何想ふ路傍のタンポポ寄り添うて
都心で余りタンポポを見かけなくなった気がする。僕が気付かずに歩いているだけで、アスファルトの隙間から力強く咲いているのだろうネ。
夜中の雨が嘘のように晴天になった。午前中から20度近くまで上がっているんじゃなかろうか。歩いているだけで汗がたれてくる。
七十二節気では「菜虫化虫」、芋虫がモンシロ蝶になる時季が来たと言う訳だ。
日曜日も朝から好天だった。
深煎りの珈琲を入れ、巴水の雪富士の版画を吉田博の堀切の菖蒲園に入れ替えた。五月になったら亀戸天神社にしよう。
山芋を擦り下ろし、卵を入れて朝飯を喰う。
Simple is Best! これで、バッチリ栄養補給も完了だ。
午後はまた上野公園と不忍池を散歩した。
この日から東京文化会館をメインに「東京・春・音楽祭」が催される。
除幕式の後に現れたのは、♪で描かれた東京文化会館のグラフィカルアートだ。
ほら、中々面白いネ。
3、4月と無料コンサートや各美術館、博物館の展覧会に関連した音楽会などが開催されるそうだ。
広場では沢山の子供たちで賑わっていた。
「ワカモノHAPPY FESTA」なるイベントが催されていた。
木で出来た櫓にわんぱく小僧たちが駆け上っており、楽しそうだった。
やっぱり、子供は外で遊ばせるものなのだ。
木陰では、ツグミが餌を探して降りて来ていた。
ツグミは渡り鳥だから、そろそろまた遠くに飛んでいくのだろうナ。
桜の蕾みも膨らんでいるネ。パンッと弾けそうだ。
猫もミルクを貰って、ご満悦の様子。
木々も新芽が出始めている。
水鳥を眺めながら、缶ビールをゴクリ。あぁ、幸せ。
川面にも太陽の光が降り注ぎ宝石の様だ。
池の畔におでんの屋台が出ていたので、そこでちょいと一休み。って、さっきからずっと休んで居るのだがネ。
この屋台、平日は茅場町に出ているのだが、休日は不忍池に出て居るそうだ。でも、あと1週間したら花見の季節が到来するので、弁天堂前の道に屋台を出すとの事。桜の頃に行かなくちゃネ。
そうそう、此処の洋がらしは飛び切り辛いので、要注意なのだヨ。
吉田類さんなら泣いちゃうかもネ。
五條天神社の鳥居前の寒桜には沢山のメジロが花の蜜を求めてやって来ていた。
大寒桜が終わるとソメイヨシノだネ。
長閑な散策を堪能した後は、高田馬場乗り換えで野方へ。
粋な和服姿で現れた酒朋キクさんと四時口開けの『秋元屋』だ。
3冷ホッピーで汗を拭い、いつものもつ焼き味噌ダレを味わった。
最近、味噌ダレには山椒が合う事を発見。またまたマイブームな訳なのだナ。ぐふふ。