東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々是日記/満月の夜、御徒町でハシゴ酒。

銀座の画廊「ギャラリー桜の木」に於いて現在開催中の「潜む美を捕まえる、三人の作家展」に出品している唐津の陶芸家、岡晋吾さんの器は普段使いとしても実に素敵な作品だ。

この展覧会は週替わりで三人のアーティストの作品を紹介している。岡さんは明日までで、来週は工藤茂喜さん、再来週からは泉田之也さんが登場する。
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岡晋吾さんは、肥前の窯元で働いていたが、西有田町にて独立し、2003年から佐賀県の唐津に移り「天平窯」を築窯されたそうだ。
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独自の白磁の作品も素晴らしいが、染め付けや色絵の器も素敵だ。プロの料理人からの人気が高いのも頷けるのだナ。
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この染め付けに刺身や煮物などを盛りつけてみた。
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器が良いと、料理も生きるネ。
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こちらの四角い器には揚げたての牡蛎フライを乗せてみた。
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新しい器が我が家の暮らしの道具に加わった。少しだけ幸せでアル。

来週から始まる工藤茂喜さんは木材に楔(くさび)を入れて割り裂く、古代からの技法「へぎ」で花器や酒器などを創る。こちらの作品も楽しみでアル。

お二人とも僕より二つ年上の54歳、一番創作意欲が湧く年代だろうか。

そして最後に登場する陶芸家、泉田之也(ゆきや)さんは、46歳と少し若いのだネ。
岩手県陸前高田市出身で、現在九戸郡野田村で作陶をしているそうだ。

土の持つ独特の風合いを生かした作品は、どれも魅力的だ。
      ◇         ◇         ◇
閑話休題。

昨日は夕方から上野の東京藝術大学にて打ち合わせがあった。
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芸大で打ち合わせと云っても場所をお借りしただけだがネ。今度お仕事をご一緒させて頂くアートディレクターが芸大で教鞭を取っていらっしゃるので、授業の後を利用させて頂いたのだナ。
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上野公園には洒落たスターバックス・コーヒーが在るが、『PARK SIDE CAFE』なんて店も出来ていたのだネ。

午後7時、外はすっかり陽が暮れていた。
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上野公園では、噴水の飛沫が澄んだ空気の中で輝いていた。

上野駅から一駅電車に乗り御徒町へ移動。
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改札の一つ隣りの路地に佇む酒屋の角打ち『槇島酒店』にて、酒朋ビリー隊長と合流した。

先ずは菊水酒造「五郎八」のにごり酒を頂いた。
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そう云えば、今年は菊水の酒蔵を訪ねたなぁ。酒のアテはチーズだ。この三角の6Pチーズが結構酒に合うのだヨ。

二杯目は「美山錦」の純米酒だ。
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こいつをクィッと飲み干して、ご馳走様!

猫のチャーミーにも逢えたし、良い一軒目だったナ。

さぁ、二軒目は同じく御徒町に在る「やきとんま〜ちゃん」へ。
人気店なので、入れるかどうか不安だったがカウンターに丁度二席空いていた。
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此処は野方『秋元屋』出身なので、もつ焼きは何を食べても美味い。
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もちろん、酒も充実している。
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チレやレバーなどをつまみながら梅割りを頂いた。
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梅割りを飲み過ぎるとまた寝落ちしそうなので、二杯で切り上げ焼酎ハイボールにして終了。

ビリーとは此処で別れ、山手線に乗った。

寝落ちせず、何とか武蔵小山まで辿り着いたので、いつもの深夜食堂にお邪魔した。
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芋焼酎のお湯割りを呑みながら、ママにカツカレーを作って貰った。

此処は材料があれば何でも作ってくれるのが嬉しいのだナ。
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揚げたてサクサクのカツも美味いし、カレーの辛さもイイ。

カレーの刺激で梅割りの酔いが何処かへ吹っ飛んだ。

外へ出るといつの間にか雲が移動して美しい満月が出ていた。
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流石に一眼レフだと月の模様まで見事に写せるのだネ。

      透き通る闇に浮かぶや秋の月   八十八

「潜む美を捕まえる、三人の作家展」紹介のサイト
by cafegent | 2012-10-31 15:44 | 飲み歩き