今日の東京は快晴、気温も23度と高く朝の公園散歩もシャツ一枚で大丈夫だったナ。
今日も小さな野の鳥、キビタキが顔を出してくれたが、いつもより数が少なかったから、この陽気で他の場所に移動してしまったのかもしれない。
先月あたりから秋冬の野鳥が次々と入り出しているが、一日二日で移動してしまう鳥も多い。
オオルリは結局2度しか観ることが出来なかったし、いつもならもう来ている筈のマミチャジナイにも出逢えていない。もう少し寒くなって来たら、またいろんな鳥たちが入ってくるかナァ。
さて、十月の初旬、久しぶりに札幌の実家に帰省して来た。
朝6時台の羽田発の飛行機にしたので、新千歳空港へは8時半に到着。空港からは列車で札幌駅へと向った。朝飯を食べていなかったので、地下鉄大通り駅に在る喫茶『さえら』へ。
此処は手作りのサンドイッチが名物で、2つの種類を組み合わせて注文出来るのがウレシイのだナ。毎回帰省する都度に此処のサンドイッチを食べている。テイクアウトも出来るから帰りの飛行機の中で食べることもある。
いつもはタラバ蟹のサンドとフルーツのサンドイッチを組み合わせるのだが、今回はパンをトーストしたタラバ蟹サンドを戴くことにした。
こちらはイギリスパンをこんがりと焼いてあるので組み合わせは出来ず一種類の具材を選ぶことになるのだが、その分マヨネーズで和えたキャベツとタラバ蟹の身をたっぷりと味わうことが出来るのだヨ。
人気のタラバ&フルーチサンドの他にもえびカツやスモークチキンサラダのサンドイッチも美味しいので是非札幌を訪れた際には食べてみて欲しいのだナ。
腹ごしらえをしたので市電に乗って実家に向うことにした。
我が家は大通り駅から市電で15分程のところに在るので帰省しやすいのだナ。父も母も元気だが、父も今年80歳だし、母ももう86歳になるので、なるべく時間が出来たら帰省しようと思っている。
我が家から歩いて30分弱で北海道神宮の在る円山原始林へ行くことが出来る。
此処は野鳥の宝庫なので、今回も望遠レンズを持参してきた。
鬱蒼とした原生林の中を歩いてくと可愛いシマリスやエゾリスが出迎えてくれた。毎朝散歩に来る地元の方がヒマワリの種やクルミなどを撒くとリスたちの混じって小鳥たちもやって来る。
ヒマワリを好むハシブトガラが数羽飛んで来た。
この小鳥は北海道にしか生息しておらず僕も出逢うのが愉しみだった。余り警戒心も少ないので近くでシャッターを切っても全く逃げることなく細かく砕いた餌を啄んでいたナ。
ゴジュウカラもヒマワリに夢中!
つぶらな瞳が愛らしいエゾリスは、クルミを夢中でかじっていた。
野鳥を探しながら山頂を目指して歩き進めていると、ラッパの様な奇妙な鳴き声が耳に入った。その声の方に目をやると大きなクマゲラが止まっていたのだナ。
国の天然記念物に指定されている大型のキツツキだが、北海道と東北でしか観ることが出来ないのでとてもラッキーだった。
大きな黒い躯に赤いベレー帽を冠った鳥は、インパクト大だったナ!
暫くは僕の目線の高さの木でコンコンと樹を突いていたので、シャッターを切ることが出来た。
円山の山頂から札幌の街を一望し、大きく深呼吸。
さぁ、下山して酒場へと向おうか。午後2時に口開けの『第三モッキリセンター』へは、地下鉄で移動だ。テレビ塔の在るバスセンター前で下車して、徒歩数分で大好きな酒場に到着だ。
コの字の細長いカウンターでは、既に大勢のお客さんが酒を愉しんでいる。先ずは、生ビールを戴いて円山散策の汗を拭うとしよう。
ビールを一気に飲み干して、濁り酒へと切り替えた。
グラスにモッキリ(盛り切り)の酒は口から持って行かないと零してしまう。大事な酒をカウンターに呑ませる訳にはいかないので、水飲み鳥の玩具の様に口を延ばして身体を折り曲げた。クゥーッ旨い!
濁り酒のアテは、しめ鯖だ。此処のしめ鯖は結構しっかりと酢で〆ている。この酸味が濁り酒にとても合うのだナ。
そして、550円のつぶ鍋と冷酒1級白鹿を戴いた。
モッキリの正一合で300円なのだから、ウレシイ限りだネ。
冷酒をお代わりして、程よく酔った。ご馳走さまでした。
「第三モッキリセンター」を出て、テレビ塔前から大通り公園を歩く。
この季節の札幌の愉しみは、市内数カ所で開催されている「さっぽろオータムフェスト」なのだナ。
テレビ塔前の大通り1丁目から11丁目までの間を北海道の魅力溢れる味覚を提供する屋台がズラリと軒を連ねるのだ。
好みの料理を探して、酒を求め公園内に設けられたテラスなどで大いに味わうのでアル。
僕は、せたな町の出店する『浜の母ちゃん食堂』のうにごはんを購入。
前浜産のウニをたっぷりと炊き込んだご飯の上に更に蒸したウニがてんこ盛りだ。
サッポロクラシックの生ビールを飲みながら、うにごはんを頬張った。
デュワースのブースを見つけたので、ハイボールを購入。
秋空の下で飲むウィスキーハイボールのなんと旨いことか。
陽が翳りだし、少し肌寒くなってきたので「オータムフェスト20015」の会場を出た。ブラブラと街を歩き狸小路を10丁目まで。
昭和の香りを色濃く残す飲み屋街がある10丁目は、小体の酒場が集まる「ひょうたん横丁」が在るのだが、やっぱり僕は札幌でも老舗の居酒屋『金冨士酒場』へと誘(いざな)われたのでアール。では、また!