和歌謡が流れいてた。誰の歌だったっけと、他愛無い話に花が咲き、ゆったりとした時間が流れて行く。
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壁には僕の生まれた昭和35年頃の『菊一』の写真が飾られていた。
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木場の『河本』に通じるホッとする空気が漂っているのだナ。
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昆布巻きと焼き豆腐、そして「ふかし」と云う聞き慣れないおでんを戴く。
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蒸(ふ)かして作る蒲鉾なので、この名が付いた。見た目はハムの様だが、つみれの様な歯ごたえもあり中々美味かった。
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お勘定を計算する木札も渋いよネ。
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コップ酒を二杯づつ戴きご馳走様。
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店々に違うおでん出汁(ダシ)の味を愉しみ、その店の人たちとのふれあいもまた旅の醍醐味だネ。

柿木畠方面に戻り、向かうは『広坂(ひろさか)ハイボール』だ。
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階段を上がり、ドアを開けると長いカウンターが目に入る。
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窓に近い席に座り、ハイボールを戴くのだ。
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此処のハイボールはスコッチウィスキーのデュワーズで作られる。
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ニューヨークに出張するとホテルで出されるスコッチは殆どコレだネ。

氷無しの角ハイボールとはまたひと味違う、美味い酒に酔いしれる。
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スモークの盛り合わせが、良いアテになる。クィッと二杯飲んでご馳走様でした。

午後10時を回り、すっかり街に夜の帳が降りて来た。
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この日の四軒目は、作家山口瞳さんでお馴染みの『倫敦屋酒場』へ。
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マスターの立つバーカウンターの止まり木に腰を降ろし、キルケニーをパイントで戴いた。
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カミサンはミモザを作って戴き、カンパイ!

古き良き英国パブをイメージした店内は、ほっこりと落ち着くのだネ。
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いかにもバーの店主と云う風格と粋な所作が素敵なマスターとも話が弾んだ。
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かつての山口瞳さんが訪れた時の話なども伺うことが出来たし、楽しく夜が更けて行く。
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バックバーに飾られた山口瞳筆「今日無事」の額も一日の締めくくりに良し。
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マッシュルームの漁師風鍋も熱々で酒に合う。
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最後はマッカランを戴いた。
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金沢の地で、遠い異国スコットランドのスペイ川を思い浮かべながら飲むウィスキーのなんて旨いことか。
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美しい城下町で、大いに酒を堪能した。こうして金沢の夜が更けていった。
by cafegent | 2013-05-15 16:37 | 飲み歩き | Trackback | Comments(2)
日曜の朝からカミサンと二人で旅に出た。夜に降った雨が路面を濡らしていたが、陽射しも強くなりだしていた。
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戸越銀座駅のホームで電車を待っていたが、既に心が弾んでいる。もう此処から旅は始まっているのだナ。
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線路の枕木の方から雀の啼く声が響く。小さな雀たちに見送られながら東京駅へと向かった。
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駅で朝飯の駅弁を選び、缶ビールも買った。
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先ずは、MAXときで越後湯沢まで。
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米沢牛のすきやき弁当は昔懐かしい包装紙に思わず手が伸びた。
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さぁ。居酒屋新幹線のスタートだ!

そして、宮城のうにめしだ。
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ウニを混ぜて炊き込んだご飯が実に風味豊だったナ。
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蒸しウニといくらの醤油漬けもビールがススんだ。

すきやき弁当は牛肉も柔らかく汁が沁みたご飯が美味かった。
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付け合わせのレンコンや飛竜頭も良し。
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車窓から降り注ぐ太陽がビールを更に美味くする。むふふ!
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越後湯沢からは特急はくたかに乗り換えだ。
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ホームで暫く発車を待つ。
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上を見上げると空高くツバメが数羽飛んでいた。

さぁ、越後湯沢を出発だ。
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車窓では長閑な田んぼの風景が広がっていた。
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直江津を過ぎると日本海が広がっている。
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自然の風景が酒を美味しくさせる。暫くすると山側に雪に覆われた立山連峰が見えて来た。
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雄大な景色を眺めながら列車は金沢へと向かうのだ。

約二時間半で加賀百万石の城下町、金沢へ到着した。
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この日の金沢は夏の陽気だった。
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ホテルにチェックインし荷物を置いたら街へ。

のんびりと歩いてひがし茶屋街へ出た。
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城下を流れる浅野川、その傍らに軒を連ねていた茶屋の中で一番賑わいを見せていたのが加賀藩公認の花街「ひがし茶屋街」なのだネ。
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初めて金沢を訪れたのは、もう30年も前だったナ。小松出身の友人が案内してくれた。それからは、何度か社用で来ていたが飛行機での移動が多かった。

20年程前に加賀友禅の仕事で訪れた時、地元の社長さんがこのひがし茶屋街の『懐華樓』と『金城樓』に連れて行ってくれた。
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冬に訪れた『金城樓』では、旬の香箱蟹に舌鼓を打ち、金沢芸妓の粋で華やかな舞りやお囃子を堪能したナ。

今回は夜のひがし茶屋街は行かずに日中を歩いた。
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浅野川大橋を渡り、洋食の『とどろき亭』でランチをとった。
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能登牛と能登豚のハンバーグは、ジューシーで中々美味かった。
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カミサンの選んだ能登豚カレーは、まぁホテルのカレーライスって感じの品のある味だった。
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もちろん、美味しかったヨ。
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昼間の茶屋街は初めてだったが、ツバメの多いことに驚いた。
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木虫籠(きむすこ)と呼ばれる美しい出格子を残す家々の軒下に沢山のツバメが巣を作っていた。
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まるで街とツバメが一体化しているようだった。
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此処『十月亭』も料理が美味しい店なのだナ。
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この日はやたらと外国人観光客が多かったが、金沢港に超大型クルーズ船サン・プリンセス号が初入港したんだとサ。
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800人ものお金持ちが一斉にひがし茶屋街を訪れた訳だ。
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兼六園の来場数も大幅に増え、金箔屋や九谷焼きの店でも可成りのお金を落としていったらしい。円安効果により、金沢の街に特需をもたらしたのだナ。

僕らも『玉匣』(たまくしげ)にて、金沢の工芸家の作品を観て、秋友騰尊(のぶたか)さんのガラスの器を三つ買い求めた。
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これから来る夏に向けて涼しげな器だ。届くのが待ち遠しい。

ひがし茶屋街を後にして『金沢21世紀美術館』へ向かった。
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歴史ある金沢城址と兼六園、本多の森から連なる街の中心部に、コンテンポラリーアートを堪能出来る美術館が誕生した。
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丸いカタチをしたアート空間は地元の人々から「まるびぃ」と親しまれている。
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光庭に常設展示されているレアンドロ・エルヒッヒの作品「Swiming Pool」、通称「レアンドロのプール」は地下に降りてプールの内部に入る事が出来る。
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プールの内と外から生まれる奇妙で楽しいコミュニケーションが面白いのだネ。
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子供たちも不思議そうに覗き込んでいたネ。
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ジェームズ・タレルの「Blue Planet Sky」は天井が四角く切り取られ、光の移ろいを体感出来る。
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日が暮れる前に見れて良かった。

美術館のコレクション展「ボーダーライン」を拝見した。ドイツのレベッカ・ホルンや小谷元彦などの作品と共に、京成立石で時々酒を酌み交す彫刻家の北川宏人さんのテラコッタ作品が数体展示されていた。ロンドン在住の写真家横溝静(よこみぞしずか)の写真作品と一緒に展示された空間では、凛とした空気が流れていたナ。
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こちらは、ヤン・ファーブルの「雲を計る男」だ。

陽が暮れ始めた。
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石川近代文学館の赤煉瓦を通り過ぎて、香林坊方面へと歩いた。
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最初は『酒房猩猩(しょうじょう)』に伺いたかったのだが、日曜日だったのでお休みだったのだ。
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そんな訳で、今回は金沢のおでん文化を堪能することにしたのでアル。

夜の部はまた明日ネ!
by cafegent | 2013-05-14 17:02 | ひとりごと | Trackback | Comments(2)