今朝は金星が太陽の前を通過する天体ショーを見るつもりだったが、東京は生憎の天候で諦めた。次回は105年後だと云うから残念だったナ。テレビ中継で北海道での観察する模様を拝見することが出来たので、まぁ良しとしようか。
毎朝仕事場まで歩く途中に公園に立ち寄るのだが、雨が降るとめっきり人が少ない。人が少ないと野鳥たちも警戒心が解かれるのか低い所に降りて来る。
今朝はオナガのつがいに出逢うことが出来た。
公園入口のフェンスから啼き声が聴こえたので、カメラを取り出しシャッターを切った。
こうして、拡大しないと判らないかもネ。
真っ黒いヘルメットを冠った様な顔に美しいスカイブルーの衣装を纏っている。
こんなに美しい鳥がカラス科の鳥なのだから不思議だネ。
初夏の雨に濡れた紫陽花(アジサイ)がとても美しかった。
毬の様な紫陽花も美しいが、額紫陽花(ガクアジサイ)の清楚な美しさもまた素敵だ。
昨日この公園で素敵な女性と出逢った。オリンパスの一眼レフデジカメを手に樹々や川の水面などを写していたのだが、ナナフシや四十雀の姿を教えてあげると素直にカメラを向けていた。
近く今の仕事を辞めて新しい夢に向かって進むのだと語ってくれた。昨日は有休を取ってこの公園に来たそうだ。大きく深呼吸が出来る自然の中を歩いてみればきっと心身共にリフレッシュ出来る筈だ。
雨露に濡れた紫陽花を眺めていて、昨日の彼女のことを思い出した。
彼女の新しい一歩が素晴らしい歩みとなることを願いたいものだ。
今朝は嬉しいことがもう一つ。
我が街に毎年やって来るツバメに待望のヒナが孵ったのだ。
二羽しか確認出来ていないがいつもならば5羽程生まれるのだナ。
黄色いクチバシだけが大きく目立ち親が運んでくれる餌を待っている。
7月頃には巣立ちする姿が見られるだろうか。
◇ ◇ ◇
閑話休題。
さて、昨日は吞み仲間のまきんこ姐さんこと写真家の杉原真希子さんが作品を出品している写真展にお邪魔した。
上野公園に在る東京都美術館で開催されている「第37回全国公募写真展2012 視点」は、昨年の東日本大震災後の光景を切り取った作品も多く、ゆっくりと足を止めて写真と向き合った。
中でも奨励賞を取った土嶋悦子さんのカラー8枚の組作品「天空に生きる」に映しだされた村民の笑顔が素晴らしかったナ。
ホノボノとした家族の光景や大自然のダイナミックな風景を写した作品にも心惹かれた。
まきんこ姐さんの弟子、菊地美弥子ちゃんの5枚組の作品「宵闇迫る」はモノクロームの美しさを極限まで引き出しており、息を飲む程に緊張感溢れた写真だった。
写真展の入場券に起用されたことが頷ける素晴らしい写真でしたネ。
写真展の会場を後にして、京成上野駅から立石へと向かった。午後4時過ぎでも『もつ焼き宇ち多゛』の店内は賑わっておりましたナ。
知った顔もチラホラと見え、ご挨拶しながらいつもの奥席へ。
瓶ビールを飲んでいると酒朋ビリー隊長も到着だ。この日は直帰らしく早い宇ち入となった。
早宇ちならではのテッポウを戴き、梅割りも美味しく戴いた。
二軒目は『二毛作』へ。
エールビールの「琥珀の時間」を戴いて、梅割りの酔いをシャッフルするのだナ。
ビリー隊長は、純米吟醸搾りたて生の「末永利幸」酒造り歴五十八年記念を戴いてましたネ。
「杜の蔵」の末永杜氏が最後に仕込んだ逸品でアル。酒米を手に取るラベルの絵は、漫画「夏子の酒」で知られる尾瀬あきらさんが描いた末永杜氏の手だそうだ。こりゃ、記念に取って置きたいボトルだネ。
この日二度目の京成上野駅に戻り、目指した先は御徒町駅近くの酒屋の角打ち『まきしま酒店』だ。
先ずは〆張鶴を戴き、サバの水煮をアテに一献。
酒を賀茂鶴に切り替えた。
韓国海苔とプロセスチーズは、絶妙な酒のアテになるナ。
おや、ビリー隊長もほろ酔い気味だネ。
ワタクシも結構酔って来たかナ。
外に出ても空はまだマジックアワー。美しいネ。
勢いに乗った我々は御徒町から一路赤羽へ。先ずは『まるます家』へ。
店内いつもの様に満杯だが、入口脇の特設席に落ち着く。此処の席が我々の定席になって来ましたネ。
ジャンボ酎ハイを戴きモヒート仕様。
そう、まるます家名物の「ジャン酎モヒート」だネ。
そして店のお姉さんが、「ハイ、コレね!」とアンゴスチュラ・ビタースを持って来てくれました。
毎度々々感謝多謝!
ホヤの塩辛で酒がススむ。
新玉ねぎのフライが熱々で口に中をやけどしそうになったが、甘くて美味かったナ。
ワタクシ、熱くて焦るの図(苦笑)
五軒目もお馴染みおでんの『丸健水産』へ。まるます家からスグだネ!
ビリーと丸カップで乾杯だ。
此処でも「イジられビリー」全開でしたネ。若旦那におもいっきりイジられてました(苦笑)
しっかりと味の沁みたちくわぶが美味い。
そして、芥子付け過ぎのワタクシ。
〆はおでんダシで割った丸眞正宗でご馳走様だ。若旦那、ありがとうございました!
続いて向かうはこの日六軒目のハシゴ酒、『喜多屋』だ。
ガラリと戸を開けると自転車ホッシーが居た。
180円の酎ハイ片手に乾杯だ。
それにしても流石にこれだけハシゴすると宇ち多゛の梅割りがじわじわと効いてくるのだナ。我々完全にヘベのレケ状態だナ。
最後に『自家製麺伊藤』で中華そばを食べたことは今朝仕事場でカメラを見るまで忘れていた。
で、案の定、埼京線で赤羽から新木場へ寝落ち。
そして更に其処から東雲(しののめ)まで寝過ごした。結局また赤羽行きのりんかい線に乗り、なんとか大崎へ出た。
何とか寝ない様にして五反田から池上線で戸越銀座まで戻ったのであった。あぁ、何回電車を乗り換えたのだろうか。トホホのホ。