東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々へべ日記/悪質焼肉店に憤りを覚え、生肉行脚!

テレビの天気予報ニュースを聞いていたら、もう梅雨前線が近づいていると伝えていた。昨日の高湿度や蒸し暑さを肌で感じると、今年の梅雨入りは早いのかもしれないネ。

いよいよ夏の電力不足が気になるのだナ。

     何想ふ 乙女紅雨(こうう)に足を止め   八十八

春、花に降り注ぐ雨のことを「紅雨」と云う。

街中では、この時季ツツジの花も沢山咲いているネ。
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今日の雨できっと頭をもたげていることだろう。

さて、ゴールデンウィークの最中に起きた低価格焼肉チェーン店でのユッケ食中毒死亡事件は、あれから毎日新聞やテレビのニュースで新事実が明らかになっている。

あの事件以来、生肉やレバ刺し等の提供を自粛する店が激増しているらしい。現に僕の大好きなもつ焼きの名店『宇ち多゛』でも、当分レバ生は出さないと決めた。

チェーン店ではない誠実な個人店にとっては、本当に良い迷惑だ。

くだんの『焼肉酒家えびす』を運営するフーズ・フォーラスでは、肉表面を削ぎ落とすトリミング作業を「勿体ないから」と云う理由で怠っていたそうだ。厚労省が調査した結果なのだから事実なのだろう。本来は総ての店で、大腸菌の除去をする為にトリミングをしなければ調理など出来ないのだ。

たった一つの心無い企業の為に、大変遺憾ながらユッケやレバー刺しの販売を中止した店が増えたのは事実。これでは、今までお客様と真摯に向き合ってきた他の多くの誠実な店が可哀想でアル。

社名のフーズ・フォーラスは、「Foods for us」でアル。
「私たちの食」とは、我々顧客のことでは無かったのだろうか。

企業を拡大し大儲けを目論むあの経営者の我欲が招いた今回の問題、亡くなった方々の御冥福を祈るばかりだ。

そんな中で、今もしっかりと生を提供し続けている店も在る。

先日お邪魔した本郷三丁目の『もつ焼きじんちゃん』では、レバ刺、ガツ刺、小袋刺を提供していた。
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此処は午後6時に暖簾が出る。開店の30分前には既に人が沢山並び出す程の人気だ。と云っても、カウンター11席しか無い小体の店なので、11人が並んでしまうともう一巡待たなくてはならない。

特に急かされる訳でもないので、皆1時間は待つことになるのだネ。

この日は僕の他にまだ3人しか居なかったので、口開けと同時に座ることが出来た。何度も通っている方の指南を仰ぎながら、串を頼むのだネ。
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此処はご主人が独りで切り盛りしている為、注文は最初に一気に頼まなくてはならない。追加注文したければ、ひたすら待つしかない。次のお客さん全員の焼き物が終わらない限り、受けてくれないのだナ。
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眼光鋭い若き店主は、もつ焼、もつ刺、煮込み総てに情熱が感じられ、気合いが入っている。その姿は、カウンターに座り待つ僕らと真っ向から勝負を挑んでいるかの様だ。

狭い店内ではラジオからガンガンにピストン西沢さんの声が響いてる。これじゃ、注文する声も必然的に大きな声で怒鳴らなくちゃ聴こえないのだ。きっと、もうこの時点から勝負を仕掛けているのだろう。

ホッピーは、氷入りなので、ナカ・ソトで頼む方式だ。
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ソト1本でナカ3杯コースになっちまうのだナ。

まずは、レバ刺から登場。スンマヘン、写真ブレた!
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う〜ん、実に美味い。宇ち多゛同様に串で出される。

続いて小袋刺の登場だ。
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これが、素晴らしく美味かった。あぁ、2本づつ頼めば良かったと悔やまれる程に美味いのだナ。

ご常連に聞けば、刺しはそれぞれ違うブレンドの醤油ダレを使っているらしい。これに刻みネギがベストマッチなのだ。ぐふふ。

そして、串休めの大根酢を戴く。
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もうこの絵からして「宇」でお馴染みの生姜乗っけてお酢だネ。

続いて、トンビの登場。こちらは、一人前2本で出される。
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煮込みの鍋の中でじっくりと煮込まれたトンビは祐天寺『ばん』や三軒茶屋『久仁』とも違う味わいだ。

此処の煮込み鍋では、もつ煮込み、豆腐、玉子、豚足も同時に煮込まれている。宇ち多゛名物のホネと同じ部位もお馴染みさんだと煮込みを頼めば入れてくれたりするのだネ。

外で立って吞む学生たちにも忙しい中、ちゃんとフォローしたりと気合いの入ったご主人は、実は心優しい方なんだなぁと実感したネ。

テッポウをタレで戴いた。これも絶品だった。
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その他、カシラ、ハラミと焼き物を戴いた。
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最後はご常連オススメのツクネの登場を待つのみ。

こちらは、塩、タレじゃなく最初から味付けされているのでご注意を!肉汁たっぷりジューシーで、軟骨のコリコリも楽しめる。
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「ツクネは既に味付いているけど、それでも更にタレ付けるの〜ッ!」と間髪入れずに云われたからネ。次回はもう大丈夫だナ。

このツクネは、赤羽『米山』好きには是非食べてみて欲しいネ。

此処は『米山』しかり、『埼玉屋』や『宇ち多゛』などもつ焼きの名店をとても研究しているのだろうナァ。この日は残念ながらチレが品切れだったが、次回是非食べてみたいものだ。

梅割りはキンミヤでアル。
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お馴染みのグラスに波々と注がれる金宮焼酎に天羽の梅エキスがドっと入る。この量は吞んべいには嬉しい限り。

この日は、この後神保町の『兵六』『銀漢亭』とハシゴして酩酊。
        ◇        ◇        ◇
夕べは、仕事が終わった足でそのまま木場へ向かった。
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湿った空気がそのまま雨へと変わった五月の夕暮れ、『河本』の暖簾を潜る。此処も毎週欠かせない酒場なのだナ。
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冷たい奴さんをアテに真寿美さんのホッピーが美味い。

何杯目かのホッピーを呑み干して、武蔵小山へと向かった。

二日続けての生肉は、『豚星』で戴くことにした。雨だと云うのに結構混んでたネ。
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下町ハイボールを戴いて、先ずは名物塩煮込みを戴いた。
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いや、この塩煮込みは本当に美味い。
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焼き物はミノとナンコツから。
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刺しは、ハラミ刺とレバ刺をお願いする。

此処のハラミ刺は、恵比寿の『縄のれん』を彷彿させるナ。
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レバも甘くて美味い!

そして、『秋元屋』でお馴染みキャベツの味噌マヨで!
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コレが結構串の合間に合うのだナ。

そう云えば、前日に『秋元屋』の方が三人で来てくれたそうだ。
月曜は定休日だからネ。で、ツワモノ三人組は下町ハイボールを25杯も吞んだらしい。多分、テッシーたちらしいが、サスガ酒豪は違うネ。
参りました!(苦笑)

続いて、上シロのタレが焼き上がった。
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『埼玉屋』でもお馴染みの上シロとは、テッポウのことだネ。
あぁ、むふふの美味さ。
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ボールの杯もススみ、串はテールとバラを追加した。
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コの字カウンター内の厨房で懸命にタレを仕込んでた。
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生レモンを沢山絞っているのだナ。ハテ、何のタレだろうと聞いてみると、ガツ刺用のタレを仕込んでいるとのことだった。

では、次回頼んでみようと思っていたら、お店からガツ刺をご馳走して戴いた。
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おぉ、生レモンの爽快な酸味がしっかりと生きていて美味かったナ。
来る度に奥が深まるもつ焼き『豚星』に当分足繁く通いそうだ。

さて、今日はもつ焼き行脚の三日目か。
今夜は当然ながら、立石『宇ち多゛』だナッ!ビリー隊長!
by cafegent | 2011-05-11 14:52 | 飲み歩き