日々是また雑文雑記
2009年 08月 07日


朝刊を開いて、女優大原麗子の訃報に驚いた。

家事はまるで駄目だったとか、渡瀬恒彦と離婚してすぐ、森進一と再婚したりとか、私生活の色恋も実に芸能人たる風情で、「昭和の女優」の風格を漂わせていたなぁ。
サントリーレッドのCMでの名台詞「少し愛して、ながぁく愛して」は当時一世を風靡したが、あの色っぽさに世の男性たちは全員参ってしまったよね。少しかすれたハスキーでキュートな声がもう聞けないなんて、とても残念だ。謹んでご冥福をお祈りします。合掌。
昨日は、神宮外苑の花火大会だったネ。渋谷青山界隈には浴衣姿の女性が沢山溢れていた。そんな姿に後ろ髪ひかれつつ、僕は半蔵門線に乗って京成立石まで行って来た。
『宇ち多”』は今宵も混んでいるのかな、なんて思ったが、午後7時ちょい前の時刻、いつもの奥席へひょいと入る事が出来た。宇ち多”友だちのビリーが先に居た。先月まで良く此処でひとみ姐さんと三人で待ち合わせして呑んだなぁ、なんて思いながら梅割りを戴いた。

うぅ、幸せ。クィクィっと梅割り三杯呑んで酔い心地。
『宇ち多”』は14日から夏休み第2弾だそうだ。

神保町に戻って、『兵六』へ。三代目も風邪が治り復帰していた。此処も今週末から2週間長い夏休みとなってしまう。
『兵六』では、詩人の水上紅さんにお会いした。紅さんと初めてお会いした時もひとみ姐さんが一緒だったナ。

此処は世界のビールがウリの店、僕はイギリスのバスペールエールを戴いた。


◇ ◇ ◇

この時季になると思い出す与謝蕪村の俳句だ。蕪村の句は、一枚の写真の様にその情景が目の前に広がるのだ。
今週の火曜、僕は江東区の花火大会を見物しに南砂町に出掛けてきた。
昨年は生憎の雨降る中での大会となったが、今年は雲も散り、良い具合の夕暮れを迎えたのだ。

荒川には何艘もの屋形船も出ていた。羨ましい限り。


川縁に立つこのマンションは、特等席だネ。

さぁ、素晴らしい夕暮れに乾杯。

川の真ん中から打ち上げられた花火は大迫力だ。次々とスターマインが打ち上げられた。

途中、東京オリンピック誘致の記念花火も打ち上げられた。

花火には割物、型物、ポカ物、半割物と種類が分けられているそうだ。
割物は空で花火が開いた時に360度どこからみても真ん丸く見える花火だ。日本の伝統的な花火がコレだネ。
型物は、ハート形とか、土星形とか、観る場所によって何だか判らない場合もある。

ポカ物は、空の上で玉がポカっと割れる花火の事だそうだ。上空で小さな星のような花火が放出されるヤツだね。
半割物は、割物とポカ物の中間だそうで、枝垂れ桜の様な上から下に瀧の様に流れ落ちる花火がコレだね。これも風情があって素晴らしいネ。
本来、毎年8月1日に開催されるのだが、今年は江戸川の花火大会と日が重なってしまった為に、4日になった。両方観られた人は幸せだ。

帰りは、神保町の『兵六』にお邪魔して、一杯ひっかけた。三代目が風邪で寝込んだとの事で、この日は厨房の兵六ガールズが勢揃い。


さて、品川区では「蝶の道」と云うプロジェクトを推進している。

へぇ、なんて関心していたら目の前に蝶が舞い降りた。



じっと眺めていると徐々に普段の蝉の色を帯びて来る。昼間の蝉の鳴き声には汗が倍増しそうになるが、羽化する瞬間は冷たい風が吹いてくる気配を感じるのだナ。

久しぶりに林試の森公園でも行って、蝉の幼虫を見つけてこようかナ。
TOKUさんと云うVJの方のブログで、幻想的な蝉の羽化の映像を拝見出来る。余りにも美しいので何度もリプレイしてしまったヨ。感動!!