東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々是日記/春の嵐が去り青空に。そして類さんと春を詠む。

今朝は嘘の様に雨もあがり、風も凪いでいた。
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昨日の東京は夕方から春の嵐に襲われたネ。

ツイッター上でも、午後から続々と退社命令が出て早期帰宅する人たちが呟いていた。僕も早々に仕事を切り上げ仕事場を出ることにした。

傘を差そうにも風が強過ぎて開けない。二駅、歩いて帰るのもツラいなぁと思っていたら空車が目の前に居た。一目散にタクシーに乗り込み武蔵小山へと向かった。

午後4時半、働く人の酒場『牛太郎』の店内は満席だ。
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しかも、大半がご常連たち。気ままな年金暮らしの方々や自由業の方、そして僕と同様に早やあがりの方々だネ。

後ろの待ち合い席に座っていたが、10分程で席に着くことが出来た。
暫く常連たちと他愛ない話をしながら飲んでいたら、女のコが一人入って来た。
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大きなマスクをしていたので、まるで誰か判らず無視していのだが、マスクを外したら神保町『兵六』の呑み仲間のバーバラだった。そう云えば最近目黒に越して来たのだったネ。

昨日が二度目の再訪とのことで、一人で飲みに来たらしい。そんな訳で昨日も嵐の中、愉しい酒となったのでアル。
     ◇          ◇          ◇
閑話休題。

今月の吉田類さん主宰の句会『舟』は、兼題が「貝」だった。

神楽坂で料理酒場『トキオカ』を営む時岡さんからのお題なのだが、蜆(しじみ)や蛤(はまぐり)、栄螺(さざえ)、桜貝など貝は春の季語でアル。

四月を迎え、春らしいお題に皆さん素晴らしい句を詠んだネ。

今回の会場は、神保町の東京堂書店の向かい側。
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リニューアルオープンしたばかりの東京堂書店はカフェも出来て中々素晴らしい。
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富山房ビルの地階に在る『フォリオ』での句会は二度目となる。
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同じ神保町でワインバー『Bon Vivant』を営んでいる藤村さんセレクションの白赤のワインを戴きながら句会が進行した。
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兼題を出題された時岡さんも会場で句を思案中。
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類さんのご挨拶で、句会が始まるのだネ。

いつも素敵な和服姿で参加する長笑さんが、なんだかいつもと雰囲気が違う。良く観れば、坊主頭の筈が、茶髪ロン毛なのだ。
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この日はエイプリルフールとのことで、遊んでみたそうだ。でも似合っているから面白いネ。

類さんと共に北海道の「北舟句会」に参加されたゆりいさんから北海道土産も配られた。
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焼きとうきび、美味しかったナ。
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今回は22名の方が参加し、二句づつを詠んだ。
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ワインを飲みながら、選句をするのも句会の楽しみのひとつ。
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藤村さんのチョイスするワインは美味しい。
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類さんのアドバイスも実に勉強になる。

この日の兼題「貝」に合わせて、酒のつまみにも貝をモティーフにした料理が出た。
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こんな、さり気ない気遣いが嬉しいのだネ。

この日圧倒的に「天」を獲得した句をご紹介しよう。

      強情な女の顔やさざえ焼く
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朝吹さんが詠んだ句だが、類さんはじめ4名が「天」に選び、更に二人が「地」に選んだのだナ。素晴らしい。朝吹さん、満面の笑み!

もう一句、僕が「天」に取った句をご紹介。

      桜貝添えて若狭(わかさ)の旅便り

旅先の若狭湾から送った手紙の中にそっと添えた桜貝。開封した時の恋人の顔が浮かぶ様で、思わず「天」に取った。

作者は、我が酒朋の伊勢さんだった。てっきり若狭に旅をして詠んだのかと思いきや、想像の句だったみたい。主宰の類さんも苦笑いをしておりましたナ。
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それにしてもロマンチストな伊勢さん。
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長笑さんの茶髪カツラを冠った小桃さん、なんだかこんな方銀座のクラブに居そうだネ(苦笑)
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小桃さんは、笹塚ボウルで開催の類さんの震災復興イベントでも受付を手伝ってくれるのだネ。ありがとうございます!

今回の句会は綾女さんがお休みだったので、伊勢さん大活躍でした。
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お疲れ様でした。
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また、句を披講(ひこう)してくれた佐々木武洋さん、ありがとうございました。
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ボクも佐々木夫人の美和さん、長笑さんとパチリ!

午後四時、無事に句会も終了し我々は次なる酒場へと移動した。

日曜日の神保町は開いている酒場が限られている。
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そんな中、三省堂別館に在る『やきとり道場』は重宝するのだネ。
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主宰の吉田類さんからご挨拶を賜り、さぁカンパイ!
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句会仲間と酌み交す酒のなんと美味いこと。
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最近句会に参加し始めた泥頭(でいず)さんも中々の俳人でアル。
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初参加の金子さん、類さんとパチリ!
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ゆりいさんは、相変わらず「小粋な姐さん艶姿!」ってな感じだネ。

この日も愉しい句会と酒宴になりましたナ。皆さんに感謝多謝!
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そして、我らが吉田類さん、お疲れさまでした!
by cafegent | 2012-04-04 13:28 | ひとりごと