日々ヘベレケ日記/初夏の夜、浅草タイ料理の宴!
2018年 06月 13日
紫陽花の咲く今の季節は、源氏ボタルが舞い出し、6月の後半あたりからは平家ボタルが飛び回る頃だろうか。
我が家の近くでは、ホタルブクロの花が開いていた。
ここ数年、都内でも蛍を鑑賞することが出来る場所が増えている。渋谷駅から程近い渋谷ふれあい植物センターでも清らかなせせらぎが流れる温室の「グリーンガーデン」に於いて、源氏ボタルと平家ボタルを見ることが出来る。確か今月の20日から24日までの五日間がホタル観賞会だった。無料なので時間のある方は是非!
僕は毎年、目白に在るホテル椿山荘の庭園に蛍を観に行くことにしている。日が暮れ出す19時ぐらいから光る蛍の姿を見つけることが出来る。そして、あたりがすっかり暗くなるといろんな所で揺蕩(たゆた)うように浮遊する蛍の姿を見られるのだ。都会の中でも、心安らぐひと時を味わえるのだから素敵だヨ。こちらも、無償で自由に入れるので皆さん是非!
◇ ◇ ◇
さて、最近ちょくちょく足を運んでいるタイ料理屋さんが浅草にある。以前は、カウンタ-5席のみの小さなお店だったので、予約が困難だったのだが、今度の拡張移転により席数がグンと増えて座敷も入れると40人以上入るとのことだった。
フードライターとしても活躍している文筆家の森一起さんがいつも予約を取ってくれるので、僕は便乗組でいつもお目こぼしに預かっている次第だ。
浅草で軽くハイボールを引っ掛けて、夜の浅草寺を抜けて吉原の方へと歩く。
此処で味わえるタイ料理は、バンコクの市内で食べるような料理とは少し違う。ユキさんの出身であるタイの東北部イサーン地方はラオスやベトナムにも近いから、普段目にしない郷土料理を知ることが出来る。
毎回、必ず頼む青パパイヤのサラダ「ソムタム」の登場だ。
生ビールから金宮焼酎のボトルを入れて、緑茶割りに切り替えた。ソンポーンの料理はどれもがとっても辛い!辛いのだが、暫くするとスーッと辛さが口の中から消えているのだナ。
お次は、「カオクラパカオカイユーマ」という料理。
タンとバジルの炒め物と覚えておけば大丈夫。まぁ、メニューを手にして指で示せば判る筈だ。
こちらは「ヤムサイタン」という料理。
どの料理もパクチーがたっぷりと乗っていて、これらをレタスで巻いて口に入れるのだ。此処に来ると野菜をたっぷりと食べることが出来るので翌日もすこぶる体調が良いのでアル。
そして、料理は「ネームクルック」だ。
で、お次はタイ風茶碗蒸し!「カイトゥン・ソンクアン」と言うらしいが、呪文のようで全く覚えられない。
我々、のんべいたちは一体何本のキンミヤボトルが空くのだろうか。前回は、店の在庫を全て飲み切ってしまい眞露か何かに変わったんだっけ。それにしてもキンミヤはスィスィと喉を流れていくナァ。唐辛子の辛さと発酵調味料の酸味で、口の中は常に刺激的でアル。それをスッキリとした口当たりの焼酎が、拭いさってくれるのだネ。
こちらは「グラドゥームーヤーン」、豚スペアリブの炙り焼きだ。
そろそろ、腹具合も良くなってきたので、〆に「カオソーイ」をお願いした。
都内のタイ料理店でも良く見かけるチェンマイ風カレーラーメンなのだが、ソンポーンのカオソーイは絶品だった。
この日もタイの家庭料理を堪能し、大いに呑んだネ。だが、野菜を多く取っているから、不思議とお腹も苦しくないのだヨ。此処に来ると本当にいつもながら、大満足な酒宴となるのだ。次はいつこの至福のタイ料理を味わえるのだろうか?なんてことは無用ノ介、実は来週末もまたお邪魔するのでアール。
最後は、ユキ・ソンポーンさんを囲んで記念写真をパチリ!