東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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<   2017年 08月 ( 3 )   > この月の画像一覧

         春や昔 十五万石の 城下哉

松山の街を詠んだ正岡子規の名句だ。司馬遼太郎の名作「坂の上の雲」の最初の章も「春や昔」が用いられているが、子規や漱石がこの街の人々に俳句の素晴らしさを広めた功績は大きい。
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伊予から電車に揺られ松山市に入ると車窓から城下町松山が誇る松山城を望むことが出来た。
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駅を降り立つとツバメたちが優美に弧を描きながら出迎えてくれた。
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駅前には先の句の大きな句碑が立っている。
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この句碑を見る度に「あぁ、再び子規の生まれた街に戻って来たのだナ」と実感するのである。
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そして、真っ先に市内を走る市電・市バスが一日乗り放題出来る「1Dayチケット」を買うのだ。
400円で一日中乗り降り出来るのだから、実に嬉しい限り。市電の運賃が160円なのだから、3回利用すればもうお得なのだネ。
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JR松山駅から地下道を抜けて市電の松山駅前電停へ。先ず向かうのは「道後温泉」だ。
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チンチン電車でのんびりと20分程で坊っちゃんの愛した道後温泉に到着だ。
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アーケード街を通り抜けると三千年の歴史を誇る威風堂々とした構えの『道後温泉本館』が正面に佇む。
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今年は道後温泉本館の改築から120周年の大還暦を迎えたこともあり、全国各地からいつも以上に観光客が訪れているそうだ。
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此処は「神の湯」「霊(たま)の湯」の二つの温泉が有り、それぞれ二階、三階でゆったりと寛げる4種のコースがある。僕はいつも1階の「神の湯」のみを利用する一番安い410円の湯に決めている。初めての方ならば、湯上がりに浴衣に着替えてのんびりとお茶と名物坊っちゃんおだんごで一休みすると良いだろうネ。僕はさっぱりと汗を流したら酒場へと直行なので、此処は温泉のみにしているのだナ。皆さんもきっと湯上がりには城下町の酒場で冷たいビールからスタートしたいよネ。

神の湯に浸かり、じっくりと汗を出し仕事疲れを洗い流す。旅の途中の堪らないひとときだ。湯船で出逢った青年は東京・浅草のホテルで働いており、スカイツリー&浅草見物などの観光客誘致の為に松山市を訪れているとのことだった。ミシュラングリーンガイドで三ツ星を獲得した温泉に浸かり、良いアイディアが浮かんだだろうか。旅先で出逢った裸の縁だ、彼の仕事が上手く行く様に願うばかり。

さすがに1時間近くも湯船を出たり入ったりしていたから、汗を出し切った感がする。こりゃあ、間違いなくビールが美味いゾ。

脱衣所の天井扇風機の下でゆっくりと身体を休め肌が乾くまで裸で過ごすのが一番気持ちが良い。心身共にリフレッシュ出来た。さぁ、酒場へと繰り出そうか。

再び路面電車に乗り、松山市駅前で降りる。「いよてつ高島屋」前のタクシー乗り場を進みスグ左手の商店街の中に佇む酒場がおでんの名店『赤丹本店』だ。
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本当は先にお隣の『ビアホールみゅんへん』で美味い生をゴクリとやりたかったのだが、この日は生憎の定休日でアル。

隣りの「赤丹本店」の前で、女将さんが花に水をあげていた。まだ開店時間よりも少し早かったが「外は熱いからさぁさ中へ」と入れて戴いた。
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縄のれんを潜り、中へお邪魔する。数年ぶりの訪問だが、先週も来たっけと思わせてくれる和んだ空気が漂う酒場だ。

「赤丹本店」は昭和8年創業の老舗酒場でアル。おでん鍋前のカウンターに腰を降ろし、女将さんに生ビールをお願いした。ジョッキに冷えた生ビールを注ぐお母さん、慣れた手付きでビアサーバーを操っているのだナ。

「さぁ、グゥッと一口飲みな!早く早く!」そう促され一口飲むと「もっと沢山飲みんさい」と僕のジョッキを取り上げて減ったところへ波々と生ビールを足してくれたのだ。あぁ、嬉しい心遣いだなぁ。一気に喉が潤い、躯が生き返った。

使い込まれた木のカウンターが実に良い雰囲気を醸し出している。入口側のカウンターの端が丸くなっており、お客を優しく招いてくれているようだ。

女将さん自慢のおでんを戴こう。じゃこ天、タケノコ、そして牛スジをお願いした。
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此処のおでんは皿にからし酢味噌が載せてある独特のスタイルだ。酸味の利いた味噌が不思議とおでんに合うのだナ。松山ではおでんにからし味噌や酢味噌を合わせるそうだネ。

じゃこ天をアテにビールがススむ。二杯目の生ビールをお願いした。
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開け放たれた入口から時折流れて来る風も心地良い。ボーッと入口を眺めていたら、若い女性が一人入って来た。「お母さん、外のミントの葉貰っていい?」と聞いている。「遠慮せんと持っていき!」近くで飲食店をやっているのだろうか、店の外で先程水をあげていたミントを摘んで帰って行った。地元の素朴なやりとり、良いなぁ。夏の午後の至福の時でアル。

カウンターの奥で、板さんが小魚の干物を仕込んでいた。
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あれは?と聞くと「ホータレ」と返事が返って来た。女将さん「ほっぺたが垂れ下がるほど美味いから『ほうたれ』と呼ぶんよ」と教えてくれた。飯(マンマ)を借りて来る程美味い岡山の魚「ままかり」と似た名前の由来だネ。

これは食べない訳にはいかない。小さなホータレイワシは、1時間ほど天日干したもので、これ以上干すと身が硬くなってしまうと伺った。

暫くすると香ばしく焼かれたほうたれが6尾やって来た。
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レモンをギュッと垂らしそのまま頭から噛む。おぉ、本当に頬が垂れそうになるくらいに旨みが口の中に広がった。こりゃ日本酒だナ。新潟の純米酒「妙高山」をお願いした。濃厚な純米の味とほんのりと苦いほうたれのワタが絶妙にマッチする。

店名の「赤丹」はご主人が花札が好きで、其処から付けたんじゃないかナァ、と云っていた。旅行が大好きで、旅先で味わった炉端焼きの店を始め、おでんも出す様になったそうだ。
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ご主人と二人で始めた店だが、大分前に先立たれ女将さんが切り盛りするようになって60数年が経つと云う。今年で84歳になったと伺ったが、肌艶も良く快活だ。

二杯目の冷酒を呑み干してご馳走さま。次回も美味いおでんと旬の肴を楽しみにしよう。

再び市電に乗り大街道駅へ。

電停前のアーケード街に入り二本目の路地を左へ進むと酒場が立ち並ぶ歓楽街になる。八坂通りの東側、中華料理店とローソンの間の路地も小さなスナックが沢山入居しているソシアルビルが続く。
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若い女のコの勧誘を振り切って、一路向かったのは家庭料理の店『上浦(かみうら)』だ。ソシアルビルの一階の奥にひっそりと店を構えているが、ビルの入口に行灯が出ているから初めての皆さんでも判る筈だ。

此処は、7人掛けのL字型カウンター席と4人掛け席が二つの小上がりの小体の居酒屋だ。女将さんが一人で切り盛りするには丁度良い大きさでアル。
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気さくな女将さんの評判が良く、地元のご常連さん達に愛されている酒場なのだネ。

一軒目の「赤丹本店」の様な老舗の雰囲気は無いが、清潔感溢れるモダンなインテリアは女将さんの雰囲気にとても似合っている。カウンターの上に並べられた大皿には正に「家庭料理」の味が並んでいる。
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きんぴらごぼう、枝豆、焼き茄子、かぼちゃ煮など、ほっこり出来るものばかりでアル。
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先ずは生ビールを戴いた。
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かぼちゃ煮も甘過ぎず、酒の良いアテとなる。続いて頂いた焼き茄子も暑い夏ならではの家庭料理だネ。
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冷えた焼き茄子に鰹節が乗っている。醤油を垂らして口に運べば子供の頃に田舎で食べた懐かしい味が蘇ってきた。

女将の国政美根子さんは、永い間地元の古いスナックで働いていたそうだ。その後、息子さんも立派に独り立ちし岡山で働いているので、10年前に自分の店を構えたそうだ。店名の「上浦」とは国政さんの出身地だそうだ。上浦は大三島(おおみしま)に在り、今は今治市の一部だネ。「しまなみ街道」の愛媛側の入口と云った方が判り易いか。

此処の料理は家で作って来て店に運んでいる。本当に家庭料理なのだネ。

以前、お邪魔した時は女将さんのお孫さんが出ている松山東高校が夏の甲子園の地方大会のベスト8に残ったとかなり上機嫌だった。その年は、僕の出身高校も甲子園への出場が決まったこともあり、店に来たご常連さんたちと高校野球バナシで盛り上がり、心地よく酔っ払ったっけ。

焼酎の水割りを戴いて、この日も高校野球談義に華が咲いた。
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あぁ、たこ天も美味かったナァ。

居心地が良過ぎて長居しそうになったが、この後に予定が入っていたので、〆て戴いた。

女将さん、美味しい料理と旨い酒、ご馳走さまでした。
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by cafegent | 2017-08-22 20:53 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
    深山木(みやまき)に雲ゆく蝉の奏(しら)べかな   飯田蛇笏
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暦の上では、今日は「立秋」だネ。まだまだ夏真っ盛りだからピンと来ないが、翅をバタつかせながらひっくり返っている蝉の姿を眼にすると少しだけ晩夏の気配を感じたのだナ。

飯田蛇笏は、声高らかに鳴く蝉の声が流れゆく雲に乗っていつまでも鳴いていて欲しいとでも思って詠んだのだろうか。

蛇笏の句と対極に当たると思えるのが松尾芭蕉が奥の細道の旅を終えた後に詠んだ句だ。

     やがて死ぬけしきは見えず蝉の声

蝉は思い切り鳴くために生まれ、大いに鳴いたらあとは死ぬだけのことだ、とまるで悟りの境地のような歌を詠んだ。この句の前置きとして芭蕉は「無常迅速」と記している。世の中の移ろいは極めて早い、そして生も死も無常に繰り返す、という意味だろうか。そして、芭蕉はこの句を詠んだ4年後に死を迎えているのだナ。

飯田蛇笏の方が、ロマンチストなのだろうナァ。僕は蛇笏の句が好きだがネ。
    ◇             ◇             ◇
閑話休題。

毎朝、欠かさずに行っていることに「珈琲を淹れること」がある。

豆を電動ミルに入れ、約10秒ほどの目算で豆を挽く。ペーパーフィルターの角を折りたたみ、陶器のドリッパーにセットしたら、挽きたての粉を入れる。

ケトルのお湯が沸騰したら、火を止める。沸々とした湯が大人しくなるまで少しの間、待つ。ケトルの注ぎ口の温度が下がり湯の飛沫が飛ばない頃合いにペーパーフィルターの中へお湯をたらし、珈琲粉を蒸らすのだ。

珈琲の香りに包まれて、だんだんと僕自身も目を覚ましていく。お湯を注ぎはじめ、キメの細かい気泡が膨らんでくれると、なんだか一日が気分良くスタート出来る気がするのだナ。
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以前、表参道に事務所を構えていた時は、毎朝一度出社してメールのチェックなどを済ませたあとに必ず246の大通り沿いの雑居ビルの二階に在る『大坊珈琲店』へと出掛けた。
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角の方が反り返った分厚い木のカウンター席へと座り、大抵「3番」の濃さの珈琲をお願いした。

カウンターの隅で店主の大坊勝次さんが手まわし式焙煎ロースターのハンドルをゆっくりと回す姿やザルの中で冷ました珈琲豆を選り分ける作業など、ずっと眺めていても飽きなかったナァ。
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そして、何よりも左手に持ったネルドリップに丁寧にお湯を注ぐ姿は実に素敵だった。そう云えば、大坊さんはネルドリップを蒸らさずに珈琲を淹れていたけれど、本当に美味しい味だった。
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小一時間ほどを大坊珈琲店で過ごし、二杯の珈琲を飲み終えると事務所に戻るのだが、いつもシャツに珈琲の焙煎臭が染み付いてしまうので、みんなから焦げ臭いと言われる始末だったっけ。

今日は深煎りの珈琲を飲みながら、ふと大坊さんのことを思い出したのでアル。

そうそう、大坊勝次さんが綴ったエッセイやコーヒーの作り方、糸井重里氏や平松洋子さんなど大坊珈琲店をこよなく愛した方々の寄稿文で構成された本が出ているので、是非!

素敵な文章と店内の写真で『大坊珈琲店』を愉しんでみてくださいナ。 
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                      大坊珈琲店

過去の日記から/『大坊珈琲店』12月、38年の歴史に幕
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by cafegent | 2017-08-07 15:53 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
「土潤溽暑」(土潤うて蒸し暑し)、ムッとした熱波が躰にまとわりつくような、そんな蒸し暑い時季となった。溽暑(じゅくしょ)なんて難しい漢字、書けもしないし読めもしないネ。

アスファルトからゆらゆらと陽炎(かげろう)が立ち上り、路傍からはむせるような草いきれが僕を包み込み息ができなくなりそうだ。

近所に住む爺さんはランニングシャツ姿で家の玄関先に打ち水をしていたナ。僕も子供の頃は家の前で行水などをして涼んだけれど、今の子もするのかナ?

蒸し暑さにバテてしまいそうになるが、街路樹の蝉たちは今が晴れ舞台とでも言わんばかりに盛大に合唱をしている。木々や草花も太陽の光をたっぷりと受けて、ますます蒼々と茂り、夏を謳歌しているようだネ。

今日から八月に入った。八月一日を「八朔(はっさく)」と呼ぶ。花街では、この日に芸妓や舞妓さんがお茶屋さんやお師匠さんに挨拶回りをする習わしがあり、それが八朔だ。その昔、農家ではこの時期に早稲の穂が実り、その初穂をお世話になっている人に贈る風習があった。これを田の実の節句と言い、「田の実」が転じて「頼み」となり、農民のみならず一般にも広まり、お世話になっている(頼みを聞いてもらっている)方へ恩を感謝する日となったのだネ。
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一度でイイから、芸妓さんに艶のある声で「おたのもうしますぅ」なんて言われてみたいものだナ。
    ◇             ◇             ◇
閑話休題。

「いっぺこっぺ」と聞いても東京に住んでいるも者にとっては、何のことやらハテ?と云うことになる。鹿児島の方言で、彼方此方(あちらこちら)とか、所構わずといった意味だそうだ。

そんなローカル色全開の方言を屋号にしているお店が東京・蒲田に在る。其処はいつも外に大行列が出来ているとんかつの名店『檍(あおき)』の真隣りで、且つ姉妹店の『とんかつ檍のカレー屋 いっぺこっぺ』だ。
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「檍」のとんかつだと大体一時間以上は待つ覚悟なのだが、カレー屋さんの方はせいぜい30分程度で順番が回ってくることが多い。

そして何よりも嬉しいのが、檍が誇るとんかつの味が存分に楽しめる上に、カレーライス自体も大変美味しいことなのだナ。

僕はここ最近は大抵ロースカツカレーを頼んでいる。
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1,000円ちょうどとリーズナブルな上に、ご飯の上に乗ったロースカツも十分すぎるほどに肉厚だからだネ。また、カレーのルゥがとんかつを外してご飯だけにかかっているのが好いのだ。

「檍」のとんかつは塩で食べるのがオススメで、アンデス岩塩やヒマラヤ岩塩などが用意されているのだが、もちろん「いっぺこっぺ」でも塩で味わえるのだネ。

小皿に塩を取り、揚げたてのカツを一切れ持ち上げて塩へと運ぶ。サクッと噛むと岩塩の威力によって豚の脂身の甘味が際立ち、そして口の中へと溶けていくのでアル。

塩味を堪能したら、今度はソースで戴こうか。これはもう言わずもがなのド定番の味わいだ。塩とソースで何切れか楽しんだら、いよいよカツカレーを存分に味わおう。

カツの衣にカレーのルゥが沁みて、ちょっと柔らかくなったところをご飯と一緒にスプーンですくって口へと運ぶ。カツカレーは、口いっぱいで頬張って食べるのがウマいのだナ。

こちらで使用している豚肉は「林SPF豚」と言う。ハテ?調べてみるとSpecific(特定)のPathogen(病原体)がFree(不在)の生まれた時から健康体な豚だそうだ。

千葉の林商店が手塩にかけて育て上げた銘柄豚は、肉も柔らかくて美味しいが特に脂身の部分が甘くて美味しいと評判だ。おぉ、こりゃロースカツ好きには堪らんネェ。

とんかつの「檍」でもロースかつランチは1,000円で戴けるのだが、「いっぺこっぺ」では同じローカツにカレーが付いている。まぁ、豚汁とお新香は付いていないので、どちらを選ぶかが肝だネ。

また、こちらでも「檍」自慢の上ロースやかたロース、特上ロースカツのカレーが用意されている。しかも、皿も別盛りなので、完全にとんかつを味わいながら、別料理としてのカレーライスを戴けるって寸法だ。カレーのルゥも肉がたっぷりと入っているし、スパイスも効いているので、ジワジワと汗をかく旨さが凝縮されている。

檍の特上ロースカツ定食は2,000円、いっぺこっぺの特上ロースカツカレーは2,300円と値段の差は300円なのだ。向こうで一時間以上待つ余裕が有るかどうか、で選ぶのが良いかもしれないネ。
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僕の場合は、時々無性に「檍」でしか味わえないリブロースかつが食べたくなる時があるので、その場合は迷わず大行列に並ぶことにしている。
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そんな訳で、先日は『とんかつ檍のカレー屋 いっぺこっぺ』の方に伺った次第でアル。午前11時半に店に到着したが、並んでいる間に注文を聞いてくれる。約25分程、外で待ちカウンター席へと座ることが出来た。此処は事前に注文を聞いてくれているから、座ってからは待つことなくスグに出てくるのが嬉しい。美味しいものはじっくりと時間をかけて味わいたくなるもの。しかしカレーライスって奴は、ついついかっ喰らってしまうのだネ。15分ぐらいでペロリと平らげてご馳走さま。これで、夏バテ対策もバッチリだナ!

外に出るとまた10人ぐらいが並んでいた。ガッと食べて、サッと席を立って良かったナ。
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by cafegent | 2017-08-01 16:59 | 食べる | Trackback | Comments(0)