東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

日々ヘベレケ日記/新春、東京ハシゴ酒!

「小寒の氷、大寒に解く」と云い、大寒よりもむしろ小寒の方が寒いとされている。暦では寒の入りを迎え、グッと寒さが厳しくなる時季の筈だが、東京の一月は温かい日が続いているのだネ。
b0019140_11532516.jpg
7日の朝は七草粥を食べて、今年一年の無病息災を願った。
b0019140_11533828.jpg
久しぶりにお粥を食べたが温まるし胃にも優しいし月に一度ぐらいはお粥も善いかもしれないナ。

昨日は成人の日だったネ。毎年、この日の朝の朝刊に掲出されるサントリーの広告を楽しみにしている。作家の伊集院静氏が新成人に向けた激励のことばが綴られているのだが、五十歳をとっくに過ぎた僕が読んでもピンと背筋を伸ばしてしまうのだナ。
b0019140_11542023.jpg
日々、襟を正して前に向って生きる。そんな気持ちを再確認させてくれるのだ。流石、素晴らしい作家の激励だネ。
      ◇         ◇         ◇
さて、行きつけの酒場も殆どが新年の営業を再開したネ。先週は勝どきの『かねます』の口開けからスタートし、根岸の『鍵屋』を経由して神保町の『兵六』へとハシゴ酒。

午後3時過ぎ、地下鉄勝どき駅を出て「かねます」に向うと既に6人程が並んで居た。我が酒朋の森一起さんが先頭で待っていたので、口開けと同時入ることが出来た。

ハイボールをお願いして、新年の乾杯をした。
b0019140_1221119.jpg
僕はあん肝をお願いし、森さんはふぐのがら焼きをお願いした。
紅葉おろしを載せた濃厚なあん肝で酒もススむススむ。
b0019140_1222663.jpg
ふぐのがら焼きは香ばしく焼き上げられたふぐの身がプリップリで骨の廻りをしゃぶりつくしてしまうのだナ。

暫くすると旧友の我満夫妻が現れた。
b0019140_1225267.jpg
かき田楽も熱々で旨かったナァ。彼らは夫婦揃って「かねます」のご常連だからカウンターの右左から声が架かっていたネ。

「かねます」は本当にいつもひっきりなしに混んでいる。フランス料理界の奇才ジョエル・ロブション氏も東京に来ると此処に立ち寄るそうだし、あの世界一予約の取れないスペインのレストラン「エル・ブリ」の天才シェフ、フェラン・アドリア氏も此処の料理にハマってしまい毎回来日する度にやって来るのだから恐れ入る立ち飲み屋さんだよネ。
b0019140_1235650.jpg
よし、森さんと久しぶりのガマン夫妻を交えて記念写真をパチリ!
今年も沢山一緒に呑もうネ!

それにしてもハイボールを何杯飲んだだろうか?6、7杯はいっちゃったナ。名残惜しかったのだが、勝どきから鶯谷へと移動しなくちゃならない。地下鉄大江戸線で上野御徒町まで出て、そこからJRで鶯谷へと向った。

そして、根岸の里の侘び住まい『鍵屋』の暖簾を潜ったのでアル。
b0019140_1241159.jpg
入口正面のカウンター席が丁度開いていたので焼き台の前に腰を降ろした。桜正宗のぬる燗をお願いした。この日のお通しは煮豆でアル。季節によっては心太(ところてん)が出たり煮こごりが出たりするのだが、何れも東京の居酒屋らしいお通しに僕の頬も緩むのだナ。
b0019140_1261677.jpg
桜正宗のぬる燗が出来上がると一緒にぐい飲みが差し出されるのだが、此処には大小幾つかのサイズの猪口がある。そして、決まって僕の前には一番大きなぐい飲みが置かれるのだナ。
b0019140_1292933.jpg
えんじ色のセーターを纏った主人の清水賢太郎さんが手慣れた仕草で年季の入った燗付け器の酒の温度を確かめている。

名物でもある鰻のくりから焼きも焼き上がった。香ばしいタレの香りが僕の鼻腔を刺激する。山椒をサッと振り掛けて一くち口へと運ぶのだ。
b0019140_1264661.jpg
あぁ、脂の乗った鰻の身がふっくらとして口の中で溶けていく。ソコへすかさず桜正宗を流し込むのだ。むふふ、な幸せでアル。

暫くすると、頭に白い三角巾を冠った女将さんが奥からとりもつ鍋を持って来てくれた。
b0019140_1291946.jpg
これもまた寒い夜には持ってこいの一品だネ。
b0019140_121014.jpg
たっぷりと刻み葱を放り込み、味の沁みた豆腐をふぅふぅ言いながら食べるのだナ。この濃い味が東京の味だよネ。

ほっこりと温まり酔いも廻って来た。ご馳走さまでした。

鶯谷駅から秋葉原経由で神保町へと移動した。
神保町の老舗酒場『兵六』の大提灯が、晴れた冬空に映えていた。
b0019140_1158322.jpg
縄暖簾を潜り、ガラリと戸を開けると知った顔も随分と居たのだナ。

丸太二本で組まれた長椅子に腰を降ろし、さつま無双の白湯割りをお願いした。先ずはお猪口に白湯を注ぐのだ。ソコへ、芋焼酎の燗酒を好みの量で入れていく。
b0019140_1159079.jpg
僕の場合は半々が好みなのでアル。中には焼酎の徳利に直に白湯を注ぐ御仁も居り、皆それぞれのスタイルで無双を愉しむのだナ。

菜の花のお浸しももう季節を迎えたか。菜の花をアテに無双がススむススむ。
b0019140_11591438.jpg
マタェモンさんやトクちゃん、ケンシン君、バーバラちゃんと、気心知れた酒朋たちと酌み交わす酒の何と美味いことか。皆、年末の我が家の忘年会で顔を合わせていたので、今年初の酒宴となった。

こうして、勝どきから根岸、神保町とハシゴ酒が続いたが、少々酔い過ぎたみたいだった。自分のトートバッグを店に忘れて武蔵小山まで戻って来た。
だが、忘れちゃったモンは仕様が無い。まぁ、仕方ないさ、と再び武蔵小山の『長平』にて呑み直しとなったのでアール。
[PR]
トラックバックURL : https://cafegent.exblog.jp/tb/25261352
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by cafegent | 2016-01-12 12:13 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)