東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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暑さに勝つ食事を求めて

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芝大門の駅から御成門方面の出口を出ると大通りの1本裏に芝神明商店街という時間が止まったような静かな通りがある。この商店街の中に「味芳斎」(みほうさい)と言う中華屋さんがポツンとあるのだけれど、ここが一度行くと病みつく旨さの料理店なのだ。店は決して綺麗とは言えず、狭いし、混んでいる。なんでこんなに混んでいるのかと言えば、安くて旨いからに他ならない。この店は日本で最初の薬膳中華の店として根強いファンに支持されており、すぐ近くの芝パークホテル前にも2代目の支店がある。どちらも味は同じだが、本店はたぶんもう90才前後だろう親爺がやっており、これがまたかなりのエロ爺いなのである。暑さに勝つ食事を求めて_b0019140_1721293.jpg
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何が凄いかって、小さな店内の壁一面にヌード写真が貼ってあったり、さらに凄いのは、今年の夏期休暇のお知らせをマジックで書いていたのだが、そのメモ用紙の山が全部PCからプリントアウトしたエロ画像の数々だった。そして、食べてる僕に向かって、「どうだ、俺の料理を食べてたら、こんなに元気に立つぞ!」って満面の笑みでほざいていた。
暑さに勝つ食事を求めて_b0019140_17202950.jpg本店も支店も一押しのオススメは、重慶牛肉販(通称、牛丼)と重慶牛肉麺。何でも、これだけは支店の息子にも作らせず、エロ爺いが自ら仕込んでいるらしい。鷹の爪と八角、四川山椒等々の香辛料でつけ込んだ牛筋肉がもやしと一緒にご飯の上にかかった丼だが、ちょっとやそっとの辛さじゃなく、最初は舌が痛くなり、汗と一緒に涙が出る程の辛さで胃もビックリする尋常じゃない辛さだった。ご飯の場合は、全部混ぜずに食べれば、辛さを白いご飯で逃げられるのだが、麺の場合はその辛いのが全部汁に溶けているから逃げ場が無いのだ。でも、食べた者ほぼ全員が病みついている筈。他のオススメは、ピーマンレバーとナスの辛し煮、それに納豆炒飯ですか。
この店で何にしようか悩んでいたらエロ爺いが、「納豆は体に良いからこれにしろっ!!」って言ってきた事があった。ピーマンレバーは昼どきの定番で、女性にも結構人気なんだよね。レバーを一度油で揚げていてシャキシャキのピーマンと一緒に炒めてある。もう、ご飯が進む進むオイシイ昼の定食なのだ。(それにしても、よくこんなエロ写真の店に若い女性たちがお昼食べに来るよなぁって、いつも思っているけど、結構彼女たちも精力つけたいのかな?)
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で、今日は東銀座に用事があったので、帰りに大江戸線に乗って「味芳斎」にやってきました。遅い昼食を取るときに、この店はずっと開いているから重宝してる。と言うか、休憩時間も客を入れているっていう感じかな。エロ話も結構この時間だしね。
今日は、鷹の爪を仕込んでいて、親爺の働いている姿を垣間見れた。そして、注文は納豆炒飯なり。タンパク質とって、残りの仕事をこなすとするか。
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ちなみにこれが、納豆炒飯なり。
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こちらが重慶牛肉販なり。
by cafegent | 2004-09-01 17:46 | 食べる