東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々ヘベレケ日記/初夏の夜、浅草タイ料理の宴!

東京も梅雨入りし、台風も重なって雨が降り続いてたが今日は青空になったネ。雨で湿った土や草花ももう夏の匂いがする。雨に濡れた紫陽花は、なんとも言えず美しい色となり街に映える。
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葉に溜まる雨露を求めて蝶々もやってくる。この季節は、鳥たちも一斉にヒナが孵り、親鳥にくっついて飛び回っている。
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親にエサを貰う仕草は、とても愛らしい光景だ。
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季節を72に分けて表す七十二候では「腐草為螢(くされたるくさ、ほたるとなる)」の季節となった。蒸し暑さが草を腐らせ、蛍が飛び交う時季が来たという訳だ。その昔は、腐った草が蛍に生まれ変わると信じていたそうだ。それもなんだか夢があって好いネ。

紫陽花の咲く今の季節は、源氏ボタルが舞い出し、6月の後半あたりからは平家ボタルが飛び回る頃だろうか。

我が家の近くでは、ホタルブクロの花が開いていた。
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江戸の頃は、この花の中に蛍を入れてその明かりを灯篭に見立てて楽しんでいた。なんとも粋な遊びだよナ。

ここ数年、都内でも蛍を鑑賞することが出来る場所が増えている。渋谷駅から程近い渋谷ふれあい植物センターでも清らかなせせらぎが流れる温室の「グリーンガーデン」に於いて、源氏ボタルと平家ボタルを見ることが出来る。確か今月の20日から24日までの五日間がホタル観賞会だった。無料なので時間のある方は是非!

僕は毎年、目白に在るホテル椿山荘の庭園に蛍を観に行くことにしている。日が暮れ出す19時ぐらいから光る蛍の姿を見つけることが出来る。そして、あたりがすっかり暗くなるといろんな所で揺蕩(たゆた)うように浮遊する蛍の姿を見られるのだ。都会の中でも、心安らぐひと時を味わえるのだから素敵だヨ。こちらも、無償で自由に入れるので皆さん是非!
          ◇            ◇              ◇
さて、最近ちょくちょく足を運んでいるタイ料理屋さんが浅草にある。以前は、カウンタ-5席のみの小さなお店だったので、予約が困難だったのだが、今度の拡張移転により席数がグンと増えて座敷も入れると40人以上入るとのことだった。

フードライターとしても活躍している文筆家の森一起さんがいつも予約を取ってくれるので、僕は便乗組でいつもお目こぼしに預かっている次第だ。

浅草で軽くハイボールを引っ掛けて、夜の浅草寺を抜けて吉原の方へと歩く。
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もう夜風が心地良い季節だし、15分ぐらいの散歩が程よく腹を減らせてくれるのだナ。小さな手作り餃子で有名な『末ッ子』が見えたらもうスグそこだ。青地に白ヌキの『ソンポーン』の文字が目立っている。
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ドアを開けると、明るい声で「サワディーカーッ」と挨拶をかけてくれる。タイの人たちは仏教国だからだろうか、とても僕らに優しい。若いコたちに混じって、元気に動いているのが、この店の女主人ユキ・ソンポーンさんだ。

此処で味わえるタイ料理は、バンコクの市内で食べるような料理とは少し違う。ユキさんの出身であるタイの東北部イサーン地方はラオスやベトナムにも近いから、普段目にしない郷土料理を知ることが出来る。
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先ずは冷えた生ビールで喉の渇きを潤そう。
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この日は渋谷「のんべい横丁」の酒仲間たちが集い、そこにイラストレーターのソリマチアキラご夫妻も加わり、楽しい酒宴となった。

毎回、必ず頼む青パパイヤのサラダ「ソムタム」の登場だ。
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これは、本当に美味しい!続いて「ヤムタカイ」がやって来た。
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こちらは、レモングラスのサラダだネ。これも病みつく美味さだナ。

生ビールから金宮焼酎のボトルを入れて、緑茶割りに切り替えた。ソンポーンの料理はどれもがとっても辛い!辛いのだが、暫くするとスーッと辛さが口の中から消えているのだナ。

お次は、「カオクラパカオカイユーマ」という料理。
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一度じゃ覚えられない名前だが、ピー
タンとバジルの炒め物と覚えておけば大丈夫。まぁ、メニューを手にして指で示せば判る筈だ。

こちらは「ヤムサイタン」という料理。
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コブクロのサラダだね。

どの料理もパクチーがたっぷりと乗っていて、これらをレタスで巻いて口に入れるのだ。此処に来ると野菜をたっぷりと食べることが出来るので翌日もすこぶる体調が良いのでアル。

そして、料理は「ネームクルック」だ。
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酸味の効いたタイの豚肉ソーセージ「ネーム」に焼き飯の様な米料理とピーナッツ、ネギなどを和えた風変わりなサラダだネ。もちろん、唐辛子も効いているが、これもレタスで巻いて食べると幾らでも食べられるのだナ。
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焼いたソーセージ「サイウア」が来た。以前、タイで食べたチェンマイソーセージのサイウアは豚肉だったが、こちらでは牛肉とのことだった。ちょっと酸味があり、独特の発酵調味料を使っているのだネ、きっと。

で、お次はタイ風茶碗蒸し!「カイトゥン・ソンクアン」と言うらしいが、呪文のようで全く覚えられない。
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この日は、タイ料理の料理人である伊藤達哉クンが一緒だったので、流暢なタイ語でメニューを伝えてくれたので、助かった。

我々、のんべいたちは一体何本のキンミヤボトルが空くのだろうか。前回は、店の在庫を全て飲み切ってしまい眞露か何かに変わったんだっけ。それにしてもキンミヤはスィスィと喉を流れていくナァ。唐辛子の辛さと発酵調味料の酸味で、口の中は常に刺激的でアル。それをスッキリとした口当たりの焼酎が、拭いさってくれるのだネ。

こちらは「グラドゥームーヤーン」、豚スペアリブの炙り焼きだ。
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添えられた辛いソースをかけて戴くのだが、これまた病みつく美味さなのだナ。

そろそろ、腹具合も良くなってきたので、〆に「カオソーイ」をお願いした。
都内のタイ料理店でも良く見かけるチェンマイ風カレーラーメンなのだが、ソンポーンのカオソーイは絶品だった。
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ココナッツミルクベースのカレースープにパリパリに揚がったかた焼きそば風の麺が載っている。コレ、下から混ぜると柔らかい麺が現れるのだヨ。二つの食感の麺も実に楽しい。ギュッとレモンを搾ってカレースープと麺とパクチーを口に放り込む。深みのある辛いスープが麺の味と渾然一体になって、僕らを遠いタイの東北部へと誘(いざな)ってくれた。あぁ、むふふ、な幸せだ。

この日もタイの家庭料理を堪能し、大いに呑んだネ。だが、野菜を多く取っているから、不思議とお腹も苦しくないのだヨ。此処に来ると本当にいつもながら、大満足な酒宴となるのだ。次はいつこの至福のタイ料理を味わえるのだろうか?なんてことは無用ノ介、実は来週末もまたお邪魔するのでアール。

最後は、ユキ・ソンポーンさんを囲んで記念写真をパチリ!
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気心知れた酒朋たちと囲む食卓は本当に愉しい時間だネ。うん、幸せな初夏の浅草の夜であった。
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by cafegent | 2018-06-13 21:57 | 食べる | Trackback | Comments(0)