東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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祐天寺ばんのレバカツが復活!!そして週明けもレバフライなり。

祐天寺の『もつやき ばん』が広くなって再オープンした。となりのラーメン店が閉まったので、そこも借りて中でつなげたカタチなので、入り口が2つになった。
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中目黒にあった頃に比べれば、未だその数分の一位の広さな訳だけど、これでようやっと揚げ物が復活した事が僕らには嬉しい限りなのだ。先月までは焼き場しか無かったので「レバカツ」も「ハムカツ」ももうここでは喰えないのだ、と諦めていたから、往年の「ばん」の馴染み客にはたまらなく嬉しい復活だろう。毎週末、この店に来ているひとみネーサンは、「中目黒のばんが無くなってからと云うもの、レバカツが食べたくなるとわざわざ清澄通りから佃島へ向かった処にある『ひさご屋阿部』までレバーフライ(ひさご屋ではレバカツと呼ばないのだ。)を買いにいかなくちゃならなかったから、良かったっ良かった。」とかなり上機嫌だった。
さて、最初はお漬け物からスタートだ。
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土曜は雪でも降り出しそうな天気の中、外の現場で解体屋との打合わせだったから、身体も芯から冷えきってしまった。まずは、「とんび」で心から暖まって、レモンサワーと行きますか。
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「とんび」とは読んで字の如く「豚尻」である。豚のしっぽをテビチの様に軟らかくなるほど煮込んでおり、赤唐辛子がガンガンに効いているから喰いながら汗だくになるのだ。豆腐が半丁入った「とんび豆腐」も美味いが、ガツンと行きたかったので豆腐無しのとんび2本300円を注文。ガっと汗をかき、生レモンをギュッと絞ったサワーでようやくホっと一息だ。「ばん」は『レモンサワー』発祥の店としても知られている。
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全国に「ハイサワー」を製造卸している博水社の社長は今でもばんに足を向けて寝られないと云う話を聞いた事がある。今から47,8年も前、「炭酎」と呼ばれてた焼酎の炭酸割をサワーと呼んだのが「ばん」だったそうだ。当時、中目黒にあった「ばん」では全国のどこよりも博水社のサワーを空けていたらしい。凄いねぇ。
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「レバカツ」1本130円も変わらずで嬉しい。ここのもつ焼もどれも1本100円
、サワーだって1杯250円なんだから、一人2千円も持ってくれば十分満腹で酔えるのだ。ちなみにここのサワーは、中身の焼酎をお代わりするとかなりの量を足してくれる。で、僕らは炭酸1本で中身3杯なんて事がザラなのである、安い筈だ。ご主人、僕らしょうもない客でごめんなさい。まぁ、その分通うのだ。
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酔い覚ましに旧区役所通りを歩いていると銀座の珈琲屋『カフェーパウリスタ』の看板を見つけた。
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2009年で創業100周年となる「カフェーパウリスタ」銀座本店は仕事のついでに良く立ち寄る喫茶店だが、こんな庶民的な街の裏通りに支店があるとは知らなかったので、一杯コーヒーを頂く事にした。『パウリスタ』とはサン・パウロの人」と云う意味のポルトガル語で、創業当時からブラジルコーヒーを飲ませてくれたコーヒー専門店の老舗中の老舗だ。『銀ブラ』と云う言葉もこの店が発祥らしい。なんか、今回の日記は○○発祥の店が続くなぁ。
目黒区役所が目の前にあった頃は、相当賑わいを見せていたそうだが、今はのんびりと近所に住む方々がコーヒーやビールを飲むようになっている様子。
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コーヒーは銀座と変わらぬ美味しい味と香りだった。
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また『ばん』の帰りに立ち寄ってみよう。こう云う店が長く残ってくれると嬉しいなぁ。
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さて、先ほど打ち合わせに月島に行って来たので、ひとみネーサンが好きな『ひさご家阿部』の「レバーフライ」を買って来た。
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ここはとにかく「レバーフライ」しか揚げていないのが凄い。その場で1本買い喰いし、土産も買って来た。冷めても美味く、1週間は日持ちするので手土産にも重宝する。
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『もつやき ばん』も『ひさご家阿部』も薄くスライスしたレバーの端っこに竹串が刺してあって揚げたてにウスターソースが掛けて出て来る。何でレバカツはこのカタチが定番なのだろう。
月島にもう1件ある「お好みフライ 佐とう」もこのカタチだけど、こちらはパン粉が荒くて揚げたてがガツっと美味いのだ。ここは店内でも食べれるし、他にもメニューが豊富。僕は「しらすオムレツ」が好きなのだ。

うーん、今夜はどこで飲もうか。
by cafegent | 2007-01-22 19:57 | 食べる