日々是日記/働く人の酒場『牛太郎』に憩う。
2012年 10月 05日
昨日は午後六本木での打ち合わせが終わり、また公園へ出掛けた。
水場では四十雀が水を飲みに降りて来てくれた。
こちらは、尾の長いオナガ。
今朝は、一昨日見つけた筒鳥(ツツドリ)をまた観たいと思い一眼レフを持参した。桜の木に居る毛虫を餌にしているから、公園内の桜の木を廻っていたらゲートボールが盛んな大きな広場の桜の木から1羽の筒鳥が飛び出したのが見えた。
餌を食べ終えたのか別の木の茂みの中に入ってしまった。だが、なんとか枝の間から確認することが出来た。
毎年10月に入るとキビタキ、ルリビタキ、エゾビタキなどの姿を観ることが出来る。今日もエゾビタキとキビタキが居たのだが、僕は写すことが出来なかった。
いつも公園で遭うキクさんは大きな望遠レンズで見事に両方とも写していたので拝見させて戴いた。僕も大きなレンズが欲しいなぁ。
◇ ◇ ◇
閑話休題。
夕べは林試の森公園を抜けて武蔵小山へ。駅を越え26号線の信号を渡ると風情ある暖簾が秋風に揺れている。
混んでいる時間帯だったが、タイミング良く座る事が出来た。
先ずは瓶ビールで乾いた喉を潤した。
冷房の無い店内は夏の間は団扇が手放せないが、今は秋風が気持ちよく店の中を抜けるようになった。あとは冷えたビールが癒してくれる。
年期の入ったコの字型のカウンターは、開店と同時に満席となる。平日は午後3時、土曜は12時から営業が始まるが、年々開店時間が早くなっている。そして、皆口開け前から待っているのである。立石の酒場と同じだネ。
平日の仕事帰り、午後6時頃になると後ろの待ち合い席で小一時間程待つことになるのだが、そこで待つひと時もまた愉しい。知った顔が次から次とやって来て挨拶を交わす。すんなりと座れる時の方が稀なのだ。
ホッピーを頼むと氷を入れるかどうか聞いてくれるし、知り合いが来れば、他の常連さんに頼んで席を譲ってくれる。こんな、さりげない気遣いがとても嬉しい。
ビールの後は地元の博水社が造るハイッピーを戴いた。
牛太郎には煮込みともつ焼きの他に名物「とんちゃん」が有る。
とんちゃんの程よい辛味が酒をどんどんお代わりさせるのだナ。しかも一皿110円なのだから、『牛太郎』は武蔵小山の良心なのだ。
酒をホッピーに切り替えた。
店にももう二個しか残っていない貴重なグラスだそうだ。
ヒロシ君が加わってから料理の幅が随分と広がった。
昭和の匂いが漂う店内はコの字酒場ならではの良さがある。皆が席を譲り合って愉しく呑んでいるから自然に隣り同士で話も弾むのだ。店の人との距離が近いのもコの字カウンターの魅力だネ。
『牛太郎』は気分良く、安く、美味いアテで呑める訳だから、引っ切りなしに混んでいる。此処は小1時間程で席を空けるのが、云わずもがなのマナーである。
そして、最後は食べ終えた皿とグラスをカウンターの上に戻し、大布巾で拭いて帰るのが暗黙のルールなのだナ。
武蔵小山には他にも名店が点在している。僕が毎週の様に京成立石や赤羽などにハシゴ酒遠征している様に、皆さんも是非一度武蔵小山でハシゴ酒を楽しんでみて欲しいのだナ。
では、また来週!