東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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古今亭菊六が面白い。この2ツ目は先が楽しみだネ。

お中元の季節がやって来た。酒と甘い物好きにはたまらないのでアル。
先日、熊本の「いきなり団子」が好きだと云ったら、もっと美味いモノがある、と埼玉の和菓子屋が創る「上里もちもちいも万十」なるお菓子を戴いた。
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中身はいきなり団子と同様に厚く輪切りにした皮付きのサツマイモの上に大豆餡が乗っている。それを、もっちりした上糯粉の餅で包んだお饅頭だ。もちもちの食感が後を引き、ペロリと3つも食べてしまったヨ。参ったナ。深谷市の西間堂本舗が創っているので、是非ひとつ。

先週の金曜は仕事が終わってから、落語を聴きに出掛けた。
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イラストレーターの原田治さんが主宰する築地「パレットクラブ」にて恒例となっている『古今亭菊六落語会』の第9回目だ。
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築地の夕暮れも美しい。冷えたビールで頭を落語モードに切り替えた。
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コレ、近くのコンビニで見つけたのだが、昔のアサヒスタイニーみたいで良いね。ハンディだから、落語とか芝居見物にもってこいだ。

菊六さんは未だ二ツ目の噺家だが、最近名代を襲名した真打ちよりも、はるかに上手いと思っている。この人は、古典落語の正統派と云うべき落語家だと思う。経歴をみると学習院大学の文学部を卒業だそうだ。根がおぼッちゃまなのだろうね、実に品の良い顔立ちをしており、クリクリの坊主頭もとても上品に見えるのだ。
そして、肝心の落語はと云えば、登場人物の描写の使い分けから、台詞の言い回し、表現力がとても良いのでアル。難を云えば、アクが少ないことかナ。強烈な個性で聴く者を惹きつける噺家も好きだが、菊六さんの場合は、立て板に水ってな具合に実にスラスラと言葉が続き、その絶妙な噺にずっと釘付けになってしまうのだ。

今回は、「やかん」と「船徳」の二席を演じてくれた。
「やかん」は浮世根問(うきよねどい)とも呼ばれる古典落語で、しったかぶりのご隠居があれやこれやといい加減な事を繰り返す何ともバカバカしいハナシだネ。こう云う根問いモノは、「酢豆腐」や「転失気」「千早振る」なんてのも有名だ。「やかん」は立川談志師匠が得意としているが、菊六さんのもまた聞きたくなる一席だった。

そして、この日は浅草ほおづき市である。この日に浅草観音様にお詣りすれば、四万六千日お祈りしたのと同じだけの功徳が得られると云われている日なのだ。江戸の庶民たちは、暑い中浅草観音でお詣りし、ほおづきを買って帰るのが夏の風物になっている。この日をネタにしているのが、お馴染み「船徳」だ。

遊び人の若旦那がこともあろうに船頭に挑戦し、四万六千日の一日を台無しにしてしまうハナシだが、菊六さんの醸し出すおぼっちゃま風情がそのまんま若旦那の徳さんにピッタリとハマって最後までずっと笑いが止まらなかった。
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ますます、古今亭菊六から目が離せない。

さて、この夏『宇ち多”』は、30日から8月2日まで4連休だそうだ。
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皆さん間違って1日の土曜に行かないようにネ。
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『宇ち多”』のあとは、武蔵小山『牛太郎』でもう一杯引っ掛けて、また浅草へ舞い戻る。

週末の土曜日、雷門『簑笠庵』に行くとカウンターに人が入る余地が無い程賑わっていた。奥の座敷が空いているってぇのに、皆カウンターに集っていたのだ。椅子も取っ払って立ち飲み酒場と化していたが、実に楽しそうに酒を呑んでいる。

この日は神保町『兵六』のご常連、スポーツ・ノンフィクション作家の高部務さんが鯛を送ってくれていた。さんざん「今度の土曜を楽しみにしてておくれ!」と云っておきながら、本人ゴルフで来れないのだとさ。
まったく、相変わらずマイペースは変わってないね、あの御仁は。

で、僕らは山本さんが腕を振るってくれた鯛飯に兜の煮付け、そして鯛刺しまで戴いたのだった。
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焼いた鯛を米と一緒に炊き上げて、骨を取り除いてくれた。コレ、可成りの手間がかかるのだよネ。まったく、ありがたいこってス。
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兜の煮付けも凄いでしょ。目の廻りがこれまた最高に美味かったネ。

僕より一足早く呑んでいた口福なご夫婦は、可成りの酔い心地だった。
Mooちゃんは毎度ながら元気一杯なのだが、ご主人はベロベロで立ち飲みならぬ、立ち寝状態でアル。
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しかし凄いねぇ、この寝姿。誰にも迷惑をかけず、隅に立ってスヤスヤと寝れるのだから、幸せだよネ。なるほど、矢張り口福な日々を営んでおられるのだナ。
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またまた凄い料理で酒がススんでしまったネ、皆さん。そして、見事な鯛をいろんな味で楽しませてくれた山本さんと京子さんに感謝でアル。それにしても、こんなゴク潰しのような僕らを毎度毎度満腹にしてくれて、こんなに甘えて良いのだろうか。なんて、一応云ってみたりして。と、謙虚な気持ちで今週も呑んだくれる訳でアール。
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ようやく椅子も戻って、皆まったりと座り酒となったのさ。
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さぁ、関東も梅雨が明けたらしいね。夏真っ盛り、早く浴衣が仕上がらないかしら。
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by cafegent | 2009-07-15 14:24 | 飲み歩き