東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent

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先日、酒朋仲間たちと荻窪ハシゴ酒を愉しんだ。

午後6時半、呑みガール二人と荻窪駅で待ち合わせをして、立ち飲み屋の『やきや』へと向かった。

店に到着すると既に満席状態。
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先に来ていた神保町の宮崎駿こと中西さんと合流し、なんとか奥へ入ることが出来た。

『やきや』と云えば、イカ料理でアル。
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イカ刺しやゲソ揚げをアテにホッピーを戴いた。

此処は酒朋ユリちゃんがバイトで入っているのだが、僕らの方が早かったらしい。
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ゲソ焼も戴き、酒がススむ。
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ネイリストのまゆみちゃんとは野毛の『武蔵屋』などの居酒屋に行ったりする呑み仲間でアル。
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そして、編集者のカオルちゃんは登山仲間なのだナ。皆、神保町の酒場『兵六』でご一緒している呑んべいたちだ。
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この「イカしょうが棒」も名物だネ。中西さんは立ち疲れたので、奥席へと移動。ここは座れるのだ。
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うん、やっぱり宮崎監督だネ。

ホッピーのお代わりを頼んだところで、ユリちゃん登場。
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彼女のオススメ「イカのトンビ串」を戴く。
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これまた美味で酒がススむススむ。

程よく酔ったので、ご馳走様!ユリちゃん、後ほどネ!

駅方面へ戻り北口へと廻る。
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荻窪銀座街を抜け、向かう先は大衆酒場『田中家』だ。
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白地の暖簾を潜ると、そこはパラダイス。

昭和にタイムスリップしたかの様な酒場は、佇まいから店内に至るまで年季が入っている。
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白木のカウンターに徳利が似合うのだナ。
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冷やを戴いてホッとひといき。
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中西さんは、カウンター上のハエ取り紙に夢中だネ。
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水なすの新香も酒に合う。そして、ニラたまご焼だ。
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熱々焼きたてで実に美味かったなぁ。
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カオルちゃんの頼んだ肉どうふもホッとする味だったネ。

一人で切り盛りする女将さんはとってもチャーミングな人だネ。
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手作りの料理、ありがとうございました!
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冷や酒の杯もススみ、ご馳走様。
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さぁ、三軒目はもつ焼きの『カッパ』へ。
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再びビールに戻り、自慢のもつ焼を戴いた。
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『田中家』で帰った中西さんと入れ替わりにバイト終了のユリちゃんがやって来た。
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此処『カッパ』はヒモ(シロ)やマメ、チレなど豚モツのいろんな部位の串が楽しめる。中でもレバーは絶品だったナ。

小さなコの字カウンターの中で、テキパキと動くお姉さんを眺めているだけでも憩う。
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気持ちの良い仕事っぷりってのは、酒の旨さも倍増させるのだネ。
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彼女たちもそろそろヘベのレケかな?

それにしても、「女子会」とはこんな雰囲気なのだろうナ。男一人タジタジとして三人の呑みっぷりを眺めるだけだ。
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と云いながら、しっかりヘベのレケとなって、僕もゴキゲンになっていた。荻窪ハシゴ酒もこれにて終了。

この後、カオルちゃんは電車をグルグル廻っていたそうな。
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駅のホームでもハイテンションな二人。まぁ、最終的には無事に帰れたみたいだし、怪我しなくて何よりだ。我々、酔っぱらい怪我の常習者だからネ。

そんな夏の夜のハシゴ酒の旅であった。ふぅ。
by cafegent | 2013-07-30 15:35 | 飲み歩き | Trackback | Comments(2)
季節は「大暑」だ。東京は蒸し暑い日が続いているが、今日は30度を下回った。だが、湿度が高くて肌がジメジメとして鬱陶しい。

季節を72に分けた七十二候では、「土潤溽暑」(つち、うるおいてむしあつし)の頃。土がじとっとして蒸し暑い時季という訳だネ。

       向日葵(ひまわり)に剣の如きレールかな

俳人高浜虚子の弟子、松本たかしの詠んだ句だ。作詞家の松本隆氏ではない。

昨日の午後、いつもの酒場へと向かうため沼袋から野方まで西武新宿線の沿線を歩いた。灼熱の太陽の下、日陰を探すのも一苦労だ。
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炎天下の鉄路の脇に木槿(ムクゲ)の花が咲いていた。

炎天下の線路は、熱くなった空気で光が屈折し陽炎(かげろう)が立ち上ることがある。
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キラリと光ったレールの向こうに陽炎が立つ。剣の如く輝くレール、その脇に向日葵が咲いている。レールの脇の木槿を見て、一瞬の光景を鋭く捉えた松本たかしの俳句が、浮かんだのだナ。
     ◇           ◇           ◇
閑話休題。

先週の土曜は立石の『宇ち多゛』がお休みだったので、「土よ宇朝酒」の旅もなかった。

午前11時、歩いて馴染みの酒場『牛太郎』へ。暖簾を潜るともはや満席だった。仕方無く、後ろの待ち合いで待つ。コの字カウンターの左を見ると知った顔があった。土曜口開けの『宇ち多゛』鍋前のご常連たちが牛太郎に来ていたのだナ。

時々こちらでも遭遇するのだが、いつもは僕と同様に朝立石で呑み、午後から武蔵小山に来ている。呑んべいの考えることは皆さん一緒なのか、宇ち多゛がお休みだと牛太郎の口開けを狙うのだネ。

暫く待ち合いで呑むことに。
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窓辺から差し込み陽射しに、瓶ビールも汗をかく。

30分で席に着くことが出来た。瓶ビールからハイッピーに切り替える。
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ビールテイストのハイッピーは地元博水社が作っている。適度な苦味と酸味が、暑い夏の酒場を快適に過ごさせてくれるのだナ。
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もつ煮込みをアテに酒がススむススむ。

そして、博水社がメルシャンワインとコラボして生み出した新しいハイサワーの呑み方にトライした。
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白ワインをハイサワーレモンで割った「白deハイ」でアル。
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スッキリとした飲み心地とレモンの酸味が、これまた夏にオススメの酒だ。
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ちなみに赤ワインをハイサワーグレープフルーツで割った「赤deハイ」も旨い。

博水社社長の田中秀子さんも「白deハイ」「赤deハイ」を武蔵小山発祥の酒として発信していきたいとの事なので、地元民としては大いに応援しなくちゃ、だ!

途中、我が酒朋のホッシーもムサコにやって来た。
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土よ宇朝酒難民は皆さん行き先が一緒なようで。

博水社の田中社長もいらしていたので、窓からご挨拶。
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秀子さん、なかなかチャーミングな人だよネ。

牛太郎を出て、僕は浅草へ移動。
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雷門前で酒朋マタェモンさん、Qちゃん、そしてトクちゃんと合流。
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そう、この日は第36回隅田川花火大会だったので、浅草の友人宅にて酒宴だったのだナ。
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浅草寺を抜け、向かうは『正直ビヤホール』だ。
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ここ数年は隅田川花火大会の時にしか訪れないので、澄子ママに頭があがらない。その分、沢山飲まなくちゃネ。
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Qちゃんとマタェモンさんは『簑笠庵』同様にしょっちゅう来ているご様子。
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都こんぶをアテにビールがススむ。

ママは、薄張りのビアタンブラーを生ビールで少し馴染ませてから一度水切りし、再び注ぐのだ。
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こうして見事な泡立ちの生ビールが出来上がるのだナ。

一時間程の滞在で一人三杯づつ、美味しいビールをご馳走様でした!

さぁ、タクシーを拾って吉原大門へ。酒朋大野夫妻宅にて大宴会のスタートだ。

それぞれ、酒と肴を持ち寄るのだが、家人のムッちゃんの作る料理の美味いのなんの、南野陽子!毎回舌鼓を打つばかりでアル。
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僕の持参は今回大手抜き、王将餃子だったのだナ。
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おっとこ前ハッシーも先に来ていたネ。
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ハイ、カンパ~イ!
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小ヒロさん、今年もお招き戴きありがとうネ〜!

午後7時を回り、花火の上がる音がした。
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ベランダに出てスカイツリーの方へカメラを向けた。

昨年には無かった正面にマンション建設途中のクレーンが見えた。
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どれくらいの高さになるのか判らないが、花火が見えなくならい事を願うばかりだ。

暮れ泥む東京の空に大輪の花が咲いた。
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ドーン、ドーンと夏の夜空に響き渡る音が涼を運んでくれる。

和玉の素朴な花火は実に美しい。
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菊の花が咲き誇っているかの様に夜空に映える。
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暗くなってくる程に花火の彩りが鮮やかに浮かぶ。

だが、開始から30分程で雨が降り出した。雨脚が強くなりそうとの事でそれから程なくして花火大会は中止となった。

順延は無いとのこと。大会が始まって以来、途中での中止は初めてのことだったらしいネ。

まぁ、大玉が打ち上がる前に中止となったのは残念だったが、40分程楽しむことが出来て良かった。
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大野宅では、花火なんかお構い無しと云った雰囲気で酒宴が盛り上がっていた。
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ありったけの酒を飲み干す勢いで、皆元気一杯だ。
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途中、撃沈したボクも再び復活!
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トクちゃんも絶好調だったネ。
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マタェモンさんのドーンッ!も出たし、愉しい夏の夜の酒宴となった。小ヒロさん、ムッちゃん、ご馳走様でした。

そしてお世話になりました。感謝多謝!また来年も宜しくネー!

外に出るとまだ雨が降り続いていた。カミサンと二人、吉原から南千住の駅まで歩いたのであった。
by cafegent | 2013-07-29 15:14 | 飲み歩き | Trackback | Comments(4)
一年の季節を72に分けて表す七十二候では、今「桐始結花」(きり、はじめてはなをむすぶ)の頃。桐の花が結実し、固い実が成り始める時季が来た訳だ。
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東京では猛暑が続き、夕立や落雷による被害が続いている。それでも恵みの雨なのだから、痛し痒しなのだナ。

先日観た映画「風立ちぬ」も、戦争を心底反対する宮崎駿監督が、聡明な青年堀越二郎の「ただ美しい飛行機が作りたい」だけのピュアな気持ちと裏腹に、人々を死に追いやる道具となるゼロ戦の設計を手掛けなければいけないと云う、或る意味で間逆な立場を生きなければいけない彼の背負った事実に対して、どう映画化するのかに興味を抱いた。
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この痛し痒しを宮崎駿監督は見事にそれを映像化させたと思った。

最初は単に堀辰雄の小説「風立ちぬ」の映画化だと思って観たのだが、観を得て改めて色々と考えさせられた。もう一度映画館に足を運ぼうと思っているのだナ。
     ◇           ◇           ◇
閑話休題。

先日、入谷の朝顔市の帰り、馴染みの酒場『鍵屋』の暖簾を潜ったら、知った顔に出逢った。凛とした和服姿が太い楓の老カウンターに良く似合う女性だった。
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彼女の名は、如月まみ。新宿二丁目界隈やクラブシーンでは知らぬ者がいない程有名な着物スタイリストなのだナ。僕も知り合ってもう長いのだが、こうやって下町の路地裏の酒場で出逢うと、その美しい姿に思わず魅入ってしまう。

改めて彼女の魅力に浸りながら、旨い桜正宗の燗酒を堪能したのだネ。

さて、その如月まみさんが「酒場のおんな(発行・本分社)」と云うフォトエッセイ本を上梓した。
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東京の中の居心地良い酒場を十軒、彼女が呑む姿を写真家YOUさんこと河﨑夕子さんが実に魅力的にとらえた写真と、まみさんの酒場への愛情溢れる文章で綴られている。

「名前も年齢も職業も知らない者同士が、「酒」をかけ橋に、ゆるみ、うちとけらるなんて愉快で素敵。」

「コミュニケーションがどんどん希薄になっていく世の中だからこそ、酒場でのシンプルなコミュニケーションやたくさんの笑顔を着物とともに、後世に残したいとおもいました。」

まみさんの、この言葉だけで僕は彼女の虜になってしまった。

大衆酒場を紹介した本は数知れず。僕の敬愛する吉田類さんや全国の居酒屋を知り尽くした太田和彦さん、居酒屋礼讃の浜田信郎さん等々、沢山の魅力溢れる酒場本を集めているが、この「酒場のおんな」は今までの酒場本とは一線を画した素晴らしい一冊なのだ。
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なによりも、風情在る下町の酒場で、こんな素敵な和服美人と酒を酌み交したいと誰もが熱望することだろう。この本は、そんな世の男達の願いを実に巧みに、バーチャルに、疑似体験させてくれる一冊だろうネ。

YOUさんの写真も実に魅力的だ。行ったことの無い酒場でも、あたかも自分が一緒に酒を酌み交しているかのような錯覚を覚えるのだ。

中でもモノクロームで捉えた写真は素晴らしい。
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人も酒場も、実に生き生きと切り取られている。

各店に現れるまみさんの着物や帯を眺めているだけで、僕は魅了されてしまう。そして屈託の無い笑顔が、読者を大衆酒場へと誘(いざな)ってくれるのだナ。
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暑い夏、浴衣で酒場へ出掛けようと思っている男たちよ、女たちよ。彼女の着こなしを参考に是非とも酒場へと出掛けて欲しい。

早く第二弾を拝見したい。そんな素敵な一冊を今日は紹介しよう。

さて、隅田川の花火大会に出掛けるとしようか。
by cafegent | 2013-07-27 15:19 | ひとりごと | Trackback | Comments(2)
   “Le vent se lève, il faut tenter de vivre”
       風立ちぬ、いざ生きめやも

宮崎駿監督の五年ぶりの新作映画「風立ちぬ」を観た。
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渋谷の映画館で観たのだが、宮崎アニメにしては珍しく子供より大人の方が多かった。
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映画の主人公である堀越二郎は実在の人物であり、宮崎監督は初めて実在の人物をモデルにした映画を製作したそうだ。

堀越二郎とは、七試艦上戦闘機、九試単座戦闘機、零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の設計などを手掛けた航空技術者だ。もっとも僕はこの映画の発表時まで知らなかったが、国産旅客機YS11の設計も行い、東大宇宙航空研究所の講師や防衛大教授なども歴任した方らしい。YS11機は幼い頃、札幌東京間の度に乗っていた飛行機だったので、実に親しみが湧いた。

宮崎監督は、堀越二郎の半生に同時代に生きた作家堀辰雄の小説「風立ちぬ」の話を盛り込んだところが面白かった。
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小説「風立ちぬ」は堀辰雄自身の自伝的小説であり、語りべの「私」が晩夏の避暑地で節子と云う美しい女性と出逢う。そして、彼女に恋をして、生活のメドが立ったら結婚しようと決め、婚約をした。だが、彼女は結核を患っており、高原のサナトリウムで療養しなければならなかったのだネ。

最初の章から最後の章まで、「風」の流れを感じる小説だった。

作中に登場する「風立ちぬ、いざ生きめやも」という有名な詩句は、ポール・ヴァレリーの詩『海辺の墓地』の一節を、堀辰雄が訳したもの。

死の訪れを感じている婚約者を支えながら、懸命に生きなければならない。堀辰雄は実際に婚約した1年後に彼女をサナトリウムで亡くしており、彼女と出逢った軽井沢の避暑地でこの小説を書いたそうだ。

航空技師堀越二郎と薄幸の美少女菜穂子との恋を織り交ぜ、そこに二郎の夢の世界が絡み合う、なんとも不思議な映画だった。

関東大震災が起きた後の東京復興の勢いと戦争へと突き進む日本帝国の姿が、東日本大震災以後の今の日本と重なり合うのだナ。

自民党の圧勝で「憲法改正」への懸念が高まるばかり。映画を見終えて、この先の日本の姿がどの方向に向かって行くのか、重く心に残った。

ただ、ひたすら純粋に美しい飛行機が作りたい。主人公の二郎は幼い頃からの夢を実現し、航空機の設計に取り組む。だが、実際には戦争に使われる道具に過ぎず、飛び立ったら戻っては来ない。兵隊たちを死の谷へと運ぶゼロ戦を作った。

この映画では戦闘シーンが少ない。宮崎監督は、戦争をあえて描かないことで「戦前回帰」しそうな今の政治思想へのアンチテーゼを試みたのだろうか。
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映画のキャッチコピーに書かれた「生きねば。」の文字は、実に強い。

東日本大震災を乗り越えて懸命に生きている人たち、原発事故で生まれた街を離れて生きている人たち、これから未来を生き抜く全ての人たちに向けて訴えているのかもしれないネ。
     ◇          ◇          ◇
閑話休題。

さて、昨日は映画を観終えた後、渋谷のワイン酒場『アヒルストア』に出掛けた。

午後6時半、店を訪れると既に満席で賑わっていた。
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相変わらず凄い人気だなぁ、と思いつつ奥の樽席へ。
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今回は酒朋コカ爺ぃこと小梶さんが予約を入れてくれた。それに僕ら夫婦と「元秋元屋冷蔵庫前、現在やきや」のユリちゃんの4人だった。

先ずはハーフパイントのビールで乾杯!
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猛暑に戻った東京の夕暮れ、ビールが旨いネ。
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最初の一皿は、玉ねぎのパイから。
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白ワインは微発泡で辛口、甘いタマネギに良く合うのだナ。

続いて、ポテトサラダを戴く。
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独特のポテサラは必ず頼んでしまう。

和歌子さん手作りのパンは、フランスパン、カンパーニュ、それに胡椒の効いたフランスパン。
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どれもが本当に美味しい。このパンに合わせるのは、パテだ。
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付け合わせの大根のピクルスもさっぱりとして美味しかったなぁ。

白の次は赤ワインを抜いてもらった。
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そして、ブーケガルニが効いた塩もつ煮込みの登場だ。
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シロやハチノスが良い塩梅で煮込まれていた。汁をたっぷりとパンに浸して口へ。あぁ、もう堪らん。この煮込みも病みつく美味さだったナ。
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店主の輝彦さんにお次のワインを選んで頂く。
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三本チョイスして戴いた中から、ジュラのビオワイン「アルボア・ピュピヤン」をセレクト。
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ロゼの様な赤ワインは独特の酸味で飲む程に味が変化するのだ。

そして、デーンと登場したのは丸ごとピーマンの肉詰めトマトソース。
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このボリュームに圧倒され、お腹も十分に満足したのだナ。

『アヒルストア』は本当に居心地が良い。料理は何れもボリュームがあり、ワインに合うものばかり。手頃な価格帯も実にウレシイ限り。

ビオワインのことは、輝彦さんに伺えばベストな物を薦めてくれるし、言う事無しだネ。
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最後はデザートのカボチャのケーキを戴いて、ご馳走様!

店の外では次々と席が空くのを待つ方々が訪れていたネ。
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輝彦さん、和歌子さん、美味しい料理とワイン、ありがとうございました。
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そして、コカ爺ぃに感謝多謝!また次回もヨロシクね!
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輝彦さんが上梓した本も購入したし、ビオワインをもっと知ろう。

『アヒルストア』を出た我々は、書店『SHIBUYA PUBLISHING BOOKSELLERS』を訪れた。此処、SPBSは出版社と本のセレクトショップが一緒になった所なのだ。コカ爺ぃは小さなサボテンの鉢植えを買っていた。カミサンも欲しい本を見つけてゴキゲンだった。

続いて向かうは道玄坂百軒店のラブホの前のロック酒場『WOKINI』(ウォキニ)へ。
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此処も気心しれた酒場でアル。ジン&ソーダを戴きながら、80年代のロックに酔いしれた。
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コカ爺ぃがリクエストしたドナルド・フェイゲンも懐かしかったし、店主の黒瀧光祐クンも元気そうでなによりだったナ。
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二杯目のギネスを飲み干して、ご馳走様!

この夜の三軒目は渋谷駅近くの雑居ビルの上だ。『Bar Music』のドアを開けると心地良い音楽が響いていた。

此処は元カフェ・アプレミディの中村智昭さんが三年前に開いた店。
今はムジカノッサを主宰し、DJや選曲家として活動する傍ら、この店を営んでいるのだネ。
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実家が広島市で60年も続く自家焙煎珈琲の店『中村屋』と云うだけに、此処の珈琲も評判だネ。
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真夏の夜、カイピリーニャが旨い。雨上がりの渋谷は、昼間と変らない程に人で溢れていた。夕べはそんなにヘベのレケにならなかった。都会の雑踏を抜け、家路へと戻ったのでアール。
by cafegent | 2013-07-25 14:24 | 食べる | Trackback | Comments(1)
昨日は仕事場のエアコンの室外機に何かが当たる音に驚いて窓を開けると、雹(ひょう)が降って来たのだった。
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都心では35度まで気温が上昇したため、地上の空気が暖められて空気中の水蒸気が空高く上昇したのだネ。これが、モクモクとした積乱雲となって夕立となった訳だ。

午後3時過ぎ、丁度原稿をアップしてメールで送信し終えたので呑みに出掛けようとした矢先の雹だったのだナ。雹が雨に変わりまだ小降りだったので、近くの酒場『牛太郎』へと出掛けた。

雨のせいで客足も遅く、僕を含めて4人しか居なかった。
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ビールを飲みながら雨を眺めていたら、突然空が光りドーンッと云う音が響いた。落雷だネ。
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雨足は益々強くなり、激しい土砂降りとなった。

昨日は二十四節気の「大暑」だったが、数日ぶりに猛暑となった。牛太郎前の通りでは知り合いのタクシー運転手の方がひっきりなしに駅から近場へとクルマを往復させていた。皆さん、突然のゲリラ豪雨に閉口して、タクシーのお世話になっていたんだネ。

落雷の音がどんどん近づいて来た。暫くすると雷鳴が高く轟き、酒場の向かいのマンションの屋上に立つ避雷針に落ちたのだ。

    夕立にひとり外みる女かな    其角

雷鳴轟く夕立の雨をぼんやりと眺めている女の後ろ姿。浴衣の襟元から覗くうなじが実に色っぽいのだナ。そんな光景が目に浮かぶ。

芭蕉の弟子、宝井其角(きかく)のこの句を誰かが「放心のエロス」と評していたことがある。其角は夕立の光景を詠んだのではなく、放心から漂ってくる空しいエロティシズムに狙いを定めた、と。
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うなじフェチの僕はそんな事が浮かびながら、この句を思い出した訳だが、酒場『牛太郎』の暖簾の前では店主のジョーさんがぼんやりと夕立を眺めていたのだナ。
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激しい豪雨は1時間程で止んだが、落雷による停電で電車の遅延や道路の浸水などで東京は大変な「大暑」となったのだネ。

雨の中、酒朋の渡部クンと橋本クンがやって来た。
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土砂降りの中、御苦労さまでした!
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茹でたての枝豆をアテに白波の水割りの杯もススんだ。雨も上がり、僕は神保町へと出掛けた。
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大雨で閑古鳥が鳴いていた『牛太郎』も、雨が上がったらいつもの様に激混みだった様子だ。商売繁盛、なによりだネ。
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雨上がりの街は夏の香りが漂っていた。
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神保町の路地裏には心地よい風が通り抜けて、酒場『兵六』の提灯を揺らしていた。
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手作りの餃子をアテに、さつま無双の白湯割りを戴く。

この日は、掌人形作家の丸口屋舌波さんや呑んべい女子のキクちゃんもやって来た。
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馴染みの酒場で、気心しれた酒朋たちと呑む酒ほど旨いものはないネ。
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夕暮れの空を眺めながら、心まで晴れ渡ったような一日だったナ。
by cafegent | 2013-07-24 12:19 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
今朝は黒アゲハがゆらゆらと僕のまわりを舞っていた。
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今日7月22日は、僕の旧友ひとみ姐さんの命日だ。七夕の夜に怪我をして、入院先の病院で亡くなってから4年の歳月が経ったのだネ。

黒アゲハは別名「鎮魂蝶」とも呼ばれている。
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昔から死者の魂を運ぶ黄泉の使いとして、とても縁起が良い蝶なのだ。今朝もきっとひとみ姐さんが黒アゲハに導かれて僕のところに現れたのだろう。

この夏は一人息子のオースティンも無事に結婚し、生涯の伴侶を得た。
ひとみさんもきっと祝福しにやって来たに違いない。
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酒と音楽、そしてこよなく帽子を愛したひとみ姐さん。今年の命日も変らず何処かの酒場で献杯しよう。

      夏服の裾を揺らして泡の酒    八十八

     ◇          ◇          ◇
閑話休題。

先週の土曜日は、いつもの様に朝から京成立石へと向かった。
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この日はいつものホッシーやダンディ岩崎さん、宇ち多゛古参常連の大島さんに加え、某A新聞社のコカ爺ぃと友人トールちゃんも参加。トールちゃんは立石在住だが、『宇ち多゛』の口開けは初めてだそうだ。

1時間半程、他愛無い与太話に華を咲かせ外で待つ。
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このひとときが、実に愉しいのでアル。新しい酒場の情報を交換したり、口開けまであっと云う間なのだナ。

土曜日の口開けは、大半が顔馴染みなので退屈することがない。
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さぁ、「土よ宇朝酒」の始まりだ!先ずは瓶ビールで乾いた喉を潤す。前日酒を抜いていたので、格別に美味いのだネ。
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アブラ少ないトコ塩で焼いてもらう。レバー素焼きお酢かけも相変わらず美味い。
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寶焼酎の梅割りも戴いて朝酒は続く。奥席をはじめ、どの席を眺めても知った顔ばかりなので、帰り際には皆が声を掛け合うのだナ。そして決まって皆が「また来週ネ〜ッ!」と云って店を出る。

外に長い行列が出来て来たので、僕もご馳走様!

続いて向かうは、ヨーカドー裏手の『ゑびすや食堂』へ。

先に来ていた方々と合流し、いつもの緑茶割りを戴いた。
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ハイ、ネコさんカンパイ!

TTIS(立石)Tシャツで決めたホッシーのお隣は、立石の重鎮イシさんだ。
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イシさんはキャップからパンツまで白で決めていましたネ!
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イナゴの佃煮も酒がススむ。
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続々と知った顔が集い、和み酒宴となった。

立石は二軒で切り上げ、僕は五反田へと移動した。向かう先は鰻屋さんの『よね山』だ。
午後1時半頃だったので、足早やに歩いて並ぼうと思いきや、店主が外に出ていて「もう品切れなんです!すいませんねぇ」と声が架かった。
あちゃーっ、もう品切れですかい。

此処にフラれたのはこれで二度目。次回は口開けに来ることにしなくちゃナ。
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そんな訳で、気を取り直しカレーの店『ホットスプーン』へ。
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夏野菜たっぷりのカレーを戴き、鰻への思いを吹っ切った。

五反田から散歩がてら武蔵小山まで歩くことにした。一旦、自宅に荷物を置き酒場『牛太郎』の暖簾を潜った。

相変わらず混んでいたが、知った顔ばかりなので、後ろの待ち合いで待つ間も苦にならない。
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程なく席に着き、地元の酒ハイッピーを戴いた。白波の水割りもススみ、程よく酔った。

牛太郎を出て、駅前暗黒街に在る立ち飲み屋『晩杯屋』へ。此処でカミサンと合流したのだが、牛太郎から流れて来た酒朋たちと一緒に呑んだのであった。

こうして、週末もヘベのレケなのであった。ふぅ,,,。

さて、ひとみ姐さんの献杯に出掛けるとしようか。
by cafegent | 2013-07-22 16:35 | 飲み歩き | Trackback | Comments(3)
東京の夏の風物詩、「みたままつり」に出掛けて来た。
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いつもは大勢で集まるのだが、今回は四人と少なかったので、飯田橋駅前で集合し先に一杯ひっかけることにした。

向かった先は餃子の名店『おけ以』だ。
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待つこと覚悟だったが、テーブルが空いていた。むふふ。

暑い夏、何と言ってもギョービーでアル。焼きたての餃子と冷えた瓶ビールを戴くことにした。
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先ずは、カンパイし乾いた喉を潤すのだナ。
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Qちゃんとマタェモンさんは良く来ているらしいが、僕は久しぶりの訪問だった。

さぁ、自慢の餃子が焼き上がった。
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此処の餃子は焼き色の付いた部分はパリッとこんがり、餃子同士がくっ付いた部分は柔らかくモチッとしている。そして、一口噛むとジュワッと美味しい肉汁が溢れ出す。これは、もう何十年も変らないのだナ。神保町からこちらに移転して来て何年が経つのだろうか、ハテ?
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ニラレバとレバモヤシも戴いた。これでビールがススむススむ。
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此処のレバモヤシを食べていたら、芝大門の『味芳齋』のピーマンレバーを思い出した。近々、久しぶりに訪問しようかナ。

小腹を満たし、いざ靖国神社へ。
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例年以上の人出に驚いた。
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大鳥居から盆踊り会場となっている大村益次郎像まで辿り着くのに一体何分かかったのだろうか。

夏の夕暮れ、空の色の移ろいに数万個の灯篭が美しく光り輝いている。
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軒を連ねる屋台の賑わいも、懐かしい夏の縁日の風情そのままに残っている。
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但し、これだけ混み合っていると若いコがジャガバターを持ったまま、こちら側に転ばないで欲しいと切に願うばかりでアル。
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暫らく盆踊りを愉しみ、先へ進んだ。
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夏の夜は、外で飲む酒が旨いネ!
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例年ならば、この後「お化け屋敷」や「見世物小屋」の蛇女こと小雪姐さんに逢いに行くのだが、今回はスルーした。
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七夕飾りの揺れる第二鳥居の先が神霊が鎮まる本殿だ。
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鳥居の向こうでは、半月が美しく輝いていた。
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拝殿にて社頭参拝を終え、早々に激混みの靖国神社を出ることにした。
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途中、九段下辺りで選挙運動中のドクター中松氏に遭遇。
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この方も実に元気だネ。

そして向かうのは、神保町の酒場『兵六』だ。
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変らぬ提灯が風に揺れている。

時間的に一番混んでいる時だったが、何とかコの字カウンターに座ることが出来た。
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ビールは飲んで来たので、こちらではさつま無双の白湯割りを戴いた。
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僕が初めて神保町の酒場『兵六』を訪れたのは、まだ20代前半だった。

当時、サラリーマンになって数年が経ったばかりの若造が、この酒場の暖簾を潜れる訳がない。だが、京橋の本社で働く先輩に連れられて来たのが始まりだった。

当時、八重洲に小さなビヤホール『灘コロンビア』と云う店があった。
クリーミーな泡が自慢の生ビールは、誰もが虜になり軽く3杯か4杯は喉を通ったものだ。

灘コロを大層気に入った僕を見て、その先輩がタクシーを拾い神保町へと移動したのだ。駿河台下でタクシーを降り、神保町すずらん通りを進み、富山房ビルの角を右へと曲がると大きな提灯が風に揺れていた。
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筆文字で描かれた「兵六」の文字は,今より野太い字だったナ。

その頃の『兵六』は、まだ初代店主の平山一郎氏がコの字カウンターの中に鎮座していた。煙草を燻らしながら、酒を頼む都度に両頬が僅かに上に向いたのが印象的だった。先輩を含め、その頃のお客たちが皆声を揃えて、店主は怖くて笑う顔など見たことが無いと云うのがもっぱらの評判だったのだが、それは違った。

襟を正して、素敵な呑みっぷりの客に向かっては、愛想良く笑顔で言葉を交わしていたのを覚えている。

内田百閒の小説「阿房列車」を愛読していた僕は、『兵六』の店主の名前が妙に心に残ったのだ。あの小説の中で雨男として知られる「ヒマラヤ山系」こと小説家の平山三郎と名前がかぶったのだナ。

鉄道の旅が好きになるきっかけを作った奇妙な鉄道同上ルポは、旅の途中で見舞われる雨の度に思い出されたが、平山三郎の名前をことさら印象づけたのだった。

そんな平山三郎と一文字違いの『兵六』店主は、さらに強烈な印象を僕の記憶に留めた。あれから随分と永いこと、此処の暖簾を潜ることが無かったが、酒朋のライター森一起さんに願い出て再び神保町の酒場を訪れる機会を得た。以来、毎週の様に此処で酒を酌んでいるが、三代目店主の柴山真人さんは初代の酒場スピリットをしっかりと受け継いでおり、とても居心地の良い酒場へと進化させていた。これは、もう実に嬉しい限りでアル。

本当のことを云えば、この三代目の名前こそ、件(くだん)の平山三郎と初代店主平山一郎を繋ぐ架け橋となって、「平山二郎」であって欲しかった。(まぁ、そんな訳はないのだが....笑)

七月も半ばの半月が輝く「みたままつり」の夜、そんな兵六の思い出が蘇ったのであった。
by cafegent | 2013-07-17 15:47 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
今日の東京は気温も下がり、連日の猛暑から少しだけ開放された。

七十二候では「蓮始開」(はす、はじめてひらく)の頃。蓮の花が咲き始める時季が来た訳だ。上野の不忍池でも蓮の花が見事に咲いていることだろうナ。
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毎年、この時季が来ると早起きをして不忍池へ行く。蓮の花を堪能したら、朝6時開店の『燕湯』へ。
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此処の熱い湯で、朝風呂を楽しむのでアル。風呂で汗を流したら、もちろん朝酒だ。

上野駅方面へ歩き、立ち飲み『たきおか』へ。こちらも朝7時から開店の早起きにウレシイ酒場なのでアル。

     酔ひふしのところはここか蓮の花   良寛
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酒好きの良寛さんは、酒を詠った句が多い。酒に酔っていつのまにか寝てしまった場所は此処だったのか。蓮の花に囲まれて、まるで極楽浄土にでも居る様な心地だったと詠んだのかナ。
     ◇          ◇          ◇
さて、梅雨が明けて夏真っ盛りとなったが、今年も浴衣を出してみた。
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浴衣に袖を通しただけで、夕涼みの心地になれるのだから不思議だネ。

先日も馴染みの酒場に浴衣姿で出掛けて来た。
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酒朋マタェモンさんなどいつもの面々が集う。
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午後4時口開けの野方『秋元屋』、先ずはサッポロ赤星で喉の渇きを潤した。
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あぁ、ビールが旨い季節だネ。
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アテはキャベツの味噌マヨだ。
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毎週、此処で会う酒朋たちとの愉しいひととき。
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ビールの後は、三冷ホッピーを戴いた。
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気心しれた仲間たちと飲む酒の、なんと旨いことか。
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美味いもつ焼きの串もススみ、酒のおかわりも続いた。
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まだまだ暑い日々が続く東京の夏。

そろそろ、この「錣山」(しころやま)の相撲浴衣の反物を仕立ててみようかナ。
by cafegent | 2013-07-16 15:09 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
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先日、入谷の朝顔市で買い求めた朝顔が毎朝咲いてくれている。

朝から照り返す太陽のせいで萎れていた花も、水をやるとスグに元気良く顔を上げてくれるのだナ。
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夏の間中、朝顔の花に元気を貰う。こんな小さなことが幸せに感じるのでアル。

それにしても猛暑が続いているネ。こまめに水分補給しないとバテてしまう。こんな時は鰻を食べることにしよう。
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    石麻呂に我れ物申す
        夏痩せに良しというものぞ 鰻捕りめせ

万葉集の中で、大伴家持(おおとものやかもち)が詠んだ歌だが、これは吉田石麿の痩せた躯を嘲笑して作った「嗤咲痩人歌」(やせびとをあざむけるうた)なのだネ。こんな昔から鰻を食べてスタミナをつけろと記しているのだから、流石はウナギだ。

そんな訳で、昨日は馬喰横山の鰻屋『との村』へお邪魔した。
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先ずは冷えたビールで喉の渇きを潤し、涼をとる。瓜の漬け物が良いアテになるのだナ。

親爺さんが目の前で捌いた鰻を外の焼き台で焼く。
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実に丁寧な仕事を眺めながら、香ばしく焼かれた鰻の蒲焼きが2,800円で戴けるのだから、なんと良心的な価格設定なのかと思ってしまう。

親爺さんが外で鰻を焼いている間のひととき、女将さんとテレビ番組を観て過ごす。

さぁ、お待ちかねの鰻重の完成だ。
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此処の蒲焼きは『尾花』や『野田岩』『神田川』などの柔らかく口の中でとける様な鰻とは対極だ。蒸しが少なく、香ばしさと歯ごたえを楽しむ蒲焼きなのだナ。もちろん、まったく蒸さない「地焼き」もやってくれるから嬉しい限りだ。

この界隈は糸へん関係の問屋街なので、関西から出張で来られる方が多かったそうだ。そんな訳で先代の時から関西風の蒲焼きが人気だったと伺った。
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じっくりと味わい、元気を取り戻した。これで、午後も乗り切ったのであった。
by cafegent | 2013-07-11 16:49 | 食べる | Trackback | Comments(0)
季節を72に分けて表す七十二候では、「温風至」(あつかぜ、いたる)の頃となった。盛夏の後に、風温が高くなる時季が来たのだネ。

あと一ヶ月もすると「涼風至」(すずかぜ、いたる)がやって来る。
暦の上では夏真っ盛りの八月に、秋風が立つのだネ。
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温風(あつかぜ)とは、どんな風だろうか。灼熱の太陽が放つ熱風ともまた違うのかナ。所謂(いわゆる)、フェーン現象なのか。山肌に当たった暖かくて乾いた風が山から降りてきて気温が上昇するのがフェーン現象だネ。
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東京も梅雨が明けた週末から連続的な猛暑日が続いているネ。こんな時は、涼しくなる様な俳句でも紹介しようか。

    暑き日を海にいれたり最上川

芭蕉が46歳の時に詠んだ歌だ。夏の日没の日本海の晩景が目に浮かぶ。

もう一句、僕が大好きなのが与謝蕪村の句だ。

    夏河を越すうれしさよ手に草履

与謝野町を流れる野田川だろうか。京都、与謝野町は蕪村の母の故郷でアル。野田川親水公園にこの句の句碑が立っている。
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大江山連峰を眺めながら、野田川を渡る清々しい情景が目に浮かぶのだナ。子供の頃に母と河を渡った思い出に浸る郷愁を感じる名句だネ。
     ◇           ◇           ◇
閑話休題。

さて、昨日は雑誌『ぴあ』の取材交渉の為夕方から神保町へ出掛けた。

無事に打ち合わせを終えて、ビヤホール『ランチョン』で乾いた喉を潤すことにした。
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此処の生ビールは冷え過ぎず絶妙な温度調整とクリーミーな泡が自慢。
クィクィと何杯でも飲めてしまうから不思議だ。

そして、こちらが名物のハンバーグサンドだ。
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ジューシーなハンバーグが、ビールの旨さを倍増させてくれるのだナ。
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馴染みの酒場『兵六』が臨時休業だったので、そのまま都営三田線で武蔵小山へと戻った。向かうは、もちろん『牛太郎』だ。先ずは瓶ビールでひと息入れる。
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アテの「とんちゃん」は、ペロリと平らげてしまった。

続いて飲むのは地元のハイッピーだ。
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ビアテイストの渋味が猛暑を忘れさせてくれるのだナ。
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テッポウとカシラをタレで焼いて貰い、ハイッピーのお代わりがススむススむ。

昨日は火曜日、そう祐天寺の酒場『ばん』の玉子の日だった。そんな訳で、『牛太郎』から『ばん』に移動した。
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生レモンサワーが、グビグビと喉を通るのだナ。
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トンビ豆腐に茹で玉子を入れて味わうのが、火曜日ならではだネ。
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御歳78歳のご常連と愉しく吞ませて頂いた。
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途中から合流したヨシタカ兄とカンパイ!

武蔵小山へと戻る途中「おっぱいラーメン」こと『ラーメンBAR スナック居酒屋』へお邪魔した。
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貴子ちゃんのダイナミックボディに癒されながら、ワインを戴いた。
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〆のラーメンは青葱がたっぷり入っており、とても美味かったなぁ。
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落ちそうなおっぱいを眺めながら酒がススんだナ。

夕べのハシゴ酒はこれにて終了。だが朝起きたら躯中が痛いのだった。どうやら、夕べの帰り道にスッコロんだらしい。
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そんな訳で両肘が擦り剥けていたし、お尻も痛い。尾てい骨を思いっきり打ったようだ。

そんなトホホな朝を迎えた今日でアール。
by cafegent | 2013-07-10 17:21 | 飲み歩き | Trackback | Comments(2)