東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々ヘベレケ日記/湯島天神梅まつりで、吟行。

   梅が香にのっと日の出る山路かな  芭蕉

   梅が香やどなたが来ても欠け茶碗  一茶

実に対照的な梅の句だナ。
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芭蕉は、まだ肌寒さが残る早春、梅が香る山路に朝日が昇る様子を詠んだ。「のっと」と云う軽い表現が実に魅力的だネ。

小林一茶の詠んだ梅の句は、庭では華やかに梅の花が咲き芳香を漂わせているのに、家の中では誰が来ても欠けた茶碗でお茶を出すことしか出来ない、慎ましやかな貧乏暮らしを詠ったものだ。

梅は香ると言い、匂うとは言わないそうだ。匂う、とは赤い色で目立つというのが元々の意味だそう。

桜が匂うのは、視覚的なものだそうでアル。

さて、日曜日に湯島天神の「梅まつり」へ出掛けた。
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今年は例年に比べ2、3週間程梅の開花が遅れているらしい。女坂の梅の木は大半がまだ蕾みだった。
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それでも、天神様は大賑わい。屋台の露店も沢山出ており、甘酒片手に梅を愛でる人で溢れていた。
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境内では、のど自慢大会も催され、素人の歌声が鳴り響き、お好み焼きの匂いが漂い、長閑に梅の香りを楽しむなど出来なかったネ。
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そんな訳で、ワタクシも熱燗を呑みながら、梅見物をした。
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燗付け器には冨久娘だネ。
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あぁ、躯が芯から温まる。むふふ。
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開花している梅の木には、つがいのメジロが花の蜜を求めてやって来ていたナ。
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いつもながら、長笑さんと千雪さんは素敵な着物姿でアル。
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この日は、長峰さんも和服でバッチリ決めてましたナ。
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この日は、句会だったので、湯島天神での吟行となった。いつものメンバーが集い、午後三時から選句となる。
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今回は、主宰の吉田類さんが北海道に行っていたため、伊勢さんが進行役となり仕切ってくれました。
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桂女さんの着物も素敵でしたネ。
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湯島天神から会場の根津の『カヤバコーヒー』までを歩く。
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湯島天神を出て、不忍通りから不忍池沿いを進む。
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水鳥たちも長閑に浮いていた。黒い顔は、キンクロハジロ。
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こちらは、オナガカモの雄だネ。
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花園稲荷神社に立寄り、「穴稲荷」を拝む。
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坂崎重盛さんと歩くと、色々面白い話を伺うことが出来るので、実に愉しい。
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上野動物園前の郵便ポストは、パンダの形をしている。
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ホラ、ちゃんとシッポまでついているのだヨ。

このポストに投函すると、パンダの絵の付いた記念の消印を押してくれるそうだ。
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ほのぼのとして素敵だネ。

東京芸大では、合格発表が行われていた。
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桜咲く人、桜散る人の顔はスグ判るのだネ。
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言問通り、上野桜木の交差点の角に佇むのが、句会の会場『カヤバコーヒー』だ。
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今はNPO法人の管理の元、若者の手でリニューアルオープンをしているのだネ。
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二階へ上がるとモダンなジョージ・ネルソンやイサム・ノグチの家具が置かれていた。
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今回の季題は『探梅』だった。
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皆さん、湯島天神の紅梅、白梅を愛で、句を詠んだ。

この日、一番「天」を取ったのは、桂女さんの詠んだ句だったのでご紹介しよう。

    老いぬるや急(せ)くこともなく雛(ひな)納め

ひな人形は、早く箱に仕舞わないとお嫁に行けなくなるなんて言われているが、もうそんな事もとうに関係のない人生を歩んで来たのだ、という情景が浮かぶネ。

僕が天に選んだ句もご紹介。

    探梅やたはむれに買ふ恋みくじ

栗山こころさんは、先程の湯島天神での探梅を見事に詠ってました。
こころさんの俳句には、いつも勉強させられます。

選句の後は、いつもの様に酒場を求めて歩くのだナ。
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坂崎さんの嗅覚で、根津の焼き鳥『鳥兆』さんへ初訪問。
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15人と云う大人数でしたが、何とか入ることが出来た。
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この後は、『35Z(スリーファイブゼット)』と云うバーに入った。
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此処も初めて入るが、地元色の濃いアットホームなバーでしたナ。
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この日は、神楽坂で料理屋『トキオカ』を営む時岡さんも句会に参加されました。

最後は坂崎さん行きつけの神楽坂のイタリアンへと移動。
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ワインで乾杯し、楽しいひとときを過ごした。
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伊勢さん、お疲れさまでした!

そして、またワタクシやっちまった。

地下鉄で寝落ちして、南北線の終点浦和美園駅で目が覚めた。
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もう帰りの電車も無く、タクシーへ。

あぁ、なんたる散財!
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16,790円も有れば、何回『宇ち多゛』で吞めるだろうか。
辛うじて、メガネも財布も無くさなかったが、カミサンの信用は間違いなく無くしたのでアール。
by cafegent | 2012-03-06 14:44 | 飲み歩き