東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々是日記/ズドーンッ!は大人のピース!で浸透中なり。

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以前、よく行く門前仲町の煮込み屋に、何かって言うと江戸っ子の洒落言葉が出てくるオヤジが居た。

「女ばかり見やがって、あんにゃろう(あの野郎)植木屋の庭だぁ!」なんて具合でアル。つまり、「木が多い」から「気が多い奴」ってことなのだネ。こんなのがポンポン口から出るのだ。

他にも「此処の女将にゃ、カナヅチの川流れだよナ!」だとさ。意味が判らないから、女将さんに聞いてみた。金槌は頭が重くて上に上がらないから、頭があがらないって云うことらしい。ナルホド!

「コイツの話は、ドーベルマンのケツ!」なんて、今どき風のコトバも発すのだ。ドーベルマンは黒いから「尾も白くない」で、面白く無い。

時々、下品なコトも言ってたナ。「あそこの店(スナック)にゃ、ちょいとばかしチンポコだ!」、これ判るよネ。借り(カリ)が有るってことネ。

最後には「そろそろ芸者の羽織だから、お暇(いとま)するか!」と言って帰るのだ。芸者の羽織は紋が無いから「文無し」って訳だ。

夕べは門前仲町で吞んだのだが、家に戻って来てからあのオヤジのことを思い出した。まだ元気にしていると思うが、たまには一緒に呑みたくなったのだナ。
      ◇         ◇         ◇
さて、夕べは酒朋ビリー隊長と木場の酒場『河本』で待ち合わせた。

風の強い日は暖簾が中に仕舞われているので、やっていない!と焦る人も多い。
案の定ビリーも焦ったらしい。
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ガラリと戸を開けるとほぼ席が埋まっていたが、ビリーの隣りに座ることが出来た。黙って座れば、真寿美さんがホッピーを出してくれるのが嬉しい限り。

真寿美さんが金宮焼酎をグラスにヒョイッと慣れた手つきで注いでくれるのを見るのも此処に来る愉しみのひとつでアル。

氷の入っていないジョッキにトクトクトクとホッピーを注げば、美味い具合に一本丁度入るのだナ。

ビリーと乾杯し、ゴクリと吞む。あぁ、幸せなひとときだ。
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湯どうふの小をアテにホッピーがススむ。

この日も池ノ上の居酒屋『熊八』のご常連、高梨夫妻が来ていたのでご挨拶。ご主人の方は酒豪なので、いつもホッピー5本は吞んで行くのだナ。此処のホッピー5杯は、かなり酔いが回る。

我々はハシゴ酒なので、夕べは2本で終了。
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外の自転車を仕舞って閉店準備完了。コレ、案外重いのだヨ!

真寿美さん、夕べも美味しいホッピーをありがとうネ!ご馳走様。

今年は「春一番」が吹かなかったらしいが、永代通りは冷たい風が吹き抜けて行く。
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橋を渡り、門前仲町へと歩く。

午後八時、『魚三』の暖簾を潜る。
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この時間だと丁度、客の入れ替わりの頃合いだ。
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案の定、ぞくぞくと席を立つ人が出て、スンナリと座ることが出来た。

先ずは、一杯180円の燗酒を戴く。
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此処は五合の大徳利を大きな燗付け器で温めて、そこからグラスに注いでくれるのだネ。
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マグロの中落ちとタコぶつをアテに酒がススむ。
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此処は安い上にボリュームが有るから嬉しい。

いか刺身も追加した。
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程よい弾力で噛み応えも良く、甘くて美味しい。
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三杯目と共に「ぶりつゆ」を戴いて終了。ご馳走様でした。

地下鉄を乗り継いで、神保町へ。夜空では星が大きく輝いてた。強風のお陰で雲も何処へ消えて行ったのか。

喫茶『さぼうる』から続く小径では、沈丁花の香りが何処からか漂っていた。風は冷たいが、もう春なのだナ。

さぁ、酒場『兵六』からは賑わう声が路地にまで届いていた。
ガラリと戸を開け縄のれんを潜るといつもの顔が集っていたネ。
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ハイ、マタェモンさんのドーンッ!の洗礼。
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そして、夕べも女子率高し。
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ビリー隊長は、女子率高い方に座る!ウヒヒ。
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それにしても愉しそうだなぁ。
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マタェモンさんの頼んだらっきょうは、ミルマスカラスになっていた。

さつま無双の白湯割りが五臓六腑に沁み渡る。
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菜の花のお浸しは、一足早い春を感じられるのだネ。

では、〆にもう一回、ドーンッ!とね。
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そう云えば、写真家のまきんこ姐さんが素敵なことを言っていた。

〈マタェモンさんは、カメラを向けると必ずこのポーズをする。そして「ずどぉーん!」と発するのが定番だ。昨年、このずどぉーんで一体何枚の写真が撮られ、何枚がweb上に漂ったのであろう。

飲み屋で会うだけのお方であるので、もう会ってから数年たつのだがフルネームも知らない。こういう「飲み友」は本当に心地良い。仕事の話も一切しないし、なにしている人かも知らないし。

そういう訳で、落ち込んだ時はこの「ずどーん!」が何よりもの特効薬である。ずどーんなので、もちろん深刻な話は皆無だ。ひたすらくだらない事言って笑って、歌って?の繰り返し。

腹から大声で笑えば、「はて?今日私は何で落ち込んでたんだっけ?」となるのである。昨年は本当にこのずどんにたくさん助けられた。

このずどーんは他エリアでも浸透中。ピースってやるより撮られる方もやりやすい。〉とのことだ。
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底抜けに明るく陽気なマタェモンさんのズッドーンッ!は、まさに大人のピースだネ。

あぁ、夕べも愉しい三軒ハシゴ酒であった。

「幸せの在りか〜まきんこブログ」
by cafegent | 2012-03-22 18:05 | 飲み歩き