雑文雑多日記/ヌケる大江戸川柳『誹風末摘花』に大笑い。
2011年 07月 28日
サギソウは丁度今から9月頃まで、白い花が咲く。
夏の訪れを告げるこの花を窓辺に置こうかナ。
◇ ◇ ◇
先日、録画しておいた『タモリ倶楽部』を観た。
「ヌケる大江戸川柳『誹風末摘花』でモッコリ!」と云う素晴らしい企画を展開しており、大いに笑ってしまったのだナ。
破礼句(バレく)と呼ばれていたエロ度全開の川柳集『誹風末摘花』 (はいふうすえつむはな)から、幾つかの句を紹介する企画でアル。
この本は、幾つか出版されており、僕も二冊持っている。
それにしても、タモリ倶楽部で取り上げるとは恐れ入る。
タモリさんの他、みうらじゅん氏、鴻上尚史氏が句を採点し、江戸文化に詳しい岩下尚史氏が解説を担当。この解説もエロくて凄かった。
だが、何と言っても乾貴美子サンが、お下品なエロ川柳を流暢に詠みあげるのがスバラシかったのだナ。
エロ川柳を秘部部門、体位部門、処部門などと分けて紹介しているのが面白かった。
昔は婚礼の儀の際に蛤の吸い物が出た。赤貝はもちろん女性器でアル。
体位部門では、こんな句を紹介。
提灯で 夜通し攻める 一の谷
「市の谷」とは、源平の合戦の事。すなわち、後ろから攻めるって訳。鴻上サン、「バックからということですね」と良いツッコミでしたナ。
出合茶屋あんまり泣いて下りかねる
出合茶屋(であいちゃや)は、今で云うラブホだネ。二階で女がヒーヒー悦楽の雄叫びをあげているから下に降りられんと云う句だネ。
させろより 男冥利は してくんな
男の方から「させろ」と云うよりは、女から「してくんなまし」と云われた方がソソられるよね。男冥利に尽きるってもんだネ。