ほぼヘベ日記/神田から御徒町へと酒に彷徨う。
2011年 01月 21日
それにしても、これだけの長さになるまでに一体どれだけの年数土の中で育ったのだろうか。
今朝、仕事場に向かう途中、ゴミ置場に一枚の絵画が捨てられていた。
絵が好きな者としては、こんな姿で無造作に外に放り出されている光景を目にすると胸が痛むのだナ。とは云え、持って帰ったりはしないのだけどネ。
さて、夕べは酒朋ビリー隊長と神田で合流した。JR神田駅から高架下の大衆酒場を通り抜け、出世不動通りへと進む。幾つかのビルを過ぎると右手に小体の酒場『あい津』が佇む。
ガラリと戸を開けると店主の石村さんが、温かい笑顔で迎えてくれた。
続いての酒の肴は、柚子蛸を戴いた。
暫くすると、仕事帰りのご常連さん達が続々と来店し、6人掛けのカウンターと4人掛けの小卓も満席となった。
この日は、アルバイトの吉本芸人の女のコが居ないので、店主一人大奮闘だったネ。
『あい津』を後にして、我々は二軒目へと彷徨う。
歩いて秋葉原の『赤津加』に行こうかと思ったのだが、ビリー隊長の懐具合が厳しいとの事。ならば、と財布を気にせずに楽しめる御徒町へと移動した。
つまみは鯖の水煮缶と牛スジ煮込み。
愛猫チャーミーは、寒いから二階から降りて来ない。そのかわりに女将さんが降りて来た。
年末に放映された類さんの「酒場放浪記」の話題で盛り上がった。
隣りの御仁は地元の方で、「古いニコンのカメラが、やっと修理から戻って来たんだヨ」と嬉しい顔で酒を呑んでいたネ。
あぁ、千円札でおつりが来る酒場は、笑顔まで運んでくれる。
てな訳で、夕べはこれにて終了だ。御徒町を後にして帰路へ。