東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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<   2015年 02月 ( 5 )   > この月の画像一覧

   わかさぎに ほのめく 梅の匂かな   久保田万太郎
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先日、友人たちがバスを借り切ってワカサギ釣りに出掛けたのだが、なんと誰一人一尾も釣れなかったのだとか。それにひきかえ、佐渡の両津湾では今週、イワシが大漁に打ち上げられたのだとか。正に入れ喰い状態で、釣り人たちがこぞって釣り上げていたそうだ。中には1日1000尾の釣果を上げた強者もいたらしい。

子供の頃、親に連れられワカサギを釣りに行ったことがあった。氷上に穴を開け、釣り糸を垂らすと面白い程に釣れたっけ。一尾も釣れないことなんて有るんだネ!

真冬のイメージが強い公魚(ワカサギ)だけれど、俳句では春の季語でアル。久保田万太郎が詠んだこの句は、今の季節を上手くとらえている名句だナァ。

夕べお邪魔した神保町の酒場『兵六』(ひょうろく)では、チカの唐揚げを戴いた。
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このチカと云う魚、見た目にはワカサギと殆ど変わらないのでアル。
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腹ビレの位置で見分けるらしいけれど、昨年北海道の砂原でチカを見たが、僕には区別がつかなかった。
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チカの唐揚げをアテに球磨焼酎峰の露を呑む。一足早い春の息吹を感じながら、五臓六腑に酒が沁みた。
      ◇          ◇          ◇
さて、この前の日曜日、僕の行きつけの酒場『牛太郎』恒例のボーリング大会が催された。このボーリング大会、可成りレベルも高く、マイボール、マイシューズで参加するご常連が多いのだナ。
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そして今回4名の方が初参加となった。その内のひとりが、クレージーケンバンドのギタリスト、ノッさんこと小野瀬雅生さんだ。
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最近では、仕事の合間に週に一度は牛太郎に来ており、すっかり馴染み客となった。牛太郎のお隣のパン屋さん『NEMO』のナミちゃんや立石でお馴染みのチャンピオンなど、僕の酒朋たちの参加で愉しい大会となった。

勝敗はさておき、次回に向けて練習しなくちゃナァ。
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その『牛太郎』に先日素敵な方が来てくれた。女優で作家の佐伯紅緒さんだ。初武蔵小山だったのだが、牛太郎も気に入って貰えて愉しいひとときとなった。

紅緒さん、僕の連載していた雑誌のハシゴ酒の記事を気に入ってくれていたのが嬉しかったナ。
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ご主人で脚本家の尾崎将也さんは実に寡黙な方だったが、愉しく酒を呑まれていたのでホッとした。尾崎さん、僕と同い歳なのだが、「結婚できない男」やNHKの朝の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」の脚本を手掛けるなど、大成功をおさめている方でアル。僕は時代劇「吉原裏同心」も気に入って毎週楽しく拝見していた。

ディープな酒場街、武蔵小山をもっと堪能したいとのことで、次に向ったのは『長平』(ちょうべい)だ。此処の二階は、まるで誰かの家に来た様な錯覚を覚えるのだナ。

此処の主人の川上充(みつる)さんは佐渡出身で、魚の目利きが素晴らしく、いつも本当に旨い魚介を仕入れて料理してくれる。
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この日もカレイの唐揚げや刺身の盛り合わせをみつくろって出して貰ったが、どれも大変美味しかったネ。
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それにしても紅緒さん、本当に素敵な方だったナァ。
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隣りで僕はニコニコしっぱなしであった。

武蔵小山には他にも沢山、面白い酒場がある。
僕が勝手に「深夜食堂」と呼んでいる此処は元々夜の10時半に開けて翌日の朝9時頃まで営業していたのだが、最近はもう少し早く開く様になった。そして、ここのママのノブさんは料理が実に上手いのだ。メニューに無い料理だって、材料さえ有ればササッと作ってくれるのだから本当に頭が下がる。
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この日は、チョレギサラダに空心菜炒めを戴いた。
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そして、〆のご飯には、目玉焼きハンバーグをお願いした。
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黒霧島の湯割りを戴きながら、素敵な夜更けを愉しんだのでアール。
by cafegent | 2015-02-26 14:45 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
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「奇跡のリンゴ」で全国的に知られるようになった青森の無農薬リンゴ栽培の木村秋則さんが作ったリンゴふじを戴いた。
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木村さんが監修をしている雑誌『自然栽培』に僕も旅の紀行文を連載しているご縁で、頂戴した貴重なリンゴだ。
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収穫前の2週間以上続いた異常寒波によりリンゴが凍り収穫できない状況が続いたそうだ。
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木村さん自身、樹の上でこれ程何度も凍りついたリンゴは初めての経験だったそうだ。それゆえに味はバラツキがあるとのことだったが、木村さんが手塩にかけて育てたリンゴなのだから、心してじっくりと味わってみたいのだナ。
    ◇          ◇          ◇
閑話休題。
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天麩羅屋の名店老舗がひしめく茅場町・八丁堀界隈に於いて、革新的な天ぷらに挑み訪れる人達をもてなしてくれるのが、八丁堀2丁目の雑居ビルの中にひっそりと佇む『てんぷら小野』だ。
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二代目のご主人、がっしりとした躯とは対照的に、実に優しい笑顔で客を出迎えてくれるのだナ。
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L字型カウンターは、総てのお客さんをもてなすのに丁度良い大きさだ。この日は早めの時間に訪れたので、店主とゆっくりと会話を愉しみながら、旬の野菜や魚介を味わうことが出来た。

毎年、誕生日には大好きな天ぷらを食べに出掛けることが多い。
『みかわ』、『てん茂』、『近藤』、『山の上ホテル』『よこ田』しかり、でアル。ここ『てんぷら小野』は前々から友人たちに薦められていたのだが、今回初めての訪問となった。

先ずはビールを戴き、喉を潤す。
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その間、主人は黙々と天ぷらの支度に動いている。

先ずは、対馬の鱚(キス)からだ。添えられた塩で戴いた。
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おぉ、ふっくらとした鱚の白身に香ばしい衣が絶妙だったナ。

続いて、沖縄産の車海老だ。
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さいまき程の大きさの海老には、同じく沖縄の紅芋の色素で色付けされた塩で味わった。
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頭も香ばしく揚がり、実に美味い。

ビールの次は白ワインを戴いた。
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奥様がずらりとオススメのワインを出してくれた。大いに悩んだが、サンセールを選んだ。
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アンドレ・ヴァタンが生産するAOC.サンセールのシャルム2013年は、程よい酸味とフルーティな香りで、芽キャベツの天ぷらに実に良く合った。

お次は、二代目店主が自信を持って薦めてくれた三陸沖のホタテ貝の天ぷらだ。
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贅沢な白トリュフを使った塩で戴いたが、芳醇なトリュフの香りが、ホタテの旨味と絶妙に絡み合った。むふふ、な味わいだったナ。

続いては、神経〆をして四日目の墨イカだ。
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しっかりと熟成されたイカはとても甘く、頬が緩む美味さだった。

そして、山形の蕗の薹(とう)の天ぷらだ。
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まだまだ冬が続いているが、暦ではもう春でアル。蕗の薹の苦みに一足早い春の息吹を感じることが出来た。
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主人に薦められて、この蕗の薹にこれから旬を迎えるホタルイカを載せて、一緒に口へと運んだ。ガーンッ!ふきのとうのほろ苦い味わいとホタルイカのワタの旨味が渾然一体となって、僕の脳を刺激した。

聞けば、二代目の志村幸一郎さんは、縁あってこの『天ぷら小野』の娘さんと夫婦になったそうだ。以来、初代の味を活かしながら、革新的な天ぷらを日々探求し、天ぷら激戦区に於いて暖簾を守り続けているのだネ。志村さんのホスピタリティは、天ぷらの味はもちろんのこと、お客への気配り目配りにも冴え渡っている。
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得意の英会話を活かし、海外からのお客様からの人気も絶大だ。この日も馴染みのイタリア人が休暇を取って家族4人で日本旅行をしている途中に、此処を訪れた。

小さなお子さんたちにも天ぷらを好きになって貰いたいとの思いから、揚げ方、衣の付け方、食材と、きめ細やかに対応していたのにも驚かされた。イカの天ぷらもイタリアに行けば「フリット・ディ・カラマリ」と似て非なる食べ物があるからネ。

不器用にも必死で箸を使うイタリア人一家に、自らフォークを差し出さないことも、彼らの努力を尊重した見事なもてなしだったナァ。
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さぁ、天ぷらは群馬のアスパラガス、椎茸と続く。

僕はこの日、この椎茸が一番感動したナ。
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肉厚で濃厚な味と薫りをしっかりと衣で包みじっくりと時間をかけて揚げていた。食材の味や時季によって、衣の厚さ、硬さを変える辺りも心憎いのだナ。この椎茸にはブルゴーニュのピュイ・フュッセ、白ワインがベストマッチ。
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ドライでガツンとくる味に椎茸の旨味が絶妙に絡み合った。

志村さん、仕事の合間を縫って日々、多くの料理人と交流を深め、刺激しあっているそうだ。それは、料理人だけではなく野菜を作る農家の方々も同様だ。足で探し歩いて自分で納得した野菜農家と契約して分けてもらっていると伺った。鶴岡の井上農場の小松菜を使った野菜サラダは本当に旨いと思った。
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この武井ファームの無農薬で育てた蕪の天ぷらも絶品だったナ。
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熊本産の早採りの筍、沖縄のさんぴん人参も甘くて美味い。
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旬の野菜の天ぷらが続いて、春を独り占めした感じだったネ。

お次のワインは、ブシャール・ペール・エ・フィスのピュリニー・モンラッシェだ。割と良いワインだが、誕生日と云うハレの日なので、まぁ良いか。
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遥か遠くのブルゴーニュの葡萄園に思いを馳せながら、天ぷらとのマリアージュを愉しんでいる。
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さぁ、今度は〆てから一週間置いた天然とらふぐの天ぷらだ。
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これにも重めのモンラッシュが合ったナァ。
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完熟の赤胡椒を振り掛けたとらふぐは香ばしくて頬が緩むゆるむ。
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白子の天ぷらには、沖縄産もずくを合わせて食べた。
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菜の花、長野の自然薯(じねんじょ)も素晴らしい味だった。
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ワインはムルソーへ。
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木の実の薫り漂う濃厚なワインの味に合わせたのは穴子と大間のウニだ。
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ウニは、沖縄のあおさを和えて揚げてくれた。あぁ、むふふ、な旨さに脱帽だった。

一通りの食材を戴いたが、小ぶりだけど旨味の詰まった牡蛎が有ると云うので、それも追加で揚げて貰った。
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その間も店主は、イタリア人一家を相手に饒舌な会話で食材の説明などをしていた。ホタルイカを「ピッコリ・カラマーリ!」と云うなんて、ニクいよネ!

〆のご飯は、卵の黄身を天ぷらにした卵ごはんにし、連れは天茶をお願いした。
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卵の天ぷら飯しと云えば、高円寺の大衆天ぷら『天すけ』がお馴染みだが、此処のはその極上版といったところか。
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十二分に満腹となったが、最後の金柑が口の中をさっぱりとしてくれて、良き〆となった。

此処は誰かをもてなす時に最適な一軒だナ。居心地も天ぷらの味もワインの味も、総てが僕の心を捕らえてしまったようだ。こりゃ、ハレの日と云わず、旬毎に訪れてみたくなった。
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ホッコリとしたひととき、実に最高な誕生日の夜であった。

外に出ると雨もすっかりあがり、少しだけ春の香りが漂っていたナ。
by cafegent | 2015-02-24 16:30 | 食べる | Trackback | Comments(0)
暦の上では今日から「雨水」(うすい)となる。雨水とは、降る雪が雨に移り変わり、氷が解け始める時季でアル。農村では、畑を耕す準備をし始める目安がこの季節なのだネ。

雪が降り、寒い日が続いた東京だが、今日は陽射し眩しく穏やかな日となった。
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今朝は、まさに「雨水」と云う言葉が当てはまる気候となった。

今朝は新しく手に入れた望遠レンズを取り付けて、野鳥探しへと出掛けた。先月カメラを新しくしたら、やっぱりレンズも買い替えたくなったのだナ。

腕が悪い分、カメラとレンズを一新したら写真もグッと良くなった気がしている。
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自分への誕生日祝いにしては高価な出費となって仕舞ったが、如何せん気分上々なのでアル。

そんな訳で、今朝公園で出逢った鳥たちを紹介しようか。

此処の紅梅は、一月からずっと咲き続けている。
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可愛い声でさえずりながらメジロがやって来た。椿の花蜜を吸い終えたら、今度は梅の花か。

こちらは、モズだネ。
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地面に出てくる虫を狙っているのだナ。
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こんなに可愛い顔をしていても、猛禽類だからトカゲやカエルなども襲うのだよ。
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樹の上ではオナガが啼いていた。この鳥も随分と増えたネ。モズと違い群れをなす鳥なのだ。
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いつもメスのモズに出逢う広場では、エナガに出逢った。
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この冬はずっとエナガとモズに遭えているのだナ。

そして、ジョウビタキのオスもまた毎朝逢えるのだ。
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公園には今三羽のジョウビタキのオスが居るが、それぞれしっかりと縄張りを設けて自分の居場所を確保している。自然界って凄いよネ。

地面ではシロハラやツグミが餌を求め土を掘る姿を観ることが出来る。
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このシロハラは、満腹でお立ち台の上に居た。

さっきまで梅の花に来ていたメジロたちが、今度は河津桜に群れでやって来た。
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春はもうすぐ近くまで来ているのだナ。
by cafegent | 2015-02-19 15:18 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
まだまだ寒い日が続いているが、暦の上では春が到来したネ。
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正月を迎えると新春と云うし、陰暦では一月から三月までを春と呼ぶ。季節を24回に分けて表現する二十四節気では、今が立春となる。更に季節を72回に分けて表す七十二候では、立春の次候9日から13日までを「黄鶯睍睆」(うぐいす、なく)と言う。まだまだ寒さが厳しいが、鶯(ウグイス)が啼き始める時季が来た訳だネ。

今はまだジッジッと地啼きをしているが、四月頃になれば伴侶を求めてホーホケキョと美しい声で啼いてくれることだろう。
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毎朝歩く公園でも彼方此方でウグイスを見かける様になった。今朝のニュースでは静岡の河津町の河津桜が咲き始めたと伝えていた。
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昨日から「河津桜まつり」が始まったのだネ。
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東京では文京区の湯島で「湯島天神梅まつり」が開催されている。

季節毎に咲く花を愛でるのは実に心和むひとときだナ。白金台の自然教育園では路傍に咲く小さな小さな節分草(セツブンソウ)を観ることが出来た。
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花の大きさは1.5cm程の小ささだ。キンポウゲ科の花で古くは家楡(イエニレ)と呼ばれていた花だ。足元で可憐に咲く節分草は、見落としそうな程小さいが、この時季しか咲かないので気付いて良かったナ。
      ◇           ◇           ◇
閑話休題。

仕事の合間を縫って、毎晩酒場へと繰り出す。その殆どが馴染みの酒場でアル。

毎週土曜日は、京成立石のもつ焼き『宇ち多゛』の口開けを目指す。
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午前中の開店なので朝早くの電車に乗るのだが、駅を降りると馴染みの顔が集っていてホッとするのだナ。
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宇ち多゛の梅割りを堪能したら、東立石に在る手打ちうどんの『四つ木製麺所』で酒宴となる。その後は気ままなハシゴ酒となる訳だ。

そして日曜日は、いつも午後四時口開けの野方『秋元屋』へ出向く。
最近は散歩を兼ねて、JR中野駅から30分歩いて野方を目指すのだ。
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途中に渡る妙正寺川では、時々キセキレイに出逢うことがある。
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秋元屋では、三冷ホッピーや純米酒をやりながら旨い串を喰らう。

平日は神保町の酒場『兵六』や木場のホッピー屋『河本』、根岸の『鍵屋』などに行き、必ず地元の酒場『牛太郎』へと回帰する。この変わらない日常の合間々々に新しい酒場を求めて彷徨う訳だ。

先週は久しぶりに再開した門前仲町の牛もつ煮込み『大坂屋』の口開けにお邪魔した。
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開店10分後だと云うのに既にカウンターは満席だった。鏡下の後ろ席に腰を降ろし赤星を戴いた。此処の煮込みは串に刺さっており、牛のシロ、フワ(肺)、ナンコツの三種類だ。ビールの後は焼酎の梅割りか燗酒で五臓六腑を温めるのだ。

久しぶりの営業再開を聞きつけて馴染みの顔が集い始める。これこそ酒場の心和むひとときだネ。小体の酒場で長っ尻は頂けない。
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早々に腰を上げて『魚三酒場』へと繰り出すとしよう。
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此処の燗酒も最高に旨いのだナ。

そして木場まで歩き『河本』へ。此処ではいつもホッピー二杯とやっこを戴く。
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今の季節は、おでんが美味い。三杯以上飲んでしまうとハシゴ酒が出来なくなる程酩酊して仕舞うので、グッと堪えるのだナ。で、木場から地下鉄で竹橋へと移動し、神保町の『兵六』の縄のれんを潜る。
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こんな愉しいハシゴ酒が僕の日常なのだナ。
by cafegent | 2015-02-11 09:50 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
早いもので、今年ももう一ヶ月が過ぎたのだネ。
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今月は「如月(きさらぎ)」でアル。本来、旧暦の2月を如月と呼ぶのだが、今では新暦の2月として用いられている。旧暦の2月はまだまだ寒さ厳しいので、衣服を更に着重ねる時季だから、衣を更に着る月で「衣更着(きさらぎ)」となった説がある。

如月は、耳に響く語感が素敵だよネ。2月は他にも、梅が咲き始める時季だから「梅見月(むめみつき)」とも呼ぶ。

2月3日は節分だ。
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今年もまた早稲田の穴八幡宮にて「一陽来復(いちようらいふく)」のお守りを授かって来た。毎年、冬至から年明けの2月3日の節分までの期間に頂けるお守りだ。
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商売繁盛や開運に御利益が有り、特に「金運」に強いと言われているから、この日も穴八幡宮では長蛇の列が出来ていた。

古いお守りを納めて、今年も無事に新しいお守りを頂くことが出来た。
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「一陽来復」とは、陰の気が去って、陽の気が再びやって来る、良く無いことが続いた後に、ようやく良いことが訪れると云う意味でアル。

毎朝歩く公園ではもう紅梅の花が咲き、そこはかとなく春の薫りが漂い始めていた。
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時折吹く風はまだまだ冷たいが、陽射しはもう春色だ。あと数日で暦も大寒から立春に移るネ。今年も恵方の方角に「一陽来復」のお守りを祀るとしよう。そして明日は運気好天を願ってお不動様へ節分のお詣りに行こうかナ。
     ◇           ◇           ◇
閑話休題。

先日、酒朋ネイリストまゆみちゃんに誘われて美味い肉の宴を催した。
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向うは吉祥寺の名峰『肉山』だ。過去、多くの方々が肉山の頂上を目指し、その美味さと豪快さに圧倒されて下山している。
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この日も完全踏破に向けて昼飯を抜き、万全に体調を整えて肉山に向った。そして午後五時、男女五人のパーティで挑んだのでアル。

此処は一人五千円の「お任せコース」なので、お酒だけを頼めばあとは店主にお任せだ。
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プラス五千円で「飲み放題コース」にもなるのだが、この日は酒より肉を喰らおうと意気込んでいたので、飲み物は個別にしてみた。
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チャンンジャやプチトマトで肉を待つ。
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先ずは生ビールでカンパイだ!

最初に登場したのはエリンギだ。(画像、ブレブレだネ!)
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このままでも十分美味しいが、自家製マスタードを少し付けると更に美味さが増したナ。

そして肉の登場だ。
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先ずは80分かけて焼いたと云う豚ロース肉だ。
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豚肉ってこんなに美味しかったのか、と再認識させられる美味さに一同唸ったネ。

お次は、牛モモ肉の赤身だ。
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これは山葵を付けて戴いたのだが、赤身肉ならではの噛む程に増す旨みに感動した。
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肉が来たので、赤ワインをお願いした。
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此処は肉に合うワインをお任せで選んでくれるので、実にラクチンでアル。
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あぁ、幸せなひとときだネ。
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アスパラガスとパテの登場だ。

このパテも濃厚な味わいでワインがススむススむ。
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聞けば、池尻大橋のフレンチレストラン『OGINO』のパテ・ド・カンパーニュを分けて貰っているそうだ。どうりで、こちらも美味しい筈だ。
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箸休めのキュウリで口をさっぱりとリフレッシュ!
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赤ワインをもう一本追加ッ!

続いて、馬ヒレ肉がドーンッ!と登場。
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どうですか!このボリュームを楽しみたいなら大勢で来た方が良いね。
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みんな馬肉の旨さに驚いていたナァ。

そして、知り合いが仕留めて送って来たと云う鹿肉のローストだ。
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どの肉も凝った味付けはせずにシンプルな塩加減を効かせている。これが、肉本来の味を堪能出来る秘訣なのだネ。冷凍じゃない生の鹿肉ならではのレアな赤身が最高に美味しかった。

さぁ、肉の最後は牛イチボだ。
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これはもう何も語る必要無しだナ。あぁ、完璧に肉山の凄さに圧倒された。無事にこのパーティ全員で頂上に辿り着いた。
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〆の飯は、カレーライスと卵かけご飯だ。
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此処の卵かけご飯は醤油ではない。胡麻油と塩で味付けがしてあるのだが、これがまた旨いのだナ。

たっぷり二時間の肉山登山が終了した。
次回の予約もしっかり取ったし、安心して下山した。店主の光山さん、本当に感動しました!ご馳走さまでした。
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無事に下山した一行は、ハモニカ横丁へと移動。
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『ハモニカキッチン』の屋上階で二次会と相成ったのでアール。
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『肉山』の予約を入れてくれたマユミちゃんに感謝多謝!
by cafegent | 2015-02-02 15:54 | 食べる | Trackback | Comments(0)