暑気払いは陽の暮れぬうちから、屋上ビアガーデンなのだ。
2005年 08月 01日
窓を開けて、玄関も開けると風が通り抜け、部屋全体が涼しくなる。外から蝉の鳴き声や雀の声が聞こえ、夏を感じる事が出来る。窓を開けるから、当然蚊取り線香に火をつける。あの匂いを嗅ぐと、小学生の頃の夏の記憶が蘇ってくる。水風呂浴びた後の冷たいカルピスが、何よりも楽しみだったが、今は汗を洗い流した後の冷たいビールが最高に幸せなのだ。北海道から送ってきたトウモロコシを茹で、ギンギンに冷えたビールを飲みながらパクつくのだ。うー、最高に美味い。
でも、毎年数回は猛暑の熱帯夜で寝苦しいときもある。そんな時は近所の氷屋で買って来た氷のブロックを風呂桶に入れて扇風機の前に置くのだ。氷には濡れた日本手拭いを上から被せる。そうすると、冷たい風がずっと吹いてくるようになるんだよね。
数年前から、キャンドルナイト運動と云うのがあって、一日だけ電気を使わないでろうそくの明かりだけで過ごすイベントが各地で開催されている。今年も6月に実施されたのだけど、表参道でも大々的に呼びかけていて、沢山の人が参加していた。テレビのCFで小雪さんがベッドの電気を消して、月明かりで過ごす環境広告らしき映像があったけど、明かりを消しただけでも部屋は涼しく感じるものだ。「夏は暑いものだ!」と改めて認識しちゃうと、それはそれでイイもんだと思ってくるから不思議だ。「100万人のキャンドルナイト公式サイト」
先日、「新橋こいち祭り」なるイベントが催された。小さな飲み屋や料理屋がひしめき合う新橋ならではの夏祭りで、いろんな店の女将さんやら大将らが参加している大きな夏のイベントだ。僕らも打ち合わせを早々に切り上げて、陽の暮れる前の新橋Deep Townへと繰り出した。夜のニュースで見たら、駅前の広場ではアニマル浜口親子が例のごとく「気合いだーッ!!」を連発していたらしい。そして毎年、この祭りの開催時だけニュー新橋ビルの4階テラスがビアガーデンになるのだ。今年はアキバ系の影響なのか、ウェートレスが全員メイドの格好をしていた。メイドと云うか、アンナミラーズ系かも。まぁ、どちらにせよ楽しいのだ。
夕方、打ち合わせ帰りなどに新橋から芝大門にかけてを歩いていると、本当に沢山の居酒屋、立ち飲み屋、小料理屋などが立ち並んでいるのだが、そのどれもが4時半頃になると客でいっぱいになっているのだ。僕も5時過ぎから仕事辞めて飲むこともあるけど、3時過ぎから飲んでいる方々は一体全体何を生業(なりわい)にしているんでしょう。またまた、新橋恐るべし。
そう云えば、最近観た映画『東京タワー』の中で、僕の好きな新橋のもつ焼きや『青樹』が登場していた。それにしても映画に登場する家と云うのは学生なのにゴージャスな暮らししてるんだなぁ。あれじゃぁ、エアコンもギンギンに決まってるか。