今日の東京は気温が21度まで上がるそうだ。シャツ1枚で歩いても汗ばむ陽気だネ。武蔵小山駅前の都立小山台高校のソメイヨシノが今年もまた一本だけ一足早く開花した。
見事に咲き誇る桜の花蜜を求めヒヨドリやメジロがやって来ていたナ。
公園に居着いていた渡り鳥たちも皆飛び立ってしまい、留鳥の四十雀(シジュウカラ)やウグイス、オナガ辺りが目立つ様になった。
今朝は気温が高いせいか虫たちも出始めていた。
キチョウも今年初見だし、うららかな春の陽射しを浴びながら散歩が出来た。
◇ ◇ ◇
先週末、天気も良かったので梅見物に出掛けることにした。
青春18きっぷを使い、先ずは上野へ。上野駅構内で駅弁を購入し、快速ラビットで居酒屋グリーンの旅の始まりだ。
列車内で食べる弁当は、どうしてこんなにも美味しいのだろうか?
旅の高揚感が、何もかも美味しく感じさせてくれるのだネ。
水戸の偕楽園に行くには、偕楽園駅で降りずに水戸駅まで出て、そこからバスに乗る方が良い。
何しろ、偕楽園駅は偕楽園の出口前に駅が在るので、本来の入口から入れずに出口から見て回ることになるのだナ。
無事にバスで偕楽園に到着したら、好文亭表門へと進むのだ。
この道(旧岩間街道)は、水戸の城下町から偕楽園に入園する正式なルートでアル。
此処から入園し、孟宗竹林を抜けると徳川斉昭(なりあき)公の陰陽(おんみょう)の考えを基に造られた庭園の「竹林の暗」から「梅林の明」への誘(いざな)いを体感することが出来る訳だ。
ほぉ、見事な孟宗竹林だネ。
好天に恵まれた土曜日だけに園内は大勢の人で賑わいを見せていた。
見事な紅梅、白梅を愛で、心身共に癒された。
巨大な大理石で出来た井筒から清冽(せいれつ)な水がこんこんと湧き出る吐玉泉(とぎょくせん)は、偕楽園が出来る以前から在った泉で、徳川斉昭公の時代、茶会にこの水が使われたそうだ。
咲き誇る梅を眺め、偕楽園を堪能した。
水戸黄門さん御一行にも出逢ったし、次へ移動しよう。
常磐線の線路上を渡り、田鶴鳴(たづなき)梅林を抜けると広い仙波湖に出る。
暫く湖を囲む仙波公園を歩き、水鳥たちを鑑賞した。
コブハクチョウ、コクチョウ、オオバン、ユリカモメなどが長閑に泳いでいた。
おや、D51も展示されているのだネ。
コクチョウは、こんな処まで来るのだナ。
千波湖をグルリと廻り、水戸芸術館へ。
現代美術ギャラリーにて現在開催中の『山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ』を拝見した。
山口さんの作品はいつ観ても刺激的だったナ。
水戸駅までバスに乗り、其処からは再び青春18きっぷで、酒場を求め宇都宮へと向ったのでアール。