東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々是日記/食欲の秋、超B級グルメ『千徳』にハマる。

今日の東京は小春日和だネ。吹く風が生温かい。
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アメリカではこんな日を「インディアンサマー」と呼ぶ。

七十二候では、「朔風払葉」(きたかぜ、このはをはらう)と云う。
北から吹く風が木の葉を払う時季が来た訳だ。
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目黒川沿いの桜も橙色から朱に変わり路面が赤い絨毯になっている。

銀杏の木は少しづつ黄色く色付き始めているが、寒い日の朝に一気に葉が落ちるのだネ。どの木も一枚残らず落ちるのが、これまた見事な光景なのだナ。
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今月の句会の兼題は「黄落」(こうらく)だった。有田芳生さんからの出題でアル。

「黄落」とは、黄葉した銀杏や櫟(くぬぎ)などの葉が落ちること。

有田さんは、歳時記をぱらぱらとめくり、この言葉が目に留まったそうだ。黄色が好きなのと、文字から喚起される季節感に魅せられたとのことだ。

     鍋の底 黄落の恋 どぜう泣く    独凹

ちなみに独凹(どくおう)の俳号は、有田芳生さんなのだネ。

この日の句会で僕が「天」と「地」に選んだ句をご紹介したい。

     黄落や 君に子どもの あると知る  松村 苗

     黄落や 五百羅漢の 埋もれる     吉田 類

類さんの句会は、皆さん素晴らしい句を詠むので、選ぶのが難しい。
だが、酒を酌み交しながらの句会はいつも愉しいひとときなのだナ。

あぁ、来月の句を考えなくちゃ!
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     ◇         ◇         ◇
閑話休題。
このところ、都営浅草線の戸越駅近く第二京浜沿いに在るラーメン屋さん『千徳』にハマっている。
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恵比寿にも支店が有ったが、まだ有るのだろうか。

こちらは、我が家から歩いてスグなのが嬉しい限り。

一番のお気に入りは「スタミナじゅうじゅう焼きライス」だナ。
熱した鉄板の上に千切りのキャベツをどっさりと乗せ、その上に豚バラ肉と生玉子だ。酸味の効いたドレッシングの様な秘伝のタレが架かるので、「焼きサラダ」って感じなのだネ。

目の前にドンと置かれ、モクモクとした白い蒸気でメガネも曇る程だ。
何よりもそのジュゥジュゥッと唸るような音が食欲をソソるのだナ。
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野菜たっぷりなので、ヘルシーだし可成りローカロリーだそうだ。
食べログで、どなたかが320キロカロリーと書いていたナ。

テーブルには、赤と緑のタバスコが置いてある。好みでコレをかけても美味い。僕は胡椒をたっぷりかけてお酢も足すのが好みでアル。
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ドンブリに入ったスープとライスが付くのだが、注文すると必ず「ラーメンはどうしますか?」と聞かれる。「セット」にするとスープが半ラーメンに変わるのだが、このラーメンも兎に角美味い。

餃子もウリなので、大飯喰らいなら是非ともネ。

ちなみに「スタミナ」と付くと生玉子が乗るが、ただのじゅうじゅう焼きも有る。
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そして、肉も豚肉と牛肉が選べるのも嬉しい限り。給料日明けに牛スタミナセットを頼む若い兄ちゃんが微笑ましいのだネ。

トッピングの無臭ニンニクも人気だ。B級グルメの王道を行く『千徳』の「じゅうじゅう焼き」は木曜定休。夜6時から深夜2時までなので、吞んだ帰りの〆にも良し。ただし、カウンター12席程度の小体の店なのですぐ混んでしまうのが玉にキズか。
by cafegent | 2011-11-30 15:54 | 食べる