東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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昨日も20度の気温。またスタミナ補給、鰻の季節到来か。

今朝も気温が高く、目黒川沿いの桜が少しだけ咲き出していた。
今週末あたりからこの川沿いも花見で賑わうのだろうなぁ。
昨日も20度の気温。またスタミナ補給、鰻の季節到来か。_b0019140_11595869.jpg
毎月必ず愛宕のオフィスに行く用事があるので、その時を利用してエロ爺ぃの居る『味芳斉』のピーマンレバーか激辛の牛丼を食すのが楽しみなのだ。先日も昼過ぎに用事が済んだので、『味芳斉』本店に向かったら既に長蛇の列。10数人並んでいたので、早々に諦めた。そう云えば僕がいつも訪れる時間は午後2時とか3時だからいわゆるランチタイムではないので空いているのか。この店、仕込み中でも親爺さんの休憩ビールタイムでも、いつでも店は「やってるょ」の看板がいつも出ているから嬉しいのだ。

で、ここはまた次回にして、慈恵医大の入口近くにある鰻の老舗『ての字 本丸店』にてうな丼を食べることにした。創業文政10年と鰻一筋、なんと今年で180年の老舗なのである。『ての字』では、毎日静岡の養殖うなぎ工房より活鰻を運んで来て、店の一階で裂いているので、いつでも美味しい鰻が食べれるのが何より嬉しい。
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よく串打ち3年、裂き8年、焼き一生と云われるが、江戸前の鰻は、裂き、串打ち、白焼き、蒸し、蒲焼きと五つの行程で完成する。
『ての字』はこの「江戸前蒲焼き」が美味いのだけど、白焼きから蒸さずに仕上げる「尾張流の蒲焼き」と云うものもある。「たまり醤油」で味付けした蒲焼きで、これを短冊に切って海苔をまぶした「信長丼」なる人気商品もある。まずは、どんぶりの中の鰻と海苔をご飯と一緒にかき混ぜて食べてみる。これだけでも十分美味いのにそこに今度は刻みネギを入れてまたかき混ぜるのだ。ひとつで2度美味しいうな丼なのである。
もう少し贅沢に食べたい時は「尾張流ひつまぶし蒲焼」がある。これも最初の飯はかき混ぜて食べ、次はお茶をかけて頂く名物だ。他にも蒲焼きと肝焼きが乗ったあいのり丼などもあるが、値ごろ感も良いので昼時を外すと品切れになってしまうのである。
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『ての字』も入口の券売機で食券を買って2階に上がるのだが、そこもまた庶民的でいい。新橋界隈には、ここまで老舗ではないが、600円で喰える『宇奈とと』の「うな茶づけ」とか、職人が丁寧に目の前で焼いてくれる静岡の活うなぎ問屋駿河淡水の直営『うなぎのお宿』のうな重など安くて美味しい鰻屋が集まっている。
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夏は鰻に限る輩としては、毎年梅雨が明ける頃になるとこの界隈出没率が高くなるのだ。そして、この日はベーシックに「うな丼」を戴いた。
夏じゃなくったって、ここの鰻が美味しくない訳がない。
by cafegent | 2007-03-26 12:03 | 食べる