日々是日記/地元ハイサワーの倉庫飲みに参加!
2013年 10月 07日
今日の東京も日が射込み、汗ばむ陽気でアル。
秋の味覚、秋刀魚もそろそろ手頃な価格になって来る頃だろうか。北海道や東北でもサンマの水揚げが本格化している。産卵の為に、オホーツク海から寒流に乗って南下する秋刀魚は、程よく脂ものり身が引き締まって実に美味いのだナ。
先日は北海道の実家から大きく育った秋刀魚が届いた。三枚におろした新鮮なサンマは刺身にして生姜醤油で喰らう。これには日本酒が合うのだネ。
塩焼きも美味い。
キッチンのガス台のゴトクを二段重ねにして、強火の遠火で焼くのでアル。これならば、炭火に負けず劣らず美味しく焼けるだ。新鮮なサンマはワタまで美味い。たっぷりの大根おろしと酢橘をギュッと搾って食べるサンマのなんと美味いことか。
秋風よ
情(こころ)あらば伝へてよ
――男ありて
今日の夕餉(ゆふげ)に ひとり
さんまを食(くら)ひて
思ひにふける と。
さんま、さんま
そが上に青き蜜柑の酸(す)をしたたらせて
さんまを食うはその男がふる里のならいなり。
そのならいをあやしみてなつかしみて女は
いくたびか青き蜜柑をもぎて夕餉にむかいけむ。
あはれ、人に捨てられんとする人妻と
妻にそむかれたる男と食卓に向かえば、
愛うすき父を持ちし女の児(こ)は
小さき箸をあやつりなやちつつ
父ならぬ男にさんまの腸(はら)をくれむと言ふにあらずや。
佐藤春夫の「秋刀魚の歌」だネ。これは佐藤春夫が谷崎潤一郎の妻、千代とその幼子の鮎子と三人で、潤一郎不在の谷崎家の食卓で秋刀魚が出された時の心情を詩にしたためたものだ。
当時、谷崎潤一郎は千代夫人の妹のせい子と恋仲になっていた。谷崎の女好きに閉口し、佐藤に相談していた千代だったが、いつしか千代と佐藤春夫も惹かれ合ってしまったのだネ。
紆余曲折しながら、最後には谷崎と別れた千代と結婚し、娘の鮎子も引き取った。
さんま、さんま、
さんま苦いか塩っぱいか。
そが上に熱き涙をしたたらせて
さんまを食ふはいづこの里のならひぞや。
あはれ
げにそは問はまほしくをかし。
◇ ◇ ◇
閑話休題。
先週の土曜日は朝から気温がグンと下がったネ。午前11時、武蔵小山の酒場『牛太郎』にて酒朋たちと待ち合わせをした。
先ずは0次会と称して、瓶ビールを戴いた。
小雨がぱらつく中、この日は「わるならハイサワ〜♬」でお馴染みの博水社さんの倉庫飲みイベントが催された。
で、その「倉庫飲み」だが、その名の通り博水社本社前の倉庫にて、博水社製品を飲みながら、ハイサワーを深く知ってもらう酒宴なのだナ。
飲むまでは不安だったが、実に爽快な味わいで大根おろしのちょっとピリッとした味がハイサワーと見事にマッチしていたのだナ。
田中秀子社長はプライベートの活動として「犬猫殺処分ゼロを目指して!まだ間にあうからプロジェクト」を支援している。殺処分される犬猫達を助けるボランティア活動を続けており、その活動内容も紹介してくれた。
ハイサワーを白ワインで割った「白deハイ」やハイサワーグレープフルーツを赤ワインで割った「赤deハイ」など、武蔵小山を発信源に新しい飲み方も知って貰わないとネ!
皆さん、お疲れさまでした!最後は皆で記念撮影。