東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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恵比寿「ストック」のカレーで昭和にワープだ。

先日,午前中に恵比寿で打ち合わせがあったので、久しぶりに駅裏の「ストック」にカレーを食べに行った。ここに初めて来たのはもう30年近く前だと思うけど、店内は当時から何一つ変わっていない。
昭和40年代の香りがカレーの匂いとともに蘇って来る。
恵比寿「ストック」のカレーで昭和にワープだ。_b0019140_11194669.jpg
ストックのカレーはいわゆるドライカレーと云うタイプで、汁気の無いひき肉カレーだけど、トマトの味が濃いのだ。最初のうちは、ミートソースご飯でも食べているかと錯覚してしまうが、食べているうちにカレーライスになっていくのである。何とも云えず素朴な味は、たまに思い出したように食べたくなるもんです。食べている途中で入れてくれる、冷たいジャスミン茶も嬉しい気遣い。これで550円だけれど、初めて行った頃はいったい幾らだったっけなぁ。
恵比寿「ストック」のカレーで昭和にワープだ。_b0019140_11201268.jpg
数年ぶりに立ち寄った店なのに、食べている途中で見た事のある顔が入ってきた。
学生の頃、兄貴とバンドを組んでいた友人だった。そう云えば、駅の上のJ企で働いているんだったっけ。何年も一緒に仕事もしてないから、本当に久しぶりの再会だった。こんな偶然も昭和にワープした「ストック」だからだね。
最近、恵比寿ストアーも含め、この辺りの再開発話も持ち上がっているけれど、出来ればずっとこの地に残って欲しい店の一つだ。
恵比寿「ストック」のカレーで昭和にワープだ。_b0019140_11204330.jpg
恵比寿あたりで物件を探しているけれど、全くといっていい程見つからないね。まぁ、あってもトンでもない法外な賃料を吹っかけてくるから困ったもんだ。
投資家の後ろ盾をつけた新興の飲食ベンチャーたちが、どんな値段でも場所を押さえてくるから、こっちはたまったもんじゃない。駒沢通り沿いなんて、どんどん値段が上がっているし、駅前もしかり。これなら土地を取得してしまって建てた方が良いかと思っても、坪1500万円は下らないのだ。
いいプランがあっても、場所が見つからなければ商売にもならず。いやはや、困った。ホント、最近また土地だけはまたバブルだね。

金曜の晩に友人の誕生日パーティがあったので、シャンパンと恵比寿焼き(お焼き)を持ってお祝いに行ってきた。恵比寿さまの顔が神楽坂の「ペコちゃん焼き」のようになっているので、縁起も良さそうだし手土産にもってこいだった。

周りがどんどんと50代に手が届くようになってきている。気持ちと格好だけはまだまだ若いつもりで居ても、身体の中身はガタが来出しているね。僕も今年に入って益々老眼がひどくなってきたし、飲んでいて途中で寝出す事がホントに多くなってきた。前はわざと寝ちゃってそのまま連れの女の子の家に送ってもらう、なんてこそくな手も使ったもんだが、今じゃ一杯目も飲み終わらないうちに、カウンターで爆睡してしまい置いて帰られてしまう事が増えた。起きると大抵レジ締めが終わっているし、トホホだね、まったく。この日も当然の如く、記憶がまったくない。まぁ、朝ちゃんと自分の家で起きたから、なんとか帰ったのだろう。友人の家はウチから歩いても5、6分だけど一体どうやって帰ったかが思い出せない。
最後、誰と飲んだかも思い出せない。でも翌朝は、別に二日酔いでも無いという事は、只ただ「ジジイ化現象」で眠りこけたんだろうか。
良く周りのみんなに「毎晩、遅くまで飲んでるのに朝早く起きてるよねぇ」と云われるが、実は飲み屋で数時間寝てるんだから、十分睡眠足りてるんだなぁ、これが。
まぁ、ジジイで結構なのだ。
by cafegent | 2007-01-30 11:26 | 食べる