新宿カブトで燻され、S-KEN&HOT BOMBOMSに酔う。
2009年 11月 12日
京成関屋駅と東武牛田駅は向かい合わせの至近駅だが、その間にとびきり美味い三冷ホッピーが呑めるアロハな酒場『モアナ』が在る。
それにしても、カレーの匂いってのは不思議な力が有る。例えば鴨せいろが喰いたくて蕎麦屋に入っても誰かのカレー南蛮が運ばれてくると、その香りにつられて僕も自然にカレー南蛮を頼んでしまうのだ。
此処はカレーライスも人気だが、カレー味のもつ煮込みも評判だ。
美味いホッピーに大満足して、僕は神保町へ。
『兵六』の暖簾をくぐると先日奥会津の旅をした酒朋ハッシーと内田君が既に呑んで居た。そう云えば、立石『宇ち多”』で「さっき、ウチダに内田クン来たよ」と教えて貰ったっけ。立石から神保町とは同じコースを歩んでるネ、僕ら酒呑み連中は。そして、皆で『銀漢亭』へ。
ハッシーは、いつでも爽やかな笑顔だネ。
◇ ◇ ◇
火曜日はライターの森一起さんと久しぶりに新宿呑み。
夕方四時少し前に思い出横丁前で待ち合わせをして、向かった先は鰻串焼きの名店『カブト』だ。
縄のれんの奥は既にビッシリと埋まっていた。僕ら三人だったのだが空いている席は二つ。おや、参ったナと思いきや皆さん詰めてくれて予備のイスを入れてくれた。
久しぶりのカブトは相変わらず香ばしい炭焼きのニオイが漂っていた。
早い時間に来ないとスグに品切れになる自慢のれば焼きを求め、僕らはこの時間にやって来る訳だ。先ずはビールで乾杯をし串焼きは一通りでお願いする。
漫画「深夜食堂」に出てくるような素晴らしいタレの壺が在る。
うなぎ屋は団扇で美味さをたたき出し
『カブト』の壁にさりげなく貼ってある一句でアル。
塩蒲を追加して大満足。大将の仰ぐ団扇に僕まで燻される。あぁ、至福の平日午後酒。
お次ぎは新宿センター街の路地裏、五時口開けの『三日月』を目指す。
随分とご無沙汰していたが、まだ在ったのネ。でもメニュ−を見れば担仔麺以外は殆どが値段が上がってた。普段『熊八』で呑む森さんと『宇ち多”』で呑むワタクシは一品500円以上の肴には手が出せない始末。
先ずはバースペースでブラックベルベッツのライブから。
ヲノサトルさん、ゴキゲンなオルガンさばき、お疲れさまでした。
そして、メインステージでは、野宮真貴をフューチャーして往年のプラスチックスを憶わせるような中西俊夫のバンドPLASTIC SEXのステージを観た。
会場では知った顔が次々と現れた。レッドシューズのモンちゃんやウィウィの寺本りえ子さんも久しぶりに会ったナ。
会場内も満杯となりお待ちかねS-KEN&HOT BOMBOMSの登場だ。
ゲストで登場したこだま和文氏も良かったなぁ。
今回のライブイベントは、東京ロッカーズがインディーズを席巻した1979年の伝説的ライブ「DRIVE TO 80s」から30年、また「DRIVE TO 2000」から10年目と云う節目の今年、ナント30日間連続ライブと云う歴史に残る名イベントとなり、11日のリザードの完全復活と云う大イベントで幕を閉じた。
ムーンライダース、ヒカシュー、FILMS、頭脳警察、突然段ボール、ヴァージンVS、遠藤賢司、戸川純、そしてバッファロードーター、等々80年代のムーブメントそのまま復活したって感じだった。
会場では、本イベントを企画した一人サエキけんぞうさんにも久しぶりにお会いした。ライブパンフレットまで頂戴し、感謝感激でアル。
そして、この日のライブに招待してくれたs-kenさん、本当にありがとうございました。またカッコイイ演奏を愉しみにしてます。
ライブの熱気を引きずって僕らは渋谷のんべい横丁の『Non』ヘ。
そう云えば、此処のヨっさんに子供が生まれたそうだ。ヨっさん&アキちゃん、おめでとう。今度お祝いしないとネ。