今日の東京は気温も下がり、連日の猛暑から少しだけ開放された。
七十二候では「蓮始開」(はす、はじめてひらく)の頃。蓮の花が咲き始める時季が来た訳だ。上野の不忍池でも蓮の花が見事に咲いていることだろうナ。
毎年、この時季が来ると早起きをして不忍池へ行く。蓮の花を堪能したら、朝6時開店の『燕湯』へ。
此処の熱い湯で、朝風呂を楽しむのでアル。風呂で汗を流したら、もちろん朝酒だ。
上野駅方面へ歩き、立ち飲み『たきおか』へ。こちらも朝7時から開店の早起きにウレシイ酒場なのでアル。
酔ひふしのところはここか蓮の花 良寛
酒好きの良寛さんは、酒を詠った句が多い。酒に酔っていつのまにか寝てしまった場所は此処だったのか。蓮の花に囲まれて、まるで極楽浄土にでも居る様な心地だったと詠んだのかナ。
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さて、梅雨が明けて夏真っ盛りとなったが、今年も浴衣を出してみた。
浴衣に袖を通しただけで、夕涼みの心地になれるのだから不思議だネ。
先日も馴染みの酒場に浴衣姿で出掛けて来た。
酒朋マタェモンさんなどいつもの面々が集う。
午後4時口開けの野方『秋元屋』、先ずはサッポロ赤星で喉の渇きを潤した。
あぁ、ビールが旨い季節だネ。
アテはキャベツの味噌マヨだ。
毎週、此処で会う酒朋たちとの愉しいひととき。
ビールの後は、三冷ホッピーを戴いた。
気心しれた仲間たちと飲む酒の、なんと旨いことか。
美味いもつ焼きの串もススみ、酒のおかわりも続いた。
まだまだ暑い日々が続く東京の夏。
そろそろ、この「錣山」(しころやま)の相撲浴衣の反物を仕立ててみようかナ。