「平日昼酒」の後は、展覧会をハシゴだ。
2009年 08月 21日


此処、『日本橋 玉ゐ』は、穴子飯しの店でアル。


そして、肝心の穴子はと云えば、煮上げか焼き上げを選ぶことが出来るのだ。僕が食べるのは小箱なので、どちらかを選ぶのだが、沢山食べられるお方ならば、中箱か大箱が良い。煮上げと焼きを合のせにしてくれるので嬉しい限り。
ふんわりと口の中で溶けるような柔らかい穴子が良ければ煮上げだナ。
カリっと香ばしい風味を堪能したいならば焼き上げがよろし。

室町に支店も出来て、そちらも空襲で焼けなかった民家を改築して店舗にしている。どちらも昭和の香り漂う雰囲気の中で美味い穴子に酒が待っているのだヨ。
平日昼酒を愉しんだ後は、銀座に出て『トラヤ』で帽子を物色。パナマの季節も彼岸までだから、秋のソフト帽が欲しいのだ。
さて、松屋銀座店にて「日本のプチファーブル」と呼ばれる細密画のアーティスト、熊田千佳慕(ちかぼ)さんの展覧会を拝見した。

デザイナーとして活動をした後、昆虫画を手がけ始め、60歳を過ぎた辺りから海外でも注目を集めるようになり人気画家となったそうで、70歳の頃から生涯を通じたライフワークとして「ファーブル昆虫記」の絵本化に取り組んでいるのだ。

お二人とも1911年生まれだそうだが、この年齢で今も現役を続けている事は偉大だネ。
そう云えば、僕が日々通う神保町の酒場『兵六』の初代女将も御歳97歳でアル。そして、今も週に一度は店に出て、仕込みを手伝っているのだから、こちらもまた現役なのだ。凄いねぇ。もしかしたら、日野原先生や熊田画伯と同い歳かもしれないネ。

まさに「VIVE LA VIE 人生に乾杯!」だネ。
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松屋銀座店の熊田千佳慕展と同じフロアにて、『銀座・手仕事直売所』なる展示即売イベントが開催されていた。個性溢れる若手の作り手たちが新たにクリエイトした暮らしの道具や器、家具などの「手仕事」を一堂に集めて直売していた。

24日(月)までの催しなので、是非出掛けてみて欲しい。
同じく、銀座松屋デパートの裏手に在るハヤシ画廊にて、日本手拭いのデザイナー高橋武さんの『型染てぬぐい展』が23日(日)まで開催されている。

併せて、観ては如何かナ。