恵比寿の「うどん山長」は明け方放浪者の味方かも。
2008年 12月 12日
てな訳で久しぶりに平日の立石「宇ち多”」に行って来た。
ホネにシンキにツル、レバ生と平日メニューを堪能した。今年の宇ち多”は27日の土曜が最後で、新年は6日の火曜日からの営業となるそうだ。
23日の天皇誕生日は平日営業となるそうで、「その日は、レバ生もあるよ!」とお母さんが云っていた。
ところで、「宇ち多”」の入り口にこんな張り紙が出ていた。
さて、昨日の朝日新聞の夕刊を読んでいたら、何やら見覚えのある顔が出ているじゃないか。僕の行きつけの目黒の寿司屋「いずみ」の親方が「粋イズム」なるコラムに登場していたのだ。
目黒の住宅街でひっそりと店を構えて33年、開店以来一度も暖簾を出した事が無く、いつでも準備中の札が立っている寿司屋なのだ。
何故ならば、10人程で一杯になる小さな店なので、いつも予約で一杯になる訳だ。それ故に暖簾を出せないのだナ。
夏は結構お邪魔したのだが、秋になってから暫く伺う事が出来ず、来週久しぶりに美味しい寿司と酒を愉しむことになっているのだ。むふふ。
先ほど渋谷駅で空を見上げたら、見事な満月が光っていた。
で、事務所に戻ると知り合いが仙台土産で「萩の月」を持参して来てくれた。
話は変わるが、夜遅くに小腹が空いた時、昔ならば焼肉とかラーメン屋に走ったものだが、最近はどうも胃に優しいもんを求めてしまう。
夕べも神保町の「兵六」で酒を愉しんだ後、恵比寿まで戻ったは良いがどうにも腹が空いて仕方が無い。まぁ、神保町に出掛けた時間が既にラスト間近だった訳だから、満腹な筈もない。
そんな訳で、恵比寿でも美味くて、酒のアテも豊富と評判の「うどん山長」へお邪魔した。
此処は、大阪日本橋・黒門市場の鰹節問屋『山長商店』が手がけたうどん店だ。
創業は安政元年と歴史も古く、和歌山城の城下町に乾物屋として創業した老舗鰹節問屋が東京恵比寿に出したうどん屋が此処なのだ。
なんと朝の4時半まで営業しており、夜定食なんてのも有るので、夜更けまでハシゴ酒した後なんかにとても重宝する店でアル。僕らにうってつけの場所だナ。ぐふふ。
そして、何と云っても此処のうどんはコシが強い。僕は普段からつけ麺も「六厘舎」や「づゅる麺池田」の太い麺が好きなので、此処のうどんは僕のお気に入りなのだ。また、カツオのダシが強烈なインパクトとなり、うどんに絡むのだが、これもまた魚介系スープのつけ麺屋の味とかぶるのだナ。確かにうどん屋に居るのだが、食べているうちにつけ麺を食べている気になってしまう程なのだ。
まぁ、初回は素直に「やまちょううどん」がオススメだな。温かいうどんならば、「きつね」と「紀州梅わかめ」が良い。まぁ、どれも美味しいのだけどネ。
僕は東大もと暗しで、ちょっと前までこんな素敵なうどん屋を知らずに居たのだった。もつ焼き「縄のれん」の二代目さとし君に教えて貰い、それからはずっとハマって居る。
恵比寿のたこ公園のすぐ近く川沿いにひっそりと暖簾がかかっているので、恵比寿で遊んだ帰りには、此処「うどん山長」へ是非寄ってみて欲しい一軒だナ。
さて、今宵は金曜日。何処に彷徨うとするか。