東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

<   2014年 05月 ( 5 )   > この月の画像一覧

五月もあと二日で終わりだネ。風薫る季節が終わり、鬱陶しい梅雨の季節がやって来るのか。毎朝歩く公園では、スズメやシジュウカラ、メジロ、コゲラのヒナが巣立ち始めて賑やかな鳴き声を響かせている。

この季節、花も沢山咲き出して、虫たちも集まって来るのだネ。クヌギの木の樹液を求めて小さなヨツボシケシキスイも出てきた。
b0019140_1692251.jpg
黒い光沢のある背中に赤い斑紋が4つある小さなクワガタに似た虫だ。クヌギの樹液にはカナブンやカブトムシ、ルリタテハ蝶、ヒカゲ蝶なども集まるのだ。

夏は野鳥が少ないので、自然と虫ばかり探すようになるのだナ。都立林試の森公園は元々林業試験場の跡地だけに国内外の様々な種類の樹木が植えられているので、木の樹液の他、実を求めて野鳥や虫も多い。最近までは草苺の赤い実も美味しく食べられたし、今は桑の実が熟し始めている。
b0019140_1610404.jpg
黒く熟した実はとても甘いので、僕も見つけるとつまみ食いしている。もう少し夏が近づいたら枇杷の実も食べられるのだネ。
b0019140_15525275.jpg
ヒヨドリに喰い尽くされる前に取りに行かなくちゃ。
    ◇           ◇           ◇
さて、先日横浜まで出掛けた。野毛の居酒屋『武蔵屋』の口開けを狙って、電車に乗った。東急線で武蔵小杉経由で横浜に出て、根岸線で桜木町へ。

午後四時半に到着し、真っ直ぐ店へと向かうと既に列が出来ていた。
b0019140_15541430.jpg
だが、待ち合わせをした酒朋小出さんが先に並んでくれていたお陰で三組目になった。

午後五時丁度に口開けだ。カウンター席に座り、喜久代おばちゃんにご挨拶。さぁ、至福の時間の始まりだ。
b0019140_15542648.jpg
溢れんばかりに土瓶から注がれる桜正宗の燗酒は、口から持って行かないと溢してしまう。武蔵屋はお酒は三杯までと決められているので、通称「三杯屋」と呼ばれている。

此処は黙っていても酒の肴が出てくるのが良い。
b0019140_15544463.jpg
先ずは玉ねぎの甘酢漬けとおからだ。少し間を置いて、たら豆腐がやって来る。
b0019140_1555214.jpg
豆腐の上に乗ったシラスの塩味が良い塩梅に湯豆腐と合うのだナ。
b0019140_15545526.jpg
店主の喜久代おばちゃんから、きぬかつぎのプレゼント!嬉しいなぁ。
b0019140_15561717.jpg
二杯目の燗酒をお願いした。このタイミングで納豆が出るのだネ。
b0019140_15585287.jpg
躯に良いものばかり出てくるので、安心して酒を堪能出来るのが良い。

この日カウンターでご一緒したご常連さんは、かれこれ45年も通っているのだとか。当時から看板もない居酒屋だったので、最初の20年間ずっと屋号が「三杯屋」だと思っていたそうだ。
b0019140_15571970.jpg
ある時、店内の古い酒燗器に『武蔵屋』と書いてあることに気付き、先代の店主に聞いたところ、それが屋号だと判明したとのこと。それにしても、20年も気がつかなかったって笑えるネ。
b0019140_15574692.jpg
さぁ、三杯目の桜正宗を注いで貰おう。お酒三つ目にはお新香が出る。
b0019140_1558120.jpg
沢庵、紅生姜にぬか漬けのキュウリと大根などが盛られている。ほんと、酒呑みのツボを抑えている。

随分と陽が長くなった。開け放たれた窓から心地良い風が吹き込んでくる。もう少し夏らしくなったら玄関のガラス戸がよしずに変わるのだ。三杯目の酒を呑み干すと暫くして喜久代おばちゃんの気持ちの酒を戴いた。
b0019140_1604312.jpg
こんな心遣いが嬉しいのだナ。
b0019140_1605667.jpg
前回は、臨時休業の貼り紙にがっくりしたが、この日は無事に店が開いて良かった。
b0019140_1618100.jpg
最後におばちゃんを囲んで記念撮影をさせて戴いた。ちなみにおばちゃんの後ろの壁に貼られた「三杯屋」の筆文字は、妹さんの富久子さんが書いたそうだ。富久子さんは4年前に脳梗塞で倒れてから店には出ていないが、この達筆な文字を見れば元気に回復されているのだろうなぁ。

ご馳走さまでした。また近々お邪魔します。
帰りにおばちゃんから「(お家に)まっすぐね!」と送り出された。
b0019140_1612067.jpg
外に出ると入れ違いに武蔵屋に来る途中の『野毛ハイボール』のマスター佐野さんにお遭いした。彼も武蔵屋ファンだからネ。

あぁ、この日も美味しく酒が吞めた。ご一緒戴いた小出さんに感謝!

今回はハシゴ酒をせずに、武蔵屋の余韻に浸りながら家路へと戻ったのでアール。
by cafegent | 2014-05-30 16:10 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
b0019140_15423595.jpg
先日の日曜日、上野公園に在る東京都美術館にて開催中の「バルテュス展」に行ってきた。
b0019140_15425793.jpg
随分前、まだバルテュス自身が生きていた頃にも何度か絵を観る機会があったが、今回これほど一堂に作品が集められたのを観ることが出来て感慨深かった。
b0019140_1543792.jpg
生涯のテーマとして「少女」を描き続けた画家は、一人アトリエで自然の光と対峙しながらフレスコ画の様な技法を用いたり、歌舞伎の構図にトライしてみたりと常に試行錯誤を繰り返しながら絵筆を取っていたに違いない。

今回の展覧会では、ローマから戻った69歳のバルテュスが亡くなる2001年までの晩年を過ごしたスイスのロシニョールに在る「グラン・シャレ」内のアトリエが展覧会場内に再現された。画家がどんな空間で絵を描いていたのか、あたかも其処に本人が居るかの様に当時の道具も含めて再現されていた。
b0019140_15432192.jpg
インタビューに答えるバルテュスの映像では、彼が自然光に可成りのこだわりを持っていることが判った。代表作の「夢見るテレーズ」や「美しい日々」「白い部屋着の女」などの絵をじっくりと眺めて、窓から射込む光を彼がどう表現したのか、など実に興味深く拝見出来た。
b0019140_15433440.jpg
展覧会に出向く前は、少女のみが秘める魔性のエロティシズムとか、画家のロリータ崇拝を垣間みようなどと不埒な考えが頭を巡っていたのだが、この大回顧展を観て、バルテュスという画家の偉大さ、凄さを改めて痛感したのだナ。親日家で知られたバルテュスの自宅アトリエで撮影された篠山紀信氏の写真も圧巻だった。

今月25日のNHK「日曜美術館」にて「バルテュス 5つのアトリエ」が放映されるので、来週以降は可成り混むだろうネ。

展覧会は6月22日(日)までなので、皆さんも是非観ては如何かナ。
     ◇           ◇           ◇
閑話休題。

今週は東京に居たので、馴染みの酒場へと出掛けてみた。

目黒からJR山手線に乗って鶯谷へ。改札を出るとまだ空は明るかった。午後五時半を廻り、鶯谷の北口ラブホテル街を歩く。そして、当然のお約束の様に年齢不詳のお姉さん方に声を掛けられる。どうみても40代かそれ以上だと思うが、1980年代に流行ったボディコンシャスな衣装を身に纏った三人が立っていた。
b0019140_15464413.jpg
この辺り、今も女性が独りで誰かと待ち合わせで立っていると知らない男連中に声を掛けられるのだネ。もちろん、男達はその女のコをプロだと思って声を掛けるのだから致し方ない。

二十四時間営業の居酒屋『信濃路』に夜遅く立ち寄ると、そのどうみてもプロの女性とそのヒモなのかマネージャーなのか微妙な男が一緒に酒を飲みながら談笑している光景を目にする事が有る。そんな訳で、なるべくならば女性たちは南口へ出た方が良いかもネ。

言問通りを渡り、鶯谷駅下の交差点の手前の路地を入る。またスグ左手に折れると目指す酒場『鍵屋』の暖簾が見える。
b0019140_15472758.jpg
昨年の夏に耐震強化の補強工事を施したが、あの古き良き佇まいの風情は変わっていない。

開け放たれた玄関から暖簾越しに初夏の風が店内へと入り込む。その心地良い風に乗る様に僕もスゥーッと中へ入った。

五時口開けだが、既に多くのお客さんが入っていた。小上がりにもお客さんが居り、辛うじてカウンターの角に独り座ることが出来た。

分厚い楓(カエデ)の木のカウンターはモノ言わぬが、自然に客の背筋を伸ばしてくれるかの様だ。此処に座ると自分も随分と大人になったものだと再確認出来るのだナ。

この日のつまみは煮豆だった。夏になると心太(ところてん)になったり、煮こごりが出たりする。何れも酒がススむものばかりに心が弾むのだ。
b0019140_15482976.jpg
桜正宗のぬる燗を店主の賢太郎さんにお願いした。此処の酒は甘口の桜正宗、辛口の大関、そして菊正宗の三種類。僕はいつも桜のぬる燗を戴くのだ。

名物・鰻のくりから焼きは、この時間で売り切れだった。これは残念。だが、合鴨塩やきを串打ちしたとのことで、そちらを焼いて戴いた。
b0019140_15481264.jpg
うん、脂が乗っていて旨い!

これからの季節は、冷や奴や煮こごりで一杯酌(や)るのも良いネ。

この日は父娘で一献傾けているお二人と隣り同士になった。
b0019140_15492971.jpg
お父さんも気さくな方で、こちらも実に愉しい酒席となった。娘さんが素敵な大人になり、こうやって親子で酒を愉しめるなんて幸せだナァ。

そして、この素晴らしき東京の居酒屋を選んだお父さん、最高だよ。本当にカッコイイ!
b0019140_15492222.jpg
桜正宗の徳利も三本目が空いたので、ご馳走さま。また何処かの酒場でご一緒したいものだナ。
b0019140_155139.jpg
外に出ると漸く日が沈み始めようとしていた。暮れ泥(なず)む空の下、帰りは『ささのや』の在る南口へと階段を登り鶯谷駅へと向かった。
b0019140_15511629.jpg
そして地元の酒場『牛太郎』へと戻ったのでアール。

「バルテュス展」紹介のサイト
by cafegent | 2014-05-22 15:54 | 飲み歩き | Trackback | Comments(1)
暦では初夏を迎え、七十二候では「蚕起食桑」(かいこ、おきてくわをはむ)の頃となった。蚕(かいこ)が桑の葉を沢山食べる時季が来たのだネ。

先日、テレビ番組で養蚕農家の暮らしを特集していたが、天然の桑の葉を育てる作業も骨の折れる仕事だったし、蚕が繭を作る繭棚を置く部屋の掃除も大変だった。蚕は清潔な場所じゃないと生きられず、良質な絹を生み出すために手作りの竹箒を使って天上の隅から隅まで丁寧にホコリを取っていた。

   さまづけで育てられたる蚕かな     一茶

高価な絹糸を生み出す御蚕さま様だけに、一茶もこんな句を詠んだのかナ。

東京はそろそろ不如帰(ホトトギス)の啼く声が聞こえても良さそうな時季だが、まだ聞いていない。
b0019140_1751288.jpg
キビタキの美しい囀(さえず)りは、いつもの公園で毎朝僕を和ませてくれるのだが、待ち遠しいものだ。
      ◇           ◇           ◇
先日の日曜日は朝から快晴だった。前日まで10度を下回った寒い北海道を旅していただけに、真夏の様に感じられた。

早起きして家の掃除を済ませ、代々木公園へと向かった。そう、この日は年に一度楽しみにしている『タイフェスティバル』が開催されているからだ。

JR山手線で原宿駅に降りると、ホームから既に人で溢れていた。ゆっくりと改札を抜けてからは、早歩きとなって公園を目指すのだ。何と言っても、快適な場所を確保しなくちゃならないからネ。
b0019140_1713574.jpg
シートを引けるエリアが区切られているので、少し早めに行くのが正解だ。
b0019140_17142087.jpg
そして無事にタイの若者たちの陣取るシートの脇に敷くことが出来た。
b0019140_17152712.jpg
先ずは、ビールビール!タイの地ビール「SINGHA」でカミサンと乾杯だ!
b0019140_17151867.jpg
あぁ、旨い!梅雨入り前の東京は気持ちが良いネ!
b0019140_17161826.jpg
腹を満たすのは、グリーンカレーとガパオ飯だ。
b0019140_17171413.jpg
沢山の屋台が出ているのだが、長い行列が出来ている店と何故か空いている店がある。屋台のタイ料理の味にとことんこだわっている訳ではなく、青空の下で陽気に楽しく酒が飲めれば満足な我々は迷わず空いている店に向かうのだ。

スンナリと買うことが出来たし、どちらも本場の味でビールがススむ料理だったナ。

お次のビールは「Chang」だ。
b0019140_17173124.jpg
こちらの方がコクがあり、僕好みなのだネ。
b0019140_17182391.jpg
タイのおつまみ海老の春巻きも香ばしく美味い。

そして、香辛料の効いたスペアリブが良かった。
b0019140_17183849.jpg
ビールがゴクゴクとススんだのであった。

昼になり太陽が更に強く照り始めたので、早々にシートを片付けた。
b0019140_17194650.jpg
人も続々と溢れて来たので場所を譲ろう。

NHKを抜けて渋谷駅に向かう途中、今度は「PHUKET LAGER BEER」を見つけたので、戴いた。
b0019140_17194233.jpg
あぁ、この陽気は、ビールが幾らでも飲めるゾ!

そして、何やら美味そうな屋台を発見。
b0019140_17202718.jpg
行列が出来ていたが、「タイ風煮込みダック入りトムヤムラーメン」を買うことにした。

コレ、並んだ甲斐があった。いやぁ、実に辛くて美味い。
b0019140_17203557.jpg
炎天下で更に汗をかくことになったが、冷たいビールが助けてくれたのだナ。

この日は、この後上野公園に行き、今度は「えちご地酒祭り春の陣」を堪能。
b0019140_17205855.jpg
タイも良いが、日本もイイネ!
b0019140_17213368.jpg
日本酒の試飲を楽しみながらブースを廻り、東京都美術館で開催中の「バルテュス展」を拝見した。
b0019140_17214737.jpg
その話は、次回にしようかナ。
by cafegent | 2014-05-21 17:23 | 食べる | Trackback | Comments(0)
暦では「立夏」を迎え、東京は暖かい日が続いているネ。
b0019140_16215516.jpg
近づく夏の気配を肌に感じながら、新緑の蒼さと心地良い爽やかな風が心地良い季節だ。

季節を72に分けて表した七十二候では、「蚯蚓出ずる」(みみず、いずる)の頃。蚯蚓(ミミズ)が土の中から出てくる時季が来たのだナ。
b0019140_1620217.jpg
   出るやいな 蚯蚓は蟻に 引かれけり

小林一茶が詠んだ句だが、せっかく初夏を迎え土から出たミミズだが太陽の熱に干涸びてしまい蟻に運ばれる様子を描写している。ミミズって切ないナァ、と思うことがある。朝の公園を歩いていても、ムクドリが土から出たミミズを容赦なく捕らえる場面に出くわすことがある。

声を出すこともなく、自分が喰われることも知らないうちに息絶えるのだろう。西東三鬼の句にも、ミミズを詠んだものがある。

   朝すでに 砂にのたうつ 蚯蚓またぐ

何故か、ミミズの句は死した句が多いのだナ。あぁ、切なや。
     ◇          ◇          ◇
黄金週間の最後、千葉の佐倉まで出掛けて来た。
b0019140_160137.jpg
毎年、お弁当を作って『DIC川村記念美術館』にピクニックに行くのだネ。
b0019140_1601484.jpg
この日は晴天にはならなかったが、幸い雨には合わず緑豊かな美術館の敷地で長閑な時を過ごすことが出来た。
b0019140_1602255.jpg
池では睡蓮の花が咲き始めており、カエルが泳ぐ姿も見れた。
b0019140_1603369.jpg
花菖蒲も尾形光琳の屏風絵の如く咲き誇っていた。
b0019140_1604488.jpg
テニスコートのフェンス脇では、黄色や青のあやめの花が沢山咲いていた。
b0019140_1604078.jpg
温かいそら豆のポタージュとナンプラー唐揚げをつまみながら白ワインがススんだナ。

美術館では、『山口長男』(やまぐちたけお)展と企画展『コレクションは語る』を開催していた。
b0019140_1550250.jpg
川村記念美術館は所蔵コレクションも素晴らしく毎年来ても楽しい美術館でアル。

千葉から戻り、武蔵小山駅前に新しく出来た酒場『○佐長平』へ。
b0019140_1557641.jpg
店主は元晩杯屋の店長で佐渡島出身の川上クンだが、魚料理が得意なのでこれからが愉しみな酒場でアル。
b0019140_1621861.jpg
殆どの酒が一杯400円だが、樽出しのスパークリングワインは一杯250円と実に嬉しい価格なのだ。
b0019140_1612593.jpg
『牛太郎』や『晩杯屋』のハシゴに持ってこいの酒場の誕生は、これからも応援しなくちゃナ!
b0019140_1613775.jpg
そして、この日は家に戻り、ゆっくりと菖蒲湯に浸かったのでアール。
by cafegent | 2014-05-12 16:22 | ひとりごと | Trackback | Comments(2)
    忍音(しのびね)を聞くや境内ほとゝぎす   八十八
b0019140_13304962.jpg
今日から5月だネ。東京は夏日となり、Tシャツ一枚で十分過ごせる程の陽気となった。

今年は、明日2日が「八十八夜」だ。八十八夜は、立春から数えて88日目であり、春から初夏への移ろいの時季だ。八十八を組み合わせると「米」の字になることから、農業に携わる方達にとっての特別な日でもある。僕の祖父は農家の長男だったことから「米作」で「よねさく」と名付けられたが、短歌にハマり若山牧水を師と仰ぎ歌人になった。

そんな祖父にちなんで、僕の俳号も「八十八」とした。毎年、この季節になると祖父と過ごした幼き日々を思い出すのだナ。
     ◇          ◇          ◇
同居していた叔母の葬儀が終わり、慌ただしかった日が過ぎたので、久しぶりにハシゴ酒だ。
b0019140_13294095.jpg
そんな訳で、昨日は横浜・野毛へと出掛けた。
b0019140_1329518.jpg
目当ての酒場『武蔵屋』が強風の為に臨時休業となってしまい、開店前から七、八人の方々が残念がっていた。まぁ、こればっかりは仕方が無い。喜久代おばちゃんは、お客さんの帰りを心配して天候の予報で店を開けるかどうかを決めているのだから。武蔵屋の前には口開けを待ちきれないお客さんたちがいつも列を作っている。地方から出張で来た方もいれば、大学教授や大女優、親子で来る方などなど様々だ。

武蔵屋の燗酒は連休明けまでお預けになったが、焼き鳥の名店『伸喜』(しんき)へ。5時開店だが、口開けと同時にいつも満席になる程の人気店だ。ご一緒した『牛太郎』のご常連が贔屓にしている一軒で、僕は初訪問となった。カウンター10席程の小体な店だが、寡黙なご主人が焼く串がすこぶる美味いと評判だ。
b0019140_13334476.jpg
先ずはサッポロ黒ラベルの瓶ビールでカンパイ!

串は、ねぎ肉、れば、かわ、つくねをお願いした。女将さんイチオシの「かわ」は、今まで食べたことの無い程に美味かった。
b0019140_13333967.jpg
口当たりはサクッとしながらも、口の中でトロけていくのだ。これは、もう味わった人だけが得られる至福だネ。
b0019140_13355592.jpg
芋焼酎の水割りを戴いて、串を待つ。

ねぎ肉も美味い。プリップリでジューシーな鶏肉と甘い長ネギが絶妙に合う。
b0019140_13343934.jpg
ればの焼き具合も素晴らしく、タレの味がまた良し。あっさりとしていて、甘みが程よいのも嬉しい限りだ。
b0019140_13335612.jpg
つくねも軟骨が入っており、口当たりが良くタレも良く合う。

焼酎のお代わりを戴き、串を追加。しいたけ肉とこんにゃくをお願いする。
b0019140_13345618.jpg
このこんにゃくにも、ヤラレてしまった。炭火焼きのこんにゃくが、これほどまでに美味いとは。もう文句無しの一串だネ。僕はこの「こんにゃく」と「かわ」に完全にノックアウトされた。
b0019140_13354223.jpg
最後に戴いた「しいたけ肉」の串は、香ばしい椎茸の香りとジューシーな鶏肉が美味かった。焼酎を呑み干して、ご馳走さま。これは、近いうちにまた来なくては。

続いても野毛の名店へ。米国風洋食の店『センターグリル』で美味いナポリタンを喰うことにした。

丁度入口の外で店主ご夫妻とお会いしたので、ご一緒にパチリ!
b0019140_13385710.jpg
オードブルの盛り合わせの小さいのとナポリタンをお願いし、デキャンタの赤ワインを戴いた。
b0019140_13403814.jpg
オードブルもこの位の量が丁度良いネ。
b0019140_1340119.jpg
太めのスパゲティはモチッとしてケチャップが良く絡む。
b0019140_13392683.jpg
変わらぬ懐かしい味にワインもススんだネ。

午後7時を廻り、都橋マーケットの二階へと向かう。
b0019140_13424957.jpg
この辺りは海風に乗って、仄かに潮の香りがする。ヨコハマに来た実感が沸くナァ。

バー『野毛ハイボール』のドアを開けるとタイミング良く席が空いていた。
b0019140_13433372.jpg
先ずは、店主の佐野さん特製のハイボールを戴く。
b0019140_13434366.jpg
キンキンに冷えた角のソーダ割りにレモンピールの香りが際立つネ。
あぁ、旨い。

続いて戴いたのは、自家製モスコミュールだ。
b0019140_13435288.jpg
カウンターの上にデンと置かれた自家製ジンジャーウォッカのガラス瓶が気になっていたのだナ。
b0019140_1344428.jpg
辛口のジンジャーエールも効いて、近づく初夏を歓迎する様な一杯だった。あぁ、むふふな幸せ。

この日の四軒目は、お馴染み『ホッピー仙人』だ。こちらは満席だったが、うまく入れ替わって座ることが出来た。
b0019140_13464578.jpg
先ずは生ホッピーを戴く。仙人、女性のお客さんのホッピーには泡にハートマークを作っていたネ。
b0019140_13492832.jpg
途中、野毛ハイボールでお会いした女性たちも合流し、店がより一層華やいだ。

仙人特製の「ジンクロ」をお願いした。
b0019140_13465895.jpg
焼酎の代わりにジンを用い、黒ホッピーで割るのがジンクロだ。口当たりも香りも良く、実に旨いのだナ。

心地良く酔いも廻ってきた。ここからの記憶が定かでは無いが、こうして野毛の夜は更けていったのでアール。
by cafegent | 2014-05-01 13:51 | 飲み歩き | Trackback | Comments(1)