今日から九月でアル。もう今年も残すところ4ヶ月になったのだネ。
九月は、色どり月や寝覚め月、晩秋(くれのあき)とも呼ぶ。
今月の花は桔梗だが、向島百花園の「萩のトンネル」ももう少しで見頃を迎える時季だネ。
高砂百合も今が一番咲く頃かナ。
また、各地で月見の会も開かれよう。
日暮里の『本行寺』(月見寺)辺りで、虫の奏でる調べに耳を澄ませ、ゆっくりと月を眺めるのも素敵だろうネ。
青い田の 露をさかなや ひとり酒
小林一茶が、月見寺で詠んだ句だ。吞んべいには、たまらない句だネ。
この寺には、山頭火の句碑も在る。
ほつと月がある 東京に来てゐる
この句も好きなのだナ。
琵琶湖のほとりに在る『石山寺』でも、来週末「秋月祭」が催される。
夏は夏の、秋には秋の様々な催しが有って、体が一つじゃ足りんなぁ。
◇ ◇ ◇
北海道から生で食べられる石狩産のとうもろこし「ピュア・ホワイト」が届いた。
とうもろこしは、先ずは矢張り生でガブリ。
糖度が高く、まるでフルーツだナ。
とうもろこしは鮮度が大事だから、届いて二日ぐらいまでに食べた方が良いのだネ。
しかし、朝採れたものがその日のうちに航空便で東京に着くのだから、凄いネ。
さっと茹でても美味いのだ。ぐふふ。
先日、朝日新聞に料理研究家の有元葉子さんが生とうもろこしの冷製スープの作り方が出ていた。
とうもろこしと水だけと、いたって簡単だったので早速作ってみた。
生のままのコーンを包丁でこそげ落とし、水と一緒にミキサーにかけて冷やすだけ。そう、それだけで完成なのだネ。
こし器で漉すと舌触りも滑らかになる。少し牛乳を加えてみたらコクが出てより一層美味しくなった。
飲む時にパセリを落とし、少し塩を降っても良し。とうもろこしの甘さが、口一杯に広がって北の大地を独り占めしているかの様だ。
夏になるといつも麻布の『キャンティ』で、朝採れコーンの冷製スープを飲んでいたが、こんなに簡単に美味しく出来るのだネ。
実家からも佐藤水産のイカの一夜干しと明太子が届いたので、いか明太子スパゲティを作ってみた。
付け合わせは、オクラとアスパラガスとチキンの温サラダ。
刻んだオリーブとアンチョビのソースが、上手く出来たのだナ。
こちらは、岡山から届いた自家栽培のキュウリで作ったピクルスだ。
何れもビールに合うのだナ。
◇ ◇ ◇
さて、先週の日曜日は、いつもの様に午後四時口開けの『秋元屋』へ。
先ずは生ビールで火照った体を冷やし、煮込みを戴く。
続いて、サッポロ赤星へ。
ちょいとビールが続くのだ。
半焼きのタンも美味いネ。
醤油と胡麻油を垂らし、刻みネギと和える。むふふ。
三冷のホッピーをゴクリ。
んー、うんまい!
最後は、特製ハイボールで〆た。
この日は、高円寺で恒例の「東京阿波おどり」大会が催されていた。
では、急ごうと野方から高円寺まで歩いた。
高円寺は、大道芸の街としても有名だ。
この日も街の至る処で、様々なパフォーマンスを見物する事が出来た。
「人間ジュークBOX」は、オジサンがトランペット吹いて盛り上がっていたネ。
さぁ、会場に到着だ。
例年は日が暮れて夜になってからが盛り上がりを見せるのだが、今年は節電の影響なのか午後六時で終了になっていた。
それでも第55回目の今年は、東日本大震災復興支援と云うこともあり、JR高円寺駅と地下鉄新高円寺駅を結ぶ通りに地元の29連と一般参加の70連ものチームが見事な踊りを披露してくれた。
揃いの衣装も美しいが、皆さんそれぞれが身に付ける小物に凝っているのだネ。粋でイナセな男衆の勇姿にいつも心トキメクのだナ。
「写楽連」の皆さん、杉並の「胡蝶連」の皆さん、祭りのあとに更に素敵な踊りを見せて頂き、本当に感謝感激でした。
感動と興奮の中、酒に酔いしれた。
姐さんたちも、決まってるネ!みんなカッコ良過ぎるゼ!
間近で見ると、迫力あるねぇ。
誘ってくれたトクちゃん、Qちゃん、ありがとう。