大田区池上に在る『池上本門寺』で7月6日より、仁王門から日蓮聖人像前の広場周辺の境内を500個の風鈴が飾るイベントが始まった。
『500個の風鈴の音を聴く』では、今回の地震の被災地となった南部鉄器の風鈴を使っているそうだ。
「人と人のつながり、人と自然のつながり」をテーマに風鈴の短冊に描かれた願い事が、風鈴の音の響きにより繋がっていく。
風が吹く境内の中で目を閉じて、耳を澄ませば、素朴な音色に心が癒される筈だ。
17日の日曜日まで催されているので、散歩がてら是非!
池上と云えば「くず餅」だネ。
『相模屋』『浅野屋』そして『池田屋』と名店が軒を連ねている。
その中でも僕がとりわけ大好きなのが『浅野屋』だ。
いつも池上本門寺をお詣りした帰りに立寄り、中の喫茶でくずきりを戴き、土産にくず餅を買って帰るのが定番だ。
創業宝暦二年、今から259年も前から変わらぬ味を守り続けているのだから凄いネ。
江戸庶民に愛された味をこうして食べられるのだから幸せだナ。
◇ ◇ ◇
先週、土曜日は朝から立石『宇ち多゛』で朝酒。
いつもの面々が集ってましたネ。
午後は浅草の『ほおづき市』へ出掛けた。
「四万六千日、お暑い盛りでぇございます」、これを聴かなくちゃ僕の夏は来ない。
お馴染み黒門町の文楽師匠の『船徳』の一節だ。
毎年、この日に浅草の観音様にお詣りをすれば、四万六千日お祈りしたのと同じだけの功徳が得られると云われているのだネ。
こんな粋で可愛いほおづき小町も居ましたナ。
お詣りの後は、雷門の酒場『簑笠庵』にて一献。
先ずはビールから始める。
主人の山本さんから、カツオの血合いをタタキにして戴いた。
これには一の蔵無鑑査が合う。うーん、良いアテだナ。
続いて、鮑の肝には薩摩富士をオン・ザ・ロックで戴いた。
むふふの美味さ!
いつの間にか立石から岩崎さんやホッシーが到着し、マタエモンさんとQちゃんも『正直ビアホール』からやって来た。
これまた、大賑わいの浅草の夜となったネ。
そしてワタクシ、この夜も電車を乗り過ごしたのであった。