日々ヘベ日記/酒朋たちと十条赤羽ハシゴ酒の旅!
2012年 03月 14日
けつかう(結構)な御世(みよ)とや蛇も穴を出る 一茶
「こんちまた、結構な世の中じゃぁあーりませんか!」と蛇が言ったかどうか判らんが、そんな春うららかな気分を小林一茶は詠んだのだナ。
「蛇穴を出づ」は、春の季語でアル。土の中で冬眠していた蛇がそろそろ地上に姿を見せる時季と云う訳だ。三月後半から四月上旬にかけての季節かナ。
仕事場の近くの公園でも春の虫と共に蛇も出て来ている。池の中をスイスイと泳ぐ姿はまるで空を駆け抜ける龍の如き。
一茶は、こんな句も残している。
穴を出る蛇の頭や猫がはる
公園でもノラ化した猫たちが沢山居ついており、蛇などを襲うのだ。
勝手に飼い猫を捨てる人も困り者だが、ノラ猫を餌付けする人達も後を絶たない。自然を守る公園が自然から遠のくのも考えものだネ。
蛇穴を出て腕白(わんぱく)に捕まりぬ 八十八
◇ ◇ ◇
今日の東京は青空が広がった。
◇ ◇ ◇
昨日も実に良い天気だったネ。午後からちょいと仕事場を抜け出して、代々木公園へと向かった。東京スカパラダイスオーケストラのフリーライブが催されると聞いていたので、野外ステージへと急ぐ。
最高の演奏に酔いしれて、FC東京ゴール裏の様なジャンプをずっとしてしまった。感動をありがとう!
さて、夕べはユリちゃん含めツイッター仲間の方々が赤羽ハシゴ酒をしていると聞いていたので、合流することになった。
だが、既に彼等は『いこい』『丸健水産』をハシゴして『米山』の口開けを並んでいたので、僕は酒朋ビリー隊長と埼京線渋谷駅で合流し、先ずは十条に出た。
ビリー隊長は二日連チャンの『斎藤酒場』の暖簾を潜る。
此処でもビリーは女将さんにイジられている。『宇ち多゛』に続いて、イジられ酒場を着々と開拓しているのだナ。
そして、此処は冷蔵庫で冷やさず、水の入った冷水庫で冷やすのでビールの温度が絶妙なのだナ。
名物ポテトサラダと春菊の胡麻和えをアテに燗酒も戴く。
ウシさんが一人で『いこい本店』で吞んで居ると呟いていたので、覗いてみたが既に居なかった。
元秋元屋冷蔵庫前のユリちゃん、高橋さん、ヒロミチ君の御一行はまだ『米山』らしい。そんな訳で、僕らは『まるます家』に移動。
一階右側のカウンターに滑り込み、ジャン酎モヒートをお願いした。
1リットルのジャンボ酎ハイを二人で呑みほし、お会計。ジャスト2,000円だったので、一人1,000円也。
いざ『喜多屋』を目指す。
左側の戸を開けると、このところ毎晩の様に居る自転車ホッシーとウシさん、そして米山帰りのお三方が揃って吞んでましたネ。
立石『宇ち多゛』の常連と祐天寺『ばん』の常連が赤羽で集うとは、実に愉しい酒宴となりましたナ。
最後はまたもや、みんなでパチリ!
そんな訳で夕べの十条赤羽ハシゴ酒は、三軒で合計2,240円であった。
『自家製麺伊藤』の誘惑に打ち勝ち、一路帰路へと向かった。
夕べは何とか寝落ちせずに目黒まで戻って来れたが、油断は禁物。
先週は此処から地下鉄を逆に乗ってしまい浦和美園駅まで行ってしまったのだからネ。
座らずに立って地下鉄に乗り、地元へ到着。
このまま真っ直ぐ家に帰ったとばかりに思っていたが、朝起きたら吉野家のレシートがポケットから出て来た。
どうりで、胸焼けがしていたと思ったら、案の定牛丼を食べていた。
まるでその記憶が無いと云うのも問題だナ。でも、まぁ食欲旺盛なだけ健康ってことか。と自分勝手に言い訳をしてみたのでアール。